JPH0360612A - サイフォン式紅茶抽出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は紅茶を提供するサイフオン式紅茶抽出装置に関
する。

（ロ）　従来の技術 従来家庭用の紅茶抽出装置としては、ドリップ式コーヒ
ー抽出器を使用して、バスケットに紅茶を入れその上部
より熱湯を抽出して使用していた０通常ドリップ式コー
ヒー抽出器では、ヒーターで加熱された水は出湯管を上
昇し、出湯口より抽出されるわけであるが、抽出が連続
的でなく、間欠でありこれではバスケット内の紅茶のエ
キス分が充分抽出されず香りのある美味しい紅茶が出来
ない欠点があった。

又サイフオン式コーヒー液抽出装置を使用してそのまま
紅茶の抽出を行うものもあるが、この場合はロート内に
湯が上昇後、沸騰するので、にがみの強い紅茶になる欠
点があった。

（ハ）　発明が解決しようとする課題 このように従来のドリップ式コーヒー抽出器によるもの
は出湯が間欠的であり、この為紅茶に対する湯の浸潤が
悪るく、紅茶のエキス分が充分抽出されず香りの高い美
味しい紅茶が出来ないものであった。

又、サイフオン式コーヒー液抽出装置を使用した場合、
ロート内に湯が上昇後、沸騰するのでにがみの強い紅茶
になった。

本発明は上記の点に鑑みなされたもので、特にサーバー
内の圧力が上昇することによりサーバー内の湯は出湯管
を通ってロート内に連続的に出湯され、香りの高い美味
しい紅茶が出来るサイフオン式紅茶抽出装置を提供する
ことを目的とする。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明に係るサイフオン式紅茶抽出装置は、サーバー内
の圧力上昇によりサーバー内の湯を出湯管を通して、ロ
ート向上部から紅茶に連続的に出湯するようにしたもの
である。

（ホ）作用 サイフオン式抽出は、水を入れたサーバーを加熱源上に
配設し、サーバーに紅茶を入れたロートを嵌着する。

次に、加熱源によりサーバー内の水を加熱すると、サー
バー内の圧力が上昇し、圧力によりフィルター下部の第
２開閉弁が閉じやがてサーバー内の沸騰した水はサイフ
オン管を通して出湯管を上昇する。出湯管を上昇した湯
の圧力により、第１開閉弁が押圧バネに抗して開き出湯
される。出湯された湯はロート内の紅茶の上に連続的に
滴下しロート内を満し、紅茶に充分浸潤される。やがて
ヒーターが切れてサーバーの温度が下がるとサーバー内
の内圧が減少し、フィルター下部の弁が弁の自重と紅茶
の液の重さで開きサーバー内に紅茶の液が滴下すること
になる。

（へ）実施例 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。（１）
は耐熱合成樹脂製の本体で、上面開口部（ｌａ）にヒー
ター（２）を下部に有する加熱板（３）が配設され、加
熱板（３）の中央開口部（３ａ）にはサーモスタット（
４）が配設されている。そして、該サーモスタット（４
）は後述するサーバーの底板（８）が所定温度になった
ことを検出すると前記ヒーター（２）への通電を遮断す
るようになっている。（５）は前記本体（１）側面から
上方へ延長されたアームで、その先端には後述するロー
トを支持する円弧状の支持部（６）を有している。（７
）は前記加熱板（３）上にａ置される耐熱ガラス製サー
バーで、その下面開口部を金属製の底板（８）にて覆っ
ていると共に、その上面開口部（７ａ）の細口より水を
入れるようになっている。（９）は前記サーバー（７）
の側部に装着された合ｆｉ、Ｖ１４脂製のサーバー取手
であり、サーバー取付バンド（１０）を介して前記サー
バー取手（９）とネジにて締付は取付けられている。（
１１１は前記サーバー（７）上に配設される耐熱ガラス
製ロートで、内部に紅茶を収納し、下部には下端がサー
バー（７）の内底部近くまで位数するサイフオン管（１
２）が延設されている。

（１３）はロート（１２）の底部外周に圧着固定された
バッキングで、前記サーバー（７）の上面開口部（７ａ
）内周縁に密着する舌片（１４）をリング状に形成して
おり、サーバー（７）の上面開口（７ａ）と密着し気密
に保っている。そして、このバッキング（１４）には合
成樹脂製の枠体（１５）がその周りに圧入装着されてい
る。前記枠体（１５）には一方向に一体のロート取手（
１６）が延設されている。（１７）はバッキング（１３
）より一体で突出した舌片で、サーバー（７）の上面開
口部（７ａ）に圧入されサーバー（７）とロート（１１
）を嵌着保持している。　（１８１は出湯管で下部はフ
ィルター支持板（１９）を貫通しパツキン（２０）で保
持され、ロート（ｌｌ）内を上部に伸び先端部は略Ｕ字
形に曲がっている。　（２１＋は出湯管（１８）の湯出
口（２２）に圧入装着されている上部弁保持材であり、
その中に第１開閉弁（２３）を有している。　＜２４１
は前記第１開閉弁（２３）を湯出口（２２）に押圧密着
させ出湯管（１８）の気密を保っている押圧バネである
。（２５）はメツシュフィルターであり、フィルター支
持板（１９）に固定されている。　（２６）は第２開閉
弁であり、フィルター支持板（１９）に装着された下部
弁保持部材（２７）内で保持されている。（２８）はフ
ィルター支持板（１９）とロート（１１）とを密着させ
るためのパツキンで引バネ（２９）にて絶えず下に引張
られておりロート（７）内の気密を保っている。　（３
０）はサイフオン管（１２）に設けられた細孔でありサ
ーバー（７）内の気密の調節を行なっている。

次に動作について説明する。水を入れたサーバー（７）
を加熱板（３）上に載置し、紅茶を入れたロート（１，
１）をサーバー（７）上に載置して、サーバー（７）を
密閉状態に保持する。ヒーター（２）に通電し、サーバ
ー（７）内の水が加熱され出すと、サーバー（７）内の
圧力が上昇するが、最初空気はサイフオン管（１２）に
設けられた細孔（３０）から第２開閉弁（２６）部分を
通してフィルター（２５）からロート（１１）内に排出
される。やがて、サーバー（７）内の水が沸騰すると、
サーバー（７）内の圧力が急激に上昇するため、その圧
力により第２開閉弁（２６）が閉じ、沸騰した水が一気
にサイフオン管（１２）を上昇し更に出湯管（１８）を
上昇する。出湯管（１８）を上昇した熱湯はその圧力に
より湯出口（２２）に設けられた第１開閉弁（２３）を
押圧バネ（２４）に抗して開き、このため熱湯が連続的
に出湯される。出湯された熱湯はロート（１１）内の紅
茶の上に滴下し、紅茶を浸潤する。

サーバー（７）内の水が全てロート（Ｉｌｌ内に出湯さ
れると、空炊き状態になってサーバー（７）内の底板（
８）が高温になり、サーモスタット（４）がそれを検出
してヒーター（２）の通電を遮断する。

ヒーター（２）の通電を３１！断すると、サーバー（７
）内の温度が低下しはじめ、サーバー（７）内の圧力が
低下するため第２開閉弁（２６）が開き、ロート（１１
）内で抽出された紅茶液がサイフオン管（１２）を通っ
てサーバー（７）内に滴下し抽出が完了する。

（ト）発明の効果 以上のように、本発明によればサイフオン式紅茶抽出に
おいて、サーバーからサイフオン管、出湯管を通してロ
ート内の上部から、熱湯が下部の紅茶の上に滴下し、紅
茶に充分浸潤し抽出するため、−ｆｉのサイフオン式の
抽出のようにロート内で紅茶液が沸騰しないため、紅茶
液に沸騰による、にがみがなく、香り高い美味しい紅茶
液を得ることが出来る。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示し、第１図はサイフオン式
紅茶抽出装置の断面図、第２図は構成要素の分解斜視図
である。 （７）−・・サーバー　（１１）・・・ロート　（１２
）・・−サイフオン管　（１８）・・・出湯管　（２３
）・・・第１開閉弁　（２６）・・・第２開閉弁

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）水を収容するサーバーと、該サーバーを加熱する
   加熱部と、紅茶を収納し前記サーバーの上面開口部に密
   閉状態に装着されるロートと、該ロートの下部に形成さ
   れ前記サーバーの内底部に位置せしめるサイフォン管等
   でなり、前記ロート内に前記サーバーからの湯を上昇さ
   せ紅茶に滴下させる出湯管を設け、前記出湯管の湯出口
   には所定圧力で開放する第１開閉弁を装着し、前記ロー
   トの内底部には所定圧力で閉成してロートとサーバーと
   を非連通とする第２開閉弁を設けたことを特徴とするサ
   イフォン式紅茶抽出装置。