JPH0360454A - 誘電体磁器組成物 - Google Patents

誘電体磁器組成物

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JPH0360454A
JPH0360454A JP1193931A JP19393189A JPH0360454A JP H0360454 A JPH0360454 A JP H0360454A JP 1193931 A JP1193931 A JP 1193931A JP 19393189 A JP19393189 A JP 19393189A JP H0360454 A JPH0360454 A JP H0360454A
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Yoichi Mizuno
洋一 水野
Seishi Nagasawa
長沢 晴司
Naoto Narita
直人 成田
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用弁!!’F ] 本発明は、高誘電率を有する鉛系誘電体磁器組成物に関
する。
[従来の技術と発明が解決しようとする課題]鉛系誘電
体磁器組成物として、 Pb (Mg   Nb   )  (Zn1/2Nb
2゜1/3  2/3  x 3 )y  (Fe2/3 W1/3 )z 03  
””し、x+y+z=1) が特開昭59−54666号公報に開示されている。こ
こに開示されている誘電体磁器組成物は比較的低温の7
80℃〜9. ’Cで焼成できる。しかし、この誘電体
磁器組成物の比誘電率は6380〜11820であって
さほど高くなく、絶縁抵抗値、バイアス特性も良くない
特開昭61−191559号公報には、前述の特開昭5
9−54666号に開示されている誘電体磁器組成物に
、0.01〜0.35重量%の範囲でMgOを添加する
ことが開示されている。このMgOを添加した誘電体磁
器組成物の焼成温度は870°C〜1000℃であり、
比誘電率は6500〜9010である。
ところで、コンデンサの小型化を達成するためには、誘
電体磁器組成物の比誘電率は大きいことが必要であり、
誘電体磁器組成物の絶縁抵抗は高いことが望ましい、ま
た、焼成温度が高いとpbOの蒸発量が多いため特性値
にバラツキが生じたり、過大な設備を必要としたり、高
価なPdを固溶させた電極を用いる必要が生じるため、
焼成温度はできるだけ低い方が望ましい。
そこで、本発明の目的は、850℃以下の温度で焼成す
ることが可能であり、且つ10000以上の比誘電率を
有し、且つ25℃における抵抗率か1011Ω−cm以
上、150℃の抵抗率が1010Ω・cm以上であり、
且つtanδが3%以下である誘電体磁器組成物を提供
することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するための本発明は、100重量部の主
成分と、0.25〜0.5重量部の副成分としてのMg
Oとから成り、前記主成分は、[Pb (Mgl/3 
Nb273 ) 03 ]a)O] [Pt)(ZJ/3Nb2/3 3 b[P b (F
 e   W   ) 03] c2/3 1/3 [P b Z r O3] d (但し、aは0.5〜0.7、bは0115〜0゜35
、Cは0.05〜0.7、bは0.025〜0,15を
満足する数値)から成ることを特徴とする誘電体磁器組
成物に係わるものである。
上記組成式において、pbは釦、Mgはマグネシウム、
Nbはニオブ、Znは亜鉛、Feは鉄、Wはタングステ
ン、Zrはジルコニウム、Oは酸素、a、b、c、dは
モル比を示す数値である。
なお、前記主成分に対して0.3モル%以下の範囲でM
 n O2(酸化マンガン)を添加することが望ましい
[作 用] 本発明の誘電体磁器組成物は、 pb(Mg   Nb   )03と、1/3  2/
3 Pb(Zn   Nb   )Oと、 1/3  2/3  3 Pb(Fe   W   )Oと、 2/3 1/3  3 P b Z r O3と の4成分を含み、更にMgOを含むので、低温焼成が可
能になると共に、高い誘電率と更に高い抵抗率とをるこ
とか可能になる。
M n O2を添加すると、絶縁抵抗(抵抗率)が高く
なる。
[実施例] 次に、本発明の実施例(比較例も含む)を説明する。
実施例及び比較例の誘電体磁器組成物は第1表に示す組
成を有する。第1表において、主成分組成比のa、b、
c、dの欄には、 [Pb(Mg    Nb    )O]1/3   
 2/3    3   a[Pb(Zn    Nb
    )O]1/3    2/3    3   
b[P b < Fe 2/3 W1/3 ) 03 
] C[PbzrO3]d で示される主成分の組成式におけるa、b、c、dの値
が示され、MgO過剰添加量の欄には100重量部の主
成分に対する副成分としてのMgOの量が重量部で示さ
れ、M n 02添加量の欄には主成分に対するM n
 O2の添加量がモル%で示され、Aサイト/Bサイト
の欄には主成分をABO3のプロブスカイト構造式で示
し、AサイトをPb、BサイトをMg、Nb、Zn、F
e、W、Zrとした時のA/Bがモル%で示されている
試料Na 1に従う誘電体磁器組成物即ち、[Pb(M
g   Nb   )O] 1/3  2/3  3 0.70 )0 ] [Pb(2n1/3Nb2/3 30.175[P b
 (F e 273 W1/3 ) 03 ] o、1
゜[P b Z r O3] 0.025の100重量
部の主成分と0.33重量部のMg0(副成分)とから
成る組成物を得る時には、まず、 MgO1Z n O、Z r 02 、 N b 20
5、F e203 、W O3をそれぞれ秤量し、これ
等の原料をポリエチレン製ポットに入れ、ここにエタノ
ールを添加し、Z r O2のボールを用いて湿式混合
し、これを1000°Cの温度で2時間仮焼した。
次に、この仮焼物をボールミルで粉砕し、これにPb3
O4の粉末を配合し、この配合物をボールミルによって
湿式混合した後、740℃の温度で3時間仮焼して仮焼
原料を得た。
次に、この仮焼原料をボールミルによって湿式粉砕し、
乾燥した後、有機バインダーを加えて造粒し、この造粒
物を直径9.8mm、厚さ0,6mmの円板状に500
 k g / Cm 2の圧力で加圧成形して成形物を
得た。
次に、この成形物をジルコニアセッター上に載せて空気
中で820℃の温度で焼成した。
次に、焼成後の磁器素体の両生面に銀ペーストを塗布し
て焼付けることによって一対のコンデンサ電極を作り、
25℃における比誘電率ε 、2「 5°Cにおけるtanδ、25°Cにおける抵抗率ρ2
5.150°Cにおける抵抗率ρ  を測定したところ
、50 ε は12200、tanδは0,19、ρ25は5゜
110 0×10 Ω・cm、ρ150は1.5X10  Ω・
cmであった。
なお、比誘電率ε 、tanδは、周波数1kllZ、
電圧IV(実効値)、温度25°Cの条件で測定した。
また、抵抗率は、コンデンサに100Vの電圧を208
−間印加した後に抵抗値を求め、この抵抗値から算出し
た。
試料Nα2〜25においても、主成分の組成式における
a、b、c、d又は副成分のMgOを変えた他は、試料
Nα1と同一の方法で磁器コンデンサを作り、同一・の
方法で特性を測定したところ、第2表に示す結果が得ら
れた。但し、試料N(125の焼成温度は850℃とし
た。
また、請求項2に従う誘電体磁器組成物を得るために、
試料NQ26〜29に示すようにM n 02を添加し
、試料馳1と同一の方法で磁器コンデンサを作り、同一
の方法で電気的特性を測定した。
なお、M n O2はM g O、Z n O、N b
 20 s、F e  O、W O3と同時に仮焼した
3 第1表及び第2表から明らかなように、本発明に従う誘
電体磁器組成物によれば、比誘電率εrが10000以
上、tanδが3%以下、25℃の1 抵抗率ρ25が10 Ω−cm以上、150°Cの抵0 抗率ρ15oが10 Ω・cm以上の電気的特性を得る
ことかできる。また、1000℃以下での焼成が可能に
なる。
一方、本発明の組成範囲に属さない試料No、 4.6
.7.8.13、■6〜21.23.28は上記の所望
特性を得ることができない。従って、これ等は本発明の
比較例である。
次に各成分の限定理由を説明する。
aが0.5よりも小さいと、試料No16〜21に示す
ように、比誘電率が10000よりも小さくなるか又は
焼結しない、一方、aが0.7の場合には試1’JNQ
lに示すように比誘電率が10000よりも大きくなる
がaがこれよりも大きくなると比誘電率が低下する。従
って、aの好ましい範囲は0.5〜0.7である。
bの値が0.15の場合には試料N0.5に示すように
所望の特性を得ることができるが、bの値が0.15未
満の場合には比誘電率がtoooo未溝になる。また、
bの値が0,35の場合には試料N014に示すように
所望の特性を得ることができるが、bの値かこれよりも
大きくなると試料量17.19.20.21に示すよう
に所望の特性を得ることができなくなる。従って、bの
好ましい範囲は0,15〜0.35である。
Cの値が0.05及び0.15の場合には試料Nα31
.32に示ずように所望の特性を得ることができるが、
試料N023に示すようにM n O2を含有しない場
合においてCが0.2になると、150℃の抵抗率が所
望特性よりも悪くなる。またCが0.05よりも小さく
なると、低温焼成が不可能になる。従って、M n O
2を含有しない場合のCの好ましい範囲は0.05〜0
.15である一方、M n O2を含有する場合には、
試料NQ29に示すようにCを0.20とすることがで
きる。
dの値が0の場合は試料Na 4に示すように比誘電率
が10000未満となるが、dの値が0,025の場合
は試料No、 1に示すように所望特性を得ることがで
きる。またdの値か0.15の場合には試料NQ5に示
すように所望特性を得ることができるが、dの値が0.
2よりも大きくなると比誘電率が目標値よりも大幅に小
さくなる。従って、dの好ましい範囲は0.025〜0
.15ある。
MgOの過剰添加量が0715重量部の場合2こは試料
Ha 7に示ずよう所望特性を得ることができないが、
0.25重量部になると試料N0.8に示すように所望
の特性を得ることができる。また、MgOの量が5重量
部の場合は試flNa12に示すように所望特性が得ら
れるが0.75重量部になると試料NQ13に示すよう
に比誘電率、150℃の抵抗率が所望特性よりも悪くな
る。従って、MgOの好ましい範囲は0,25〜0.5
0!!量部である。
M n O2の添加量が零の場合であっても所望の特性
が得られる。しかし、試料ぬ26.27.29に示すよ
うに0.5モル%以下の範囲で添加すると、抵抗率が高
くなる。なお、試料ね28に示すようにM n O2が
1.0モル%になると比誘電率が10000よりも小さ
くなる。従って、MnO2の好ましい添加量は0.5モ
ル%以下である。
Aサイト/Bサイトの比は抵抗率の低下を防止する観点
から1.01〜1.04の範囲にすることが望ましい。
[変形例] 本発明は上述の実施例に限定されるものでなく、例えば
次の変形が可能なものである。
(1) 実施例では焼成温度が820℃及び850°C
であるが、約700℃〜1000℃の範囲の種々の温度
にすることができる。
(2) 主成分の原料を酸化物以外の炭酸化物、水酸化
物等にすることができる。
(3) 積層コンデンサにも適用可能である。
[発明の効果] 各請求項の発明によって850°C以下で焼成可能であ
り、比誘電率が10000以上、tanδが3%以下、
25℃の抵抗率が1011Ω・cm以上、150℃の抵
抗率が1010Ω・cm以、七の誘電体磁器組成物を提
供することができる。
代 理 人 同 野 則 次

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 [1]100重量部の主成分と、0.25〜0.5重量
    部の副成分としてのMgOとから成り、前記主成分は、 [Pb(Mg_1_/_3Nb_2_/_3)O_3]
    _a−[Pb(Zn_1_/_3Nb_2_/_3)O
    _3]_b−[Pb(Fe_2_/_3W_1_/_3
    )O_3]_c−[PbZrO_3]_d (但し、aは0.5〜0.7、bは0.15〜0.35
    、cは0.05〜0.15、dは0.025〜0.15
    を満足する数値) から成ることを特徴とする誘電体磁器組成物。 [2]100重量部の主成分と、0.25〜0.5重量
    部の副成分としてのMgOと、前記主成分に対して0.
    3モル%以下のMnO_2とから成り、 前記主成分は、 [Pb(Mg_1_/_3Nb_2_/_3)O_3]
    _a−[Pb(Zn_1_/_3Nb_2_/_3)O
    _3]_b−[Pb(Fe_2_/_3W_1_/_3
    )O_3]_c−[PbZrO_3]_d (但し、aは0.5〜0.7、bは0.15〜0.35
    、cは0.05〜0.20、dは0.025〜0.15
    を満足する数値)から成ることを特徴とする誘電体磁器
    組成物。
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