JPH0360094B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0360094B2
JPH0360094B2 JP61171140A JP17114086A JPH0360094B2 JP H0360094 B2 JPH0360094 B2 JP H0360094B2 JP 61171140 A JP61171140 A JP 61171140A JP 17114086 A JP17114086 A JP 17114086A JP H0360094 B2 JPH0360094 B2 JP H0360094B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
buffer section
lens frame
frame body
plastic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61171140A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6211802A (ja
Inventor
Noboru Yamada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP17114086A priority Critical patent/JPS6211802A/ja
Publication of JPS6211802A publication Critical patent/JPS6211802A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明はプラスチツクレンズを周囲環境温度が
変化する中で使用する際、レンズの形状変形をレ
ンズ自己にて吸収するようにしたプラスチツクレ
ンズに関するものである。 〔従来の技術〕 先ず従来の一般のレンズを鏡枠に固定する方法
としては実開昭55−138606号公報に示されている
ようなものがある。第3図Aは従来の、レンズを
鏡枠に固定する一例の縦断面図である。鏡枠本体
1と、この鏡枠本体1のねじ部1a及び当り部1
b並びに嵌合部1cとを一体化し、ねじ部1aと
螺合するねじ部2aと側面2bとを具えた押え管
2の側面2bを似つてレンズ3を当り部1bに圧
接させると共に嵌合部1cに嵌合させる。また、
嵌合部1cは鏡枠本体1の内径がレンズ3の外径
より僅かに大きく作つてある。但しこの鏡枠本体
1の内径とレンズ3の外径の差はレンズ3を鏡枠
本体1に組み込んだ際のがたつきの原因となるた
め、前述の両径の差は極めて小さい寸法である。 〔発明が解決しようとする問題点〕 このレンズ3の材質がガラスとすると第3図A
のレンズ系を高温状態にしても、従来多く使用さ
れているアルミニウム合金の鏡枠本体1の材質の
線膨張係数は次表に示すようにレンズ3のガラス
材の線膨張係数よりも大きい為、レンズ3の外径
より鏡枠本体1の内径の方が大となりレンズ3に
対して鏡枠本体1がレンズ3を締め付ける様な現
象は生じない。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明はプラスチツクレンズの有効レンズ面領
域とレンズ外周部領域との間に応力集中による緩
衝部を設け、有効レンズ面領域における変形を吸
収するようにしたものである。 〔実施例〕 以下、本発明を図面を参照して詳細に説明す
る。なお、本発明の実施例に於いて第1図および
第2図に示す同一部分は説明を簡易にする為同一
符号を用いる。 第1図は本発明の第1の実施例の縦断面図であ
る。鏡枠本体11と、この鏡枠本体11のねじ部
11a及び当り部11b並びにレンズ・鏡枠嵌合
部11cとを一体的に設け、押え環12にはねじ
部11aと螺合するねじ部12aと当り部12b
とを設ける。 レンズ13の有効レンズ面周辺、即ちレンズの
前後面の有効径で形成されるレンズ本体より外側
に、レンズ13の光軸方向に開口するV字形の溝
部16を形成して緩衝部として作用させる。この
ようにV字形溝部16を形成したレンズ13の最
外周部(外縁部)を緩衝部よりも肉厚にするとと
もに、この外周部(外縁部)の前後面(当り面)
を、ねじ部12aのねじ込み圧力をもつて、当り
部11bと12bとの間に挟持してレンズ13を
鏡枠本体11に固定する。この様なレンズ系を高
温状態に持つていくと、鏡枠本体11の材質の線
膨張係数とレンズ13の材質であるプラスチツク
の線膨張係数との差により、レンズ13内に圧縮
の熱応力が生ずるが、この熱応力は断面積の最も
小なる部分であるV字形溝部16に於いて最大と
なり、このV字形の開き方が縮む事によつて吸収
でき、レンズ13それ自体の変形を最小限にくい
止める事ができる。よつて、レンズ性能は良好に
保れる事になる。また、レンズ13の周辺部に設
けた溝部16の形状はV字形に限られるものでは
なく、U字形、台形、W字形などレンズ最小厚み
よりも、さらに薄くなるまでレンズ周辺で絞るよ
うな形状を作る事によつて、レンズに生ずる変形
をこの部分で吸収できる。 第2図は本発明の第2の実施例の縦断面図であ
る。レンズ13の鏡枠本体11への固定方法は本
発明の第1の実施例と同様で押え環12を用いた
方法である。またレンズ13の有効レンズ面周辺
部には緩衝部としての同心円状のV溝21を加工
し、このV溝21の切り込みの深さによつて熱応
力によつて生ずる変形を吸収する能力を調節する
ものである。すなわち、鏡枠本体11の材質の線
膨張係数と、レンズ13の材質であるプラスチツ
クの線膨張係数との差によつて、レンズ13の内
部に生じた圧縮の熱応力によつて断面積が最も小
さいレンズ13の周囲に設けたV溝21に於いて
熱応力は最大となりこのV溝21の間隔が変化す
る事によつて、レンズ13自体の変形を最小限に
くい止める事が出来、この為レンズ性能を良好に
保つ事が可能である。 なお、本発明は前述の実施例に限定されるもの
ではなく、特許請求の範囲内に於いて種々の変更
を加える事が出来るものである。 〔発明の効果〕 以上、述べた実施例に於いてレンズ本体の外周
すなわちレンズの有効径より外にレンズ本体の最
小厚みよりも、薄い部分(緩衝部)を設け、この
部分を介して外側に設けた肉厚の外縁部の前後当
り面を挟持し、レンズを鏡枠本体に位置出ししな
がら固定することによつて、正確に位置出しする
ことができる。また外縁部を挟持部材で挟持した
際に、外縁部の表面に生ずる応力が溝部で遮断さ
れてレンズ本体に伝幡しにくいので、レンズの性
能を損なうことなくレンズを保持できるものとな
る。さらにレンズ本体の膨張によつて生ずる径方
向の変形も溝部の開き方によつて吸収されるの
で、レンズの性能を損なわない。すなわち、従来
の方式で変形前のレンズのニユートンリングが2
〜3本だつたのがしまり嵌めによつて生じた応力
の為、レンズのニユートンリングは10本以上、又
は、リングが崩れたニユートンリングになつたの
に対し本発明に於いてはレンズ本体より外側に設
けられたレンズ本体最小厚みより薄い緩衝部によ
つて応力が吸収されるため、ニユートンリングは
変形前の2〜3本を保つ事が出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例の縦断面図、第
2図は本発明の第2の実施例の縦断面図、第3図
Aは従来のレンズを鏡枠に固定する一例の縦断面
図、第3図Bは第3図Aに於ける温度による鏡枠
本体とレンズとの相対的内外径の変位を示す線図
である。 11…鏡枠本体、11a…ねじ部、11b…当
り部、11c…嵌合部、12…押え環、12a…
ねじ部、12b…側面、13…レンズ、16…V
字形溝部、21…V溝。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 鏡枠本体の嵌合部内に収納され、その前後面
    を挟持部材によつて挟持されるプラスチツクレン
    ズにおいて、 レンズの有効径で形成されるレンズ本体と、該
    レンズ本体より外側に設けられ、レンズ表面側に
    広がつて開口する溝部によつて該レンズ本体の最
    小厚みより肉薄とした緩衝部と、 該緩衝部の外側に緩衝部より肉厚に設けられ、
    外周面を前記鏡枠本体への嵌合部とされ前後面を
    前記挟持部材への当り面とするとともにレンズの
    光軸方向の基準面とされた外縁部と、 で構成されたことを特徴とするプラスチツクレン
    ズ。
JP17114086A 1986-07-21 1986-07-21 プラスチツクレンズ Granted JPS6211802A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17114086A JPS6211802A (ja) 1986-07-21 1986-07-21 プラスチツクレンズ

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JP17114086A JPS6211802A (ja) 1986-07-21 1986-07-21 プラスチツクレンズ

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2356781A Division JPS57138603A (en) 1981-02-19 1981-02-19 Plastic lens which self-absorbs deformation

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6211802A JPS6211802A (ja) 1987-01-20
JPH0360094B2 true JPH0360094B2 (ja) 1991-09-12

Family

ID=15917725

Family Applications (1)

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JP17114086A Granted JPS6211802A (ja) 1986-07-21 1986-07-21 プラスチツクレンズ

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01146141A (ja) * 1987-12-02 1989-06-08 Sharp Corp 光学素子
WO2007069499A1 (ja) * 2005-12-13 2007-06-21 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. レンズ、レンズユニット及びそれを用いた撮像装置
WO2009024192A1 (en) 2007-08-23 2009-02-26 Carl Zeiss Smt Ag Optical element module with minimized parasitic loads
JP6240142B2 (ja) * 2015-11-26 2017-11-29 カール・ツァイス・エスエムティー・ゲーエムベーハー 寄生負荷最小化光学素子モジュール

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3508807A (en) * 1967-10-27 1970-04-28 Ford Motor Co Light pipe connector

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Publication number Publication date
JPS6211802A (ja) 1987-01-20

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