JPH0357938A - フロック形成制御装置 - Google Patents

フロック形成制御装置

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JPH0357938A
JPH0357938A JP19362989A JP19362989A JPH0357938A JP H0357938 A JPH0357938 A JP H0357938A JP 19362989 A JP19362989 A JP 19362989A JP 19362989 A JP19362989 A JP 19362989A JP H0357938 A JPH0357938 A JP H0357938A
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弘志 島崎
Hiroyuki Goto
浩之 後藤
Takayoshi Nakano
仲野 隆由
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は、処理水中の濁質成分を凝集させるフロック形
成制御装置に係わり、特に凝集剤注入率を制御するもの
に関する。
B,発明の概要 本発明は、フロック形成池のiU部に処理水撮影機を設
置し、この% llp水撮影代からの画像情報にjAつ
いて処理水における単位容量当たりの微フロック量を求
め、この微フロック量から予測〆lt出濁度を求め、取
水量と定格水量を比較すると共に、予測流出濁度と設定
〆At出濁度を比較し、この比較拮果に基づいて,疑果
剤住人率式を浦正することにより、制御精度を高めると
共に、制御遅れ時間を短縮するものである。
C.従来の技術 一般に、浄水場においては、河川,湖沼から取水した原
水をフロック形成池で、凝集剤(ポリ塩化力ルンウム(
PAC),6fE酸バント等)により、濁質成分(粘土
,藻類等)を凝集し、沈澱池で除去している。
従来、フロソク形成制御にあたって、新規の浄水場では
、/ヤーテス1・(室内実験)でフロック形成を行い、
原水濁度とl疑集剤注入率またはAL′F比(AL”/
l!!ii度)との制御関係式を求め、さらにOCT値
などのパラメータ等から実規模に利用している。一方、
既存の浄水場ては、蓄積されたデータを用いてフロック
形成制御を行っている。
このようなフロック形戊制御では、効率を向」ニするた
めに、注入式等に補正項(原水の水温やPI1など)を
設けて制御を行っている。またこの制御は、フィードフ
ォワート制御系であるため、原水の濁度の急激な変化な
とに対応しきれず、後段の濾過池が高負荷になるおそれ
かある。このため、フィードバノク制御系を組み込む慝
様も購築されている。
第7図は、迂流式フロック形成制御の一例を示す。
まず原水を首水Jt− 1に取水し、臘相rt!!2に
て凝集剤を役人する。そしてフロック形成池3において
、濁質成分をフロックに凝集させる。この後、a +I
M iIh 4にてフロックを/t′澱させる。
青水井1と沈澱池・1には、濁度計5.6が付設されて
いる。凝集剤注入コントローラ7は、計測された原水の
濁度などに基づいてf疑果剤の住人量を算出し、lIA
和池2への凝集剤の投入を制御している。
D, 5’6明か解決しようとする課題しかしtヱから
従来のフロック形成制御では、濁度計6により/1:1
殿池4の出口で計J1!lされる濁度に基ついてフィー
ドバノク制御を行うので、遅れ時間が2〜3時間程度あ
り、制御精度が劣化する問題点があった。
また濁度計5,6は、散乱光式や近赤外光式などの先応
用vi器であるので、色度や淳類などの光を散乱・吸収
するすべての物質を計測してしまう,このため濁度計に
よる制御系では、誤差変動か大きくなる要因を有し、信
頼性に劣るという間1題点があった。
本発明は、これらの問題点に鑑み、フロックH(5成制
御において、凝集剤lt人率の制御系を改清し、制御精
度を向上させることを目的とする。
E..z場を解決するための千段むよひ作I1本発明は
、上記の目的を達成するために、凝集剤注入率式に基つ
いて処理水に凝集剤を投入・混和する況和池と、このl
1z和池からの処理水内の濁質成分を凝集してフロック
を形成するフロック1[二1戊池と、このフロック形成
〆出からの処理水におけるフロックを沈澱させる沈′R
池とを有し、注澱池から流出する処理水の濁度を設定流
出濁度に制御するフロック形成制御装置において、次の
凝集剤lt人率制御系を構成するものである。
すなわちフロック形1戊池の後部に設置された処理水撮
影機により処理水を撮影し、この画像情報からフaツク
を識別し、統計処理部で統計処理を行い、単位容量当た
りの微フロック量を求める。
さらに予厠流出濁度演算部により、単位容量当たりの微
フロック量から予a++流出濁度を算出する。
これらの値の正当性は、後述するように確認することが
可能である。
フロ/クの拉径は、後述するように1蜀度と関係かある
。原則としてフロックの粒径か大きいと濁度が小さいが
、処理水撮影機の撮影可能範囲において多故のフロック
か存住する場合、フロックカ重なって撮影されるために
、見掛け上、フロックの粒径が大きくなるなどの事情が
ある。
本発明は、このような事情を前提として、取水量と定格
水量とを比較すると共に、設定滝出濁度と予測流出濁度
とを比較し、これらの比較結果に基づいて凝集剤注入率
式の補正を可能とする。
G.実施例 以下、本発明の実施例を説明する。
G.l  実施例・に係るフロック計測システムの概要
第1図は、d流式フロソク形成制御の一例を示す。
1は着水井、2は処理水に凝集剤を投入するd和池、3
はフロックを形戊する迂流式フロック形成池、4はフロ
ックを沈澱させる6Rilllである。
冴水井1には、原水濁度を計測する濁度計5が付設され
ている。am池4には、流出調度を計測する濁度計6か
付設されている。凝集剤注入コントローラ7は、f疑果
剤注入を制御するものである。
フロック形成/lh3の最後段には、処理水を撮影する
ための洗浄機構付の水中カメラ8か付設されている。流
動しているフロックを完全静止画像として得るために、
水中カメラ8として、電子ンヤノターモードで完全イン
ターレス方式のカメラを使用する。
フロック計測装置9は、水中カメラ8からの画像を処理
してフロックを識別し、統計処理を行ってフロックCこ
ついての各種のデータを作成し、,疑集剤注入コントロ
ーラ7に出力するものである。
G.2  実施例の動作原理 フィードバック制御か可能な凝集剤注入率式として、次
式があげられる。
D=A−TBrl十B           ・・{l
)たたし、Dは凝集剤注入率、TBは原水濁度、Bは補
正項、A,nは係数である。
フロック形成における最適条件、すなわち最大成長フロ
ック粒径を決定する因子としては、(1)式以外にGC
T値がある。GCT値は、撹拌強度(G{直)、原水の
懸濁物質濃度(C値)、撹拌時間(′F値)である。こ
れらの因子はフロソク形成池の設計指針でもある。
G.2.I  GCT値のフィールド実験概要このGC
T値の正当性を検証するために行ったフィールド実験を
説明する。
この実験は、第1図に示すフロック計i1tl+システ
ムを使用して行った。
フロック計測装置9において、水中カメラ8による静止
画像を処理して特@量を取り出し、特徴量の統計処理を
行い、フロック幾何平均粒径(組別フロック体積値と平
均粒径のヒストグラムで平均粒径を対数値にしたとき、
正規分布となる値)、標準偏差、単位容積当たりの総フ
ロック体積比(F■値)等を計測した。
そして、これらの画面因子(平均粒径、フロック個数/
画面、FV値)と注入因子(濁度、ALT比)、水理因
子(撹拌強度、撹拌時間)、水質因子(PH、水温、導
電率)などから整合性を段階式回帰分析によQ解析した
すなわち目的変¥&Yに対し、相関の高い説明変数X1
〜X.の関係を抽出および削除(変数増減、増加法)し
、線形結合式として(2)式に当てはめ、適合するI,
vi準偏回帰係数β1〜β。を最小二乗近似で求めた。
Y一β。+βIXI+β,X2+・・ +βnXn+ε         ・・・(2)この(
2)式において、目的変敗Yにフロック平均位径をとる
と共に、説明変数β1〜β。に注入因子、水理因子、水
質因子をとり、分析を行った。
この結果、(3)式が得られた。
(フロック平均粒径)=β。+β1×(フロック個数/
llIii面)+β,X (FV値) +S.SX (
取水fi) −14.X (GT値)+β,×(水温)
×β.(ALT比)      ・・・(3)画像計測
因子であるフロック平均量を最大成長フロック径と仮定
して重回帰分析を行った結果、水温を除いて、変数がす
べてGCT値の関数であることが判った。これより、画
像計測で得られたフロック平均拉径がフロック形成因子
であることが判明した。
G.2.2  フロック形成における最適フロック形成
制御条件 最適フロック形成制御条件として、次の3点が挙げられ
る。
■ aE池の流出濁度を低値に安定して保つこと。
■ 凝集剤注入量を低減すること。
■ 最大成長フロック径を維持すること。
特に浄水処理プロセスにおいては、条件■が屯要となる
。滝出濁度が高くなった場合、後段の濾過池で負担が増
大してしまうからである。
安定した注入率式でフロック形成か行われた場合に、浣
澱池の流出濁度が上昇する要因としては微フロックの発
生が考えられる。微フロックの増加は、上記のフロック
の平均粒径分布を計測することにより確認することがで
きる。
第2図は、フロック平均粒径分布を示す。図中、x1は
正規平均粒径、X,は幾何平均粒径を示し、(イ)は正
規確立密度分布、(口)は対数正規確立密度分布を示す
。正規確立密度分布について、正規平均粒径は1.54
88、標準偏差は0.771291であり、対数正規確
立密度分布について、幾何平均粒径は1.35858、
漂準偏差は0232319である。なお、しきい値は3
4、TFは8549、T,Vは2.25643、FV値
は0.334305、Jlリ定画面数は11である。
この図から判る通り、フロックの粒径分布は必ず分散が
あり、フロック平均粒径か大きくなれば、微フロックの
割合も必然的に減少する。したがって、フロソク平均粒
径をフロックの代表径とすることかできる。
G.2.3  フロック有効密度 第3図は、フロック有効密度とフロック幾何平均粒径の
関係を示す。
フロック有効密度とフロック幾何平均粒径には、同図に
示すような相関関係がある。上記のようにフロック幾何
平均粒径の妥当性か明確になったので、このフロック幾
何平均粒径によるフロック有効密度関係式を導くことが
できる。フロック有効密度関係式は、フロック形成状態
の判断基準となる。
一般的なフロック有効密度関係式を(4)式に示す。た
たし、ρ。はフロック了了効密度(g/cm’)、dS
はフロック等価体積の直径(cm) , a,  nは
凝集フロック形成条件から定まる定数である。
a ρ゜一 d,・ ・ (4) また画像計i1tl+においては、画像から求められる
単位容量当たりのフロンク総体積(cm3/&)と原水
濁度(g/j)からフロック有効密度を算出する。この
場合、フロック有効密度関係式は(5)式のようになる
。ただし、ρ8はフロック有効密度(g/cm’) 、
Xは級数別フロック体積壜(cm3)、GCは測定画面
数、GSは画面視野範囲の容量(&) TBは原水濁度(g/R)である。
この(5)式の妥当性を検証するためにフィールド実験
を行った。このフィールド実験では、(4)式において
、フロックの代表径としてフロ7ク幾何平均vi径HD
をフロック等価体積の直径dsに置き換え、(5)式に
より算出したフロック有効密度ρ6との関係を求めた。
この結果、次の(6)式に示す関係が確認された。
一般に(,1)式における定Fl..はs x t o
 −’+iif段、定数nはl 3〜1.4程度辷されている (水 道協会誌(昭42−10)丹保他「アルミニウム・フロ
ック密度に関する研究(1)」参照)。したがって(6
)式に示す結果から、(5)式の関係式の妥当性が確認
できた。
G . 2. 5  フロック有効密度からのフロック
比降速度の算出 次にフロック有効密度からのフロック化降速度の算出を
説明する。フロック比降速度は、前記のフロック形戊制
御条件■に該当する處出濁度の主因となるものである。
一般にフロソク枕降速度は、フロック径、密度、形状、
水温か判れば、次の(7)式の沈降速度公式を用いて計
算することか可能とされる(前記文献参prJ.)。た
だし、Wはフロック沈澱速度( cm/sec) 、u
は水の粘性係数(g/cm−sec) , gは7f<
力加速度 (am/sec2) Kは形状係数、 1/In は次元を正すための定数 ( l cm) 0である。
この(7) 式に (4)式を代入すると、 次の、上 うになる。
一A−ds”” (8) しかしながら、個々のフロック粒子の密度については従
来、確かな測定例がなかった。これか、/ll:澱池の
合理的設計を阻害する主要囚となっていた。
本実施例では、この(8)式において、フロック等価体
積の直径dsとしてフロック幾何平均粒径HDを用いる
と共に、フロック有効密度ρ。として(6)式の密度ρ
E2を用いることにより、関係式を導き出すものとする
。この結果、次の(9)式が求まる。たたしW6はフロ
ック比降速度(am/sec)である。
WG= 0. 6165・}ID0.660−    
   ・・・(9)一般に(8)式において、係数(2
−n)は06〜0.7程度とされている(前記文献参照
)。
これによっても、(9)式の妥当性を確認することがで
きる。
G , 2. 6  流出濁度に対するフロック平均粒
径およひフロック個数/画面の関係 第4図は、フロック幾何平均粒径と沈澱池流出濁度との
関係を示す。ここで取り扱う沈,殿池流出濁度は、撮影
から60.7間1変のものである。この図から判るよう
に、フロック幾何平均粒径が小さくなると流出濁度か高
くなり、フロック幾何平均粒径が大きくなると流出濁度
か低くなる。
また第5図は、フロ・ノク個数/画面と沈澱池流出濁度
との関係を示す。この図から判るように、フロック個数
/画面が増大すると流出濁度が高くなり、フロック個数
/画面か減少すると流出濁度か低くなり、フロック個敦
/画面が800以下のときには流出濁度はほとんと変化
しない。
このようにフロソク平均粒径とフロック個数/画面との
間には強い交互関係かみられ、フロック平均粒径が大き
く、しかもフロック個数/画面か少ないときに、流出濁
1交か低くなることか判る。
なお、ここで取り扱う濁水現象は、凝集剤の過剰注入に
より発生するアルミニウムの白濁現象とは異なる。
G. 2.7  ,J!E出濁度の予訓l)表面積負荷
率 (9)式によりフロック幾何平均粒径と比澱池の関係が
明確になったので、この(9)式に基ついて、微フロッ
ク粒子の浣澱池流出濁度に対する影響を3・P価した。
この評価にあたっては、一般に利用されている表面積負
荷率を用いることにする。表面積負荷率は、ある条件下
の68池に、ある大きさのフロック粒子を流入させた場
合、どれだけのフロック粒子か除去されるかを評価する
指標である。(10)式に表面積負荷率W。(cm/s
ec)を示す。たたしQは浣澱池における流量(cm’
/sec) 、Aは浣澱池の表面積(cIlffi)で
ある。
WO=Q/A             −(10)表
面積負荷率W。は、フロック沈降ノ虫度と次元が一致す
る。すなわち表面積負荷率Woよりも小さなフロック沈
降速度Wをもつフロック粒子の除去率を与える基礎数値
となる。この1−11断基準は次の通りである。
W<W。のとき ・・・ 除去率W/W。
W≧W,のとき ・・ 除去率100%この判断に基づ
いて、微フロック粒子の除去率を求め、表lに示す。表
1において、表而積負荷率W。= 0 . 0 5 (
cm/sec)とする。コノ表ニオイて、除去率がlO
O%に満たない場合、すなわち微フロック粒子が流出す
る可能性かある場合は、を付して強調している。
表l 一般的に、薬品浣澱池の流速は0 . 6 6 ccn
/sec以下、傾斜仮沈澱池の流速はl . O cm
/sec以下である。表1においては、流速0 . 0
 5 cm/secによるものであり、実際の流速の1
/10−1/20程度であるにも拘わらず、150μm
程度の微フロック粒子か流出する可iIE性かある。
?)画像計副における単位容量当たりの微フロ/ク量 画像計測において、単位容量当たりの微フロック量Mg
 (gzQ)は、次の(l1)式により求めることがで
きる。ただしX。は直径n(50〜300μm)の級数
別フロック体積里(cm’)、GCは画像測定数、Gs
は画面視野範囲の容量(12) 、ρ■は平均微フロッ
ク密度(150μmの密度−0 . 0 7 4 g/
cm3)である。
?)画而測定から求める枕澱池の予測流出濁度表面積負
1;:j率W。とフO ノク比降速度WGに基ついて、
沈澱池の予測流出濁度T、■(mg/(!)を求める場
合、(l2)式を用いる,たたしWGAvEは、平均微
フロック径の注降速度(150μmの注降速度−0 .
 0 4 cm/sec) 、Woは画像計測時の表面
負荷率(cm/sec)である。
′rTB=Mgfl−(WGAVE/WO)IXIOO
O        −(12)実際の画像計測において
、例えは、幾何平均粒径1.095mmでMg=0.0
04 57  WGAVI!0.04,W.=0.05
の場合、(l2)式から予測流出濁度TT+tは0. 
9 1 4 mg#となる。
また同様に、幾何平均粒仔1.795mmでMg=0.
0004,WGAVE=0.04,WO””005の場
合、予測流出濁度TTBは0.1mg#!となる。
この結果からも判るように、平均粒径と微フロ7ク量に
は関係か認5められる。すなわち、フロック粒径分布に
は分散があり、フロック平均粒径が大きくなれば、必然
的に微フロックの割合も減少し、流出濁度し低下する。
G.3  本実地例による凝集剤注入率制御前述のよう
にフロックの成長には、パドルの撹押強度(G値)、撹
拌I時間(下値)および原水の濁質濃度(C値)が関係
している。第6図は、GCT値かフロックの成長に与え
る影響を示す。同図において、[黄軸は原水濁度を示し
、縦軸は撹拌時間を示す。OCTは一定(約10000
00)であり、例えば撹rIミ強度G=20,原水濁度
C10とすると、フロックの形成に必要な侍間T500
0 (.秒)となる。
しかしながら迂流式フロック形成制御では、GCT値を
直接制御することかできないので、本実施例では、凝集
剤注入率を制御することにより、フロソクの戎長を制御
する。
本実施例に係る装置の動作を説明する。
画像計測によるパドル回転数制御は、基本的にサンプリ
ング制御(30〜60分間隔)で行われる。
フロック計測装置9はサンプリング時間間隔をもって、
画像計測を行う。この画像計測においては、まず水中カ
メラ8から画像を取り込み、2値化処理を行う。次に画
像を反転し、面積/体積変換などの処理を行い、フロッ
クの粒径や個数などの特徴量を抽出する。この特徴量の
抽出を所定回数繰り返し、統計処理を行う。
この後、取水ffiQと定格水fiQsE’rを比較す
る。
取水量Qは濾過池の逆洗水の返送などによって変動し、
取水ffiQの変動は迂流式フロック形成池における撹
拌強度Gの変動の主囚となる。
さらに(12)式を用いてフロック粒径分布から得られ
た予測流出濁度T TBと、予め設定した設定流出濁度
(しきい値)TB5ETとを比較する。
そして、これらの比較結果に基づいて、凝集剤注入率式
の補正項B8を増減する。すなわち本実施例における凝
集剤注入率式は、次の(13)式で表される。ただしD
は凝集剤注入率(mg/(lまたはg/ 1) , T
 Bは原水濁度、Q DIFFは定格水量Q 911T
と取水ffiQの水量差、’r’Bo+Fpは設定流出
濁度T B 5E.と予測流出濁度1”rBの濁度差,
Anは係数である。
D=A4Bn:!:Bx(Qo+pFandTBD++
r)−(+3)上記の比較の結果、水量差Q DIFF
が定格水IQSETの10%以下の場合、濁度ffiT
。IFFに従って補正項Bxを浦正する。つまり予測〆
!lt出濁度TTBか設定流出濁度T B .E.より
大きい場合は補正項Bを減量し、予I1t++流出濁度
Tア.か設定流出濁度TB SETより小さい場合は補
正項Bを増量する。
また水量差Q I1IFFか定格水量Q S.!.Tの
10%以上である場合、表2に示す判断基準により補正
項Bxの補正か行われる。
表2 表中の条件■に該当する場合、 取水星Qが増加 したことにより、撹Fl!強度か高く滞留時間が短くな
ったことでフロックの破壊か生じ、その結果、予測流出
濁度T.Bか高くなったと考えられる。
この場合、補正項Bxを,賊少することにより、フロッ
ク密度を高くし、沈澱池のlZt出濁度を低減すること
が可能である。
また条件■に該当する場合、取水ffiQか減少し、撹
拌強度が低く滞留時間が長くなっているが、フロックが
未戊長であるため、予測流出濁度1’TBか高くなって
いると考えられる。
この場合、補正項Bxを増加することにより、ALT比
も高くなり、フロック密度は若f低下するが、フロック
の平均粒径を大きくでき、沈R池の流出濁度を低減する
ことが可能である。
さらに条件■に該当する場合、例えば条件■で制御をか
けた結果、安定したフロック形成が行われていると判断
し、現状を維持する。
さらに条件■に該当する場合、例えば条件■で制御をか
けた結果、安定したフロック形成が行われていると判断
し、現状を維持する。
また条件■または■の場合において、水量差Q DIF
Fや濁度差TBDオ,の大きさに応じて段階的に補正項
Bxの値を決定する態様をとることも可能である。
本実施例では、取水量Qと予測流出濁度′FT8を制御
因子とする態様をとったが、さらに水温などを制御因子
として補正項Bxを制御する態様を取ることも可能であ
る。
H,発明の効果 以上説明したように、本発明に係るフロック形成制御装
置では、フロック形成池の後部における画像情報から単
位容潰当たりの微フロック量を求め、この微フロック量
から沈降池における千1ft’i l&出濁度を算出し
、この子ml+流出濁度を制御因子として、凝集剤注入
率式を補正することにより、フロック形成制御を行う。
したがって制御の遅れ時間か30〜60分程度で済み、
従来の/1:澱池における流出濁度の計測値によるフィ
ードバノク制御の場合、遅れ時間か2〜3時間となるの
に比べて、大幅に遅れ時間を短縮でき、制御精度を向上
できる利点がある。
また取水量を制御因子とすることにより、水理学的因子
を考慮したフo ’yク形成制御を行える利点がある。
さらに取水量と定格水量の差や、設定流出濁度と子,則
流出濁度の差を求め、判断基準をより細分化することら
可能であり、一層きめの細かい制御を実現できるIII
点かある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る江流式フロック形成制
御を示すブロノク図、第2図はフロソク平均拉径の分市
図、第3図はフロック有効密度とフロック幾何平均粒径
の関係図、第4図はフロック幾何平均粒径および沈澱池
流出濁度の関係図、第5図はフロック個数/画面と沈澱
池流出濁度との関係図、第6図はGCT値のフロックの
成長に与える影響を示す説明図、第7図は従来の迂流式
フロック形成制御を示すブロック図である。 3・・・迂流式フロック形成池、7・・・凝集剤注入コ
ントローラ、8・・・水中カメラ、9・・・フロック計
測装置。 外2名 第2図 フロック粒径分布測定図 本積ヒストグラム 第3図 フロック有効密度とフロック幾何平均拉径の関係フロッ
ク幾何平均粒径(cm) 第4図 フロック幾何平均粒径と沈殻池流出濁度との関係幾何平
均粒径 (mm) 第5図 フロック個数/臼面と沈殿池流出濁度との関係フロック
個数/画面 (個)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)凝集剤注入率式に基づいて処理水に凝集剤を投入
    ・混和する混和池と、この混和池からの処理水内の濁質
    成分を凝集してフロックを形成するフロック形成池と、
    このフロック形成池からの処理水におけるフロックを沈
    澱させる沈澱池とを有し、沈澱池から流出する処理水の
    濁度を設定流出濁度に制御するものにおいて、 フロック形成池の後部に設置される処理水撮影機と、 この処理水撮影機からの画像情報に基づいてフロックを
    識別し、処理水におけるフロックの粒径分布を求め、こ
    の粒径分布から単位容量当たりの微フロック量を求める
    統計処理部と、 単位容量当たりの微フロック量から予測流出濁度を算出
    する予測流出濁度演算部と、 取水量および定格水量を比較すると共に、設定流出濁度
    および予測流出濁度を比較し、これらの比較結果に基づ
    いて凝集剤注入率式を補正する凝集剤注入制御部と を設けたことを特徴とするフロック形成制御装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040067702A (ko) * 2003-01-24 2004-07-30 (주) 삼양 엔지니어링 플록의 실시간 영상검출에 의한 정수처리장의 응집제투입량 자동제어 방법
JP2006000715A (ja) * 2004-06-15 2006-01-05 Japan Organo Co Ltd 凝集沈殿処理装置及び凝集沈殿処理方法
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