JPH0357892A - スクロール流体機械 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発ＦＩＡは一対のスクロールを回転させる全系回転形
のスクロール流体機械に関する。

〔従来の技術ノ 第７図ないし第９図は特開昭　　　　　号公報に示され
た従来装置を示す図であル、図にかいて（１１）は駆動
用のモータで回転軸（１１　ａ　）が下方に突出してい
る。（１２）はとのモータ（１ｌ）に結合された上部ケ
ーシングで、上部外側の一方に排気口（ｌ３）が装着さ
れるとともに他方に真空容器（１４）と連通ずる吸気口
（１５）が装着されている。（１２　ａ　）は上部ケー
シング（１２）内と仕切られて上端が上記吸気口（１５
）と連通ずるとともに、下方が開口した垂直状の吸気通
路、（１６）は上記上部ケーシング（１２）の下部に結
合された下部ケーシング、（ｌ７）はこの下部ケーシン
グ（１６）の下部に結合された下部カバー（１８）は下
部ケーシング（１６）内に配置される駆動スクロールで
、軸部（１８ａ）が上記下部ケーシング（１６）と上部
ケーシング（１２）に軸受け（２０）、（２３）を介し
て回転自在に支承されている。

（２ｌ）は上記駆動スクロール（１８）と協動して圧縮
室（３６）を構或する揺動スクロールで、軸部（２１ａ
）が下部カノ＜　−　（ｌ７”）に軸受け（２２）を介
して上記駆動スクロール（ｌ８）の軸心に対して偏心し
た位置に回転自在に支承されている。（２ｌｂ）は上記
軸部（２１　ａ　）内と上記圧縮室（３６）を連通ずる
第一の給油路（軸部内）、（２４）は上記駆動スクロー
Ａ／　（１８）と上記揺動スクロール（２１）とを互い
に旋回自在に連結するオルダム継手で、駆動スクロール
（１８）に結合された腕（２４ａ）と揺動スクロール（
２１）に装着されたリング（２４ｂ）とで構或されてい
る。（２６）は上部ケーＶ冫グ（１２）と下部ケーシン
グ（１６）間を仕切る０リング、（２８）は下部ケーシ
ング（１６）と下部カバー（１７）間をシールするＯリ
ング、（２９）は軸部（１８ａ）に形成された油（３０
）の油面の上部に開口している。（３１）　，　（３２
）は上部ケーシング（１２）と下部ケーシング（１６）
間を封止するオイルシール、傍に設けられた第三の給油
路（３３１）に連通し、軸部（１８ａ）に装着されるロ
ータ（３３　ｃ　）に挿入されるペーン（３３ｄ）、上
記ボン１ケーシング（３３ｂ）に設けられた吸入Ｑ（３
３ｅ）と油を吐出する吐出口（３３　ｆ’Ｉとポンプケ
ーシング（３３　ｂ　）を覆うポングカバー（３３ｇ）
、吐出口（３３　ｆ）と逆止弁（３３ｈ）を付勢するス
プリング（３３ｊ）とポンプヶーシング（３３ｂ）とボ
ス部（１６ａ）上面との間を封止する○リング（３３ｋ
）とで構或されている。

上記のように構或されたスクロール流体機械においては
、吸気口（工５）を真空容器（ｌ４）に接続し運転する
と、スクロールのボング作用によって吸気口（ｌ５）よ
ＤＸ空容器（ｌ４）内の気体が取り込筐れ、圧縮室で圧
縮され徘気弁（図示せず）を介して連通した第２の給油
路（２９）を通って、排気口（工３）より機体外へ徘出
される。一方、圧ａ室内へ供給された油は圧縮室内部の
狭隙を埋め、圧縮された気体が狭隙から流出しないよう
にリーク防止の役を果たし、気体とともに第２の給油路
（２９）から排出され油タンクに戻されるが、一部の油
は圧縮室の外周側へ排出され下部ケーシング（１６）と
下部カパ−　（１７）とで構或されるスクロール収納用
のケーシング内の底部に予め注油されていた油と一諸に
なる。このケーシング内の油はケーシング内のオｐダム
継手（２４）部や軸受け（２２）の潤滑を行なう。ケー
シング内の油はその量が増えると圧縮室（３６）内へ吸
込筐れるため、オ〃ダム継手（２４）が若干漬かる程度
で、常に一定量を保つ。

〔発明が解決しようとする課題］ 上記のようなスクロール流体機械は、オ〃〆ム継手（２
４）が油内に漬った状態で回転されるため、油が攪拌さ
れ、機械的損失が増加するばかうでなく、油が遠心力で
外方向へ寄せられるため、内周側の軸受等の潤滑が悪く
なる恐れがあった。

この発明は上記の課題を解決するためになされたもので
，回転に基づく機械的損失が低下し、内側の軸受を確実
に潤滑できるスクロール流体機械を得ることを目的とす
る。

〔課題を解決するための手段］ この発明に係るスクロール流体機械は、上部スクロール
と、この上部スクロールの軸心に対して偏心しこの上部
スクロールと供働して流体を圧縮する下部スクロールと
、この下部スクロールの軸方向下端面側に配設され、か
つこの下部スクロールの周方向２位置に係着され各々が
互いに直交する径方向に変位可能な継手と、この継手の
周方向２位置に係着されかつｎ記上部スクロールに設け
られた連結腕とを備え、この連結腕及び上記継手のうち
少くとも一方の回転方向前面には、下端に傾斜面を形成
したものである。

〔作用〕

上記のように構或されたスクロール流体機械は、継手又
は連結腕が回転する場合、回転方向前面の傾斜面が油面
上を滑って回転することになう、回転時に発生する機械
的損失を大幅に低減できるばかりでなく、内周側の軸受
にも油が確実に供給される。

〔寮施例〕

第１図ないし第３図はこの発明の一寮施例を示すもので
、図にかいて，　（２４ｃ）は腕（２４ａ）の下端にか
いて回転方向の前面に形成された傾斜面、（２４ｄ）は
継手（２４ｂ）の下端において回転方向の前面に形成さ
れた煩斜面である。その他の符号の説明は従来装置と同
様につき省略する。

上記の様に構或されたものに》いては、オ〜ダム継手（
２４）が回転すると、継手（２４ｂ）や腕（２４ａ）の
前面が油に衝突しようとするが、前面に形威された煩斜
面（２４ｃ）　（２４ｄ）が油面を波乗ｂ状で滑ること
になう、回転時にかける機械的損失が大幅に低減される
。

なか、上記説明では、継手（２４ｂ）と腕（２４ａ）の
双方に傾斜面を形成したもので説明したが一方であって
も一応の効果を奏する。又は煩斜面の形状は面取りでも
ア一Ｎでも良い。

また、傾斜面の形状を第４図のように内面方向にも傾斜
させることによシ、油を内側に案内することにもなり、
軸受を確実にｆＲ滑できる。

ところで、腕（２４ａ）の形状については、その幅寸法
は第５図又は第６図の様に途中で小さく構或したもので
は、腕（２４ａ）を軽量化され、回転中の振動を抑制で
きる。

〔発明の効果〕

この発明は以上のように、上部スクロールと、この上部
スクロールの軸心に対して偏心しこの上部スクロールと
供働して流体を圧縮する下部スクロールと、この下部ス
クロールの軸方向下端面側に配設され、かつこの下部ス
クロールの周方向２位置に係着され各々が互いに直交す
る径方向に変位可能な継手と、この継手の周方向２位置
に係着されかつ前記上部スクロールに設けられた連結腕
とを備え、この連結腕及び上記継手のうち少くとも一方
の回転方向前面には、下端に傾斜面を形成したので、継
手又は連結腕の回転時にかいてこれらの少くとも一方は
、回転方向前面の下端側か波乗ｂ状で滑ることになり、
回転によって生じる機械的損失を大幅に低減でき、しか
も、振動や騒音も著しく低減Ｓきる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す断面図，第２図はそ
の要部を示す側面図、第３図は第２図の更に要部を示す
断面図、第４図はこの発明の他の実施例を示す部分断面
図、第５図はこの発明の他の実施例の要部斜視図、第６
図はこの発明の更に他の実施例の要部斜視図、第７図は
従来装置の断面図、＃！８図はその部分側面図、第９図
はその部分断面図であるう 図中、（２１）は従動スクロール、（ｌ８）は駆動スク
ロール、（２４）はオルダム継手、（２４ａ）は腕、（
２４ｂ）は継手、 （２４ｃ）　（２４ｄ） は煩斜面である。 なか、 各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。 代 理 人 大 岩 増 雄 第１図 第２図 第３図 第５図 第６図 第７図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 上部スクロールと、この上部スクロールの軸心に対して
   軸心しこの上部スクロールと供働して流体を圧縮する下
   部スクロールと、この下部スクロールの軸方向下端面側
   に配設され、かつこの下部スクロールの周方向２位置に
   係着され各々が互いに直交する径方向に変位可能な継手
   と、この継手の周方向２位置に係着されかつ前記上部ス
   クロールに設けられた連結腕とを備え、この連結腕及び
   上記継手のうち少くとも一方の回転方向前面には、下端
   に傾斜面を形成したことを特徴とするスクロール流体機
   械。