JPH08219043A - スクロール型コンプレッサ - Google Patents
スクロール型コンプレッサInfo
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- JPH08219043A JPH08219043A JP5171895A JP5171895A JPH08219043A JP H08219043 A JPH08219043 A JP H08219043A JP 5171895 A JP5171895 A JP 5171895A JP 5171895 A JP5171895 A JP 5171895A JP H08219043 A JPH08219043 A JP H08219043A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oldham
- oil
- ring
- block
- drive shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01C—ROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
- F01C17/00—Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing
- F01C17/06—Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing using cranks, universal joints or similar elements
- F01C17/066—Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing using cranks, universal joints or similar elements with an intermediate piece sliding along perpendicular axes, e.g. Oldham coupling
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 オルダムリング及びブロック側キー溝への潤
滑を効率よく行う。 【構成】 シールリングにより高圧側と低圧側を分離す
ることによって、オイル溜まり(高圧)→オイル空間→
オイル導引孔→揺動スクロールの揺動軸受→軸受空間→
ブロックと揺動スクロール部材との摺動当接面→オルダ
ムリングの受け部→ブロック側キー溝及び揺動側キー溝
→圧縮室へ至る潤滑油経路が形成され、前記オルダムリ
ングの一方の側面と前記オルダムリング収納溝との当接
摺動面に円弧状のオイル迂回溝を形成することによっ
て、オルダムリングとオルダムリング収納溝の間に形成
された空間に流れ込んだ潤滑油が、オルダムリング形成
時に必然的に生じた中央方向に突出したバリを回避して
円滑に移動することができるために、ブロック側キー溝
へのオイル供給を安定させることができる。
滑を効率よく行う。 【構成】 シールリングにより高圧側と低圧側を分離す
ることによって、オイル溜まり(高圧)→オイル空間→
オイル導引孔→揺動スクロールの揺動軸受→軸受空間→
ブロックと揺動スクロール部材との摺動当接面→オルダ
ムリングの受け部→ブロック側キー溝及び揺動側キー溝
→圧縮室へ至る潤滑油経路が形成され、前記オルダムリ
ングの一方の側面と前記オルダムリング収納溝との当接
摺動面に円弧状のオイル迂回溝を形成することによっ
て、オルダムリングとオルダムリング収納溝の間に形成
された空間に流れ込んだ潤滑油が、オルダムリング形成
時に必然的に生じた中央方向に突出したバリを回避して
円滑に移動することができるために、ブロック側キー溝
へのオイル供給を安定させることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、空調装置等の冷房サ
イクルに使用され、圧縮室を形成する一方の渦巻きを他
方の渦巻きに対して揺動させて圧縮室の容積を変化させ
て冷媒を圧縮するスクロール型コンプレッサに関する。
イクルに使用され、圧縮室を形成する一方の渦巻きを他
方の渦巻きに対して揺動させて圧縮室の容積を変化させ
て冷媒を圧縮するスクロール型コンプレッサに関する。
【0002】
【従来の技術】スクロール型コンプレッサは、渦巻き状
の固定スクロールを有する固定スクロール部材と、この
固定スクロールに噛合する渦巻き状の揺動スクロールを
有する揺動スクロール部材とによって圧縮室を形成し、
揺動スクロール部材を固定スクロール部材に対して揺動
させることで圧縮室の容積を変化させ、流体の吸入・圧
縮・吐出を行うもので、駆動手段の駆動軸に偏心して取
付られた揺動スクロール部材の自転を防止するために、
固定側(例えばブロック)に摺動自在に噛合する爪部
と、揺動スクロール部材に摺動自在に噛合する爪部を有
するオルダムリングを有するものである。尚、ここで使
用させる「揺動」とは、自転を防止された旋回運動を示
すもので、旋回運動と区別するために用いたものであ
る。
の固定スクロールを有する固定スクロール部材と、この
固定スクロールに噛合する渦巻き状の揺動スクロールを
有する揺動スクロール部材とによって圧縮室を形成し、
揺動スクロール部材を固定スクロール部材に対して揺動
させることで圧縮室の容積を変化させ、流体の吸入・圧
縮・吐出を行うもので、駆動手段の駆動軸に偏心して取
付られた揺動スクロール部材の自転を防止するために、
固定側(例えばブロック)に摺動自在に噛合する爪部
と、揺動スクロール部材に摺動自在に噛合する爪部を有
するオルダムリングを有するものである。尚、ここで使
用させる「揺動」とは、自転を防止された旋回運動を示
すもので、旋回運動と区別するために用いたものであ
る。
【0003】具体的には、前記オルダムリングは、通
常、環状形状若しくは略環状形状をなし、一方の側面
に、固定側(ブロック側)の径方向に形成されたブロッ
ク側キー溝に摺動自在に噛合する爪部(ブロック側爪
部)を有し、また前記側面と反対側に位置する他方の側
面に、揺動スクロール部材の径方向に形成された揺動側
キー溝に摺動自在に噛合する爪部(揺動側爪部)を有す
るもので、前記ブロック側爪部は前記揺動側爪部に対し
て、垂直となるように形成されているものである。これ
によって、オルダムリングはブロックに対して一方向に
のみ自由に摺動でき、また揺動スクロール部材はオルダ
ムリングに対して前記方向の垂直方向にのみ自由に摺動
できるために、揺動スクロール部材はブロックに対して
上下左右への以上が自由となる。このため、揺動スクロ
ール部材は自転が防止されるものである。
常、環状形状若しくは略環状形状をなし、一方の側面
に、固定側(ブロック側)の径方向に形成されたブロッ
ク側キー溝に摺動自在に噛合する爪部(ブロック側爪
部)を有し、また前記側面と反対側に位置する他方の側
面に、揺動スクロール部材の径方向に形成された揺動側
キー溝に摺動自在に噛合する爪部(揺動側爪部)を有す
るもので、前記ブロック側爪部は前記揺動側爪部に対し
て、垂直となるように形成されているものである。これ
によって、オルダムリングはブロックに対して一方向に
のみ自由に摺動でき、また揺動スクロール部材はオルダ
ムリングに対して前記方向の垂直方向にのみ自由に摺動
できるために、揺動スクロール部材はブロックに対して
上下左右への以上が自由となる。このため、揺動スクロ
ール部材は自転が防止されるものである。
【0004】以上のように、オルダムリングは揺動スク
ロール部材の揺動に伴い、ブロックに対して摺動し、ま
た揺動スクロール部材に対して摺動することとなるため
に、このオルダムリング及びオルダムリングの爪部と摺
動当接面及び各キー溝との潤滑が重要となる。
ロール部材の揺動に伴い、ブロックに対して摺動し、ま
た揺動スクロール部材に対して摺動することとなるため
に、このオルダムリング及びオルダムリングの爪部と摺
動当接面及び各キー溝との潤滑が重要となる。
【0005】特開平3−294680号公報に示すスク
ロール型コンプレッサは、駆動手段を密閉ケースの下方
に、圧縮部を密閉ケースの上部に配した構成となってお
り、揺動スクロール部材の下側面とブロックの上側面と
の間にオルダムリング(引例中、オルダム継手)が配さ
れている。この引例においては、スラスト軸受を、オル
ダム継手とほぼ同位置若しくは外側に配設し、給油通路
の一端を内周縁に開口すると共に他端をスラスト軸受内
で返油穴と連通させることにより、潤滑油はオルダム継
手が噛合するオルダム溝の底部を介して返油穴に送ら
れ、オルダム継手に十分な潤滑油が供給される。
ロール型コンプレッサは、駆動手段を密閉ケースの下方
に、圧縮部を密閉ケースの上部に配した構成となってお
り、揺動スクロール部材の下側面とブロックの上側面と
の間にオルダムリング(引例中、オルダム継手)が配さ
れている。この引例においては、スラスト軸受を、オル
ダム継手とほぼ同位置若しくは外側に配設し、給油通路
の一端を内周縁に開口すると共に他端をスラスト軸受内
で返油穴と連通させることにより、潤滑油はオルダム継
手が噛合するオルダム溝の底部を介して返油穴に送ら
れ、オルダム継手に十分な潤滑油が供給される。
【0006】また、特開平6−288366号公報に示
すスクロール型コンプレッサは、駆動手段(電動機)の
駆動軸の端部と固定スクロール部材を固定するブロック
との間にシールリングを配することによって、駆動軸、
ブロック、メイン軸受及びシールリングによって画成さ
れるオイル空間(高圧がかかる)を低圧側から遮断し、
高圧側から低圧側に至る潤滑油経路を形成し、この高圧
と低圧の圧力差によって潤滑油を各部に供給するように
したものである。このような型のコンプレッサは、重量
を軽減するために、揺動スクロール部材及び固定スクロ
ール部材を例えばアルミニウム若しくはアルミニウム合
金で形成しているが、ブロックやオルダムリングは摺動
部分の摩擦等を考慮して鉄系の材料で焼結によって形成
されるのが公知である。また、この引例において、オル
ダムリングは、ブロック側に形成された径方向のキー溝
(ブロック側キー溝)と摺動自在に噛合するブロック側
爪部と、揺動スクロール側に形成された径方向のキー溝
(揺動側キー溝:前記ブロック側キー溝と垂直の位置関
係にある。)に噛合する揺動側爪部とを有し、これによ
って揺動スクロール部材の自転を防止する。
すスクロール型コンプレッサは、駆動手段(電動機)の
駆動軸の端部と固定スクロール部材を固定するブロック
との間にシールリングを配することによって、駆動軸、
ブロック、メイン軸受及びシールリングによって画成さ
れるオイル空間(高圧がかかる)を低圧側から遮断し、
高圧側から低圧側に至る潤滑油経路を形成し、この高圧
と低圧の圧力差によって潤滑油を各部に供給するように
したものである。このような型のコンプレッサは、重量
を軽減するために、揺動スクロール部材及び固定スクロ
ール部材を例えばアルミニウム若しくはアルミニウム合
金で形成しているが、ブロックやオルダムリングは摺動
部分の摩擦等を考慮して鉄系の材料で焼結によって形成
されるのが公知である。また、この引例において、オル
ダムリングは、ブロック側に形成された径方向のキー溝
(ブロック側キー溝)と摺動自在に噛合するブロック側
爪部と、揺動スクロール側に形成された径方向のキー溝
(揺動側キー溝:前記ブロック側キー溝と垂直の位置関
係にある。)に噛合する揺動側爪部とを有し、これによ
って揺動スクロール部材の自転を防止する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、オルダ
ムリングを鉄系材料による焼結によって形成した場合に
は、図2の72aで示すような中央方向へのバリが必然
的に生じてしまうために、オルダムリングの移動に伴っ
て変化するオルダムリングとオルダムリング収納溝との
間の空間に流れ込んだ潤滑油が前記バリによって移動を
阻害され、外部に掻き出されるために、ブロック側キー
溝に十分な潤滑油が供給されず潤滑油不足が生じて異常
摩擦が起きることが確認されている。また、前記オルダ
ムリングに生じるバリを削除するには、作業工数とコス
トがかかりすぎるという問題点がある。
ムリングを鉄系材料による焼結によって形成した場合に
は、図2の72aで示すような中央方向へのバリが必然
的に生じてしまうために、オルダムリングの移動に伴っ
て変化するオルダムリングとオルダムリング収納溝との
間の空間に流れ込んだ潤滑油が前記バリによって移動を
阻害され、外部に掻き出されるために、ブロック側キー
溝に十分な潤滑油が供給されず潤滑油不足が生じて異常
摩擦が起きることが確認されている。また、前記オルダ
ムリングに生じるバリを削除するには、作業工数とコス
トがかかりすぎるという問題点がある。
【0008】このために、この発明は、オルダムリング
及びブロック側キー溝への潤滑を効率よく行うことので
きるスクロール型コンプレッサを提供することにある。
及びブロック側キー溝への潤滑を効率よく行うことので
きるスクロール型コンプレッサを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】したがって、この発明
は、密閉ケース内の高圧空間内に配される駆動手段と、
この駆動手段の回転を伝達する駆動軸と、この駆動軸に
偏心して延設される揺動軸と、この揺動軸が挿着される
と共に渦巻き状の揺動スクロールを有する揺動スクロー
ル部材と、前記揺動スクロールに噛合して圧縮室を形成
する渦巻き状の固定スクロールを有する固定スクロール
部材と、前記揺動スクロール部材を固定スクロール部材
との間に揺動自在に挟持すると共に、前記駆動軸を回転
自在に保持するブロックと、このブロックに形成のオル
ダムリング収納溝に配され、ブロック側キー溝に摺動自
在に噛合するブロック側爪部と揺動側キー溝に摺動自在
に噛合する揺動側爪部とを有する環状のオルダムリング
と、前記駆動軸と前記ブロックとで画成され、高圧空間
下部に形成されたオイル溜まりと連通して高圧となるオ
イル空間と、このオイル空間と前記揺動軸が揺動する揺
動空間とを遮断すると共に、駆動軸を軸方向に支持する
シールリングと、前記駆動軸に形成され、前記オイル空
間と前記駆動軸端部と揺動スクロール部材の揺動軸受と
の間に画成される軸受空間を連通するオイル導引孔とを
有するスクロール型コンプレッサにおいて、 前記オル
ダムリング収納溝に、前記オルダムリングの揺動側爪部
が移動する前後を連通するオイル迂回溝を形成したこと
にある。
は、密閉ケース内の高圧空間内に配される駆動手段と、
この駆動手段の回転を伝達する駆動軸と、この駆動軸に
偏心して延設される揺動軸と、この揺動軸が挿着される
と共に渦巻き状の揺動スクロールを有する揺動スクロー
ル部材と、前記揺動スクロールに噛合して圧縮室を形成
する渦巻き状の固定スクロールを有する固定スクロール
部材と、前記揺動スクロール部材を固定スクロール部材
との間に揺動自在に挟持すると共に、前記駆動軸を回転
自在に保持するブロックと、このブロックに形成のオル
ダムリング収納溝に配され、ブロック側キー溝に摺動自
在に噛合するブロック側爪部と揺動側キー溝に摺動自在
に噛合する揺動側爪部とを有する環状のオルダムリング
と、前記駆動軸と前記ブロックとで画成され、高圧空間
下部に形成されたオイル溜まりと連通して高圧となるオ
イル空間と、このオイル空間と前記揺動軸が揺動する揺
動空間とを遮断すると共に、駆動軸を軸方向に支持する
シールリングと、前記駆動軸に形成され、前記オイル空
間と前記駆動軸端部と揺動スクロール部材の揺動軸受と
の間に画成される軸受空間を連通するオイル導引孔とを
有するスクロール型コンプレッサにおいて、 前記オル
ダムリング収納溝に、前記オルダムリングの揺動側爪部
が移動する前後を連通するオイル迂回溝を形成したこと
にある。
【0010】
【作用】よって、この発明においては、シールリングに
より高圧側と低圧側を分離することによって、オイル溜
まり(高圧)→オイル空間→オイル導引孔→揺動スクロ
ールの揺動軸受→軸受空間→ブロックと揺動スクロール
部材との摺動当接面→オルダムリングの受け部→ブロッ
ク側キー溝及び揺動側キー溝→圧縮室へ至る潤滑油経路
が形成され、前記オルダムリングの一方の側面と前記オ
ルダムリング収納溝との当接摺動面に円弧状のオイル迂
回溝を形成することによって、オルダムリングとオルダ
ムリング収納溝の間に形成された空間に流れ込んだ潤滑
油が、オルダムリング形成時に必然的に生じた中央方向
に突出したバリを回避して円滑に移動することができる
ために、ブロック側キー溝へのオイル供給を安定させる
ことができ、上記課題を達成できるものである。
より高圧側と低圧側を分離することによって、オイル溜
まり(高圧)→オイル空間→オイル導引孔→揺動スクロ
ールの揺動軸受→軸受空間→ブロックと揺動スクロール
部材との摺動当接面→オルダムリングの受け部→ブロッ
ク側キー溝及び揺動側キー溝→圧縮室へ至る潤滑油経路
が形成され、前記オルダムリングの一方の側面と前記オ
ルダムリング収納溝との当接摺動面に円弧状のオイル迂
回溝を形成することによって、オルダムリングとオルダ
ムリング収納溝の間に形成された空間に流れ込んだ潤滑
油が、オルダムリング形成時に必然的に生じた中央方向
に突出したバリを回避して円滑に移動することができる
ために、ブロック側キー溝へのオイル供給を安定させる
ことができ、上記課題を達成できるものである。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面により
説明する。
説明する。
【0012】図1に示す本願発明の実施例に係るスクロ
ール型コンプレッサ1は、冷媒吸入パイプ2が形成され
た円筒形状のケース3と、このケース3の上部を閉塞す
る上蓋部4と、前記ケース3の底部を閉塞する底蓋部5
とによって形成された密閉ケース6を有し、また、前記
上蓋部4には冷媒吐出パイプ7及び駆動手段としての電
動機8に電力を供給するための電源端子9が設けられて
いる。
ール型コンプレッサ1は、冷媒吸入パイプ2が形成され
た円筒形状のケース3と、このケース3の上部を閉塞す
る上蓋部4と、前記ケース3の底部を閉塞する底蓋部5
とによって形成された密閉ケース6を有し、また、前記
上蓋部4には冷媒吐出パイプ7及び駆動手段としての電
動機8に電力を供給するための電源端子9が設けられて
いる。
【0013】駆動手段としての電動機8には、通常ブラ
シレスモータが使用され、駆動軸10の周囲に固着さ
れ、その周囲に交互の永久磁石が配されたロータ11
と、このロータ11と対面する位置に配され、周囲にコ
イル12が巻回されたステータ13とによって構成さ
れ、コイルに供給される電力によってステータ表面に発
生する回転磁界によりロータ11を回転させるものであ
る。この電動機8の駆動軸10の上端部分は、前記密閉
ケース6のケース3に固着される支持プレート14にベ
アリング15を介して回転自在に支持されており、その
下端部分はブロック20の貫通孔22にメイン軸受21
を介して回転自在に支持されるものである。また、駆動
軸10の下端面には、揺動軸19がこの駆動軸10に偏
心して延設され、この揺動軸19の周囲の駆動軸下端面
は、シールベアリング24を介してブロック20に受け
られているものである。
シレスモータが使用され、駆動軸10の周囲に固着さ
れ、その周囲に交互の永久磁石が配されたロータ11
と、このロータ11と対面する位置に配され、周囲にコ
イル12が巻回されたステータ13とによって構成さ
れ、コイルに供給される電力によってステータ表面に発
生する回転磁界によりロータ11を回転させるものであ
る。この電動機8の駆動軸10の上端部分は、前記密閉
ケース6のケース3に固着される支持プレート14にベ
アリング15を介して回転自在に支持されており、その
下端部分はブロック20の貫通孔22にメイン軸受21
を介して回転自在に支持されるものである。また、駆動
軸10の下端面には、揺動軸19がこの駆動軸10に偏
心して延設され、この揺動軸19の周囲の駆動軸下端面
は、シールベアリング24を介してブロック20に受け
られているものである。
【0014】また、前記駆動軸10のロータ11の下方
近傍には、前記揺動軸19との回転バランスを取るため
のバランスウェート17が取付られ、このバランスウェ
ート17を取り囲むように、カバー27が取付られてい
る。尚、このカバー27は、足部27eと周壁部27d
によって構成され、周壁部27dによってバランスウェ
ート17の旋回空間27cが画成され、さらに足部27
eには冷媒通路27fが形成されている。
近傍には、前記揺動軸19との回転バランスを取るため
のバランスウェート17が取付られ、このバランスウェ
ート17を取り囲むように、カバー27が取付られてい
る。尚、このカバー27は、足部27eと周壁部27d
によって構成され、周壁部27dによってバランスウェ
ート17の旋回空間27cが画成され、さらに足部27
eには冷媒通路27fが形成されている。
【0015】さらに前記駆動軸10のメイン軸受21と
の当接摺動側面18には、その下端部側面から駆動軸の
回転方向後方に向かって徐々に上昇し、前記メイン軸受
21との当接摺動側面上端へ向かうスパイラル溝18a
が少なくとも一本(図面においては2本)形成されてい
る。また、駆動軸10の下端側面から前記揺動軸19の
下端面にかけてオイル導引孔19bが穿設されている。
の当接摺動側面18には、その下端部側面から駆動軸の
回転方向後方に向かって徐々に上昇し、前記メイン軸受
21との当接摺動側面上端へ向かうスパイラル溝18a
が少なくとも一本(図面においては2本)形成されてい
る。また、駆動軸10の下端側面から前記揺動軸19の
下端面にかけてオイル導引孔19bが穿設されている。
【0016】ブロック20は、鉄系材料による焼結によ
って形成されたもので、中央に前記貫通孔22が形成さ
れ、さらに下記する揺動軸受31が揺動可能な程度に大
きい径で形成された揺動空間36が前記貫通孔22に連
設される。またブロック20の上面には、この上面に形
成されるオイル溜まり60と一端が連通するオイル供給
孔23が放射状に形成され、このオイル供給孔23の他
端は前記駆動軸10の下端面、シールリング24及びブ
ロック20によって画成された空間(オイル空間)25
に連通するもので、そのオイル供給孔23にはフィルタ
ー61が配されているものである。
って形成されたもので、中央に前記貫通孔22が形成さ
れ、さらに下記する揺動軸受31が揺動可能な程度に大
きい径で形成された揺動空間36が前記貫通孔22に連
設される。またブロック20の上面には、この上面に形
成されるオイル溜まり60と一端が連通するオイル供給
孔23が放射状に形成され、このオイル供給孔23の他
端は前記駆動軸10の下端面、シールリング24及びブ
ロック20によって画成された空間(オイル空間)25
に連通するもので、そのオイル供給孔23にはフィルタ
ー61が配されているものである。
【0017】また、図3に示すように、ブロック20の
下端面には、下記する揺動スクロール部材30の上方に
かかる力を受けるスラスト軸受部38が形成され、環状
のオイル溝38bと前記揺動空間36とこのオイル溝3
8bを連通する切欠部38aが形成されている。さら
に、このスラスト軸受部38の外側には下記するオルダ
ムリング70が配される環状のオルダムリング収納溝3
2が形成され、このオルダムリング収納溝32の径方向
に対向する位置に、径方向に長いブロック側キー溝32
b,32bが形成されている。
下端面には、下記する揺動スクロール部材30の上方に
かかる力を受けるスラスト軸受部38が形成され、環状
のオイル溝38bと前記揺動空間36とこのオイル溝3
8bを連通する切欠部38aが形成されている。さら
に、このスラスト軸受部38の外側には下記するオルダ
ムリング70が配される環状のオルダムリング収納溝3
2が形成され、このオルダムリング収納溝32の径方向
に対向する位置に、径方向に長いブロック側キー溝32
b,32bが形成されている。
【0018】さらに、前記オルダムリング収納溝32に
は、前記ブロック側キー溝32b,32bと垂直をなす
位置に円弧状のオイル迂回溝80,80が形成される。
このオイル迂回溝80,80は、下記するオルダムリン
グ70のブロック側爪部72から中央方向に突出して生
じたバリ72b,72bがオルダムリング70の摺動に
よって移動する範囲よりも少し長めに形成されるもので
ある。
は、前記ブロック側キー溝32b,32bと垂直をなす
位置に円弧状のオイル迂回溝80,80が形成される。
このオイル迂回溝80,80は、下記するオルダムリン
グ70のブロック側爪部72から中央方向に突出して生
じたバリ72b,72bがオルダムリング70の摺動に
よって移動する範囲よりも少し長めに形成されるもので
ある。
【0019】揺動スクロール部材30の一方の側面に
は、前記揺動軸19が旋回自在に挿入される揺動軸受3
1が延設され、この揺動軸受31に揺動軸19が挿入さ
れることにより、揺動軸19の下端面と揺動軸受31の
底部によって軸受空間34が画成される。また、揺動軸
受31が延設される側面の外側部分には、前記ブロック
側キー溝32bと垂直を成す位置に径方向に長い揺動側
キー溝32aが形成されている。
は、前記揺動軸19が旋回自在に挿入される揺動軸受3
1が延設され、この揺動軸受31に揺動軸19が挿入さ
れることにより、揺動軸19の下端面と揺動軸受31の
底部によって軸受空間34が画成される。また、揺動軸
受31が延設される側面の外側部分には、前記ブロック
側キー溝32bと垂直を成す位置に径方向に長い揺動側
キー溝32aが形成されている。
【0020】図2で示すオルダムリング70は、環状部
分71と、この環状部分71の一方の側面71aの対向
する位置に延設されたブロック側爪部73,73と、前
記環状部分71の他方の側面71bの対向する位置であ
って、前記ブロック側爪部73,73と垂直位置に延設
された揺動側爪部72,72によって構成され、前記オ
ルダムリング収納溝32に配される共に、前記ブロック
側爪部73,73は前記ブロック側キー溝32b,32
bに摺動自在に噛合し、また前記揺動側爪部72,72
は前記揺動側キー溝32a,32aに摺動自在に噛合す
るものである。
分71と、この環状部分71の一方の側面71aの対向
する位置に延設されたブロック側爪部73,73と、前
記環状部分71の他方の側面71bの対向する位置であ
って、前記ブロック側爪部73,73と垂直位置に延設
された揺動側爪部72,72によって構成され、前記オ
ルダムリング収納溝32に配される共に、前記ブロック
側爪部73,73は前記ブロック側キー溝32b,32
bに摺動自在に噛合し、また前記揺動側爪部72,72
は前記揺動側キー溝32a,32aに摺動自在に噛合す
るものである。
【0021】前記揺動スクロール部材30の他方の側面
には、渦巻き状の溝を形成する揺動スクロール33が軸
方向に延設され、この揺動スクロール33は前記ブロッ
ク20にネジで固定される固定スクロール部材40に延
設される渦巻き状の溝を形成する固定スクロール43に
噛合して圧縮室35を形成する。この固定スクロール部
材40には、側部に前記冷媒吸入パイプ2が開口し、前
記圧縮室35の外側端部と連通する吸入空間41が形成
され、また圧縮室35の中央端部には冷媒吐出孔42が
開口している。
には、渦巻き状の溝を形成する揺動スクロール33が軸
方向に延設され、この揺動スクロール33は前記ブロッ
ク20にネジで固定される固定スクロール部材40に延
設される渦巻き状の溝を形成する固定スクロール43に
噛合して圧縮室35を形成する。この固定スクロール部
材40には、側部に前記冷媒吸入パイプ2が開口し、前
記圧縮室35の外側端部と連通する吸入空間41が形成
され、また圧縮室35の中央端部には冷媒吐出孔42が
開口している。
【0022】この冷媒吐出孔42には逆止弁44が設け
られ、また圧縮室35の途中にはリリーフ弁48が開く
ことによって吐出空間46と連通するリリーフ孔45が
設けられ、前記逆止弁44とリリーフ弁48はプレート
49によって保持されているものである。さらに前記吐
出空間46は、固定スクロール部材40及びブロック2
0を貫通して形成された冷媒通路20bと連通し、さら
にこの冷媒通路20bから前記冷媒通路27fに接続
し、高圧空間55に至るものである。
られ、また圧縮室35の途中にはリリーフ弁48が開く
ことによって吐出空間46と連通するリリーフ孔45が
設けられ、前記逆止弁44とリリーフ弁48はプレート
49によって保持されているものである。さらに前記吐
出空間46は、固定スクロール部材40及びブロック2
0を貫通して形成された冷媒通路20bと連通し、さら
にこの冷媒通路20bから前記冷媒通路27fに接続
し、高圧空間55に至るものである。
【0023】以上の構成のスクロール型コンプレッサ1
において、電動機8の回転は駆動軸10を介して揺動軸
19に伝えられ、この揺動軸19は旋回する。これによ
って、前記揺動軸19が挿入される揺動スクロール部材
30は揺動軸19に併せて旋回運動を行おうとするが、
オルダムリング70によって自転が防止され、前記固定
スクロール部材40に対して揺動運動(本明細書におい
ては、自転をしない旋回運動を示す)を行い、圧縮室3
5の容積を漸次変化させるために、吸入空間41を介し
て冷媒吸入パイプ2から冷媒を吸入して、圧縮し、吐出
することができるものである。
において、電動機8の回転は駆動軸10を介して揺動軸
19に伝えられ、この揺動軸19は旋回する。これによ
って、前記揺動軸19が挿入される揺動スクロール部材
30は揺動軸19に併せて旋回運動を行おうとするが、
オルダムリング70によって自転が防止され、前記固定
スクロール部材40に対して揺動運動(本明細書におい
ては、自転をしない旋回運動を示す)を行い、圧縮室3
5の容積を漸次変化させるために、吸入空間41を介し
て冷媒吸入パイプ2から冷媒を吸入して、圧縮し、吐出
することができるものである。
【0024】また、高圧空間55の圧力により、オイル
溜まり60からオイル供給孔23を介してオイル空間2
5に至った潤滑油は、一方ではスパイラル溝18aのポ
ンプ作用により駆動軸10とメイン軸受21との当接摺
動面18を潤滑しながら上昇し、メイン軸受21の上端
からオイル溜まり60に回帰する。また、他方では、シ
ールリング24により高圧側と低圧側を遮断したことに
よって、前記オイル空間25→オイル導引孔19b→軸
受空間34→揺動軸19と揺動軸受31との当接摺動部
分37→揺動空間36→スラスト軸受部38→オルダム
リング収納溝32→ブロック側キー溝32b及び揺動側
キー溝32a→吸入空間41に至るオイル経路を、高圧
側と低圧側の圧力差によって移動し、さらに圧縮室35
内に吸入されて圧縮室35内のシールと潤滑を行い、冷
媒とともに吐出されてバランスウウェート17及びロー
タ11の回転による攪拌によって冷媒と分離してオイル
溜まり60に回帰するものである。
溜まり60からオイル供給孔23を介してオイル空間2
5に至った潤滑油は、一方ではスパイラル溝18aのポ
ンプ作用により駆動軸10とメイン軸受21との当接摺
動面18を潤滑しながら上昇し、メイン軸受21の上端
からオイル溜まり60に回帰する。また、他方では、シ
ールリング24により高圧側と低圧側を遮断したことに
よって、前記オイル空間25→オイル導引孔19b→軸
受空間34→揺動軸19と揺動軸受31との当接摺動部
分37→揺動空間36→スラスト軸受部38→オルダム
リング収納溝32→ブロック側キー溝32b及び揺動側
キー溝32a→吸入空間41に至るオイル経路を、高圧
側と低圧側の圧力差によって移動し、さらに圧縮室35
内に吸入されて圧縮室35内のシールと潤滑を行い、冷
媒とともに吐出されてバランスウウェート17及びロー
タ11の回転による攪拌によって冷媒と分離してオイル
溜まり60に回帰するものである。
【0025】しかし、従来は、オルダムリング70の摺
動性を向上させるために、オルダムリング70を鉄系材
料により焼結して形成した場合、オルダムリング70の
内方の突出するバリ72a,72aが必然的に生じ、こ
のバリ72aが、オルダムリング70の移動によってオ
ルダムリング収納溝32とオルダムリング70によって
形成される部分の容積が減少する側から容積が拡大する
側に、潤滑油が移動することを阻害してオルダムリング
外部に掻き出してしまうために、ブロック側キー溝を経
由することなく吸入空間41へ潤滑油が流れてしまい、
ブロック側キー溝32bに供給される潤滑油量が低下し
て、その当接摺動部分に異常摩擦が起きるという不具合
が生じていた。
動性を向上させるために、オルダムリング70を鉄系材
料により焼結して形成した場合、オルダムリング70の
内方の突出するバリ72a,72aが必然的に生じ、こ
のバリ72aが、オルダムリング70の移動によってオ
ルダムリング収納溝32とオルダムリング70によって
形成される部分の容積が減少する側から容積が拡大する
側に、潤滑油が移動することを阻害してオルダムリング
外部に掻き出してしまうために、ブロック側キー溝を経
由することなく吸入空間41へ潤滑油が流れてしまい、
ブロック側キー溝32bに供給される潤滑油量が低下し
て、その当接摺動部分に異常摩擦が起きるという不具合
が生じていた。
【0026】このために、本発明は、オルダムリング収
納溝32とオルダムリング70の一方の側面71aが当
接摺動する部分、特に前記バリ72a,72aがオルダ
ムリング70の摺動によって移動する範囲にオイル迂回
溝80を形成したことによって、図4で示すように、オ
ルダムリング70の移動によって容積が減少する側から
容積が拡大する側への潤滑油の移動に際して、前記バリ
72aを迂回することができるために、オルダムリング
内側からブロック側キー溝32bを経由して吸入空間4
1に潤滑油を流すことができるために、ブロック側キー
溝32bに十分な潤滑油を効率良く供給することができ
る。またオルダムリング70とオルダムリング収納溝3
2の当接摺動部分をも十分に潤滑することができるため
に、さらに上記不具合を防止することができるものであ
る。
納溝32とオルダムリング70の一方の側面71aが当
接摺動する部分、特に前記バリ72a,72aがオルダ
ムリング70の摺動によって移動する範囲にオイル迂回
溝80を形成したことによって、図4で示すように、オ
ルダムリング70の移動によって容積が減少する側から
容積が拡大する側への潤滑油の移動に際して、前記バリ
72aを迂回することができるために、オルダムリング
内側からブロック側キー溝32bを経由して吸入空間4
1に潤滑油を流すことができるために、ブロック側キー
溝32bに十分な潤滑油を効率良く供給することができ
る。またオルダムリング70とオルダムリング収納溝3
2の当接摺動部分をも十分に潤滑することができるため
に、さらに上記不具合を防止することができるものであ
る。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、オルダムリング形成時に必然的に生じるバリの部分
を迂回するオイル迂回溝をオルダムリング収納溝に形成
したことによって、潤滑油をオルダムリングの内側から
ブロック側キー溝を経て吸入空間側へ移動させることが
できるために、ブロック側キー溝の潤滑を確実に行うこ
とができる。
ば、オルダムリング形成時に必然的に生じるバリの部分
を迂回するオイル迂回溝をオルダムリング収納溝に形成
したことによって、潤滑油をオルダムリングの内側から
ブロック側キー溝を経て吸入空間側へ移動させることが
できるために、ブロック側キー溝の潤滑を確実に行うこ
とができる。
【0028】また、バリによる攪拌抵抗を減少させるこ
とができるために、電力消費を少なくすることができ、
さらにバリを削除するための作業工数及びコストを削減
することができる。
とができるために、電力消費を少なくすることができ、
さらにバリを削除するための作業工数及びコストを削減
することができる。
【図1】本発明の実施例に係るスクロール型コンプレッ
サの概略構成断面図である。
サの概略構成断面図である。
【図2】本発明の実施例に係るオルダムリングの構造を
示した斜視図である。
示した斜視図である。
【図3】本発明の実施例に係るブロックの底面図であ
る。
る。
【図4】本発明の実施例に係るブロックにオルダムリン
グを装着した状態を示すと共に、潤滑油の流れを示した
底面図である。
グを装着した状態を示すと共に、潤滑油の流れを示した
底面図である。
1 スクロール型コンプレッサ 6 密閉ケース 8 電動機 10 駆動軸 19b オイル導引孔 20 ブロック 24 シールリング 25 オイル空間 30 揺動スクロール部材 31 揺動軸受 32 オルダムリング収納溝 32a 揺動側キー溝 32b ブロック側キー溝 33 揺動スクロール 34 軸受空間 35 圧縮室 36 揺動空間 40 固定スクロール部材 43 固定スクロール 55 高圧空間 60 オイル溜まり 70 オルダムリング 72 揺動側爪部 73 ブロック側爪部 80 オイル迂回溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F04D 29/70 F04D 29/70 E
Claims (1)
- 【請求項1】 密閉ケース内の高圧空間内に配される駆
動手段と、この駆動手段の回転を伝達する駆動軸と、こ
の駆動軸に偏心して延設される揺動軸と、この揺動軸が
挿着されると共に渦巻き状の揺動スクロールを有する揺
動スクロール部材と、前記揺動スクロールに噛合して圧
縮室を形成する渦巻き状の固定スクロールを有する固定
スクロール部材と、前記揺動スクロール部材を固定スク
ロール部材との間に揺動自在に挟持すると共に、前記駆
動軸を回転自在に保持するブロックと、このブロックに
形成のオルダムリング収納溝に配され、ブロック側キー
溝に摺動自在に噛合するブロック側爪部と揺動側キー溝
に摺動自在に噛合する揺動側爪部とを有する環状のオル
ダムリングと、前記駆動軸と前記ブロックとで画成さ
れ、高圧空間下部に形成されたオイル溜まりと連通して
高圧となるオイル空間と、このオイル空間と前記揺動軸
が揺動する揺動空間とを遮断すると共に、駆動軸を軸方
向に支持するシールリングと、前記駆動軸に形成され、
前記オイル空間と前記駆動軸端部と揺動スクロール部材
の揺動軸受との間に画成される軸受空間を連通するオイ
ル導引孔とを有するスクロール型コンプレッサにおい
て、前記オルダムリング収納溝に、前記オルダムリング
の揺動側爪部が移動する前後を連通するオイル迂回溝を
形成したことを特徴とするスクロール型コンプレッサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5171895A JPH08219043A (ja) | 1995-02-16 | 1995-02-16 | スクロール型コンプレッサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5171895A JPH08219043A (ja) | 1995-02-16 | 1995-02-16 | スクロール型コンプレッサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08219043A true JPH08219043A (ja) | 1996-08-27 |
Family
ID=12894680
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5171895A Pending JPH08219043A (ja) | 1995-02-16 | 1995-02-16 | スクロール型コンプレッサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08219043A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103174649A (zh) * | 2011-12-21 | 2013-06-26 | 松下电器产业株式会社 | 涡旋式压缩机 |
CN113606144A (zh) * | 2021-09-01 | 2021-11-05 | 松下压缩机(大连)有限公司 | 具有主动供油系统的涡旋压缩机 |
WO2022050142A1 (ja) * | 2020-09-02 | 2022-03-10 | 三菱電機株式会社 | スクロール圧縮機 |
CN114412793A (zh) * | 2021-12-24 | 2022-04-29 | 珠海格力电器股份有限公司 | 压缩结构、压缩机以及具有其的空调器 |
CN114412792A (zh) * | 2021-12-24 | 2022-04-29 | 珠海格力电器股份有限公司 | 导油组件、涡旋压缩机和热泵系统 |
-
1995
- 1995-02-16 JP JP5171895A patent/JPH08219043A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103174649A (zh) * | 2011-12-21 | 2013-06-26 | 松下电器产业株式会社 | 涡旋式压缩机 |
US20130164164A1 (en) * | 2011-12-21 | 2013-06-27 | Panasonic Corporation | Scroll compressor |
JP2013130101A (ja) * | 2011-12-21 | 2013-07-04 | Panasonic Corp | スクロール圧縮機 |
US9011120B2 (en) * | 2011-12-21 | 2015-04-21 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Scroll compressor with bearing grooves on both sides of key groove |
CN103174649B (zh) * | 2011-12-21 | 2016-04-27 | 松下知识产权经营株式会社 | 涡旋式压缩机 |
WO2022050142A1 (ja) * | 2020-09-02 | 2022-03-10 | 三菱電機株式会社 | スクロール圧縮機 |
JPWO2022050142A1 (ja) * | 2020-09-02 | 2022-03-10 | ||
GB2612265A (en) * | 2020-09-02 | 2023-04-26 | Mitsubishi Electric Corp | Scroll compressor |
GB2612265B (en) * | 2020-09-02 | 2024-05-15 | Mitsubishi Electric Corp | Scroll compressor |
CN113606144A (zh) * | 2021-09-01 | 2021-11-05 | 松下压缩机(大连)有限公司 | 具有主动供油系统的涡旋压缩机 |
CN114412793A (zh) * | 2021-12-24 | 2022-04-29 | 珠海格力电器股份有限公司 | 压缩结构、压缩机以及具有其的空调器 |
CN114412792A (zh) * | 2021-12-24 | 2022-04-29 | 珠海格力电器股份有限公司 | 导油组件、涡旋压缩机和热泵系统 |
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