JPH0357468Y2 - - Google Patents

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JPH0357468Y2
JPH0357468Y2 JP19025484U JP19025484U JPH0357468Y2 JP H0357468 Y2 JPH0357468 Y2 JP H0357468Y2 JP 19025484 U JP19025484 U JP 19025484U JP 19025484 U JP19025484 U JP 19025484U JP H0357468 Y2 JPH0357468 Y2 JP H0357468Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は制振用積層成形板の改良に関し、詳
しくは、凹凸形状に成形され、自動車等の制振
(防振)用に適用される積層成形板に係わるもの
である。
(従来の技術) 従来、たとえば自動車のトランクルームあるい
はタイヤハウス等の凹凸形状の鋼板部位に制振用
の層体を接着して取付けるが、凹凸形状部位は接
着しにくい問題があつた。そして、タイヤハウス
全面に層体を取付ける場合には、層体が被着面の
凹凸形状になじまず、接着した層体が形状不良及
び接着不良となる問題があつた。また、制振用の
層体は主として熱融着による加熱接着にて取付け
られるが、加熱接着の際、層体下面側に取込まれ
た空気が膨脹することにより層体が変形し、層体
表面にふくれを生じ、仕上りの状態を悪くする問
題点があつた。
(考案が解決しようとする問題点) しかして本考案は、上記した従来の問題点を
解決しようとしたものであり、タイヤハウスなど
凹凸形状の車両部位に対して取付け性良好で取付
け後の形状保持も良く、かつ制振の本来の機能は
従来通り充分に発揮し得ることは勿論であり、し
かも加熱接着にて取り付ける際に層体表面にふく
れ変形を生じなく、仕上り状態を良好となし得
る、加熱接着型の制振用積層成形板を提供するこ
とにある。
(問題点を解決するための手段) そこで本考案者は上述した従来の問題点を解決
すべく、制振用の層体と保持板とを積層成形した
積層成形板タイプのものを主体として研究したと
ころ、良好な成果を得て本考案を達成したもので
ある。本考案の手段は、多数の貫孔を有する金属
製の保持板の片面には瀝青質あるいはゴム質の層
体が接着され、かつ保持板の他面には瀝青質の第
2層体が、第1層体の加熱時変形を防止する補強
シートを介して接着され、第1層体、保持板、補
強シート及び第2層体の四層構造体よりなり、該
四層構造体が重合状態で所定の凹凸形状に成形さ
れてなるものとすることにある。前記保持板はエ
キスパンドメタル、打抜き鋼板の他、金属鋼体な
ど多数の貫孔を有しプレス成形し易くかつ形状保
持性の高い、平板様のものが使用される。前記補
強シートはポリエステルフイルムあるいは塩化ビ
ニルフイルムなどの熱可塑性のフイルム、不織
布、布、あるいは紙などのものが使用される。
(作用) この考案においては、保持板により形状が保持
される。補強シートは積層成形板を被着体に加熱
接着する際に生ずる空気等のガスを遮断あるいは
適度に吸収し、表面となる第1層体のふくれを阻
止する。第2層体は被着体側となるものであり、
加熱により溶融軟化し、被着体への接着に役立
つ。第1層体及び第2層体はその材質特性により
振動を吸収し制振作用をなす。
(実施例) 次に本考案の第1の実施例を図面に基づいて説
明する。第1図〜第6図において、1は自動車ト
ランクルームのタイヤハウス鋼板8部位に被着さ
れる制振用の積層成形板である。この積層成形板
1は、網様のエキスパンドメタルよりなる保持板
3の片面に瀝青質の第1層体2が接着され、かつ
保持板3の他面には不織布よりなる補強シート4
を介して瀝青質の第2層体5が接着され、第1層
体2、保持板3、補強シート4及び第2層体5の
四層構造体よりなり、この四層構造体が重合状態
でタイヤハウス鋼板8外側の被着面8Aに被着可
能な凹凸形状に成形されているものである。な
お、第1層体2、保持板3、補強シート4及び第
2層体5の接着は加熱融着あるいは感圧接着剤付
けにて行なわれる。
本例の第1層体2及び第2層体5の各瀝青質シ
ートは瀝青質を主体とした厚さ2mmの「アスフア
ルトシートK−1」(日本セキソー工業KK製造
の瀝青シート、商品名)であり、エキスパンドメ
タル(保持板)は貫孔3A〜3Aのメツシユ寸法
がSW16mm、LW32mm、ストランド寸法T1.0mm、
W1.2mmの金属メツシユ体であり、かつ不織布
(補強シート)はナイロン繊維5031よりなる目付
量30g/m2のものを用いた。四層構造体の成形
は、80℃に加熱した第1層体2及び第2層体5を
用意し、これらを第2層体5、不織布、保持板
3、及び第1層体2の順に順次上載して重ねた重
合体となし、この重合体をプレス型6,7の成形
面6A,7A間に配置し、たとえば25Kg/cm2のプ
レス圧にてプレスすることにより行なわれ、タイ
ヤハウス鋼板外側に被着し得る形状の制振用の積
層成形板1とされる。積層成形板1はプレス成形
の際、第1層体2、保持板3、補強シート4、第
2層体5が重合状に接着されるとともに、第1層
体2と第2層体5は保持板3及び不織布を介して
接着されかつ所定の凹凸形状の成形体とされる。
この積層成形板1は自動車ボデーのたて向きタイ
ヤハウス鋼板8に嵌着させ、適宜手段にて支持し
た後、150℃の熱風炉中にて約20分間加熱してタ
イヤハウス鋼板8被着面8Aに積層成形板1を接
着させた。タイヤハウス鋼板8に対する、積層成
形板1の接着性及び仕上り状態は良好であり、か
つ積層成形板1は瀝青質のものであるため、本来
の防振性は良好であつた。
次に、第7図〜第10図において第2の実施例
を示す。第7図に示す制振用の積層成形板11は
自動車のダツシユボード鋼板18部位に被着する
ものであり、前記した第1の実施例のものと同様
に四層構造体よりなる。すなわち積層成形板11
は保持板13の片面に瀝青質の第1層体12、が
接着され、かつ保持板13の他面にはポリプロピ
レンフイルムによりなる補強シート14を介して
瀝青質の第2層体15が接着され、第1層体1
2、保持板13、補強シート14及び第2層体1
5の四層構造体よりなり、この四層構造体が重合
状態でダツシユボード鋼板18外側の被着面18
Aに被着可能な凹凸形状に成形されているもので
ある。四層構造体は第1層体12と第2層体15
の加熱融着あるいは感圧接着剤付けによつて接着
されている。本第2例の前記保持板13には多数
の貫孔13A〜13Aを有する打抜き金属板を使
用した(第8図参照)。
しかして、この積層成形板11はダツシユボー
ド鋼板18に加熱接着されるが、接着性は良好で
あり、かつ接着した積層成形板11は仕上がり状
態及び保形性がよいものであつた。
(考案の効果) しかして本考案は、前記した問題解決手段とな
したため、前記した各問題点が解決される。すな
わち、本考案においては、 (イ) 第1層体、保持板、補強シート、及び第2層
体の四層構造体が重合状態で成形されてなるも
のとなしたため、凹凸形状の車両部位に取付け
し易いものであり、取付け後の形状保持も良好
であること、 (ロ) 第1層体は瀝青質あるいはゴム質であり、第
2層体は瀝青質であるため制振機能が発揮され
ること、 (ハ) 第2層体の瀝青質は熱融着性であり、加熱接
着の際に都合が良いこと、 (ニ) 加熱接着の際に第1層体に生ずるガスは、補
強シートにより阻止されるので、第2層体表面
のふくれ変形がなく、仕上り状態良好な見ばえ
の良いものにすることができること、 の諸効果が達成される。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本考案の第1の実施例を示す
ものであつて、第1図はタイヤハウス用の積層成
形板の斜視図、第2図は保持板の一部を示す拡大
した斜視図、第3図は成形工程の工程説明図、第
4図は同じく成形工程の工程説明図、第5図は自
動車タイヤハウス鋼板の斜視図、第6図はタイヤ
ハウス鋼板に積層成形板を取付けた状態の横断面
図である。第7図〜第10図は本考案の第2の実
施例を示すものであつて、第7図はダツシユパネ
ル用の積層成形板の斜視図、第8図は保持板の一
部を示す斜視図、第9図は自動車ダツシユボード
鋼板部位を主体とした斜視図、第10図はダツシ
ユボード鋼板に積層成形板を取付けた状態の横断
図面である。 1,11……積層成形板、2,12……第1層
体、3,13……保持板、3A,13A……貫
孔、4,14……補強シート、5,15……第2
層体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 多数の貫孔を有する金属製の保持板の片面には
    瀝青質あるいはゴム質の第1層体が接着され、か
    つ保持板の他面には瀝青質の第2層体が、第1層
    体の加熱時変形を防止する補強シートを介して接
    着され、第1層体、保持板、補強シート及び第2
    層体の四層構造体よりなり、該四層構造体が重合
    状態で所定の凹凸形状に成形されてなることを特
    徴とした加熱接着型の制振用積層成形板。
JP19025484U 1984-12-14 1984-12-14 Expired JPH0357468Y2 (ja)

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JP19025484U JPH0357468Y2 (ja) 1984-12-14 1984-12-14

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JP19025484U JPH0357468Y2 (ja) 1984-12-14 1984-12-14

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JPS61105137U JPS61105137U (ja) 1986-07-04
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