JPH035726Y2 - - Google Patents

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JPH035726Y2
JPH035726Y2 JP1986023615U JP2361586U JPH035726Y2 JP H035726 Y2 JPH035726 Y2 JP H035726Y2 JP 1986023615 U JP1986023615 U JP 1986023615U JP 2361586 U JP2361586 U JP 2361586U JP H035726 Y2 JPH035726 Y2 JP H035726Y2
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JP
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outer skin
coil spring
envelope
valve body
spring ring
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JP1986023615U
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JPS62136668U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (1) 産業上の利用分野 この考案は高温度流体管路に設置される偏心型
バタフライ弁に関するものである。
(2) 従来の技術 この種の偏心型バタフライ弁の一例として実開
昭59−123755号公報に開示されているものがあ
る。この弁は第3図に示すように、弾性補助部材
としてのコイルばねリング103と、これを密接
して覆うメタルシートとしての外皮102とから
なるメタルシール機構101を具えている。コイ
ルばねリング103はリテーナリング106の内
周面に形成した環状段部107に配設されてい
る。外皮102は外径方向が開口した断面U字形
に形成され、そのU字形に湾曲した一半部104
はその端縁が環状段部107の底面に近接するよ
うになつており、また直線状となつた他半部は弁
箱108とリテーナリング106との間に挟持さ
れている。前記において、弁体111が閉じてく
ると、弁体111の円錐状シール面112が外皮
102に当接してこれを変形させ、さらにコイル
ばねリング103が外皮102と環状段部107
の底面との間で潰されて変形する。このようにし
て、外皮102のみでは弾性が不充分であるが、
コイルばねリング103の変形に伴なう反力によ
りメタルシール機構101には充分な弾性が発生
し、弁体111のシール面112に外皮102が
圧接してシールを確実なものにしている。
(3) 考案が解決しようとする問題点 ところで、前記のものはコイルばねリング10
3が外皮102で覆われるようにはなつているも
のの、流体と完全に隔絶されていないため、清浄
な流体の場合はよいが、ダストなどの異物を含む
流体においては、異物が外皮102の一半部10
4の端縁と環状段部107の底面とのわずかな隙
間から外皮102で覆つた空間110に入り込
み、コイルの間隙に付着する。そのため、リング
周りにおける反力にばらつきが生じ、シール性が
次第に悪くなるという問題点がある。
そこで、この考案はダストなどの異物を含む流
体においてもシール性を良くできるようにするこ
とを技術的課題とする。
(4) 問題点を解決するための手段 前記問題点を解決するためこの考案に係わる偏
心型バタフライ弁は、前記コイルばねリングを、
該コイルばねリングの弾性変形に伴つて弾性変形
可能な筒状包被体で包被し、この包被体に密接す
る前記外皮の一半部を、該一半部側の端縁がリテ
ーナリングの内周面よりやや内方に突出するよう
に配置し、また前記環状段部の底面及び側面に、
全閉状態における包被体の下流側と上流側を連通
する連通路を設けたものである。
(5) 作用 前記のようにコイルばねリングを筒状包被体で
包被したので、ダストなどの異物を含む流体であ
つても、異物がコイルばねリングのコイルの間隙
に付着することに皆無となる。したがつて、リン
グ周りにおける反力も常に等しく保つことがで
き、シール性を長期に亘つて良好に維持すること
が可能となる。また連通路を設けたので、全閉状
態で弁体にメタルシートとしての外皮から引き離
す方向に圧力が作用(逆圧)する場合、該連通路
を経て外皮で覆つた空間に流体圧が作用し、外皮
が弁体に向かうように押圧力がかかるように作用
させる。
(6) 特有の効果 前記のようにコイルばねリングを筒状包被体で
包被するため、外皮で殊更、コイルばねリングを
覆う必要がなくなる。また包被体に密接する外皮
の一半部を、該一半部側の端縁がリテーナリング
の内周面よりやや内方に突出するように配置した
ので、外皮の一半部の湾曲度を小さくでき、外皮
の成形が非常に容易となるとともに、コイルばね
リング又は包被体を取り替える必要が生じたと
き、従来のもののように外皮の湾曲部端の直径を
越えての取付、取外しが不要となり、コイルばね
リングが引き伸ばされるようなことがないので、
ばねの特性を損う恐れがなく、外皮に対するセツ
テイングも非常に容易となる。さらに、前記のよ
うに環状段部の底面及び側面に設けた連通路によ
つて包被体が環状段部に密接していても、外皮の
押圧力が弁体にかかるような作用が生じるので、
全閉状態での外皮と弁体とのシール性も極めてよ
くなる。
(7) 実施例 第1,2図において1は偏心型バタフライ弁
で、このバタフライ弁1はリテーナリング2を固
定した弁箱3を具え、高温流体管路A,Bのフラ
ンジC,Dに挟み込まれて設置されている。リテ
ーナリング2及び弁箱3の内周面は流路5に形成
されている。弁箱3の上下部には軸受部7,7′
が設けられ、該軸受部7,7′には弁棒8が回動
自在に軸支されている。弁棒8の弁箱内部分には
弁体10がピン11によつて固定されている。弁
棒8の軸受部7から突出した上端部には角形駆動
部12が形成されており、該駆動部12を専用の
ハンドルや駆動モータなどで回動することにより
弁体10が回動されて流路5が開閉されるように
なつている。
15はメタルシール機構で、弾性補助部材とし
てのコイルばねリング16と、これを包被する円
筒状包被体17と、この包被体17を覆うメタル
シートとしての外皮18とからなつている。
外皮18は半径方向内側の一半部20が湾曲
し、かつ外側の他半部21が直線状となつた断面
略J字形に形成されており、他半部21がリテー
ナリング2と弁箱3との間にシールパツキング2
2,23を介して挟持され、かつ一半部20がそ
の端縁をリテーナリング2の内周面よりやや内方
に突出させ、全閉状態で弁体10の円錐状シール
面13が当接するように配置されている。外皮1
8の一半部20端縁近傍から弁箱3側におけるリ
テーナリング2の内周面には環状段部25が切欠
形成されている。環状段部25には包被体17を
構成する互いに密接して嵌挿された内筒27と外
筒28、及び内筒27内に密接した状態で挿設さ
れたコイルばねリング16が配設されている。内
外筒27,28はニツケルなどの材質で形成さ
れ、半径方向に弾性変形が可能なようになつてお
り、その製作に際しては前記材質の平板を、その
周方向で対向する側縁間に長さ方向の間隙30,
31を形成した円筒状に曲成する。そして、内外
筒27,28はそれぞれの間隙30,31からコ
イルばねリング16のコイルの間隙に流体中の異
物が入り込まないように、互いに間隙30,31
を略180゜位置をずらして嵌挿されている。環状段
部25の底面及び側面には、全閉状態で包被体1
7等に関し上流側と下流側の流路5を連通する連
通路32が形成されている。したがつて全閉状態
で弁体10にメタルシートとしての外皮18から
引離す方向に圧力が作用(逆圧)する場合(第1
図矢視方向圧)、該連通路32を経て外皮18で
覆つた空間26に流体圧が作用し、コイルばねリ
ング16を流体中の異物から保護する包被体17
が環状段部25に密接していても、外皮18が弁
体10に向かうように押圧力がかかるように作用
させるので、外皮18と弁体10のシール面13
とのシール性は極めてよい。
第1図で33,34はブツシユ、35,36は
パツキン、38はパツキン35の押え、40はカ
バー、41はデイスタンスリングである。
前記において、弁体10が閉じてくると、弁体
10のシール面13が外皮18に当接してこれを
変形させる。この外皮18の変形によつて包被体
17とともにコイルばねリング16は外皮18と
環状段部25の底面及び側面との間で潰されて変
形し、該コイルばねリング16の変形に伴なう反
力によりメタルシール機構15には充分な弾性が
発生し、弁体10のシール面13に外皮18が圧
接してシールを保つことになる。しかも、前記作
用においてコイルばねリング16は包被体17に
包被されているから異物の付着を原因として反力
が周方向でばらつくこともなく、常に円滑かつ確
実なシール性を維持することが可能となる。
尚、前記実施例は好ましい一具体例を示したに
すぎず、このようなものだけに限定するものでは
ない。例えば包被体17は必ずしも内外筒27,
28で構成しなくともよく、また間隙30,31
も必ずしも必要としない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す縦断正面
図、第2図は第1図の部拡大断面図、第3図は
従来例の第2図と対応する断面図である。 1……偏心型バタフライ弁、2……リテーナリ
ング、3……弁箱、5……流路、10……弁体、
16……コイルばねリング、17……包被体、1
8……外皮、20……一半部、21……他半部、
25……環状段部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 リテーナリングの内周面に形成した環状段部に
    弾性補助部材としてのコイルばねを半径方向内側
    の湾曲した一半部で密接して覆うメタルシートと
    しての外皮の直線状他半部を、全閉状態で弁体の
    シール面が一半部に当接するように前記リテーナ
    リングを介して弁箱に固定した偏心型バタフライ
    弁において、 前記コイルばねリングが、該コイルばねリング
    の弾性変形に伴つて弾性変形可能な筒状包被体で
    包被されており、この包被体に密接する前記外皮
    の一半部が、該一半部側の端縁をリテーナリング
    の内周面よりやや内方に突出させて配置されてお
    り、また前記環状段部の底面及び側面に、全閉状
    態における包被体の下流側と上流側を連通する連
    通路が設けられていることを特徴とする偏心型バ
    タフライ弁。
JP1986023615U 1986-02-20 1986-02-20 Expired JPH035726Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986023615U JPH035726Y2 (ja) 1986-02-20 1986-02-20

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986023615U JPH035726Y2 (ja) 1986-02-20 1986-02-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62136668U JPS62136668U (ja) 1987-08-28
JPH035726Y2 true JPH035726Y2 (ja) 1991-02-14

Family

ID=30822083

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986023615U Expired JPH035726Y2 (ja) 1986-02-20 1986-02-20

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JP (1) JPH035726Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS608381A (ja) * 1983-06-29 1985-01-17 Hitachi Ltd エレクトロクロミツク材料

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS608381A (ja) * 1983-06-29 1985-01-17 Hitachi Ltd エレクトロクロミツク材料

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62136668U (ja) 1987-08-28

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