JPH035726B2 - - Google Patents

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JPH035726B2
JPH035726B2 JP57080833A JP8083382A JPH035726B2 JP H035726 B2 JPH035726 B2 JP H035726B2 JP 57080833 A JP57080833 A JP 57080833A JP 8083382 A JP8083382 A JP 8083382A JP H035726 B2 JPH035726 B2 JP H035726B2
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JP
Japan
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strobe
control device
exposure
graph
exposure control
Prior art date
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Application number
JP57080833A
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English (en)
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JPS57212422A (en
Inventor
Rii Gurimesu Donarudo
Uoshubaan Hasukeru Sutanrei
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Polaroid Corp
Original Assignee
Polaroid Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Polaroid Corp filed Critical Polaroid Corp
Publication of JPS57212422A publication Critical patent/JPS57212422A/ja
Publication of JPH035726B2 publication Critical patent/JPH035726B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B7/00Control of exposure by setting shutters, diaphragms or filters, separately or conjointly
    • G03B7/08Control effected solely on the basis of the response, to the intensity of the light received by the camera, of a built-in light-sensitive device
    • G03B7/091Digital circuits

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Stroboscope Apparatuses (AREA)
  • Exposure Control For Cameras (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は写真の分野に関し、特に、ある露出前
の被写界情報入力に基づいてフイルム露光プログ
ラムを形成し、その後フイルム露光中に選択され
た装置要素の動作を制御することによつて、その
形成されたプログラムを実行するようになつてい
るマイクロコンピユータを用いた、自動露出制御
の装置および方法に関する。 背景技術とその問題点 「ビユーフアインダの中に被写体を納めた後サ
イクル開始ボタンを押す」。今日の全自動カメラ
においては、これが、合理的根拠に基づいた高度
に満足すべき写真を撮影するために必要な指示の
殆ど全てであるといえる。 大衆アマチユア市場を目標にしたカメラの自動
化の程度は、米国マサチユセツツ州ケンブリツジ
のポロライド社から売り出されている、自動現像
式SX−70およびプロント!オートフオーカス・
ランド・カメラ(Pronto!Autofocus Land
Camera)によつて代表される。このカメラで
は、自動カメラサイクルの開始に応答してソナー
測距装置がカメラ被写体間距離を測定して対物レ
ンズを正しい焦点位置にセツトし、フイルムユニ
ツトが光電池回路によつて測定された被写界の輝
度レベルに応じて自動的に露光され、次いで露光
されたフイルムユニツトが1対の加圧ローラ間に
自動的に送られて公知の現像および拡散転写工程
が開始される。 これらのカメラはまた、フラツシユバー
(flashbar)(フラツシユ管のアレイ)および/ま
たはストロボユニツトを用いた自動フラツシユモ
ード動作を行ないうる構造になつている。これら
のカメラは、周囲光が極めて低レベルで露光用の
照明が主として人工光源によつて与えられるよう
な状態において通常のフラツシユモード動作を行
なうだけではなく、周囲光が高レベルの状態にお
いても自動補充フラツシユモードで動作すること
ができる。このモードにおいては、陰影をなくし
たり出来上り写真をソフトにしたりする目的で、
または被写界の暗部に対し照明を追加してその細
部を明らかにするめに、人工照明を周囲光に比例
して混合する。 上述のカメラにおいては、像形成光のフイルム
面への伝達は、有効開口および露出時間の双方を
画定するめの、1対の逆方向往復運動を行なう羽
根を有する積分形羽根機構を用いた、動的開口走
査シヤツタによつて制御される。 これらの羽根は、閉鎖した光阻止位置と、両羽
根が最大可能開口を画定する完全開放位置との間
で変位自在になつている。両羽根が開くのに従つ
て開口の大きさ(面積)は、適宜の露出パラメー
タによつて定められる。ピーク開口に達するまで
次第に増加する。その後、羽根の変位方向は逆転
して、有効開口の大きさを次第に減じ、最後にシ
ヤツタは閉鎖して露出時間を終了する。 羽根機構の動作特性は、時間(露出時間)に対
する開口の大きさを示すグラフ(軌跡)の曲線に
よつて示され、この曲線は得られる露光について
の定量的および定性的情報を与える。 像形成光の強度がわかつている場合は、曲線に
よつて囲まれた面積は露光値すなわちフイルム面
に達する光の総量を表わす。 上述のグラフ(軌跡)曲線の全体的形状は、運
動停止能力、被写界深度、およびその他のパラメ
ータに関連する露光の性質を決定する。例えば、
羽根機構が高速で駆動されて速やかに比較的大き
いピーク開口に達した後、同様にして閉鎖するも
のとしよう。その場合には露光時間は比較的短く
なり、運動停止能力は良好になる。しかし、ピー
ク開口が大きいために被写界深度は若干悪くな
る。同じ露光値を与える場合でも、羽根機構を低
速で駆動すればピーク開口は小さくなるため被写
界深度は改善される。しかし露出時間は長くなる
ため、必然的に運動停止能力は低下する。しかし
ながら、一般の写真撮影状況においては、グラフ
曲線の形状はこれら2つの極端な場合の中間的形
状にされ、運動停止能力と被写界深度との間にお
ける最適の均衝点が実現されている。 近年、全自動カメラによつて撮影される写真像
の品質が著しく改善されてきた。これらの改善の
うちのあるものは、シヤツタ機構が良くなつたこ
と、被写界輝度レベルの測定が広範囲の状態およ
び距離にわたつてより正確に行なわれるようにな
つたこと、および、露出装置全体がより正確に制
御されるようになつたこと、によつて実現された
ものである。また、他の改善は、自動測距および
焦点調節、および比例補充フラツシユなどの新し
い装置の追加によつて実現されたものである。 像品質の向上の大部分は、以前には操作者に撮
影工程の広い理解を要求した公知の露出方法を自
動化することによつて行なわれたものである。 現在このような方法は広く利用されているの
で、多くの人々は将来における像品質の改善は、
主として新しい露出方法の開発および/または現
在の技術の著しい改変によつて行なわれるものと
信じている。 動的開口シヤツタの分野においては、グラフ
(軌跡)曲線の形状が被写界深度および運動停止
能力の両パラメータに与える影響を調査して、ほ
ぼ三角形状をなすやや凹状をなす開放および閉鎖
移動部分(2辺)をもつた最適均衡曲線を提案す
る研究がなされてきた。例えば、Applied
Optics,vol.16,p.1914,July1977に所載の
William T.Plummer著「Photographic
Shutters:Better Pictures With A
Reconsideration Of Shutter Efficiency」を参
照されたい。 しかし、まだ解決されねばならない多くの問題
が残されている。例えば、最適のフラツシユおよ
び補充フラツシユ写真を撮るためにはグラフの曲
線をどのような形状にすべきか?グラフの曲線の
形状は、与えられた像形成用光学装置の利点を利
用しつつその欠点を最小化するようになし得る
か?まだ、フオローフオーカス,ストロボ消勢お
よびハイブリツドフラツシユの諸装置の相対的価
値については議論の余地がある。自動補充フラツ
シユは比較的新しいものであるが、周囲光とスト
ロボ光との最適比はいくらであるか?周囲輝度が
十分なレベルを有し、露出に対して自然光の所定
レベルの寄与が得られる場合に、この比を一定に
保つべきであるか、または、この比を被写体の輝
度レベルおよび/または距離の関数として変化さ
せるべきであるか。 露出技術の進歩に対応するためには、真に多様
な能力をもつた露出制御装置が必要である。すな
わち、さまざまな入力に応答して、露出の性質を
決定する極めて多様な相異なる形状のグラフ曲線
を自動的に形成しうると共に、露出決定のための
複雑な相互作用を有する諸変数を容易に操作し
て、周囲光モードおよびフラツシユモードの動作
を制御しうる装置が必要である。 本件出願人と同じ譲受人に譲渡された同時係属
出願である、1980年12月16日出願の米国特許出願
第216831号に開示されている露出制御装置は、周
囲光動作を行なうように構成されており、被写界
の状態を示す自動入力、および/または、被写界
深度または運動停止能力のいずれを強調する曲線
を操作者が選択したかに関係する手動入力、に応
答して多様な相異なるグラフ曲線の形状を与えう
るようにプログラムされたマイクロコンピユータ
によりシヤツタ動作を制御するようになつている
ことによつて、新しい露出技術を実現するのに必
要な多くの能力を備えている。 このシヤツタ羽根機構は、選択されグラフ信号
プログラムに応答してその信号プログラムによつ
て定められたグラフ(軌跡)を実現させるステツ
プモータによつて駆動される。コンピユータは、
被写界の周囲光による輝度レベルを含む各種露出
前入力に応答して、あらかじめプログラムされた
グラフデータベースを利用し、適宜のグラフ信号
プログラムを形成して、それをステツプモータに
供給する。 本発明は、多様な能力を有するストロボフラツ
シユ装置を追加し、新しいフラツシユモード動作
を取入れることによつて、上述の装置の能力を拡
張することに関する。このフラツシユ装置は、ス
テツプモータによつて駆動されるシヤツタに適合
しうるだけでなく、比較的低経費で追加すること
ができる。そのわけは、露出制御装置を周囲光露
出モードで動作させる同じマイクロコンピユータ
を若干拡張した形式にしさえすれば、その動作が
プログラムされ制御されるからである。 前述のように、比例補充フラツシユ装置は従来
技術において公知である。周囲光レベルが比較的
に低い場合には、露出のための照明は殆どストロ
ボユニツトから供給される。しかし、周囲光によ
る輝度レベルが所定レベルまで増大して自然光が
最適露光値の固定百分率(例えば75%)を与える
ようになると、ストロボの出力レベルが被写体距
離および周囲光被写界輝度レベルの関数として自
動的に調節され、完全な露光値に達せしめるのに
必要な光の残りの百分率を与える。 比例補充フラツシユを与えるためには多くの方
法がある。例えば、ある装置は焦点追随(フオロ
ーフオーカス)モードで動作し、被写体距離に関
連した開口値において固定された出力のストロボ
を点弧する。また、他の装置はストロボ消勢技術
を利用し、被写界の輝度レベルに応じた周囲光寄
与が得られるようにセツトされピーク開口値、ま
たは他のストロボ点弧開口値においてストロボを
点弧し、ストロボ出力を被写体距離に比例させ変
化させる。また、さらに他の装置はこれら2つの
技術を組合せ、2.74m(9フイート)または3.05
m(10フイート)までの被写体距離に対しては焦
点追随モードを用い、この範囲を超える被写体距
離に対しては消勢モードに変えるようになつてい
る。これらの装置の代表例については、本願と共
通の譲受人に譲渡された同時係属出願である、
1980年3月31日出願の“Exposure And Flash
Fire Control System”と題する米国特許出願第
135521号を参照されたい。そこには他の参考文献
も挙げられている。 また、いくつかの従来技術の参考文献には、デ
イジタル計算技術を用い、被写体距離および周囲
光輝度レベル入力に基づいて適宜のフラツシユ点
弧パラメータを決定する自動フラツシユ点弧装置
が提示されている。その代表例としては、米国特
許第RE−29599号,第3928859号,第4500444号,
3836920号,第4187019号,第4024549号,第
3710701号,および第3742828号を参照されたい。
米国特許第4035814号には、被写界輝度入力およ
び被写体距入力に応答してフラツシユパラメータ
を決定するためのデイジタルカウンタメモリ装置
を用いた露出制御装置が開示されている。米国特
許第4065776号には、ステツプモータによつて駆
動されるシヤツタと共用するように構成されたフ
ラツシユ点弧装置が開示されている。米国特許第
3738242号および第4236794号には、少なくとも写
真撮影工程の一部が、あらかじめプログラムされ
たデータベースまたはマトリツクステーブルを有
するデイジタルコンピユータによつて制御される
写真装置が開示されている。 これらの従来技術における露出制御装置の共通
の欠点は、それらの動作が不当に狭く制限されて
いるめに、相異なる露出モードの動作およびその
選択を最適化するのに必要な多様な能力を欠いて
いることである。すなわち、ある装置は一種類の
一般的グラフ形状を与え、これを通常周囲光モー
ド動作において最適化するだけである。従つて、
フラツシユモード動作を周囲光グラフの形状に適
合させなくてはならないという前提制限が加わる
ことになる。他の装置においては、良好なフラツ
シユモード動作が行なわれるようにグラフ形状が
変化せしめられるが、補充フラツシユモードは満
足に行なわれない。そのわけは、低周囲光レベル
におけるストロボの寄与に対して最適化されてい
るグラフ形状によつて周囲光の寄与が行なわれる
からである。 発明の要約 従つて、本発明は、周囲光およびストロボフラ
ツシユによる写真撮影のための、極めて多様な能
力をもつた自動露出制御装置を提供することを目
的とする。 もう1つの目的は、新しい露出技術に容易に適
応しうるそのような露出制御装置を提供すること
である。 さらにもう1つの目的は、フラツシユモードパ
ラメータを選択する独特の方法を用いることによ
つて、与えられストロボユニツトの有効範囲を拡
張しうるそのような露出制御装置を提供すること
である。 本発明のさらにもう1つの目的は、プログラム
自在な、そのような露出制御装置を提供すること
である。 さらにもう1つの目的は、自動ストロボモード
露出決定工程において、あらかじめプログラムさ
れたグラフ(軌跡)曲線とストロボ動作データベ
ースとを利用するマイクロコンピユータによつて
制御される、自動露出制御装置を提供することで
ある。 本発明のさらにもう1つの目的は、そのような
自動露出制御装置を組込んだカメラを含む写真装
置を提供することである。 本発明は、カメラに用いられる自動露出制御装
置であつて、周囲光およびストロボフラツシユ照
明モードの動作において、被写界からフイルム面
にあるフイルムユニツトへ伝送される像形成光線
を制御する該自動露出制御装置を提供する。 この装置は羽根機構を有し、その羽根機構は、
被写界光をフイルム面へ通過させないように阻止
する第1位置と、最大開口を画定する第2位置と
の間で変位しうるように取付けられている。この
羽根機構は、第1位置から第2位置へ移動する時
に次第に大きさを増す開口範囲を形成し、次いで
第1位置へ復帰する時に次第に大きさを減ずる開
口範囲を形成することになり、露出時間の経過中
におけるフイルム面への被写界光の通過を調節す
る役目をもつている。 羽根機構を駆動する装置として、好ましくはグ
ラフ(軌跡)信号プログラムに応答するステツプ
モータを有するものを用い、それによつて羽根機
構をしてグラフ信号プログラムによつて定められ
る通りの、時間に対する開口の大きさを表わすグ
ラフ曲線の特徴をもつた動作を行なわせるように
する。 この露出制御装置は、被写界に向けて人工照明
を送る照明源である、可変出力の消勢式ストロボ
ユニツトに接続されるような構造をもつている。
このストロボユニツトの光出力は、ストロボユニ
ツトが点弧された後ストロボユニツトへ供給され
る消勢信号のタイミングを調節することによつ
て、最小出力値と最大出力値との間で変化させる
ことができる。 この露出制御装置はまた、該装置を周囲光モー
ド動作またはストロボフラツシユモード動作に選
択的にセツトする装置と、被写界または被写体に
関連するある入力に基づいて露出プログラムを形
成し、その後露出制御装置の動作を制御してその
形成されたプログラムを実行するマイクロコンピ
ユータと、を備えている。 このコンピユータは、部分的には第1および第
2メモリ部分を有する。第1メモリ部分は、あら
かじめプログラムされたグラフデータベースを記
憶しており、そこには相異なる被写界輝度レベル
に適する周囲光モードおよびストロボフラツシユ
モードのグラフ曲線群を定める、複数の相異なる
グラフ信号プログラムの少なくとも特性要素が含
有されている。第2メモリ部分には、あらかじめ
プログラムされたストロボ動作データベースが記
憶されており、それは、被写界輝度レベルと被写
体距離とのさまざまな組合せにおけるフラツシユ
モードに用いられるグラフ曲線の少なくとも1組
に関連するストロボ点弧開口値および消勢時刻デ
ータを与える。 コンピユータは、露出制御装置が周囲光モード
動作にセツトされた時は、少なくとも露出前被写
界輝度レベル入力信号に応答してグラフデータベ
ースを用い指示された被写界輝度レベルに適する
グラフ信号プログラムを形成し、その後形成され
たグラフ信号プログラムを羽根駆動装置に供給す
ることによつてフイルムユニツトの露光を行な
う。コンピユータはまた、露出制御装置がフラツ
シユモード動作にセツトされた時は、輝度入力信
号とカメラ被写体間距離を表わす露出前距離信号
との双方に応答して、ストロボ動作データベース
から関連したストロボ点弧開口値および消勢時刻
を選択し、その後羽根機構の露出時間画定動作中
の適宜の時刻に、それらに対応したストロボ点弧
信号および消勢信号をストロボユニツトに供給す
る。 この露出制御装置は、指示された被写界輝度レ
ベルがフイルム感光度によつて決定される最適露
光値の少なくとも75%を与えうる場合には、比例
補充フラツシユモードで動作しうるように構成さ
れている。周囲光の寄与を利用するフラツシユモ
ードにおいて用いられるグラフ曲線の形状は、周
囲光モード動作において用いられるグラフ曲線の
形状といくらか異なつている。すなわち、フラツ
シユモードの曲線はやや急峻で高いピーク開口値
に達し、実現される開口範囲を広げることによつ
て露光に対するストロボの寄与を与えるようにな
つている。 従来技術において公知の、あるフラツシユ装置
とは異なつて、本発明においては周囲光およびフ
ラツシユ照明の混合工程において開口とストロボ
出力レベルとの双方を変化させることによつて良
好な補充フラツシユを与える。 この方法においては、ストロボユニツトの全有
効距離範囲が直線的に順次複数の帯域に分割され
る。自動焦点装置から発生する距離信号に応答し
て、コンピユータはストロボ動作データベースを
用い、被写体が属する特定帯域を確定する。この
確定に基づき、被写体が存在する帯域の距離範囲
に関連したフラツシユ点弧開口値が選択される。
次に、消勢時刻によつて決定されるフラツシユの
出力量が、その特定帯域内における被写体の距離
に比例して選択される。すなわち、被写体がその
帯域の近い方の端に位置すれば、ストロボは最小
出力を発生するように命令される。また被写体が
遠い方の端にあれば、ストロボ出力は最大とな
る。すなわち、ストロボ出力は、帯域内における
被写体の位置に比例している。次に、コンピユー
タは、コンピユータが被写界輝度レベルに基づい
て選択したグラフに従つて、選択されたストロボ
点弧開口値に達しうるかどうかを点検する。高い
周囲光レベルにおいては、周囲光の寄与を制御す
べくセツトされたピーク開口値が、選択されたス
トロボ点弧開口値より小さくなることがありう
る。この場合には、コンピユータは選択された消
勢時刻を延長して、フラツシユモード出力を増加
させそれを補償する。追加の補正不可能な場合
は、露出制御装置はストロボユニツトを自動的
に、ピーク開口値において最大ストロボ出力で点
弧する。 被写界輝度レベルおよび被写体距離に応じて、
開口およびストロボ出力の双方を変化せしめるこ
とにより得られる利点は、以下に詳述されるよう
に、露出制御装置がフラツシユ露出を良好に制御
しうるカメラ・被写体間距離の範囲が拡大される
ことである。 発明の実施態様 以下、添付図面を参照しつつ、本発明の実施例
について詳述する。 第1図には、本発明の自動露出制御装置10が
ブロツク図で示されている。 装置10は動的開口走査シヤツタ羽根機構12
を有し、この機構は、マイクロコンピユータ18
の制御の下に、ステツプモータ駆動回路16(お
よび後述の位置帰還制御ループおよび駆動モード
選択装置)により閉ループ式に動作せしめられる
可逆ステツプモータ14によつて駆動されるよう
になつている。コンピユータ18は複数の入力に
応答して動作する。これらの入力としては、操作
者が露出サイクル開始ボタンを手動で作動させた
時それに応答して発生するサイクル開始入力1
9,および、自動的に発生する入力である露出前
の被写界の周囲光輝度レベル入力20、露出時間
の経過中に測定されるフイルム面における像輝度
レベル入力22、および好ましくは本発明と同じ
譲受人に譲渡された米国特許第4081626号に開示
されている形式のソナー測距およびレンズ焦点調
節装置から発生する。カメラ・被写体間距離入力
23などがある。これらのほかに、操作者が手動
で発生させる入力もある。例えば、操作者は4位
置スイツチ24をセツトすることにより、正常す
なわち均衡モード26、焦点深度強調モード(絞
り優先モード)28、運動停止強調モード(シヤ
ツター優先モード)30、またはストロボフラツ
シユモード31を選択することができる。もしス
トロボユニツトが装置に永久取付けされたもので
なければ、ストロボユニツトの接続に応答して自
動的にフラツシユモードへのスイツチングが行な
われるようにすることもできる。 後に明らかになるように、均衡(バランス)モ
ードにおいては、マイクロコンピユータ18は一
般的な周囲光写真に適したグラフプログラムを用
いて、被写界深度と運動停止能力との間の最善の
妥協点を実現するための均衡化、すなわち最適
化、がなされるように羽根機構12を動作させ
る。被写界深度強調モードまたは運動停止モード
のいずれかが選択されると、一般的な撮影プログ
ラムは用いられなくなり、その代わりに選択され
た特性、すなわち有効開口値または露出時間、を
強調するのに適したグラフプログラム用いられる
ことになる。ストロボフラツシユモードにおいて
は、コンピユータ18はフラツシユモードのグラ
フプログラムおよびストロボ動作データベースを
用いて、ストロボ点弧開口値および消勢時刻など
のストロボ動作パラメータを選択する。 第2図に示されているように、露出制御装置1
0はカメラCなどの写真装置に用いられ、対物レ
ンズ34によつて形成される被写体32の像形成
光線の、カメラのフイルム面38に置かれたフイ
ルムユニツト36への通過を制御する。装置10
はまた照明測定回路40を有し、この回路は、レ
ンズ34の視野の選択された部分からの光を受け
露出前被写界輝度レベル入力20を発生するため
のカメラ上に取付けられた第1光電池42と、フ
イルムユニツト36のフイルム面に形成された像
から光を受けてマイクロコンピユータ18への入
力22を発生するためのカメラ内部に取付けられ
た第2光電池44と、を利用している。別の方法
として、羽根機構の適宜の形状をもつた開口を通
して被写界に向けられた単一光電池を用い、被写
界輝度を測定して露出前入力20を発生させると
共に、次いで露出時間の経過中に入力22をも発
生させることもできる。カメラ・被写体間距離入
力23は、ソナー測距および焦点調節装置45か
ら発生せしめられる。さらに、図示されているよ
うに、可変出力電子ストロボユニツト47が、被
写体32に対する人工照明源をなしている。スト
ロボユニツト47の光出力は、ストロボ点弧信号
と消勢信号との間の時間間隔の長さを調節するこ
とにより、最小値と最大値との間で変化させるこ
とができる。 ここで用いられている「輝度」または「輝度レ
ベル」という用語は、通常写真技術において適正
なフイルム露光値を決定するために測定される、
被写界またはフイルム面における像の照度レベル
を意味する。 再び第1図を参照すると、羽根機構12は統合
形のもので、有効開口および露出時間画定の両機
能を有する。図示の実施例においては、羽根機構
12は、ある装置(図示されていない)によつて
重なり合うように取付けられた1枚の薄い細長い
羽根部材46および48であつて、ステツプモー
タ14の回転に応答して像形成光のフイルム面3
8への通過を阻止する位置と許容する位置との間
で、逆方向へ同時に変位しうるようになつている
該羽根部材46および48を有する。 前側の羽根部材46は、縦方向にテーパした穴
52をもつたほぼ長方形状の主要部50と、主要
部50の左下端部から左横方向へ延長する一体的
に形成された細長い駆動アーム54とを有し、駆
動アーム54の水平な上端縁部には歯付ラツク5
6が一体的形成にされて、これがステツプモータ
14の駆動軸60に固定された駆動ピニオン58
の下側とかみ合つている。 後側の羽根48は、相補的なテーパ穴64をも
つた主要部62と、駆動ピニオン58の上側とか
み合う歯付ラツク68を水平な下端縁上に有する
一体形成された上部駆動アーム66とを有してい
る。 モータ14反時計回りに回転すると、ピニオン
58は前側の羽根部材46を右へ駆動し、また同
時に後側の羽根部材48を左へ駆動するが、その
結果穴52および64は完全に重ならなくなり、
それらのテーパした端部が向かい合うようになつ
て、羽根機構12は閉鎖位置すなわち光阻止位置
をとる。モータ14が時計回りに回転すると、両
羽根はそれに応答して反対方向に駆動され、その
結果穴52および64は次第に重なり合つて、対
物レンズ34の光軸上に中心をもつ露光開口70
を協働して画定する。羽根部材46および48が
閉鎖位置から離れるにつれて、露光開口70は、
穴52および64の主要部が完全に重なり合つて
可能な最大開口を画定するまで次第に大きくな
る。羽根部材46および48が閉鎖位置へ帰る向
きに駆動される時は、露光開口70は次第に大き
さを減じて閉鎖する。 羽根機構12の段階が進む毎の露光開口70の
大きさの変化は、もちろん穴(開口)52および
64の選択された形状に関係する。露光開口の大
きさが羽根の変位の関数として直線的または非直
線的な割合で変化するような穴52および64を
用いることは本発明の範囲内に属していると考え
るべきであり、第1図に示されている穴52およ
び64の特定な形状は単なる1例に過ぎない。 第3図には、羽根機構12の動作と実現される
露出の性質との特徴が、露出時間(X軸)に対す
る開口の大きさすなわち面積(Y軸)のグラフ曲
線によつて示されている。グラフ曲線の下の面積
は、フイルムユニツトに入射する既知の強度をも
つた像形成周囲光の総量を表わす。しかし、曲線
の形状は平均開口すなわち有効開口と露出時間と
を決定し、従つて被写界深度と運動停止能力とを
表わす。 写真撮影上の動作特性に関する走査シヤツタ機
構の能力の多様性は、グラフを画ける可能な最大
区域を利用して、さまざまな相異なるグラフ曲線
を形成し得るか、し得ないかという点にかかつて
くる。もちろん、機械的シヤツタおよびその駆動
装置は固有の質量および慣性を有し、そのため羽
根は閉鎖位置から所定の開口値まで一瞬のうちに
移動することはできないので、グラフを画ける区
域の完全利用にはある実際上の制限が存在するこ
とになる。しかし、一般に、制御されつつ比較的
高速の最大速度で駆動されうる羽根機構は、低い
速度限度のシヤツタよりも多様な能力を有する。 ここでは、露光開口70の大きさが羽根の変位
の関数として直線的に増加するように、羽根機構
12の穴52および64が設計されているものと
仮定する。 もし、従来技術において公知の多くのステツプ
モータ・シヤツタにおけるように、ステツプモー
タ14を用いた駆動装置が固定速度でのみ動作し
うるものとすれば、形成されうるグラフ曲線の種
類は強く制限されることになる。例えば、グラフ
曲線Aは三角形状をなし、開口が固定速度でピー
ク開口値まで増大した後、同じ速度でシヤツタが
閉鎖するまで減少することを示している。羽根の
変位速度が固定されているので、グラフの開放移
動部分と閉鎖移動部分における傾きは変化しえな
い。もし露出時間が増大すれば、ピーク開口の大
きさはそれに伴つて増大する。しかし、羽根の変
位を一定のピーク開口値において閉鎖前の一定時
間の間停止せしめれば、ある程度グラフ曲線の形
状を変化させて台形状にすることができる。しか
し、それでもグラフは開放移動部分および閉鎖移
動部分において固定された傾きを有する曲線群に
制限されるので、多様性には極めて欠けることに
なる。 羽根機構12の動作特性の多様性は、ステツプ
モータ14の駆動速度を変化せしめうるような駆
動装置を用いれば実質的に増大させることができ
る。例えば、極めて明るい被写界を撮影する場合
には、羽根を比較的小さいピーク開口値までゆつ
くり(小さい傾きで)開き、次いで羽根を同じ速
度で閉鎖することが望ましい。高レベルの輝度
は、露光時間を短かくし(従つて良好な運動停止
能力を与え)、また比較的小さい有効開口値は良
好な被写界深度を保証する。 もしあまり明るくない被写界を撮影する際に、
露光時間を同じままにしようとするならば、羽根
機構12を高速で駆動して、露光時間の経過中に
それが大きいピーク開口および大きい有効開口に
達するようにしなければならない。同じ被写界照
明状態においてシヤツタの駆動速度を変化させる
ことができれば、グラフ曲線の形状を選択して相
異なる露光パラメータを強調することが可能にな
る。このように、羽根の変位速度をそれぞれの露
光において変化せしめうるシヤツタは、能力の多
様性が明らかに増大している。 同じ理由で、もし露出時間中における羽根の変
位速度を、羽根の加速または減速を生じるように
変化せしめうるならば、グラフ曲線の開放移動部
分および閉鎖移動部分が直線に限定されなくな
り、能力の多様性はさらに増大する。例えば、曲
線Bは凹状の、すなわちほぼ放物線状の辺をもつ
たほぼ三角形状のグラフになつているが、現在こ
れは被写界深度と運動停止能力との間の均衡が最
もよくとれたグラフ(軌跡)と考えられている。
この露出においては、羽根機構は最大開口まで開
いた後、同様な閉じ方をするので、グラフの閉鎖
移動部分は開放移動部分の鏡像になつている。次
にグラフCで示される露出においては、羽根はず
つと高速で最大開口まで開いた後ある時間の間そ
の状態に保持され、その後閉鎖する。また、グラ
フDで示される露出においては、羽根はある中間
的な速度で最大開口より小さいピーク開口値まで
開いた後その状態にある時間の間保持され、その
後閉鎖する。このように、モータ駆動装置が相異
なる速度で動作することができ、また露出時間中
に羽根の加速および減速を行なうことができる場
合は、走査シヤツタ装置は、多様な写真撮影条件
に最も良く適応しうる多数の相異なる形状のグラ
フを形成しうるという意味において、極めて多様
な能力をもつことになる。 露出制御装置10用としてステツプモータ駆動
装置を選んだ理由は、それが典型的な露出時間の
経過中に制御された加速および減速を行なつて、
多数の相異なるグラフ曲線を形成することがで
き、また、可能な機能に比し小形でかつ比較的安
価であるためである。 露出制御装置10に用いるのに適したステツプ
モータは、通常永久磁石の回転子と4コイルの単
極性またはバイフアイラ巻線とを有する。図示の
実施例においては、羽根46および48は通常、
閉鎖位置と最大開口画定位置との間で1.27cm
(0.5インチ)変位する。24ステツプ/回転(すな
わち15゜/ステツプ)のモータが半ステツプモー
ド(48ステツプ/回転)で動作せしめられ、羽根
46および48を180゜の回転、すなわち24ステツ
プ(7.5゜/ステツプ)、によつて閉鎖位置と最大
開口画定位置との間で駆動する。最良の加速特性
を実現するめには、トルク対慣性(回転子と負荷
とを合せての)比ができるだけ大きくなければな
らない。ステツプモータの技術に精通している者
の知るように、モータ14を半ステツプモードで
動作せしめるためには、単にコイルの付勢パター
ンを変えて、交互に1コイルまたは2コイルを一
時に付勢してステツプ動作を行なわせればよい。 ステツプモータ駆動回路16は、パルス入力
(回転方向は端子D、ステツプ列は端子S)、に応
答して正しい順序でコイルの付勢を行ない、モー
タ駆動の速度および方向を制御する。このような
駆動回路は、当該技術分野において公知のものな
ので、本発明の理解のためにこれ以上説明する必
要はないであろう。 マイクロコンピユータ18から供給されるグラ
フ入力は、モータ14の速度および回転方向を制
御するためのグラフ信号プログラムを含んでお
り、それに対応するグラフ曲線の特徴をもつた羽
根機構12の動作を実現する。グラフプログラム
は、最終的に回路16の端子Dに供給される適宜
の時計回りおよび反時計回りの回転信号と、端子
Sに供給されて回転子と回転子との間の角関係を
制御する、すなわちステツプモータ14を動作さ
せる磁界を制御する、一連のモータステツプ用パ
ルス信号と、を含有している。 マイクロコンピユータ18は、前述の諸入力を
適宜にエンコードされた形式でマイクロプロセツ
サすなわち中央処理装置74に供給するための入
力装置すなわちバツフア72を備えている。マイ
クロプロセツサ74はあらかじめプログラムされ
た読取専用メモリ(ROM)76と相互作用する
が、メモリ76は、コンピユータの動作に関する
命令を定めた制御プログラムと、マイクロプロセ
ツサ74が相異なる入力に応答して周囲光動作お
よびストロボフラツシユ動作の双方に適した複数
の相異なるグラフ(軌跡)信号プログラムを形成
する時に利用するグラフデータベース(第1デー
タベース)と、適宜のストロボ点弧開口値および
消勢時刻を選択するために被写界輝度レベル入力
および距離入力と組合せて用いられるストロボ動
作データベース(第2データベース)と、を記憶
している別々の部分を有する。マイクロプロセツ
サ74の出力は、出力装置すなわちバツフア78
を経てモータ駆動装置およびストロボユニツト4
7へ供給される。 ステツプモータ14は、開ループ様式で駆動さ
れうるが、位置帰還制御ループを加えれば装置の
動作特性レベルはいくらか向上する。 この制御ループには、露出時間の経過中に羽根
部材46の段階的位置を監視するための羽根変位
エンコーダ装置80と、エンコーダ装置80から
パルス信号を受けて羽根部材46の段階的位置を
示す変位出力信号を発生する論理およびカウンタ
回路82と、入力グラフ信号を受けてこれを該変
位信号と比較するモード選択回路84であつて、
ステツプモータ駆動回路16に対して、羽根部材
46が予定されたグラフに対して正しい位置にあ
る時にもともとはマイクロコンピユータ18から
供給された入力グラフ信号から成るグラフ追従入
力86を供給するか、または、前記変位出力とグ
ラフ入力との間に大きい相違がある時に補正信号
プログラムに従つて最大時計回りトルク入力88
または最大反時計回りトルク入力89を供給する
ことによつてステツプモータを最大トルクモード
の動作にスイツチするか、する前記モード選択回
路84と、を包含しいる。 図示の実施例においては、エンコーダ装置80
は、露出時間の全体を通じて羽根部材46の位置
を検出する光学的な2つの横軸トラツクエンコー
ダである。このエンコーダ装置は、羽根部材46
に形成され鉛直スリツト90から成る縦方向に延
長するアレイと、スリツト90の背後に配置され
た1対の発光ダイオード(LED)94および9
6(第2図参照)と、羽根部材46の前側かつス
リツト90の前方にLEDと正対するように配置
された対応する1対の感光検出器すなわち光電池
98および100と、を有する。羽根部材46が
移動すると、それに応答してスリツト90および
それらの間の不透明部分は、LEDから対応する
光電池検出器98および100へ送られる光を順
次通過させたり阻止したりして、公知のようにデ
イジタルにエンコードさたれた出力をそれから発
生させる。 検出器98および100の出力は回路82に供
給されるが、この回路82は方向情報をデコード
する論理回路と、羽根の変位のそれぞれのステツ
プをカウントするカウンタと、を含んでいる。通
常、カウントは、2つの羽根が光を遮る目的で完
全に穴を食い違つた状態にすべく閉鎖位置をさら
に数ステツプ超えた初期位置にある時、ゼロにセ
ツトされ、カウントは羽根が開方向に移動する時
増加し、羽根が方向を変える時の方向変化信号に
応答して減少し始める。 モード選択回路84は論理装置であり、回路8
2から供給される羽根変位出力すなわちカウント
を、マイクロコンピユータ18から供給される方
向およびステツプ用パルスから成る入力グラフ信
号(DおよびS)と比較する。もし、羽根部材4
6が予定されたグラフに追従した正しい位置にあ
ることを示す関係があつた場合には、回路84は
正常なグラフ追従モード(入力86を発生)で動
作し、もともとはマイクロコンピユータ18から
供給されるグラフ信号プログラムをステツプモー
タ駆動回路16へ供給し続ける。しかし、信号を
比較した結果、羽根部材46が大きく正しい位置
よりも進んでいるか、または遅れいることが示さ
れた場合には、回路84は自動的に最大トルクモ
ードの動作にスイツチされて補正信号プログラム
を形成し、ステツプモータ駆動回路16を最大ト
ルクモードで動作させる。補正信号プログラム
は、モータ14を加速または減速して羽根機構1
2を正しい位置へ移動させるための、適宜な最大
トルク方向およびステツプパルス入力88または
89の供給を行なう。このような補正作用は、回
路82から発生する帰還カウントが、羽根機構1
2が正しい位置になつて予定されたグラフを形成
していることを示すまで続けられ、そのようにな
ると回路84は自動的にグラフ追従モードにスイ
ツチして、再び入力86を供給するようになる。 位置帰還制御ループおよびモード選択装置、お
よびそれらの諸部分を形成する各種要素および部
分的諸装置の詳細については、本発明と同じ譲受
人に譲渡されている同時係属出願である、
Donald L. Grimesによる「コンピユータで制御
されるシヤツタを備えた露出制御装置」と題す
る、1980年12月16日出願の米国特許出願第216831
号を参照されたい。 第1図には、マイクロコンピユータ18の主な
諸要素が、単にそれらの機能を記すことによつて
図示されている。実際の構造においては、マイク
ロコンピユータ18は単一基板上に形成されるか
(チツプ上に形成されたコンピユータ)、または複
数の適宜に相互接続された別個の大規模集積回路
で構成されている。 羽根機構12およびストロボユニツト47の動
作を、1つまたはそれ以上の入力に応答して決定
しかつ制御するために、マイクロコンピユータ1
8を使用すれば、露出制御装置を極めて多様に使
用することができる。そのわけは、それらの要素
の動作特性の選択が、単にマイクロコンピユータ
18のプログラミングによつて行なわれるように
なるからである。好都合なことに、露出制御装置
をフラツシユモードで使用できるようにすること
も比較的低経費でできる。それは、前述の同時係
属出願である米国特許出願第216831号の露出制御
装置に用いられているマイクロコンピユータを若
干改善すれば容易に行なえるからである。 図示されてはいないが、当該技術分野に通じて
いる者ならば、コンピユータ18を、フイルム感
光度または他の諸特性に関連する追加の諸入力に
応答しうるようにさらに細かくプログラムすれ
ば、極めて多数の相異なるグラフ信号プログラム
を与え得ることわかるはずである。恐らくはもつ
と重要なことであるが、露出制御に関する新しい
考え方を取入れてマイクロコンピユータ18を再
プログラミングするようにすれば、露出制御装置
を工場において周期的に最新の状態にすることが
できる。 周囲光モード動作 被写界が自然光によつて照明される周囲光モー
ドにおいての装置10の動作例として、装置10
が第1図および第2図に示されているように、モ
ード選択スイツチ24が均衡位置にあつて入力2
6を供給している場合を考察する。操作者がサイ
クル開始ボタン19を作動させると、それに応答
して照明測定回路40および関連の光電池42が
付勢され、露出前被写界輝度レベル入力20を発
生する。同時にソナー測距・焦点正合装置45が
自動的に動作して距離測定入力を発生し、レンズ
34を正しい焦点位置にセツトする。周囲光モー
ド動作においては、距離入力は利用されない。 被写界輝度レベル20、使用されるフイルムの
特性すなわち感光度、およびカメラの光学装置の
特性に基づいて、羽根機構12が第4図のグラフ
曲線Fの特徴に従つて動作すれば、前にも述べた
ように被写界深度と運動停止能力との均衡とれた
適正露出が得られることがわかつている。 開放移動部分FOはほぼ放物線状になつている
が、これは開口面積の変化速度が低速で出発した
後、次第に加速してステツプモータの駆動方向が
逆転する点において、可能な最大開口よりは小さ
いピーク開口に達することを意味し、その後は、
本質的に開放移動部分FOの鏡像である閉鎖移動
部分FCを形成する。曲線Fの対称性からわかる
ように、開放移動中に全露光量の50%がフイルム
ユニツト36上に入射し、閉鎖移動中に残りの50
%が入射する。すなわち、羽根の運動は所望の全
露光量の50%の点で逆転する。 大ざつぱにいうと、ROMのグラフデータベー
ス部分には、複数の相異なる形状の曲線の少なく
とも特性要素として役立つデータが含有されてい
る。通常、そこには、開放移動部分および閉鎖移
動部分のグラフ形状が相異なる被写界輝度レベル
において変化する、均衡グラフ曲線群のためのデ
ータが記憶されいる。比較的高い輝度レベルにお
いては、開放および閉鎖移動部分の傾きは小さ
く、従つてピーク開口値および、平均すなわち有
効開口値は比較的小さくなる。低い被写界照明レ
ベルにおいては、開放および閉鎖移動部分の傾き
は大きく(急峻と)なり、同じ露出時間に対して
羽根はより高速で大きいピーク開口値および有効
開口値まで開く。また、グラフデータベース中に
は、被写界深度および運動停止能力を強調する周
囲光モードに適した、またストロボフラツシユモ
ードに適した、別々のグラフ群を決定する他のデ
ータも存在する。 この場合は、均衡モード入力26および被写界
輝度レベル入力20となつている、各種入力に応
答して、命令プログラムおよびROM76の制御
下で動作するマイクロプロセツサ74は均衡グラ
フ群から適宜のデータを選択し、そのデータか
ら、ステツプモータ14をして羽根機構12をグ
ラフ曲線Fの特徴通りに駆動せしめるための、グ
ラフ位置プログラムを形成する。 もちろん、マイクロコンピユータ18をプログ
ラムする方法は数多くある。例えば、ROM76
のグラフデータベースは、露出前入力20のみに
基づいて曲線Fの全体を画定するのに十分なデー
タを用いればプログラムされうる。しかし、好適
な実施例においては、プログラミングの経済性と
融通性の増大とのために、複数のグラフにそれぞ
れの開放移動部分の形状を画定するデータのみを
含有するようにプログラムが行なわれる。また、
光電池に関連する閉ループは、パラメータの変動
の効果減少せしめる。 マイクロコンピユータ18は、最初適宜のグラ
フ信号プログラムを発生し、羽根部機構12をグ
ラフ部分FOに沿つて閉位置から完全開放位置に
向つて駆動せしめる。この時、照明測定回路40
および光電池44は光量積分モードで動作して、
フイルム面における像照度レベルを監視し、入力
22を発生する。積分された光量レベルが、露出
前入力20およびフイルム感光度により必要であ
ると指示された全光量の50%に達すると、マイク
ロプロセツサ74はグラフ信号プログラムを変化
させて羽根駆動を逆転させる。グラフ曲線Fの鏡
像的閉鎖移動部分FCは、移動方向が逆転するま
での開放移動部分のグラフ信号プログラムを逆に
することによつて形成される。すなわち、グラフ
信号の開放移動部分の記録が記憶装置内に保持さ
れ、後に利用されてグラフの鏡像的閉鎖部分が形
成される。 操作者が被写界深度または運動停止能力を強調
したい場合は、単に選択スイツチ24のセツト位
置を変えて、入力28まは30を供給すればよ
い。これらの入力は、均衡グラフデータからの選
択に優先して、選択の適宜の別のプログラムへス
イツチする。 マイクロコンピユータ18を、露出時間の経過
中における加速または減速を含む羽根機構の変位
速度の変化が行なわれるように適宜にプログラム
すれば、多様な特性グラフ曲線が形成されうる。
これらのグラフ曲線は、直線または非直線部分、
または両者の組合せを有することができる。また
それらは対称的または非対称的でありうる。 露出制御装置10の動的応答は、それが羽根機
構12の動作の特徴を表わす特定のグラフ曲線を
正確に形成することができるか否かを決定する主
要因子をなす。もちろん、前述の位置帰還制御ル
ープおよびモード選択装置を利用すれば、一層正
確な動的応答を著しく増強することができる。 ストロボフラツシユ装置 露出制御装置10のストロボフラツシユ装置
は、被写界輝度入力および被写体距離入力に応答
して、自動的にストロボ点弧開口値を選択し抑消
自在ストロボユニツト47の光出力を調節するこ
とによつて、露光値に対し所望量の人工照明寄与
を与える。被写界輝度が比較的低い場合には、ス
トロボの寄与は比較的大きくなる。被写界輝度レ
ベルが所定レベルを超えた時(例えば、手持ち操
作の場合に像にブレを与えないようにシヤツタス
ピードにおいて最適露光量の75%を与えうる時)
は、周囲光およびフラツシユ光照明は制御されつ
つ混合され、従つてストロボユニツトは主として
比例補充フラツシユを与えるように動作すること
になる。 フラツシユ装置は、これまでに説明した露出制
御装置10の特徴の多様性に適合し且つそれを助
長するように構成されている。幸い、フラツシユ
能力を追加するためには、単にストロボユニツト
コネクタを追加し、マイクロコンピユータのメモ
リ部分を、ストロボデータベースと、ユニツト4
7の点弧および消勢を羽根機構12の動作と調整
するための追加の制御プログラムと、を収容し得
るように適度に拡大するだけでよいので、その経
費は比較的僅かですむ。 このような方法によれば、全露出制御装置10
内へフラツシユ能力を一体的に組込む作業は、マ
イクロコンピユータ18に所望のフラツシユプロ
グラムを実行するための適宜のデータベースと動
作命令とを付寄する作業に還元される。 装置10を組込んだ新しいカメラの設計段階に
おいては、単に再プログラムを行なうことによつ
て新しいフラツシユ技術を探究することができ
る。もう1つの利点は、プログラムの僅かな調節
を行なうことにより露出制御装置を「微調整」し
て、フイルムの選択された露光特性を利用し、か
つ/または、装置内の動的応答特性を補償するこ
とができることである。さらに、将来フラツシユ
技術が改良されることがあれば、工場において再
プログラムを行なうことによつて、それらの進歩
を新しいカメラに取入れることができる。 後に明らかになるように、位置帰還制御ループ
は、グラフ曲線の正確な追跡を可能にし、ストロ
ボがその曲線に沿つて選択された点において極め
て高い精度で点弧されまた消勢されるようにす
る。フラツシユプログラムにおいて、ストロボ点
弧開口値またはストロボユニツト出力のいずれか
のみを変動させうるように限定されていた多くの
従来技術の装置とは違つて、本発明の露出制御装
置は動作に際し、被写界輝度およびカメラ被写体
間距離の関数としての開口値とストロボ出力との
双方の変化を利用している。フラツシユモード動
作におけるグラフの設計と組合せてこれを行なえ
ば、カメラ・被写体間距離が小さい場所および大
きい場所の双方に対し、ストロボユニツトの有効
範囲を著しく拡大することができる。 露出制御装置10の、ある程度理想化されたフ
ラツシユモード動作の目標が第5図にグラフとし
て画かれているが、そこでは正規化された露光値
(Y軸)が周囲被写界光輝度レベル(X軸)の関
数として示されている。X軸上の任意の点におい
て、合計露光値はストロボ光の寄与と周囲光の寄
与との和になつている。最適露光値は1.00に正規
化されている。目標は、0から約0.62cd/cm2(約
575cd/ft2)までの輝度に対して、露光値を1.00
に保ち、その後0.62cd/cm2(575cd/ft2)から
0.86cd/cm2(800cd/ft2)までの輝度範囲におい
ては露光値を1.00から1.40まで直線的に増加させ
ることである。この高い周囲光レベルの範囲で露
光値を増大させるのは、フイルムの再現性の欠陥
を補償し、また審美的理由で、すなわち被写界の
高輝度レベルを強調するために、フイルムをやや
露出過度にするためである。このフラツシユモー
ドの目標のもう1つの特徴は、周囲光輝度レベル
手持ち操作の可能なシヤツタスピードにおいて必
要な全露光量の75%を与えうる十分な高さを有す
る輝度範囲(約150ASAのフイルム感光度に対し
約0.027cd/cm2(約25cd/ft2)より高輝度の範
囲)において、周囲光の寄与約75%に対してフラ
ツシユ照明の寄与約25%という比を維持すること
である。この特定の比を選択したのは、審美的に
快適な写真を得るための被写界照明法に関する写
真技術における現在の考え方を反映した結果であ
る。 輝度最低の端部においては、ストロボ被写界照
明の100%を与える。周囲光による輝度が増大す
るのに伴い、それに比例してストロボの寄与は減
少して合計露光値は正規化された1.00の値に保た
れる。約0.016cd/cm2(約15cd/ft2)において、
両者の寄与の交差(周囲光50%+ストロボ光50
%)が起こる。周囲光輝度レベルが約0.027cd/
cm(約25cd/ft2)に達すると、全露光値の75%
を与えるのに十分な周囲光が存在するようにな
り、ストロボ出力は残りの25%を与えるように調
整される。この比は、0.62cd/cm2(575cd/ft2
から0.86cd/cm2(800cd/ft2)までの範囲におい
て露光値が増加した場合でも同じに保たれる。こ
こに示した輝度の値は、フイルムの感光度によつ
て変化する。 上述のように、低い周囲光レベルにおいては、
ストロボがフイルム露光のための主たる被写界照
明源となる。周囲光輝度が、最適露光を与えうる
値より低い所定点(75%)に達すると、ストロボ
は補充フラツシユモードで動作して、周囲光の方
向とは通常異なる方向から被写界に向かつて補充
照明を与え、周囲光の一部が遮られることによつ
て生じる影をやわらげたり、なくしたりし、ま
た、被写界の比較的暗い部分の照明を増強してそ
の細部をはつきりさせ、且つコントラストを減少
させる。 ここで強調しておかなくはならないことは、第
5図に示されているストロボモードの動作計画は
単なる目標に過ぎず、実際には、各種露出パラメ
ータの相互作用およびある諸要素の動作特性の限
界のために、被写界輝度および被写界距離のさま
ざまな組合せにおいて、この目標が達成されない
ことである。 上述のように、露出制御装置10に用いられる
フラツシユモード動作の目的は、被写界輝度レベ
ルおよびカメラ被写体間距離の極めて広い範囲に
おいて理想化されたフラツシユモードの目標の実
現を図り且つ維持することであり、ストロボ出力
の限界、可能な開口値の限界、または被写界照明
の悪条件、のためにこれが不可能な場合は、これ
らの限界および条件に適合した可能な最良の写真
が形成されるように調節を行なうことである。 フイルム面に達するストロボ光の量は、ストロ
ボの出力レベル、カメラ・被写体間距離、および
ストロボ発光期間中における有効開口値、の関数
として変化する。もしストロボの出力が固定され
ているならば、ストロボの寄与レベルを一定に保
つために、有効開口値をカメラ・被写体間距離の
増加に比例して増加させなければならない。逆
に、もし有効開口値が一定に保たれていれば、ス
トロボの出力レベルを被写体距離に応じて調節し
なければならない。 本発明の露出制御装置10は、後に明らかにな
るように、有効開口値およびストロボ出力レベル
の双方を選択的に変化させ(ストロボ出力レベル
は消勢信号のタイミングを変化させることによつ
て変化させる)、それによつてストロボの寄与を
調節し、ユニツト47の有効範囲を拡大する。 恐らくはもつと重要なことであるが、フラツシ
ユモード動作の最適化に役立つもう1つのフラツ
シユパラメータとして、グラフ形状が得られる。
すなわち、シヤツタが多様な相異なるグラフ形状
を形成するようにプログラムされ得るので、フラ
ツシユモード動作を強化するように特別に設計さ
れたグラフを用いることができる。グラフ形状の
変化が不可能か、または強く制限されいる従来の
装置とは違い、グラフ形状が邪魔な障害とはなら
ず、かえつて利点として利用されるのである。 第6図には、補充フラツシユ動作のために装置
10によつて形成される、代表的なグラフ曲線が
示されている。積分された曲線下の面積は周囲光
の寄与を表わし、これはこの場合、露出前被写界
輝度入力によつて決定された必要な全露光量の75
%を与えるようにセツトされる。残りの25%はス
トロボユニツト47によつて与えられる。 露出時間の経過中に羽根機構12によつて画定
される瞬時開口値は、エンコーダのカウントすな
わちステツプ数によつて表わされる。Snは得ら
れる最大開口値で、この例ではf8.16であり、エ
ンコーダカウントS52に対応する。図示されてい
るこの特定の実施例においては、Snは意図的に
グラフのピークをわずかに過ぎた、グラフの閉鎖
移動部分上に選択されていることに注意すべきで
ある。このようにするのは、羽根移動の正確な逆
転位置にわずかな変動があることを考慮して、制
御を改善するためである。すなわち、Snは、羽
根位置が極めて正確に決定され、かつ羽根駆動装
置がグラフの絶対的頂点に当たる方向逆転部分に
おけるよりも安定しいる最大開口の点で選択され
ている。 ストロボ点弧開口値S、消勢時刻Qは、後に詳
述されるように、被写界輝度入力および被写体距
離入力の双に応答して、マイクロコンピユータ1
8によつて選択される。 羽根機構12は、形成されたグラフ位置プログ
ラムに従つて駆動され、開放移動部分の傾きを形
成する。このプログラムは時刻Tにおいて、ステ
ツプモータ駆動の方向を逆転するための信号を発
生する。点TおよびSnの間でステツプモータは
減速して方向を逆転し、グラフの中央ピーク部分
を画定する。 曲線の閉鎖移動部分の選択されたストロボ点弧
開口値においてストロボユニツト47が、点弧信
号FSの供給によつて点弧され、消勢信号Qの供給
によつて消勢されるまで発光を続ける。従つて、
ストロボの寄与量は2つの方法によつて変化させ
ることができる。すなわち、第1には、開口の大
きさを選択することにより、第2には、点弧信号
FSと消勢信号Qとの間の時間を調節することによ
つてストロボ出力を最小出力レベルと最大出力レ
ベルとの間で変化させることにより、それを行な
うことができる。 適宜のストロボ点弧開口値Sとこれに対応する
消勢時刻Qとの選択は、マイクロコンピユータ1
8が、露出前被写界輝度入力bおよびカメラ被写
体間距離入力d、あらかじめプログラムされたス
トロボ動作データベース、およびこのデータを操
作する制御プログラム、を利用して自動的に行な
う。 以下に、露出制御装置10において使用される
ストロボモードのパラメータ選択工程の1形式の
概要を説明する。 カメラ・被写界体間距離の全範囲が、D1,D
2,D3,D4で表わされる4つの相次ぐ帯域に
分割される。この例においては、D1は約0.30m
(1ft)から0.91m(3ft)まで、D2は0.91m
(3ft)から2.74m(9ft)まで、D3は2.74m
(9ft)から8.23m(27ft)まで、D4は8.23m
(27ft)から10.67m(35ft)までの範囲を表わす。
さらに、それぞれの帯域Dは、小さい増分dに分
割される。すなわち帯域D1は増分d1からd22
で、D2はd23からd44まで、D3はd45からd66
で、D4はd67からd72まで、にそれぞれ分割され
る。d72は帯域D4内の最も遠い距離およびフラ
ツシユの有効範囲を超える全ての距離を表わすの
に用いられる。 ストロボユニツト47の出力は、約120BCPS
(消勢時刻Q=100マイクロ)の最小出力値と、約
1050BCPS(消勢時刻Q=2300マイクロ秒)の最
大出力値との間で変化させることができる。この
形式の選択工程においては、フラツシユの出力範
囲をQ1からQ22までによつて表わされる次第に増
大するフラツシユ段階で示すことが望ましい。ス
トロボ動作データベース内に記憶されるd1から
d72まで、D1からD4まで、およびQの代表的
な値を次の表1に示す。
【表】 選択工程の順序は、やはりデータベース内にあ
る次の表2によれば容易に視覚化される。
【表】 ソナー測距および焦点調節装置からカメラ・被
写体間距離入力dを受けると、コンピユータ18
はこれを表2の中のデータと関連させ、仮の消勢
時刻Qtを選び出す。d入力はまた、対応する帯
域をも指示する。例えば、もしd=d2であつたと
すれば、被写体は帯域D1内に存在し、選択され
る仮の消勢時刻はQ2になる。また、もしd=d66
ならば、被写体はD3内にあり、仮の消勢時刻
QtはQ22になる。 被写体が存在する特定の帯域Dによつて、スト
ロボ点弧開口値が選択される。すなわち、一般
に、D3に対して選択される開口は、D2まはD
1のいずれかに対して選択される開口よりも大き
いが、帯域D4に対して選択される開口よりも小
さい。特定の帯域Dに対する適宜の開口値が選択
されると、次にその帯域Dの近い方の端から測つ
た被写体までの距離に比例してストロボ出力が変
化せしめられる。すなわち、被写体が帯域Dの近
い方の端にあれば、ストロボ出力は最小(Q1
になる。被写体が帯域Dの内部へ次第に入つて行
くとストロボ出力はそれに比例して増大せしめら
れ、帯域D内の最後の位置dに対しはQ22が使用
される。こうして、それぞれの帯域は、調整され
たストロボ出力によつて「カバー」されることに
なる。被写体距離が次の帯域へ入ると、開口値は
増大せしめられて、より多くの光入力がフイルム
面へ送られるようになり、その帯域も所定の調整
を受けたストロボ出力によつてカバーされること
になる。 しかし、Qtの上述の最初の選択は、カメラ・
被写体間距離にのみ基づいて行なわれたもので、
まだ輝度レベルbが考慮されていないので、仮の
ものに過ぎない。すなわち、もしDによつて決定
された対応するストロボ点弧開口値が、輝度レベ
ルbに応じて選択された周囲光寄与が75%のグラ
フ曲線を用いた場合のSnよりも小さければ、最
初に選択されたQtは適切なものである。例えば、
もし与えられ輝度レベルbにおけるSn(指定され
たピーク開口値)が選択されたストロボ点弧開口
値より大きければ、最初に選択されたQtを用い
て所望の周囲光対ストロボ光の寄与レベルを実現
することができるのである。しかし、もしカメ
ラ・被写体間距離dが比較的大きく、かつ周囲光
レベルbがかなり高くて、Snが選択されたスト
ロボ点弧開口値に等しければ、ストロボ論理装置
は適宜の増分だけQtを調節(増大)して開口値
による制限を補償し、寄与の比を維持しようとす
る。もし必要な増分が最大出力を超えた場合は、
装置はストロボを自動的にピーク開口値におい最
大出力(Q22)で点弧し、たとえその被写界輝度
および被写体距離の条件下においては周囲光75%
対ストロボ光25%の目標比を維持しえなくも、可
能な最良の露出を実現する。 Qtの仮の選択に続いて、マイクロコンピユー
タ18はストロボ動作データベース内のマトリツ
クス表を参照してSnを、そこにS(エンコーダス
テツプ数)として挙げられている選択されたスト
ロボ点弧開口値と比較する。このマトリツクス表
は以下に表3として表4と共に示されているが、
表4はエンコーダステツプ数Sを対応するf数に
変換するために用いられるものである。表4にお
いて、エンコーダステツプS0らS6までは完全に閉
鎖した羽根位置に対応しており、それらにおける
穴52および64は完全に重なり合いの状態から
外れて、良好な遮光が行なわれている。従つて、
これらの位置におけるf数は無限大である。 表3において、Dはストロボ点弧開口値の列の
選択に、被写界輝度はその行の選択に用いられ
る。増分を示すIncは、S=Snの場合にQtに加算
される消勢時刻の増分数を示している。表の値が
S=0になつている時は、開口値の差が大きすぎ
て消勢時刻を増すことによつては補正できないこ
【表】
【表】
【表】
【表】 とを示している。 この工程は次のように要約できる。 1 SがSnより小さければ、Qtを用いる。 2 S=Snならば、Qtを表3内のIncレベルだけ
増大させる。すなわち、S=Sn,Q=Qt
Inc,を用いる。 3 S=SnかつQt+IncQ22ならば、S=Sn
Q=Q22を用いる。 4 開口値の差が大きすぎることを示すS=0の
場合は、S=Sn,Q=Q22を用いる。 以下の諸例は、このストロボフラツシユの方法
の諸特徴を示すために挙げるものである。 例 1 d=1.55m(5.10ft)かつb=118×10-3cd/cm2
(110cd/ft2)の場合。 表1から、d=d34,D=D2,かつQt=Q12
得られる。 表3から、118×1-3の行、D2の列を見てS=
19(f40.37)が、また118×10-3の行、Snの列を見
てSn=30(f17.73)が得られる。 この場合、ストロボ点弧開口値f40.37はピーク
開口値f17.73より小さいので、仮に選択された消
勢時刻Q12を増す必要はない。 露出時間中に、羽根機構12はb=118×
10-3cd/cm2に対して選択されたグラフプログラム
に従つて駆動される。グラフの開放移動部分およ
び移動方向が逆転する頂部部分が画定された後、
羽根は閉鎖移動を行なうことになり、エンコーダ
入力がS=19(f40.37)になつたことを指示した
時ストロボユニツト47は点弧される。Q12のレ
ベルの消勢信号は点弧の290マイクロ秒後にトリ
ガされて、それに対応する367BCPSの出力を与
える。 表3から、dが同じd34のままであるとすると、
周囲光輝度レベルがb=614×10-3cd/cm2
(570cd/ft2)まで増加した時、ピーク開口値Sn
=18(f43.74)と被写体距離に関係するストロボ
点弧開口値S=18とが同じになることに注意すべ
きである。 この場合には、S=Snとなるので、Inc2が
Q12に加算され、調整された消勢時刻Q14得られ
る。従つて、ストロボは最初に選択され
367BCPSではなく452BCPSの出力を発生して、
露光量の周囲光成分を与えるこの高輝度レベルに
対して選択されたグラフにより課された、開口値
の制限を補償する。 Qt+Incが最大出力レベルQ22を超えない場合に
は、完全な補償が行なわれる。もし指示された増
分Incが11またはそれ以上であれば、完全な補償
は不可能になり、ストロボはQ22で発光して、そ
の条件下で可能な最善の写真を与える。しかし、
dがd34に保たれるこの例においては、最高の輝
度レベル>834×10-3cd/cm2(775cd/ft2)で要
求される増分(Inc)6の場合でも最大出力Q22
超えることはない。 例 2 b=242×10-3cd/cm2(225cd/ft2)は一定に
保たれるものとする。 まず、d=61.0cm(2.00ft)の場合。 表1から、d=d16,D=D1,Qt=Q16が得ら
れる。 表3から、Sn=25,S=9であるから、この
場合は増分を消勢時刻に加算する必要はない。 次に、dが191.1cm(6.27ft)に増大した場合。 表1から、d=d38,D=D2,Qt=Q16が得ら
れる。 表3から、Sn=25,S=19であるから、この
場合も増分を消勢時間に加算する必要はない。 次に、dが600.2cm(19.69ft)に増大した場合。 表1から、d=d60,D=D3,Qt=16が得られ
る。 表3から、Sn25,S=25である。 この場合はS=Snであるから、増分(Inc)1
4をQtに加算しなければならない。しかし、Q16
+14はQ22を超えしまうので、完全な補償は不可
能になり、ストロボはSnにおいてQ22レベルで自
動的に点弧し、この条件下において可能な最善の
写真を与える。 被写体が同じD3帯域内にはあるが、もつと近
い例えばd52にある場合には、Qt=8となるので、
Inc14を加算してもフラツシユの出力限度を超
えず、従つて完全な補償が行なわれる。 この輝度レベルでdが帯域D4まで増大すれ
ば、表からわかるようにS=0となる。従つて、
ストロボはSnにおいてQ22レベルで点弧する。 表3からわかるように、周囲光輝度レベルが増
大すると、得られるピーク開口値が減少するの
で、輝度レベルが高く、またカメラ・被写体間距
離が長くなると、フラツシユ装置は点弧に必要な
開口を得ることができなくなつてくる。 この限界は、ストロボモードにおいて用いられ
るグラフの形状を、ピーク開口が大きくなるよう
に設計することによつて部分的に克服しうる。例
として、第7図には、同じ周囲光輝度レベルおよ
び被写体距離においマイクロコンピユータ18に
よつて与えられる、周囲光モードのグラフAとフ
ラツシユモードのグラフBとが示されている。フ
ラツシユモードのグラフは、開放移動部分および
閉鎖移動部分において急な傾きを有し、高いピー
ク開口値Snに達して、ストロボ成分を大きくす
る余地を与えている。被写界深度はある程度犠性
にされるが、しかし、このようにしてフラツシユ
の有効範囲を拡大する方が一層重要である。 以上のように、この例において用いられたスト
ロボフラツシユの方法では、いくつかの技術の組
合せによつてフラツシユユニツトの有効範囲が拡
大されている。第1に、グラフがフラツシユモー
ド動作のために特殊な形状にされて、大きいピー
ク開口を与えるようになつている。第2に、スト
ロボ出力の調節によつて、有効範囲が最も遠い端
および最も近い端において拡大される。すなわ
ち、被写体が近い距離にある場合には、ストロボ
ユニツトの出力レベルが固定されている時のよう
にフラツシユを完全に発光させてしまわずに、小
さい開口と小さいストロボ出力とを組合わせるこ
とにより、一層近い距離において撮影を行なうこ
とができる。被写体が遠い距離にある場合には、
開口の大きさが制限されていても、ストロボ出力
を調節して範囲の拡大を行なうことができる。 フラツシユ点弧開口値の選択において、カメラ
被写体間距離をいくつかの帯域に分割する方式を
用いているのであるが、この方式においては、d1
からd72までのそれぞれの距離に対して別々に点
弧開口値を割当てる方式と比較すると、必要なメ
モリ容量が少なくてすむ。 本技術分野に精通した者ならば、以上に説明し
たストロボフラツシユの方法は、露出制御装置1
0がフラツシユ写真のためにプログラムされうる
多数の相異なる方法のうちの1つにしか過ぎない
ことがわかるはずである。従つて、この方法の他
とは異なる特徴を考察しておくべきである。第1
に、この方法によれば消勢式ストロボユニツトの
有効範囲が拡大される。第2に、恐らくはもつと
重要なことであるが、この方法は、露出制御装置
10の能力の多様性、および該装置10がいかに
容易に再プログラミングにより新しいフラツシユ
の方法の探究および利用に使用されうるか、を示
すのに役立つている。 上述の露出制御の装置および方法、およびそれ
を取入れた写真カメラ装置に対しては、本発明の
範囲および精神から逸脱することなく、ある改変
を施すことができるので、以上の説明に含まれ、
または添付図面に示されている全ての事項は、例
示的なものであつて限定的意味はもたないものと
解釈すべきである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の自動露出制御装置のブロツ
ク図、第2図は、本発明の自動露出制御装置を組
込んだ写真カメラの選択された諸要素の平面図、
第3図は、露出時間に対する開口の大きさを表わ
す、さまざまな相異なる形状のグラフ曲線、第4
図は、均衡周囲光モード動作における代表的なグ
ラフ曲線、第5図は、ストロボモード動作におけ
る露出制御によつて実現されることが望まれる目
標をグラフ表示したもので、周囲被写界光輝度の
関数として合計露光値に対する周囲光およびスト
ロボ光の寄与が正規化された値として示され、第
6図は、ストロボフラツシユモードにおけるグラ
フ曲線を示しており、その上に羽根移動逆転信
号、ストロボ点弧信号、および抑消信号が供給さ
れる諸点が指示され、第7図は、同じ被写界輝度
レベルにおいて選択される均衡周囲光モードおよ
びストロボフラツシユモードを比較したグラフで
ある。 符号の説明、10……自動露出制御装置、12
……羽根機構、14…ステツプモータ、16……
ステツプモータ駆動回路、18……マイクロコン
ピユータ、24……4位置スイツチ、32……被
写体、36……フイルムユニツト、38……フイ
ルム面、40……照明測定回路、42……第1光
電池、45……ソナー測距および焦点正合装置、
47……可変出力電子ストロボユニツト、70…
…露光開口、74……マイクロプロセツサ、C…
…カメラ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 周囲光モードおよびストロボフラツシユ照明
    モードにおいて被写界からフイルム面に配置され
    たフイルムユニツトへ伝送される像形成光線を制
    御するための、カメラに用いられる露出制御装置
    において、 羽根機構と、 該羽根機構を取付ける装置であつて、該羽根機
    構が被写界光をフイルム面へ通過させないよう阻
    止する第1位置と、最大開口を画定する第2位置
    との間で変位し得るように取付けられ、該羽根機
    構が該第1位置から該第2位置へ移動する時に次
    第に大きさを増す開口範囲を形成し、次いで該第
    1位置へ復帰する時には次第に大きさを減ずる開
    口範囲を形成することにより、露出時間の経過中
    におけるフイルム面への被写界光の通過を調節し
    得るようにする前記羽根機構の取付装置と、 前記羽根機構によつて画定される開口の大きさ
    が、所与のグラフ信号によつて表わされる露出時
    間対開口特性曲線に対応して変化するように、前
    記羽根機構を駆動する駆動装置と、 消勢式ストロボユニツトであつて該ストロボユ
    ニツトの光出力が該ユニツトの点弧後該ユニツト
    へ供給される消勢信号のタイミングを調節するこ
    とによつて、最小出力と最大出力との間で変化さ
    せうるようになつている該消勢式ストロボユニツ
    トを前記露出制御装置に接続することによつて、
    被写界に向けて人工照明を送る人工照明源を構成
    するための接続装置と、 該露出制御装置を周囲光モードまたはストロボ
    フラツシユモードのいずれかに選択的にセツトす
    るためのセツト装置と、 被写界輝度レベルおよびカメラ・被写体間距離
    を表わす露出前入力を発生する発生装置と、 周囲光モードとストロボフラツシユモードの両
    モードにおける被写界輝度レベルに基づいて、前
    記駆動装置に印加すべき前記グラフ信号を決定す
    るために使用されるべき第1データベースを記憶
    する第1メモリ部と、前記ストロボフラツシユモ
    ードにおける被写界輝度レベルとカメラ・被写体
    間距離に基づいて、ストロボ点弧開口値信号とス
    トロボ消勢時刻信号とを決定するために使用され
    るべき第2データベースを記憶する第2メモリ部
    とを有する制御装置であつて、 前記露出制御装置がさらに前記被写界輝度レベ
    ルに応答する応答装置を有していて、該応答装置
    によつて:前記露出制御装置が前記周囲光モード
    にセツトされた時は、前記第1データベースを用
    いて前記被写界輝度レベルに基づいて選択された
    最適周囲光モード用グラフ曲線に対応したグラフ
    信号が決定され、該グラフ信号が前記羽根駆動装
    置へ供給されることにより前記フイルムユニツト
    への適正露光が実行され、また一方前記露出制御
    装置が前記ストロボフラツシユモードにセツトさ
    れた時は、前記被写界輝度レベルに基づいて選択
    された最適フラツシユモード用グラフ曲線に対応
    した信号が前記羽根駆動装置へ供給されるととも
    に、さらに前記被写界輝度レベルに応答する前記
    応答装置が該被写界輝度レベルおよびカメラ・被
    写体間距離の双方に応答して前記第2データベー
    スを用いて前記選択された前記フラツシユモード
    用グラフ曲線に対応して選択されたストロボ点弧
    開口値信号およびストロボ消勢時刻信号とが決定
    され、それらが前記ストロボユニツトへ供給され
    ることにより前記フイルムユニツトへの適正露光
    が実行される前記制御装置と、を備えたことを特
    徴とする露出制御装置。 2 特許請求の範囲第1項において、前記制御装
    置がデイジタルコンピユータを含んでいることを
    特徴とする露出制御装置。 3 特許請求の範囲第2項において、カメラ・被
    写体間距離の範囲がカメラに最も近い第1帯域と
    カメラから最も遠い最後の帯域とこれらの間に順
    次に存在する複数の帯域とに分割され、それぞれ
    の該帯域のカメラに近い端とカメラから遠い端と
    の間の長さはその帯域固有の所定の長さになつて
    おり、前記デイジタルコンピユータが前記被写界
    輝度レベルと、前記カメラ・被写体間距離入力に
    よつて支持された被写体が存在する特定の帯域と
    に関連してストロボ点弧開口値を選択し且つその
    帯域内における被写体の位置に関連した、すなわ
    ち該帯域の近い端から被写体までの距離に比例し
    た変化をする、ストロボ消勢時刻が選択され、そ
    れによつて前記第2データベースの定める所に従
    つて該帯域の近い端から遠い端に向かつての被写
    体距離増加に比例してフラツシユ発光出力が増大
    せしめられるようになつていることを特徴とする
    露出制御装置。 4 特許請求の単位第3項において、前記デイジ
    タルコンピユータが、前記第2データベースによ
    り最初に指示されたストロボ消勢時刻を、前記被
    写界輝度レベルに応じて選択されたフラツシユモ
    ードグラフのピーク開口値に関連して該第2デー
    タベースに示されている増分だけ、該ピーク開口
    値と前記選択されたストロボ点弧開口値とが等し
    い場合に、増加せしめることを特徴とする露出制
    御装置。 5 特許請求の範囲第4項において、前記デイジ
    タルコンピユータが、前記最初に指示されたスト
    ロボ消勢時刻と前記第2データベースに示されて
    いる前記増分とを加算した結果が最大ストロボ消
    勢時刻を超えた場合に、該最大ストロボ消勢時刻
    を選択し且つ前記ピーク開口値において前記スロ
    ボユニツトを点弧するようにしたことを特徴とす
    る露出制御装置。 6 特許請求の範囲第1項において、前記第1デ
    ータベースから形成された前記フラツシユモード
    用グラフ曲線が、ストロボモード動作を増強する
    ために前記周囲光モード用グラフ曲線とは異なる
    形状となつていることを特徴とする露出制御装
    置。 7 特許請求の範囲第6項において、前記フラツ
    シユモード用グラフ曲線が同じ被写界輝度レベル
    における前記周囲光モード用グラフ曲線より大き
    いピーク開口値を有していることを特徴とする露
    出制御装置。 8 特許請求の範囲第1項において、前記フラツ
    シユモードが比例補充フラツシユモードを含んで
    いることを特徴とする露出制御装置。 9 特許請求の範囲第1項において、前記制御装
    置が、前記被写界輝度レベルおよびカメラ・被写
    体間距離に応じて前記ストロボ点弧開口値、スト
    ロボ消勢時刻、およびグラフ形状を変化させるこ
    とによつてストロボモード露出を制御するための
    コンピユータを含んでいることを特徴とする露出
    制御装置。 10 特許請求の範囲第1項において、前記羽根
    駆動装置がステツプモータを含んでおり、前記第
    2データベース内において前記ストロボ点弧開口
    値が前記羽根機構の最初のステツプ位置に対する
    現在のステツプ位置によつて指示されることを特
    徴とする露出制御装置。
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