JPH0357214B2 - - Google Patents
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- JPH0357214B2 JPH0357214B2 JP20533483A JP20533483A JPH0357214B2 JP H0357214 B2 JPH0357214 B2 JP H0357214B2 JP 20533483 A JP20533483 A JP 20533483A JP 20533483 A JP20533483 A JP 20533483A JP H0357214 B2 JPH0357214 B2 JP H0357214B2
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- Japan
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- wire
- present
- nitride layer
- titanium nitride
- spinning
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- Expired
Links
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01H—SPINNING OR TWISTING
- D01H4/00—Open-end spinning machines or arrangements for imparting twist to independently moving fibres separated from slivers; Piecing arrangements therefor; Covering endless core threads with fibres by open-end spinning techniques
- D01H4/30—Arrangements for separating slivers into fibres; Orienting or straightening fibres, e.g. using guide-rolls
- D01H4/32—Arrangements for separating slivers into fibres; Orienting or straightening fibres, e.g. using guide-rolls using opening rollers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)
- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は紡機の梳綿機や空気精紡機等に用いら
れる耐摩耗性及び耐食性の良好な紡機用メタリツ
クワイヤに関するものである。
れる耐摩耗性及び耐食性の良好な紡機用メタリツ
クワイヤに関するものである。
従来の紡機用メタリツクワイヤは一般に硬鋼線
や合金鋼線を用い、メタリツクワイヤの歯先は繊
維と作用して摩耗するので従来より熱処理などの
方法により高い硬度に加工している。
や合金鋼線を用い、メタリツクワイヤの歯先は繊
維と作用して摩耗するので従来より熱処理などの
方法により高い硬度に加工している。
しかし、今日の紡績工場での過酷な操業条件の
下ではさらに高い耐摩耗性を必要とし、そのため
特殊な耐摩耗性鋼材を使用してより高い硬度にす
るようにしたものもあるが、この場合歯の靭性が
減少し、歯が欠け易くなり、又ローラにメタリツ
クワイヤを巻付けるのが困難であるという欠点が
ある。
下ではさらに高い耐摩耗性を必要とし、そのため
特殊な耐摩耗性鋼材を使用してより高い硬度にす
るようにしたものもあるが、この場合歯の靭性が
減少し、歯が欠け易くなり、又ローラにメタリツ
クワイヤを巻付けるのが困難であるという欠点が
ある。
また第1図、第2図に示すように歯部の側面に
超硬質金属を溶射して耐摩耗性の高い層を設けた
ものがある。この場合耐摩耗層の硬度は高いが、
表面アラサが粗く、表面の凹部の所に繊維が集中
し、繊維が切断したり、メタリツクワイヤの摩耗
を促進するという欠点がある。また難燃性繊維を
紡出する場合にはメタリツクワイヤが発錆し紡出
不可能となる様な欠点がある。
超硬質金属を溶射して耐摩耗性の高い層を設けた
ものがある。この場合耐摩耗層の硬度は高いが、
表面アラサが粗く、表面の凹部の所に繊維が集中
し、繊維が切断したり、メタリツクワイヤの摩耗
を促進するという欠点がある。また難燃性繊維を
紡出する場合にはメタリツクワイヤが発錆し紡出
不可能となる様な欠点がある。
本発明は上記従来の紡機用メタリツクワイヤの
欠点を解消するものであり、硬鋼線や合金鋼線よ
り形成された紡機用メタリツクワイヤに、Ticl4、
H2、CH4、N2を主成分とするガス雰囲気中で化
学的蒸着をすることにより、メタリツクワイヤの
少なくとも歯部表面に厚さ2〜20μの炭窒化チタ
ン層と3μ以下の窒化チタン層の複層を形成し、
耐摩耗性、耐食性の向上に寄与する紡機用メタリ
ツクワイヤを提供することを目的とするものであ
る。
欠点を解消するものであり、硬鋼線や合金鋼線よ
り形成された紡機用メタリツクワイヤに、Ticl4、
H2、CH4、N2を主成分とするガス雰囲気中で化
学的蒸着をすることにより、メタリツクワイヤの
少なくとも歯部表面に厚さ2〜20μの炭窒化チタ
ン層と3μ以下の窒化チタン層の複層を形成し、
耐摩耗性、耐食性の向上に寄与する紡機用メタリ
ツクワイヤを提供することを目的とするものであ
る。
以下本発明の1実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
実施例 1
本発明の1実施例の梳綿機に用いられるテーカ
インワイヤを第3図、第4図に示す。硬鋼線材よ
りなり縁部1を有するワイヤを第3図の如く打抜
きにて歯2を形成した後、所要のロールにべた巻
き、あるいは溝巻きにて巻付ける。
インワイヤを第3図、第4図に示す。硬鋼線材よ
りなり縁部1を有するワイヤを第3図の如く打抜
きにて歯2を形成した後、所要のロールにべた巻
き、あるいは溝巻きにて巻付ける。
上記テーカインワイヤを巻付けたロールを、
Ticl4、H2、CH4、N2、を主成分とするガス雰囲
気中で450〜900℃(好ましくは700〜900℃)で化
学的蒸着をすることにより、テーカインワイヤの
少くとも歯2の表面に厚さ20μの炭窒化チタン層
3と1μの窒化チタン層4を形成し、次に歯部の
み焼入処理後表面研摩することによつて本発明の
紡機用メタリツクワイヤを構成する。
Ticl4、H2、CH4、N2、を主成分とするガス雰囲
気中で450〜900℃(好ましくは700〜900℃)で化
学的蒸着をすることにより、テーカインワイヤの
少くとも歯2の表面に厚さ20μの炭窒化チタン層
3と1μの窒化チタン層4を形成し、次に歯部の
み焼入処理後表面研摩することによつて本発明の
紡機用メタリツクワイヤを構成する。
ところで、耐摩耗性のみを必要とする場合には
リング表面に炭窒化チタン層のみを設けることも
ある。
リング表面に炭窒化チタン層のみを設けることも
ある。
また、化学的蒸着後、焼入処理せずに表面研摩
のみ行なうこともあるが、さらに寿命を延ばすた
めには焼入処理した方が良好である。
のみ行なうこともあるが、さらに寿命を延ばすた
めには焼入処理した方が良好である。
また上記炭窒化チタン層3および窒化チタン層
4の処理層は上記方法により歯部および縁部の上
面に施すことが出来るが、処理前にマスキング処
理することにより歯部のみに処理をすることもで
きるものである。
4の処理層は上記方法により歯部および縁部の上
面に施すことが出来るが、処理前にマスキング処
理することにより歯部のみに処理をすることもで
きるものである。
本発明のテーカインワイヤAは上記の如きの構
成よりなり、その断面硬度分布曲線は第5図に示
す如く、表面硬度はHv1900〜2500と従来の硬鋼
線材を焼入れしたテーカインワイヤBより非常に
高硬度である。なお最表層の窒化チタン層は炭窒
化チタン層より若干硬度は低く滑らかである。ま
た、処理層と母材とは拡散により接合し、密着性
はメツキや物理的蒸着よりより優れたものを得る
ことができる。また、上記処理層は中温度にて処
理されるので母材の結晶粒の粗大化と脱炭を防止
する。
成よりなり、その断面硬度分布曲線は第5図に示
す如く、表面硬度はHv1900〜2500と従来の硬鋼
線材を焼入れしたテーカインワイヤBより非常に
高硬度である。なお最表層の窒化チタン層は炭窒
化チタン層より若干硬度は低く滑らかである。ま
た、処理層と母材とは拡散により接合し、密着性
はメツキや物理的蒸着よりより優れたものを得る
ことができる。また、上記処理層は中温度にて処
理されるので母材の結晶粒の粗大化と脱炭を防止
する。
次に、本発明のテーカインワイヤを梳綿機に取
り付け紡出した実用例を以下に示す。
り付け紡出した実用例を以下に示す。
紡出条件
繊維:ポリエステル1.5d×38mm
シリンダ回転数:330r.p.m
ドツフア回転数:32r.p.m
テーカイン回転数:950r.p.m
紡出ゲレン:320G/.6yd
テーカインの寿命
普通品:2〜3ケ月
超硬質合金被覆ワイヤ:6ケ月
本発明のワイヤ:15ケ月
本発明のテーカインワイヤは普通品に比較し、
5倍以上の寿命で、超硬質合金被覆ワイヤに比較
し、2.5倍の寿命となつた。
5倍以上の寿命で、超硬質合金被覆ワイヤに比較
し、2.5倍の寿命となつた。
実施例 2
本発明の他の実施例の空気精紡機用コーミング
ワイヤを第6図に示す。
ワイヤを第6図に示す。
高炭素鋼線材を第6図に示す所要形状のコーミ
ングワイヤに形成し、ロールに巻付けた後、
Ticl4、H2、CH4、N2を主成分とするガス雰囲気
中で450〜900℃で化学的蒸着をすることにより、
テーカインワイヤの少くとも歯の表面に厚さ10μ
の炭窒化チタン層3と1μの窒化チタン層4を形
成し、次に歯部のみ焼入処理後表面研摩を施し、
本発明のコーミングワイヤを構成する。
ングワイヤに形成し、ロールに巻付けた後、
Ticl4、H2、CH4、N2を主成分とするガス雰囲気
中で450〜900℃で化学的蒸着をすることにより、
テーカインワイヤの少くとも歯の表面に厚さ10μ
の炭窒化チタン層3と1μの窒化チタン層4を形
成し、次に歯部のみ焼入処理後表面研摩を施し、
本発明のコーミングワイヤを構成する。
上記構成のコーミングワイヤをコーミングロー
ラに巻付け紡出した場合、従来の高炭素鋼線材に
比較し、5倍以上の寿命で超硬質合金被覆ワイヤ
に比較し2倍以上の寿命となつた。
ラに巻付け紡出した場合、従来の高炭素鋼線材に
比較し、5倍以上の寿命で超硬質合金被覆ワイヤ
に比較し2倍以上の寿命となつた。
なお、本発明のメタリンクワイヤはテーカイン
ワイヤ、コーミングワイヤ、シリンダ用ワイヤ等
各種用途の紡機用メタリツクワイヤに用いられ
る。
ワイヤ、コーミングワイヤ、シリンダ用ワイヤ等
各種用途の紡機用メタリツクワイヤに用いられ
る。
本発明の紡機用メタリツクワイヤは硬鋼線又は
合金鋼線より形成された紡機用メタリツクワイヤ
の少なくとも歯部の表面に、母材との密着性のよ
い炭窒化チタン層と窒化チタン層の複層より形成
しているため、靭性が大きくてしかも耐摩耗性を
著しく向上するものである。また表面が滑らかで
あるので、従来の超硬質金属の溶射による局部的
摩耗という現象も発生せず、さらに耐食性も大で
寿命を著るしく延長する等の優れた効果を有する
発明である。
合金鋼線より形成された紡機用メタリツクワイヤ
の少なくとも歯部の表面に、母材との密着性のよ
い炭窒化チタン層と窒化チタン層の複層より形成
しているため、靭性が大きくてしかも耐摩耗性を
著しく向上するものである。また表面が滑らかで
あるので、従来の超硬質金属の溶射による局部的
摩耗という現象も発生せず、さらに耐食性も大で
寿命を著るしく延長する等の優れた効果を有する
発明である。
第1図は従来の紡機用メタリツクワイヤを示
し、Aは正面図、Bは側面図、第2図は第1図の
X−X断面図、第3図は本発明の1実施例の紡機
用メタリツクワイヤを示し、Aは正面図、Bは側
面図、第4図は第3図のY−Y断面図、第5図は
本発明の紡機用メタリツクワイヤと従来のメタリ
ツクワイヤとの比較を示す断面硬度分布曲線、第
6図は本発明の他の実施例を示し、Aは正面図、
Bは側面図である。 1……縁部、2……歯、3……炭窒化チタン
層、4……窒化チタン層。
し、Aは正面図、Bは側面図、第2図は第1図の
X−X断面図、第3図は本発明の1実施例の紡機
用メタリツクワイヤを示し、Aは正面図、Bは側
面図、第4図は第3図のY−Y断面図、第5図は
本発明の紡機用メタリツクワイヤと従来のメタリ
ツクワイヤとの比較を示す断面硬度分布曲線、第
6図は本発明の他の実施例を示し、Aは正面図、
Bは側面図である。 1……縁部、2……歯、3……炭窒化チタン
層、4……窒化チタン層。
Claims (1)
- 1 硬鋼線又は合金鋼線より形成された紡機用メ
タリツクワイヤの少なくとも歯部の表面に、母材
の結晶粒の粗大化と脱炭を防止する中温度の化学
的蒸着によつて炭窒化チタン層と更にその上層の
窒化チタン層の複層を形成したことを特徴とする
紡機用メタリツクワイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20533483A JPS6099017A (ja) | 1983-10-31 | 1983-10-31 | 紡機用メタリツクワイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20533483A JPS6099017A (ja) | 1983-10-31 | 1983-10-31 | 紡機用メタリツクワイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6099017A JPS6099017A (ja) | 1985-06-01 |
JPH0357214B2 true JPH0357214B2 (ja) | 1991-08-30 |
Family
ID=16505196
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20533483A Granted JPS6099017A (ja) | 1983-10-31 | 1983-10-31 | 紡機用メタリツクワイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6099017A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62149920A (ja) * | 1985-12-19 | 1987-07-03 | Kanai Hiroyuki | 紡機用メタリツク針布 |
DE19708190A1 (de) * | 1997-02-28 | 1998-09-03 | Rieter Ingolstadt Spinnerei | Auslösewalze für eine Offenend-Spinnmaschine |
DE19743745A1 (de) * | 1997-10-02 | 1999-04-08 | Schlafhorst & Co W | Auflösewalze für eine Offenend-Spinnvorrichtung |
US11084721B2 (en) | 2015-10-06 | 2021-08-10 | Wormser Energy Solutions, Inc. | Method and apparatus for adiabatic calcium looping |
-
1983
- 1983-10-31 JP JP20533483A patent/JPS6099017A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6099017A (ja) | 1985-06-01 |
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