JPS62149920A - 紡機用メタリツク針布 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は繊維産業の紡績工程の主として梳綿機に使用す
るメタリック針布に関するものである。

従来の技術および問題点 梳綿機で繊維を梳綿するメタリック針布け、歯先の先端
部分でのみ繊維と作用するので、従来は、一般に硬鋼線
や合金鋼線を用い歯先部分をガスや高周波等で加熱し、
焼入れして耐摩耗性を高くして来た。

しかしながら、最近、梳綿機は高速回転、高生産化され
て来たために、より一層の耐摩耗性を要求され、例えば
、特殊な耐摩耗性鋼材を用い、高い硬度に焼入して使用
するなどの方法が行われているが、この場合、メタリッ
ク針布をローラに捲付けるのが困難であるという欠点が
ある。

また、歯先に超硬合金を放電被覆や溶射で付着させて耐
摩耗性の高い層を設けたものもあるが、歯先の温度が高
くなシ過ぎ、歯先が溶けたり、あるいは表面アラサが粗
く表面の凹部の所に繊維が集中し、メタリック針布の摩
耗を促進するという欠点を生じ、極めて使用困難である
。

問題点を解決するための手段 本発明は、上記従来の欠点を解消するものであシ、窒素
ガス雰囲気中でメタリック針布を連続的に走行させなが
ら、その歯先の耐摩耗性が必要な部分に、チタン粉末を
塗布し、さらにし−ザ光線をその部分に照射することに
より、窒化チタン層を形成したものであり、以下本発明
の実施例を図面に基いて説明する。

実施例 第１図は本発明の１実施例の要部正面図を示し、第２図
は、歯先の拡大断面図を示す。

メタリック針布１＋）を、窒素ガス雰囲気のチャンバー
（２）内にて４続的に走行させ、歯（３）の先端部分（
４）にチタン粉末（５）を塗布し、次に上記歯先部分子
ｉｔへ向い、レーザ装置（６）よシレーザ光線（７）を
照射し、チタン粉末塗布部分を加熱し、窒化チタン層（
８）を形成して本発明の紡機用メタリック針布を構成す
る。

なお、チタン粉末は図のような方法で吹き付けてもよい
が、ローラ等で塗布することもできる。

また、レーザは炭酸ガスレーザ装置を用いる方が出力が
大きいので適しているが、！ＡＧ等のレーザを用いるこ
ともできる。

また、チタン粉末は有機バインダと混合して歯先部分に
塗布した後、加熱によりバインダを蒸発、分解、燃焼等
によシ除去して窒化チタン層を形成してもよい。

また、チタンはすべて窒化チタン化しなくて、チタンと
窒化チタンの混合層、層状１−等に形成されてもよい。

また、母材を鋼として上記処理をすることにより焼入さ
れて靭性が少くなるときは、後で焼戻し処理を施すこと
もある。

また、鋼以外にステンレス、チタン等の軽合金層、合成
樹脂などで作ってメタリック針布を形成することもでき
る。

また、被覆部分は歯先の片面または両面あるいは先端上
部の面、またはそれらの組合せでもよい。

発明の効果 本発明の紡機用メタリック針布は上記構成よυなシ、レ
ーザにより歯先の耐摩耗性を必要とする部分にのみ、窒
化チタン層を形成しているので、製造工程、運搬、取付
、使用中に歯が欠けたシ、メタリック針布が切断するこ
ともない。

また、歯先が第８図に示すごとく高硬度で長寿命となシ
、摩耗による巻替え周期も延び、梳綿の保全工数が著し
く減少し、また、高生産、高速回転化も可能となる。

さらに、メタリック針布の材料も、鋼以外の材料が使用
可能となり、また、製造方法が簡単で廉価であるなど優
れた効果を有する発明である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例を示す紡機用メタリック針布
の要部正面図、第２図は歯先の拡大断面図、第８図は同
断面硬度分布図を示す。 ０）・・・メタリック針布、（り・・・チャン／（、（
ａｌ・・・歯、（４）・・・先端部分、（６）・・・チ
タン粉末、（６）・・・レーザ歩先頭５の距離（飢労り

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 窒素ガス雰囲気中で、歯先部分にチタン粉末を塗布し、
   上記歯先部分にレーザ光線照射することにより、歯先表
   面に窒化チタン層を形成したことを特徴とする紡機用メ
   タリック針布。