JPS6397578A - ゴデツトロ−ラ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、繊維製造工程の中で最終工程である巻取り工
程において、原糸を送り出す機能を担っているゴデツト
ローラーに関するものである。

〔従来の技術〕

第１図は従来の代表的なゴデツトローラーの断面図であ
り、１母材、２メツキを示す。

ゴデツトローラーは５．０００から１５．００Ｏｒｐｍ
と高速回転しながら、繊維に接触し摩擦する。この様に
ゴデツトローラーは過酷な作業条件下で使用されるため
、摩耗により使用不能となってしまう。

従来ゴデツトローラーは５４５Ｃのような炭素鋼に硬質
クロムメッキ層を有するものが広べ用いられているが前
記の摩耗の問題を解決するため、一定期間使用後、再メ
ッキを繰り返しすることが提案されている。　ところが
、従来のゴデツトローラー母材は５４５Ｇのため、硬度
が低くメッキ層が剥離すると母材は急速に摩耗するため
再メッキの前に外周を研磨し、メッキするという作業の
繰り返しを行い、一定肉厚を確保出来なくなると廃棄さ
れている。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は前記のような問題点を解決したゴデツトローラ
ーを提供することを目的とするもので、ゴデツトローラ
ーにおいて少なくとも繊維と接触する部分を粉体肉盛り
溶接により、耐摩耗性を格段に高めたことを特徴とする
ゴデツトローラーである。

本発明におけるゴデツトローラーにおいては、肉盛り層
の上に蒸着法にて表面層を硬化されることが望ましい。

〔作用〕

本発明はゴデツトローラーの繊維と接触する部分に粉体
肉盛り溶接により、耐摩耗性合金の肉盛りを施したもの
を使用して高い寿命を実現し得たことに基づくものであ
る。

この肉盛り層は溶接によるものであり、母材との間に強
い結合力でかつ拡散層を介して固着されているから剥離
が生じない。また、この肉盛り層は各成分及びその配合
比を任意に選定できる粉末を溶融した溶融物によるので
耐摩耗性を高（することができる。

なお、肉盛り層の上に蒸着法によって表面層を硬化させ
ると、より一層の寿命が得られる。

〔実施例〕

以下発明を実施例に基づき説明する。

第２図は本発明のゴデツトローラーの肉盛り要領実施例
を示す図である。

３は母材、４は粉体肉盛り層、５は硬化層である。

ゴデツトローラー母材はオーステナイト系熱間工具鋼と
し、所定の熱処理を施した後、第２図のように、外周に
第１表に示す耐摩耗性合金を肉盛り溶接した。溶接後は
十分な硬度を有するので熱処理を施す必要はない。

本発明ゴデツトローラーは従来の５４５Ｃ＋クロムメッ
キ品に比べ約３倍の寿命を示した。

〔発明の効果〕

以上述べたように、本発明のゴデツトローラーは従来の
ゴデツトローラーに比し、耐摩耗性が格段に向上し、長
寿命を達成できるものであり、製品に占めるローラー費
用の低減をはかることができるという顕著な効果がある
。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の代表的な概略断面を示す図、第２図は本
発明の肉盛り層を有す実施例を示す図である。 １・・・母材、２・・・メッキ、３・・・母材、４・・
・肉盛層５・・・硬化層。 ′：ン′ 第１図 第２図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）繊維製造工程の中で使用されるゴデットローラー
   において、少なくとも繊維と接触する部分に粉体肉盛溶
   接により肉盛層を設けてあることを特徴とする高性能ゴ
   デットローラー。
2. （２）肉盛層の上に蒸着法にて表面層を硬化させてある
   特許請求の範囲第１項記載の高性能ゴデットローラー。