JPS63101012A - 条鋼圧延ロ−ル用肉盛スリ−ブの製造方法 - Google Patents

条鋼圧延ロ−ル用肉盛スリ−ブの製造方法

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JPS63101012A
JPS63101012A JP24610586A JP24610586A JPS63101012A JP S63101012 A JPS63101012 A JP S63101012A JP 24610586 A JP24610586 A JP 24610586A JP 24610586 A JP24610586 A JP 24610586A JP S63101012 A JPS63101012 A JP S63101012A
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JP
Japan
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powder
build
layer
sleeve
based alloy
Prior art date
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Pending
Application number
JP24610586A
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English (en)
Inventor
Hideo Fujita
秀雄 藤田
Tsunao Kawanaka
綱夫 川中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Publication of JPS63101012A publication Critical patent/JPS63101012A/ja
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  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、高硬度の肉盛層に圧延用カリバーが刻設され
た条鋼圧延用肉盛スリーブの製造方法に関し、特に前記
肉盛層に耐焼付性をも付与する方法に関する。
(従来の技術) 通常、条鋼仕上圧延用ロールは、第1図に例示するよう
に、ロール軸1に円筒状のスリーブ2が焼ばめ、溶接等
により固着されて構成されている。
そして、前記スリーブ2は、スリーブ母材3の周方向外
周面に周溝4が設けられ、該周溝4にプラズマ肉盛溶接
やプラズマ肉盛溶射等のプラズマ肉盛手段によってWC
を含有した高硬度の肉盛層5が形成され、その肉盛層5
の周方向外周面に圧延用カリバー6が刻設されている。
同図において、7は圧延対象である丸棒、線材、アング
ル材等の条鋼材(図示例では棒材)を示す。
尚、この種のロールは、圧延によりカリバーが摩耗する
につれて、肉盛層5内でカリバー6が改削されて使用さ
れる。
従来、肉盛層5の形成は、全体の30〜50重量%を占
めるWC粉末とCo基合金粉末との混合粉末を肉盛用粉
末とし、これをプラズマ肉盛手段に供給して肉盛して形
成していた。尚、前記Go%合金の好適なものとしては
、下記組成(重量%)のものを例示することができる。
C:0.8〜1.1%  Ni:  3%以下Cr:2
5〜30  %  W: 3〜5%Fe:  3  %
以下  残部実質的にC。
(発明が解決しようとする問題点) 畝上の肉盛用粉末によって形成された肉盛層は耐摩耗性
については充分優れているが、耐焼付性については劣る
のが実情である。それ故、条調圧延時に、肉盛層の外周
面に刻設された圧延用カリバー周面に圧延鋼材が部分的
に焼付き、この付着物が圧延鋼材にプリントされ、製品
肌荒れの原因となっている。
本発明はかかる問題点に鑑みなされたもので、耐摩耗性
と耐焼付性とを兼備させた肉盛層を形成することができ
る条鋼圧延ロール用肉盛スリーブの製造方法を提供する
ことを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために講じられた本発明の特徴とす
るところは、プラズマ肉盛手段による肉盛層の形成に際
し、肉盛用粉末として、WC粉末とCo基合金粉末とN
iメッキが施されたCaS粉末との混合粉末であって、
その混合割合が重量%で札粉末:30〜50% Niメッキが施されたCaS粉末:1〜3%残部Co基
合金粉末 である混合粉末を使用する点にある。
(作用及び実施例) 本発明に適用される肉盛用粉末は、その混合割合が重量
%で、 WC粉末=30〜50% Niメッキが施されたCaS粉末:1〜3%残部Co基
合金粉末 で構成される。
一〇粉末が30〜50%配合されるのは、30%未満で
は肉盛層の硬度が不足し、耐摩耗性に劣るからであり、
一方50%を越えると材質の脆化が著しくなるからであ
る。
肉盛粉末にCaSを添加するのは、肉盛層の組織中に2
〜10μmの微細なCaSを晶出させるためである。C
aSが組織中に存在すると、圧延の際、潤滑作用の優れ
るCaSが一部剥離して耐焼付性を著しく改善する。
硫化物の中からCaSを特に選択するのは、組織中にお
ける安定度が良好で′、硫化物生成エネルギーΔGが大
きく、融点が2525℃と極めて高く、かつ安価であっ
て経済性に優れるからである。
CaSを1〜3%添加するのは、1%未満では耐焼付性
の改善にほとんど寄与しないからであり、一方3%を越
えると材質の脆化を招来し、また添加効果が飽和するた
めである。
CaS粉末はNiメッキを施したものを使用する。
その理由は次の通りである。プラズマ肉盛手段はArガ
ス等の不活性ガス雰囲気で実施されるが、不活性ガスと
いえども02ポテンシヤルを有している。
CaSが高温で不活性ガス中の02と接すると、ガス化
して消失するので、これを防止する必要があるからであ
る。
Co基合金粉末としては、従来の使用に係る既述のCo
基合金組成の粉末が好適である。かかる組成のCo基合
金粉末は、ロール材の場合、Ni基合金と比較すると耐
焼付性にすぐれ、又、粉体肉盛時のワレに対して、強い
からである。
本発明に適用される肉盛用粉末の構成粒子は、その大き
さが60〜250メツシユのものが使用されることが望
ましい。60メツシュ未満の粗粉では、プラズマアーク
中で完全に溶融しにくく良好な肉盛層が形成されないか
らであり、一方、250メツシユを越える微粉では、プ
ラズマ肉盛手段への供給の際、粉体が円滑に流れず、粉
体の供給が不安定になるからである。
本発明の効果を確認するために、圧延をシミュレートし
たローラ摩擦試験を行った。
(1)  この試験はローラの外周面に形成された肉盛
層の摩擦係数を測定するものであって、次の要領で行っ
た。第2図に示すように、750℃に加熱された鋼製ロ
ーラ11に、外周面に幅15 tm 、厚さ31の肉盛
層5゛が形成された試験ローラ12を100 k、で押
し当てて回転(100〜90Orpm)させ、摩擦によ
って生じたfiI製ローラ11の伝達トルクを測定し、
下記式により摩擦係数μを求めた。
尚、両ローラの接触部は、417m1nで水冷した。
T: トルク kg−m P:加圧力 kg R:鋼製ローラの半径m (2)  試験ローラの肉盛層5゛は、第1表の肉盛用
粉末を用いて、下記の条件でプラズマ肉盛溶接して形成
した。
電  流   150A 電  圧    35V 粉体供給速度 2kg/Hr (Co合金組成〕 C: 0.95%  Ni : 1.0%  Cr :
 25.8%W : 3,4  %   Fe : 0
.25%残部実質的にC。
第1表 注、 CaS粉末は、表面にNiメッキ(メッキ厚50
μm)されたものである。
(3)試験結果を第3図に示す。
第1表並びに第3図より、本発明に係る実施例1および
2の肉盛層は硬度を低下させることなく、あらゆる回転
数において摩擦係数が従来例に対して著しく低下してい
ることが確認された。
従って、本発明による肉盛層の形成方法を肉盛スリーブ
の製造に適用すれば、圧延用カリバーに優れた耐摩耗性
と耐焼付性とを付与し得ることが明らかである。
実際、本発明方法によって肉盛スリーブを製造し、これ
を軸に組み立てて条鋼圧延ロールを製作し、該ロールを
耐焼付性が特に問題となるステンレス鋼の条鋼線材5.
5 φの仕上圧延に供したところ、従来カリバー周面に
生じた鋼材の部分的な焼付もなく、圧延量が従来の3倍
に増大することができた。
(発明の効果) 以上説明した通り、本発明の条鋼圧延ロール用肉盛スリ
ーブの製造方法は、圧延用カリバーを刻設する肉盛層を
、WC粉末とCo基合金粉末とNiメッキが施されたC
aS粉末とが特定割合で混合された肉盛用粉末をプラズ
マ肉盛手段に供給して形成するので、優れた耐摩耗性と
耐焼付性とを兼備した肉盛層を容易に形成することがで
き、圧延用カリバーに両特性を兼備させることができ、
圧延材の肌荒れ防止を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は条鋼圧延ロールの断面説明図、第2図はローラ
摩擦試験要領図、第3図は回転数と摩擦係数との関係を
示すグラフ図である。 3・・・スリーブ母材、4・・・周溝、5・・・肉盛層
、6・・・圧延用カリバー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)円筒状のスリーブ母材3の周方向外周面に周溝4
    が設けられ、WC粉末とCo基合金粉末とを含有する肉
    盛用粉末を粉体プラズマ肉盛手段に供給して前記周溝4
    に高硬度の肉盛層5を形成し、該肉盛層5に圧延用カリ
    バー6を刻設する肉盛スリーブの製造方法において、 前記肉盛粉末はWC粉末とCo基合金粉末とNiメッキ
    が施されたCaS粉末との混合粉末であって、その混合
    割合が重量%で、 WC粉末:30〜50% Niメッキが施されたCaS粉末:1〜3%残部Co基
    合金粉末 であるものを使用することを特徴とする条鋼圧延ロール
    用肉盛スリーブの製造方法。
JP24610586A 1986-10-15 1986-10-15 条鋼圧延ロ−ル用肉盛スリ−ブの製造方法 Pending JPS63101012A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01107912A (ja) * 1987-10-21 1989-04-25 Hitachi Metals Ltd 複合ロール
EP0553388A2 (en) * 1991-12-05 1993-08-04 Sumitomo Metal Industries, Ltd. Caliber roll for rolling and manufacturing method of its roll main body
JP2017101273A (ja) * 2015-11-30 2017-06-08 Jfeスチール株式会社 溶融金属めっき浴中ロール軸部材及びその製造方法、並びに溶融金属めっき鋼板の製造方法

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