JPH0356673Y2 - - Google Patents

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JPH0356673Y2
JPH0356673Y2 JP109387U JP109387U JPH0356673Y2 JP H0356673 Y2 JPH0356673 Y2 JP H0356673Y2 JP 109387 U JP109387 U JP 109387U JP 109387 U JP109387 U JP 109387U JP H0356673 Y2 JPH0356673 Y2 JP H0356673Y2
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JP
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oil
leaf spring
check valve
valve mechanism
cylinder
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JP109387U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は緩衝器の油路を一方向のみに開閉する
チエツクバルブ機構に関する。
(従来の技術) 緩衝器の伸縮行程において発生する減衰力を異
ならせるようにしたり、油室の容積変化に伴なう
作動油の不足を補うべく従来から緩衝器内にチエ
ツクバルブ機構を設けている。
このチエツクバルブ機構は第6図に示すよう
に、ボトムケース50の底部にオイルロツクピー
ス51とシリンダ(シートパイプ)52とを同軸
的にボルト53にて共締めし、シリンダ52によ
つて画成した内外の油室S1,S2を油路54にて連
通し、この油路54を開閉する環状チエツクバル
ブ55をシリンダ52の外周部にスプリング56
で付勢した状態で設けている。
このような従来のチエツクバルブはシリンダ5
2の外周面を摺接するため、開閉動作が摺接に伴
なう摩擦によつて遅れ、応答性において問題があ
る。
そこで、実公昭57−36843号に開示されるよう
に、油孔を形成した筒状バルブシートの内側にC
字状をなす板ばねを設け、この板ばねの弾発力に
て油孔を閉じるようにしたものが知られている。
(考案が解決しようとする問題点) 上述したようにC字状をなす板ばねによつて油
孔を閉じるようにすれば、摺動に伴なう摩擦が発
生しないので応答性は良くなるが、板ばねが内方
に曲つて油孔を開とするとき、板ばねの内方への
曲り量を規制することができず、大きく曲ると弾
性限界を超え、油孔を閉じることができなくな
る。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決すべく本考案は、パイプ材を
抱持するように外側からC字状をなす板ばねをパ
イプ材に取付け、この板ばねによつて油孔を閉じ
るとともに、板ばねをオイルロツクピースに形成
した凹部内に収めるようにした。
(作用) 内側の油室の圧力が大となると、この圧力によ
つて板ばねの両端部が外側に開き、油路が開成す
る。そしてこのときの板ばねの外側への開きはオ
イルロツクピースに形成した凹部内周面にて規制
される。
(実施例) 以下に本考案の実施例を添付図面に基いて説明
する。
第1図は本考案に係るチエツクバルブ機構を適
用した緩衝器の底部を示す断面図であり、ボトム
ケース1の底部にはオイルロツクピース2及びシ
リンダ(シートパイプ)3がボルト4によつて共
締めされている。そしてシリンダ3によつて緩衝
器内は内側の油室S1及び外側の油室S2に画成され
る。
また、シリンダ3のオイルロツクピース2より
も上方部分は大径部3aとされ、下端部は小径部
3bとされ、これら大径部3a及び小径部3bに
は内外の油室S1,S2を連通する油孔5,6が形成
されている。
また、シリンダ3の小径部3b外側には第2図
に示すように両端部が開いたC字状をなす板ばね
7がシリンダ3を抱持するように取付けられてい
る。この板バネ7は第3図の斜視図、第4図の展
開図に示すように中央部分7aを幅広とし、両側
部分7b,7bを幅狭とし、中央部分7aをシリ
ンダ3の外周面に溶接し、両側部分7b,7bの
内側面にて油孔6をばねの弾発力で閉じるように
している。
更に、オイルロツクピース2の上面には凹部8
が形成され、この凹部8の内方に前記板ばね7が
位置するようにしている。
第5図は別実施例の断面図であり、この実施例
にあつては、板バネ7の中央部分をリベツト9に
よつてシリンダ3に固着するようにしている。
以上においてボトムケース1内周面に摺接する
フオークパイプが下動する圧縮行程にあつては、
外側の油室S2内の圧力が大となり、油孔5を介し
て作動油が内側の油室S1に流入し、油孔6は板ば
ね7にて閉じられているため油孔6を介しては流
入しない。
一方伸び行程にあつては外側の油室S2内の圧力
が低下するため、内側の油室S1内の作動油が外側
の油室S2に流入することとなるが、このときは両
室S1,S2の圧力差によつて板ばね7の両側部分7
b,7bが外側に開き、油孔5のみでなく油孔6
を介して作動油が流れる。その結果外側の油室S2
における作動油の不足が生じることがない。
また、板ばね7の外側への開きはオイルロツク
ピース2の凹部8内周面にて規制されるため、板
ばね7が弾性限界を超えて拡開することがない。
(考案の効果) 以上に説明したように本考案によれば、チエツ
クバルブ機構のバルブを板バネ自体によつて構成
したため、従来の如くバルブの動作に伴なう摩擦
によつて応答性が遅れることがなく、また前記板
ばねはオイルロツクピースの凹部内に収めたた
め、板ばねが弾性限界を超えて開くことがなく、
チエツクバルブ機構を確実に作動させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るチエツクバルブ機構を適
用した緩衝器の底部断面図、第2図はシリンダの
斜視図、第3図は板ばねの斜視図、第4図は板ば
ねの展開図、第5図は別実施例の断面図、第6図
は従来のチエツクバルブを適用した緩衝器の底部
断面図である。 尚、図面中1はボトムケース、2はオイルロツ
クピース、3はシリンダ、5,6は油孔、7は板
ばね、8は凹部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パイプ材によつて緩衝器内に画成された内外の
    油室を連通する油路を開閉するチエツクバルブ機
    構において、このチエツクバルブ機構は、パイプ
    材に形成した油孔を塞ぐようにパイプ材の外周部
    に両端が開いたC字状板ばねを取付け、この板ば
    ねをオイルロツクピースに形成した凹部内に収め
    るようにしたことを特徴とする緩衝器のチエツク
    バルブ機構。
JP109387U 1987-01-08 1987-01-08 Expired JPH0356673Y2 (ja)

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JP109387U JPH0356673Y2 (ja) 1987-01-08 1987-01-08

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JP109387U JPH0356673Y2 (ja) 1987-01-08 1987-01-08

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JPS63109050U JPS63109050U (ja) 1988-07-13
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JP109387U Expired JPH0356673Y2 (ja) 1987-01-08 1987-01-08

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JP7181748B2 (ja) * 2018-10-04 2022-12-01 Kybモーターサイクルサスペンション株式会社 フロントフォーク

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JPS63109050U (ja) 1988-07-13

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