JPH0356459A - 新規チオール(メタ)アクリレートおよび樹脂 - Google Patents

新規チオール(メタ)アクリレートおよび樹脂

Info

Publication number
JPH0356459A
JPH0356459A JP2003129A JP312990A JPH0356459A JP H0356459 A JPH0356459 A JP H0356459A JP 2003129 A JP2003129 A JP 2003129A JP 312990 A JP312990 A JP 312990A JP H0356459 A JPH0356459 A JP H0356459A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
meth
formula
compound
acrylate
thiol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003129A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2503089B2 (ja
Inventor
Yuichiro Iguchi
雄一朗 井口
Michio Kimura
木村 道男
Koichiro Oka
紘一郎 岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Publication of JPH0356459A publication Critical patent/JPH0356459A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2503089B2 publication Critical patent/JP2503089B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、新規チオール(メタ)アクリレートおよびそ
れを用いた樹脂および高屈折率プラスチックレンズに関
するものである。
[従来技術] オレフィン系熱硬化性樹脂は一般的に耐熱性・耐薬品性
に優れている。中でも、ジアリルフタレートよりなる樹
脂は、高い耐熱性・耐薬品や寸法安定性を利用して工業
的に幅広く使用されている。
しかし、用途によっては、さらに高い寸法安定性や耐薬
品性、低い吸水性が要求されている。
また、光学用途としてはジエチレングリコールビスアリ
ルカーボネートが多く用いられている。
しかし、光学用途に用いられているジエチレングリコー
ルビスアリルカーボネートは低い屈折率が問題となって
いる。
これらの問題を解決するために、芳香族チオールエステ
ルを主成分とする樹脂(特開昭63−316766号公
報)や脂肪族チオールエステル(特開昭63−1626
71号公報や特開昭63−188660号公報)等のチ
オール(メタ)アクリレートが提案されている。
[本発明が解決しようとする課題コ しかながら、特開昭63−316766号公報、特開昭
63−162671号公報、特開昭63−188660
号公報で提出されている樹脂では、まだ十分な高屈折率
と高アッペ数のバランスがとれた光学特性をもつものが
得られておらず、また、これらの樹脂は切削・研磨など
の加工時に強い臭気を発生するという欠点があった。さ
らに、常温で固体であるために、常温での注型重合がで
きないものもあり、さらに、硬度,耐熱性においても不
充分であった。
本発明は、かかる従来技術の欠点を解消しようとするも
のであり、高い屈折率とアッペ数を有し、加工時の臭気
がなく、かつ、硬度、耐熱性にも優れた樹脂の単量体と
して有用なチオール(メタ)アクリレート,およびその
単量体からなる樹脂,さらにはかかる樹脂からなる高屈
折率レンズを提供することを目的とする [課題を解決するための手段] 上記目的を達或するために本発明は以下の構或よりなる
「(1)下記一般式(A)で示されることを特徴とする
新規チオール(メタ)アクリレート。
(式中、R1は水素またはメチル基を示す。mは1〜4
の整数を示す。) ■ 下記一般式(B)で示されることを特徴とする新規
チオール(メタ)′アクリレート。
R2 ■ 0   (B) (式中、R2は水素またはメチル基を示す。nは0また
は1を示す。) (3)下記一般式(C)で示されることを特徴とする新
規チオール(メタ)アクリレート。
R3 (式中、R3は水素またはメチル基を示す。)(4)上
記一般式(A).(B)および(C)で示されるチオー
ル(メタ)アクリレートから選ばれる少なくとも1種を
10重量%以上含むモノマーを重合して得られることを
特徴とするチオール(メタ)アクリレート樹脂。
(5)前記(4)項記載の樹脂からなる高屈折率プラス
チックレンズ。」 本発明の一般式(A)に示した化合物は、下記一般式(
D)〜(F)を経由する合成スキームによって合成され
た2価メルカプタン化合物(G)と(メタ)アクリル酸
ハライドとを、金属水酸化物や三級アミン等のアルカリ
の存在下で反応させることによって合戊できる。
HO−CH2→CH=CHX1−CH2 0H(G) 本発明の一般式(B)に示した化合物は、下記一般式(
H)〜(J)を経由する合成スキームによって合成され
たメルカブタン化合物(K)と(メタ)アクリル酸ハラ
イドとを、金属水酸化物や三級アミン等のアルカリの存
在下で反応させることによって合成できる。
C A’ C H 2 +C H 2 C l(H) }10cH2 CH2 SCHI→◎←CH2 SCH
2 CH2 0H   ( I )(NH2 )3  
CS/HCA’ Is−CtbCHx−S−C}I2+CHx−S−CH
xCH2−SH (J)本発明の一般式(C)に示した
化合物は、下記一般式(K)、(L)を経由する合成ス
キームによって合成された2価メルカブタン化合物(M
)と(メタ)アクリル酸ハライドとを、金属水酸化物や
三級アミン等のアルカリの存在下で反応させることによ
って合或できる。
CH2 CICHCA’CH2 CI     (K)
CH2  S CH2  CH2  0HCH2 SCH2 CH2 (Jl−1 (NH2 ) 3 CS/HC/ CH2  S CH2  CH2  SH1 特に、チオール(メタ)アクリレート系モノマーを得る
際の脱塩酸剤として、−SH基に対して、3〜95モル
当量の三級アミンと5〜120モル当量の金属水酸化物
を併用することによって、モノマーの純度・収率を高く
することができる。
本発明のチオール(メタ)アクリレートは、過酸化物系
あるいはアゾ系等の一般的にラジカル重合に用いられる
開始剤を単量体100重量部に対して0.001〜5重
量部加えた後、加熱あるいは光照射することによって重
合し、透明性に優れた樹脂を製造することができる。こ
の時、単量体として本発明のチオール(メタ)アクリレ
ートにこれ以外の単量体を加えて共重合させることがで
きる。
この場合、得られる樹脂の特性上、本発明の一般式(A
)、(B)および(C’)で示される単量体から選ばれ
た少なくとも1種の単量体を10重量%以上加えること
が好ましい。
加える単量体としては、オレフィン系化合物であれば特
に限定されるものではなく、好ましくは(メタ)アクリ
ル系化合物やスチレン系化合物、アクリロニトリル、N
−フエニルマレイミド等があげられる。具体的には、メ
チル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレー
ト、プロビル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)
アクリレート、フエニル(メタ)アクリレ・一ト、ベン
ジル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)ア
クリレート、シクロへキシルメチレン(メタ)アクリレ
ート、スチレン、ビニルナフタレン、ハロゲン置換スチ
レン、α−メチルスチレン、ジビニルベンゼン、ジアリ
ルフタレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、ビスフェノールA−ジ(メタ)アクリレート、ビ
スフェノールA−ジ(ヒドロキシエチル(メタ)アクリ
レート、テトラプロムービスフェノールA−ジ(メタ)
アクリレート、テトラプ口モービスフェノールA−ジ(
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート)、トリアリル
イソシアヌレート、ペンタエリスリトールテトラキス(
メタ)アクリレート、ジエチレングリコールビスアリル
カーボネートあるいは下記式(N)で示される化合物な
どが挙げられる。
(式中、R4は水素またはメチル基のいずれかを示す。
) 前記式(N)の化合物は下記式(0)で示されるジチオ
ールと(メタ)アクリル酸クロライドを金属水酸化物や
三級アミン等のアルカリの存在下で反応させることによ
って合成できる。
H S + S + S H    ( o )式(0
)で示される化合物は、それ単独で重合した場合、屈折
率が1.69の樹脂が得られる。
また、比重も1.23と低い。しかし、常温で固体であ
るため、注型重合によりポリマーを得る際には、他のモ
ノマーとの共重合を行うことにより、光学特性のバラン
スのとれたポリマーを得ることができる。
また、共重合成分として、前述のオレフィン系化合物以
外に多官能チオール化合物を加えることによって、加工
性に優れた樹脂を得ることができる。
多官能チオール化合物としては、ペンタエリスリトール
テトラキスチオグリコレート、トリスメルカプトプロピ
ルイソシアヌレート、前記式(G)(J)、(M)、(
0)で示される化合物等がある。
種々のチオール(メタ)アクリレート系モノマーを用い
て、機械特性に優れた樹脂を得るためには、チオール(
メタ)アクリレートを15〜90重量%、スチレンをl
O〜85重量%、ハロゲン原子含有あるいは非含有のビ
スフェノールAを構造中に含むジ(メタ)アクリレート
を75重量%以下の割合で共重合することが好ましい。
また、この際、前述のオレフィン系化合物を45重量%
以下の割合で共重合してもよい。
ビスフェノールAを構造中に含むジ(メタ)アクリレー
トとしては、例えば、下記一般式で示される化合物が挙
げられる。
(ここで、R5は水素またはメチル基を示す。)この共
重合体において用いられる種々のチオール(メタ)アク
リレート系モノマーとしては、特に制限されることなく
用いることができ、特に本発明の一般式(A)、(B)
、(C)で示される化合物を用いた場合は、機械特性に
加えて、高屈折率,かつ高アッペ数であるといった光学
特性に優れた樹脂を得ることができる。 また、種々の
チオール(メタ)アクリレート系モノマーを用いて、磨
耗特性に優れた樹脂を得るためには、チオール(メタ)
アクリレート系モノマーから選ばれる少なくとも1種を
15〜90重量%、分子中にウレタン結合と(メタ)ア
クリル基の両方を持つモノマーを10〜85重量%の割
合で共重合することが好ましい。また、この際、前述の
オレフィン系化合物を45重量%未満の割合で共重合し
てもよい。
分子中のウレタン結合と(メタ)アクリル基の両方を有
するモノマーとしては、例えば、下の一般式で示される
置換基を有するモノマーが挙げら(Xは炭素数1〜10
のアルキレ・ン基を、lは0〜3の整数を示す。) チオール(メタ)アクリレート系モノマとしては、制限
されることなく用いることができるが、特に前記一般式
(A)〜(C)の化合物を用いた場合は、磨耗性に加え
て、高屈折率であり、かつ、高いアッペ数を有するとい
った光学特性に優れた樹脂が得られる。
本発明のチオール(メタ)アクリレートより樹脂を製造
する方法としては、注型重合法が適している。この場合
の成形方法の好ましい一例としては、本発明のチオール
(メタ)アクリレートあるいは前述の共重合成分のうち
少なくとも1威分と本発明のチオール(メタ)アクリレ
ートを混合した液体を重合開始剤とともに、ガラスある
いは金属製のモールドと粘着テープあるいはプラスチッ
ク製のガスケットよりなる型に注入し、30〜150℃
で0.1〜40時間加熱、あるいは、紫外線を照射する
ことによって成形する方法が挙げられる。
チオール(メタ)アクリレートより樹脂を製造する場合
、特に好ましいのは、過酸化物系開始剤、例えば、ペン
ゾイルパーオキサイド、t−プチルパーオキシイソプチ
レート、ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、t
−プチルパーオキシピパレートを用いて重合することに
よって、外観品位の優れたレンズを製造することができ
る。
本発明のチオール(メタ)アクリレートを用いることに
よって、高屈折かつ高アッペ数で、透明性に優れた樹脂
を製造することができ、さらに、得られた樹脂は硫黄含
有樹脂であるにも関わらず、加工時に臭気はしなかった
。また、チオールエステル系化合物であるため、エステ
ル系化合物に比べて、吸水率が低く、耐薬品性にも優れ
ている。
また、得られた樹脂の表面にハードコート膜や反射防止
膜を形成させることによって、より表面硬度の高いある
いは光透過性に優れた物品を得ることができる。ハード
コート膜あるいは反射防止膜を形威させる際、前処理と
して、樹脂基材表面をアルカリ処理あるいはプラズマ処
理することによって、樹脂基材とハードコート膜等との
密着性を向上させることができる。ハードコート膜とし
ては、メラミン、ウレタン多官能アクリル等からなる有
機被膜、あるいはシリコン系の有機,無機被膜あるいは
、五酸化アンチモン系の金属酸化物を含む無機被膜など
が上げられる。
[実施例] 以下実施例により、本発明を具体的に説明する。
実施例1 1000ccの三ツ口フラスコに下記式(P)に示した
化合物30g1 トルエン3 0 0 g, I N水
酸化ナトリウム5 0 0 g,ナトリウムボロヒドラ
イド1g1ヒドロキノンモノ゛メチルエーテル100m
gを仕込み、O℃、窒素下でかくはんしながら、メタク
リル酸クロライド33gをゆっくり適下後、O℃で2時
間かくはんした。その後、トルエン層を洗浄、ろ過、溶
媒の留去を行い、下記式(Q)の化合物を得た。
得られた化合物の外観・屈折率・元素分析データを表1
に示した。また、得られた化合物の赤外線吸収スペクト
ルチャートを第1図に示した。
1665cm−1に、−S−CO−による吸収が見られ
ることから、一般式(Q)に示したチオール(メタ)ア
クリレートが得られたことがわかる。
また、得られた化合物についてのNMRの結果を以下に
示した。
62.  2   −SCH3          6
HS C H 3 1 δ3,  1   −OH−           2
Hさらに、得られた化合物99重量部にペンゾイルパー
オキサイドをl重量部加えた溶液をガラスモールドと粘
着テープよりなるモールド型に注入し、50℃から12
0℃まで15時間かけて昇温し樹脂を得た。得られた樹
脂の性質を表2に示した。さらに、赤外線吸収スペクト
ルを測定したところ、1 6 2 0 cm”のCH2
=C,による吸収が見られないことから、チオール(メ
タ)アクリレート樹脂が得られたことが確認された。
耐熱性については、100℃でのショアD硬度がO〜5
0を×、50〜70を△、70〜100を○とした。
加工時の臭気は研磨機を用いて研磨し、臭気のしないも
のを01それ以外のものを×とした。
屈折率は、プルフリッヒ屈折計を用いて測定した。透過
率及び耐光性はカラーコンピューターとフェードメータ
ーを用いて測定した。
実施例2 メタクリル酸クロライドをアクリル酸クロライドに変え
た以外は、実施例1と同様にして、下記式(R)に示す
化合物を製造した。得られた化合物について、実施例1
と同様にして諸性能を測定し、表1に示した。
さらに、実施例1と同様にして樹脂を得た。樹脂の諸性
能について、表2に示した。
実施例3 一般式(P)の化合物を下記式(S)の化合物に変えた
以外は、実施例1と同様にして、下記式(T)に示す化
合物を製造した。得られた化合物について、実施例1と
同様にして諸性能を測定し、表1に示した。
HS−CH2 CH2 −S−Cfl2+CH2−S−
Ct(2CH2 SH  ( S )CH2 −S−C
L CH2    S−C−C”CH2n o  (T) また、得られた化合物の赤外吸収スペクトルを第2図に
示した。1 6 6 5 cm−’に、−S−CO−に
よる吸収が見られることから式(S)に示したチオール
(メタ)アクリレートが得られたことがわかる。
また、 得られた化合物についてのNMRの結果を下に示した。
2H 04H δ7. 4 一〇一 4H さらに、実施例lと同様にして樹脂を得た。樹脂の諸性
能について、表2に示した。さらに、赤外線吸収スペク
トルを測定したところ、1620cm−lのCH2=C
  による吸収が見られないことから、チオール(メタ
)アクリレート樹脂が得られたことが確認された。
実施例4 一般式(P)の化合物を下記式(U)の化合物に変えた
以外は、実施例1と同様にして、下記式(V)に示す化
合物を製造した。得られた化合物について、実施例1と
同様にして諸性能を測定し、表1に示した。
HS−CH2 CH2  S  CH2−o(U)0 さらに、実施例1と同様にして樹脂を得た。樹脂の諸性
能について、表2に示した。
実施例5 一般式(P)の化合物を下記式(W)の化合物に変えた
以外は、実施例1と同様にして、下記式(X)に示す化
合物を製造した。得られた化合物について、実施例1と
同様にして諸性能を測定し、表1に示した。
CH2  S  CH2 CH2 SHCH  −S 
 CH2 CH2 SH       (W)また、得
られた化合物の赤外吸収スペクトルを第3図に示した。
1 6 6 5 cm−’に、−S−CO−による吸収
が見られることから式( P ’)に示したチオール(
メタ)アクリレートが得られたことがわかる。
また、 得られた化合物についてのNMRの結果を下に示した。
6H δ2. H,   ,C旦上 C = C,, H’    C− 9H さらに、実施例1と同様にして樹脂を得た。樹脂の諸性
能について、表2に示した。さらに、赤外線吸収スペク
トルを測定したところ、1620cl 1のCH2=C
  による吸収が見られないことから、チオール(メタ
)アクリレート樹脂が得られたことが確認された。
実施例6 化合物(P)を化合物(Y)に変えた以外は、実施例l
と同様にして、下記式(Z)に示す化合を製造した。得
られた化合物について、実施例1と同様にして諸性能を
測定し、表1に示した。
H S + S + S H     ( Y ’)さ
らにこの式(Z)の化合物30重量部を実施例1で得ら
れた式(Q)の化合物70重量部に混合して、実施例1
と同様にして樹脂を得た。樹脂の諸性能について、表2
に示した。
比較例1 1000ccの三ツ口フラスコに下記式(α)に示した
化合物20g1 トルエン300g,IN水酸化ナトリ
ウム5 0 0 g,ナトリウムボロヒドライド1g1
ヒドロキノンモノメチルエーテル100mgを仕込み、
O℃、窒素下でかくはんしながら、メタクリル酸クロラ
イド33gをゆっくり適下後、O℃で2時間かくはんし
た。その後、トルエン層を洗浄後、ろ過、溶媒の留去を
行い、下記式(β)の化合物を得た。この化合物99重
量部を実施例1に示した方法で重合し樹脂を得た。
樹脂の諸性能を表2に示した。
HSCH2CH2SCH2CH2SH  (α)比較例
2 化合物(α)を化合物(γ)に変えた以外は、比較例1
と同様にして、下記式(δ)に示す化合HS−CH2 
+CH2 −SH (γ) さらに、実施例1と同様の方法で重合し、樹脂を得た。
樹脂の諸性能を表2に示した。
比較例3 一般式(α)の化合物を一般式(ε)の化合物に変えた
以外は、比較例lと同様にして、下記式(ζ)に示す化
合物を製造した。
さらに、実施例1と同様の方法で重合し、樹脂を得た。
樹脂の諸性能について、表2に示した。
表1 表2 [発明の効果] 本発明の新規チオール(メタ)アクリレートは、屈折率
が高く、また、このチオール(メタ)アクリレートを成
分とする樹脂は、屈折率が高く、かつ、加工時に硫黄独
特の臭気がほとんどなく、さらに、透明性、耐熱性に優
れる。
そのため、塗料や電子部品・光学用途等幅広い分野に利
用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明実施例1の化合物についての、赤外線
吸収スペクトルのチャートを示す。 第2図は、本発明実施例3の化合物についての、赤外線
吸収スペクトルのチャートを示す。 第3図は、本発明実施例5の化合物についての、赤外線
吸収スペクトルのチャートを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)下記一般式(A)で示されることを特徴とする新
    規チオール(メタ)アクリレート。 ▲数式、化学式、表等があります▼(A) (式中、R_1は水素またはメチル基を示す。mは1〜
    4の整数を示す。) (2)下記一般式(B)で示されることを特徴とする新
    規チオール(メタ)アクリレート。 ▲数式、化学式、表等があります▼(B) (式中、R_2は水素またはメチル基を示す。nは0ま
    たは1を示す。) (3)下記一般式(C)で示されることを特徴とする新
    規チオール(メタ)アクリレート。 ▲数式、化学式、表等があります▼(C) (式中、R_3は水素またはメチル基を示す。)(4)
    下記一般式(A)、(B)および(C)で示されるチオ
    ール(メタ)アクリレートから選ばれる少なくとも1種
    を10重量%以上含むモノマーを重合して得られること
    を特徴とするチオール(メタ)アクリレート樹脂。 ▲数式、化学式、表等があります▼(A) ▲数式、化学式、表等があります▼(B) ▲数式、化学式、表等があります▼(C) (5)請求項(4)記載の樹脂からなる高屈折率プラス
    チックレンズ。
JP312990A 1989-04-18 1990-01-09 新規チオ―ル(メタ)アクリレ―トおよび樹脂 Expired - Lifetime JP2503089B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1-98372 1989-04-18
JP9837289 1989-04-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0356459A true JPH0356459A (ja) 1991-03-12
JP2503089B2 JP2503089B2 (ja) 1996-06-05

Family

ID=26336638

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP312990A Expired - Lifetime JP2503089B2 (ja) 1989-04-18 1990-01-09 新規チオ―ル(メタ)アクリレ―トおよび樹脂

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2503089B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6585068B2 (en) 2000-09-25 2003-07-01 Suzuki Motor Corporation Front vehicle body construction
JP2005104842A (ja) * 2003-09-26 2005-04-21 Mitsui Chemicals Inc 新規なチオウレタン骨格を有する(メタ)アクリレート

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6585068B2 (en) 2000-09-25 2003-07-01 Suzuki Motor Corporation Front vehicle body construction
JP2005104842A (ja) * 2003-09-26 2005-04-21 Mitsui Chemicals Inc 新規なチオウレタン骨格を有する(メタ)アクリレート

Also Published As

Publication number Publication date
JP2503089B2 (ja) 1996-06-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5502141A (en) Method of making thiol methacrylate or acrylate and a lens made therefrom
KR960015189B1 (ko) 티올 메타크릴레이트 또는 아크릴레이트
JPH01128966A (ja) イオウ含有脂肪族系アクリル化合物
JP2503089B2 (ja) 新規チオ―ル(メタ)アクリレ―トおよび樹脂
JPS6172748A (ja) イオウ含有アクリル系化合物
US6528601B1 (en) Polymerizable sulfur-containing (meth) acrylate, polymerizable composition and optical lens
JPH05303003A (ja) 光学材料用組成物及び光学材料
KR970005476B1 (ko) 티올 메타크릴레이트 또는 아크릴레이트로부터 제조된 수지
JPH02268170A (ja) トリアジン化合物及びその製造方法
JP3511770B2 (ja) チオール(メタ)アクリレート樹脂
JPH04161406A (ja) チオール(メタ)アクリレート樹脂
JPH02247205A (ja) 高屈折率樹脂の製造方法
JP3636260B2 (ja) 光学樹脂用組成物及び光学樹脂
JP2661142B2 (ja) 高屈折率プラスチックレンズ
JPH02229808A (ja) 含硫黄光学樹脂用モノマーとその製造方法および含硫黄モノマーからなる光学用樹脂とその製造方法
JPH10204056A (ja) 光学樹脂用組成物及び光学樹脂
JPH1053632A (ja) 樹脂組成物、注型用組成物及びその硬化物
JPH05320262A (ja) 含硫黄樹脂および光学物品
JPH06199956A (ja) 含硫黄樹脂およびそれを用いた光学物品
JPH02298506A (ja) 光学樹脂用単量体及びそれよりなる光学用樹脂
JPH01309002A (ja) プラスチックレンズ
JPH06192333A (ja) 光学用樹脂の製造方法
JPH06100624A (ja) 光学用樹脂の製造方法
KR20040010865A (ko) 유황원자 함유 아크릴계 또는 메타크릴계 화합물 및 이를포함하는 중합성 조성물로부터 제조된 고굴절 투명플라스틱 소재
JPH07278405A (ja) 単量体組成物、それを用いた樹脂およびプラスチックレンズ