JPH0356430Y2 - - Google Patents

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JPH0356430Y2
JPH0356430Y2 JP2910286U JP2910286U JPH0356430Y2 JP H0356430 Y2 JPH0356430 Y2 JP H0356430Y2 JP 2910286 U JP2910286 U JP 2910286U JP 2910286 U JP2910286 U JP 2910286U JP H0356430 Y2 JPH0356430 Y2 JP H0356430Y2
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JP
Japan
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mirror body
gear
mounting base
mirror
pin
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JP2910286U
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JPS62141551U (ja
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  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はミラーボデーを車両前後方向に傾倒可
能としたドアミラーの可倒機構に関するものであ
る。
[従来の技術] 車両前後に傾倒可能なドアミラーの一例とし
て、実公昭60−6354号公報記載のものが挙げられ
る。この従来のドアミラーは、ミラーボデーと取
付ベースとの間にダブルヒンジ式の回避機構を有
しており、ダブルヒンジの軸はミラーボデーと取
付ベースとの接続部に設置され、外部に露出して
いた。
[考案が解決しようとする問題点] このような従来のドアミラーにあつては、取付
ベースの両端面に設置されたヒンジ軸がミラーボ
デーより露出していたため、外観が悪いばかりで
なく、ヒンジ軸に雨水が付着し錆付いたり、埃等
により目詰りして、ミラーボデーの回動が円滑で
なくなるという問題点があつた。
また、車両前方向にミラーボデーが傾倒すると
き、ミラーボデーが取付ベースに接した状態でヒ
ンジのまわりを回動するため、ミラーボデー端部
と取付ベースとが干渉し合い、ミラーボデーに傷
が付いたり、塗装がはがれたりする原因となつて
いた。
そこで、本考案は以上のような問題点を解決
し、円滑な回動を長期間保ち、ミラーボデーの前
倒し時にミラーボデーと取付ベースとが干渉しな
いドアミラーの可倒機構を提供することを目的と
している。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するため本考案ドアミラーの可
倒機構は、ミラーボデーと取付ベースとの間にコ
イルスプリングを張設してミラーボデーを車両前
後方向に傾倒可能としたドアミラーにおいて、ミ
ラーボデーの前倒し時に、ミラーボデーの前端突
縁を、取付ベースの当接面より僅かに浮上させる
カムを内蔵させたものである。
すなわち、ミラーボデーを当接させる取付ベー
スの当接面の一端にブラケツトを設けてミラーボ
デーの後倒軸となるピンを取付ける一方、前記当
接面と対向するミラーボデー側の前端に形成した
突縁の内側に前倒軸となるピンを設けて第1ギヤ
を固着し、前記後倒軸となるピンには第1ギヤに
向かつて延びるリンクを回動自在に取付けるとと
もに、該リンクの先端に前記第1ギヤとかみ合
い、かつミラーボデー前倒し時の第1ギヤの自転
により回転する第2ギヤを取付け、しかも前記第
2ギヤには、ミラーボデーの前倒し時における当
該ギヤの回転により取付ベース側の当接面とミラ
ーボデー側の突縁との間に隙間を形成させるカム
を一体に設けたことを特徴とする。
[作用] ミラーボデーを後倒しすると、第1ギヤは後倒
軸となるピンを中心として公転するだけなので、
第1ギヤと第2ギヤとの間に相対的な回転が起こ
らず、そのままの姿勢で車両後方に傾倒する。ミ
ラーボデーを前倒しすると、第1ギヤは前倒軸と
なるピンを中心として自転するから、これと噛み
合う第2ギヤの回転によりカムが回動して取付け
ベース側の当接面とミラーボデー側の突縁との間
に隙間を形成させる。これより、ミラーボデーに
形成された突縁は取付ベースから浮上し、ミラー
ボデーは車両前方へ回動する。従つて、ミラーボ
デー前倒時に、ミラーボデーと取付ベースとの間
に隙間が形成され、ミラーボデーと取付ベースと
の干渉をなくすことができる。
また、可倒機構の前端をカバーしうる突縁をミ
ラーボデーより延出させることにより可倒機構の
前端の部分が外部露出しない。従つて、可倒機構
の前端が埃の付着により目詰りなどを起こしたり
風雨に露され錆るのを防止することができ、長期
間に亘つて円滑な回動が維持され、外観も向上す
る。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面により説明する。
第1図はドアミラーの正常使用状態での横断面
図、第2図は後倒状態の横断面図、第3図は前倒
状態の横断面図である。
本考案のドアミラーの可倒機構は、鏡を保持す
るミラーボデー1に衝撃が与えられたときにミラ
ーボデー1が車両前後方向に傾倒する可倒機構
を、ミラーボデー1と車体にミラーボデー1を取
付けるための取付ベース2との間に設置してい
る。この可倒機構は、ミラーボデー1に取付けら
れた取付プレート3と一体に形成されたブラケツ
ト4に固着された第1ギヤ5、ミラーボデー1を
当接させる取付ベース2の当接面2aの1端にも
うけられたブラケツト6、前記第1ギヤと噛合う
第2ギヤ8、ブラケツト6と第2ギヤ8とを連結
するリンク7および前記第2ギヤにと一体に設け
たカム9とにより構成されている。
さらに詳しく説明すると、ミラーボデー1を当
接させる取付ベース2の当接面2aの一端にブラ
ケツト6を設けてミラーボデーの後倒軸となるピ
ン12を取付ける一方、前記当接面2aと対向す
るミラーボデー側の前端に形成した突縁15の内
側に前倒軸となるピン10を設けて第1ギヤ5を
固着する。前記後倒軸となるピン12には、前記
第1ギヤ5の近くに向かつて延びるリンク7を回
動自在に取付けるとともに、該リンク7の先端に
前記第1ギヤ5とかみ合い、かつミラーボデーの
前倒し時の第1ギヤ5の自転により回転する第2
ギヤ8を取付ける。また、前記第2ギヤ8には、
前倒し時の当該ギヤ8の回転により、取付ベース
の当接面2aとミラーボデーの突縁端部15との
間に隙間e(第3図)を形成させるカム9を一体
に設けている。
第1ギヤ5および第2ギヤ8を覆うように、ミ
ラーボデー1の前壁より取付ベース2の前端に向
つて突縁15が延出されている。
ミラーボデー1、取付ベース2および取付プレ
ート3には、鏡の反射角度を遠隔操作するための
ワイヤ等を挿入するための孔が形成されている。
また、ミラーボデー1を正常使用状態に保持さ
せるために、取付ベース2に形成されたブラケツ
ト16にコイルスプリング17が張設されてい
る。
正常使用状態では、第1図に示すように、コイ
ルスプリング17の張力により、ミラーボデー1
は引張られ、ミラーボデー1の前端に形成された
突縁15は取付ベース2の当接面2aに圧着状態
に保持され、走行中の振動等では容易にぐらつか
ないようになつている。
車両前方から人および物等の障害物がミラーボ
デー1に衝突した場合、第2図に示されるよう
に、取付ベース2に設置されたブラケツト6のピ
ン12を中心にリンク7が時計まわりに回動す
る。このとき、第1ギヤ5および第2ギヤ8は噛
合い回転することなく、リンク7の回動と共に移
動する。カム9もまた回動することなくリンク7
と共に移動する。リンク7の回動により、ミラー
ボデー1に形成された突縁15は取付ベース2か
ら離れ、ミラーボデーは車両後方に傾倒され、衝
撃が回避される。また、車両を駐車させるとき
も、ミラーボデー1に力を加え、前述と同様にミ
ラーボデー1を車両後方に倒し、ミラーボデー1
と取付ベース2との間にかいもの(図示省略)を
挿入すれば後倒状態に保持させることができる。
一方、車両後方からミラーボデー1に物等の障
害物が衝突した場合には、第3図に示されるよう
に、第1ギヤ5と第2ギヤ8は噛合つた状態で、
ピン10を中心としてミラーボデー1が回動す
る。第1ギヤ5は前倒軸であるピン10を中心と
して反時計方向に自転するから、第1ギヤ5並び
に第1ギヤと一体のカム9は時計方向に回転しな
がらミラーボデー1を車両前方に傾倒し、衝撃が
回避される。
このように、ミラーボデー1が車両前方に傾倒
するときに、ミラーボデー1に形成された突縁1
5が取付ベース2から浮上し、ミラーボデー1と
取付ベース2との間に隙間eが形成された状態
で、ミラーボデー1が前方に回動するため、ミラ
ーボデー1と取付ベース2との干渉をなくすこと
ができる。従つて、ミラーボデー1の回動により
傷付いたり塗装がはがれたりするのを防止するこ
とができる。
また、ミラーボデー1に加えられていた力が除
去されると前傾もしは後傾していたミラーボデー
1はコイルスプリング17の張力により取付ベー
ス2に圧着され、元の正常使用状態(第1図)に
戻る。
また、ミラーボデー1と取付ベース2との間に
設置された可倒機構は、ミラーボデー1の前端に
形成された突縁15によりカバーされているた
め、可倒機構の前端が外部に露出することなく、
風雨に晒され錆が生成したり、埃が付着するのを
防止し、円滑な回動を維持することができる。ま
た外観も向上する。
以上、本考案の実施例を図面により説明してき
たが、本考案はこの実施例に限定されるものでは
ない。例えば、実施例ではミラーボデー側のみに
突縁を形成させているが、取付ベースにも可倒機
構をカバーする突縁を形成させてもよい。
[考案の効果] 本考案のドアミラーの可倒機構は、ミラーボデ
ーを当接させる取付ベースの当接面の一端に後倒
軸となるピンを取付ける一方、ミラーボデーの突
縁の内側に前倒軸となるピンを設けて第1ギヤを
固着し、前記後倒軸となるピンより第1ギヤの近
くに向つて延びるリンクを回動自在に取付け、該
リンクの先端に前記第1ギヤとかみ合う回転自在
の第2ギヤを取り付け、第2ギヤには、前倒し時
の当該ギヤの回転により、取付ベースの当接面と
ミラーボデーの突縁端部との間に隙間を形成させ
るカムを一体に設けたものであるから、ミラーボ
デーを前方に傾倒させる場合に、ミラーボデーと
取付ベースとの間に隙間が形成され、ミラーボデ
ーと取付ベースとの干渉をなくし、回動によりミ
ラーボデーが傷付いたり塗装がはがれたりするの
を防止することができる。
また、ミラーボデー前壁より可倒機構の前端を
カバーしうる突縁を延出させているので、車両前
側の可倒機構が外部に露出することがない。従つ
て、埃の付着、錆の生成等による回動の劣化を防
止することができ、長期に亘つて、円滑な回動が
維持され、外観も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のドアミラーの可倒機構の正常
使用状態の横断面図、第2図は後倒状態の横断面
図、第3図は前倒状態の横断面図である。 1……ミラーボデー、2……取付ベース、3…
…取付プレート、4,6,16……ブラケツト、
5,8……ギヤ、7……リンク、9……カム、1
0,11,12……ピン、15……突縁、17…
…コイルスプリング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ミラーボデー1と取付ベース2との間にコイル
    スプリング17を張設してミラーボデー1を車両
    前後方向に傾倒可能としたドアミラーにおいて、 ミラーボデー1を当接させる取付ベース2の当
    接面2aの一端にブラケツト6を設けてミラーボ
    デーの後倒軸となるピン12を取付ける一方、前
    記当接面2aと対向するミラーボデー側の前端に
    形成した突縁15の内側に前倒軸となるピン10
    を設けて第1ギヤ5を固着し、 前記後倒軸となるピン12には、前記第1ギヤ
    5の近くに向かつて延びるリンク7を回動自在に
    取付けるとともに、該リンク7の先端に前記第1
    ギヤ5とかみ合い、かつミラーボデー前倒し時の
    第1ギヤ5の自転により回動する第2ギヤ8を取
    付け、 しかも前記第2ギヤ8には、ミラーボデーの前
    倒し時における当該ギヤ8の回転により、取付ベ
    ース側の当接面2aとミラーボデー側の突縁端部
    との間に隙間を形成させるカム9を一体に設けた
    ことを特徴とするドアミラーの可倒機構。
JP2910286U 1986-03-03 1986-03-03 Expired JPH0356430Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2910286U JPH0356430Y2 (ja) 1986-03-03 1986-03-03

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2910286U JPH0356430Y2 (ja) 1986-03-03 1986-03-03

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62141551U JPS62141551U (ja) 1987-09-07
JPH0356430Y2 true JPH0356430Y2 (ja) 1991-12-18

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ID=30832683

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2910286U Expired JPH0356430Y2 (ja) 1986-03-03 1986-03-03

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JPS62141551U (ja) 1987-09-07

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