JPH0356385A

JPH0356385A - 階段用昇降装置

Info

Publication number: JPH0356385A
Application number: JP19194489A
Authority: JP
Inventors: Yasuyuki Kawamorita; 川守田　康行
Original assignee: KUMARIFUTO KK
Current assignee: KUMARIFUTO KK
Priority date: 1989-07-25
Filing date: 1989-07-25
Publication date: 1991-03-11

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は階段に沿って設けた昇降装置に関するもので
、高齢者や身体障害者の昇降あるいは重い荷物を搬送す
るためのものである。

〔従来の技術〕

従来の階段用昇降装置としては実開昭６　０−６４９６
７号公報に記載されたものがある。この装置は、階段に
沿って設けたガイドレールにラックギャを固定し、ガイ
ドレールに沿って昇降する椅子形の搬器に設Ｂノたピニ
オンギャを上記ラソクギャに噛合させ、このビニオンギ
ャを搬器に設けた駆動手段により駆動して搬器を昇降さ
せるものである。

また、実開昭５８−６７８６４号公報に記載されたもの
は、階段に沿って設けたガイドレールに装着した搬器に
ウインチを設け、ガイドレールの上端に一端を固定した
ワイヤローブを上記ウインチで巻取りながら上昇し、ロ
ープを弛めると下降するようにしたものである。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記実開昭６０−６４９６７号公報記載の装置は、ガイ
ドレールに沿ったラックギヤに、搬器に設けたビニオン
ギャを噛合させるものであるからレールの角度が変化し
たり、レールが水平方向に曲ったりした場合に、ラノク
ギャとビニオンギャの噛み合いが外れないように特別な
機構が必要であり、レールの継目の部分でピッチを合せ
るために高い精度で接続しなければならない。

また、ラックギヤは高価であり、潤滑のためのグリース
によって通行人の衣服を汚すおそれがある。

実開昭５８−６７８６４号公報記載の考案は、ワイヤロ
ープを巻取って上昇し、ロープを弛めると自重で下降す
るものであるから階段の途中におどり場のような水平な
部分があると円滑に下降できない。ローブが切断すると
危険であるため、特別な落下防止装置が必要であるなど
の問題がある。

この発明の課題は上記のような従来技術の問題点を解決
して、簡単な構造で安全に昇降できる階段用昇降装置を
提供することである。

〔課題を解決するための手段〕

上記の課題を解決するために、この発明は階段に沿って
設けるガイドレールを挾む複数の駆動ローラを設け、こ
の駆動ローラを駆動して搬器を走行させる駆動手段を搬
器に設けた階段用昇降装置および駆動ローラとレールの
当り面に楔効果を生ぜしめる角度を付して駆動ローラと
レールの摩擦力を増大せしめた階段用昇降装置を提供す
る。

〔作用〕

この発明は上記の構戊であるから、レールを挾んでいる
駆動ローラを、搬器に設けた駆動手段により正転または
逆転させると、駆動ローラとレールの摩擦により、搬器
が上昇または下降する。

また、駆動ローラとレールの当り面に角度をもたせたも
のでは楔効果により小さな加圧力でもスリップすること
なく昇降させることができる。

〔実施例〕

第１図ないし第４図に示す第１の実施例において、１は
階段に沿って設けたガイド枠で、図示省略してある階段
に固定し、第３図のように」二下にガイドレール２が固
定してある。

３は搬器で、図示例では椅子形で、木体４上に座板５、
肘掛け６、背受しノ７を設け、木体４の下端には足載せ
８を設けてある。

ただし、上記は一例で、搬器３を簡単なＩ，形と３し、車椅子や荷物を搬器３上に載せるようにする場合も
ある。

１０、１１は上下の駆動ローラで、本体４の側壁を貫通
する駆動軸１２により駆動される。

第１図の１３は本体４内に設けた駆動手段で、モータ、
減速機などからなり、その出力軸が前記駆動軸１２とな
り、モータは外部からの給電により駆動される。

上記駆動軸１２の外端は本体４の外側に固定した支持枠
１４で支持され、この支持枠１４の上部に回動自在に支
承せしめた軸１５と前記駆動軸１２にそれぞれ固定した
ギャ１６、１７を噛合させ、上記軸１５の外端に前記下
部の駆動ローラ１１を固定ずる。

１８は上記支持枠１４の上部に固定した左右一対のガイ
ド支柱で、この支柱１８に沿って昇降ずる昇降枠２０に
回動自在に装着した回転軸２１の外端に上部の駆動ロー
ラ１０を固定ずる。

また、上記回転軸２１の内端にもギャ２２を固定し、こ
のギャ２２を前記ギャ１６に噛合させて、４ −１二下のローラ１１が同速で反対方向に回るようにす
る。

２３は−Ｌ記各支柱１８の」二部にはめた押バネで昇降
枠２０を押下して、上部のローラ１０をレール２の上側
に圧着せしめ、その反力で下部のローラ１１をレール２
の下側のに圧着せしめることにより上下のローラ１０、
１１でレール２を挾み、ローラ１０、１１の回転で搬器
３を走行させる。

上記押バネ２３の圧力は各支柱１８の上端の雄ネジに螺
合せしめた調節ナット２４により調節する。

第３図、第４図の２６は木体４の下部に配置固定した前
後の支持枠で、この両支持枠２６の外側上下には下部の
ガイドレール２を上下から挾む上下一対のローラ２７を
回動自在に取付ける。

第３図では駆動ローラ１０、１１の溝の半径がレール２
の半径とほぼ等しいが、第５図のように駆動ローラ１０
、１１の溝をＶ形にし、レール２の上下の円弧面ｂが溝
の斜面ａに圧着して楔効果を生ぜしめるようにすると摩
擦力が増大して駆動ローラ１０、１１とレール２間のス
リップを防止できる。

また、図示省略してあるがレール２の上下を溝トシ、ロ
ーラ１０、１１、２７を溝なしの丸形どする場合もあり
、この場合も前記のよ・うに駆動ローラ１０、１１を受
けるレール２の上下をＶ形の溝とし、その斜面を駆動ロ
ーラ１１の円弧面に圧着して楔効果を生ぜしめるように
するとよい。

第６図、第７図の実施例は」二下の駆動ローラ１０、１
１をそれぞれ左右２個としたものである。

この例では駆動軸１２および各一対の軸１５、２１にそ
れぞれチェンホイル２８、２９、３０を固定し、この各
チェンホイル２８、２９、３０に、第７図のように無端
伝動チェン３１を係合せしめて、レール２を挾んだ上下
の駆動ローラ１０、１１が反対方向に等速回転して搬器
３を走行させるような構戒とする。

その他の構威は第１図ないし第５図と同しであるから図
示は省略する。

〔発明の効果〕

この発明は前記のように、階段に設けたガイドレールを
搬器の側面に設けた複数の駆動ローラで挟んで搬器を走
行させるようにしたものであるから、従来のローブやラ
ックギャを利用するものに比較して構造が簡単で、レー
ルの角度が変化したり、レールが水平方向に曲ったりし
た場合でも円滑に走行でき、また、グリスなどによる衣
服の汚れのおそれもない。

さらに、駆動ローラとレールの当り面を楔効果を生ぜし
める角度にしたものの場合、駆動ローラに作用させる加
圧力を小さくしてもスリップすることなく昇降させるこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明装置の実施例を示す正面図、第２図は
同上の側面図、第３図は同上の要部を示す正面図、第４
図は同しく要部の拡大側面図、第５図はレールと駆動ロ
ーラの保合部の拡大断面図、第６図は他の実施例の要部
を示す拡大疋面図、第７図は同」二の拡大側面図である
。１・・・・・・ガイド枠、　　　　２・・・・・・ガイ
ドレール、７３・・・・・・搬器、１０、１１・・・・・・駆動ローラ、１２・・・・・・駆動軸、　　　１３・曲・駆動手段、
２３・・・・・・押バネ、　　　　２７・・・・・・ロ
ーラ、ａ・・・・・・斜面、　　　　　　ｂ・・・・・
・円弧面。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）階段に沿って設けたガイドレールに搬器を装着し
、この搬器を適宜の駆動手段により昇降せしめるように
した装置において、上記ガイドレールを挾む複数の駆動
ローラを設け、この駆動ローラを駆動して搬器を走行さ
せる駆動手段を搬器に設けた階段用昇降装置。
（２）上記駆動ローラとレールの当り面に楔効果を生ぜ
しめる角度を付して駆動ローラとレールの摩擦力を増大
せしめたことを特徴とする請求項（１）記載の階段用昇
降装置。