JPH0355525A - 導波路型光スイッチ - Google Patents

導波路型光スイッチ

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Publication number
JPH0355525A
JPH0355525A JP19054889A JP19054889A JPH0355525A JP H0355525 A JPH0355525 A JP H0355525A JP 19054889 A JP19054889 A JP 19054889A JP 19054889 A JP19054889 A JP 19054889A JP H0355525 A JPH0355525 A JP H0355525A
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JP
Japan
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refractive index
reflecting surface
optical switch
intersection
total reflection
Prior art date
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Pending
Application number
JP19054889A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Kamata
鎌田 良行
Hisaharu Yanagawa
柳川 久治
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0355525A publication Critical patent/JPH0355525A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は光導波路の交差部に屈折変化領域が形成されて
いる全反射型の導波路光スイッチに関し、更に詳しくは
、例えば電流注入型の屈折率変化領域において、注入電
流が少なくても良好な全反射を行なうことができる導波
路型光スイッチに関する。
(従来の技術) 導波路型光スイッチとしては、例えば、第6図の斜視図
および第6図の■−■線に沿う断面図で示す第7図のよ
うな構造のものが半導体材料で製造されている。
すなわち、下部電極lの上に、n+半導体から戊る基板
層2、n+半導体のバッファ層3が順次積層され、更に
このバッファ・層3の上にn+半導体から成る下部クラ
ッド層4、n″″半導体から成るコア層5が順次積層さ
れ、このコア層の上にはリッジ状にn一半導体から威る
2本の上部クラッド層6が交差角θを成して形成されて
いる。上部クラッド層6の上面には導電性のキャップ層
7が形成され、その表面は絶縁薄膜8で被覆されている
このように形成された2本の先導波路A,  Bの交差
部Cの略中央には路長方向に適宜な幅のスリット状窓8
aが形成され、ここからZnがコア層5に至るまで拡散
されてZn拡散領域10が形成され、この上に上部電極
9がキャップ層7と接触した状態で添着されている。
このような構造の導波路型光スイッチにおいて、上部電
極9から電流を注入しない場合には、先導波路A, B
の入力ボードA+.B+から入射した光はそのまま直進
してそれぞれ出力ポートAhB,から出射していく。
上部電極9から所定値の電流を注入すると、上部クラッ
ド層6とコア層5の界面を構成するpn接合に接合から
流れ込む注入電流に伴うプラズマ分散効果やバンドフィ
リング効果によって、電流注入部の屈折率が低下し、交
差部Cの中央路長方向に光の全反射面が発現する。
そのため、例えば、入カポー}A+から入射した光は、
発現した全反射面で全反射して出力ボートB!から出射
していく。
このように、光導波路A, Bの交差部に形成した電流
注入域は、その部分の屈折率変化領域になっている。
また、第8図に示したように、光導波路の交差部Cの路
長方向の中央に、極めて細い電流注入領域9゛を形威す
れば、交差部Cには薄い反射面を形成することができる
ので、入力ポートA1からの光を出力ボートB!に、入
カポー}B+からの光を出力ボートA tにそれぞれ出
射することが可能な2×2光スイッチを形成することも
できる。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上記した従来構造の導波路型光スイッチの場
合、1回の全反射でスイッチング動作を実現しなければ
ならないため、交差部の屈折率変化領域においてはその
屈折率変化を大としなければならない。そのためには、
この領域に多量の電流を注入することが必要になる。
しかしながら、多量の電流を注入すると、導波路の温度
上昇が大となり、スイッチを構戊する半導体が劣化して
しまうという不都合を招く。注入電流を少なくして上記
事態の発生を防止することもできるが、そのときには、
先導波路の交差角を小さくすればよい。しかしながら、
そのような処置は、漏話を大きくすることになり不都合
である。
また、第8図で示したような2×2光スイッチの場合に
は、電流注入域9′を極めて薄く形成することか必要に
なるが、しかしながら、そのように精度の高い上部電極
を形戊することは極めて困難である。
本発明は、上記したような問題を解決し、低電流の注入
であっても確実に全反射面を発現することができる全反
射型の導波路型光スイッチの提供を目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明においては、互いに
交差する光導波路の交差部に全反射面を発現せしめる屈
折率変化領域が形或されている導波路型光スイッチにお
いて、前記交差部の前記屈折率変化領域の全反射面は、
該全反射面への入射光が複数回反射できるような角度で
前記交差部内に形成されていることを特徴とする導波路
型光スイッチが提供される。
(作用) 本発明の光スイッチの場合、2本の先導波路の交差部に
おける屈折率変化領域が入射光を複数回全反射せしめる
ような反射面を発現せしめるように形成されている。し
たがって、入力ボートから入射した入射光は屈折率変化
領域の反射面で複数回反射したのち出力ポート側に出射
していくことになるが、そのとき、各反射面における入
射光と反射面が成す角度は、従来の場合よりも小さくな
る。
換言すれば、屈折率変化領域に全反射面を発現せしめる
ために必要な注入電流は、前記した小さい角度で入射光
を全反射せしめることができる全反射面を発現させる程
度の小さい電流値であればよいことになる。
すなわち、光導波路間の交差角を小さくすることなく、
小さい注入電流でも、入射光に対する全反射面の発現が
可能となるので、スイッチング作用は実現できるように
なる。
(発明の実施例) 以下に、半導体材料を用いて製造した場合における本発
明の実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。第1
図は実施例の光スイッチの概略斜視図、第2図は第1図
の■一■線に沿う断面図、第3図は交差部近傍の平面図
である。
第2図で示したように、下部電極11の上にはn ”G
 aA s半導体から或る基板1 2,n”GaAs半
導体から成るバッファ層13が順次積層され、更にその
上には、n”GaAi!As半導体から成る下部クラッ
ド層!4.n−GaAs半導体から成るコア層15が積
層されている。このコア層l5の上には、n′″GaA
IAs半導体から成る上部クラッド層16がリッジ状に
形威され、その頂部にはn′″GaAs半導体から或る
キャップ層l7が積層され、それらの表面は絶縁薄膜1
8で被覆されている。
上記したりッジは、交差角θを威して交差する2本の先
導波路A, Bを構成している。これら光導波路A, 
Bの交差部Cは、その一方の路幅方向が、第F図および
第3図に示したように、所定幅だけ拡輻して拡幅部Dを
形成している。
そして、交差部Cには、図の斜線で示したような形状で
、屈折率変化領域Eが形成されている。
すなわち、この屈折率変化領域Eは、交差部Cの表面の
路長方向に所定幅のスリット窓18aを形或し、ここか
らZnをコア層15に至るまでの深さで拡散せしめるこ
とにより上部クラッド層16の一部をZn拡散領域20
とすることにより形威されている。
この場合、屈折率変化領域Eの拡幅部D側における境界
E+が反射面となる。この実施例光スイッチの場合は、
この境界E+が、拡幅部Dの縁辺を入力ポートBt側に
延長したときにこの人カボ− } B +と交差する個
所E!からθ/4の角度を成して交差部Cの中央E3に
まで延在し、この交差部Cの中央E,からは、拡幅部D
の縁辺を出力ボートA,側に延長したときにこの出力ボ
ートA!と交差する個所E,まで同じくθ/4の角度で
傾斜して延在する面として形成されている。
つぎに作用をについて説明する。
ます、上部電極l9から所定値の電流を注入すると、Z
n拡散領域20の下側に位置するコア層l5、すなわち
屈折率変化領域Eの屈折率は低下するので、交差部Cに
は、E*  Ex  Esに連なる反射面が形成される
。したがって、入カポー1’B+から入封した光p1は
、屈折率変化領域EのEt EJ面の点pAで面と角度
θ/4を成して入射し、同じく面と角度θ/4を成して
反射し、拡幅部D内をその縁辺と平行に導波して、屈折
率変化領域EのEs  EI面の点pllで面と角度θ
/4を成して入射し、同じく面と角度θ/4を威して反
射し、出力ポートAtに沿って光p!として出射してい
く。すなわち、入力ポートBIから入射した入射光は、
屈折率変化領域Eで2回反射して出力ポートAtから出
射していく。
一般に、屈折率がnl+nffiである2つの光媒体が
交差角θで交差しているときの境界面における反射率は
、次式: で表される。
例えば、第6図に示した従来の光スイッチにおいて、光
導波路の路幅がいずれもlOμm,その交差角θを5°
 (したがって、(1)式のθは5°/2=2.5’)
、電流注入を行なわないときの導波路の屈折率(n +
)を3.4とすると、(1)式から、屈折率変化領域の
屈折率(n,)を3. 3 9 7にすれば境界での全
反射を可能にすることができる。
この屈折率変化がプラズマ分散効果のみに基づいて生起
するものと仮定した場合、上記の屈折率低下:△n=n
* −n+ =3X1 0−”を行なわせるためには、
次式: Δn=乙9xlO−”N   − ・−・(2)(ただ
し、Nはキャリア濃度二個/dを表す)を満足せしめる
ような電流注入が必要になる。
また、この交差部Cがダブルへテロ構造であると仮定し
た場合、キャリア濃度Nと電流密度J(A/cTl)と
の間には、次式: qXd が威立する。ここで、τ.はキャリア寿命(sea)、
dはキャリア注入の薄厚(μm)、qは素電荷(クーロ
ン)を表わす。
ここで、例えば、r. = I X 1 0−”sec
,  d=lμm,  q=1. 6 0 2 X 1
 0−”Cとすると、(2)式、(3)式より、△n=
3X10−’の場合は、J=1. 7 6 x 1 0
 ’(A/Ci)となる。すなわち、第6図に示したよ
うな光スイッチの場合は、電流密度が1.76xlo’
 A/cafの電流注入のときに全反射が実現すること
になる。
本発明の光スイッチの場合、屈折率変化領域Eに関する
θは2.5°/2=1.25°であるから、他の条件が
上記と同一であるとすれば、J=4.42X10’A/
cnrの注入電流で、屈折率変化領域Eの境界E+は全
反射面に変化することができる。
すなわち、本発明の構造の光スイッチの場合は、光導波
路が従来構造の場合と同じ交差角の場合であっても、約
1/4の注入電流でスイッチング機能を発揮する・こと
ができる。
第4図は、他の実施例を示す平面図で、この場合は、交
差部Cの両方に拡幅部を設け、ここに第1図から第3図
に示したような形状の全反射面を発現せしめる屈折率変
化領域を形成したものである。この光スイッチは低電流
の電流注入で動作する2×2光スイッチとして使用する
ことができる。
第5図は、更に他の実施例を示す平面図である。
この場合には、屈折率変化領域Eに3個所の全反射面が
発現することになり、入力ボートB.から入射した入射
光はこの3個所の全反射面で反射して出力ポートAtか
ら出射していくようになる。
このタイプの光スイッチはIX2光スイッチとして使用
することができる。
なお、本発明の光スイッチの製造に際しては、半導体材
料の外に誘電体を使用して製造することもできる。
(発明の効果) 以上の説明で明らかなように、本発明の導波路型光スイ
ッチにおいては、交差する先導波路の交差部に形成され
る屈折率変化領域の全反射面で入射光は複数回反射でき
るようになっているので、この入射光と全反射面との角
度は先導波路間の交差角よりも小さくてよい。そのため
、この全反射面を発現せしめるに必要な注入電流は、こ
の光導波路の交差角において全反射面を発現せしめる場
4. 合よりも小さくてよいことになる。
また、屈折率変化領域の形成は、第8図に示した電極の
形成時におけるような精度の高さを必要としないため、
その製造は簡単である。
【図面の簡単な説明】
第l図は本発明の実施例光スイッチの斜視図、第2図は
第l図の■一■線に沿う断面図、第3図は先導波路の交
差部近傍の平面図、第4図は他の実施例の平面図、第5
図は更に他の実施例の平面図、第6図は従来の導波路型
光スイッチの概略斜視図、第7図は第6図の■−■線に
層断面図、第8図は従来の他の光スイッチの平面図であ
る。 11・・・下部電極、12・・・基板層、l3・・・バ
ッファ層、14・・・下部クラッド層、l5・・・コア
層、16・・・上部クラッド層、I7・・・キャップ層
、18・・・絶縁薄膜、l9・・・上部電極、20・・
・Zn拡散領域、A.B・・・先導波路、A+.Bt・
・・入力ポート、A!B,・・・出力ポート、C・・・
交差部、D・・・拡幅部、E・・・屈折率変化領域、E
,・・・全反射面、E,・・・入力ボートとの交差個所
、Ex・・・交差部の中央、E4・・・出力ポートとの
交差個所、 pl ・・・入射光、 p2 ・・・出射光。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  互いに交差する光導波路の交差部に全反射面を発現せ
    しめる屈折率変化領域が形成されている導波路型光スイ
    ッチにおいて、前記交差部の前記屈折率変化領域の全反
    射面は、該全反射面への入射光が複数回反射できるよう
    な角度で前記交差部内に形成されていることを特徴とす
    る導波路型光スイッチ。
JP19054889A 1989-07-25 1989-07-25 導波路型光スイッチ Pending JPH0355525A (ja)

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JP19054889A JPH0355525A (ja) 1989-07-25 1989-07-25 導波路型光スイッチ

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JPH0355525A true JPH0355525A (ja) 1991-03-11

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ID=16259913

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JP19054889A Pending JPH0355525A (ja) 1989-07-25 1989-07-25 導波路型光スイッチ

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JP (1) JPH0355525A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5369718A (en) * 1991-10-15 1994-11-29 The Furukawa Electric Co., Ltd. Total internal reflection-type optical waveguide switch

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5369718A (en) * 1991-10-15 1994-11-29 The Furukawa Electric Co., Ltd. Total internal reflection-type optical waveguide switch

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