JPH09105959A - 光スイッチ - Google Patents

光スイッチ

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JPH09105959A
JPH09105959A JP29646095A JP29646095A JPH09105959A JP H09105959 A JPH09105959 A JP H09105959A JP 29646095 A JP29646095 A JP 29646095A JP 29646095 A JP29646095 A JP 29646095A JP H09105959 A JPH09105959 A JP H09105959A
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JP
Japan
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optical
stripe
layer
optical switch
substrate
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JP29646095A
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English (en)
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Hiroyoshi Matsumura
宏善 松村
Naoki Kayane
直樹 茅根
Koji Ishida
宏司 石田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型、低分散で分離能力がすぐれ、高集積化
が可能な光スイッチを得る。 【解決手段】 半導体基板21と所定幅・厚さ・周囲よ
り高い屈折率を有し、基板と同系帯状の半導体が定角度
で交叉する光導波路25、26と、導波路を交叉部対角
線位置で遮断、バンドギャップが使用波長に近い基板と
同系の半導体ストライプ層24に電流印加して光の進路
を切換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信システムに
おいて光を伝搬する光ファイバ内の各光信号を、他の数
本の光ファイバのそれぞれ任意の一本に導くことを可能
にした光スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光スイッチでは、光伝送媒質の音
響光学効果による光の偏向を用いたもの、媒質の電気光
学効果による光の偏向を用いたもの、方向性結合器の結
合係数を電気光学効果により変えるもの、方向性結合器
と光位相変調器を組み合わせたものなどが提案されてい
るが、これらはいずれも低損失特性、低漏話特性、高速
性などの光導波路スイツチの基本的な特性をすべて完全
に満足させるに至っていない。また、方向性結合器型で
は1〜2μmの精密加工技術が必要であり、さらにま
た、長さが長く、光導波路間の分離距離が得られない等
の欠点があり、また、光の偏向を用いたものでは、複雑
な構造を有する電極が必要であり、また、大きな分離角
が得られないなどの欠点があった。このため、光スイッ
チのマトリックス数が多くなると素子長さが数cm以上
となり、伝送損失の増大をまねくという本質的な欠点が
あった。
【0003】ここでは、特に本発明と関係が深い光偏向
型光スイッチの問題点について、図面を用いてさらに詳
しく説明する(この種の光スイッチについては、特開昭
54−7951号公報参照)。
【0004】図3は光偏向型光スイッチ(別名、光反射
型とも呼ばれている。)を示す平面図、図4は図3のII
−II断面の一部を示す図である。1はニオブ酸リチウム
(LiNbO3)等の電気光学効果を有する結晶基板、
2−1、2−2、3−1、3−2は結晶基板1の表面に
形成された光導波路で、結晶基板1の表面からTiなど
の金属を拡散することにより形成される。4−1、4−
2、4−3、4−4はそれぞれ交叉する二つの光導波路
の交叉部、5−1、5−2、5−3、5−4は各交叉部
の表面にそれぞれの長い方の対角線を挟む位置に形成さ
れた一対の電極で、図示を省略しているが、それぞれ引
出線で入力端子に接続され、選択的に一対の電極間に所
定値の電圧が印加されるように構成され、光導波路の各
交叉部に電界を印加する電界印加用電極を構成してい
る。
【0005】このように構成された光スイッチアレイ
は、例えば、光導波路2−1を図において矢印A方向に
伝搬する光6を交叉部4−1で光導波路3−1を伝搬す
るように矢印B方向に切換えようとする場合、電界印加
用電極5−1に電圧を印加し、光導波路の交叉部4−1
の電極5−1で挟まれた部分で屈折率を低下させる。こ
のようにすると光6は屈折率が低下した部分で反射さ
れ、矢印B方向に伝搬方向が切り換えられる。
【0006】この場合、電界印加用電極5−1を構成す
る一対の電極5−1の極性および印加すべき電圧は、結
晶基板1の種類および結晶軸の方向等によって相違する
から適宜選択する必要がある。また、屈折率を低下させ
る程度は、入射する光が全反射するように電界印加用電
極5−1と光導波路2−1とのなす角θを選択する必要
がある。
【0007】結晶基板1としてLiNbO3を用い、T
iを十分に拡散して光導波路を形成した場合、波長63
28Åの光に対する光導波路および交叉部の屈折率は約
2.22になる。結晶基板1の電気光学係数γは約30
×10-12m/Vであり、電気光学効果による交叉部4
−1の屈折率変化Δnは、 Δn=1/2n3γE(ただしEは電界強度) で表わされるので、この場合、E=5V/μmの電界強
度でΔn=0.0005となる。この電界が印加された
交叉部4−1の屈折率は約2.2195となり、全反射
角は88.784度であるから、光導波路2−1と電界
印加用電極5−1とのなす角度θは1.216度以下に
なるように構成すればよい。すなわち、1.1度とすれ
ば分離角(2θ)は2.2度となり、光導波路2−1と
3−1とを2.2度以下で交叉するように構成すればよ
い。印加する電界強度を大きくすれば角度θも大きくな
る。しかしながら、たとえE=50V/μmのような大
きな電界強度を加えても分離角(2θ)は7.7度と小
さいものである。
【0008】通常、光ファイバは直径が125μm程度
であり、光ファイバと光スイッチを結合させるには、光
導波路2−1、2−2および3−1、3−2の間隔は1
25μm以上でなければならない。分離角(2θ)が
2.2度の場合には、光スイッチ部の長さLは3.3m
mと長くなり、光スイッチアレイの数が多くなると、光
集積化が困難になる。このように反射型は光スイッチの
動作電圧が高い上に、光スイッチの全長が非常に長くな
るという欠点がある。これは、LiNbO3の電気光学
係数が小さいことによる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】これらの問題を解決す
る方法としては、電気光学効果が大きい、例えばSBN
(Sr−Ba−Nb−O)のような材料の単結晶を用い
ることが考えられる。しかし、これらの結晶は電場と光
との相乗効果による光ダメージで、光導波路中に光散乱
中心を生じる可能性があり、非常に不安定である。
【0010】本発明は、上述の従来技術の欠点を除き、
小型、低分散で分離能力がすぐれ、かつ、高集積化が可
能な光スイッチを得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的は、化合物半導
体基板と、前記基板上に形成され、所定の幅と厚みなら
びに周囲より高い屈折率をもつ前記基板と同系の化合物
半導体の帯状層からなり、かつ鋭角をなす所定の角度で
互いに交叉する少なくとも一本づつの光導波路と、平行
四辺形をなす前記光導波路の交叉部の長い方の対角線位
置で前記両光導波路を遮断するように形成され、かつバ
ンドギャップが使用する光の波長に近接する少なくとも
一つの前記基板と同系の化合物半導体層からなる所定の
幅と厚みをもつストライプ層とを備え、前記ストライプ
層に電流を印加してその屈折率を変化させ、前記ストラ
イプ層部分で前記一方の光導波路内を伝搬してきた前記
光を反射または回折させて、前記他方の光導波路に前記
光の進路を切り換えるように構成することにより達成さ
れる。
【0012】また前記目的は、光スイッチにおいて前記
光導波路の少なくとも一方が2本以上で構成されている
場合、前記2本以上の光導波路が互いに所定の間隔で平
行に配列されていることにより達成され、あるいは、前
記光スイッチを構成する前記化合物半導体がIII−V族
系またはII−VI族系化合物半導体であることによって達
成される。
【0013】
【発明の実施の形態】媒質の屈折率を変化させるには、
通常、上述の電気光学効果を用いているが、それ以外に
GaAsやInP系のIII−V族化合物半導体の吸収端
の移動によっても屈折率を変化させることができる。半
導体レーザの励起のレベルが零バイアスからしきい値バ
イアスまでに高くなったときには、レーザ発振値におけ
る吸収は光導波路損失が無視できるくらいに十分な利得
の状態(吸収係数が負)に変化する。この利得変化の最
も大きな所は、レーザ発振値より少し高いエネルギーで
生じる。しかしながら、注入されたキャリアの増加によ
る利得変化は、利得自身が正の値(すなわち増幅状態)
になったのではなく、光吸収損失が吸収端の移動によっ
て小さくなったために生じるのである。すなわち、利得
変化は屈折率の虚数部が減少するために生じるのであ
る。誘電率の実数部、虚数部は、クラマース−クローニ
ッヒ(Kramers-Kronig)の関係式で関係づけられるた
め、この利得変化は屈折率の実数部をも必然的に変化さ
せる。
【0014】数値例を示すために、GaAs活性層をも
つ埋込みヘテロ構造半導体レーザにおける屈折率の実数
部変化のスペクトラムを図5に示す。これからもわかる
ように、屈折率の変化が大きい所はレーザ発振値よりも
わずかに大きな光子エネルギーの所で生じている。図5
における2つの曲線1および2は、半導体レーザに電流
を加えた時に注入されるキャリア濃度が、それぞれ1×
1018cm-3、0.5×1018cm-3である場合を示
す。図5から判るように、通常レーザ発振する注入キャ
リア濃度が1×1018cm-3以上では、屈折率の変化量
は、レーザ発振の光子エネルギーの近傍では絶対値で±
0.03以上にも達する。この0.03という屈折率差
は図3に示したような全反射型光スイッチでは、2つの
光導波路2−1と3−1との分離角(2θ)が15.2
度と驚異的に増大する。また、屈折率差のプラスとマイ
ナスを有効に利用すれば(すなわち屈折率差0.06を
利用すれば)、分離角(2θ)は21.6度とさらに大
きくなる。この分離角は注入キャリア濃度を増せば増加
するものである。
【0015】しかしながら、この領域の光吸収損失が大
きいことはいうまでもない。図6にその吸収係数のスペ
クトラムを示す。曲線1および曲線2はそれぞれ注入キ
ャリア濃度が1.0×1018cm-3および0.5×10
18cm-3の場合のものである。レーザ発振値近傍では約
2×102cm-1の吸収係数をもっている。これは光伝
送損失で869dB/cmに相当する。光の伝送損失を
0.5dB/cm以下におさえるには、この領域の長さ
を5μm以下にする必要がある。図3に示したような光
スイッチでは、光の伝送損失をできるだけ小さくするこ
とが望ましい。すなわち、全反射部、例えば図3の光導
波路の交叉部4−1における一対の電極5−1下の全反
射部厚み(図4に示すd)を5μm程度にすれば、上記
説明より分離角(2θ)が大きく、しかも低損失な光ス
イッチが構成できる。分離角から光スイッチ部の長さ
は、10×10素子数の場合でも1mm以下になる。ま
た、分離角が大きいと、単一モードスイッチだけでな
く、多モードスイッチとしても使用できるという特徴を
もつ。この場合はいうまでもなく、全反射部以外は低損
失な光導波路、例えば1014cm-3程度のキャリア濃度
をもつGaAs高抵抗層で構成する必要がある。
【0016】以上は全反射部をGaAs活性層で形成し
た場合について説明したが、GaAs−AlGaAsと
いった超格子で形成した場合にはさらにこの現象が顕著
に現われる。
【0017】図7は一例としてAlGaAs障壁層の厚
みを93Å、GaAs井戸層の厚みを83Åとして積層
した超格子における屈折率の光子エネルギスペクトラム
を示したものである。図7から判るように、光子エネル
ギが1.5eV近辺で幅0.2eVの大きな分散カーブ
を示している。これは光の波長において0.83μm近
辺で0.06μmの幅をもつことに相当する。このよう
な分散をもつ超格子にキャリアを注入していくと、分散
カーブは平坦になろうとして図5に示したものと同様に
屈折率の変化を生じる。超格子構造の場合はGaAs単
層の場合にくらべ、約30倍程度分散が大きいため屈折
率の変化も1桁以上、すなわち±0.3が期待できる。
この場合には、図3に示した交叉する2本の光導波路の
分離角(2θ)は約45度となり、光スイッチ長Lは完
全に1mm以下と小さく、より高密度な光集積化が可能
になる。また、超格子構造の場合には図8に示すように
吸収係数はレーザ発振値で急激に減少している。光伝送
損失にすると約400dB/cmとなり、GaAs単層
の場合に比べ損失は半分以下である。このため、全反射
部の厚さも10mm程度と大きくとることができるとい
う利点がある。以上に説明したように、全反射を生じさ
せる領域に、キャリア注入により屈折率変化を生じる半
導体媒質を用いることによって、小型で高性能な光スイ
ッチを構成することができる。
【0018】なお、上記説明ではGaAs系の半導体に
ついてだけ説明したが、InP、InGaAsP、Ga
Sb、GaAlAsSb等のIII−V族化合物半導体に
ついても全く同様であり、さらに、CdS、CdSe、
ZnS、ZnSe等のII−VI族化合物半導体も同様に用
いることができる。
【0019】また、本発明による光スイッチの特徴とし
ては、半導体レーザと同様な構成であるため、半導体レ
ーザと一体化し外部変調器として使用できることととも
に、従来の光スイッチがほとんど単一モードスイッチで
しか動作しないのに対して、例えば超格子構造を用いた
場合には光導波路の分離角(2θ)を45度にしないで
20度程度にしておくと、多モードスイッチとしても働
くという大きな特徴をもっている。
【0020】なお、以上の説明には全反射型光スイッチ
を用いたが、ブラッグ回折が用いられるように、電極を
光導波路の交叉部にある最適な間隔で配置した構成にす
れば、全反射でなくブラッグ回折が得られ、光導波路の
分離角はさらに大きくなる。
【0021】
【実施例】つぎに本発明の実施例を図面とともに説明す
る。図1は本発明による光スイッチの製造工程を示す説
明図で、(a)は断面図、(b)は上面図、(c)およ
び(d)は上記(b)におけるIII−III断面で示した部
分の工程図、図2は本発明による光スイッチの製造工程
図で、(a)は光導波路を形成した状態を示す上面図、
(b)は上記状態の光スイッチを示す斜視図である。
【0022】基板21としてはSnドープの(100)
InP基板を用い、図1(a)に示すように基板21上
に分子線エピタキシャル法(MBE法)により、InG
aAsP層、InP層の順に積層した超格子構造の層2
2を厚さ1.5μmに成長した。この超格子層22のバ
ンドギャップは光の波長1.25μmに相当する組成を
用いている。つぎに、超格子層22上に液相成長法(L
PE法)により厚さ約2μm程度のInPクラッド層2
3、さらにその上に例えばAu−Cr合金からなる電極
用金属層24を厚さ約0.3μmに形成し、積層基板2
0を作る。
【0023】つぎに、本発明では電極とともに全反射部
を形成する。従来例を示す図3では電極5−1〜5−4
は光導波路2−1、2−2と3−1、3−2の交叉部4
−1〜4−4に一対の電極として存在していたが、本発
明では図(b)に示すように、積層基板20に対し、後
の工程で設ける筈の破線で囲まれた光導波路25−1、
25−2と26−1、26−2の交叉部27−1〜27
−4の長い方の対角線上に、一方の電極として一本のス
トライプ電極をその下の全反射部とともに設け、他方の
電極(例えばAu−Cr合金からなる)を積層基板20
の裏面に共通電極として設けるようにしたものである。
そこで、形成すべき前記ストライプ電極に対応する金属
層24上の位置に、ストライプ電極パターンと同形のホ
トレジストパターン28を形成する。
【0024】ついで、図(c)に示すようにホトレジス
トパタン28の周囲の不要部分をInP基板21に達す
るまで除去し、ホトレジストパタン28の下に長さ30
μm、幅4μmのストライプ電極24−1〜24−4を
形成すると同時に、これらの電極下にストライプ状のI
nP層23、超格子層22を残す。つぎに図(d)に示
すように、電極24−1〜24−4の周囲に露出してい
るInP基板21上に、LPE法により厚さ1μmのI
nGaAsP層29を、その上に厚さ2.5μmのIn
P層30を成長させる。この場合、InGaAsP層2
9およびInP層30のキャリア濃度は105cm-3
度で、光の伝送損失は2dB/cm以下である。
【0025】その後、図2の(a)および(b)に示す
ように、ストライプ電極24−1〜24−4の周囲の、
先に図1(b)に破線で囲んで示した光導波路25−
1、25−2、26−1、26−2を、InGaAsP
層29を厚さ0.5μmだけ残して幅5μmで高さ3μ
mのリッジ型に、InP層30およびInGaAsP層
29をイオンミーリング法によって除去して光導波路2
5−1、25−2、26−1、26−2を形成すれば本
発明の光スイッチが得られる。この時の光導波路の分離
角(2θ)は15度、光導波路間の間隔は125μmと
した。
【0026】以上のようにして作製した長さ1.6mm
の4×4光スイッチに波長1.3μmの半導体レーザ光
を入射したところ、光導波路は単一モードではなく多モ
ード導波路であることが判った。超格子層に電流を約2
3mA流したときの光スイッチの消光比は−30dB以
下と小さく光伝送損失も2dB以下と良好であった。
【0027】
【発明の効果】上記のように本発明による光スイッチ
は、化合物半導体基板と、前記基板上に形成され、所定
の幅と厚みならびに周囲より高い屈折率をもつ前記基板
と同系の化合物半導体の帯状層からなり、かつ鋭角をな
す所定の角度で互いに交叉する少なくとも一本づつの光
導波路と、平行四辺形をなす前記光導波路の交叉部の長
い方の対角線位置で前記両光導波路を遮断するように形
成され、かつバンドギャップが使用する光の波長に近接
する少なくとも一つの前記基板と同系の化合物半導体層
からなる所定の幅と厚みをもつストライプ層とを備え、
前記ストライプ層に電流を印加してその屈折率を変化さ
せ、前記ストライプ層部分で前記一方の光導波路内を伝
搬してきた前記光を反射または回折させて、前記他方の
光導波路に前記光の進路を切り換えるように構成したこ
とにより、電流を印加するだけで屈折率を大きく変える
ことができるため、簡単な構成で、かつ、多モードの光
切換にも適用できる高集積化可能な光スイッチアレイと
することができるので、実用上大きな効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光スイッチの一実施例における製
造工程を示す図で、(a)は光スイッチの断面図、
(b)は上面図、(c)および(d)はそれぞれ部分工
程図である。
【図2】本発明の光スイッチ実施例における製造工程を
示す図で、(a)は光導波路を形成した状態を示す上面
図、(b)は上記状態の光スイッチを示す斜視図であ
る。
【図3】従来の全反射型光スイッチを示す平面図であ
る。
【図4】図3におけるII−II断面の一部を示す図であ
る。
【図5】GaAs埋込みヘテロ構造半導体レーザにおけ
る屈折率変化を示す図である。
【図6】GaAs埋込みヘテロ構造半導体レーザにおけ
る吸収係数のスペクトルを示す図である。
【図7】GaAs−AlGaAs超格子構造のレーザに
おける屈折率変化を示す図である。
【図8】GaAs−AlGaAs超格子構造のレーザに
おける吸収係数のスペクトルを示す図である。
【符号の説明】
21 半導体基板 24−1、24−2、24−3、24−4 ストライ
プ層 25−1、25−2、26−1、26−2 光導波路 27−1、27−2、27−3、27−4 光導波路
の交叉部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】化合物半導体基板と、前記基板上に形成さ
    れ、所定の幅と厚みならびに周囲より高い屈折率をもつ
    前記基板と同系の化合物半導体の帯状層からなり、かつ
    鋭角をなす所定の角度で互いに交叉する少なくとも一本
    づつの光導波路と、平行四辺形をなす前記光導波路の交
    叉部の長い方の対角線位置で前記両光導波路を遮断する
    ように形成され、かつバンドギャップが使用する光の波
    長に近接する少なくとも一つの前記基板と同系の化合物
    半導体層からなる所定の幅と厚みをもつストライプ層と
    を備え、前記ストライプ層に電流を印加してその屈折率
    を変化させ、前記ストライプ層部分で前記一方の光導波
    路内を伝搬してきた前記光を反射または回折させて、前
    記他方の光導波路に前記光の進路を切り換えるように構
    成されていることを特徴とする光スイッチ。
  2. 【請求項2】請求項1記載の光スイッチにおいて、前記
    光導波路の少なくとも一方が2本以上で構成されている
    場合、前記2本以上の光導波路は互いに所定の間隔で平
    行に配列されていることを特徴とする光スイッチ。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2記載の光スイッチ
    において、前記光スイッチを構成する前記化合物半導体
    がIII−V族系またはII−VI族系化合物半導体であるこ
    とを特徴とする光スイッチ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006113178A (ja) * 2004-10-13 2006-04-27 Yokogawa Electric Corp 光スイッチ
US7116856B2 (en) 2003-08-21 2006-10-03 Yokogawa Electric Corporation Optical switch matrix

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