JP2006113178A - 光スイッチ - Google Patents

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明 三浦
Katsuya Ikezawa
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Abstract

【課題】 複数の光スイッチ部のタイミング調整が容易な光導波路型の半導体光スイッチを実現することを目的にする。
【解決手段】 本発明は、光信号が入射または出射されるポートを有し、光信号を途中で2つに分岐して伝播する光導波路が複数形成され、光信号を伝播する光導波路を選択して出射用のポートのうち所望のポートから出射する光スイッチに改良を加えたものである。本光スイッチは、光導波路の分岐部分に設けられ、所望のポートへ光信号を伝播する光導波路側に経路を切り替える初段の光スイッチ部と、この初段の光スイッチ部よりも後段の分岐部分に設けられ、初段の光スイッチ部からの漏れ光を外部への出射用のポートのいずれにも伝播されない経路に切り替える後段の光スイッチ部とを有し、ポート、光導波路、初段、後段の光スイッチ部は、同一の基板に設けられ、初段、後段の光スイッチ部は、キャリア注入による屈折率変化により光信号の経路を切り替えることを特徴とするものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光信号が入射または出射されるポートを有し、光信号を途中で2つに分岐して伝播する光導波路が複数形成され、光信号を伝播する光導波路を選択して出射用のポートのうち所望のポートから出射する光スイッチに関し、詳しくは、複数の光スイッチ部のタイミング調整が容易な光導波路型の半導体光スイッチに関するものである。
光導波路型の光スイッチは、光通信システム、光交換システム等に用いられ、従来から様々な種類がある。例えば、電気光学効果を用いた方向性結合器型、マッハチェンダ型干渉計、キャリア注入型等がある。図6は、光スイッチの最も基本的な構造の2入力2出力型の光スイッチの構成を示した図である。
図6において、入射ポートPi(1)、Pi(2)から光信号が入射される。そして、光スイッチ部SWで、光信号を伝播する光導波路を選択して、すなわち所望の出射ポートPo(1),Po(2)へ光信号を伝播する光導波路側に経路を切り替える。このようにして、入射ポートPi(1)、Pi(2)から入射された光信号を、出射ポートPo(1)、Po(2)のうち所望の出射ポートPo(1)、Po(2)から出射する。
図6に示す光導波路型の光スイッチは、入射された光信号の光パワーの全てを所望の出射ポートPo(1)、Po(2)にのみ出射することが困難であった。例えば、スイッチ部SWで出射ポートPo(1)への経路を選択しても、光スイッチ部SWで漏れ光が発生し、この漏れ光が出射ポートPo(2)からも出射されてしまうという問題があった。
光通信システムや光交換システム等では、消光比(光信号が出射されるときと、出射されないときの光パワー比)が20〜30[dB]以上必要とされる。言い換えると出射ポートPo(1),Po(2)間で、クロストークを小さくすることが必要とされる。しかしながら従来の光スイッチにおける消光比は、例えば、10[dB]程度であった。
そこで、図6に示す光スイッチを光ファイバによって多段に接続した構成が提案されている。図7は、消光比を改善した従来の光スイッチの構成を示した図である(例えば、特許文献1参照)。図7において、光スイッチ11〜13は、図6に示す光スイッチであり、光スイッチ部にて電気光学効果を用いて所望の経路を選択する。
例えば、入射ポートPi(3)、Pi(4)から入射した光信号は、光スイッチ11の光スイッチ部で光ファイバF1または光ファイバF2への経路が選択される。そして、光ファイバF1によって伝送された光信号は、光スイッチ12に入射し、光スイッチ12の光スイッチ部で出射ポートPo(3)に接続される経路またはダミーの経路が選択される。光ファイバF2によって伝送された光信号は、光スイッチ13に入射し、光スイッチ13の光スイッチ部で出射ポートPo(4)に接続される経路またはダミーの経路が選択される
例えば、入射ポートPi(3)に入射した光信号を、出射ポートPo(3)に出射する場合、光スイッチ11が、光ファイバF1への経路を選択する。そして、光スイッチ12が、出射ポートPo(3)への経路を選択する。さらに、光スイッチ13が、ダミーの経路を選択する。従って、光スイッチ11で生じた漏れ光は、光ファイバF2によって伝送されるが、光スイッチ13がダミーの経路を選択しているので、出射ポートPo(4)には漏れ光の影響がほとんどなく、消光比、クロストークを改善することができる。
特開平6−82847号公報
異なる基板上に個別に作成された光スイッチ11〜13を、光ファイバF1,F2を用いて多段に接続することによって、消光比やクロストークの改善を図ることができる。
しかしながら、複数個の光スイッチ11〜13を光ファイバF1、F2で接続するので、光スイッチ11と光スイッチ12間の距離および光スイッチ11と13間の距離が、少なくとも数10[cm]は必要になる。従って、光信号が、光スイッチ11から光スイッチ12、13に到達するまでに大きな遅延時間(数[nsec])が発生し、遅延時間を考慮して光スイッチ部の経路の切り替えをする必要があた。そのため、光スイッチ部のタイミング調整が難しいという問題があった。
例えば、データとデータとの間の時間的な間隔が狭い場合、光スイッチ11から出射された第1のデータが、光スイッチ12(または光スイッチ13)での経路の切り替えが終了する前に、次の第2のデータが光スイッチ11に入射してしまう。従って、高速光信号処理では、光信号のタイミングに合わせて、個々の光スイッチ11〜13を個別に制御する必要があり、タイミング調整が難しいという問題あった。
さらに、光スイッチ11〜13間を接続する光ファイバF1、F2を同じ長さに調整することは非常に困難であり、遅延時間にズレが生じてしまう。そのため、スイッチ部の経路切り替えのタイミング調整がさらに難しくなるという問題があった。
そこで本発明の目的は、複数の光スイッチ部のタイミング調整が容易な光導波路型の半導体光スイッチを実現することにある。
請求項1記載の発明は、
光信号が入射または出射されるポートを有し、前記光信号を途中で2つに分岐して伝播する光導波路が複数形成され、前記光信号を伝播する光導波路を選択して外部への出射用のポートのうち所望のポートから出射する光スイッチにおいて、
前記光導波路の分岐部分に設けられ、前記所望のポートへ光信号を伝播する光導波路側に経路を切り替える初段の光スイッチ部と、
この初段の光スイッチ部よりも後段の分岐部分に設けられ、前記初段の光スイッチ部からの漏れ光を前記出射用のポートのいずれにも伝播されない経路に切り替える後段の光スイッチ部と
を有し、前記ポート、前記光導波路、前記初段、後段の光スイッチ部は、同一の基板に設けられ、
前記初段、後段の光スイッチ部は、キャリア注入による屈折率変化により光信号の経路を切り替えることを特徴とするものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、
後段の光スイッチ部を多段に設けたことを特徴とするものである。
本発明によれば、以下のような効果がある。
請求項1、2によれば、ポート、光導波路、キャリア注入型の光スイッチ部が同一の基板上に設けらる。そして、後段に設けられる光スイッチが、初段の光スイッチで発生した漏れ光を、外部に出射するポート以外に伝播させる。これにより、消光比やクロストークを改善できると共に、初段の光スイッチ部と後段の光スイッチ部間の距離が短く光信号の伝達遅延がほとんど発生しない。これにより、複数の光スイッチ部のタイミング調整が容易となる。
また、光スイッチ部を接続する光導波路が、同一基板上に設けられるので、モノリシックな光スイッチに光信号を入出射するポート部分のみ光ファイバ結合となる。従って、結合損失を低減することができる。
請求項2によれば、後段の光スイッチ部を多段に設けるので、消光比やクロストークの改善をより図ることができる。
以下図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明に係る光スイッチ30の一実施例を示す構成図である。図1において半導体基板31上には、光導波路32〜35が形成される。光導波路32、33は基板31上で互いに交差することなく設けられ、光導波路34、35は基板31上で互いに交差することなく設けられる。
光導波路32は、光導波路34、35とそれぞれ異なる位置で概略X字に交差する。光導波路33は、光導波路34、35とそれぞれ異なる位置で概略X字に交差する。
光導波路32〜35のそれぞれは、一端が入射ポートPi(5)〜Pi(8)であり、他端が出射ポートPo(5)〜Po(8)である。また、光導波路33の一端の入射ポートPi(6)が、入射側光ファイバFi1に接続され、他端の出射ポートPo(6)が、出射側光ファイバFo2に接続される。そして、光導波路34の一端の入射ポートPi(7)が、入射側光ファイバFi2に接続され、他端の出射ポートPo(7)が、出射側光ファイバFo1に接続される。
つまり、光スイッチ30は4×4ポートだが、出射ポートPo(6),P(7)が外部への出射用のポートであり、入射ポートPi(5)、Pi(8),出射ポートPo(5),Po(8)は、光信号の入射、出射を行なう入射側光ファイバ、出射側光ファイバが接続されないダミーのポートであり、実際は2入力2出力型である。
第1の光スイッチ部SW1は、光導波路33,34が交差するX字上の交差部分(光信号を分岐する分岐部分)に設けられ、所望の出射ポートPo(6),Po(7)へ光信号を伝播する光導波路33、34側に経路を切り替える。
第2の光スイッチ部SW2は、光導波路32、34の交差部分に設けられ、第3の光スイッチ部SW3は、光導波路33、35の交差部分に設けられる。なお、光スイッチ部SW1は、初段の光スイッチ部である。また、光スイッチ部SW2,SW3は後段の光スイッチ部である。
光スイッチ部SW1〜SW3は、経路を切り替えて所望の光導波路32〜35に光信号を伝播するものであり、X字状の光導波路32〜35の交差部分には電極(例えば、p型電極)36〜38が設けられ、キャリア注入が行なわれる。なお、p型電極36〜38に対応するn型電極(図示せず)は、p型電極の近傍または基板31の裏面に設けるとよい。
すなわち、光スイッチ部SW1〜SW3は、キャリア注入型の光スイッチである(例えば、特開2004−29171号公報、特開2004−29172号公報、”K. Ishida, 他4名, 「InGaAsP/InP optical switches using carrier induced refractive index change」, Applied Physics Letters, American Institute of Physics, 1987年, Vol.50, No.3, p.141-142”)。
このように、ポートPi(5)〜Pi(8),Po(5)〜Po(8)、光導波路32〜35、光スイッチ部SW1〜SW3は同一の基板31上にモノリシックに形成される。
このような装置の動作を説明する。まず、光スイッチ部SW1〜SW3の動作を説明する。光スイッチ部SW1〜WS3がオフの場合、電極36〜38および図示しない電極には電流が供給されない。
このため、”X字状”の光導波路32〜35の交差部分に屈折率の変化が生じないため、光信号は交差部分を直進して同一の光導波路32〜35によって伝播される。ただし、直進した光信号の光パワーに対して−10[dB]程度の漏れ光が異なる光導波路32〜35に入射する。
例えば、光スイッチ部SW1がオフの場合、入射側光ファイバFi1から光導波路33に入射した光信号の大部分は、光スイッチ部SW1を直進し、同一の光導波路33によって伝播され、光スイッチ部SW3に入射する。そして、直進した光信号の光パワーに対して微弱な光パワーとなる漏れ光が、光導波路34に入射する。
一方、光スイッチ部32〜35がオンの場合、電極36〜38および図示しない電極に電流が供給され光導波路31の交差部分にキャリア(電子、正孔)が注入される。このキャリア注入により電極36〜38下近傍の光導波路32〜35の屈折率が減少する。
そして、光導波路32〜35によって伝播されてきた光信号は、交差部分に生じた低屈折率の領域と屈折率変化がほとんどない領域との境でほぼ全反射されて、異なる光導波路32〜35に入射する。ただし、反射した光信号の光パワーに対して−10[dB]程度の漏れ光が同一の光導波路32〜35によって伝播される。
例えば、光スイッチ部SW1がオンの場合、入射側光ファイバFi1から光導波路33に入射した光信号の大部分は、光スイッチ部SW1でほぼ全反射され異なる光導波路34に入射する。そして、反射した光信号の光パワーに対して微弱な光パワーとなる漏れ光が、光導波路33を直進する。
続いて、入射ポートPi(6)、Pi(7)から光スイッチ30に入射した光信号を、所望の出射ポートPo(6)、Po(7)から出射する動作を説明する。
一例として、入射ポートPi(6)から入射した光信号を、出射ポートPo(6)から出射する動作を図2を用いて説明する。図2は、図1に示す光スイッチにおいて、光信号の伝播を模式的に示した図である。ここで、図1と同一のものには同一符号を付し、説明を省略する。
光スイッチ部SW1〜SW3をオン、オフする電気的な制御信号を出射するドライバ(図示せず)が、光スイッチ部SW1、SW3をオフにし、光スイッチ部SW2をオンにする。この際、光スイッチ部SW2,SW3を同時に制御してよい。または、光スイッチ部SW1〜SW3を同時に制御してもよい。
これにより、入射側光ファイバFi1によって伝送され、入射ポートPi(6)から光スイッチ30の光導波路33に入射された光信号は、光スイッチ部SW1,SW2を直進し、出射ポートPo(6)から出射され、出射側光ファイバFo2によって外部に出射される(図2中の実線の矢印100を参照)。
一方、光スイッチ部SW1で反射された漏れ光は、光導波路34にて光スイッチSW2に伝播される。そして、光スイッチ部SW2で反射され光導波路32によって伝播され、ダミーの出射ポートPo(5)から出射される(図2中の破線の矢印101を参照)。従って、光スイッチ部SW1で発生した漏れ光が、選択されていない出射ポートPo(7)に到達する漏れ光(図2中の一点鎖線矢印102)の光パワーは、光スイッチ30に入射した光信号の光パワーに対して−20[dB]以上に減衰される。
次に、入射ポートPi(6)から入射した光信号を、出射ポートPo(7)から出射する動作を図3を用いて説明する。図3は、図1に示す光スイッチにおいて、光信号の伝播を模式的に示した図である。ここで、図1と同一のものには同一符号を付し、説明を省略する。
ドライバ(図示せず)が、光スイッチ部SW1、SW3をオンにし、光スイッチ部SW2をオフにする。この際、光スイッチ部SW2,SW3を同時に制御してよい。または、光スイッチ部SW1〜SW3を同時に制御してもよい。
これにより、入射側光ファイバFi1によって伝送され、入射ポートPi(6)から光スイッチ30の光導波路33に入射された光信号は、光スイッチ部SW1で反射され、光導波路34にて光スイッチ部SW2に伝播される。そして、光スイッチ部SW2を直進して出射ポートPo(7)から出射され、出射側光ファイバFo1によって外部に出射される(図3中の実線の矢印200を参照)。
一方、光スイッチ部SW1を直進した漏れ光が、光スイッチ部SW3で反射され光導波路35によって伝播され、ダミーの出射ポートPo(8)から出射される(図3中の破線の矢印201を参照)。従って、光スイッチ部SW1で発生した漏れ光が、選択されていない出射ポートPo(6)に到達する漏れ光(図3中の一点鎖線矢印202)の光パワーは、光スイッチ30に入射した光信号の光パワーに対して−20[dB]以上に減衰される。
ここで、図4は、図1に示す光スイッチの消光比の測定結果を示した図であり、出射ポートPo(6)(または、Po(7))から出射される光信号を測定した結果である。光スイッチ部SW1〜SW3は、500[kHz]でオン/オフされている。図4に示されるように、20[dB]以上の消光比が得られている。
なお、入射ポートPi(7)から入射した光信号を、出射ポートPo(7)から出射する場合は、光スイッチ部SW1,SW2をオフし、光スイッチ部SW3をオンし、光スイッチ部SW1で発生した漏れ光をダミーの出射ポートPo(8)に出射すればよい。また、入射ポートPi(7)から入射した光信号を、出射ポートPo(6)から出射する場合は、光スイッチ部SW1,SW2をオンし、光スイッチ部SW3をオフし、光スイッチ部SW1で発生した漏れ光をダミーの出射ポートPo(5)に出射すればよい。
このように、ポートPi(5)〜Pi(8),Po(5)〜Po(8)、光導波路32〜35、キャリア注入型の光スイッチ部SW3〜SW5が同一の基板30上に設けられ、光スイッチSW1で発生した漏れ光を、後段に設けられる光スイッチSW2、SW3がダミーの出射ポートPo(5)、Po(8)に出射する。これにより、消光比やクロストークを改善できると共に、光スイッチ部SW1〜SW3間の距離が短く光信号の伝達遅延がほとんど発生しない。これにより、複数の光スイッチ部SW1〜SW3のタイミング調整が容易となる。
具体的には、図7に示すように、半導体基板を用いた電気光学効果による屈折率変化を利用した光スイッチ11〜13は、偏光依存性をもち、屈折率変化が小さい。そのため、電圧を印加して屈折率を変化させる活性部分の素子長が数[mm]に達し、光スイッチ部の素子寸法が非常に大きくなってしまう。また、印加電圧が大きい。さらに、異なる基板に個別に作成した光スイッチ11〜13を光ファイバF1、F2で接続するので、光スイッチ11〜13間で非常に大きな遅延が発生してしまう。
一方、図1に示すキャリア注入型の光スイッチ部SW1〜SW3は、キャリア注入による屈折率変化が大きいため、活性部分の素子長を小さくでき(数十〜数百[μm])、同一基板にモノリシックに多段に形成することが容易であり、動作電圧も低く抑えられる。
つまり、光スイッチ部SW1〜SW3を含む光スイッチ30は、一つのスイッチ部SWしか持たない光スイッチ11と同程度または小さくできる。
また、光導波路32〜35を交差させ、交差部分に光スイッチSW1〜SW3を設けるので、光スイッチ部SW1と光スイッチ部SW2間の距離、光スイッチ部SW1と光スイッチ部SW3間の距離を同じにすることができる。
従って、キャリア注入型の光スイッチ部SW1〜SW3が同一の基板30上にモノリシックに設けらるので、光スイッチ30全体の寸法が小さくなり、光スイッチ部SW1〜SW3間における光信号の伝播遅延時間をほとんど無視できるほど軽減でき、高速動作時の光信号のタイミング調整が非常に容易となる。
また、光スイッチ部SW1〜SW3を接続する光導波路32〜35が、同一基板30上に設けられるので、モノリシックな光スイッチ30に光信号を入出射する部分のみ、光ファイバFi1、Fi2,Fo1,Fo2結合となる。従って、図7に示すように光スイッチ11〜13を光ファイバF1,F2で接続する場合と比較して、結合損失を著しく低減することができる。
なお、本発明はこれに限定されるものではなく、以下のようなものでもよい。
出射ポートPo(5),Po(8)をダミーのポートとする構成を示したが、光ファイバFo1,Fo2を出射ポートPo(5),Po(8)に接続し、出射ポートPo(6),Po(7)をダミーのポートとしてもよい。もちろん、この場合、光スイッチ部SW1で発生した漏れ光は、光スイッチ部SW2,SW3で経路を切り替えて、ダミーの出射ポートPo(6)、Po(7)に出射する。
また、ポート数が4×4の光スイッチ30の構成を示したが、多入力多出力としてもよい。
また、光スイッチ部SW1の後段側それぞれに1個の光スイッチ部SW2,SW3を設ける構成を示したが、複数個設け、多段にしてもよい。
また、後段の光スイッチ部SW2,SW3が設けられる分岐部分をX字状とする構成を示したが、経路を選択するための光導波路を2つ有する光導波路でればy字状であっても、その他の形状であっても構わない。ここで、y字状の光導波路とは、1本の直線の光導波路の途中から異なる角度で分岐する形状である。図5は、後段の光スイッチ部SW2、SW3が設けられる分岐部分をy字状とした構成図である。
そして、光導波路32と光導波路35が交差する構成を示したが、図5に示すように交差させなくともよい。
本発明に係る光スイッチの一実施例を示す構成図である。 図1に示す光スイッチにおける光信号の伝播の一例を模式的に示した図である。 図1に示す光スイッチにおける光信号の伝播のその他の例を模式的に示した図である。 図1に示す光スイッチの消光比の測定結果を示した図である。 本発明に係る光スイッチのその他の実施例を示す構成図である。 従来の光スイッチの構成を示した図である。 特性を改善した従来の光スイッチの構成を示した図である。
符号の説明
30 光スイッチ
31 基板
32〜35 光導波路
Pi(5)〜Pi(8) 入射ポート
Po(5)〜Po(8) 出射ポート

Claims (2)

  1. 光信号が入射または出射されるポートを有し、前記光信号を途中で2つに分岐して伝播する光導波路が複数形成され、前記光信号を伝播する光導波路を選択して外部への出射用のポートのうち所望のポートから出射する光スイッチにおいて、
    前記光導波路の分岐部分に設けられ、前記所望のポートへ光信号を伝播する光導波路側に経路を切り替える初段の光スイッチ部と、
    この初段の光スイッチ部よりも後段の分岐部分に設けられ、前記初段の光スイッチ部からの漏れ光を前記出射用のポートのいずれにも伝播されない経路に切り替える後段の光スイッチ部と
    を有し、前記ポート、前記光導波路、前記初段、後段の光スイッチ部は、同一の基板に設けられ、
    前記初段、後段の光スイッチ部は、キャリア注入による屈折率変化により光信号の経路を切り替えることを特徴とする光スイッチ。
  2. 後段の光スイッチ部を多段に設けたことを特徴とする請求項1記載の光スイッチ。
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