JPS60235123A - 光スイツチ - Google Patents
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- JPS60235123A JPS60235123A JP9096384A JP9096384A JPS60235123A JP S60235123 A JPS60235123 A JP S60235123A JP 9096384 A JP9096384 A JP 9096384A JP 9096384 A JP9096384 A JP 9096384A JP S60235123 A JPS60235123 A JP S60235123A
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
- G02F1/00—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
- G02F1/01—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour
- G02F1/015—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on semiconductor elements having potential barriers, e.g. having a PN or PIN junction
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
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- G02F1/31—Digital deflection, i.e. optical switching
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Nonlinear Science (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は光通信システムにおいて光を伝搬する光フアイ
バ内のおのおのの光信号を他の数本の光ファイバのそれ
ぞれ任意の一本に導くことを可能にした光スィッチに関
するものである。
バ内のおのおのの光信号を他の数本の光ファイバのそれ
ぞれ任意の一本に導くことを可能にした光スィッチに関
するものである。
(1)
〔発明の背景〕
従来の光スィッチでは、光伝送媒質の音響光学効果によ
る光の偏向を用いたもの、媒質の電気光学効果による光
の偏向を用いたもの、方向性結合器の結合係数を電気光
学効果により変えるもの、方向性結合器と光位相変調器
を組み合わせたものなどが提案されているが、これらは
いずれも低損失特性、低漏話特性、高速性などの光導波
路スイッチの基本的な特性をすべて完全に満足するに至
っていない。また方向性結合器型では1〜2μmの精密
加工技術が必要であり、また長さが長く、光導波路間の
分離距離が得られない等の欠点があり、また光の偏向を
用いたものでは、複雑な構造を有する電極が必要であり
、また大きな分離角が得られない等の欠点があった。こ
のため、光スィッチのマトリックス数が多くなると素子
長さが敵国以上となり、伝送損失の増大をまねくという
本質的な欠点があった。
る光の偏向を用いたもの、媒質の電気光学効果による光
の偏向を用いたもの、方向性結合器の結合係数を電気光
学効果により変えるもの、方向性結合器と光位相変調器
を組み合わせたものなどが提案されているが、これらは
いずれも低損失特性、低漏話特性、高速性などの光導波
路スイッチの基本的な特性をすべて完全に満足するに至
っていない。また方向性結合器型では1〜2μmの精密
加工技術が必要であり、また長さが長く、光導波路間の
分離距離が得られない等の欠点があり、また光の偏向を
用いたものでは、複雑な構造を有する電極が必要であり
、また大きな分離角が得られない等の欠点があった。こ
のため、光スィッチのマトリックス数が多くなると素子
長さが敵国以上となり、伝送損失の増大をまねくという
本質的な欠点があった。
ここでは時に本発明と関係の深い光偏向型光スイッチの
問題点について図を用いて更にくわしく(2) 説明する。第1図は光偏向型光スイッチ(別名反射型と
も呼ばれている。)を示す平面図、第2図は第1図■−
■線における部分断面図で、■はニオブ酸リチウム(L
iNbO,)等の電気光学効果を有する結晶基板、2−
1.2−2.3−1.3−2は結晶基板の表面に形成さ
れた光導波路で、結晶基板1の表面からTiなどの金属
を拡散することにより形成される。4−1.4−2.4
−3゜4−4はそれぞれ交叉する二つの光導波路の交叉
部、5−1.5−2.5−3.5−4は各交叉部の表面
にそれぞれその対角線を挾む位置に形成された一対の電
極で、図示は省略しているがそれぞれ引出線で入力端子
に接続され、選択的に一対の電極間に所定値の電圧が印
加されるように構成され光導波路の各交叉部に電界を印
加する電界印加用電極を構成している。
問題点について図を用いて更にくわしく(2) 説明する。第1図は光偏向型光スイッチ(別名反射型と
も呼ばれている。)を示す平面図、第2図は第1図■−
■線における部分断面図で、■はニオブ酸リチウム(L
iNbO,)等の電気光学効果を有する結晶基板、2−
1.2−2.3−1.3−2は結晶基板の表面に形成さ
れた光導波路で、結晶基板1の表面からTiなどの金属
を拡散することにより形成される。4−1.4−2.4
−3゜4−4はそれぞれ交叉する二つの光導波路の交叉
部、5−1.5−2.5−3.5−4は各交叉部の表面
にそれぞれその対角線を挾む位置に形成された一対の電
極で、図示は省略しているがそれぞれ引出線で入力端子
に接続され、選択的に一対の電極間に所定値の電圧が印
加されるように構成され光導波路の各交叉部に電界を印
加する電界印加用電極を構成している。
このように構成された光スイツチアレイは、例えば光導
波路2−1を図において矢印六方向に伝搬する光6を交
叉部4−1で光導波路3−1を伝搬するように矢印B方
向に切換えようとする場合(3) 電界印加電極5−1に電圧を印加し、交叉部4−1の電
極5−1ではさまれた部分で屈折率を低下させる。この
ようにすると光6は屈折率が低下した部分で反射され、
矢印B方向に伝搬方向が切換えられる。
波路2−1を図において矢印六方向に伝搬する光6を交
叉部4−1で光導波路3−1を伝搬するように矢印B方
向に切換えようとする場合(3) 電界印加電極5−1に電圧を印加し、交叉部4−1の電
極5−1ではさまれた部分で屈折率を低下させる。この
ようにすると光6は屈折率が低下した部分で反射され、
矢印B方向に伝搬方向が切換えられる。
この場合、電界印加電極5−1を構成する一対の電極5
−1の極性及び印加すべき電圧は、結晶基板1の種類及
び結晶軸の方向等によって相異するから適宜設定する必
要がある。又屈折率を低下させる程度は、入射する光6
が全反射する値となるように電界印加電極5−1と光導
波路2−1とのなす角θを選定する必要がある。
−1の極性及び印加すべき電圧は、結晶基板1の種類及
び結晶軸の方向等によって相異するから適宜設定する必
要がある。又屈折率を低下させる程度は、入射する光6
が全反射する値となるように電界印加電極5−1と光導
波路2−1とのなす角θを選定する必要がある。
LiNb0.において、光6の波長が6328人の場合
光導波路及び交叉部の屈折率はTIを拡散させた場合約
2.22となる。基板lの電気光学係数γは約30X1
0−12m/Vであり、電気光学効果による交叉部4−
1の屈折率変化AnはΔn=−na7E (ただしEは電界強度) (4) で表わされるので、この場合E=5V/μmの電界強度
でA n =0.0O05となる。この電界が印加され
た交叉部4−1の屈折率は約2.2195となり全反射
角は88.784度であるから光導波路2−1と電界印
加電極5−1とのなす角度θは1.216度以下となる
ように構成すればよい。即ち1.1度とすれば分離角(
20)は2.2度となり光導波路2−1と3−1とを2
.2度以下の角度で交叉するように構成すればよい。印
加する電界強度Eを大きくすれば角度θも大きくなる。
光導波路及び交叉部の屈折率はTIを拡散させた場合約
2.22となる。基板lの電気光学係数γは約30X1
0−12m/Vであり、電気光学効果による交叉部4−
1の屈折率変化AnはΔn=−na7E (ただしEは電界強度) (4) で表わされるので、この場合E=5V/μmの電界強度
でA n =0.0O05となる。この電界が印加され
た交叉部4−1の屈折率は約2.2195となり全反射
角は88.784度であるから光導波路2−1と電界印
加電極5−1とのなす角度θは1.216度以下となる
ように構成すればよい。即ち1.1度とすれば分離角(
20)は2.2度となり光導波路2−1と3−1とを2
.2度以下の角度で交叉するように構成すればよい。印
加する電界強度Eを大きくすれば角度θも大きくなる。
しかしながら例えE=50■/μmの大きな電界強度を
加えても分離角(2θ)は7.7度と小さいものである
。
加えても分離角(2θ)は7.7度と小さいものである
。
通常光ファイバは直径が125μmであり、光ファイバ
と光スィッチを結合させるには、先導波路2−1.2−
2および3−1.3−2の間隔は125μm以上でなけ
ればならない。分離角2θが2.2度の場合には光スイ
ツチ部の長さしは3.3閣と長く、光スイツチアレイの
数が多くなると光集積化が困難である。このように反射
型は光スィッチの動作電圧が高い上に、光スィッチの全
長が(5) 非常に長くなるという欠点がある。これは、L iN
b Oaの電気光学係数が小さいことによる。
と光スィッチを結合させるには、先導波路2−1.2−
2および3−1.3−2の間隔は125μm以上でなけ
ればならない。分離角2θが2.2度の場合には光スイ
ツチ部の長さしは3.3閣と長く、光スイツチアレイの
数が多くなると光集積化が困難である。このように反射
型は光スィッチの動作電圧が高い上に、光スィッチの全
長が(5) 非常に長くなるという欠点がある。これは、L iN
b Oaの電気光学係数が小さいことによる。
この解決方法として、電気光学効果の大きな例えばS
BN (S r−B a−N b−0)のような単結晶
を用いることが考えられる。しかしこれらの結晶は電場
と光の相乗効果による光ダメージで光導波路中に光散乱
中心が生じる可能性があり、非常に不安定である。
BN (S r−B a−N b−0)のような単結晶
を用いることが考えられる。しかしこれらの結晶は電場
と光の相乗効果による光ダメージで光導波路中に光散乱
中心が生じる可能性があり、非常に不安定である。
媒質の屈折率を変化させるには通常、上述の電気光学効
果を用いているが、それ以外にG a A sやInP
系のm−v族化合物半導体の吸収端の移動によっても屈
折率を変化させることができる。半導体レーザの励起の
レベルが零バイアスからしきい値バイアスまでに高くな
った時にはレーザ発振値における吸収は光導波路損失が
無視出来るくらいに充分な利得の状態(吸収係数が負)
に変化する。この利得変化の最も大きな所は、レーザ発
振値よりも少し高いエネルギーで生じる。しかしながら
注入されたキャリアの増加による利得変化は利得自身が
正の値(すなわち増幅状態)になった(6) のではなく光吸収損失が吸収端の移動によって小さくな
ったために生じるのである。すなわち利得変化は屈折率
の虚数部が減少するために生じるのである。誘電率の実
数部、虚数部は、クラマースークロニッヒ(K ram
ers −K ronig)の関係式で関係ずけられる
ため、この利得変化は屈折率の実数部をも必然的に変化
させる。
果を用いているが、それ以外にG a A sやInP
系のm−v族化合物半導体の吸収端の移動によっても屈
折率を変化させることができる。半導体レーザの励起の
レベルが零バイアスからしきい値バイアスまでに高くな
った時にはレーザ発振値における吸収は光導波路損失が
無視出来るくらいに充分な利得の状態(吸収係数が負)
に変化する。この利得変化の最も大きな所は、レーザ発
振値よりも少し高いエネルギーで生じる。しかしながら
注入されたキャリアの増加による利得変化は利得自身が
正の値(すなわち増幅状態)になった(6) のではなく光吸収損失が吸収端の移動によって小さくな
ったために生じるのである。すなわち利得変化は屈折率
の虚数部が減少するために生じるのである。誘電率の実
数部、虚数部は、クラマースークロニッヒ(K ram
ers −K ronig)の関係式で関係ずけられる
ため、この利得変化は屈折率の実数部をも必然的に変化
させる。
数値例を示すために、G a A s活性層をもつ埋込
みへテロ構造半導体レーザにおける屈折率の実数部変化
のスペクトラムを第3図に示す。これからもわかるよう
に屈折率の変化が大きい所はレーザ発振値よりもわずか
に大きな光子エネルギの所で生じている。第3図におけ
る2つのカーブは、半導体レーザに電流を加えた時に注
入されるキャリア濃度のそれぞれ異なったものである。
みへテロ構造半導体レーザにおける屈折率の実数部変化
のスペクトラムを第3図に示す。これからもわかるよう
に屈折率の変化が大きい所はレーザ発振値よりもわずか
に大きな光子エネルギの所で生じている。第3図におけ
る2つのカーブは、半導体レーザに電流を加えた時に注
入されるキャリア濃度のそれぞれ異なったものである。
第3図かられかるように、通常レーザ発振する注入キャ
リア濃度I X 10 ”cm−3以上では屈折率の変
化量は絶対値で±0.03以上にも達する。この0.0
3という屈折率差は第1図に示した全反射型では、2つ
の導波路2−1と3−1との分離角(2θ)が(7) 15.2度と驚異的に増大する。またプラス、マイナス
を有効に利用すれば(すなわち屈折率差0.06を利用
すれば)分離角(2θ)は21.6度と更に大きくなる
。この分離角は注入キャリア濃度を増せば増加するもの
である。
リア濃度I X 10 ”cm−3以上では屈折率の変
化量は絶対値で±0.03以上にも達する。この0.0
3という屈折率差は第1図に示した全反射型では、2つ
の導波路2−1と3−1との分離角(2θ)が(7) 15.2度と驚異的に増大する。またプラス、マイナス
を有効に利用すれば(すなわち屈折率差0.06を利用
すれば)分離角(2θ)は21.6度と更に大きくなる
。この分離角は注入キャリア濃度を増せば増加するもの
である。
しかしながら、この領域の光吸収損失は大きいというこ
とは言うまでもない。第4図にその吸収係数のスペクト
ラムを示す。レーザ発振値近傍では約2X10”an−
’の吸収係数をもっている。これは光伝送損失で869
d B / cmに相当する。光の伝送損失を0.5
d B以下におさえるには長さ5μm以下にする必要
がある。第1図に示したように光スィッチでは光の伝送
損失を出来るだけ小さくすることがのぞましい。第1図
の全反射部5−11の厚みを5μm程度にすれば以上の
説明より分離角(2θ)が大きく、しかも低損失な光ス
ィッチが構成できる。分離角から光スィッチの長さは1
0×10素子数の場合でも1III11以下となる。
とは言うまでもない。第4図にその吸収係数のスペクト
ラムを示す。レーザ発振値近傍では約2X10”an−
’の吸収係数をもっている。これは光伝送損失で869
d B / cmに相当する。光の伝送損失を0.5
d B以下におさえるには長さ5μm以下にする必要
がある。第1図に示したように光スィッチでは光の伝送
損失を出来るだけ小さくすることがのぞましい。第1図
の全反射部5−11の厚みを5μm程度にすれば以上の
説明より分離角(2θ)が大きく、しかも低損失な光ス
ィッチが構成できる。分離角から光スィッチの長さは1
0×10素子数の場合でも1III11以下となる。
又分離角が大きいと単一モードスイッチのみならず、多
モードスイッチとしても使用できる大きな(8) 特徴をもつ。この場合言うまでもなく全反射部以外は低
損失な先導波路、例えばキャリア濃度が1O14c11
1程度をもつG a A s高抵抗層で構成する必要が
ある。
モードスイッチとしても使用できる大きな(8) 特徴をもつ。この場合言うまでもなく全反射部以外は低
損失な先導波路、例えばキャリア濃度が1O14c11
1程度をもつG a A s高抵抗層で構成する必要が
ある。
以上は、G a A s活性層の場合について説明した
が、GaAs−AQGaAsといった超格子で形成され
た場合には更にこの現像が顕著にあられれる。
が、GaAs−AQGaAsといった超格子で形成され
た場合には更にこの現像が顕著にあられれる。
第5図は一例として、AMGaAs障壁層の厚みが93
人とG a A s井戸層の厚みが83人における屈折
率の光子エネルギスペクトラムである。第5図かられか
るように、光子エネルギーが1.5I3V近辺で幅0.
2 e Vの大きな分散カーブを示している。これは光
の波長では0.83μm近辺で0.06μmの幅をもつ
ことに相当する。このような分散をもつ超格子にキャリ
アを注入していくと、分散カーブは平坦になろうとし、
第3図に示したものと同様に屈折率の変化が生じる。超
格子構造の場合は、G a A s単層の場合にくらべ
約30倍程度分散が大きいため屈折率の変化も1桁以上
、すなわち±0.3が期待できる。この場合には第1図
に示(9) した2本の光導波路の分離角(2θ)は約45度となり
光スイッチ長は完全に1圃以下と/J%さく、光量積比
が可能になる。また超格子構造の場合には、第6図に示
すように吸収係数はレーザ発振値で急激に減少している
。光伝送損失にすると約400 d B / cmとな
り、G a A s単層の場合にくらべ損失は半分以下
である。このため全反射部の厚さもlOμm程度と大き
く取れるという利点がある。
人とG a A s井戸層の厚みが83人における屈折
率の光子エネルギスペクトラムである。第5図かられか
るように、光子エネルギーが1.5I3V近辺で幅0.
2 e Vの大きな分散カーブを示している。これは光
の波長では0.83μm近辺で0.06μmの幅をもつ
ことに相当する。このような分散をもつ超格子にキャリ
アを注入していくと、分散カーブは平坦になろうとし、
第3図に示したものと同様に屈折率の変化が生じる。超
格子構造の場合は、G a A s単層の場合にくらべ
約30倍程度分散が大きいため屈折率の変化も1桁以上
、すなわち±0.3が期待できる。この場合には第1図
に示(9) した2本の光導波路の分離角(2θ)は約45度となり
光スイッチ長は完全に1圃以下と/J%さく、光量積比
が可能になる。また超格子構造の場合には、第6図に示
すように吸収係数はレーザ発振値で急激に減少している
。光伝送損失にすると約400 d B / cmとな
り、G a A s単層の場合にくらべ損失は半分以下
である。このため全反射部の厚さもlOμm程度と大き
く取れるという利点がある。
以上説明したように、全反射を生じさせる領域にキャリ
ア注入による屈折率変化を生じる半導体媒質を用いるこ
とにより、小型、高性能な光スィッチが構成できる。
ア注入による屈折率変化を生じる半導体媒質を用いるこ
とにより、小型、高性能な光スィッチが構成できる。
なお以上の説明ではG a A s系の半導体について
のみ説明したが、I n P y I n GaAsP
g GaSb。
のみ説明したが、I n P y I n GaAsP
g GaSb。
GaAQAsSbの場合についても全く同様である。
また本光スィッチの特徴としては半導体レーザと同様な
構成のため、半導体レーザと一体化して外部変調器とし
て使用できること、従来の光スィッチはほとんど単一モ
ードスイッチでしか動作しく10) ないのに対して、例えば超格子構造の場合には光導波路
の分離角(2θ)を45度と取らないで20度程度にし
ておくと多モードスイッチとしても働くという大きな特
徴をもっている。
構成のため、半導体レーザと一体化して外部変調器とし
て使用できること、従来の光スィッチはほとんど単一モ
ードスイッチでしか動作しく10) ないのに対して、例えば超格子構造の場合には光導波路
の分離角(2θ)を45度と取らないで20度程度にし
ておくと多モードスイッチとしても働くという大きな特
徴をもっている。
なお、以上の場合の説明には全反射型を用いたがブラッ
グ回折を用いるように電極を光導波路の交叉部にある最
適な間隔で配置した構成にすれば、全反射ではなくブラ
ッグ回折が得られ先導波路の分離角は更に大きくなる。
グ回折を用いるように電極を光導波路の交叉部にある最
適な間隔で配置した構成にすれば、全反射ではなくブラ
ッグ回折が得られ先導波路の分離角は更に大きくなる。
以上述べてきた原理にもとづいた光スィッチはすでに松
材らによって特願昭58−242049号出願に見られ
るごとく提案されている。同提案では、電流によって屈
折率を変化させる層をInP−InQaA、sPのよう
なヘテロ型超薄膜で構成している。しかし一般にヘテロ
型超格子薄膜の作製には格子整合のために厳密な組成制
御が必要であり、高度のエピタキシャル成長技術を要す
ると共に、材料系にも制限が生じる。
材らによって特願昭58−242049号出願に見られ
るごとく提案されている。同提案では、電流によって屈
折率を変化させる層をInP−InQaA、sPのよう
なヘテロ型超薄膜で構成している。しかし一般にヘテロ
型超格子薄膜の作製には格子整合のために厳密な組成制
御が必要であり、高度のエピタキシャル成長技術を要す
ると共に、材料系にも制限が生じる。
本発明はこの超格子薄膜をn型およびP型の同(11)
一物質で構成したいわゆるn1pi型超格子とすること
によって前述の欠点を除去し、材料の制限が無く、かつ
作製が容易な高性能の光スィッチを提供することにある
。
によって前述の欠点を除去し、材料の制限が無く、かつ
作製が容易な高性能の光スィッチを提供することにある
。
前に述べた電流注入による屈折率変化の効果はGaAs
−AQGaAsのようなヘテロ型超格子だけでは無く、
n型G a A sとp型G a A sを積層したn
1pi型超格子においても同様に表われる。P型層とn
型のG a A s層を各々90人積層した超格子薄膜
の屈折率の光子エネルギースペク1〜ラムは、実効禁制
帯幅がG a A s単独層の場合よりも約200m
e V減少しているが、分数の型は第5図とほぼ同程度
であり、したがってヘテロ型超格子の場合と同じように
±0,3程度の屈折率変化を生じる。
−AQGaAsのようなヘテロ型超格子だけでは無く、
n型G a A sとp型G a A sを積層したn
1pi型超格子においても同様に表われる。P型層とn
型のG a A s層を各々90人積層した超格子薄膜
の屈折率の光子エネルギースペク1〜ラムは、実効禁制
帯幅がG a A s単独層の場合よりも約200m
e V減少しているが、分数の型は第5図とほぼ同程度
であり、したがってヘテロ型超格子の場合と同じように
±0,3程度の屈折率変化を生じる。
それゆえ前述の光スィッチとしての利点はそのまま保存
される。一方、積層する簿膜結晶は全く同一の物質であ
り、ドーピング材が異なるのみであるから異種物質間の
格子整合の必要が全く無く、非常に容易に超格子を作製
することができる。
される。一方、積層する簿膜結晶は全く同一の物質であ
り、ドーピング材が異なるのみであるから異種物質間の
格子整合の必要が全く無く、非常に容易に超格子を作製
することができる。
(12)
〔発明の実施例〕
以下本発明の実施例を第1図を用いて説明する。
Stドープ(100)GaAs基板を用い分子ビームエ
ピタキシャル(MBE)法により、n型G a A s
とP型G a A s、各々90人を厚み1.5μm成
長させた。この超格子層のバンドギャップは1.1μm
となるようにドーピング量を調整した。
ピタキシャル(MBE)法により、n型G a A s
とP型G a A s、各々90人を厚み1.5μm成
長させた。この超格子層のバンドギャップは1.1μm
となるようにドーピング量を調整した。
次に液相成長法により厚み約2μmのGaAQAsクラ
ッド層を形成した。次に光導波路の交叉部5−1.5−
2.5−3.5−4の対角線上に通常のリソグラフは技
術とイオンミリング法を用いて長さ30μm、幅4μm
のストライプを第1図の5−1の配置のように4本形成
した。続いてストライプ以外のG a A s基板上に
液相成長法によりG a A s高抵抗エピタキシャル
層を3μm成長させた。その後光導波路2−1.2−2
.3−1.3−2を幅5μm深さ0.5μmのリッジ型
にイオンミリング法で形成した。この時の光導波路の分
離角(2θ)は15度、光導波路の間隔を125μmと
した。作製した長さ1.6 mの4×4光スイツ(13
) チに波長1.1μmの半導体レーザ光を入射したところ
光導波路は多モードであった。超格子部に電流を28m
A流したときの光スィッチの消光比は一30dB以下と
小さく、伝送損失も2dB以下と良好であった。
ッド層を形成した。次に光導波路の交叉部5−1.5−
2.5−3.5−4の対角線上に通常のリソグラフは技
術とイオンミリング法を用いて長さ30μm、幅4μm
のストライプを第1図の5−1の配置のように4本形成
した。続いてストライプ以外のG a A s基板上に
液相成長法によりG a A s高抵抗エピタキシャル
層を3μm成長させた。その後光導波路2−1.2−2
.3−1.3−2を幅5μm深さ0.5μmのリッジ型
にイオンミリング法で形成した。この時の光導波路の分
離角(2θ)は15度、光導波路の間隔を125μmと
した。作製した長さ1.6 mの4×4光スイツ(13
) チに波長1.1μmの半導体レーザ光を入射したところ
光導波路は多モードであった。超格子部に電流を28m
A流したときの光スィッチの消光比は一30dB以下と
小さく、伝送損失も2dB以下と良好であった。
〔発明の効果〕
本発明によれば電流を印加するだけで屈折率を大きく変
えることができるスイッチを高度なエピタキシャル技術
を用いず、しかも広い材料を用いて作製することができ
るので、実用上大きな効果が得られる。
えることができるスイッチを高度なエピタキシャル技術
を用いず、しかも広い材料を用いて作製することができ
るので、実用上大きな効果が得られる。
第1図は全反射型光スイッチアレイの一部分を示す平面
図、第2図は第1図n−n線における部分断面図である
。第3図、第4図はG a A s埋込みへテロ構造半
導体レーザにおける屈折率変化と吸収係数のスペクトル
を示す図で、第5図、第6図はGaAs−AQGaAs
超格子構造のレーザにおける屈折率と吸収係数のスペク
トルを示す図である□。 ■・・・基板結晶、2−1.2−2.3−1.3−2(
14) ・・・光導波路、4−1.4−2.4−3.4−4・・
・(15) 第 l 目 −1 第2図 −7
図、第2図は第1図n−n線における部分断面図である
。第3図、第4図はG a A s埋込みへテロ構造半
導体レーザにおける屈折率変化と吸収係数のスペクトル
を示す図で、第5図、第6図はGaAs−AQGaAs
超格子構造のレーザにおける屈折率と吸収係数のスペク
トルを示す図である□。 ■・・・基板結晶、2−1.2−2.3−1.3−2(
14) ・・・光導波路、4−1.4−2.4−3.4−4・・
・(15) 第 l 目 −1 第2図 −7
Claims (1)
- ■−■化合物半導体結晶基板上に周囲より屈折率の高い
互いに交叉する複数組の光導波路および交叉部に上記両
光導波路に対して所定の角度に形成された使用波長にバ
ンドギャップが近接する少なくとも1つの■−■化合物
半導体ストライプ層を備え、上記ストライプ層に電流を
印加して当該領域の屈折率を変化させて伝搬光を反射ま
たは回折させて光のスイッチングを行う素子において、
当該領域がn型およびp型の■−■化合物半導体を交互
に積層した超格子薄膜で構成されていることを特徴とし
た光スィッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9096384A JPS60235123A (ja) | 1984-05-09 | 1984-05-09 | 光スイツチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9096384A JPS60235123A (ja) | 1984-05-09 | 1984-05-09 | 光スイツチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60235123A true JPS60235123A (ja) | 1985-11-21 |
Family
ID=14013148
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9096384A Pending JPS60235123A (ja) | 1984-05-09 | 1984-05-09 | 光スイツチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60235123A (ja) |
-
1984
- 1984-05-09 JP JP9096384A patent/JPS60235123A/ja active Pending
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