JPH0355442Y2 - - Google Patents

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JPH0355442Y2
JPH0355442Y2 JP9938885U JP9938885U JPH0355442Y2 JP H0355442 Y2 JPH0355442 Y2 JP H0355442Y2 JP 9938885 U JP9938885 U JP 9938885U JP 9938885 U JP9938885 U JP 9938885U JP H0355442 Y2 JPH0355442 Y2 JP H0355442Y2
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JP
Japan
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control arm
body frame
suspension system
bell crank
lower control
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JP9938885U
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JPS628110U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は車両の懸架装置に関し、特に四輪車
両に使用されるダブルウイツシユボーン式懸架装
置の改良に関する。
〔従来技術〕
第3図は従来のダブルウイツシユボーン式懸架
装置10を示す車体フレーム12の要部概念図
で、特に前輪14の懸架に使用した場合を示して
いる。
このダブルウイツシユボーン式懸架装置(以下
単に懸架装置と言う)10は、車体フレーム12
の側方に回動自在に支承されたアツパ、およびロ
アコントロールアーム16,18と、この各アー
ム16,18の先端にボールジヨイント等を介し
て支承されたステアリングナツクル20と、前記
ロアコントロールアーム16と前記車体フレーム
12とにそれぞれ各一端22a,22bが支承さ
れたクツシヨンユニツト22とにより構成されて
いる。このような従来の懸架装置10によると、
クツシヨンユニツト22はロアコントロールアー
ム16と車体フレーム12とにそれぞれ連結して
いるので、クツシヨンユニツト22のストローク
量は前輪12のストローク量に対し一次関数的に
変化する。
ところで、近年エンジン等の高性能化に伴つて
懸架装置の路面に対する追従性が一層強く要求さ
れているが、このような要求を満すためには、一
般にプログレツシブ(累進的)なクツシヨン特性
を持つ懸架装置が必要とされている。
〔考案の目的〕
この考案は上述した問題点に鑑み、プログレツ
シブなクツシヨン特性を持つた四輪車両の懸架装
置を提供する。
〔考案の構成〕
この考案では、一端を車体フレームの側方に回
動自在に支承させたアツパコントロールアームと
ロアコントロールアームとを具えたダブルウイツ
シユボーン式懸架装置において、前記車体フレー
ムに支承させた前記ロアおよびアツパーコントロ
ールアームの各一端をそれぞれ車体フレーム側に
延設するとともに、この延設したロアおよびアツ
パーコントロールアームの各端部をリンク式クツ
シヨンユニツトで連結するようにしている。
〔実施例〕
以下、本考案に係る懸架装置の一実施例を詳述
する。
第1図は本考案のダブルウイツシユボーン式懸
架装置(以下単に懸架装置と言う)30を示す車
体フレーム32の要部概念図である。
この懸架装置30のアツパおよびロアコントロ
ールアーム34,36は、それぞれブラケツト3
8,40を介して車体フレーム32の側方に回動
自在に支承されている。そして、これらのアツパ
およびロアコントロールアーム34,36の一方
端34a,36aはステアリングナツクル20に
連結されている。またこのアツパおよびロアコン
トロールアーム34,36はそれらの各他方端部
34b,36bが車体フレーム32側にそれぞれ
延設されており、それらの端部34b,36bは
リンク式クツシヨンユニツト42によつて連結さ
れている。このリンク式クツシヨンユニツト42
は、懸架装置30の組立分解斜視図で示す第2図
のように、クツシヨンユニツトとしてのシヨツク
アブソーバ44と、ベルクランク46と、クツシ
ヨンロツド48とによつて構成されており、ベル
クランク46は第1図に示すように、車体フレー
ム32に固着されたブラケツト50に回動自在に
支承されている。そして、シヨツクアブソーバ4
4の一端44aはベルクランク46の一端46a
に回動自在に支承され、また他端44bはアツパ
コントロールアーム34の端部34bに回動自在
に支承されている。またクツシヨンロツド48の
一端48aは、ベルクランク46の他端46bに
回動自在に支承され、クツシヨンロツド48の他
端48bはロアコントロールアーム36の端部3
6bに回動自在に支承されている。
次に上述した懸架装置30の作用を説明する。
第1図に示すように、前輪14が路面24の起
伏により矢印A方向に上動すると、アツパおよび
ロアコントロールアーム34,36の各端部34
b,36bはそれぞれ矢印B方向に回転する。ロ
アコントロールアーム36が矢印B方向に回転す
るとベルクランク46の一端46aは矢印C方向
に回転するため、シヨツクアブソーバ44はベル
クランク46の一端46aとアツパコントロール
アーム34の端部34bとによつて強く圧縮され
る。即ち、シヨツクアブソーバ44の圧縮ストロ
ークはベルクランク46の一端46aの回動量
と、アツパコントロールアーム36の端部36b
の回動量とが加算されたものとなる。
なお、このクツシヨン特性は、第2図で示すよ
うに、ベルクランク46の支点から、各一端46
a,46bまでの距離r1,r2、アツパコントロー
ルアーム34の支点から端部34bまでの距離
r3、ロアコントロールアーム36の支点から端部
36bまでの距離r4をそれぞれ適当な値に設定す
ることによつて適宜に変化させることができる。
また、本考案では上記実施例で採用したシヨツク
アブソーバ44に替えて単にスプリングのみを採
用することもできる。さらにまた、上記実施例で
は、前輪14の懸架装置として使用する場合につ
いて述べたが、勿論本考案は上記実施例に限定さ
れることなく後輪の懸架装置として使用しても良
い。
〔考案の効果〕
この考案は、プログレツシブなクツシヨン特性
が得られるので、車輪の路面に対する追従性が向
上する。またリンク式クツシヨンユニツトを車体
フレーム側に接近させ配設しているので、重量の
集中化が図れ、そのため車両の動作特性が向上す
る。またクツシヨンユニツトは両端から圧縮され
るので、大きなサスペンシヨンストロークを確保
することが出来、このため不整地等の走破性が向
上する。さらに、クツシヨンユニツトを直接ロア
コントロールアームに連結させていないので、バ
ネ下荷重が軽減し、このため乗心地良い車両を提
供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の懸架装置を示す車体フレーム
の概念図、第2図は本考案に係わる懸架装置の組
立分解斜視図、第3図は従来の懸架装置を示す車
体フレームの概念図である。 30……ダブルウイツシユボーン式懸架装置、
32……車体フレーム、34……アツパコントロ
ールアーム、34a,36a……一端、34b,
36b……端部、36……ロアコントロールアー
ム、42……リンク式クツシヨンユニツト、44
……クツシヨンユニツト、46……ベルクラン
ク、46a……一端、46b……他端、48……
クツシヨンロツド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端を車体フレームの側方に回動自在に支承さ
    せたアツパコントロールアームと、ロアコントロ
    ールアームとを具えたダブルウイツシユボーン式
    懸架装置において、前記アツパコントロールアー
    ムとロアコントロールアームの各一端をそれぞれ
    車体フレーム側に延設するとともに、この延設し
    た各アームの一端との間に、前記車体フレームに
    回動自在に支承されたベルクランクと、該ベルク
    ランクの一端と前記アツパコントロールアームの
    一端とを連結するクツシヨンユニツトと、前記ロ
    アコントロールアームの一端と前記ベルクランク
    の他端とを連結するコンプレツシヨンロツドとに
    より構成されたリンク式クツシヨンユニツトを介
    在させるようにしたことを特徴とする四輪車両の
    懸架装置。
JP9938885U 1985-06-28 1985-06-28 Expired JPH0355442Y2 (ja)

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JP9938885U JPH0355442Y2 (ja) 1985-06-28 1985-06-28

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JP9938885U JPH0355442Y2 (ja) 1985-06-28 1985-06-28

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JPS628110U JPS628110U (ja) 1987-01-19
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SE531036C2 (sv) * 2007-04-02 2008-11-25 Bae Systems Haegglunds Ab Hjulupphängning för hjulfordon

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JPS628110U (ja) 1987-01-19

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