JPS5914252Y2 - 自動車の独立懸架装置 - Google Patents
自動車の独立懸架装置Info
- Publication number
- JPS5914252Y2 JPS5914252Y2 JP16565179U JP16565179U JPS5914252Y2 JP S5914252 Y2 JPS5914252 Y2 JP S5914252Y2 JP 16565179 U JP16565179 U JP 16565179U JP 16565179 U JP16565179 U JP 16565179U JP S5914252 Y2 JPS5914252 Y2 JP S5914252Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle body
- suspension system
- control arms
- pair
- independent suspension
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、左右の独立車輪に連なる前後一対のコントロ
ールアームの基端を左右一対の枢軸を介して車体に取付
けてなる、自動車の独立懸架装置の改良に関する。
ールアームの基端を左右一対の枢軸を介して車体に取付
けてなる、自動車の独立懸架装置の改良に関する。
第1図はこの種の後輪懸架装置の一般的構成(特公昭5
1−21494号公報参照)を示すもので、1は後車輪
Wを支持する独立車軸、2,3は前後一対のコントロー
ルアーム、4はそれらを車体Bに連結する枢軸、5はス
トラット型ショックアブソーバ、6はラジアスロッドで
ある。
1−21494号公報参照)を示すもので、1は後車輪
Wを支持する独立車軸、2,3は前後一対のコントロー
ルアーム、4はそれらを車体Bに連結する枢軸、5はス
トラット型ショックアブソーバ、6はラジアスロッドで
ある。
それにおいて、車輪Wは路面の凸部を乗り越えるたびに
後方荷重F。
後方荷重F。
を受け、それに伴い一対のコントロールアーム2,3に
互いに逆方向の軸力F1.F2が作用し、これらが枢軸
4を介して車体Bに加振してロードノイズを生起する。
互いに逆方向の軸力F1.F2が作用し、これらが枢軸
4を介して車体Bに加振してロードノイズを生起する。
本考案は、上記ロードノイズを効果的に吸収し得て乗心
地を良好にする、小型軽量で構造簡単な前記懸架装置を
提供することを目的とする。
地を良好にする、小型軽量で構造簡単な前記懸架装置を
提供することを目的とする。
以下、第2〜4図により本考案を後部懸架装置に適用し
た一実施例について説明すると、左右の後車輪W、Wを
回転自在に支承する独立車軸1゜1は、それぞれ前後一
対のコントロールアーム2゜3:2,3を介して車体B
に昇降自在に連結され、さらに各車軸1,1にはその昇
降運動を緩衝するためのストラット型ショックアブソー
バ5,5が、またその前後揺動を規制するラジアスロッ
ド6゜6がそれぞれ連結される。
た一実施例について説明すると、左右の後車輪W、Wを
回転自在に支承する独立車軸1゜1は、それぞれ前後一
対のコントロールアーム2゜3:2,3を介して車体B
に昇降自在に連結され、さらに各車軸1,1にはその昇
降運動を緩衝するためのストラット型ショックアブソー
バ5,5が、またその前後揺動を規制するラジアスロッ
ド6゜6がそれぞれ連結される。
以上は従来普通の構成であり、本考案ではコントロール
アーム2,3;2.3と車体Bとの各間を次のように連
結する。
アーム2,3;2.3と車体Bとの各間を次のように連
結する。
対をなすコントロールアーム2,3の端部には弾性ブツ
シュ体7,8がそれぞれ付設されており、両弾性ブツシ
ュ体7,8の間に同軸的に配置される第2の弾性ブツシ
ュ体9が、車体Bの床下に固着されるブラケツ)Baに
付設され、これら3個の弾性ブツシュ体7. 8. 9
は、枢軸4に挿通されて互いに連結される。
シュ体7,8がそれぞれ付設されており、両弾性ブツシ
ュ体7,8の間に同軸的に配置される第2の弾性ブツシ
ュ体9が、車体Bの床下に固着されるブラケツ)Baに
付設され、これら3個の弾性ブツシュ体7. 8. 9
は、枢軸4に挿通されて互いに連結される。
かくしてコントロールアーム2,3;2,3の基端をそ
れぞれ支承する左右一対の枢軸4,4は車体Bに弾支さ
れ、そして車体Bから遊離したチャンネル形クロスメン
バ10により相互に連結される。
れぞれ支承する左右一対の枢軸4,4は車体Bに弾支さ
れ、そして車体Bから遊離したチャンネル形クロスメン
バ10により相互に連結される。
尚、図中11.12はコントロールアーム2,3の各先
端に付設した弾性ブツシュ体、13はそれらを車軸1に
連結するボルトである。
端に付設した弾性ブツシュ体、13はそれらを車軸1に
連結するボルトである。
而して、車輪Wの昇降運動時、コン)へロールアーム2
,3は弾性ブツシュ体7,8に変形を与えながら枢軸4
周りに上下に揺動する。
,3は弾性ブツシュ体7,8に変形を与えながら枢軸4
周りに上下に揺動する。
また路面から一方の車輪W、車軸1、コントロールアー
ム2゜3へと伝達する振動は、弾性ブツシュ体7,8に
より先ず減衰され、それらを通過した振動は一方の弾性
ブツシュ体9と、クロスメンバ10を介シて他方の弾性
ブツシュ体9とに作用するので、左右両方の弾性ブツシ
ュ体9,9より効果的に減衰される。
ム2゜3へと伝達する振動は、弾性ブツシュ体7,8に
より先ず減衰され、それらを通過した振動は一方の弾性
ブツシュ体9と、クロスメンバ10を介シて他方の弾性
ブツシュ体9とに作用するので、左右両方の弾性ブツシ
ュ体9,9より効果的に減衰される。
さらに、一方の車輪Wが路面の凸部を乗り越えるとき受
ける後方荷重F。
ける後方荷重F。
によりコントロールアーム2,3にFl、F2の軸力が
加わり、一方の枢軸4にモーメントが作用すれば、それ
はクロスメンバ10を介して他方の枢軸4にも作用する
から、この場合も両方の弾性ブツシュ体9,9により上
記モーメントは確実に支承、吸収される。
加わり、一方の枢軸4にモーメントが作用すれば、それ
はクロスメンバ10を介して他方の枢軸4にも作用する
から、この場合も両方の弾性ブツシュ体9,9により上
記モーメントは確実に支承、吸収される。
即ち、両弾性ブツシュ体9,9は、振動、モーメントに
対する負担を互いに減少させるものである。
対する負担を互いに減少させるものである。
以上のように本考案によれば、前後一対のコントロール
アーム2,3;2,3の基端を支承する左右一対の枢軸
4,4を弾性ブツシュ体9,9を介して車体Bに架装す
ると共に、車体Bから遊離したクロスメンバ10により
両板軸4,4間を連結して、前記両弾性ブツシュ体9,
9が路面からの振動、モーメントに対する負担を互いに
減少させるようにしたので、各弾性ブツシュ体9に軟い
ゴムの使用が可能になって振動遮断性を著しく向上させ
ることができ、ロードノイズの発生を効果的に防止する
ことができる。
アーム2,3;2,3の基端を支承する左右一対の枢軸
4,4を弾性ブツシュ体9,9を介して車体Bに架装す
ると共に、車体Bから遊離したクロスメンバ10により
両板軸4,4間を連結して、前記両弾性ブツシュ体9,
9が路面からの振動、モーメントに対する負担を互いに
減少させるようにしたので、各弾性ブツシュ体9に軟い
ゴムの使用が可能になって振動遮断性を著しく向上させ
ることができ、ロードノイズの発生を効果的に防止する
ことができる。
またクロスメンバ10は単に両板軸4,4を連結するだ
けの比較的短いもので足りるから、軽量構造でありなが
ら、その曲げ共振点を高く設定でき、ロードノイズの遮
断に有効である。
けの比較的短いもので足りるから、軽量構造でありなが
ら、その曲げ共振点を高く設定でき、ロードノイズの遮
断に有効である。
さらにコントロールアーム2,3と車体Bとの連結が一
体の枢軸4により行われるので、部品点数が少なく構造
が簡単であり、装置の小型化、軽量化に大いに寄与する
ものである。
体の枢軸4により行われるので、部品点数が少なく構造
が簡単であり、装置の小型化、軽量化に大いに寄与する
ものである。
第1図は従来一般の独立懸架装置の斜視図、第2図は本
考案装置の一実施例の斜視図、第3図はその背面図、第
4図は第3図のI■−■■線拡大断面図である。 B・・・車体、1・・・車軸、2,3・・・コントロー
ルアーム、4・・・枢軸、7.8.9・・・弾性ブツシ
ュ体、10・・・クロスメンバ。
考案装置の一実施例の斜視図、第3図はその背面図、第
4図は第3図のI■−■■線拡大断面図である。 B・・・車体、1・・・車軸、2,3・・・コントロー
ルアーム、4・・・枢軸、7.8.9・・・弾性ブツシ
ュ体、10・・・クロスメンバ。
Claims (1)
- 左右の独立車軸1,1に連なる前後一対のコントロール
アーム2,3:2,3の基端をそれぞれ弾性ブツシュ体
7,8ニア、8を介して左右一対の枢軸4,4により支
承し、これら枢軸4,4をそれぞれ第2の弾性ブツシュ
体9,9を介して車体Bに架装すると共に、車体Bから
遊離したクロスメンバ10により前記両部軸4,4間を
連結してなる、自動車の独立懸架装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16565179U JPS5914252Y2 (ja) | 1979-11-30 | 1979-11-30 | 自動車の独立懸架装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16565179U JPS5914252Y2 (ja) | 1979-11-30 | 1979-11-30 | 自動車の独立懸架装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5683508U JPS5683508U (ja) | 1981-07-06 |
JPS5914252Y2 true JPS5914252Y2 (ja) | 1984-04-26 |
Family
ID=29676557
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16565179U Expired JPS5914252Y2 (ja) | 1979-11-30 | 1979-11-30 | 自動車の独立懸架装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5914252Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-11-30 JP JP16565179U patent/JPS5914252Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5683508U (ja) | 1981-07-06 |
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