JPH0355404Y2 - - Google Patents

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JPH0355404Y2
JPH0355404Y2 JP1987043322U JP4332287U JPH0355404Y2 JP H0355404 Y2 JPH0355404 Y2 JP H0355404Y2 JP 1987043322 U JP1987043322 U JP 1987043322U JP 4332287 U JP4332287 U JP 4332287U JP H0355404 Y2 JPH0355404 Y2 JP H0355404Y2
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small
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diameter cylindrical
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、蓋体内に収容された空気加圧ポンプ
を操作してその加圧空気によつて液体容器本体内
の液体を一連の液体注出通路を通して外部へ注出
し得るようにしたポンプ注液式液体容器に関し、
さらに詳しくはそのようなポンプ注液式液体容器
におけるポンプ装置に関するものである。
(従来技術) 第4図には、従来の一般的なポンプ注液式液体
容器(例えば実開昭60−109543号公報)が示され
ている。この従来のポンプ注液式液体容器では、
空気加圧ポンプ(ベローズポンプ)112は蓋体
111内に収容されていて、核蓋体111の上部
中央に設けた押板摺動穴119内に設置している
ポンプ押板113を押圧操作することにより、空
気加圧ポンプ112を操作し得るようになつてい
る。
ところで、この種の一般的なポンプ注液式液体
容器においては、空気加圧ポンプ(ベローズポン
プ)は、ポンプ底部が蓋体に固定されポンプ上部
112aが水平方向及び上下方向にフリー状態で
設置されている。そのため例えばこの従来のポン
プ注液式液体容器では、ポンプ操作時(ポンプ押
板113の押圧時)にポンプ上部112aが水平
方向に位置ずれしたりあるいは核ポンプ上部11
2aが傾いたりすることがあり、そのときには正
常なポンプ操作が行えなくなるおそれがあつた。
又、この種のポンプ注液式液体容器において
は、押板摺動穴119を形成している蓋体内筒1
22の高さを大きくするほどポンプ押板113の
上下動ストロークを大きくできるとともに押板ガ
イド部分が長くなつてポンプ押板113を安定し
た状態で押圧操作し得るようになるが、このよう
に蓋体内筒122の高さを大きくすると、ポンプ
上部112aに設けられた吸入弁140とポンプ
押板113との間の間隔が大きくなつて、核ポン
プ押板113の下面に下向きに突出形成される弁
押圧部113aの長さが大きくなる。そしてこの
ように弁押圧部113aの長さが大きくなると、
核弁押圧部113aと吸入弁140との位置合せ
が難かしくなるとともに、ベローズポンプ112
の上部112aが水平方向により一層フラつき易
くなるという問題もある。尚、上記した蓋体内筒
122の高さを小さくすると、弁押圧部113a
と吸入弁140との位置合せの問題は軽減される
が、ポンプストロークが小さくなつたり、あるい
はポンプ押板113を押し過ぎたとき(ポンプ押
板113の外周縁が蓋体内筒122の下端よりさ
らに下方まで押し下げ可能な形式のものにおい
て)に押板摺動穴119から蓋体内部(蓋体内部
122の下端)が見えるおそれがあり、そのとき
には見映えが悪くなるという問題もあつた。
尚、公知のポンプ注液式液体容器の中には、第
5図(実公昭58−11324号公報)に示すように空
気加圧ポンプとして、大径の下部ベローズ部23
6aと小径の上部ベローズ部236bとを一体成
形してなる二段ベローズポンプ212を備えたも
のがある。上部ベローズ部236bは蓋体211
の上部中央に設けられた押板摺動穴219内に臨
ませている。そしてこの二段ベローズポンプ21
2は、ポンプ押板213を押圧すると、まず上部
ベローズ部236bが縮小し(鎖線236b′で示
す状態)、それに続いて下部ベローズ部236a
が縮小する(鎖線236a′で示す状態)ようにな
つており、蓋体211内の容積を大きくすること
なく一回当りのポンプ吐出量を多くし得るように
なつている。ところが、この公知(第5図)のポ
ンプ注液式液体容器でも、ベローズポンプ212
を水平方向及び上下方向にガイドする特別の手段
は設けられておらず、ポンプ操作時にベローズポ
ンプ212が水平方向に位置ずれしたりあるいは
傾いたりして正常なポンプ操作が行えなくなるお
それがあつた。
(考案の目的) 本考案は、上記した従来のポンプ注液式液体容
器におけるポンプ装置の問題点に鑑み、比較的簡
単な構成でもつて安定したポンプ操作が行えるよ
うにしたポンプ注液式液体容器を提案することを
目的とするものである。
(目的を達成するための手段) 本考案は、蓋体内に収容されている空気加圧ポ
ンプをポンプ押板で操作して核空気加圧ポンプか
らの加圧空気により液体容器本体内に収容されて
いる液体を一連の液体注出通路を通して外部へ注
出し得るようにしたポンプ注液式液体容器におい
て、前記空気加圧ポンプを、下段部に下板を一体
形成した大径ベローズ部と、上段部に上板を一体
成形した小径筒状部とを備えた異径2段ポンプと
して全体を一体成形により形成するとともに、前
記ポンプ押板に筒状側壁を形成して、核筒状側壁
内に前記小径筒状部を臨ませ、さらに核小径筒状
部の外側部に、環状カバー体を嵌合して、核環状
カバー体を前記ポンプ押板の筒状側壁内に上下動
自在に遊嵌させたことを特徴としている。
(作用) 本考案では、空気加圧ポンプを、下段部に下板
を一体成形した大径ベローズと、上段部に上板を
一体成形した小径筒状部とを備え且つ全体を一体
成形してなる異径2段ポンプとするとともに、前
記小径筒状部を、その外側部に環状カバー体を嵌
合した状態でポンプ押板の筒状側壁内に上下動自
在に遊嵌させているため、ポンプ押板による空気
加圧ポンプの押圧時において、環状カバー体とポ
ンプ押板筒状側壁とのガイド作用によつて小径筒
状部の水平方向への位置ずれおよび傾斜動が防止
され、空気加圧ポンプの円滑な作動が確保される
こととなるという作用が得られる。
(実施例) 第1図ないし第3図を参照して本考案の実施例
を説明する。
第1図ないし第3図に示す実施例のポンプ注液
式液体容器は、外ケース4の内部に真空断熱二重
瓶製の内容器5を収容しさらに核外ケース44の
上部に環状の肩部材6を備えてなる液体容器本体
1と、蓋体11内にベローズ式の空気加圧ポンプ
12、ポンプ押板13及び押板ロツク部材14を
収容してなる蓋ユニツト2と、内容器5の内外を
連絡する導液管ユニツト3とを備えて構成されて
いる。
導液管ユニツト3は、液体容器本体1の給液口
7を開閉する栓31に下方向に延びる縦間32と
横方向に延びる横管33とを栓内液通路34を介
して相互に連通状態で取付けて構成されている。
尚、縦管32、栓内液通路34及び横管33で、
内容器5の内外を連絡する一連の液体注出通路1
0を構成している。
横管33の先端には、比較的短小な長さをもつ
下向きの注口管53が無理嵌め(無理嵌合部5
4)固定されている。この注口管53と横管33
先端との間には、内容器5内の液体がなくなつた
ときに横管33先端から注口管53内に吐出され
る気液混りの液体から空気を分離するための、い
わゆるスプラツシユ防止用の空気通路55(円周
方向に1〜4箇所)が形成されている。尚、この
空気通路55は、幼児が誤って注口に口をつけて
吸引した場合において、液体の吸い上げを防止し
得る作用がある。又、この注口管53の内面に
は、核注口管53を横管33の先端に対して所定
深さだけ挿し込んだ位置で位置決めするための内
向きの縦リブ56(円周方向に1〜4箇所程度)
が形成されている。
肩部材6の周壁部の一部には、その上面から適
宜深さに達する切欠17が形成されている。この
切欠17は、導液管ユニツト3を装着するときに
その横管33を嵌入させるためのものである。
又、肩部材6の内面には、蓋ユニツト2を螺着脱
されるための雌ネジ18が形成されている。
蓋ユニツト2の蓋体11は、肩部材6の外径と
同径の外径を有し且つかなりの高さを有する略円
筒形に形成されている。又該蓋体11の上部は、
外筒21と該外筒21の上端から半径方向に適宜
間隔を隔て且つ適宜深さだけ内側下方に折返して
なる内筒22とを有する2重壁構造となつてい
る。内筒22の内部はポンプ押板13を収容する
ための押板摺動穴19となる。この押板摺動穴1
9の内面には、ポンプ押板13が蓋体11に対し
て回動しないようにするため縦向きガイド23が
形成されている。又、蓋体11の上面(外筒21
と内筒22の間の上面)には、後述する押板ロツ
ク部材14の操作部42を上方に突出させるため
のガイド穴20が形成されている。外筒21内面
の下端部には、後述するようにポンプ底板15に
形成した係合突片51を嵌合させるための小凹部
24が周方向に複数箇所(例えば3〜4箇所)形
成されている。
ポンプ押板13は、逆円筒容器形に成形されて
おり、核ポンプ押板13の筒状側壁25外面には
上記押板摺動穴19内面の縦向きガイド23と係
合する突条26が形成されていて、核突条26を
縦向きガイド23に押板摺動穴19内で回動不能
なる状態で上下方向にのみ摺動し得るようになつ
ている。又このポンプ押板13の筒状側壁25の
外面下端には、周方向に等間隔をもつて合計4箇
所にそれぞれ所定角度範囲(例えば角度10〜15°
の範囲)だけ外方に向けて突出す小突片27,2
7……が一体形成されている。このポンプ押板1
3は、蓋体11の下方から押板摺動穴19内に挿
入して組付けられる。尚、ポンプ押板13は、外
向きの各小突片27,27……が蓋体内筒22の
下面に衝合しているため、押板摺動穴19の上方
に抜け出すことはない。
空気加圧ポンプ12は、ブロー成型によつて成
型されたベローズ筒36の下面側に硬質合成樹脂
製のポンプ底板15を設けて構成されており、前
記ベローズ筒36は、下段部にあつて下板36c
を一体成形した大径ベローズ部36aと、上段部
にあつて上板36dを一体成形した小径筒状部3
6bとを備えた異径2段ポンプとして全体を一体
成形により形成されている。なお、前記小径筒状
部36bは、前記大径ベローズ36aより小径の
ベローズ状に成形されている。前記ベローズ筒3
6の上板36d中央には吸入口38が形成され、
該吸入口38には吸入弁40が設けられている。
前記ポンプ底板15の中央部には吐出口39が設
けられている。そしてこの空気加圧ポンプ12
は、大径ベローズ部36aが蓋体11の内筒22
下端よりさらに下側に位置しさらに小径筒状部3
6bがポンプ休止時において蓋体内筒22の内側
(ポンプ押板13の筒状側壁25内側)に所定高
さ範囲だけ差し込まれるようにして設置されてい
る。このようにベローズ筒36の上部に小径筒状
部36bを形成して、核小径筒状部36bを蓋体
内筒22内に差し込むようにして設置すると、小
径筒状部36bの上部に設けている吸入弁40と
ポンプ押板13の天板下面との間隔が小さくな
り、従つてポンプ押板13下面に設けられる吸入
弁押圧部13aの上下長さを小さくでき、核吸入
弁押圧部13aと吸入弁40との位置合せが容易
となる。小径筒状部36bは、この実施例ではベ
ローズ状に成型されていて上下方向に伸縮し得る
ようにされているが、核小径筒状部36bの肉厚
さは大径ベローズ部36aのそれよりかなり厚肉
とされており、核小径筒状部36bは大径ベロー
ズ部36aよりかなり収縮性が小さくなつてい
る。従つてこの空気加圧ポンプ12においては、
ポンプ押板13の押圧時に、第3図に示すように
小径筒状部36bはそのままの状態で大径ベロー
ズ部36aのみが収縮するようになている。又こ
の実施例の場合では、第3図において実線図示す
る如く、大径ベローズ部36aを最収縮させた状
態からさらにポンプ押板13を押し下げると、小
径筒状部36bが鎖線36b′で示すように収縮し
て、空気加圧ポンプ12をさらに圧縮せしめ得る
ようになている。このように空気加圧ポンプ12
を上下2段がそれぞれ収縮する(下段の大径ベロ
ーズ部36aが先に収縮した後、上段の小径筒状
部36bが収縮する)ようにし、さらに小径筒状
部36bを蓋体内筒22内に差し込むようにして
設置すると、通常ほとんど利用されていない蓋体
内筒22内の空所を有効利用できる。
空気加圧ポンプ12の小径筒状部36bの外側
部は、環状カバー体37で囲われている。この環
状カバー体37は、ポンプ押板13の筒状側壁2
5内径よりやや小さい外径をもち且つ空気加圧ポ
ンプ12の小径筒状部36bよりやや大きい内径
を有する筒壁37aの上端に内向きフランジ37
bを形成しさらに核筒壁37aの下端に外向きフ
ランジ37cを形成している。そしてこの環状カ
バー体37は、その上端の内向きフランジ37b
を小径筒状部36bの上面に単に載せて設置され
ている。この環状カバー体37は、ポンプ押板1
3の筒上側壁25内において水平方向に位置ずれ
しないようにガイドされており、又該環状カバー
体37の内側で上記小径筒状部36bが水平方向
に位置ずれしないようにガイドされている。従つ
てポンプ押板13の押圧時には、小径筒状部36
bが環状カバー体37(環状カバー体37はポン
プ押板筒状側壁25にガイドされている)にガイ
ドされているため、ポンプ上部が水平方向に位置
ずれしたりあるいは傾いたりすることなく、安定
した状態で上下動せしめられるようになつてい
る。
押板ロツク部材14は、蓋体内筒22の外径よ
りわずかに大きい内径をもつ環状部41の上部に
上方に突出する操作部42を一体成形するととも
に該環状部41の内面下端に前記ポンプ押板13
の小突片27,27……と係脱自在に係合する内
向きの小突片47,47……(合計4つ)を一体
成形して構成されている。環状部41は、筒状部
45の下端外面に外向きフランジ46を一体成形
している。
そしてこの押板ロツク部材14は、蓋体11の
下面側開口部から上方に向けて挿入してその筒状
部45を蓋体内筒22の外側に嵌合させるととも
に操作部42を蓋体11上面のガイド穴20を通
して上方に突出させるようにして装着され、この
装着状態においては操作部42がガイド穴20内
で左右に弧回動できる範囲内で該押板ロツク部材
14を蓋体11に対して弧回動せしめ得るように
なつている。そして押板ロツク部材14の装着状
態で操作部42を蓋体11上面のガイド穴20内
における左右いずれか一端側に位置させた状態で
は、押板ロツク部材14側の各小突片47,47
……がそれぞれポンプ押板13側の各小突片2
7,27……の直下近接位置に重合するようにな
り、又該操作部42をガイド穴20の他端側に位
置させた状態では、該押板ロツク部材14側の各
小突片47,47……がそれぞれポンプ押板13
側の各小突片27,27……に対して上下方向に
完全に非重合状態となるように設計されている。
ポンプ底板15の外周部には、前記蓋体外筒2
1の下端部内面に形成した小凹部24(合計3〜
4箇所)にそれぞれ無理嵌合される係合突片51
(合計3〜4箇所)が突出形成されている。そし
てこの空気加圧ポンプ12は、小径筒状部36b
の外側に環状カバー体37をかぶせた状態で、ベ
ローズ筒部分を蓋体11の下面側開口部から該蓋
体11内に差し込み、ポンプ底板15の各係合突
片51を蓋体外筒21の下端部内面の各小凹部2
4内に無理嵌合させることにより、該蓋体11に
一体化されている。尚、上記係合突片51は、ポ
ンプ底板15における半径方向に強度の高い部分
の外周部に設けられており、該係合突片51を上
記小凹部24内に無理嵌合させるとその嵌合強度
が大きくなる。
ポンプ底板15の外周寄り上面には、ベローズ
筒36の外側において前記押板ロツク部材14を
下方から支持するための支持部16が一体成形さ
れている。この支持部16は、この実施例ではポ
ンプ底板15の外周寄り上面における、周方向に
角度90°づつ変位させた位置の合計4箇所に、蓋
体11内における最上部に位置させた状態の押板
ロツク部材14のフランジ46下面に衝合する高
さを有する脚16a,16a……をそれぞれ一体
成形して形成されている。従つて押板ロツク部材
14は核各脚16a,16a……の上面で支持さ
れていて、もし押板ロツク部材14がポンプ押板
13によつて下方に押圧されても核押板ロツク部
材14が下動することがないようになつている。
ポンプ底板15の下面側には、前記肩部材6に
形成した雌ネジ18に螺合可能なる雄ネジ52が
形成されていて、この蓋ユニツト2全体を肩部材
6の上部に螺着脱自在に装着することができるよ
うになつている。尚、導液管ユニツト3及び蓋ユ
ニツト2の装着状態では、ポンプ吐出口39が栓
内空気通路35を介して内容器5と連通するよう
になつている。
この実施例のポンプ注液式液体容器において
は、ポンプ押板13を押圧すれば、空気加圧ポン
プ12が押圧操作されてその加圧空気が内容器5
内に吹き込まれ、その加圧空気によつて内容器5
内の液体が一連の液体注出通路10を通して外部
へ注出される。又、空気加圧ポンプ12の小径筒
状部36bの外側部が、環状カバー体37によつ
て核小径筒状部36bの水平方向の位置ずれが防
止される如くして囲われているので、ポンプ押板
13の押圧時に核小径筒状部36bが核環状カバ
ー体37にガイドされて核小径筒状部36bが水
平方向に位置ずれしたり傾いたりすることがな
く、安定したポンプ操作が行われる。又、この実
施例のポンプ注液式液体容器においては、小径筒
状部36bもベローズ状に形成されていて、ポン
プ押板13を押圧して大径ベローズ部36aを最
収縮させた(第3図の実線図示状態)後でも、さ
らにポンプ押板13を押圧することにより第3図
に鎖線36b′で示すように小径筒状部を収縮せし
め得るようになつている(ポンプの1回当たりの
吐出空気量が多くなる)。
(考案の効果) 本考案のポンプ注液式液体容器は、空気加圧ポ
ンプ12を、下段部に下板36cを一体成形した
大径ベローズ部36aと、上段部に上板36dを
一体成形した小径筒状部36bとを備え且つ全体
を一体成形してなる異径2段ポンプとするととも
に、前記小径筒状部36bを、その外側部に環状
カバー体37を嵌合した状態でポンプ押板13の
筒状側壁25内に上下動自在に遊嵌させて、ポン
プ押板13による空気加圧ポンプ12の押圧時に
おいて、環状カバー体37とポンプ押板筒状側壁
25とのガイド作用によつて小径筒状部36bの
水平方向への位置ずれおよび傾斜動を防止し得る
ようにしたので、空気加圧ポンプ12が常時安定
した状態(水平方向に位置ずれしたり傾いたりし
ない)で作動せしめられることとなり、環状カバ
ー体37を付設するという極めて簡易な構成によ
り、空気加圧ポンプ12の円滑な作動を確保する
ことができるという効果がある。
また、空気加圧ポンプ12を、下段部に下板3
6cを一体成形した大径ベローズ部36aと、上
段部に上板36dを一体成形した小径筒状部36
bとを備え且つ全体を一体成形してなる異径2段
ポンプとしているので、構成が簡略化されるとと
もに、空気加圧ポンプ12の組み込みも容易且つ
簡単に行えるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例にかかるポンプ注液式
液体容器の縦断面図、第2図は第1図のポンプ注
液式液体容器の分解斜視図、第3図は第1図の状
態変化図、第4図及び第5図はそれぞれ従来のポ
ンプ注液式液体容器の一部を断面とした図であ
る。 1……液体容器本体、2……蓋ユニツト、3…
…導液管ユニツト、5……内容器、10……液体
注出通路、11……蓋体、12……空気加圧ポン
プ、13……ポンプ押板、25……筒状側壁、3
6a……大径ベローズ部、36b……小径筒状
部、36c……下板、36d……上板、37……
環状カバー体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 蓋体11内に収容されている空気加圧ポンプ1
    2をポンプ押板13で操作して核空気加圧ポンプ
    12からの加圧空気により液体容器本体1内に収
    容されている液体を一連の液体注出通路10を通
    して外部へ注出し得るようにしたポンプ注液式液
    体容器であつて、 前記空気加圧ポンプ12は、下段部に下板36
    cを一体成形した大径ベローズ部36aと、上段
    部に上板36dを一体成形した小径筒状部36b
    とを備えた異径2段ポンプとして全体を一体成形
    により形成するとともに、 前記ポンプ押板13に筒状側壁25を形成し
    て、核筒状側壁25内に前記小径筒状部36bを
    臨ませ、 該小径筒状部36bの外側部に、環状カバー体
    37を嵌合して、核環状カバー体37を前記ポン
    プ押板13の筒状側壁25内に上下動自在に遊嵌
    させた、 ことを特徴とするポンプ注液式液体容器。
JP1987043322U 1987-03-23 1987-03-23 Expired JPH0355404Y2 (ja)

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JPS5513569B2 (ja) * 1975-04-04 1980-04-10

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