JPH0355186Y2 - - Google Patents

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JPH0355186Y2
JPH0355186Y2 JP2882485U JP2882485U JPH0355186Y2 JP H0355186 Y2 JPH0355186 Y2 JP H0355186Y2 JP 2882485 U JP2882485 U JP 2882485U JP 2882485 U JP2882485 U JP 2882485U JP H0355186 Y2 JPH0355186 Y2 JP H0355186Y2
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rack
cartridge
shutter
guide
disk
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、書込み自在のデイスク(Writable
Disc)と称される光デイスクや光磁気デイスク
の如き記録(書込み)及び再生(読取り)の両方
が可能なデイスクを用いるのに最適なデイスクカ
ートリツジに関するものである。
〔考案の概要〕
本考案は、記録媒体であるデイスクを合成樹脂
にて成形された上下ハーフからなるカートリツジ
内に収納させ、カートリツジの互いに直角な2つ
の側壁に沿つて夫々摺動自在の第1ラツク及び第
2ラツクを設けると共にこれら第1ラツクと第2
ラツクとをカートリツジ内に設けたギヤを有する
伝動機構によつて互いに連動させ、第2ラツクは
上下ハーフ間に水平に架設したガイド軸に沿つて
摺動自在に構成すると共にこの第2ラツクにはシ
ヤツターを取付け、第1ラツクをカートリツジ外
から摺動操作することにより複数のギヤを介して
第2ラツクを摺動させてカートリツジに設けられ
ている記録、再生用のヘツド挿入孔をシヤツター
にて開閉するように構成したデイスクカートリツ
ジにおいて、上記第2ラツクが上記ギヤから離脱
することを阻止するガイドリブを上記上下ハーフ
のうち少なくとも一方に一体に成形することによ
り、デイスクカートリツジの落下による衝撃等に
よつて、上記シヤツターの自重等により上記ガイ
ド軸が撓んで、上記第2ラツクが上記ギヤから離
脱されて、その第2ラツクとギヤとの噛合位相が
変化してしまうようなことを未然に防止できるよ
うにしたものである。
〔従来の技術〕
本考案の出願人が先に出願したデイスクカート
リツジの先願例(実開昭59−138278号)を第3図
〜第5図によつて説明する。
この先願例は、第3図に示す如く、光デイスク
や光磁気デイスクの如き記録媒体である書込み自
在のデイスク(Writable Disc)1を、ポリカー
ボネート樹脂等の合成樹脂にて成形されたほゞ四
角形状をなす上下ハーフ2,3からなるカートリ
ツジ4内に回転自在に収納させ、上下ハーフ2,
3の中央部には円形のターンテーブル挿入孔5を
設けると共にその一側部で中央部から外周部にか
けて記録、再生用のヘツド挿入孔である光学ヘツ
ド挿入孔6を設け、これら上下一対の光学ヘツド
挿入孔をステンレス板等の金属板にて成形された
断面ほゞコ形をなすシヤツター7によつて開閉す
るように構成したものである。なお上下ハーフ
2,3はこれらの周辺部で複数のビス8によるビ
ス止めによつて上下から組立てられている。
そしてこの先願例は、デイスクカートリツジを
シヤツター7側である矢印a方向からデイスクプ
レーヤ内に水平に挿入した時に、そのデイスクプ
レーヤ内に設けられているシヤツター開蓋用突起
9がカートリツジ4の一側壁4aに沿つて設けら
れている側溝10内に矢印b方向から相対的に挿
入され、その突起9によつて第1ラツク11が1
点鎖線で示す復動位置から点線で示す往動位置ま
で戻しばねに抗して矢印b方向に摺動されて、シ
ヤツター7が1点鎖線で示す閉蓋位置から実線で
示す開蓋位置までカートリツジ4の上記側壁4a
に対して直角な側壁4bに沿つて矢印c方向に開
蓋されるように構成されている。なおデイスクカ
ートリツジがデイスクプレーヤ内から矢印d方向
に水平に抜き取られると、突起9が矢印e方向に
相対的に離脱され、第1ラツク11及びシヤツタ
ー7が戻しばねによつて夫々1点鎖線で示す復動
位置と閉蓋位置とへ矢印e,f方向に復動される
ように構成されている。
次にこの先願例では、第4図及び第5図に示す
如く、カートリツジ4の一方の側壁4aに沿つて
矢印b,e方向に摺動自在の第1ラツク11の他
に、カートリツジ4の他方の側壁4bに沿つて矢
印c,f方向に摺動自在の第2ラツク12を設
け、これら両ラツク11,12をカートリツジ4
内に夫々回転自在に軸支した3つのギヤ13,1
4,15によつて互いに連動させ、第2ラツク1
2は上下ハーフ2,3間に水平に架設した金属棒
からなるガイド軸16に貫通孔17によつて挿通
させ、その第2ラツク12にシヤツター7を複数
のビス18によつてビス止めしていた。なお中間
のギヤ14に〓りコイルばねからなる戻しばね1
9が取付けられていて、この戻しばね19のばね
力によつてギヤ13,14,15を介して両ラツ
ク11,12が夫々矢印e,f方向に復動附勢さ
れている。そして前述した如く外部から突起9に
よつて第1ラツク11が戻しばね19のばね力に
抗して第4図で矢印b,e方向に摺動操作される
ことによつて、ギヤ13,14,15を介して第
2ラツク12を駆動して、この第2ラツク12を
ガイド軸16に沿つて第4図で矢印c,f方向に
摺動させるように構成していた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この先願例では、シヤツター7がステンレス等
の金属板にて成形されていて重量が重いために、
第2ラツク12を金属棒からなるガイド軸16に
よつて案内している。しかしながら、デイスクカ
ートリツジの落下時等によつて大きな衝撃が加え
られると、シヤツター7の自重等によつて長尺の
ガイド軸16が第4図及び第5図に1点鎖線で示
す如く矢印g方向に不測に大きく撓んで、第2ラ
ツク12がギヤ15から不測に離脱されて、その
第2ラツク12とギヤ15との噛合位相が不測に
変化してしまうことが往々にしてあつた。なお第
2ラツク12とギヤ15との噛合位相が変化する
と、第1ラツク11に対するシヤツター7の位相
が変化し、シヤツター7が第3図に1点鎖線で示
した閉蓋位置へ完全に復動されなくなつて光学ヘ
ツド挿入孔6が一部開いたまゝになる等、第1ラ
ツク11の摺動操作によるシヤツター7の開閉動
作を完全に行えなくなる致命的欠陥を生じる。即
ち、光学ヘツド挿入孔6が一部開いたまゝになる
と、そこからカートリツジ4内にゴミ等が侵入し
てデイスク1に付着し、記録、再生のエラーの原
因になる。
本考案は、デイスクカートリツジの落下による
衝撃等によつて、シヤツター7の自重等によりガ
イド軸が不測に大きく撓んで、第2ラツクがギヤ
から不測に離脱されてしまうことを、極めて簡単
な構造で、未然に防止できるようにするものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕 本考案は、前述したデイスクカートリツジにお
いて、上記上下ハーフのうち少なくとも一方に上
記ガイド軸と平行なガイドリブを一体に成形し、
上記第2ラツクに設けたガイド溝をそのガイドリ
ブに係合させて上記第2ラツクが上記ギヤから離
脱することを阻止させるように構成したものであ
る。
〔作用〕
本考案は、ガイド軸と平行なガイドリブに第2
ラツクを係合させているので、デイスクカートリ
ツジの落下による衝撃等がシヤツターに加わつて
も、その衝撃及びシヤツターの自重等をガイド軸
とガイドリブとの両方で確実かつ強固に受け止め
ることができる。従つて上記衝撃等によつてガイ
ド軸が不測に大きく撓んで、第2ラツクがギヤか
ら不測に離脱されてしまうことを未然に防止する
ことができる。しかもガイドリブは上下ハーフの
少なくとも一方に合成樹脂にて一体に成形したも
のであるから、構造は非常に簡単である。
〔実施例〕
以下、本考案を光デイスクや光磁気デイスク等
の書込み自在のデイスクを用いたデイスクカート
リツジに適用した一実施例を第1図及び第2図に
よつて説明する。なお第3図〜第5図に示した先
願例と同一構造部には同一の符号を付してその説
明を省略した。
本考案は、第1図及び第2図に示す如く、ポリ
カーボネート樹脂等によつて成形される下ハーフ
3にガイド軸16と平行なガイドリブ22を一体
に成形して設け、第2ラツク12に設けたガイド
溝23をガイドリブ22に係合させ、そのガイド
溝23をガイドリブ22に係合させたまゝで、第
2ラツク12をガイド軸16に沿つて第2図で矢
印c,f方向に摺動させるように構成したもので
ある。なお第1図に示す如く、ガイド軸16に対
して直角な水平方向におけるガイドリブ22とガ
イド溝23との間の隙間l1は第2ラツク12と
ギヤ15との噛合量l2より充分に小さく設定さ
れている。
従つて本考案によれば、デイスクカートリツジ
の落下による衝撃等がシヤツター7に第1図及び
第2図で矢印H方向に加わつても、その衝撃及び
シヤツター7の自重等をガイド軸16とガイドリ
ブ22との両方で確実かつ強固に受け止めること
ができる。従つて上記衝撃等によつて金属棒から
なる長尺のガイド軸16が矢印H方向に不測に大
きく撓んで、第2ラツク12がギヤ15から不測
に離脱されてしまうことを未然に防止することが
できる。なお前記隙間l1を前記噛合量l2より
も充分に小さく設定してあるが、通常における第
2ラツク12の矢印c,f方向への摺動時におい
ては、この第2ラツク12は専らガイド軸16に
よつて円滑に案内されるものであつて、第2ラツ
ク12がガイドリブ22に強く摺接して、シヤツ
ター7の摺動が重くなるようなことはない。
そして本考案によれば、第2ラツク12がギヤ
15から離脱されることが全くないので、第2ラ
ツク12とギヤ15との噛合位相が全く変化しな
い。従つて第1ラツク11とシヤツター7との位
相を常に一定に保持することができるので、デイ
スクカートリツジ4の非使用時においては戻しば
ね19のばね力によりギヤ13,14,15を介
して第1ラツク11とシヤツター7とを第3図に
1点鎖線で示した復動位置と閉蓋位置とに夫々常
に正確に復動させることができて、上下一対の光
学ヘツド挿入孔6をシヤツター7によつて常に正
確かつ確実に完全密封することができる。また使
用時(デイスクカートリツジをデイスクプレーヤ
に挿入及び排出する際)には、第1ラツク11の
第2図で矢印b,e方向への摺動操作によつてギ
ヤ13,14,15を介して戻しばね19に抗し
てシヤツター7を第3図に1点鎖線で示した閉蓋
位置と実線で示した開蓋位置との間で第2図で矢
印c,f方向に常に完全かつ正確に開閉動作する
ことができる。即ち、前述した突起9による第1
ラツク11の往復動ストロークに正確に追従した
往復動ストロークでシヤツター7を完全かつ正確
に開閉動作させることができる。
以上、本考案の一実施例に付き述べたが、本考
案は実施例に限定されることなく、本考案の技術
的思想に基づいて各種の有効な変更が可能であ
る。
例えば、本考案に用いるデイスクは両面記録の
デイスクでなくても、片面記録のデイスクであつ
ても良い。
また実施例では、下ハーフ3にガイドリブ22
を設けたが、上ハーフ3又は上下ハーフ2,3の
両方にガイドリブ22を設けて、これらに第2ラ
ツク12に設けたガイド溝23を係合させるよう
にしても良い。
また本考案によれば、ガイド軸16を必ずしも
金属棒で構成しなくても、合成樹脂等にて成形し
たガイド軸を用いることも可能である。
また本考案は、光デイスクや光磁気デイスクの
如き書込み自在のデイスクを用いるものに限定さ
れることなく、各種の記録及び/又は再生用のデ
イスクを用いる各種のデイスクカートリツジに適
用可能である。
〔考案の効果〕
本考案は、デイスクカートリツジの落下による
衝撃等によつて、シヤツターの自重等によりガイ
ド軸が不測に大きく撓んで、第2ラツクがギヤか
ら不測に離脱されてしまうことを未然に防止する
ことができるので、第2ラツクとギヤとの噛合位
相が不測に変化して、第1ラツクとシヤツターと
の位相が不測に変化してしまうようなことが全く
なく、第1ラツクの摺動操作によるシヤツターの
開閉動作を常に完全かつ正確に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案のデイスクカートリ
ツジの一実施例を示したものであつて、第1図は
要部を示した第2図−線断面図、第2図は要
部の平面図である。第3図〜第5図は先願例を示
したものであつて、第3図はデイスクカートリツ
ジ全体の斜視図、第4図は要部の平面図、第5図
は第4図−線断面図である。 図面に用いられた符号において、1……デイス
ク、2……上ハーフ、3……下ハーフ、4……カ
ートリツジ、4a……カートリツジの側壁、4b
……カートリツジの側壁、6……光学ヘツド挿入
孔、7……シヤツター、11……第1ラツク、1
2……第2ラツク、13,14,15……ギヤ、
16……ガイド軸、22……ガイドリブ、23…
…ガイド溝である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 記録媒体であるデイスクを合成樹脂にて成形さ
    れた上下ハーフからなるカートリツジ内に収納さ
    せ、カートリツジの互いに直角な2つの側壁に沿
    つて夫々摺動自在の第1ラツク及び第2ラツクを
    設けると共にこれら第1ラツクと第2ラツクとを
    カートリツジ内に設けたギヤを有する伝動機構に
    よつて互いに連動させ、第2ラツクは上下ハーフ
    間に水平に架設したガイド軸に沿つて摺動自在に
    構成すると共にこの第2ラツクにはシヤツターを
    取付け、第1ラツクをカートリツジ外から摺動操
    作することにより複数のギヤを介して第2ラツク
    を摺動させてカートリツジに設けられている記
    録、再生用のヘツド挿入孔をシヤツターにて開閉
    するように構成したデイスクカートリツジにおい
    て、 上記上下ハーフのうち少なくとも一方に上記ガ
    イド軸と平行なガイドリブを一体に成形し、上記
    第2ラツクに設けたガイド溝をそのガイドリブに
    係合させて上記第2ラツクが上記ギヤから離脱す
    ることを阻止させるように構成したことを特徴と
    するデイスクカートリツジ。
JP2882485U 1985-02-28 1985-02-28 Expired JPH0355186Y2 (ja)

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JP2765088B2 (ja) * 1989-09-01 1998-06-11 ソニー株式会社 ディスクカートリッジのシャッタ開閉機構

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