JP2765088B2 - ディスクカートリッジのシャッタ開閉機構 - Google Patents

ディスクカートリッジのシャッタ開閉機構

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JP2765088B2
JP2765088B2 JP1226990A JP22699089A JP2765088B2 JP 2765088 B2 JP2765088 B2 JP 2765088B2 JP 1226990 A JP1226990 A JP 1226990A JP 22699089 A JP22699089 A JP 22699089A JP 2765088 B2 JP2765088 B2 JP 2765088B2
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【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は、光ディスクの如きディスクを収納したディ
スクカートリッジに配設されるシャッタを開閉するシャ
ッタ開閉機構に関する。
B.従来の技術 従来、情報記録媒体としての光ディスク等のディスク
を、上下ハーフを突合せ結合して構成されたカートリッ
ジ本体内に回転可能に収納してなるディスクカートリッ
ジは、上記ディスクをカートリッジ本体内に収納したま
まの状態で、記録及び/又は再生装置内のカートリッジ
装着部に装着される。
そこで、上記ディスクカートリッジのカートリッジ本
体を構成する上下ハーフには、上記カートリッジ本体に
収納されたディスクの信号記録面を光ピックアップ装置
の如き信号書込み読出し手段に対向させるため、上記信
号記録面の一部を径方向に亘って外方に臨ませる信号書
込み読出し用開口部が形成され、さらに上記ディスクを
回転操作するディスク回転駆動装置のディスクテーブル
が進入する中央開口部が形成されている。
ところで、上記信号書込み読出し用開口部及び中央開
口部が開放されたままの状態にあると、ディスクカート
リッジを記録及び/又は再生装置に装着しない保持時等
の非使用時に、上記信号書込み読出し用開口部及び中央
開口部を介して手指がディスクに触れこのディスクの信
号記録面を汚損させ、あるいは塵芥が上記信号書込み読
出し用開口部及び中央開口部を介してカートリッジ本体
内に侵入し上記ディスクの信号記録面に付着してしま
う。このようなディスクの信号記録面の汚損や塵芥の付
着があると、上記ディスクへの情報信号の書込み読出し
が不能になる虞れがある。
そこで、上述したようなディスクの信号記録面の汚損
やこの信号記録面への塵芥の付着を防止するため、カー
トリッジ本体には、当該ディスクカートリッジの不使用
時に、上記信号書込み読出し用開口部及び中央開口部を
閉塞しておく、薄い金属板を折曲し断面コ字状をなす如
く形成されたシャッタが取付けられている。このシャッ
タは、上記信号書込み読出し用開口部及び中央開口部を
閉塞した第1の位置と上記信号書込み読出し用開口部及
び中央開口部を開放した第2の位置間に亘って移動可能
に取付けられている。すなわち、上記シャッタは、カー
トリッジ本体の前面側に取付けられたスライドガイド軸
を介して摺動自在に支持されたシャッタ取付け部材を介
して上記カートリッジ本体に対し移動可能に取付けられ
ている。また、上記シャッタは、ディスクカートリッジ
が記録及び/又は再生装置に装着されない非不使用時
に、常に信号書込み読出し用開口部及び中央開口部を閉
塞する第1の位置に移動付勢されている。すなわち、上
記シャッタは、このシャッタが取付けられるシャッタ取
付け部材とカートリッジ本体の間に張設された引張りバ
ネにより、上記シャッタ取付け部材が信号書込み読出し
用開口部の前面側に対応する位置側に移動付勢されるこ
とによって上記信号書込み読出し用開口部及び中央開口
部を閉塞する第1の位置に移動付勢されている。
また、上記シャッタは、このシャッタを有するディス
クカートリッジが記録及び/又は再生装置のカートリッ
ジ装着部に装着操作されるときに、この装置側に設けら
れたシャッタ開放操作部材によってカートリッジ本体の
信号書込み読出し用開口部及び中央部開口部を開放する
第2の位置側に移動操作される。そこで、カートリッジ
本体内には、上記ディスクカートリッジの記録及び/又
は再生装置への挿脱に関連して、この装置側に設けられ
た上記シャッタ開放操作部材によって操作され、上記シ
ャッタの開閉操作を行うシャッタ開閉機構が設けられて
いる。このシャッタ開閉機構としては、シャッタ取付け
部材のカートリッジ本体内方に臨む一側面に形成された
ラックギヤと上記シャッタ取付け部材のスライド範囲に
対向して上記カートリッジ本体内に形成されたラックギ
ヤ間に介在されて転動するピニオンギヤと、カートリッ
ジ本体のシャッタ移動方向と直交するカートリッジ本体
の片側一側面に押圧操作部を臨ませ上記シャッタ開放操
作部材によってスライド操作されるスライド操作部材
と、このスライド操作部材のカートリッジ本体の内方に
位置する一側面に形成されたラックギヤに噛合し上記ス
ライド操作部材のスライドに同期して回動される操作ギ
ヤと、このギヤの偏心した位置と上記ピニオンギヤの軸
心間に連結され上記操作ギヤとピニオンギヤ間を連結す
る連結アームとから構成されてなるものが用いられてい
る。このようなシャッタ開閉機構を備えたディスクカー
トリッジは、シャッタが取付けられた前面側から記録及
び/又は再生装置に挿入されていくと、カートリッジ本
体の一側面側に臨まされた上記スライド操作部材の押圧
操作部が上記装置側に配設されたシャッタ開放操作部材
によって相対的に押圧操作される。そして、この押圧操
作により上記スライド操作部材がディスクカートリッジ
の挿入方向と対向する方向にスライド操作されることに
より操作ギヤが回動操作され、この操作ギヤの回動に伴
って連結アームが移動操作される。この連結アームの移
動によりピニオンギヤが転動操作されることによりシャ
ッタ取付け部材が引張りバネの付勢力に抗してスライド
操作され、上記シャッタ取付け部材に取付けられたシャ
ッタがカートリッジ本体の信号書込み読出し用開口部及
び中央開口部を閉塞した第1の位置から上記各開口部を
開放した第2の位置に移動操作される。
また、記録及び/又は再生装置内の所定装着位置に装
着されたディスクカートリッジを上記装置から排出する
操作を行うと、シャッタ開放操作部材によるスライド操
作部材の押圧状態が解除される。そして、シャッタ取付
け部材は引張りバネの付勢力を受けて移動操作され、シ
ャッタは上記シャッタ取付け部材とともに上記信号書込
み読出し用開口部及び中央開口部を開放した第2の位置
から上記各開口部を閉塞した第1の位置側に移動操作さ
れる。このとき、シャッタ開閉機構を構成するスライド
操作部材等の他の部材も、上記引張りバネの付勢力を受
けて初期位置に復帰させられる。
C.発明が解決しようとする課題 ところで、上述ようにシャッタを第1の位置及び第2
の位置間に亘って移動操作し、信号書込み読出し用開口
部及び中央開口部を開閉操作するシャッタ開閉機構を構
成するスライド操作部材のスライド操作により回転操作
される操作ギヤの回転力をシャッタ取付け部材に伝達し
上記シャッタを移動操作する連結アームは、自動機よる
自動組立てを可能となすため、上記操作ギヤ及びピニオ
ンギヤの上端面側に所定の嵌合手段を嵌合させるだけで
取付けられている。そのため、上記連結アームは、互い
に突合せ結合される前のカートリッジ本体を構成する一
方のハーフ上に配置されただけの状態では容易に操作ギ
ヤ及びピニオンギヤから抜け落ちてしまう。すなわち、
上記連結アームは、カートリッジ本体を構成する上下ハ
ーフを互いに突合せ結合させることにより抜け落ちが防
止され、上記カートリッジ本体内の所定配設位置に確実
に支持され状態となる。
このようにカートリッジ本体内に配設されるシャッタ
開閉機構を構成する連結アームは、上下ハーフを突合せ
結合しない状態では、この連結アームが配置されたハー
フに振動等の外乱が加わると、操作ギヤ及びピニオンギ
ヤから容易に抜け落ちてしまいこれら操作ギヤ及びピニ
オンギヤ間を確実に連結しなくなる。その結果、確実に
シャッタを開閉操作するシャッタ開閉機構を構成し得な
くなってします。さらに、上下ハーフを突合せ結合しカ
ートリッジ本体を構成した後であっても、上記カートリ
ッジ本体に大きな外乱が加わることにより上記操作ギヤ
及びピニオンギヤからの抜け落ちを生じさせる虞れもあ
る。
そこで、本発明は、カートリッジ本体を構成する上下
ハーフを突合せ結合することにより所定配設位置への位
置決め支持が図られるシャッタ開閉機構を構成する連結
アームを、上下ハーフの突合せ結合前の状態においても
上記下ハーフあるいは上ハーフ上に配置される操作ギヤ
及びピニオンギヤからの容易な容易な抜け落ちを防止
し、確実に動作し得るシャッタ開閉機構の構成を可能と
なし、組立てが容易なディスクカートリッジを提供する
ことを目的に提案されたものである。
D.課題を解決するための手段 本発明は、上述したような目的を達成するため、内部
に収納されたディスクの信号記録面の少なくとも一部を
外方に臨ませる開口部が形成されたカートリッジ本体に
スライド可能に支持されたシャッタ取付け部材と、上記
シャッタ取付け部材に支持され上記カートリッジ本体に
形成された上記開口部を閉塞する位置と上記開口部を開
放した位置間に亘って移動可能に配設されたシャッタ
と、記録及び/又は再生装置への挿脱操作に関連してス
ライド操作されるスライド操作部材と、上記スライド操
作部材のスライド操作により回動操作され上記シャッタ
を移動操作する操作ギヤと、上記シャッタ取付け部材に
設けた第1のラックギヤとこの第1のラックギヤと対向
して配設される第2のラックギヤ間に噛合して転動する
ピニオンギヤと、上記操作ギヤの偏心した位置と上記ピ
ニオンギヤ間を連結し、上記操作ギヤの回動により上記
シャッタを移動操作する連結アームとを有し、上記シャ
ッタ取付け部材と上記連結アーム間に相対係合し上記連
結アームの抜け止めを図る抜け止め防止手段を設けてな
るものである。
E.作用 本発明に係るシャッタ開閉機構は、スライド操作部材
のスライド操作により回転操作される操作ギヤの回転力
をシャッタ取付け部材に伝達し上記シャッタを移動操作
する連結アームと上記シャッタ取付け部材との間に設け
られた抜け止め防止手段により、上記連結アームはカー
トリッジ本体に支持されたシャッタ取付け部材への係合
が図られ、上記操作ギヤ等からの抜け落ちが防止され
る。そして、カートリッジ本体の組立て前の状態におい
ても、上記連結アームのカートリッジ本体を構成するハ
ーフ側からの抜け落ちが防止される。
F.実施例 以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照して説明
する。
本発明が適用されるディスクカートリッジは、第2図
及び第3図に示すように、方形の平板状をなす上ハーフ
1と下ハーフ2とを互いに突合せ結合して構成されてな
るカートリッジ本体3を備えてなり、このカートリッジ
本体3内に情報信号が記録される光ディスクや光磁気デ
ィスク等のディスク9を収納して構成されてなる。
上記カートリッジ本体3を構成する上下ハーフ1,2
は、その外周面に、上記カートリッジ本体3の左右の側
面壁4,5を構成する側壁部4a,4b及び5a,5b、上記カート
リッジ本体3の後面壁6を構成する後面壁部6a,6b及び
上記カートリッジ本体3の前面壁7を構成する前面壁部
7a,7bが立上り形成されている。そして、上記上下ハー
フ1,2は、互いに突合せられ固定ビス8により結合され
るとにより、第3図に示すように、左右の側面壁4,5、
後面壁6及び前面壁7を有するカートリッジ本体3を構
成する。このカートリッジ本体3内には、上記ディスク
9の外径より稍々大径のディスク収納部10が構成され、
このディスク収納部10に上記ディスク9が回転可能に収
納されている。このディスク9を収納するディスク収納
部10は、上下ハーフ1,2の相対向する内側面側であっ
て、これら上下ハーフ1,2の外形に内接する円周上に立
上り形成された円弧状壁11,12を相対突合せることによ
り構成されてなる。
さらに、上記カートリッジ本体3を構成する上下ハー
フ1,2には、このカートリッジ本体3内に収納されたデ
ィスク9の信号記録面の一部を径方向に亘って外方に臨
ませ、上記信号記録面を光ピックアップ装置の如き情報
信号書込み読出し手段に対向させる信号書込み読出し用
開口部13,14が形成されるとともに、上記ディスク4を
回転操作するディスク回転駆動装置のディスクテーブル
が進入する中央開口部15,16が設けられている。上記信
号書込み読出し用開口部13,14は略長方形状をなし、カ
ートリッジ本体の3の左右方向の中央部に前面壁7側か
ら中央部近傍に亘って設けられ、上記中央開口部15,16
は円形をなし、このカートリッジ本体3に収納されたデ
ィスク9の中心部に対応するように上記カートリッジ本
体3の略中央部に設けられている。
そして、上記カートリッジ本体3には、当該ディスク
カートリッジが記録及び/又は再生装置に装着されない
保管時等の非使用時に、上記信号書込み読出し用開口部
13,14及び中央開口部15,16を閉塞するシャッタ17が移動
可能に取付けられる。このシャッタ17は、薄いステンレ
ス板等の金属板を折曲し断面コ字状をなす如く形成され
てなるものであって。上下ハーフ1,2の信号書込み読出
し用開口部13,14及び中央開口部15,16をそれぞれ閉塞す
るシャッタ部17a,17bとこれらシャッタ部17a,17bを連結
する連結板17cとから構成されてなる。上記シャッタ17
は、各シャッタ部17a,17bを上下ハーフ1,2の外側面上に
延在するようにしてカートリッジ本体3の前面壁7側か
ら嵌合されてこのカートリッジ本体3に配設される。そ
して、このシャッタ17は、カートリッジ本体3の前面側
に取付けられたスライドガイド軸18に摺動自在に支持さ
れたシャッタ取付け部材19に連結板17cを固定ビス20に
より固定することにより、上記シャッタ取付け部材19と
ともに移動可能に支持される。
ところで、上記シャッタ取付け部材19は、カートリッ
ジ本体3の前面壁7をカートリッジ本体1の信号書込み
読出し用開口部13,14の前端側位置に対応する位置から
カートリッジ本体3の第2図及び第3図中左方の一方の
側面壁4側に亘って切欠き、上記カートリッジ本体1の
前面側を開放するようにして形成されたシャッタ取付け
部材スライド部21内に配設される。このシャッタ取付け
部材スライド部21は、第1図及び第2図に示すように、
上下ハーフ1,2の内方側に前面壁7を構成する前面壁部7
a,7bと平行に立上り形成された隔壁部22a,22bを互いに
突合せて構成されるカートリッジ本体1の内部を閉塞す
る隔壁22と、下ハーフ2の隔壁部22bの両側から前面壁
部7bに亘って連接された軸支持壁23a,23bとから構成さ
れている。すなわち、シャッタ取付け部材スライド部21
は、カートリッジ本体1の前面側を開放した断面凹状を
なす空間部として形成されてなる。そして、上記シャッ
タ取付け部材19は、第4図及び第5図に示すように、こ
のシャッタ取付け部材19の長手方向に穿設された貫通孔
26にスライドガイド軸18を挿通させ、このスライドガイ
ド軸18の両端を上記軸支持壁23a,23bの上端側に形成し
た嵌合凹部24,25に嵌合させ支持させることにより、シ
ャッタ取付け部材スライド部21内でスライド可能となっ
てカートリッジ本体3に支持される。
また、シャッタ取付け部材19は、上下両端面に突設し
た係合突部27をシャッタ取付け部材スライド部21を構成
する上下ハーフ1,2の相対向する内面に上記シャッタ取
付け部材19のスライド方向に亘って形成した係合溝28,2
9に係合して取付けられている。このように係合溝28,29
に係合突部27を係合させて取付けることにより、上記シ
ャッタ取付け部材19は、スライドガイド軸18の軸回り方
向の回動が規制され安定した状態で所定のスライド方向
にスライド操作されることが可能となる。
上述したように信号書込み読出し用開口部13,14の前
端側位置に対応する位置カートリッジ本体3の第2図中
左方の一方の側面壁4側に至る位置間に亘ってスライド
可能に支持されたシャッタ取付け部材19に取付けられた
シャッタ17は、後述するように上記シャッタ取付け部材
19が信号書込み読出し用開口部13,14の前端側位置に対
応する位置からカートリッジ本体3の左方の一方の側面
壁4側に至る位置間に亘ってスライド操作されることに
より、上記信号書込み読出し用開口部13,14及び中央開
口部15,16を閉塞した第1の位置と上記信号書込み読出
し用開口部13,14及び中央開口部15,16を開放した第2の
位置間に亘って移動操作される。
また、上記シャッタ17が支持されるシャッタ取付け部
材19は、このシャッタ取付け部材19の一端部に形成した
バネ係止片19aと下ハーフ2上に植立されたバネ係止ピ
ン30間に張設された引張りコイルバネからなるシャッタ
閉塞バネ31により第1図及び第2図中矢印a方向の信号
書込み読出し用開口部13,14の前端側位置に対応する位
置側に常時移動付勢されている。従って、上記シャッタ
取付け部材19の移動操作が行われない記録及び/又は再
生装置への装着操作が行われない状態にあるときには、
上記シャッタ17は第3図に示すように上記第1の位置に
保持されて信号書込み読出し用開口部13,14及び中央開
口部15,16を閉塞した状態に置かれる。
なお、上記シャッタ閉塞バネ31が係止されるバネ係止
ピン30の上端部には、バネ脱落防止キャップ23が嵌合配
設され、上記シャッタ閉塞バネ31のバネ係止ピン30から
の抜け止めが図れている。
そして、カートリッジ本体3内には、当該ディスクカ
ートリッジが記録及び/又は再生装置に装着操作される
ときに、この装置側に設けられたシャッタ開放操作部材
によってシャッタ取付け部材19をシャッタ閉塞バネ20の
付勢力に抗して第2図中反矢印a方向に摺動操作し、上
記シャッタ取付け部材19に取付けられたシャッタ17を、
信号書込み読出し用開口部13,14及び中央開口部15,16を
開放した第2の位置側に移動操作するシャッタ開閉機構
32が設けられている。
このシャッタ開閉機構32は、第1図及び第2図に示す
ように、シャッタ取付け部材19がシャッタ閉塞バネ31の
付勢力に抗して移動される側であるカートリッジ本体1
の一方の側面壁4側のコーナ部に配設されている。そし
て、上記シャッタ開閉機構32は、シャッタ取付け部材19
のカートリッジ本体1の内方に臨む一側面に形成された
第1のラックギヤ33と上記シャッタ取付け部材19の摺動
方向に亘って下ハーフ3上に植立された第2のラックギ
ヤ34間に介在されて転動するピニオンギヤ35と、カート
リッジ本体1の一方の側面壁4に沿ってスライダ操作さ
れるスライド操作部材36と、このスライド操作部材36の
カートリッジ本体1の内方に位置する一側面に形成され
た第3のラックギヤ37に噛合し上記スライド操作部材36
のスライドに同期して回動される操作ギヤ38と、このギ
ヤ38の偏心した位置と上記ピニオンギヤ35の軸心間に亘
って配設され上記操作ギヤ38とピニオンギヤ35間を連結
する連結アーム39とから構成されてなる。
上記シャッタ開閉機構32を構成する上記スライド操作
部材36は、第4図及び第5図に示すように、下ハーフ2
の側壁部4bとこの側壁部4bと平行に上記下ハーフ2上に
植立されたスライドガイド壁41とによって形成される下
スライドガイド溝42に嵌合されてスライドするスライド
操作部本体40を備えている。このスライド操作部本体40
の一側面側、すなわち上記スライド操作部本体40を上記
下スライドガイド溝42に嵌合配設したとき下ハーフ2の
内方側に臨む面には、操作ギヤ38が噛合する第3のラッ
クギヤ37が形成されている。この第3のラックギヤ37
は、スライド操作部本体40の一側面の全長に亘って設け
られ、上記スライド操作部本体40を上記下スライドガイ
ド溝42に嵌合配設したとき、この下スライドガイド溝42
から突出する位置に設けられている。そして、上記第3
のラックギヤ37はスライド操作部本体40を下スライドガ
イド溝42に嵌合配設したとき、スライドガイド壁41上に
臨まされ、ギヤ部37aの先端側が下ハーフ2の内方にわ
ずか突出するように上記スライド操作部本体40の一側面
に形成されている。また、スライド操作部本体40の第3
のラックギヤ37が形成された一側面と対向する他側面側
の一方の端部、すなわちスライド操作部材36をカートリ
ッジ本体3に配設したときこのカートリッジ本体3の前
面壁7側に位置する端部には、上下ハーフ1,2の側壁部4
a,4bの一部を切欠くことによりカートリッジ本体3の一
方の側面壁4に形成されるスライドガイド孔43内に突出
され、後述するように記録及び/又は再生装置側に設け
られたシャッタ開放操作部材101によって押圧操作され
る被押圧操作部44が設けられている。
このように構成されたスライド操作部材36は、第1図
に示すように、第3のラックギヤ37が下ハーフ2の内方
側に臨むようにして、スライド操作部本体40を下スライ
ドガイド溝42に嵌合させさせることにより、上記下スラ
イドガイド溝42にガードされて往復動自在となされて下
ハーフ2上に配設される。なお、上記下スライドガイド
溝42の前端部は、スライド操作部材26のカートリッジ本
体3からの抜け落ちを防止するスライド部材規制壁42a
で閉塞されている。
また、上記スライド操作部材36の第3のラックギヤ37
が噛合される操作ギヤ38は、第1図及び第6図に示すよ
うに、ボス部47に穿設した貫通孔48を下ハーフ2に植立
された円筒状の支持筒49aに挿通支持し回動自在に取付
けられている。この操作ギヤ48のギヤ部50は、ボス部47
の上端側に一体に形成されたフランジ部51の外周面に刻
設されている。このフランジ部51の下面側には、第7図
に示すようにボス部49と同心円状に円環状の補強壁52が
突設されている。この補強壁52とボス部49との間は、放
射状に複数の連結片53で連結されている。このように補
強壁52及び複数の連結片53を設けることにより、肉薄に
形成されるフランジ部51の成形時に生ずるヒケ等による
変形が防止され、高精度に形成され得る。また、上記補
強壁52及び複数の連結片53により、フランジ部51の強度
が補強され、ギヤ部50を第3のラックギヤ37に噛合させ
て回動操作される際に受ける負荷による変形が防止され
る。
そして、上記操作ギヤ38には、この操作ギヤ38を、第
1図及び第6図に示すように、支持筒49に挿通支持しさ
せたとき、下スライドガイド溝42に嵌合配設されたスラ
イド操作部材36の第3のラックギヤ37上に突出し、上記
スライド操作部材36の上記下スライドガイド溝42からの
脱落を防止する脱落防止手段としての脱落係止片54が一
体に形成されている。この脱落係止片54は、第1図及び
第7図にに示すように、上記ギヤ部50を所定角度範囲に
亘って覆うようにこのギヤ部50の上面側外周に突出して
形成されている。すなわち、上記脱落係止片54は、スラ
イド操作部材36がシャッタ17を開閉するため移動操作さ
れる移動範囲で上記ギヤ部50が第3のラックギヤ37に噛
合する範囲に亘って形成されている。このような脱落係
止片52を形成することにより、スライド操作部材36がい
ずれの位置にスライド操作された場合にあっても、上記
スライド操作部材36の支持が図られ下スライドガイド溝
42からの脱落を防止することができる。特に、スライド
操作部材36が下ハーフ2上に配設されただけの状態にお
いても、上記脱落係止片52により下スライドガイド溝42
からの脱落方向の支持が図られる。
また、上記操作ギヤ38は、第6図に示すように、ボス
部47の貫通孔48を支持筒49に挿通支持させることによ
り、ギヤ部50を第3のラックギヤ37に噛合させて下ハー
フ2上に回動可能に取付けられるが、このとき上記支持
筒49と同心円状に下ハーフ2上に植立された円弧状をな
す取付け高さ位置規制片57によりフランジ部51の下面側
が支持され、スライド操作部材36に対する取付け高さ位
置が規制される。このように操作ギヤ38の取付け高さ位
置が規制されることにより、脱落係止片54によるスライ
ド操作部材36の支持高さ位置が正確に規制される。そし
て、スライド操作部材36がスライド操作されるとき上記
脱落係止片54により大きな負荷が与えれるとがなく円滑
な操作が保証され、且つ上記スライド操作部材36がスラ
イドガイド溝42から脱落しようとするときの支持が確実
に行われる。
ところで、上記操作ギヤ38の一方の主面である上面及
びスライド操作部材36の上端面には、第4図及び第5図
に示すように、上記操作ギヤ38のギヤ部50とスライド操
作部材36の第3のラックギヤ37との噛合位置を指示する
第1及び第2のギヤ係合位置指標部59,60が形成されて
いる。これら第1及び第2のギヤ係合位置指標部59,60
は、スライド操作部材36がシャッタ開放操作部材101に
よって押圧操作されない初期位置にあるとき、第3のラ
ックギヤ37の初期噛合谷部37bと、連結アーム39を介し
てシャッタ17を移動操作する操作ギヤ38のギヤ部50中の
初期噛合ギヤ部50aとが噛合するように指標するもので
ある。すなわち、第1及び第2のギヤ係合位置指標部5
9,60に対応する第3のラックギヤ37の初期噛合谷部37b
と操作ギヤ38の初期噛合ギヤ部50aとを噛合させること
により、スライド操作部材36は上記初期位置に位置し
て、シャッタ17を信号書込み読出し用開口部13,14及び
中央開口部15,16を閉塞した第1の位置に保持させた回
動位置である初期位置にある操作ギヤ38に噛合させられ
た状態におかれる。
なお、第1のギヤ係合位置指標部59は、スライド操作
部材36の上端面に幅方向に亘ってV字状の溝を形成して
構成され、第2のギヤ係合位置指標部60は、操作ギヤ38
の上面に径方向に亘って突条部を形成して構成されてい
る。
そして、上記操作ギヤ38の一方の主面側である上面側
であって、このこの操作ギヤ38の軸心に対し偏心した位
置には、連結アーム39の一端が回動可能に支持される。
すなわち、連結アーム39は、操作ギヤ38のフランジ部51
の外周に刻設されたギヤ部50の近傍位置に植立された枢
支ピン61に一端側に穿設した挿通孔62を挿通支持させる
ことにより、第1図に示すように上記操作ギヤ38の偏心
した位置に枢支される。
ところで、操作ギヤ38の上面側の連結アーム39の一端
が枢支される枢支ピン61が植立され、上記操作ギヤ38の
回動により上記連結アーム39の一端側部分が重畳されて
移動する連結アーム移動領域には、第4図及び第5図に
示すように、上記連結アーム39の肉厚に対応する高さを
有する切欠き凹部63が形成されている。このように切欠
き凹部63を設けることにより、連結アーム39は、第1図
に示すように操作ギヤ38の上面と略面一となって上記操
作ギヤ38の上面側に重畳される如く枢支される。
また、上記連結アーム39の他端側の一側面には、下方
へ垂下する如く円筒状をなす嵌合突部64が突設されてい
る。上記連結アーム39は、上記嵌合突部64をピニオンギ
ヤ35の中心部に形成したボス部35aに穿設した嵌合孔65
に嵌合することにより、第1図に示すように上記操作ギ
ヤ38と上記ピニオンギヤ35間を連結する。
この連結アーム39の他端側が連結されるピニオンギヤ
35は、第1図に示すように、第2のラックギヤ34と平行
に下ハーフ2の内面に植立された載置ガイド片66と上記
下ハーフ2側の隔壁部22bの上端側を切り欠いて形成し
た転動ガイ0部67間に架け渡されるようにして配置され
る。このように配置されたピニオンギヤ35は、上記載置
ガイド片66と転動ガイド部67上を転動することにより転
動高さ位置が規制され、上記連結アーム39他端側の嵌合
突部64との安定した嵌合状態を維持し得る。
なお、上記ピニオンギヤ35は、シャッタ17が信号書込
み読出し用開口部13,14を閉塞したの第1の位置にある
とき第2のラックギヤ34の上記信号書込み読出し用開口
部13,14側端部に転動された位置に置かれる。
また、上記連結アーム39の他端側の一側には、第1図
に示すように上記ピニオンギヤ35に嵌合突部64を嵌合さ
せて連結させたとき、第6図に示すように、シャッタ取
付け部材19の第1のラックギヤ33を形成した面に長手方
向に亘って穿設された係合溝68に係合する係合突片69が
突設されている。すなわち、上記突片69は、上記係合溝
68と共働して上記連結アーム39のシャッタ取付け部材19
からの抜け止めを防止する抜け止め防止手段を構成する
ものであって、連結アーム39を操作ギヤ38とニオンギヤ
35間に差し渡し配設したとき、シャッタ取付け部材19側
に突出するように形成されてなる。そして、上記突片69
と係合溝68は、操作ギヤ38が回動操作されこの操作ギヤ
38の回動に追随し、第1及び第2のラックギヤ33,34間
を転動するピニオンギヤ35を回動中心にして上記連結ア
ーム39が回動された場合であっても相対係合し得る長さ
及び深さに形成されている。従って、上記突片69と係合
溝68は、上記操作ギヤ38が回動操作され、第7図に示す
ように、シャッタ取付け部材19がシャッタ開閉バネ31の
付勢力に抗してスライド操作される間においても、相対
係合状態を維持する。
このように突片69をスライドガイド軸18に支持された
シャッタ取付け部材19に設けた係合溝68に係合されて取
付けられた連結アーム39は、下ハーフ2からの容易な脱
落が防止される。この連結アーム39他端側の嵌合突部64
が上方から嵌合するピニオンギヤ35も、上記連結アーム
39により支持され下ハーフ2からの容易な脱落が防止さ
れる。
なお、上記連結アーム39は、操作ギヤ38が回動操作さ
れシャッタ17が信号書込み読出し用開口部13,14を開放
するようにシャッタ取付部材19をスライド操作させたと
き上記操作ギヤ38に追随して回動され、この操作ギヤ38
のの中心部に重なるように延在する。このように延在さ
れるとき、操作ギヤ38の中心部の形成されたボス部47と
の当接を解除するため、上記ボス部47と対向する他側側
の中途部には、上記ボス部47を逃げる切欠き凹部70が形
成されている。
上述のように構成されてなるシャッタ開閉機構32は、
このシャッタ開閉機構32を備えたディスクカートリッジ
が、シャッタ17の取付けられた前面側から記録及び/又
は再生装置のカートリッジ装着部に挿入操作されていく
と、第8図に示すように上記装着側に設けられたシャッ
タ開放操作部材101によってスライド操作部材36が押圧
操作部44を介して押圧操作され第8図中矢印b方向にス
ライド操作される。このスライド操作部材36のスライド
に同期して操作ギヤ38が第8図中時計回り方向の矢印c
方向に回動され、この操作ギヤ38の回動に追随して連結
アーム39が第8図中矢印d方向のカートリッジ本体1の
一方の側面側4に移動操作される。この連結アーム39の
移動に伴いピニオンギヤ35が第1及び第2のラックギヤ
33,34間を転動しながらシャッタ取付け部材19をシャッ
タ閉塞バネ31の付勢力に抗して第8図中矢印e方向にス
ライド操作し、このシャッタ取付け部材19が取付けられ
たシャッタ17がカートリッジ本体3の信号書込み読出し
用開口部13,14及び中央開口部15,16を閉塞した位置から
これら各開口部13,14及び中央開口部15,16を開放した第
9図に示すような第2の位置に移動操作される。
また、上記シャッタ開閉機構32は、ディスクカートリ
ッジが記録及び/又は再生装置の所定装置位置からイジ
ェクト操作されると、カートリッジ本体3の信号書込み
読出し用開口部13,14及び中央開口部15,16を閉塞する第
1の方向にシャッタ17を移動操作させる。すなわち、デ
ィスクカートリッジが記録及び/又は再生装置の所定装
着位置からイジェクト操作されると、シャッタ開放操作
部材101によるスライド操作部材36の押圧操作が解除さ
ていく。この押圧操作の解除により、シャッタ閉塞バネ
31の付勢力によってシャッタ取付け部材19が第9図中矢
印f方向にスライド操作される。このシャッタ取付け部
材19のシャッタ閉塞バネ31による移動操作により、シャ
ッタ17がカートリッジ本体3の信号書込み読出し用開口
部13,14及び中央開口部15,16を閉塞した第1の位置に移
動復帰される。このとき、シャッタ取付け部材19に形成
した第1のラックギヤ33と第2のラックギヤ34間に噛合
配設されたピニオンギヤ35が上記第1及び第2のラック
ギヤ33,34間を第9図中矢印f方向に転動しながら連結
アーム39を同方向に移動操作させ、この連結アーム39の
移動により操作ギヤ38を第9図中矢印g方向に回動させ
る。そして、この操作ギヤ38の回動によりスライド操作
部材36を第9図中矢印h方向に移動させて第8図に示す
初期位置に復帰させる。
また、上述のように構成されたシャッタ開閉機構32が
取付けられたカートリッジには、このカートリッジを記
録及び/又は再生装置に装着操作していく際、挿入方向
に対し回転方向の力を受けることなく円滑な挿入操作を
行うことを可能となすように、上記シャッタ開閉機構32
が配設された側と対向する側に引張りバネ76により移動
付勢されたスライダ部材71が配設されている。
すなわち、上記スライダ部材71は、カートリッジ本体
3内の上記シャッタ開閉機構32が配設された側と対向す
る前記側の他方のコーナ部に配設されている。このスラ
イダ部材71は、第2図及び第8図に示すように、カート
リッジ本体1の右方に位置する他方の側面壁5を構成す
る下ハーフ3の側壁部5bとこの側壁部5bの内側側に平行
に設けられたスライドガイド壁72間に構成されるスライ
ドガイド溝部73にスライド部本体71aを嵌合させ、上記
スライドガイド溝部73に移動自在に配置されている。こ
のスライダ部材71は、スライダ部本体71aのカートリッ
ジ本体1内方に位置する一側側に突設したバネ架け片74
と下ハーフ2側に植立したバネ架けピン75間に張設され
る引張りバネ76により第8図中矢印i方向に移動付勢さ
れて上記下ハーフ2に取付けられている。
この引張りバネ76は、シャッタ開閉部材101によりシ
ャッタ開閉機構32を操作してシャッタ17を信号書込み読
出し用開口部13,14及び中央開口部15,16を開放する第2
の位置に移動操作する際に上記シャッタ開閉部材101に
与えられる反力と略等価な引張り力を有するバネが用い
られる。
また、上記スライダ部材71を構成するスライダ部本体
71aのカートリッジ本体1内方に位置する一側側には、
第1の被押圧支持片77が突設されるとともに、さらにこ
の第1の被押圧支持片77の先端側一側からはさらにカー
トリッジ本体1内方に突設された第2の被押圧支持片78
が突設されている。上記第1の被押圧支持片77は、上記
バネ架けピン75の先端に嵌合される第1の段落防止キャ
ップ79により支持され、上記第2の被押圧支持片78は下
ハーフ3上に植立された支持ピン80の先端に嵌合される
第2の脱落防止キャップ81により支持されてなる。この
ように第1及び第2の被押圧支持片77,78が第1及び第
2の脱落防止キャップ79,81によりそれぞれ支持されて
なるので、上方側を開放されたスライドガラス溝部73内
にスライド自在に嵌合配設され引張りバネ76により一方
向に移動付勢されて下ハーフ2に取付けられたスライダ
部材71も、上記スライドガイド溝部73かからの容易な脱
落が防止され安定した状態で下ハーフ2に取付けられ
る。
さらにまた、上記スライダ部本体71aの上端面には、
上下ハーフ2,3を互いに突き合わせて結合させたとき上
ハーフ1側に設けられたスライドガイド溝部82に係合
し、スライダ部材71の安定したスライドを保証するスラ
イドガイド突条部83が突設されている。そして、上記ス
ライダ部材71には、このスライダ部71を下ハーフ2に配
設したとき、前面壁部7b側に位置する端部には、上下ハ
ーフ1,2の立上り側壁部5a,5bの一部を切欠くことにより
カートリッジ本体3の他方の側面壁5に形成されるスラ
イドガイド孔内に突出され、記録及び/又は再生装置側
に設けられたシャッタ開放操作部材102によって押圧操
作される押圧操作部84が設けられている。
このように構成されたスライダ部材71は、当該ディス
クカートリッジが装着される記録及び/又は再生装置に
装着操作される際、上記シャッタ開閉機構32を開閉操作
するシャッタ開閉部材101と対称位置に配設されたシャ
ッタ開閉部材102により押圧操作され、上記引張りバネ7
6の付勢力に抗して第8図中矢印j方向に移動操作され
る。このスライダ部材71は、上述したようにシャッタ開
閉部材101に与えられる反力と略等価な引張り力を有す
る引張りバネ76により移動付勢されてなるので、当該デ
ィスクカートリッジが上記装置に装着操作されていく
際、カートリッジ本体3の左右に略均等な負荷を与える
ことになるので、上記ディスクカートリッジの挿入方向
に対し回転方向の力を受けることなく円滑な挿入操作を
行うことが可能となる。
なお、上述の実施例では、連結アーム36とピニオンギ
ヤ35は相対嵌合によって連結されているが、上記ピニオ
ンギヤ35は、上記連結アーム36の端部に形成した支軸等
を介して回動自在に枢支しこの連結アーム36と一体化さ
せたものであってもよい。
G.発明の効果 上述したように、本発明に係るシャッタ開閉機構は、
スライド操作部材のスライド操作により回転操作される
操作ギヤの回転力をシャッタ取付け部材に伝達し上記シ
ャッタを移動操作する連結アームと上記シャッタ取付け
部材との間に抜け止め防止手段を設けたことにより、上
記連結アームはカートリッジ本体に支持されたシャッタ
取付け部材への係合が図られ、上記操作ギヤ等からの抜
け落ちが防止される。特に、上記連結アームは、カート
リッジ本体を構成する平板状のハーフ上にシャッタ開閉
機構を組み付けた状態において上記スライド操作部材の
支持が図られる。従って、上記ハーフ上に配設される操
作ギヤ及びピニオンギヤ上に嵌合配設されるだけの連結
アームは、カートリッジ本体の組立て前の状態において
も上記ハーフからの脱落を防止して支持するこができる
ので、上下ハーフを互いに突合せ結合させて構成される
カートリッジ本体の組立て作業を容易且つ確実に行うこ
とを可能となす。
さらに、上記連結アームは、カートリッジ本体に組み
付けられ回動操作される状態においても、上記抜け止め
防止手段によりシャッタ取付け部材に係合されてなるの
で、安定した回動操作が保証される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るシャッタ開閉機構を示す斜視図で
あり、第2図は上記シャッタ開閉機構を適用したディス
クカートリッジの分解斜視図であり、第3図は上記ディ
スクカートリッジの外観斜視図であり、第4図は上記シ
ャッタ開閉機構をカートリッジ本体の前面側から見た分
解外観斜視図であり、第5図は同じ上記シャッタ開閉機
構をカートリッジ本体の内方側から見た分解外観斜視図
であり、第6図は連結アームとシャッタ取付け部材との
係合状態を示す断面図であり、第7図は上記シャッタ取
付け部材が中途部までスライド操作された状態の平面図
である。 第8図は上記シャッタ開閉機構を適用したディスクカー
トリッジを記録及び/又は再生装置に装着操作する初期
状態の平面図であり、第9図は上記ディスクカートリッ
ジを記録及び/又は再生装置に装着しシャッタを移動操
作した状態を示す斜視図である。 1……下ハーフ 3……カートリッジ本体 17……シャッタ 18……スライドガイド軸 19……シャッタ取付け部材 31……シャッタ開閉バネ 33……第1のラックギヤ 34……第2のラックギヤ 35……ピニオンギヤ 36……スライド操作部材 37……第3のラックギヤ 38……操作ギヤ 39……連結アーム 68……係合溝 69……係合突片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 23/03

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に収納されたディスクの信号記録面の
    少なくとも一部を外方に臨ませる開口部が形成されたカ
    ートリッジ本体にスライド可能に支持されたシャッタ取
    付け部材と、 上記シャッタ取付け部材に支持され上カートリッジ本体
    に形成された上記開口部を閉塞する位置と上記開口部を
    開放した位置間に亘って移動可能に配置されたシャッタ
    と、 記録及び/又は再生装置への挿脱操作に関連してスライ
    ド操作されるスライド操作部材と、 上記スライド操作部材のスライド操作により回動操作さ
    れ上記シャッタを移動操作する操作ギヤと、 上記シャッタ取付け部材に設けた第1のラックギヤとこ
    の第1のラックギヤと対向して配設される第2のラック
    ギヤ間に噛合して転動するピニオンギヤと、 上記操作ギヤの偏心した位置と上記ピニオンギヤ間を連
    結し、上記操作ギヤの回動により上記シャッタを移動操
    作する連結アームとを有し、 上記シャッタ取付け部材と前記連結アーム間に相対係合
    し上記連結アーム抜け止めを図る抜け止め防止手段を設
    けてなる、 ディスクカートリッジのシャッタ開閉機構。
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