JP2720514B2 - スライダ部材の取付け機構 - Google Patents

スライダ部材の取付け機構

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JP2720514B2
JP2720514B2 JP11502589A JP11502589A JP2720514B2 JP 2720514 B2 JP2720514 B2 JP 2720514B2 JP 11502589 A JP11502589 A JP 11502589A JP 11502589 A JP11502589 A JP 11502589A JP 2720514 B2 JP2720514 B2 JP 2720514B2
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【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は、光ディスクの如きディスクを収納したディ
スクカートリッジの内側面上などの平板状をなす支持部
材上を摺動操作されるスライダ部材の取付け機構に関す
る。
B.従来の技術 従来、情報記録媒体としての光ディスク等のディスク
を、上下ハーフを突合せ結合して構成されたカートリッ
ジ本体内に回転可能に収納してなるディスクカートリッ
ジは、上記ディスクをカートリッジ本体内に収納したま
まの状態で、記録再生装置内のカートリッジ装着部に装
着される。
そこで、上記ディスクカートリッジのカートリッジ本
体を構成する上下ハーフには、上記カートリッジ本体に
収納されたディスクの信号記録面を光ピックアップ装置
の如き信号書込み読出し手段に対向させるため、上記信
号記録面の一部を径方向に亘って外方に臨ませる信号書
込み読出し用開口部が形成され、さらに上記ディスクを
回転操作するディスク回転駆動装置のディスクテーブル
が進入する中央開口部が形成されている。
ところで、上記信号書込み読出し用開口部及び中央開
口部が開放されたままの状態にあると、ディスクカート
リッジを記録再生装置に装着しない保管時等の非使用時
に、上記信号書込み読出し用開口部及び中央開口部を介
して手指がディスクに触れこのディスクの信号記録面を
汚損させ、あるいは塵芥が上記信号書込み読出し用開口
部及び中央開口部を介してカートリッジ本体内に侵入し
上記ディスクの信号記録面に付着してしまう。このよう
なディスクの信号記録面の汚損や塵芥の付着があると、
上記ディスクへの情報信号の書込み読出しが不能になる
虞れがある。
そこで、上述したようなディスクの信号記録面の汚損
やこの信号記録面への塵芥の付着を防止するため、カー
トリッジ本体には、当該ディスクカートリッジの不使用
時に、上記信号書込み読出し用開口部及び中央開口部を
閉塞しておく、薄い金属板を折曲し断面コ字状をなす如
く形成されたシャッタが取付けられている。このシャッ
タは、上記信号書込み読出し用開口部及び中央開口部を
閉塞した第1の位置と上記信号書込み読出し開口部及び
中央開口部を開放した第2の位置間に亘って移動可能に
取付けられている。すなわち、上記シャッタは、カート
リッジ本体の前面側に取付けられたスライダガイド軸を
介して摺動自在に支持されたシャッタ取付け部材を介し
て上記カートリッジ本体に対し移動可能に取付けられて
いる。また、上記シャッタは、ディスクカートリッジが
記録再生装置に装着されない非不使用時に、常に信号書
込み読出し用開口部及び中央開口部を閉塞する第1の位
置に移動付勢されている。すなわち、上記シャッタは、
このシャッタが取付けられるシャッタ取付け部材とカー
トリッジ本体との間に張設された引張りバネにより、上
記シャッタ取付け部材が信号書込み読出し用開口部の前
面側に対応する位置側に移動付勢することによって上記
信号書込み読出し用開口部及び中央開口部を閉塞する第
1の位置に移動付勢されている。
また、上記シャッタは、このシャッタを有するディス
クカートリッジが記録再生装置のカートリッジ装着部に
装着操作されるときに、この記録再生装置側に設けられ
たシャッタ開放操作部材によってカートリッジ本体の信
号書込み読出し用開口部及び中央開口部を開放する第2
の位置側に移動操作される。そこで、カートリッジ本体
内には、上記ディスクカートリッジの記録再生装置への
挿脱に関連して、この装置側に設けられた上記シャッタ
開放操作部材によって操作され、上記シャッタの開閉操
作を行うシャッタ開閉機構が設けられている。このシャ
ッタ開閉機構としては、シャッタ取付け部材のカートリ
ッジ本体内方に臨む一側面に形成されたラックギヤと上
記シャッタ取付け部材のスライド範囲に対向して上記カ
ートリッジ本体内に形成されたラックギヤ間に介在され
て転動するピニオンギヤと、カートリッジ本体のシャッ
タ移動方向と直交するカートリッジ本体の片側一側面に
押圧操作部を臨ませ上記シャッタ開放操作部材によって
スライド操作されるスライド操作部材と、このスライド
操作部材のカートリッジ本体の内方に位置する一側面に
形成されたラックギヤに噛合し上記スライド操作部材の
スライドに同期して回動される操作ギヤと、このギヤの
偏心した位置と上記ピニオンギヤの軸心間に連結され上
記操作ギヤとピニオンギヤ間を連結する連結アームとか
ら構成されてなるものが用いられている。このようなシ
ャッタ開閉機構を備えたディスクカートリッジは、シャ
ッタが取付けられた前面側から記録再生装置に挿入され
ていくと、カートリッジ本体の一側面に臨まされた上記
スライド操作部材の押圧操作部が上記記録再生装置側に
配設されたシャッタ開放操作部材によって相対的に押圧
操作される。そして、この押圧操作により上記スライド
操作部材がディスクカートリッジの挿入方向と対向する
方向にスライド操作されることにより操作ギヤが回動操
作され、この操作ギヤの回動に伴って連結アームが移動
操作される。この連結アームの移動によりピニオンギヤ
が転動操作されることによりシャッタ取付け部材が引張
りバネの付勢力に抗してスライド操作され、上記シャッ
タ取付け部材に取付けられたシャッタがカートリッジ本
体の信号書込み読出し用開口部及び中央開口部を閉塞し
た位置から上記各開口部及び中央開口部を開放する第2
の位置に移動操作される。
C.発明が解決しようとする課題 上述のように、カートリッジ本体の片側一側面に臨ま
せた押圧操作部を記録再生装置側に配設されたシャッタ
開放操作部材によって押圧操作してスライド操作部材を
スライド操作し、引張りバネの付勢力に抗してシャッタ
をスライド操作して上記カートリッジ本体の信号書込み
読出し用開口部及び中央開口部を開放するようにしたデ
ィスクカートリッジにあっては、記録再生装置に装着操
作する際に一側側に上記スライド操作部材のスライドに
よって伸長される引張りバネの付勢力の反力が加わる。
その結果、記録再生装置に挿入操作されるディスクカー
トリッジを回転させるような力が付与され、上記ディス
クカートリッジを記録再生装置に対し円滑に挿入操作す
ることが困難となる。
そこで、ディスクカートリッジの記録再生装置に対す
る円滑な挿入操作を保証し得るようになすため、カート
リッジ本体内の上記シャッタ開閉機構が配設される側と
対向する他側側にも、カートリッジ本体の信号書込み読
出し用開口部及び中央開口部を開放する方向にシャッタ
がスライド操作されるときに付与される負荷加と等価な
負荷を与えておく必要がある。この負荷を与える機構と
して、記録再生装置側に配設されたシャッタ開放操作部
材によって押圧操作されてスライド操作されるスライド
操作部材と同様のスライダ部材をカートリッジ本体の他
側側に配設し、上記スライダ部材を引張りバネによりデ
ィスクカートリッジの記録再生装置に対する挿入方向と
対向する方向に移動付勢して支持する機構が考えられ
る。
このようにカートリッジ本体の両側それぞれに引張り
バネの付勢力を受けるシャッタ開閉機構及びスライダ部
材を配設してなるディスクカートリッジは、記録再生装
置に装着操作するときにカートリッジ本体の両側に均等
に負荷を与えることが可能となり、上記記録再生装置へ
の円滑な装着操作が可能となる。
ところで、ディスクを収納するカートリッジ本体内に
配設されるスライダ部材やシャッタ開閉機構を構成する
各部品は、カートリッジ本体を構成する上下ハーフを互
いに突合せ結合する前に下ハーフ上の所定位置に組み込
まれ、その後下ハーフに対しハーフを突合せ結合させる
ことにより上記カートリッジ本体内の所定取付け位置に
固定される。
このようにカートリッジ本体内に配置される各部品
は、上下ハーフを突合せ結合しない状態では、所定取付
け位置への固定が達成されず、平板状をなす下ハーフの
内側面上に載置される如く組込み配置されただけであ
る。そのため、上記下ハーフに振動等の外乱が加わる
と、この下ハーフ上に配置された部品は容易に離脱して
しまう虞れがある。
特に、カートリッジ本体内に引張りバネを介して一方
向に移動付勢されて組み込まれるスライダ部材は、平板
状をなす下ハーフ上に載置される如くスライド可能に配
置され、さらに上記スライダ部材と下ハーフ間に張設さ
れた引張りバネにより上記一方向に移動付勢されて上記
下ハーフ下に支持されている。そのため、下ハーフにわ
ずかの振動等の外乱が加わっただけで、上記スライダ部
材は下ハーフの所定配設位置から移動してしまうばかり
か上記下ハーフから離脱してしまう。このようなスライ
ダ部材の移動や離脱が発生すると、所定の付勢力が付与
されたスライダ部材を備えたディスクカートリッジを構
成することができなくなるばかりか、上下ハーフの突合
せ結合が行えなくなってしまう。
そこで、本発明は、ディスクカートリッジのカートリ
ッジ本体を構成する下ハーフの如く平板状をなす支持部
材上に固定支持されることなくスライド自在に配置さ
れ、且つ引張りバネより一方向に移動付勢されて支持さ
れるスライダ部材を、上記平板上の支持部材上に確実に
支持し得るようになすスライダ部材の取付け機構を提供
することを目的に提案されたものである。
D.課題を解決するための手段 本発明は、上述したような目的を達成するため、平板
状の支持部材上を摺動操作されるスライダ部材と、この
スライダ部材と上記支持部材上に設けられたバネ架け手
段との間に張設され、上記スライダ部材を摺動操作方向
と対向する方向に付勢する引張りバネとを有し、上記バ
ネ架け手段に上記引張りバネ及び上記スライダ部材の脱
落防止手段を設けてなるものである。
E.作用 本発明は、平板状の支持部材上を摺動操作されるスラ
イダ部材を上記摺動方向と対向する方向に付勢する引張
りバネが係止されるバネ架け手段に設けられた脱落防止
手段により、上記引張りバネのバネ架け手段からの抜け
が防止されるとともに上記スライダ部材の一部が支持さ
れ、上記引張りバネ及びスライダ部材の上記支持部材上
からの脱落が防止される。
F.実施例 以下、本発明を、記録再生装置への装着操作に関連し
てシャッタをスライダ操作してカートリッジ本体に形成
した開口分を開放し、上記カートリッジ本体に収納した
ディスクの信号記録面を外方に臨ませるようにしたディ
スクカートリッジに適用した実施例を参照して説明す
る。
本発明が適用される情報信号が記録される光ディスク
等のディスクを収納したディスクカートリッジは、第2
図に示すように、方形の平板状をなす上ハーフ1と下ハ
ーフ2とを互いに突合せ結合して構成されてなるカート
リッジ本体3を備えている。このカートリッジ本体3を
構成する上下ハーフ1,2の外周囲には、上記カートリッ
ジ本体3の左右の側面壁4,5を構成する側壁部4a,4b及び
5a,5b、上記カートリッジ本体3の後面壁6を構成する
後面壁部6a,6b及び上記カートリッジ本体3の前面壁7
を構成する前面壁部7a,7bが立上り形成されている。そ
して、上記上下ハーフ1,2は、互いに突合せられ固定ビ
ス8により結合されることにより、第3図に示すよう
に、左右の側面壁4,5、後面壁6及び前面壁7を有する
カートリッジ本体3を構成する。
また、ディスク9は、上記カートリッジ本体3内に構
成される円形のディスク収納部10を介して、回転可能に
収納されてなる。このディスク9を収納するディスク収
納部10は、上下ハーフ1,2の相対向する内側面側であっ
て、これら上下ハーフ1,2の外形に内接する円周上に立
上り形成された円弧状壁11,12を相対突合せることによ
り形成されてなる。
さらに、上記カートリッジ本体3を構成する上下ハー
フ1,2には、このカートリッジ本体3内に収納されたデ
ィスク9の信号記録面の一部を径方向に亘って外方に臨
ませ、上記信号記録面を光ピックアップ装置の如き情報
信号書込み読出し手段に対向させる信号書込み読出し用
開口部13,14が形成されるとともに、上記ディスク4を
回転操作するディスク回転駆動装置のディスクテーブル
が進入する中央開口部15,16が設けられている。上記信
号書込み読出し用開口部13,14は長方形状をなし、カー
トリッジ本体3の左右方向の中央部に前面壁7から中央
部近傍に亘って設けられ、上記中央開口部15,16は円形
をなし、このカートリッジ本体3に収納されたディスク
9の中心部に対応するように上記カートリッジ本体3の
略中央部に設けられている。
そして、上記カートリッジ本体3には、当該ディスク
カートリッジが記録再生装置に装着されない保管時等の
非使用時に、上記信号書込み読出し用開口部13,14及び
中央開口部15,16を閉塞するシャッタ17が移動可能に取
付けられる。このシャッタ17は、薄いステンレス板等の
金属板を折曲し断面コ字状をなす如く形成されてなるも
のであって、上下ハーフ1,2の信号書込み読出し用開口
部13,14及び中央開口部15,16をそれぞれ閉塞するシャッ
タ部17a,17bとこれらシャッタ部17a,17bを連結する連結
板17cとから構成されてなる。上記シャッタ17は、各シ
ャッタ部17a,17bを上下ハーフ1,2の外側面上に延在する
ようにしてカートリッジ本体3の前面壁7側から嵌合さ
れてこのカートリッジ本体3に配設される。そして、こ
のシャッタ17は、カートリッジ本体3の前面側に取付け
られたスライドガイド軸18に摺動自在に取付けられたシ
ャッタ取付け部材19に連結板17cを固定ビス20により固
定することにより、上記シャッタ取付け部材19とともに
移動可能に支持される。ところで、上記シャッタ取付け
部材19は、信号書込み読出し用開口部13,14の前端側位
置に対応する位置からカートリッジ本体3の第2図中左
方の一方の側面壁4側に至る位置間に亘って摺動可能に
スライドガイド軸18に支持されてなる。従って、上記シ
ャッタ取付け部材19に支持されたシャッタ17は、上記シ
ャッタ取付け部材19が信号書込み読出し用開口部13,14
の前端側位置に対応する位置からカートリッジ本体3の
左方の一方の側面壁4側に至る位置間に亘って摺動操作
されることにより、上記信号書込み読出し用開口部13,1
4及び中央開口部15,16を閉塞した第1の位置と上記信号
書込み読出し用開口部13,14及び中央開口部15,16を開放
した第2の位置間に亘って移動操作される。
また、上記シャッタ17が支持されるシャッタ取付け部
材19は、このシャッタ取付け部材19の一端部に形成した
バネ係止片19aと下ハーフ2上に植立されたバネ係止ピ
ン20間に張設された引張りコイルバネからなるシャッタ
閉塞バネ21により第2図中矢印a方向の信号書込み読出
し用開口部13,14の前端側位置に対応する位置側に常時
移動付勢されている。従って、上記シャッタ取付け部材
19の移動操作が行われない記録再生装置への装着操作が
行われない状態にあるときには、上記シャッタ17は上記
第1の位置に保持されて信号書込み読出し用開口部13,1
4及び中央開口部15,16を閉塞した状態に置かれる。
そして、カートリッジ本体3内には、当該ディスクカ
ートリッジが記録再生装置に装着操作されるときに、こ
の記録再生装置側に設けられたシャッタ開放操作部材に
よってシャッタ取付け部材19をシャッタ閉塞バネ20の付
勢力に抗して第2図中反矢印a方向に摺動操作し、シャ
ッタ17を信号書込み読出し用開口部13,14及び中央開口
部15,16第2の位置側に移動操作するシャッタ開閉機構2
2が設けられている。このシャッタ開閉機構22は、第2
図及び第4図に示すように、シャッタ取付け部材19がシ
ャッタ閉塞バネ21の付勢力に抗して移動される側である
カートリッジ本体3の一方の側面壁4側のコーナ部に配
設されている。そして、上記シャッタ開閉機構22は、シ
ャッタ取付け部材19のカートリッジ本体3の内方に臨む
一側面に形成された第1のラックギヤ23と上記シャッタ
取付け部材19の摺動方向に亘って下ハーフ2上に植立さ
れた第2のラックギヤ24間に介在されて転動するピニオ
ンギヤ25と、カートリッジ本体3の一方の側面壁4に沿
ってスライダ操作されるスライド操作部材26と、このス
ライド操作部材26のカートリッジ本体3の内方に位置す
る一側面に形成された第3のラックギヤ27に噛合し上記
スライド操作部材26のスライドに同期して回動される操
作ギヤ28と、このギヤ28の偏心した位置と上記ピニオン
ギヤ25の軸心間に亘って配設され上記操作ギヤ28とピニ
オンギヤ25間を連結する連結アーム29とから構成されて
なる。このシャッタ開閉機構22を構成する上記スライド
操作部材26は、下ハーフ2の側壁部4bとこの側壁部4bの
内側側に平行に設けられた突条なすスライドガイド部30
間に一部を嵌合させ、カートリッジ本体3の一方の側面
壁4に沿ってスライド可能に配設される。このスライド
操作部材26の第3のラックギヤ27が形成された一側面と
対向する他側面側の端部には、上下ハーフ1,2の側壁部4
a,4bの一部を切欠くことによりカートリッジ本体3の一
方の側面壁4に形成されるスライドガイド孔32内に突出
され、記録再生装置側に設けられたシャッタ開放操作部
材101によって押圧操作される被押圧操作部31が設けら
れている。また、連結アーム29は、先端側の一端を操作
ギヤ28の一方の主面側であってこの操作ギヤ28の軸心に
対し偏心した位置である外周縁近傍に固定され、基端部
に上記ピニオンギヤ25を回転可能に支持させて取付けら
れている。
上述のように構成されてなるシャッタ開閉機構22は、
このシャッタ開閉機構22を備えたディスクカートリッジ
が、シャッタ17の取付けられた前面側から記録再生装置
のカートリッジ装着部に挿入操作されていくと、第5図
に示すように上記装置側に設けられたシャッタ開放操作
部材101によってスライド操作部材26が押圧操作部31を
介して押圧操作され第5図中矢印b方向にスライド操作
される。このスライド操作部材26のスライドに同期して
操作ギヤ28が第5図中時計回り方向の矢印c方向に回動
され、この操作ギヤ28の回動に伴い連結アーム29が第5
図中矢印d方向のカートリッジ本体3の一方の側面壁4
側に移動操作される。この連結アーム29の移動に伴いピ
ニオンギヤ25が第1及び第2のラックギヤ23,24間を転
動しながらシャッタ取付け部材19をシャッタ閉塞バネ21
の付勢力に抗して第5図中矢印e方向に摺動操作し、こ
のシャッタ取付け部材19に取付けられたシャッタ17がカ
ートリッジ本体3の信号書込み読出し用開口部13,14及
び中央開口部15,16を閉塞した位置からこれら各開口部1
3,14及び中央開口部15,16を開放した第5図に示すよう
な第2の位置に移動操作される。
また、このカートリッジ本体3のシャッタ開閉機構22
が配設された側と対向する前面側の他方のコーナ部に
は、当該ディスクカートリッジを記録再生装置に装着操
作する際に上記装置側に設けられたシャッタ開放操作部
材102によって摺動操作されるスライダ部材35が配設さ
れている。このスライダ部材35は、第1図及び第2図に
示すように、カートリッジ本体3の右方に位置する他方
の側面壁5を構成する下ハーフ2の側壁部5bとこの側壁
部5bの内側側に平行に設けられたスライドガイド壁36間
に構成されるスライドガイド溝部37に嵌合されるスライ
ダ部本体35aを有している。このスライダ部本体35aのカ
ートリッジ本体3内方に位置する一側面の上縁側には、
スライドガイド溝部37に嵌合配設したとき、スライドガ
イド壁36の上端面上からカートリッジ本体3の内方に突
出し、上記スライダ部材35を移動付勢する引張りバネ38
の一端側のフック部38aが係止されるバネ架けピン39に
設けられる第1の脱落防止部材40により支持される被押
圧支持片41が突設されている。この被押圧支持片41の先
端側一側には、さらにカートリッジ本体3の内方に突出
するようにして、下ハーフ2上に植立された支持ピン49
に嵌合される第2の脱落防止部材42により支持される被
押圧支持突片43が突設されている。また、上記被押圧支
持片41の一側縁には、第1図に示すように、引張りバネ
38の他端側のフック部38bが係止されるバネ係止片44を
一側面に突設したバネ係止片取付け片45がスライダ部本
体35aと平行となるように垂下するように形成されてい
る。さらに、上記スライダ部本体35aの上端面には、上
下ハーフ1,2を互いに突き合わせて結合させたとき上ハ
ーフ1側に設けたスライドガイド溝部46に係合するスラ
イドガイド突条部47が突設されている。さらにまた、上
記スライダ部本体35aの上記被押圧支持片41が突設され
た一側面と対向する他側面側の基端部、すなわち上記ス
ライダ部材35を下ハーフ2に配設したとき、前面壁部7b
側に位置する端部には、上下ハーフ1,2の立上り側壁部5
a,5bの一部を切欠くことによりカートリッジ本体3の他
方の側面壁5に形成されるスライドガイド孔48内に突設
され、記録再生装置側に設けられたシャッタ開放操作部
材102によって押圧操作される押圧操作部60が設けられ
ている。
上述のように構成されたスライダ部材35は、被押圧支
持片41をスライドガイド壁36上に位置させるようにして
スライダ部本体35aをスライドガイド溝部37に嵌合させ
て下ハーフ2上に配設される。また、上記スライダ部材
35は、下ハーフ2上の前面壁部7b近傍に植立したバネ架
け手段としてのバネ架けピン39とスライダ部本体35aに
設けたバネ係止片44間に張設された引張りバネ38によ
り、シャッタ開放操作部材102によって押圧操作される
方向と対向する第2図中矢印f方向に移動付勢されて上
記下ハーフ2上に配設される。なお、上記引張りバネ38
によりスライダ部材35の移動付勢位置は、スライダ部本
体35aの基端部がスライドガイド溝部37の前面側端部を
閉塞する閉塞壁37aに当接して規制されている。そし
て、上記引張りバネ38は、シャッタ開閉部材101により
シャッタ開閉機構22を操作してシャッタ17を信号書込み
読出し用開口13,14及び中央開口部15,16を開放する第2
の位置に移動操作する際に上記シャッタ開閉部材101に
与えられる反力と略等価な引張り力を有するバネが用い
られる。
ところで、本発明にあっては、引張りバネ38の一端側
のフック部38aが係止されるバネ架けピン39の先端側
に、上記フック部38aのバネ架けピン39からの脱落を防
止するとともに、スライダ部材35の被押圧支持片41の一
部に対向して上記スライダ部材35の下ハーフ2側からの
脱落防止を図る脱落防止手段としての第1の脱落防止部
材40が嵌合配設されている。この脱落防止部材40は、合
成樹脂を一体に成形して形成され、第1図に示すように
上記バネ架けピン39の先端に嵌合する嵌合部50の外周囲
に、上記バネ架けピン39に嵌合したとき被押圧支持片41
の一部に対向してこの被押圧支持片41を支持するに足る
径を有する押圧支持片51を形成して構成されている。な
お、上記嵌合部50には、第6図に示すように、バネ架け
ピン39の先端に軽圧入し得るに足る嵌合孔50aが形成さ
れるとともに、上記バネ架けピン39に対する取付け高さ
位置を規制する取付け位置規制部52が設けられている。
従って、上記第1の脱落防止部材40は、バネ架けピン39
からの容易な脱落が防止される。さらに、上記第1の脱
落防止部材40は、上記バネ架けピン39に対する嵌合高さ
位置が規制されて嵌合されてなるので、押圧支持片51に
よる過度なスライダ部材35の押圧支持が規制され上記ス
ライダ部材35の円滑な摺動操作が阻害されることを防止
している。
また、前記支持ピン49に嵌合され上記スライダ部材35
の被押圧支持突片41を支持する第2の脱落防止部材42
も、上記第1の脱落防止部材40と同様に形成されたもの
が用いられ、上記支持ピン49に嵌合され被押圧支持突片
41を支持したとき、押圧支持片51による過度なスライダ
部材35の押圧支持が規制され、上記スライダ部材35の円
滑な摺動操作が阻害されることを防止している。なお、
第2の脱落防止部材42は、上記スライダ部材35が引張り
バネ38の付勢力を受けて移動付勢された第5図に示すよ
うな初期位置にあるときに、被押圧支持突片43を支持す
る位置に配設されている。
上記第1及び第2の脱落防止部材40,42の上端面に
は、嵌合突部53が突設され、上下ハーフ1,2を互いに突
合せ結合したときに、上ハーフ1の内側面に取付けた脱
落防止キャップ54,54に上記嵌合突部53が嵌合すること
により、上記第1及び第2の脱落防止部材41,42のバネ
架けピン39及び支持ピン49からの抜け落ちが確実に防止
される。
上述した実施例では、バネ架け手段を構成するバネ架
けピン39は、下ハーフ2に一体に植立されているが、第
7図に示すように上記下ハーフ2とは別体に形成し、こ
の下ハーフ2に穿設した嵌合孔55に基端部を嵌合して取
付けるようにしたものであってもよい。このように下ハ
ーフ2とは別体に形成したバネ架けピン39を用いる場合
には、このバネ架けピン39の先端部を膨出形成し、この
膨出形成された部分を上記バネ架けピン39に係止される
引張りバネ38の一端側のフック部38aの脱落を図るとと
もに取付けスライダ部材35の被押圧支持片41を支持する
脱落防止部56となすようにしてもよい。なお、スライダ
部材35の被押圧支持突片43を支持する第2の脱落防止部
材42も、第7図に示すものと同様に構成したものであっ
てもよい。
上述したように、スライダ部材35の被押圧支持片41を
支持する第1の脱落防止部材40及び上記スライダ部材35
の被押圧支持突片43を支持する第2の脱落防止部材42を
設けてなるので、平板状をなす下ハーフ2に設けられた
スライダガイド溝部37に摺動可能に嵌合配設されただけ
で下ハーフ2に対する支持が行われず、さらに引張りバ
ネ38によって移動付勢された上記スライダ部材35を下ハ
ーフ2に対し確実に支持させておくことができる。特
に、第1の脱落防止部材40は、引張りバネ38のフック部
38aが係止されるバネ架けピン39に設けられてなるの
で、上記引張りバネ38の下ハーフ2からの脱落をも合わ
せ防止することができる。
なお、スライダ部材35の下ハーフ2からの容易な脱落
を防止するため、上述の実施例では、第1及び第2の脱
落防止部材40及び42を設けているが、上記スライダ部材
35の下ハーフ2からの容易な脱落を防止するためには、
引張りバネ38で付勢される方向に基端側を支持する第1
の脱落防止部材40を設けるだけで十分に目的を達成する
ことができる。そして、上記第1の脱落防止部材40は、
バネ架けピン39に設けられることから、上記引張りバネ
38の脱落をも同時に達成することができる。
上述したように、カートリッジ本体3の左右両側にそ
れぞれ記録再生装置側に設けられるシャッタ開閉部材10
1及び102により押圧操作されるシャッタ開閉機構22及び
このシャッタ開閉機構22の負荷と略等しい負荷を有する
スライダ部材35を配設したディスクカートリッジは、上
記記録再生装置に装着操作していく際、左右に略均等な
負荷を受けるものとなすことができるので、挿入方向に
対し回転方向の力を受けることなく円滑な挿入操作を行
うことを可能となすことができる。
なお、上述した実施例では、本発明をディスクカート
リッジに適用した例を挙げて説明したが、本発明は、平
板状をなす支持部材上に摺動可能に配設され、且つ引張
りバネにより摺動操作方向と対向する方向に付勢されて
支持されるスライダ部材の取付けに広く適用できるもの
である。
G.発明の効果 本発明は、ディスクカートリッジのカートリッジ本体
を構成する下ハーフの如き平板状の支持部材上を摺動操
作されるスライダ部材を上記摺動操作方向と対向する方
向に付勢する引張りバネが係止されるバネ架け手段に、
上記引張りバネ及びスライダ部材の脱落防止手段を設け
たことにより、上記引張りバネ及びスライダ部材の支持
部材上からの脱落を確実に防止することができる。
特に、ディスクカートリッジの如く、カートリッジ本
体を構成する上下ハーフを互いに突合せ結合するまで、
上記カートリッジ本体内に配設される部品の固定が行わ
れないようなものに適用することにより、未だ突合せ結
合されない上下ハーフを容易に搬送移動させることが可
能となり、ディスクカートリッジ組み立ての容易化を達
成でき、特に自動機による組立てを確実且つ容易に行う
ことを可能となす。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明をディスクカートリッジのスライダ部材
の取付け機構に適用した例を示す分解斜視図であり、第
2図は上記ディスクカートリッジの分解斜視図であり、
第3図は上記ディスクカートリッジの外観斜視図であ
り、第4図は上記ディスクカートリッジを構成する下ハ
ーフの内側面側の平面図であり、第5図は上記ディスク
カートリッジを記録再生装置に装着してシャッタを操作
した状態を示す平面図であり、第6図はスライダ部材を
下ハーフ上に取付けた状態の側面図である。第7図は本
発明の他の実施例を示す断面図である。 2……下ハーフ 3……カートリッジ本体 35……スライダ部材 38……引張りバネ 39……バネ架けピン 40……第1の脱落防止部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平板状の支持部材上を摺動操作されるスラ
    イダ部材と、 このスライダ部材と上記支持部材上に設けられたバネ架
    け手段との間に張設され、上記スライダ部材を摺動操作
    方向と対向する方向に付勢する引張りバネとを有し、 上記バネ架け手段に上記引張りバネ及び上記スライダ部
    材の脱落防止手段を設けてなるスライダ部材の取付け機
    構。
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