JPH0355059A - マッサージ器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、噴射流体の流体圧を利用し、かつ、被マッサ
ージ体を濡らさないマッサージ器であって、詳しくは、
液槽と、この液槽内の液体を圧送するポンプと、このポ
ンプから圧送された液体を被マッサージ体に向けて空中
で噴射するノズルと、被マッサージ体に密接自在で、か
つ、ノズルからの噴射流体を受けて流体圧を被マッサー
ジ体に伝える可撓性薄膜とからなるマッサージ器に関す
る。

〔従来の技術〕

従来、流体圧利用のマッサージ器は、ノズルと可撓性薄
膜との間に何も設けずにノズルからの噴射流体の流体圧
を被マッサージ体に伝えていた（例えば実開昭６２−１
１３５４７号公報）。

〔発明が解決しようとする課題〕

一般に、ノズルからの噴射流体は、空気抵抗等を受ける
ため、ノズル噴射口から離れるにつれて互いに流体が分
敗していき、その表面張力によって水粒になろうとする
。従って、ノズルの噴出口に近接した箇所では噴射流体
が途切れなく続き、噴射流体から受ける衝撃圧の変化は
ほとんどない。他方、ノズル噴射口から一定距離離れた
箇所では噴射流体が断続的になり、噴射流体から受ける
衝撃圧の変化が大きくなる。

つまり、ノズル噴射口に近接した箇所よりも噴射口から
一定の距離離れた箇所の方が、流体によって受ける圧力
の変化が大きいのでマッサージ効果も大きくなる。

しかし、従来の構或では、可撓性薄膜のみで被マッサー
ジ体による荷重を受けると、その荷重によって可撓性薄
膜が大きくたわむ。その結果、可撓性薄膜がノズル噴出
口に近接しすぎたり接触したりして、被マッサージ体に
流体によって受ける大きな圧力変化を伝えることができ
ない場合があった。

本発明の目的は、被マッサージ体による荷重が加わって
も被マッサージ体に大きな圧力変化を伝えるマッサージ
器を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

この目的を達或するため、本発明によるマッサージ器は
、ノズルから噴射される流体を挿通させる多数の孔を備
え、かつ、前記ノズルに近づく薄膜を支持して前記薄膜
の前記ノズルに対する最小離間距離を一定に保つ多孔面
体を、設けてあることを特徴とする。

〔作　用〕

つまり、ポンプから圧送されてノズル噴出口から噴出し
た流体は、空気等の抵抗を受け分散して水粒になりなが
ら、多孔面体の多数の孔を通り抜けて可撓性薄膜に衝突
し、被マッサージ体に流体が断続的に衝突することに起
因する大きな圧力変化を与える。

また、可撓性薄膜が被マッサージ体による荷重でたわん
でも、多孔面体でその荷重を支えてノズル噴出口に一定
の距離以上近接しないので被マッサージ体は、常に断続
的な噴射流体を受ける。

〔発明の効果〕

喰って、被マッサージ体は常に刺激を受けることができ
マッサージ効果を良好に維持できるようになった。なお
、多孔面体と薄膜とを別体に形成した場合は、薄膜の全
てが被マッサージ体に密接することができるので被マッ
サージ体全体にマッサージ効果を与えやすい。一方、多
孔面体と薄膜とを一体に形成した場合は、紐み付けが容
易となる。

〔実施例〕

第１図に示すように、液槽（１）内にポンプ（２）とこ
のポンプ（２）から圧送される流体を、液槽上方に向け
て空中で噴射するノズル（３）とを収納し、液槽上部に
は前記ノズル（３）から噴射される流体を挿通させる金
網（４）を設け、この金網（４）から一定の距離にある
液槽上部を軟質樹脂製の薄膜（５）で覆って密閉したマ
ッサージ器を構或してある。

前記薄膜（５）が足（６）による荷重を受けてたわみ、
その荷重が金＠（４）に働いても、金網（４）は、ノズ
ル（３）の噴出口に一定距離以上近接しない強度を備え
ている。

第４図に示すように、金網（４）がないと足（６）を載
せた前記薄膜（５）がその荷重でたわみ、ノズル（３）
の噴出口に近接しすぎる。そして・噴射流体は分散する
前であって、かつ、水粒になろうとする前に前記薄膜（
５）に衝突し、前記薄膜（５）に載っている足（６）は
途切れなく続く流体を受けるので、足（６）が流体によ
って受ける圧力の変化は大きくない。しかし、第２図に
示すように、金Ｎｌ４（４）があれば、その金網で足（
６〉を載せた前記薄膜（５）を支え、ノズル（３）の噴
出口に近接しすぎることがない。従って、噴射流体は分
散し、水粒になりつつある状態で前記薄膜（５）に衝突
し、前記薄膜（５）に載っている足（６）は断続的な流
体を受けるので、足（６）が流体によって受ける圧力の
変化は大きいのである。

なお、前記薄膜（５）は足の裏全面を載せることができ
る面積を有する。

〔別実施例〕

前記金網（４）に代えて、パンチングメタル、ハニカム
構造のもの、ナイロン網、スリットを多数形成した板で
あってもよく、それらを多孔面体と総称する。

また、前記薄膜（５）は流体圧を被マッサージ体に伝え
ることができれば、軟質ビニール製やゴム製、その他軟
質の合或樹脂製のものであってもよく、それらを可撓性
薄膜と総称する。

マッサージの対象には足の裏に限られず、膝、背中、腰
等、身体の全てが含まれ、それらを被マッサージ体と総
称する。

前記マッサージ器の形状は、どのようなものであっても
よく、箱型に限られない。第３図に椅子型形状のマッサ
ージ器を示す．すなわち、背もたれ（７）、座（８）、
足載せ（９）の夫々の部分において、ノズル（３）と可
撓性薄膜（５）との間に多孔面体（４）を設ける。

前記ポンプ（２）は、液槽外に設けてもよい。

なお、ポンプ（２）を、脈動流体の圧送が可能な構造と
すれば、脈動による流体の圧力変化が加わるのでマッサ
ージ効果がさらに向上する。

さらに、液体の温度調節装置を受けてもよい。

第５図（イ）に示すように、前記多孔面体（４）の孔を
薄膜で塞ぎ、前記多孔面体（４）と前記薄膜（５）とを
一体に形成してもよい。前記薄膜（５）は適度にたるん
でいるため、ノズル（３）からの液体圧は、前記多孔面
体（４）に載せられて前記薄膜（５）のたわみを妨げて
いる被マッサージ体（６）に、前記薄膜（５）を介して
伝わる．前記多孔面体（４〉　と前記薄膜（５）との材
質は、第５図（ＩＩ＋）に示すように、同一であっても
よいが、被マッサージ体（６）による荷重が大きいため
に、それに応じた強度を多孔面体（４）に持たせたいと
き等は、第６図、第７図に示すように両者の材質を異な
らせてもよい。なお、第６図は前記多孔面体（４）を前
記薄膜（５）で覆った場合を、第７図はこれら両者を接
着した場合を示４ している。

尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記人により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係るマッサージ器の実施例を示し、第１
図はマンサージ器の断面図、第２図はマッサージ器の要
部を示す断面図、第３図は別実施例の断面図、第４図は
マッサージ器の要部を示す断面図、第５図（イ〉　は別
実施例の斜視図、第５図（ロ）、第６図、第７図は夫々
別実施例の断面図である。 （１）・・・・・・液槽、（２）・・・・・・ポンプ、
（３）・・・・・・ノズル、（４）・・・・・・多孔面
体、（５）・・・・・・可撓性薄膜、（６）・・・・・
・被マッサージ体

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、液槽（１）と、この液槽内の液体を圧送するポンプ
   （２）と、このポンプ（２）から圧送された液体を被マ
   ッサージ体（６）に向けて空中で噴射するノズル（３）
   と、被マッサージ体（６）に密接自在で、かつ、ノズル
   （３）からの噴射流体を受けて流体圧を被マッサージ体
   （６）に伝える可撓性薄膜（５）とからなるマッサージ
   器であって、前記ノズル（３）から噴射される流体を挿
   通させる多数の孔を備え、かつ、前記ノズル（３）に近
   づく前記薄膜（５）を支持して前記薄膜（５）の前記ノ
   ズル（３）に対する最小離間距離を一定に保つ多孔面体
   （４）を設けてあるマッサージ器。 ２、前記多孔面体（４）と前記薄膜（５）とが別体に形
   成してあり、前記多孔面体（４）を、前記ノズル（３）
   と前記薄膜（５）との間に配置してある請求項１記載の
   マッサージ器。 ３、前記多孔面体（４）と前記薄膜（５）とが一体に形
   成してある請求項１記載のマッサージ器。