JPH0354854Y2 - - Google Patents

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JPH0354854Y2
JPH0354854Y2 JP8468686U JP8468686U JPH0354854Y2 JP H0354854 Y2 JPH0354854 Y2 JP H0354854Y2 JP 8468686 U JP8468686 U JP 8468686U JP 8468686 U JP8468686 U JP 8468686U JP H0354854 Y2 JPH0354854 Y2 JP H0354854Y2
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threaded
locking
locking protrusion
leg
leg member
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、床板下面部に取付けられる取付部材
と脚部材とからなり両者の螺合状態を変化させる
ことによつて床高さを調整しうるように構成され
た床高さ調整装置において、取付部材への脚部材
の所要の荒ネジ込みを迅速に行わせるために用い
られるドライバに関する。
(従来の技術) 本出願人は、実公昭56−31642号等において、
例えば第9〜10図に示すごとき、床板下面部に
取付けられる取付部材2と脚部材3とを具え両者
の螺合状態を変化させることによつて床高さを調
整しうるように構成された床高さ調整装置を開示
した。該取付部材2は、内周面部26の長さ方向
全長に亘つて雌ネジ部10が刻設されたネジ筒部
11の外周面部の上端寄り部分に周設された固定
用鍔部12を介して床板下地13の下面部に取付
けられるように構成されている。一方脚部材3
は、前記ネジ筒部11内を挿通し、その上端側外
周面部に設けられている雄ネジ部20が取付部材
2の雌ネジ部10と螺合して床下地面20上に立
設せしめられる。
このように構成された床高さ調整装置を用いて
第10図に示すごとき床を構築するには、まず、
例えば床下地材に取付けられた状態にある取付部
材2の雌ネジ部10に脚部材3の雄ネジ部20を
螺合させ、取付部材2と脚部材3とを一体化する
必要がある。そして、取付部材2への脚部材3の
ネジ込みの程度は、脚部材3を立設させてそれを
床の脚としたばあいに、該脚部材3の高さを微調
整するのみで床高さを所望のものとなしうるよう
荒ネジ込みされたものとしておくことが、作業能
率を向上させる上で要求される。ところで、前記
床高さ調整装置によれば、同一の取付部材2と脚
部材3とによつて高さの異なる何種類もの床を構
成できることから、取付部材2への脚部材3の荒
ネジ込み量は何cmにも及ぶことは通常であつた。
従来においては、この荒ネジ込みを手作業で行つ
ていたため、作業能率が極めて悪く、このことが
床施工の工期の長期化及び施工コストの上昇を招
く一原因ともなつていた。
本考案は、このような手作業による荒ネジ込み
を迅速に行うことを可能とする電動式等回転工具
に保着されるドライバの提供を目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案の床高さ調整用のネジ込み式脚部材を荒
ネジ込みするドライバ(以下ドライバという)1
は、内周面部26の長さ方向全長に亘つて雌ネジ
部10が刻設されたネジ筒部11を具えて床板下
面部に取付けられる取付部材2と、該ネジ筒部1
1内を挿通できるとともにその上側外周面部に前
記雌ネジ部10と螺合しうる雄ネジ部20が設け
られて床下地面上に立設せしめられかつ上端が開
口した中空部19を有する脚部材3とを具える床
高さ調整装置における、取付部材2への脚部材3
の所要の荒ネジ込みを迅速に行わせるために用い
られるドライバであり:前記脚部材3の中空部1
9に挿入可能なネジ軸29の一端側部分に電動式
等回転工具のチヤツクに保着される保着部31を
設け、かつネジ軸29の他端側部分には、該中空
部19の内周面部26においてその長さ方向に延
びるごとく設けられた係止突条27と係合しうる
係止部32を設け、該係止部32は、該係合状態
において係止突条27の長さ方向に自由に滑るこ
とができかつ係止突条27の上端部において係止
部32と係止突条27との係合が解除されるよう
になされたドライバ部材6と;ネジ軸29に螺合
できかつ取付部材2のネジ筒部外径よりも大径の
当接部33を有する調整ナツト部材7と;ネジ軸
29と螺合できかつ位置決めされた調整ナツト部
材7を締付け固定するための固定ナツト部材9
と;からなる。
(作用) 以下本考案の作用を第3〜6図に基づいて説明
する。なお、本考案に係るドライバ1の作用を説
明する第3〜6図においては、図の複雑化を避け
るため、取付部材2の雌ネジ部10を断面部のみ
とするとともに、係止突条27を一部省略してい
る。
先ず第3図に示すごとく、床板下地13に取付
けられた状態にある取付部材2のネジ筒部11内
にその上方から脚部材3を挿入し、取付部材2の
雌ネジ部10と脚部材3の雄ネジ部20とが螺合
可能な状態として後、電動式等回転工具のチヤツ
ク30に保着されたドライバ部材6を脚部材3の
中空部19内にその上端開口部40から挿入す
る。
該調整ナツト部材7のネジ軸29における位置
は、脚部材3の所要の荒ネジ込み量を考慮して設
定される。より具体的には、脚部材3の荒ネジ込
みは係止部32と係止突条27との係合が解除さ
れることによつて完了することから、荒ネジ込み
量の大小は、調整ナツト部材7の当接部33と係
止部32との間の距離の大小によつて設定される
こととなる。このように、調整ナツト部材7のネ
ジ軸部29における位置が脚部材3の荒ネジ込み
の量を決定付けるのであり、従つて調整ナツト部
材7の位置は、構成せんとする床高さに応じた荒
ネジ込み量にあわせて所要に設定されるのであ
る。
調整ナツト部材7を位置決めして後、固定ナツ
ト部材9を締付けて、調整ナツト部材7を該設定
位置で固定する。
然る後回転工具を回転させると、ドライバ部材
6はともに回転し、係止突条27と係止部32と
の係合によつて(第6図参照)脚部材3は急速に
螺進し、第4図に示すごとく、調整ナツト部材7
の当接部33とネジ筒部11の上端部分41とが
当接した状態となる。該当接状態において、ドラ
イバ部材6がさらに回転すると、当接部33は、
該上端部分41と当接したままの状態で自由に回
転し、脚部材3がさらに螺進することとなり、該
螺進時において、係止部32は係止突条27の長
さ方向上方Fに向けて相対的に滑る(第4図参
照)。そしてついには、係止突条27の上端部2
7aにおいて係止部32と係止突条27との係合
が解除され、脚部材3の回転は止まり、脚部材3
の所要の荒ネジ込みは完了する。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1〜6図において本考案のドライバ1は、取付
部材2と脚部材3とからなり、両者の螺合状態を
変化させることによつて床高さを調整しうるよう
に構成された床高さ調整装置5(第9〜10図を
あわせて参照)において、取付部材2への脚部材
3の所要の荒ネジ込みを迅速に行わせるために用
いられるものであり、ドライバ部材6と調整ナツ
ト部材7と固定ナツト部材9とからなる。
本考案のドライバ1の構成を説明するに先立
ち、床高さ調整装置5を構成する取付部材2及び
脚部材3の構成を説明する。該取付部材2は、第
2図、第9〜10図に示すごとく、内周面部の長
さ方向全長に亘つて雌ネジ部10が刻設された円
筒状をなすネジ筒部11の外周面部の上端寄り部
分に固定用鍔部12を周設してなり、該取付部材
2は、そのネジ筒部1の上端突出部11aが床板
下地13の適所に穿設された透孔15に嵌まり込
み(第9図においては、上端突出部11aの上端
部分41は透孔15上端の稍下側に位置してい
る)かつ鍔部12の上面16が床板下地13の下
面(床板下面)17と当接した状態において、鍔
部12に設けた釘孔を挿通する釘を用いて該下面
17に釘着固定される。
又前記脚部材3は、取付部材2のネジ筒部11
内を挿通でき、かつ上端が開口しその下端部に至
る部分が中空部19とされた有底円筒状をなし、
その上側外周面部には、前記雌ネジ部10と螺合
しうる雄ネジ部20が設けられて床下地面21上
に立設せしめられる。なお脚部材3の下端部は、
ゴム等からなる緩衝部22とされている。又中空
部19内周面部26の底板23より上側の部分に
は、その長さ方向に延びかつ後述するドライバ部
材の係止部32と係合しうる係止突条27の複数
が所要角度ピツチで設けられており、係止突条2
7の上端は、本実施例においては、中空部19上
端の稍下方に控えて位置する。なお該係止突条2
7は脚部材3を補強する機能をも有する。
本考案のドライバ1を構成するドライバ部材6
は、第1図に示すごとく、前記脚部材3の中空部
19に挿入可能なネジ軸29の一端側部分に、電
動式あるいはエア式等回転工具のチヤツク30に
保着される例えば角柱状の保着部31をネジ軸2
9と同芯に突設する一方、ネジ軸29の他端側部
分には、前記中空部19の内周面部に設けられて
いる係止突条27と係合しうる(第6図参照)直
方体状をなす係止部32をネジ軸29と同芯に突
設してなる。然して、第3〜6図に示すごとく、
該係止部32は、該係合状態(第6図参照)にお
いて係止突条27の長さ方向に自由に滑ることが
でき、かつ係止突条27の上端部27aにおいて
係止部32と係止突条27との係合が解除され
る。なおネジ軸29の長さは、床高さ調整装置を
構成する取付部材2と脚部材3との所要の荒ネジ
込み量を考慮して適宜のものに設定される。又前
記調整ナツト部材7は、ネジ軸29に螺合できネ
ジ孔を有する円板状をなす当接部33上に該ネジ
孔と同芯のネジ孔を有する角ナツト部35を一体
に設けてなる。なお該当接部33の直径は、前記
取付部材2のネジ筒部11の上端外径よりも稍大
に設定されており(第4図参照)、該当接部33
はネジ筒部11の上端部分41と当接した状態で
自由に回転しうる。なお該調整ナツト部材7は、
第7図に示すごとく、ネジ軸29に螺合する円筒
状をなしその周面部にローレツト36が設けら
れ、かつその下面部37が、床板下地上面38と
当接する当接部33となるように構成されること
もある。前記固定ナツト部材9は、ネジ軸29に
螺合でき、かつ位置決めされた調整ナツト部材7
を締付け固定する。
然して、前記作用の項で説明した要領によつて
脚部材の所要の荒ネジ込みを行つて後、脚部材3
に対してネジ込みの微調整を施こし、床高さを所
望のものに設定し、例えば第10図に示すごとき
床42を構築する。
第8図は係止部32の他の態様を示すものであ
り、円柱部42の周面部43に、脚部材3の内周
面部26に設けられた係止突条27と嵌合しうる
係止溝45が設けられている。
(考案の効果) 本考案のドライバは、ドライバ部材と該ドライ
バ部材のネジ軸に螺合する調整ナツト部材・固定
ナツト部材を具え、調整ナツト部材のネジ軸にお
ける位置によつて脚部材の荒ネジ込みの量を決め
ることができ、かつ位置決めされた調整ナツト部
材を固定ナツト部材によつて締付け固定するよう
に構成されている。そのため、床板下地に取付け
られた状態にある取付部材のネジ筒部内にその上
方から脚部材を挿入し、取付部材の雌ネジ部と脚
部材の雄ネジ部とが螺合可能な状態として後、電
動式等回転工具のチヤツクに保着されたドライバ
部材を脚部材の中空部内にその上端開口部から挿
入し、回転工具を回転させると、ドライバ部材の
回転によつて、取付部材への脚部材の所要の荒ネ
ジ込みを迅速に行わせることができる。
従つて、従来のごとく手作業で荒ネジ込みを行
うばあいに比し、荒ネジ込みの作業能率を著しく
向上し、その結果、床施工の工期の短縮及び施工
コストの低減を期しうることとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2
図はその使用状態を床高さ調整装置の構成部材と
ともに示す斜視図、第3〜6図は本考案の作用を
説明する断面図、第7図は調整ナツト部材の他の
例をその作用とともに説明する説明図、第8図は
係止部の他の例をその作用とともに示す断面図、
第9図は床高さ調整装置を示す斜視図、第10図
は床高さ調整装置を用いて構築された床を例示す
る断面図である。 1……ドライバ、2……取付部材、3……脚部
材、6……ドライバ部材、7……調整ナツト部
材、9……固定ナツト部材、10……雌ネジ部、
11……ネジ筒部、19…中空部、27……係止
突条、29……ネジ軸、31……保着部、32…
…係止部、33……当接部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内周面部26の長さ方向全長に亘つて雌ネジ部
    10が刻設されたネジ筒部11を具えて床板下面
    部に取付けられる取付部材2と、該ネジ筒部11
    内を挿通できるとともにその上側外周面部に前記
    雌ネジ部10と螺合しうる雄ネジ部20が設けら
    れて床下地面上に立設せしめられかつ上端が開口
    した中空部19を有する脚部材3とを具える床高
    さ調整装置における、取付部材2への脚部材3の
    所要の荒ネジ込みを迅速に行わせるために用いら
    れるドライバであり:前記脚部材3の中空部19
    に挿入可能なネジ軸29の一端側部分に電動式等
    回転工具のチヤツクに保着される保着部31を設
    け、かつネジ軸29の他端側部分には、該中空部
    19の内周面部26においてその長さ方向に延び
    るごとく設けられた係止突条27と係合しうる係
    止部32を設け、該係止部32は、該係合状態に
    おいて係止突条27の長さ方向に自由に滑ること
    ができかつ係止突条27の上端部において係止部
    32と係止突条27との係合が解除されるように
    なされたドライバ部材6と;ネジ軸29に螺合で
    きかつ取付部材2のネジ筒部外径よりも大径の当
    接部33を有する調整ナツト部材7と:ネジ軸2
    9と螺合できかつ位置決めされた調整ナツト部材
    7を締付け固定するための固定ナツト部材9と;
    からなる、床高さ調整用のネジ込み式脚部材を荒
    ネジ込みするためのドライバ。
JP8468686U 1986-06-02 1986-06-02 Expired JPH0354854Y2 (ja)

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JP8468686U JPH0354854Y2 (ja) 1986-06-02 1986-06-02

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JPS62195466U JPS62195466U (ja) 1987-12-12
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