JP4124881B2 - 高さ調節床束のクイック・レベルロック機構。 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、高さ調節床束の改良、詳しくは、大引きなどのスリーパー部材やフロアボードを、スラブないし束石上に所定のレベルに自在に調節して配設することができ、しかもレベル揃えが済んだところで設定したレベルが狂わないように確実かつ安定にロックすることができて高精度で耐久性に富んだ床構造物を構築できる高さ調節床束のクィック・レベルロック機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のとおり、最近における建造物に関しては工事全般に亙って工期の短縮化と工費の節減とが求められており、その要請は床工事にも及んでいる。このような事情から、最近の床工事においては現場における束立てなどの木工作業を極力少なくすべくアジャストボルト機構を利用した高さ調節式床束を用いて床を構築する床工法が一般に普及してきた。
【0003】
ところが、従来周知の高さ調節床束は、図1におけるスタンド雌ネジ筒1と、この雌ネジ筒1に上げ下げ自在に螺合せるスクリューロッド2と、このスクリューロッド2の上部に上げ下げ調節自在に螺合せる床支承雌ネジ筒3とを単純に組み合せたアジャストボルト機構であった。このため、例えば施工後に床上での人の活動(歩行、起居振舞い、運動など)を通じ不可避的に生ずる振動、あるいはエアコン等の作動で生ずる微振動で床束のスクリューロッド2と雌ネジ筒1・3との螺合位置が回り動いて床レベルが狂ってしまうという問題が出てきた。
【0004】
そこで、本件発明者は、図1におけるスクリューロッド2とスタンド雌ネジ筒1および床支承雌ネジ筒3との間にロックナット4a・4aを螺装して、床支承雌ネジ筒1の支承レベルが設定された状態で、前記ロックナット4a・4aをスタンド雌ネジ筒1の上端面と床支承雌ネジ筒3の下端面とに螺合圧接させ、ロックナット4a・4aの緊締摩擦力によってスクリューロッド2の回り動きを阻止しようとの試みをしてみた。
【0005】
なるほど、スクリューロッド2に螺合した状態のロックナット4a・4aをスタンド雌ネジ筒1の上端面と床支承雌ネジ筒3の下端面とに螺合圧接させると、スクリューロッド2は雌ネジ筒1・3とロックナット4a・4aとが圧接した状態で各々背反方向へ引っ張られるような作用を受けるので、スクリューロッド2と雌ネジ筒1・3との摩擦抵抗も大きくなって確かに回り動きが低減されることになる。しかしながら、床上での人の活動による生活振動やエアコンなどの機械振動は、絶え間なく継続するものであって、特にエアコンなどの微振動はロックナットでシッカリとロックしてあっても、束床におけるアジャストボルト機構の結合を狂わせてしまうのであったのに加えて、スクリューロッド2に螺合されているロックナット4a・4aとスタンド雌ネジ筒1又は床支承雌ネジ筒3の位置が離れていたりすると、施工の際に当該ロックナットを何度も回して螺進させてゆかねばならないために作業者からは面倒がられるという難点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来のアジャストボルト機構の高さ調節床束に前述のごとき難点があったことに鑑みて為されたものであって、スラブないし束石上に所定のレベルに自在に調節して配設することができ、しかもレベル揃えが済んだところで設定したレベルを狂いなく迅速かつ安定にロックすることができて高精度で耐久性に富んだ床構造物を迅速に構築できるクイック・レベルロック機構を備えた実用的な高さ調節床束を提供することを技術的課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するために採用した手段】
本発明者が上記技術的課題を解決するために採用した手段を、添附図面に参照して説明すれば、次のとおりである。
【0008】
即ち、本発明は、筒部上端面に摩擦抵抗部11が形成され、かつ、床工事面に立設可能であるスタンド雌ネジ筒1と;周面にネジ山を上下に連続的に途切らすことによって形成されたナット昇降スライド部22を備え、かつ、周面の他の部位には所要ピッチの雄ネジ21が形成されて前記スタンド雌ネジ筒1に上げ下げ自在に螺合するスクリューロッド2と;このスクリューロッド2の上部に上げ下げ自在に螺合し、筒部下端面には摩擦抵抗部31が形成された床支承雌ネジ筒3と;この床支承雌ネジ筒3ならびに前記スタンド雌ネジ筒1の各々に対応してスクリューロッド2に介装された一対のナット部材であって、スクリューロッド2の前記ナット昇降スライド部22に対応する角度位置には当該昇降スライド部22よりも小幅にして、その雄ネジ21に適合する歩みピッチの雌ネジ部41を局部的に有し、かつ、この雌ネジ部 41 と同位置には前記スタンド雌ネジ筒1又は床支承筒3の筒口部とスクリューロッド2との空隙に圧入可能な楔片 43 が一体的に延出されていると共に、前記スタンド雌ネジ筒1の摩擦抵抗部11又は床支承雌ネジ筒3の摩擦抵抗部31に対向する端面の各々には締付制動部42を有する上下のロックナット4・4とを含んで成り;これらロックナット4を前記何れかの雌ネジ筒1又は3に締め寄せたとき楔片 43 が筒口部とスクリューロッド2の間にナット昇降スライド部 22 から周方向に圧入して楔止め機能を発揮し、かつ、前記各締付制動部 42 とスタンド雌ネジ筒1の摩擦抵抗部 11 と床支承雌ネジ筒3の摩擦抵抗部 31 とが圧着制動状態を構成するという手段を採用した点に特徴がある。そして、かゝる手段を採用したことにより、床支承雌ネジ筒3の支承レベルが設定されたとき、前記各ロックナット4・4を素早くスタンド雌ネジ筒1および床支承雌ネジ筒3の筒口部へスライド移動させて少し回すだけの迅速簡単な操作で雌ネジ筒1・3の摩擦抵抗部11・31とロックナット4・4の締付制動部41・41とがシッカリと圧接し、かつ、楔片 43 が前記各雌ネジ筒1・3の筒口部とスクリューロッド2の間に圧入して床の支承レベルを安定にロックできるようになったのである。
【0009】
本発明を構成する技術要素につき説明を補足しておくと、上記スタンド雌ネジ筒1の筒部上端面の摩擦抵抗部11と床支承雌ネジ筒3の筒部下端面の摩擦抵抗部31は、ローレット加工で刻設してもよく、また雌ネジ筒1・3を射出成形により合成樹脂で作る場合には摩擦係数の大なる軟質合成樹脂(例えば、軟質ナイロン樹脂など)にて部分的に二色成形することによっても形成できる。
【0010】
次に、スクリューロッド2は、その周面の雄ネジ21を上下領域で逆ネジに構成し、この上部ネジ部21aと下部ネジ部21bとの境界部位に回し部23を設けておくと使い勝手が良い。本発明においては、スクリューロッド2の周面にはネジ山が上下方向に連続的に途切れたナット昇降スライド部22を形成するが、このナット昇降スライド部22はロックナット4・4を自由にスライドさせられるようにしておく必要があるため、他の雄ネジ21の部分よりも凹ませておくとよい。この場合において、ナット昇降スライド部22はスクリューロッド周面の上下方向に直進的に形成しておくとロックナット4・4の昇降操作を迅速に行うことができ、またナット昇降スライド部22をスクリューロッド周面にネジ弛み方向に対して逆方向へ緩やかなカーブの螺旋形に形成しておくと、ロックナット4・4のロック性を更に増進できる。
【0011】
他方、上記スタンド雌ネジ筒1および床支承雌ネジ筒3とスクリューロッド2との螺合状態(床支承面のレベル関係)をロックすべき上下一対のロックナット4・4は、上記スクリューロッド2におけるナット昇降スライド部22と対応する角度位置に当該スクリューロッドの雄ネジ21と同一歩みピッチで同スライド部22よりも小幅の雌ネジ部42が形成される。しかし、雌ネジ部42の幅は、余り小さくするとスクリューロッド2との結合力が減退するために、素材やネジ溝の深さ、ロックナット4のサイズなどを考慮して設計するものとする。このロックナット4・4には、上側へ配置されるものには上面に、下側へ配置されるものには下面に、それぞれ締付制動部41が形成されるが、上記雌ネジ筒1・3の摩擦抵抗部11・31と同じように、ローレット加工や軟質合成樹脂の二色成形によって形成することができる。そして、さらにロックナット4・4には、スタンド雌ネジ筒1又は床支承雌ネジ筒3の筒口部とスクリューロッド2との間の空隙に圧入可能な楔片43を連設するものとし、そうすると、ロックナット4を前記何れかの雌ネジ筒1・3に締め寄せたとき当該楔片43が筒口部とスクリューロッド2の間に圧入して楔止め機能を発揮することになるため、更にレベルロック性能を増進させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添附図面に示す実施形態品に従って更に具体的に説明する。
【0013】
図面は本発明を適用して作製した第1実施形態品であって、クイック・レベルロック機構を装備した合成樹脂(ナイロン66)製の高さ調節床束を表わす。図面上、符号1で指示するものはスタンド雌ネジ筒であり、コンクリートスラブや束石上に立設配置し易いようにペディスタル形に成形してある。このスタンド雌ネジ筒1の上端面には、摩擦抵抗部11としてローレット加工による刻み目が多数形成されている。また、本実施形態のスタンド雌ネジ筒1の下端には円形の定置フランジ13が一体に延設してあり、この定置フランジ13には同心円的に開設された多数の円弧状通孔14と、アンカー孔15を適数設けてある。なお、符号16で指示するものは、スタンド雌ネジ筒1の立筒部側面と定置フランジ12との間に等角度に形成した補強リブである。
【0014】
また、図中、符号2で指示するものはスクリューロッドであり、その周面には所定歩みのネジ溝21を有すると共に、そのネジ溝21は上下方向に二ヶ所対称的に途切れて当該スクリューロッド周面にナット昇降スライド部22を形成している。このスクリューロッド2は、上記スタンド雌ネジ筒1と後述の床支承雌ネジ筒の双方に捻込み・捻戻し自在に螺合される。ちなみに、本実施形態品のスクリューロッド2は上側領域と下側領域とで前記ネジ溝21が逆ネジ関係に構成してあり、逆向きのネジ溝が形成された上部ネジ溝21aと下部ネジ溝21bとの境界部位には手回しハンドル形の回し部23が一体に成形してある。
【0015】
また、図中に符号3で指示するものは床支承雌ネジ筒であって、その雌ネジ筒部3aには下方から上記スクリューロッド2が螺合し、床支承雌ネジ筒3の下端面には摩擦抵抗部31としてローレット加工による刻み目が多数形成されている。なお、本実施形態品における床支承雌ネジ筒3上端の床支承部32は角樋形の大引き受けになっており、この床支承部(大引き受け)32の側板には支承する大引きに釘止めするための釘孔32a・32a・…が開設してある。
【0016】
次に、図中に符号4・4で指示するものはロックナットであって、一つは上記床支承雌ネジ筒3の第2延筒部32に対向する如く上記スクリューロッド2の上部ネジ溝21aに螺合されており、もう一つは上記スタンド雌ネジ筒1の第1延筒部12に対向する如く上記スクリューロッド2の下部ネジ溝21bに螺合されている。本実施形態品においては、上下のロックナット4・4は内周面に形成された小幅の雌ネジ部42を介して上記スクリューロッド2の雄ネジ21(上部ネジ溝21a又は下部ネジ溝21b)と螺合する。しかして、本実施形態品のロックナット4・4における雌ネジ部42は、上記スクリューロッド2におけるナット昇降スライド部22と対応する角度位置に当該スクリューロッドの雄ネジ21と同一歩みピッチでスライド部22の横断幅よりも若干小幅に成形してある。また、図2中に符号41で指示するものはこれらロックナット4・4の上端面又は下端面に形成されたローレット加工による刻み目状の締付制動部であり、床支承雌ネジ筒3又はスタンド雌ネジ筒1の筒口部端面に形成された摩擦抵抗部11・31と圧接することによりロックナット4・4の回転が阻止されてロック状態となる。なお、図示のロックナット4・4においては、楔片43が内周面の雌ネジ部42から延長される如く、上向き又は下向きに突出しており、スタンド雌ネジ筒1または床支承雌ネジ筒2の筒口部に当接した状態で当該ロックナットを締寄せ方向へ回転させたとき、楔片43がスクリューロッド2のナット昇降スライド部22から周方向に圧入されて当該筒口部とスクリューロッド2との間の空隙を楔止めすることになる。
【0017】
本実施形態品を使用して大引き組の床構造を構築するにあたっては、図4に示すようにコンクリートスラブ又は束石の上に本実施形態品である床束P・P・…を所要の間隔で配置し、定置フランジ13部分を接着剤で接着固定する。この場合、アンカー孔15に適宜コンクリート釘を打ち込んでアンカーとしてもよい。
【0018】
次に、スクリューロッド2がスタンド雌ネジ筒1と床支承雌ネジ筒3との中間に位置するように中間の回し部23を操作して、全ての床束P・P・…の支承レベルを調節してレベル合せをする。ついで、上下のロックナット4・4は、床支承雌ネジ筒3又はスタンド雌ネジ筒1の筒口部方向に向けナット昇降スライド部22に沿って一気にスライド移動させたうえ、当該ロックナットを各々締寄せロックする(この場合、スタンド雌ネジ筒1側のロックナット4は、自重で下に降りているので、締め寄せ方向に回すだけでよい)。このとき、本実施形態品の床束Pにあっては、スタンド雌ネジ筒1の摩擦抵抗部11および床支承雌ネジ筒3の摩擦抵抗部31とロックナット4・4の締付制動部41とが圧着し合うと共に、さらに楔片43がロックナット4・4の捻込み操作により昇降スライド部22から周方向に圧入されることになり、当該筒口部とスクリューロッド2との間の空隙が楔止め状態となって非常に安定した状態でレベルロックされることになる。
【0019】
そこで、床束P・P・…角樋形の床支承部32・32・…に大引きJを跨設支承させて側板の釘孔32a・32a・…に釘付けすればよく、こうして架設された、大引きJ・J・…相互の間に根太掛けLをすれば床組が完了する。
【0020】
本実施形態品の具体的構成ならびに本実施形態品の床束Pを用いて床組を構築する方法は概ね上記のとおりであるが、本発明は前述の実施形態に限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内において種々の設計変更が可能であることは言うまでもない。
【0021】
例えば、前述の実施形態品における床支承雌ネジ筒3の床支承部32は、大引きを支承するように角樋形に構成してあったが、床支承部32は図5に示す如く、方形の木板を固着して構成してもよい。このような木板によって床支承部32を構成した場合には、その当該床束Pの上に直接フローリングの捨張り板を付設することができ、かゝる変更実施も本発明の技術的範囲に属するものと言うべきである。
【0022】
【発明の効果】
以上、実施形態品を例示して説明したとおり、本発明を適用して構成した高さ調節床束によれば、従来品の如くスタンド雌ネジ筒とスクリューロッドと床支承雌ネジ筒とを単純に螺合させるだけの一次的螺合関係でレベル設定するには止まらず、スタンド雌ネジ筒の上端面および床支承雌ネジ筒の下端面に形成した摩擦抵抗部とロックナットの上端面又は下端面に形成した締付制動部とが互いに強固に圧着状態に接合し、しかも楔片がスタンド雌ネジ筒と床支承雌ネジ筒の筒口部とスクリューロッド2の間に圧入して楔止めすることになるので、人の活動を通じて生ずる振動やエアコン・電気冷蔵庫などによる微振動を不断に受けても螺合位置が移動して床レベルが狂ったりすることはない。
【0023】
また、本発明の床束を使用する場合には、上下の各ロックナットは、スクリューロッドの周面に形成されたナット昇降スライド部を通して一気にスタンド雌ネジ筒と床支承雌ネジ筒の筒口部に当接させ締寄せ回転させるだけでレベルロックできるので、きわめて迅速にレベルロック作業を行うことが可能となり、工期の短縮化を実現することができる。
【0024】
このように本発明によれば、従来この種の高さ調節床束の難点を遺憾なく克服することができるうえに、機構的にもロックナットの形状を工夫しただけで射出成形によって安価に製造できるのでコストを上げる原因も成さず、実用的床束を安価に提供することができる。したがって、本発明の高さ調節床束のクイック・レベルロック機構は、高品質の床構造物の構築を可能にすると共に工期の短縮化と工費の節減にも役立つものであり、その産業上の利用価値は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、従来の高さ調節床束を表わした分解斜視図である。
【図2】 図2は、本発明の実施形態品である高さ調節を表わす分解斜視図である。
【図3】 図3は、本実施形態品の構成部品の外観を表わす斜視図である。
【図4】 図4は、本実施形態品を用いてスラブ上に大引き床組を構築する状態を表わす斜視図である。
【図5】 図5は、本発明床束における床支承雌ネジ筒の床支承部の木板に構成した例を表わす斜視図である。
【符号の説明】
1 スタンド雌ネジ筒
11 摩擦抵抗部
12 第1延筒部
13 定置フランジ
14 円弧状通孔
15 アンカー孔
16 補強リブ
2 スクリューロッド
21 雄ネジ
21a 上部ネジ溝
21b 下部ネジ溝
22 ナット昇降スライド部
23 回し部
3 床支承雌ネジ筒
3a 雌ネジ筒部
31 摩擦抵抗部
32 床支承部
32a 釘孔
4 ロックナット
41 雌ネジ部
42 締付制動部
43 楔片
J 大引き
L 根太掛け
P 高さ調節床束
Claims (3)
- 筒部上端面に摩擦抵抗部11が形成され、かつ、床工事面に立設可能であるスタンド雌ネジ筒1と;周面にネジ山を上下に連続的に途切らすことによって形成されたナット昇降スライド部22を備え、かつ、周面の他の部位には所要ピッチの雄ネジ21が形成されて前記スタンド雌ネジ筒1に上げ下げ自在に螺合するスクリューロッド2と;このスクリューロッド2の上部に上げ下げ自在に螺合し、筒部下端面には摩擦抵抗部31が形成された床支承雌ネジ筒3と;この床支承雌ネジ筒3ならびに前記スタンド雌ネジ筒1の各々に対応してスクリューロッド2に介装された一対のナット部材であって、スクリューロッド2の前記ナット昇降スライド部22に対応する角度位置には当該昇降スライド部22よりも小幅にして、その雄ネジ21に適合する歩みピッチの雌ネジ部41を局部的に有し、かつ、この雌ネジ部 41 と同位置には前記スタンド雌ネジ筒1又は床支承筒3の筒口部とスクリューロッド2との空隙に圧入可能な楔片 43 が一体的に延出されていると共に、前記スタンド雌ネジ筒1の摩擦抵抗部11又は床支承雌ネジ筒3の摩擦抵抗部31に対向する端面の各々には締付制動部42を有する上下のロックナット4・4とを含んで成り;これらロックナット4を前記何れかの雌ネジ筒1又は3に締め寄せたとき楔片 43 が前記雌ネジ筒1・3の筒口部とスクリューロッド2の間にナット昇降スライド部 22 から周方向に圧入して楔止め機能を発揮し、かつ、前記各締付制動部 42 とスタンド雌ネジ筒1の摩擦抵抗部 11 と床支承雌ネジ筒3の摩擦抵抗部 31 とが圧着制動状態を構成することを特徴とした高さ調節床束のクイック・レベルロック機構。
- スクリューロッドにおける雄ネジ部が、上部と下部で逆ネジに構成されており、この上部ネジ部と下部ネジ部の境界部位に回し部が設けられてある請求項1記載の、高さ調節床束のクイック・レベルロック機構。
- ナット昇降スライド部が、スクリューロッド周面の上下方向に直進的に形成されているか、あるいはスクリューロッド周面に緩やかなカーブで螺旋的に形成されている請求項1又は2記載の、高さ調節床束のクイック・レベルロック機構。
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