JPH0354302Y2 - - Google Patents

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JPH0354302Y2
JPH0354302Y2 JP1985135455U JP13545585U JPH0354302Y2 JP H0354302 Y2 JPH0354302 Y2 JP H0354302Y2 JP 1985135455 U JP1985135455 U JP 1985135455U JP 13545585 U JP13545585 U JP 13545585U JP H0354302 Y2 JPH0354302 Y2 JP H0354302Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] 産業上の利用分野 本考案は建築物の窓開口部に取り付けられる窓
に係わり、太陽熱の取入れ及び換気を行ない、空
調エネルギーを節約することができるものに関す
る。
従来の技術 太陽熱を室内に有効に取入れ、暖房時のエネル
ギーを節約するものとして本出願人は特開昭59−
137736に示されるものを提案した。この窓は建築
物の窓開口部に内外2枚の障子を配置するととも
に、その障子間の空間部にブラインドを設置し、
室内側の障子の下側から室内の空気を前記空間部
に入れ、ブラインドが太陽熱を吸収してこれによ
り加熱された空気をフアンで室内に送風するよう
にしたものである。また、フアンを設けた箇所の
室外側の枠部材に室外に通じる空気口を設け、こ
の空気口を通してフアンにより換気することもで
きるようになつている。また、ブラインドは特公
昭56−30462に見られるように熱吸収状態と熱反
射状態とを選択できるものを使用し、冬には太陽
熱線を吸収、夏には太陽熱線を反射させるように
することができるものが用いられている。
考案が解決しようとする問題点 上記従来の太陽熱取入れ式の窓はフアンにより
太陽熱を室内に導くとともに、換気の場合もフア
ンを使用して行なうものであつた。また、取入れ
られる外気は室内上部にしか吹き出されず、中間
期の換気にもフアンを使用しなければならないの
で、所定の換気量を得るのは可能だが、自然風に
よる爽やかさを得ることは困難であつた。また、
空間部に室内の空気を入れる箇所は特別の空気取
入れ口としなければならず、ガラスからなる他の
部分とデザイン的にアンバランスともなつてい
た。
本考案はこのような問題を解決することを目的
としてなされたものである。
[考案の構成] 問題点を解決するための手段 本考案は第1図に示すように上枠1と下枠2と
の間に横枠3を配置し、上枠1と横枠3との間に
第一窓4を、横枠3と下枠2との間に第二窓5を
形成させ、これらの窓を室内、室外双方に一定間
隔を置いて設けた2枚のガラス6〜9からなる二
重窓とし、それぞれの障子間に形成させる空間部
10,11を連通させてある。また、これらの空
間部は上枠に設けた通気口12によつて室内に繋
げられている。通気口12には周知のようにそれ
を開閉するダンパーが設置されている。
これらの空間部にはブラインド13が取り付け
られるが、このブラインドは太陽熱を吸収又は反
射させるものであつて、ひも等によりそのいずれ
かを選択して使用することができるようになつて
いる。また、このブラインド13は少なくとも第
一窓4の高さを有するものを使用する。もちろ
ん、第二窓5の下に達する高さを有するものでも
良い。
第一窓4自体は通常の二重窓で良いが、第二窓
5は室内側ガラス8及び室外側ガラス9をそれぞ
れ室内側障子8′と室外側障子9′に嵌め込み、そ
の室内側障子8′を室内側に、室外側障子9′を室
外側に下端が互いに離れる方向に開放自在とし、
これらを同時に又は室内側障子のみを開放させる
ことができることを特徴とするものである。
作 用 冬期の晴天時にはブラインド13を熱吸収状態
にして、第二窓5の室内側障子8′のみを開いて
おく。ブラインド13が太陽熱を吸収し加熱され
ると、空間部10の空気の温度が高くなる。従つ
て、その空気は上昇し通気口12から室内に入
り、同時に開放した障子8′の下側から冷たい空
気が空間11,10へと入つてくる。この空気の
循環によつて室内の空気が暖められる。
夏期には通気口12を塞いでブラインド13を
太陽熱線を反射するようにしておけば、室内の空
気が太陽熱線によつて加熱されるのを防ぐことが
できる。
中間期で換気したいときには第二窓5の双方の
障子8′,9′を共に開放すれば室内と室外とが連
絡され、自然換気が可能となる。
実施例 第2図は本考案の一実施例であり、上枠21、
下枠22、縦枠23が窓開口部に取り付けられ
る。この上枠21と下枠22との間に横枠24が
取り付けられ、その上に第一窓25、下に3個の
第二窓26が形成させられている。もちろん第二
窓26は第一窓25と同一幅の1個のものであつ
ても良い。第一窓25、第二窓26共内外2枚の
ガラスによつて構成された二重窓とされている。
これらのガラス中第一窓25の室内側ガラス、第
二窓の内外ガラスはそれぞれ障子に框組され、前
記窓枠に取り付けられている。
第3図に示すように上枠21の下の室内側には
補助枠27が設置され、この補助枠に通気口28
が形成されている。もちろん補助枠27は上枠2
1と一体としても良い。本実施例においては第2
図に示すようにこの通気口28は横に3箇所形成
されている。中央の通気口28aが長く、両側の
もの28bが短くされている。この通気口28に
はこの通気口を開閉自在するダンパー29が取り
付けられている。また、通気口28にはフアン3
0の排気口31が配置されている。このフアン3
0は補助枠27と上枠21の室外側垂直面32と
の間に設置される。上記垂直面32には室外に通
じる孔33が穿たれ、この孔33を覆うカバー3
4が垂直面32に取り付けられている。このカバ
ー34には開閉自在とされたダンパー35が設置
されており、必要に応じて図示のように孔33を
外気と遮断し、閉じることができるようになつて
いる。
これらの枠部材の室内側と室外側とに一定間隔
を置いてガラス36が組み込まれた障子36′、
ガラス37が設置されている。これらの障子の間
が空間部38であり、この中にブラインド39が
設置される。空間部38は前記フアン30の吸気
部に通じている。上記ブラインド39は特公昭56
−30462に示されるものと同様のもので、熱反射
スラツトと熱吸収スラツトとを交互に並べ、ひも
等の手段によりいずれかを上下することにより、
熱反射スラツトと熱吸収スラツトとを重ねてどち
らかを表面に出すことにより熱反射状態か、熱吸
収状態かで使用するものである。
本実施例の第一窓25は室外側のガラス37は
上枠21、横枠24、縦枠23に嵌め込まれて嵌
め殺し窓とし、室外側の障子36′は上框40の
上に設置したヒンジ(図示せず)により開閉でき
るようになつている。この第一窓25自体は通常
の二重窓をそのまま使用することができる。
次に第二窓26について説明する(第4図)。
ガラス41,42がそれぞれ嵌め込まれた室内側
の障子41′、室外側の障子42′がそれぞれヒン
ジ43a,44でそれらの下端部が互いに離れる
方向に回転するように横枠24に取り付けられて
いる。これらの障子は第一窓同様の間隔で離れて
おり、その間に空間部43が形成されている。本
実施例では横枠24は室内側と室外側とが分離さ
れ、空間部43が前記第一窓の空間部38と繋が
つているが、横枠24は一体のものとしても良
い。その場合、空間部43と空間38とを連結す
るための孔を形成させておかなければならない。
上記のように双方の障子41′,42′はヒンジ4
3a,44により回転するようになつているが、
障子41′の回転動作により障子42′をも回転さ
せるように連結機構が双方の障子に取り付けられ
ている。
その連結機構を示したのが第5図である。室内
側の障子41′の縦框50の下部に軸51を固定
し、この軸51に細長い板状のアーム52の一端
を着脱自在に、かつ、回転自在に取り付ける。同
様に室外側の障子42′の縦框53の下部にも同
様のアーム54の一端を回転自在に取り付ける。
アーム54の先端は着脱自在としなくても良い。
アーム52を軸51に回転、かつ着脱自在とする
ためにはアームの先端に第6図に示すような溝5
5を形成させ、この溝を軸51に入れるようにす
るだけで良い。双方のアームの他端は合わせられ
て縦枠23に固定された摺動溝56内を摺動自在
としたスライダーに回転自在に取り付けられる。
従つて、室内側の障子41′を開くとアーム52
が引かれスライダーが下がつてアーム54を押
し、室外側の障子42′を開く。開いた状態での
固定は縦枠23に一端を回転自在に取り付けら
れ、他端を鈎状に成形したアームストツパ57の
鈎状の先端を障子41′の縦框50に取り付けた
リング状に形成させた止め具58のリング内に入
れることによつて行なう。
アーム52の先端を軸51に対して着脱自在と
したのは、アーム52を軸51から外すことによ
つて室内側の障子41′のみを開くことができる
ようにするためである。
冬期の晴天時においては第二窓の室内側の障子
41′を前記したようにアーム52を軸51から
外して開き、かつ、通気口28のダンパー29を
開いてフアン30を動作させる。ブラインド39
は熱吸収状態としておく。前述したようにブライ
ンド39で熱を吸収し、空間38の空気を加熱す
るとフアン30によりその加熱された空気が通気
口29から室内に送り込まれ室内を加熱する。
夏期においてはダンパー29を閉じ、第二窓2
6は閉じたままとする。ブラインド39は当然熱
反射状態とする。従つて、太陽熱はブラインド3
9に反射されて室内に入らない。又、太陽熱によ
つてブラインド自体は若干加熱され、空間38の
空気が加熱されるが、その空気はダンパー29に
より閉鎖されているので室内に入ることがなく、
太陽熱によつて室内が加熱されることがない。ま
た、加熱された空気は障子41′とダンパー35
とを開くことによりサーモサイフオンにより室外
に排気させることもできる。
中間期に換気の必要な場合にはアーム52を軸
51に取り付けておけば、障子41′を開けると
障子42′も開き、室内が外気と連絡され、冷た
い外気が室内に入り換気がなされる。
本実施例においてはフアン30を用いているが
この空気の循環はサーモサイフオンを利用した自
然循環も可能であるので必ずしもフアンは必要で
はない。また、この実施例によればダンパー3
5,29をともに開き、フアン30を動作させる
ことにより強制的に外気を取入れることも可能で
ある。さらにこれと同時に第二窓より排気するこ
とも可能である。
[考案の効果] 以上のように本考案は窓を第一、第二窓に分離
し、双方の二重窓の内部の空間部を連結し、下側
の第二窓を開閉するようにして室内の空気を窓内
の空間部に入れるようにしているので、窓又は下
枠に空気導入のための特別の開口を設ける必要が
なくデザイン的にも優れたものにすることができ
る。
また、本考案は第二窓を双方同時に開くことが
できるようにしてあるので、単に障子を開くだけ
で窓下部において自然風による自然換気をするこ
とができ余分なエネルギーを使用することがな
く、省エネルギーをより徹底することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を示す概略図、第2図ないし第
6図は一実施例に関するもので、第2図が室内か
ら見た正面図、第3図が第2図の−断面図、
第4図は第2図の−断面図、第5図が第二窓
の開閉状態を示す説明図、第6図はアームの先端
の平面図。 1……上枠、2……下枠、3……横枠、4……
第一窓、5……第二窓、6,7,8,9……障
子、10,11……空間部、12……通気口、1
3……ブラインド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 建築物窓開口部に上枠と下枠と縦枠とで枠体を
    構成するとともに、上枠と下枠との間に横枠を配
    置し、上枠と横枠との間に第一窓を、横枠と下枠
    との間に第二窓を形成させ、これらの窓を室内、
    室外双方に一定間隔をおいて設けた内外2枚のガ
    ラスを有する二重窓とし、そのガラス間に形成さ
    せる空間部を第二窓から第一窓に連通させ、この
    空間部に少なくとも第一窓に相当する高さを有す
    る太陽熱の吸収状態と反射状態とを選択できるブ
    ラインドを設置するとともに、第二窓は、ガラス
    が内外それぞれ室内側障子と室外側障子に嵌め込
    まれ、その室内側障子は室内側に、室外側障子は
    室外側に下端部が互いに離れる向きに開放自在に
    構成され、この第二窓に室内側障子の操作で双方
    の障子を同時にまたは室内側障子のみを開放させ
    る連結機構を設けたことを特徴とする太陽熱取入
    れ二重窓。
JP1985135455U 1985-09-04 1985-09-04 Expired JPH0354302Y2 (ja)

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JP1985135455U JPH0354302Y2 (ja) 1985-09-04 1985-09-04

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JP1985135455U JPH0354302Y2 (ja) 1985-09-04 1985-09-04

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Publication Number Publication Date
JPS6242697U JPS6242697U (ja) 1987-03-14
JPH0354302Y2 true JPH0354302Y2 (ja) 1991-11-29

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ID=31037655

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JP1985135455U Expired JPH0354302Y2 (ja) 1985-09-04 1985-09-04

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