JPH0354266Y2 - - Google Patents

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JPH0354266Y2
JPH0354266Y2 JP15987386U JP15987386U JPH0354266Y2 JP H0354266 Y2 JPH0354266 Y2 JP H0354266Y2 JP 15987386 U JP15987386 U JP 15987386U JP 15987386 U JP15987386 U JP 15987386U JP H0354266 Y2 JPH0354266 Y2 JP H0354266Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、床スラブにコンクリートを打設する
際に床型枠を支持するとか、防波堤などにおいて
法面形成のための型枠を支持するなどに用いられ
る支保工に係り、特には、型枠を支持するビーム
本体の長手方向の端部に、型枠に係止支持する係
止部を有する型枠用受け金具を着脱自在に連結す
る支保工の型枠用受け金具の連結構造に関する。
(従来の技術) 支保工では、使用現場によつて、型枠を根太を
介してビーム本体に受け止め支持する場合、根太
を用いずに型枠をビーム本体に受け止め支持する
場合、更には、梁ハンチ(スラブハンチ)を形成
できるようにする場合など、各種の施工形態が採
用され、それらに応じて、梁型枠などに対する係
止位置とビーム本体との相対レベルを変更する必
要があり、従来一般に、第10図aおよびbに示
すように、それぞれ専用の受け金具をビーム本体
に連結するように構成していた。
即ち、第10図aは、床型枠としてのベニヤを
根太を介してビーム本体に受け止め支持する場合
を示す要部の側面図であり、ビーム本体01の長
手方向端部を挿通する金具本体02にクサビ穴0
3が形成され、かつ、ビーム本体01の挿通側と
は反対側に、梁型枠等に係止する係止部04を形
成した係止板05が溶接により一体連接されて受
け金具A1が構成されている。この係止板05の
上端が、金具本体02に連結されたビーム本体0
1の上面よりも、根太06の渥美に相当する高さ
だけ上方に突出され、その係止板05の上端側端
部に係止部04が形成され、ビーム本体01にク
サビ07を介して受け金具A1を連結し、係止部
04を梁型枠としてのベニヤ08の端縁に係止さ
せ、根太06を介在した状態で床型枠としてのベ
ニヤ09をビーム本体01に受け止め支持できる
ように構成されている。
また、第10図Bは、根太06を用いずに、床
型枠としてのベニヤ09をビーム本体01に直受
けする場合を示す側面図であり、係止板05の上
端と、金具本体02に連結されたビーム本体01
の上面とがほぼ同じレベルにされ、その係止板0
5の上端側端部に係止部04が形成されて受け金
具A2が構成され、ビーム本体01にクサビ07
を介して受け金具A2を連結し、係止部04を梁
型枠としてのベニヤ08の端縁に係止させ、床型
枠としてのベニヤ09をビーム本体01に直受け
により受け止め支持できるように構成されてい
る。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような構成を有する従来例
の場合では、施工形態それぞれに応じて専用の受
け金具A1,A2を準備しなければならず、コス
ト高になる欠点があつた。
そこで、金具本体側には上下方向に所定間隔を
隔ててピン孔を形成し、一方、係止板の所定箇所
にもピン孔を形成し、それらピン孔にわたつて水
平方向に連結ピンを挿通して連結するように構成
し、その連結すべきピン孔を変更することによ
り、係止部とビーム本体の上面との相対レベルを
変更できるように構成したものも考えられたが、
ビーム本体にかかる打設コンクリートの荷重が連
結ピンにかかり、連結ピンが曲げ変形され、ピン
孔から抜けなくなるなど、実用性に欠ける欠点が
あつた。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたも
のであつて、受け金具の型枠に対する係止レベル
とビーム本体による型枠の受け止めレベルとが異
なる施工形態のいかんにかかわらず、打設コンク
リートの荷重が連結ピンに集中することを回避で
きながら、取り付け位置の変更により同一受け金
具で対応できるようにすることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、このような目的を達成するために、
冒頭に記載した支保工の型枠用受け金具の連結構
造において、 ビーム本体の端部と、型枠用受け金具の係止部
から遠い側の端部とに対して、その一方に、連結
状態の前記ビーム本体の長手方向に直交する方向
に所定間隔を隔てて、その並設方向に貫通するピ
ン孔を有する複数の嵌合部を設け、他方に、並設
方向にピン孔を有する、前記嵌合部に嵌合する複
数の凸部を設け、前記凸部を前記嵌合部に嵌合し
た状態で、前記嵌合部と前記凸部との前記ピン孔
にわたつて連結ピンを挿通することにより前記型
枠用受け金具を前記ビーム本体に連結するように
構成する。
(作用) 上記構成によれば、凸部と嵌合部との嵌合位置
を変更することにより、施工形態に合うように、
係止部のレベルとビーム本体の上面レベルとの相
対高さを変更し、それぞれの状態においては、ピ
ン孔に連結ピンを挿通して、ビーム本体に対する
受け金具の抜け止めを図つて連結し、打設コンク
リートの荷重は、凸部と嵌合部の並設方向におけ
る当接箇所で受けさせることができる。
(実施例) 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。
第1図は、本考案の実施例に係る全体分解斜視
図、第2図は、両ビームの連結状態を示す要部の
側面図である。これらの図において、1はメイン
ビーム、2はサイドビームであり、このサイドビ
ーム2が、メインビーム1の両端それぞれに長手
方向に摺動変位自在に、かつ、上方から挿脱自在
に取り付けるとともに、固定機構3を介して連結
固定されている。なお、第1図では、一方のサイ
ドビーム2のみを示している。
前記メインビーム1およびサイドビーム2それ
ぞれの上面には、上向き開口の溝4,5が形成さ
れ、後述するように、根太を使用せずに、床型枠
としてのベニヤ6を直受けするときに、前記溝
4,5,5にわたつて端太角を嵌入させ、その端
太角にベニヤ6を釘打ちによつて固定できるよう
になつている。
前記メインビーム1の溝4を形成する溝形成部
材7の両側それぞれには、トラス状に屈曲した鋼
棒8が溶接によつて一体連接され、その鋼棒8,
8を介して平板状の支持板9が溶接によつて一体
連接され、保管時や運搬のためにトラツク荷台に
載置する時などにおいて、前記支持板9により支
保工全体を起立姿勢で安定載置でき、取り扱いを
容易に行なえるように構成されている。
また、メインビーム1の長手方向の両側それぞ
れにおいて、溝形成部材7と支持板9との中間箇
所に、鋼棒8,8にわたらせて中間支持部材10
が溶接によつて一体連接されている。この中間支
持部材10,10は、フオークリフトの受け部に
も兼用構成されている。
中間支持部材10,10それぞれは、板金を凹
字状に屈曲して構成され、かつ、中間支持部材1
0,10それぞれの両端側所定箇所に、クサビ穴
11を形成したクサビ嵌入部材12を挿通してメ
インビーム1の長手方向への所定以上の変位を阻
止する係止部13が穿設形成されている。
前記サイドビーム2,2それぞれは、前記溝5
を形成した溝形成部材14の下部に、トラス状に
屈曲形成した1本の鋼棒15を介して、前記クサ
ビ嵌入部材12を取り付けたガイド部材16が溶
接によつて一体連接されている。
ガイド部材16は、第3図の断面図に示すよう
に、板金を角筒状に屈曲して構成され、その下向
き面に、前記クサビ嵌入部材12を下方に突出す
る〓間17が形成されている。
前記クサビ嵌入部材12はT字状に形成されて
おり、その上部の係止片部分12aをガイド部材
16に内嵌し、前記〓間17に沿わせて、クサビ
嵌入部材12をガイド部材16の長手方向に変位
できるように構成されている。
以上の構成により、クサビ嵌入部材12を係止
部13に挿通係止する状態で、サイドビーム2,
2それぞれを上方から挿通してメインビーム1に
載置支持させ、支保工の使用箇所におけるスパン
に合うように両サイドビーム2,2をメインビー
ム1の長手方向に摺動変位し、全体長さを所定長
さに調節し、その状態で、前記クサビ穴11にク
サビ18を打ち込み、中間支持部材10の下向き
面との当接によつてその当接箇所を反力点とし、
クサビ嵌入部材12を介してサイドビーム2,2
を下方に押し下げ、サイドビーム2,2をメイン
ビーム1に上方から圧接してサイドビーム2,2
をメインビーム1に連結固定できる。
前記クサビ18は、メインビーム1の中間支持
部材10に鎖19を介して取り付けられている。
前記1個のクサビ嵌入部材12、メインビーム
1に形成された係止部13、および、クサビ18
によつて、サイドビーム2をメインビーム1に連
結固定するための前記固定機構3が構成されてい
る。
前記サイドビーム2,2それぞれの長手方向一
端側には、第4図の要部の拡大側面図に示すよう
に、梁型枠としてのベニヤ6aの端面に連結係止
する型枠用係止部21aを備えた受け金具21
が、連結ピン22を介して着脱自在に、かつ、取
り付け高さを変更可能に取り付けられている。
即ち、第5図の断面図に示すように、サイドビ
ーム2,2それぞれの端部に断面形状コの字状の
取付枠材23が溶接によつて一体連接され、その
取付枠体23の外面に、上下方向に所定間隔を隔
てて5個の嵌合ブラケツト24……が、取付枠材
23の内周面側をピン孔24aとして穿設形成さ
れ、一方、受け金具21に、板金を凸状に屈曲し
た連結枠体25が溶接によつて一体連接されると
ともに、その連結枠体25の上下方向の5箇所
に、前記嵌合部24……それぞれに内嵌する凸部
26が、連結枠体25の内周面側をピン孔26a
として形成されている。
これにより、前記嵌合部24……に対して凸部
26……を内嵌する位置を変更し、それぞれのピ
ン孔24a……,26a……にわたり連結ピン2
2を挿通して受け金具21をサイドビーム2に連
結することにより、各種の施工形態に対応できる
ようになつている。
即ち、第6図の側面図に示すように、型枠用係
止部21aをサイドビーム2の上面より高く位置
させ、根太27……を介して床型枠としてのベニ
ヤ6を受け止め支持する場合とか、第7図の要部
の側面図に示すように、型枠用係止部21aをサ
イドビーム2の上面とほぼ同じ高さに位置させ、
根太27……を使用せずに、前記溝4,5,5に
内嵌した桟木にベニヤ6を釘打ちしてベニヤ6を
直接的に受け止め支持する場合、更には、第8図
の要部の側面図に示すように、型枠用係止部21
aをサイドビーム2の上面より低く位置させ、ベ
ニヤ6を直接的に受け止め支持させながら、梁ハ
ンチ(スラブハンチ)を形成できるようにする場
合などそれぞれに対応できるようになつている。
第9図は、受け金具21とサイドビーム2との
連結構造の他の実施例を示す要部の平面図であ
り、嵌合部24……および凸部26……のいずれ
のピン孔24a,26aをも半円形状に構成し、
更に、連結ピン22により連結した状態で取付枠
体23と受け金具21の連結枠体25連接側の面
との間に〓間が形成されるように構成し、受け金
具21をサイドビーム2に連結した状態で、受け
金具21を連結ピン22の軸心周りで回転し、例
えば、梁型枠としてのベニヤ6aに対して直交す
る方向よりも傾斜してメインビーム1およびサイ
ドビーム2を係止できるように構成されている。
上記実施例では、受け金具21をサイドビーム
2に連結するように構成したものを示したが、本
考案としては、受け金具21をメインビーム1に
連結するように構成しても良く、メインビーム1
とサイドビーム2から成るもの、および、メイン
ビーム1のみから成るものそれぞれをしてビーム
本体Cと称する。
上記実施例では、嵌合部24をサイドビーム2
側に、そして、凸部26を受け金具21側にそれ
ぞれ設けているが、本考案としては、嵌合部24
を受け金具21側に、そして、凸部26をサイド
ビーム2側に設けて構成するものでも良い。
(効果) 以上のように、本考案によれば、係止部のレベ
ルとビーム本体の上面レベルとが異なる各種の施
工形態に対して、1種の受け金具でもつて対応で
き、施工形態それぞれ専用の受け金具を必要とし
た従来の場合に比べてコストを低減できるように
なつた。
しかも、連結ピンは、凸部と嵌合部との抜け止
めを図るだけで、ビーム本体にかかる打設コンク
リートの荷重が連結ピンにかからず、連結ピンの
曲げ変形を回避でき、長期にわたつて良好に使用
できるようになつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例の支保工を示す分解
斜視図、第2図は、連結状態を示す要部の側面
図、第3図は、第2図の−線断面図、第4図
は、第2図の要部の拡大側面図、第5図は、第4
図の−線断面図、第6図は、施工例を示す全
体側面図、第7図および第8図は、それぞれ施工
例の要部を示す側面図、第9図は、受け金具とサ
イドビームとの連結構造の他の実施例を示す要部
の平面図、第10図aおよびbは、それぞれ従来
例の連結構造を示す要部の側面図である。 1……メインビーム、2……サイドビーム、6
……床型枠としてのベニヤ、6a……梁型枠とし
てのベニヤ、21……受け金具、21a……係止
部、22……連結ピン、24……嵌合部、24a
……ピン孔、26……凸部、26a……ピン孔、
C……ビーム本体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 型枠を支持するビーム本体の長手方向の端部
    に、型枠に係止支持する係止部を有する型枠用受
    け金具を着脱自在に連結する支保工の型枠用受け
    金具の連結構造であつて、 前記ビーム本体の端部と、前記型枠用受け金具
    の前記係止部から遠い側の端部とに対して、その
    一方に、連結状態の前記ビーム本体の長手方向に
    直交する方向に所定間隔を隔てて、その並設方向
    に貫通するピン孔を有する複数の嵌合部を設け、
    他方に、並設方向にピン孔を有する、前記嵌合部
    に嵌合する複数の凸部を設け、前記凸部を前記嵌
    合部に嵌合した状態で、前記嵌合部と前記凸部と
    の前記ピン孔にわたつて連結ピンを挿通すること
    により前記型枠用受け金具を前記ビーム本体に連
    結するように構成したことを特徴とする支保工の
    型枠用受け金具の連結構造。
JP15987386U 1986-10-17 1986-10-17 Expired JPH0354266Y2 (ja)

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JP15987386U JPH0354266Y2 (ja) 1986-10-17 1986-10-17

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JPS6364835U JPS6364835U (ja) 1988-04-28
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