JPH0354229A - ヒートシール可能な塗膜形成用塗布剤 - Google Patents

ヒートシール可能な塗膜形成用塗布剤

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JPH0354229A
JPH0354229A JP1190144A JP19014489A JPH0354229A JP H0354229 A JPH0354229 A JP H0354229A JP 1190144 A JP1190144 A JP 1190144A JP 19014489 A JP19014489 A JP 19014489A JP H0354229 A JPH0354229 A JP H0354229A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、包装用フィルムにヒートシール性を付与する
上で有用なヒートシール可能な塗膜形成用塗布剤に関す
る。
[従来の技術と発明が解決しようとする課題]従来、茶
袋用包装フィルム等として防湿セロハン等が使用されて
いる。しかしながら、この防湿セロハンは、ガスバリア
性が十分でなく、高価であるため、次第に他のプラスチ
ックフィルムに置換されつつある。すなわち、防湿セロ
ハンに代えて、ポリエチレンテレフタレート等のフィル
ムの一方の面にヒートシール層を形成し、他方の面に、
ポリエチレン等の押出しラミネート層を介してアルミニ
ウム箔等のシーラントを積層したラミネートフィルムが
使用されている。そして、ガスバリア性を高め、かつヒ
ートシール性を確保するため、上記ヒートシール層は、
通常、塩化ビニリデン系ポリマーのエマルジョン型塗布
液をコーティングすることにより形成されている。
しかしながら、エマルジョン型塗布液を用いてヒートシ
ール層を形成すると、ガスバリア性が未だ十分でない。
また耐熱性が小さいためか、ポリエチレン等を溶融押出
してラミネート層を形成すると、ヒートシール層が白化
し、外観が損われ、商品価値が低下する。
一方、上記エマルジョンに代えて、塩化ビニリデン系ポ
リマーの溶剤型塗布液を用いてヒートシール層を形成す
ると、ラミネートによるヒートシール層の白化を防止で
きるものの、塩化ビニリデン系ポリマーの結晶化度が大
きいためか、ヒートシール性が十分でない。
従って、本発明の目的は、塩化ビニリデン系ポリマーを
含有するにも拘らず、溶融押出し戊形によるラミネート
時にヒートシール層が白化するのを防止でき、かつ優れ
たガスバリア性及びヒートシール性を付与できるヒート
シール可能な塗膜形成用塗布剤を提供することにある。
〔発明の構成] 本発明者は、鋭意検討の結果、塩化ビニリデン系ポリマ
ーを含有する溶剤型塗布液において、塩化ビニリデン系
ポリマーに対する良溶媒の割合が多くなると、塩化ビニ
リデン系ポリマーの結晶化度が小さくなり、優れたヒー
トシール性を示すことを見いだし、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、塩化ビニリデン系ポリマーと、有
機溶媒とを含有する塗布剤であって、上記有機溶媒が、
塩化ビニリデン系ポリマーに対する良溶媒を65重量%
を越える急含むヒートシール性塗布剤により、上記課題
を解決するものである。
上記塩化ビニリデン系ポリマーは、ポリ塩化ヒニリデン
単独重合体であってもよいが、耐熱安定性、耐候安定性
及び皮膜の柔軟性などの点から、塩化ビニリデンと、他
の重合性モノマーとの共重、合体が好ましい。重合性モ
ノマーとしては、例えば、塩化ビニル、酢酸ビニル、ク
ロトン酸、アクリル酸、メチルアクリレート、エチルア
クリレート、プロビルアクリレート、イソブロビルアク
リレート、プチルアクリレート、イソブヂルアクリレー
ト、tert−プチルアクリレート、ベンチルアクリレ
ート、ヘキシルアクリレート、ヘブチルアクリレート、
オクチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレー
トなどの各種アクリレー1・、アクリ1ニトリル、メタ
クリ口ニトリル、メタクリル酸や、上記アクリレートに
対応するメタクリレー トなどが例示される。これらの
重合性モノマーは一種または二種以上使用される。上記
共重合体のうち塩化ビニリデンーアクリロニトリル共重
合体、塩化ビニリデンー塩化ビニル共重合体、塩化ビニ
リデンー酢酸ビニル共重合体、塩化ビニリデンーアクリ
ル酸共重合体、塩化ビニリデンーメタクリル酸共重合体
、塩化ビニリデンーアクリレート共重合体及び塩化ビニ
リデンーメタクリレート共重合体等の共重合体が好まし
い。これらの塩化ビニリデン系ポリマーは少なくとも一
種使用される。
上記塩基ビニリデン系ポリマーに対する良溶媒は、塩基
ビニリデン系ポリマーの種類により異なるので、ポリマ
ーの種類に応じて適宜選択できる。
良溶媒としては、例えば、アセトン、メチルエチルケト
ン、シクロヘキサノンなどのケトン類、ジオキサン、ジ
エチルエーテル、テトラヒドロフランなどのエーテル類
やこれらの混合溶媒が例示できる。
そして、塗布剤中の有機溶媒は65重量%を越える量の
良溶媒を含有している。有機溶媒は100重量%の良溶
媒で構成されていてもよいが、高連条件下でも均一に塗
工するため、貧溶媒を含有しているのが好ましい。有機
溶媒が貧溶媒を含有する場合、良溶媒と貧溶媒との割合
は、塗工性等に応じて適宜設定できるが、良溶媒/貧溶
媒−95〜67.5/5〜32.5(重量比)、好まし
くは90〜70/10〜30(重量比)程度である。な
お、良溶媒の割合が多くなると、塩化ビニリデン系ポリ
マーの結晶化度が小さくなり、ヒートシール性が優れて
いる。またエマルジョン型塗布剤ではなく、溶剤型塗布
剤を用いるので、ガスバリア性に優れ、溶融押出しラミ
ネートによりラミネート層を形成しても塗膜が白化しな
い。
塩基ビニリデン系ポリマーに文1する貧溶媒とし,では
、例えば、メタノール、エタノール、プロバノール等の
アルコール類、ヘキサン、シクロヘキサン等の脂環族炭
化水素、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化
水素、メチレンクロライド、エチレンクロライドなどの
ハロゲン化炭化水素、酢酸エチル等のエステル類、エチ
レングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコー
ルジメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエ
ーテル、エチレングリコールジェチルエーテルやこれら
の混合溶媒が例示できる。
塗布剤は、塩化ビニリデン系ポリマー以外の成分として
、他のポリマーを含有していてもよい。
上記他のポリマーεしては、例えば、ポリエチレン、ポ
リブロビレン、エチレンー酢酸ビニル共重合体、エチレ
ンーアクリル酸エチル共重合体、アイオノマー等のオレ
フィン系ポリマー;アクリル系ポリマー;ボリスチレン
、スチレンーアクリル酸エステル共重合体等のスチレン
系ポリマー;ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレ
ンテレフタレート等のポリエステル;ボリアセタール;
ボリ酢酸ビニル;ポリ塩化ビニル;塩化ビニルー酢酸ビ
ニル共重合体;ボリアミド:ポリウレタン;ボリカーボ
ネート;塩素化ボリブロビレン等の塩素化ポリオレフィ
ン;セルロース系ポリマー等が例示される。これらのポ
リマーは一種又は二種以上混合して用いられる。これら
の他のポリマーは、塩化ビニリデン系ポリマーの特性が
低下しない範囲で使用できるが、通常、塩化ビニリデン
系ポリマー100重量部に対して0〜25重量部程度で
ある。
塗布剤は、滑り性及び耐プロツキング性を付与し、作業
性を高めるため、滑剤を含有するのが好ましい。
滑剤としては、ワックスや微粉末状滑剤が好ましい。ワ
ックスとしては、例えば、バラフィンワックス、ポリエ
チレンワックス、マイクロクリスタリンワックス等の炭
化水素系ワックス、ステアリン酸、ステアリン酸モノグ
リセリド、ステアリン酸トリグリセリド、ステアリン酸
亜鉛、ステアリン酸カルシウム等の脂肪酸系ワックス、
オレイン酸アミド、ステアリン酸アミド、エルカ酸アミ
ド、メチレンビスステアリン酸アミド、エチレンビスス
テアリン酸アミド等の脂肪酸アミド系ワックス、カルナ
バワックス等のエステル系ワックス等の種々のワックス
が例示できる。上記ワックスは少なくとも一種使用され
る。ワックスの含有量は、前記塩基ビニリデン系ポリマ
ー100重ffi部に対して、通常、0.1〜10重量
部、好ましくは0.25〜5重量部、さらに好ましくは
0.  5〜2.5重量部程度である。ワックスの量が
0.1重量部未満であると滑り性が十分でなく、10重
量部を越えると塗膜の透明性等が低下し易い。
微粉末状滑剤としては、例えば、カオリン、タルク、ケ
イソウ土、酸化チタン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシ
ウム、硫酸バリウム、シリカ、アルミナ等の無機滑剤;
ポリエチレン、ポリプロピレン、ボリスチレン、アクリ
ル樹脂、シリコーン樹脂、フェノール樹脂等の有機滑剤
:アルミナバルブ、シリカバルーン、発泡ガラス、マイ
クロバルーン、サランマイクロスフェア等の微小中空体
が例示される。これらの微粉末状滑剤のうちシリカ系微
粉末、アルミナ系微粉末、ポリエチレン系微粉末、アク
リル系微粉末等が好ましい。微粉末状滑剤は塗膜の透明
性やヒートシール性等を損わない範囲で適宜の粒径を有
していてもよいが、5μ麿以下であるのが好ましい。粒
径が5μを越えると滑剤が欠落し易くなり、作業性が低
下する。微粉末状滑剤の含有量は、通常、塩化ビニリデ
ン系ポリマー100重量部に対して、0.01〜5重量
部、好ましくは0.05〜2.5重量部である。
微粉末状滑剤の使用量が0.01重量部未満であると滑
り性が十分てなく、5重量部を越えると塗膜の透明性等
が低下し易い。
本発明の塗布剤は、ヒートシール性が要求される種々の
包装用基材フィルムに適用できる。
基材フィルムとしては、例えば、ポリエチレン、エチレ
ンーアクリル酸エチル共重合体、アイオノマー、ボリブ
ロビレン、エチレンープロピレン共重合体、ポリ−4−
メチルベンテン−1等のオレフィン系樹脂;ボリ塩化ビ
ニル;ボリ塩化ビニリデン、塩化ビニリデンー塩化ビニ
ル共重合体、塩化ビニリデンーアクリロニトリル共重合
体等の塩化ビニリデン系樹脂;ボリスチレン、スチレン
ーアクリロニトリル共重合体、スチレンーアクリロニト
リルーブタジエン共重合体等のスチlノン系樹脂;ポリ
エチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート
等のポリエスデル;ナイロン6、ナイロン11、ナイロ
ン66等のナイロン又はボリアミド;ボリアクリロニト
リル;ボリヵーボネート;ポリイミド;ボリビニルアル
コール;エチレンー酢酸ビニル共瑣合体やそのケン化物
;塩酸ゴム等を素材とする種々のフィルムが使用できる
上記基材フィルムのうちオレフィン系樹脂を素材εする
フィルム、特にボリブロビレンフィルムや、ポリエステ
ルを素材とするフィルム、特にポリエチレンテレフタレ
ートフィルムは、透明性、機械的強度及び包装適性に優
れている。
基材フィルムは、未延伸であってもよく、一輪又は二袖
延伸処理されていてもよい。延伸法としては、例えばロ
ール延伸、圧延延伸、ベルト延伸、テンター延伸、チュ
ーブ延伸や、これらを組合せた延伸等の慣用の延伸法が
適用できる。延伸倍率は、所望するフィルムの特性に応
じて適宜設定でき、例えば1.5〜20倍、好ましくは
2〜15倍程度である。延伸倍率が1.5倍未満である
と延伸効果が小さく、20倍を越えると過剰な延伸とな
り生産性が低下する。
なお、延伸処理は、フィルムを構成するポリマーの融点
以下であって、二次転移点以上の温度で行なわれる。ま
たフィルムの延伸後、緊張下で熱処理し、分子の配向を
固定させてもよい。
また基材フィルムの表面は、表面処理されていてもよい
。表面処理としては、慣用の表面処理、例えば、コロナ
放電処理、高周波処理、火炎処理、クロム酸処理、溶剤
処理等が例示される。これらの表面処理のうちコロナ放
電処理が好ましい。
基材フィルムは単層フィルムであってもよく、二種以上
のフィルムが積層された複合フィルムであってちよい。
基材フィルムの厚みは特に制限されず、例えば、厚み1
〜250μ一、好ましくは5〜100一程度の基材フィ
ルムが使用できる。
なお、塗布剤及び/又は基材フィルムは、酸化防止剤、
紫外線吸収剤、熱安定剤、可塑剤、帯電防止剤、粘着付
与剤、可塑剤、充填剤、染顔料等の種々の添加剤を含有
していてもよい。
本発明の塗布剤は、基材フィルムの少なくとも一方の面
に塗布される。塗布手段としては、特に制限されず、従
来慣用の手段、例えば、デップコーター ロールコータ
ー グラビアコーター、エアーナイフコーター スプレ
ー等が使用できる。
塗膜の厚みは、通常、膜厚0.01〜5μの、好ましく
は0.1〜3μ的程度である。膜厚が0.01μ未満で
あると高いヒートシール性を付与するのが困難であり、
5μmを越えると経済的でないばかりか、場合によって
は基材フィルムの特性が低下する虞がある。
本発明の塗布剤は、ヒートシール性に優れた塗膜を容易
に形成できるので、該塗膜が形成されたフィルムは製袋
性に優れていると共に、塗膜はガスバリア性にも優れて
いる。また溶融押出しラミネート時に塗膜が白化しない
ので、基材フィルムの一方の面に上記塗布剤を塗布し、
必要に応じて、他方の面にポリエチレン等を溶融押出し
てラミネート層を形成し、該ラミネート層を介してアル
ミニウム箔等を積層することができる。従って、本発明
の塗布剤は、種々の包装用フィルム、特に食品包装用フ
ィルムや保香性フィルム等に適用する上で好適である。
[発明の効果] 以上のように、本発明のヒートシール可能な塗膜形戊用
塗布剤によれば、塩化ビニリデン系ポリマーと共に含有
される有機溶媒が、塩化ビニリデン系ポリマーに対する
良溶媒を65重量%を越える量含むので、塩化ビニリデ
ン系ポリマーを含有するにも拘らず、溶融押出し時にヒ
ートシール層が白化せず、しかも優れたガスバリア性及
びヒートシール性を有する塗膜を形成できる。
〔実施例ゴ 以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細に説明する
実施例1 塩化ビニリデン(90重量%)一アクリル酸エステル(
10重量%)共重合体1oo重量部、融点78℃のワッ
クス1重量部、平均粒径3μ■のシリカ微粉末0.1重
量部を、テトラヒド口フラノ/トルエン−70/30 
(重量比)の混合溶媒に混合し塗布液を調製した。
この塗布液を、厚み12μの二軸延伸ポリエチレンテレ
フタレートフィルムの一方の面に、ロールコーターを用
いて、乾燥後の塗布量2.0g/m2となるように塗布
し、乾燥することにより塗膜を形或した。
実施例2 実施例1の混合溶媒に代えて、テトラヒドロフラン/ト
ルエン−90/10 (重量比)の混合溶媒を用いる以
外、実施例1と同様にして塗膜を形成した。
実施例3 実施例1の塗布液に代えて、塩化ビニリデン(90重量
%)一アクリロニトリル(10重量%)I(重合体1.
 0 0重量部、融点78℃のワックス1重量部、平均
粒径3μ1のシリカ微粉末0.1重量部を、メチルエチ
ルケトン/トルエン−80/2{〕(徂量比)の混合溶
媒に混合して調製した塗布液を用いる以外、実施例1と
同様にして塗膜を形或した。
比較例1 市販の防湿セロハン(膜厚20μl)を用いた。
比較例2 実施例1の塗布液に代えて、塩化ビニリデン(85重量
%)一メタクリル酸(15重量%)共重合体を含むエマ
ルジョンの固形分1. O O重量部に対して、融点7
8℃のワックス1重量部、平均粒径3μのシリカ微粉末
0.1重量部を添加、混合して調製した塗布液を用いる
以外、実施Mlと同様にして塗膜を形成した。
比較例3 実施例1の混合溶媒に代えて、テトラヒドロフラン/ト
ルエン−60/40(重量比)の混合溶媒を用いる以外
、実施例1と同様にして、塗膜を形戊した。
そして、各実施例及び比較例で得られたフィルムのうち
、塗膜が形成されていない面に、ボ、リエチレンを32
0℃の温度で溶融押出し、膜厚20pのポリエチレン層
を形成すると共に、該溶融ポリエチレン層に厚み7μの
アルミニウム箔をラミネートし、ラミネート後の塗膜の
白化度を以下の基準で評価した。
優 ;白化せず 良 :若干白化 不可:全面に亘り白化 また得られたラミネートフイルムのうち塗膜面同士を温
度110℃、圧力1−/一、圧着時間1秒の条件でヒー
トシールした。そして、ヒートシール部に対応する幅1
5mmの試料のヒートシール強度をテンシロン引張り試
験機を用いて測定した。
また各実施例及び比較例で得られたフイルムの水蒸気透
過率及び酸素ガス透過率を下記の条件でDI定した。
水蒸気透過$:JIS  Z  0208に準拠し、温
度40℃、相対湿度90%RHの条件で測定した。単位
はg / m’ / 2 4時間である。
酸素ガス透過率:ガスクロマト法(測定器Lyssy 
Gas PerIIeabllty Testing 
Apparatus t,−66)により、湿度80%
の酸素ガスと、補償ガスとしてのヘリウムガスεを用い
て、温度20℃で測定した。単位はcc/ m2 / 
2 4時間である。
結果を表に示す。
(以下、余白) 表より明らかなように、比較例1及び比較例2のフィル
ムでは、ラミネート時に塗膜が白化するだけでなく、ガ
スバリア性が十分でなかった。また比較例3のフィルム
ではヒートシール性が十分でなかった。これに対して、
実施例1〜3のフィルムでは、いずれもラミネート時に
塗膜が白化せず、ヒートシール強度及びガスバリア性に
優れていた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 塩化ビニリデン系ポリマーと、有機溶媒とを含有する塗
    布剤であって、上記有機溶媒が、塩化ビニリデン系ポリ
    マーに対する良溶媒を65重量%を越える量含むことを
    特徴とするヒートシール性塗布剤。
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