JPH08300581A - ポリエチレン系無延伸フィルム、ラミネートフィルム及び袋 - Google Patents

ポリエチレン系無延伸フィルム、ラミネートフィルム及び袋

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JPH08300581A
JPH08300581A JP7106744A JP10674495A JPH08300581A JP H08300581 A JPH08300581 A JP H08300581A JP 7106744 A JP7106744 A JP 7106744A JP 10674495 A JP10674495 A JP 10674495A JP H08300581 A JPH08300581 A JP H08300581A
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秀幸 三田村
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光則 石井
Katsuro Kuze
勝朗 久世
Tsutomu Isaka
勤 井坂
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製膜品、その加工工程、又長期保存時のスリ
ップ性、耐ブロッキング性、開口性を改善したポリエチ
レン系無延伸フィルム、ラミネートフィルム及びこれら
を用いた袋の提供。 【構成】 ポリエチレン系樹脂を主体とし、ブロッキン
グ強度が10g/70mm以下、好適には更にヘイズが15%以
下、スリップ性(tanθ)が0.6 以下であるポリエチレン
系無延伸フィルム。又ポリエチレン系無延伸フィルムよ
りなる積層フイルムであって、少なくとも一方の外層が
アンチブロッキング剤及びスリップ剤を含有し、該層か
ら他方の外層に至る各層間は密度勾配を有し、該他方の
外層が最も高密度のポリエチレン系樹脂からなり、該高
密度が0.900 〜0.945 g/cm3 であるフィルム。更に好適
には、他方の外層にアンチブロッキング剤及び/又はス
リップ剤を含有しないフィルム。又これと他のプラスチ
ックフィルムからなるラミネートフィルム。及びこれら
を用いた袋。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリエチレン系無延伸
フィルムに関し、特に、例えば二軸延伸ナイロンフィル
ム、二軸延伸ポリエステルフィルム、二軸延伸ポリプロ
ピレンフィルム等を基材とし、該基材にシーラント材と
して積層するフィルムに関する。より詳しくは、製膜時
の巻取り性を阻害せず、又製膜品を放置した時の経時的
なブロッキングをも起こさず、更には例えば、ドライラ
ミネートや製袋等の工程でシーラント材同志や、シーラ
ント材と基材間での滑り不良やブロッキング等を起こさ
ない製袋した場合に開口性に優れたポリエチレン系無延
伸フィルムに関する。又、当該ポリエチレン系無延伸フ
ィルムと他のプラスチックフィルムからなるラミネート
フィルムに関する。更に当該ポリエチレン系無延伸フィ
ルムまたはラミネートフィルムを用いた袋に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、食品包装用フィルムとして、耐ピ
ンホール性、耐寒性に優れた二軸延伸ナイロンフィル
ム、耐熱性、腰、透明性に優れた二軸延伸ポリエステル
フィルム、防湿性に優れた二軸延伸ポリプロピレンフィ
ルム等が使用されている。これらの基材フィルムは上記
の如く優れた特性を有するが、比較的融点が高く、又二
軸延伸してあるため、ヒートシール性に劣っている。そ
こでヒートシール性を付与するために、高圧法低密度ポ
リエチレン、エチレン・α−オレフィン共重合体、エチ
レン・酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレン等のポリオ
レフィン系樹脂フィルム等をシーラント材として積層し
て使用している。上記シーラント材は、透明性、シール
強度、耐油性、低温シール性、ホットタック性、スリッ
プ性、耐ブロッキング性、開口性、耐衝撃性、ラミネー
ト適性等の色々な機能が要求されるが、一般に使用され
る樹脂及び添加剤によりその性能が大きく異なる。特
に、スリップ性、耐ブロッキング性、ラミネート適性、
開口性等は、添加剤により左右されるところが大きく、
これら性能を向上させる添加剤としては、アンチブロッ
キング剤とスリップ剤がある。アンチブロッキング剤と
しては有機及び無機の微粒子が、スリップ剤としてはア
ミド化合物等が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、フィルムや製袋
品のスリップ性や開口性を改善するためには、アンチブ
ロッキング剤やスリップ剤の添加量を増加する方向で対
処されてきた。しかしながら、例えばスリップ剤を多量
に添加した場合、ラミネート前にはスリップ剤がシーラ
ント材表面に過度にブリードするため、ドライラミネー
ト時にラミネートロールへスリップ剤が蓄積して装置を
汚染したり、又製袋時にシーラント面同志のヒートシー
ル性を阻害する等の問題があった。一方、製袋品の開口
性を改良するために、アンチブロッキング剤として平均
粒径の大きい微粒子を添加することで、それなりの効果
は付与できるが、シーラント材同志の耐スクラッチ性及
び透明性に悪影響を与えるという問題があった。そのた
め、スリップ剤やアンチブロッキング剤の使用量を抑
え、ドライラミネート時及び製袋加工時に、でんぷん等
の粉を振って、上記問題を回避する方策がとられてい
た。しかし、これは加工装置周辺を汚染するばかりか、
食品包装の外観を著しく悪化させる等の問題を生じるも
のであり、その改善が待ち望まれているが、まだ満足で
きる状態に至っていないのが現状である。
【0004】本発明は、製膜品はもとより、ラミネート
フィルムや製袋品等、又その加工工程、更には長期保存
時のスリップ性、耐ブロッキング性、開口性を改善し、
従来粉振りによって生じていた問題を解決した、ポリエ
チレン系無延伸フィルム、そのラミネートフィルム及び
これらを用いた袋を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題は下記〜の
発明によって解決される。 ポリエチレン系樹脂を主体とし、ブロッキング強度が
10g/70mm以下であるポリエチレン系無延伸フィ
ルム。 ヘイズが15%以下、スリップ性(tanθ)が0.
6以下である上記記載のポリエチレン系無延伸フィル
ム。 ポリエチレン系無延伸フィルムよりなる積層フイルム
であって、少なくとも一方の外層がアンチブロッキング
剤及びスリップ剤を含有し、該層から他方の外層に至る
各層間は密度勾配を有し、該他方の外層が最も高密度の
ポリエチレン系樹脂からなり、該高密度が0.900〜
0.945g/cm3 である上記又は記載のポリエ
チレン系無延伸フィルム。 少なくとも上記他方の外層がアンチブロッキング剤及
び/又はスリップ剤を含有しない上記記載のポリエチ
レン系無延伸フィルム。 アンチブロッキング剤が無機及び/又は有機の微粒子
である上記〜のいずれかに記載のポリエチレン系無
延伸フィルム。 〜のいずれかに記載のポリエチレン系無延伸フィ
ルムと他のプラスチックフィルムからなるラミネートフ
ィルム。 上記〜のいずれかに記載のポリエチレン系無延伸
フィルムまたは記載のラミネートフィルムを含んでな
る袋。 ポリエチレン系樹脂を主体とし、ブロッキング強度が
10g/70mm以下、ヘイズが15%以下であるポリ
エチレン系無延伸フィルムを含んでなる上記記載の
袋。
【0006】本発明のポリエチレン系無延伸フィルムを
構成する、ポリエチレン系樹脂としては、例えばエチレ
ン・α−オレフィン共重合体、高圧法ポリエチレンから
選ばれる1種又は2種以上を混合したものが挙げられ
る。上記エチレン・α−オレフィン共重合体は、エチレ
ンと炭素数4〜18のα−オレフィンとの共重合体であ
り、α−オレフィンとしてはブテン−1、ヘキセン−
1、4−メチルペンテン−1、オクテン−1、デセン−
1等が挙げられる。これらのポリエチレン系樹脂より得
られるフィルムは、優れたヒートシール強度、ホットタ
ック性、夾雑物シール性、耐衝撃性を有し、該ポリエチ
レン系樹脂は、これらの特性を阻害しない範囲で、他の
樹脂、例えばエチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン
・アクリル酸エステル共重合体等を混合して使用しても
よい。中でも、本発明に用いるポリエチレン系樹脂とし
ては、製膜性、製膜品の物性及び機能性等の点から、メ
ルトインデックス(MI)は1〜10g/分、密度は
0.890〜0.945g/cm3 程度が好ましい。こ
こでMIは、ASTMD−1238に準拠して測定し
た。又該ポリエチレン系樹脂は、自体既知の方法で合成
される。
【0007】本発明のポリエチレン系無延伸フィルム
は、そのブロッキング強度が10g/70mm以下であ
る。ブロッキング強度は、製膜品、ラミネートフィルム
及び製袋品等のブロッキングや開口性等を効率良く評価
できるメジャーで、この値が小さい程耐ブロッキング性
や開口性は良好である。ブロッキング強度が10g/7
0mmを越えると、耐ブロッキング性及び開口性が著し
く阻害されるので、粉振り等の工程が必要となる。製膜
品、ラミネートフィルム及び製袋品の取扱い性及び工程
通過性面を考慮すると、好ましいブロッキング強度の範
囲は5g/70mm以下である。
【0008】本発明においてブロッキング強度(g/7
0mm)とは、8cm×12cmのフィルムのシーラン
ト面同志を重ね合わせ、50℃×30分間余熱処理後、
5cm×5cm部分をホットプレスで40kgの荷重を
かけて50℃×15分間加圧し、これを23℃×65%
RHの条件下で、ASTM D−1893に準拠して、
引張試験機により測定した剥離強度である。
【0009】更に、本発明のポリエチレン系無延伸フィ
ルムは、そのヘイズが15%以下、スリップ性(tan
θ)が0.6以下であることが好ましい。
【0010】本発明のポリエチレン系無延伸フィルムの
ヘイズは15%以下であることが好ましい。ヘイズは、
製膜品、ラミネートフィルム及び製袋品等の透明性を表
すファクターで、この値が小さい程透明性は良好なこと
を示す。ヘイズが15%をこえると、透明性、外観等の
面から商品価値が低下する傾向がある。フィルムの基本
物性(透明性、滑り性)、機能性及び商品価値等の面を
考慮すると、より好ましいヘイズは7%以下である。
【0011】本発明においてヘイズとは、JIS−K7
105に準じて測定したものである。
【0012】本発明のポリエチレン系無延伸フィルム
は、そのスリップ性(tanθ)が0.6以下である。
スリップ性(tanθ)は、製膜品、ラミネートフィル
ム及び製袋品の表面摩擦特性を表すもので、値が小さい
程、滑り性は良好なことを示す。スリップ性(tan
θ)が0.6をこえると、フィルムのロール巻き特性が
阻害されるばかりか、例えばドライラミネート及び製袋
工程での工程通過性が悪化する傾向があり、粉振り等が
必要となる。従って、製膜品の巻き特性及び加工時の工
程通過性面を考慮すると、より好ましいスリップ性(t
anθ)は0.4以下である。
【0013】本発明においてスリップ性とは、(株)東
洋精機製、摩擦角測定機を使用し、フィルムのシーラン
ト面同志について、傾斜上昇速度3.3°/秒で、滑り
角度θを測定(摩擦面積62cm2 、荷重1kg)し、
tanθで表したものである。
【0014】上記特性を有する本発明のポリエチレン系
無延伸フィルムは、アンチブロッキング剤及びスリップ
剤を含有する前記ポリエチレン系樹脂の単層フィルムで
あっても、積層フィルムであっても良いが、好適には積
層フィルム、特にポリエチレン系無延伸フィルムよりな
る積層フイルムであって、少なくとも一方の外層がアン
チブロッキング剤及びスリップ剤を含有し、該層から他
方の外層に至る各層間は密度勾配を有し、該他方の外層
が最も高密度のポリエチレン系樹脂からなり、該高密度
が0.900〜0.945g/cm3 である積層フィル
ムとすることにより得ることができる。
【0015】本発明のポリエチレン系無延伸フィルムは
開口性等の点から、これにアンチブロッキング剤やスリ
ップ剤を含有させるが、当該フィルムを基材とラミネー
トする場合、ポリエチレン系無延伸フィルムのラミネー
ト面層中のアンチブロック剤やスリップ剤が基材との接
着性を阻害する傾向がある。又、スリップ剤は低密度側
へ移行する傾向がある。このため、ポリエチレン系無延
伸フィルムは、各層間に密度勾配を有する積層フィルム
であり、少なくとも一方の外層(シーラント面層)がア
ンチブロッキング剤及びスリップ剤を含有し、他方の外
層(ラミネート面層)が最も高密度のポリエチレン系樹
脂からなることが好ましい。
【0016】他方の外層のポリエチレン系樹脂の密度は
0.900〜0.945g/cm3であることが好まし
い。該密度が0.945g/cm3 を越えると、低温時
の衝撃強度に悪影響を与えるばかりか、フィルムを硬く
する傾向を示す。他方の外層のポリエチレン系樹脂の密
度が0.900g/cm3 未満ではフィルムの基本物性
(破断強度、ヤング率等)を損ない易い傾向があるだけ
でなく、腰のないフィルムになり易い傾向がある。又、
他方の外層に用いるポリエチレン系樹脂の密度は、他方
の外層の厚みとも密接に関係している。他方の外層に用
いるポリエチレン系樹脂のより好ましい密度範囲は0.
920〜0.940g/cm3 である。
【0017】本発明のポリエチレン系無延伸フィルムが
積層されてなる場合、各層のポリエチレン系樹脂の密度
は特に制限されないが、前記のように各層間に密度勾配
を有するものが好ましい。一方の外層の密度は通常0.
900〜0.945g/cm 3 、好ましくは0.910
〜0.940g/cm3 である。又、積層フィルムが3
層以上からなる場合、その中間層の密度は通常0.90
5〜0.940g/cm3 、好ましくは0.910〜
0.935g/cm3 である。
【0018】更に、本発明のポリエチレン系無延伸フィ
ルムは、少なくとも上記他方の外層(ラミネート面層)
にアンチブロッキング剤及び/又はスリップ剤を含有し
ないことが好ましい。他方の外層は、ポリエーテル系及
びポリエステル系等の接着剤を介する等して、基材と接
着される層で、最終的にはラミネートフィルム等の強度
等を左右する重要な層である。該層にアンチブロッキン
グ剤及び/又はスリップ剤が入ると基材との接着性を阻
害する傾向があるばかりか、ひいてはシーラント材と基
材とのラミネート強度を低下する原因となる。又、フィ
ルムのヘイズが高くなり、透明性が悪化する傾向があ
る。
【0019】該積層フィルムは、滑り性、耐ブロッキン
グ性、破断強伸度、ヤング率、インパクト強度、ヒート
シール強度の点から、2〜7層からなることが好まし
く、より好ましくは3層からなる。
【0020】本発明に使用されるアンチブロッキング剤
は特に限定されないが、無機及び/又は有機の微粒子が
好ましい。具体的には、有機微粒子としては、例えば実
質的に変形しないポリマーからなり、乳化重合又は懸濁
重合等により得られるポリメチルメタクリレート、ポリ
スチレン及びポリアミド等が挙げられる。又、無機微粒
子としては、例えばシリカ、ゼオライト、珪藻土、タル
ク、カオリナイト及び非晶性アルミノシリケート等が挙
げられる。フィルムの透明性面からは有機微粒子系のポ
リメチルメタクリレートが、又コスト面からは無機微粒
子系のシリカ、ゼオライト及び珪藻土が好ましい。該ア
ンチブロッキング剤の平均粒径は特に限定しないが、外
観、透明性及びブロッキング性面を考慮すると2〜15
μm程度のものが好ましく、5〜10μmがより好まし
い。
【0021】本発明に用いるアンチブロッキング剤の量
は特に限定されず、フィルム物性、外観、透明性等を阻
害しない範囲で自由に使用することができ、ポリエチレ
ン系樹脂100重量部に対して、通常0.01〜3重量
部、好ましくは0.05〜2重量部である。本発明のポ
リエチレン系無延伸フィルムが、積層されてなる場合、
それぞれの層に配合されるアンチブロッキング剤の好適
な量は次に示す通りである。一方の外層においては、ポ
リエチレン系樹脂100重量部に対して0.01〜3重
量部が好ましく、0.05〜2重量部がより好ましい。
他方の外層においては、アンチブロッキング剤を配合し
ないことが好ましい。中間層においては、ポリエチレン
系樹脂100重量部に対して0.01〜2重量部が好ま
しく、0.05〜1重量部がより好ましい。
【0022】本発明のポリエチレン系無延伸フィルムへ
のアンチブロッキング剤の配合方法は、マスターバッチ
方式でも、製膜直前のペレットブレンド方式でも可能
で、特に限定するものではない。
【0023】本発明に使用されるスリップ剤は、公知の
ものを用いることができ、何ら限定されるものではない
が、例えばブリード速度の速いスリップ剤として、流動
パラフィン、ポリエチレンワックス等の炭化水素系スリ
ップ剤、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネ
シウム等の金属セッケン系スリップ剤、オレイン酸アミ
ド、エルカ酸アミド、ベヘニン酸アミド等のアミド系ス
リップ剤等が挙げられる。又、ブリード速度の比較的遅
いスリップ剤として、例えばエチレンビスオレイン酸ア
ミド、ヘキサメチレンビスオレイン酸アミド、エチレン
ビスエルカ酸アミド等が挙げられ、これらブリード速度
の比較的遅いスリップ剤は、単独使用でもよいが、前記
アミド系スリップ剤と併用することが好ましい。該スリ
ップ剤としては、中でも、取扱い性及びスリップ性の効
果の点から、オレイン酸アミド、エルカ酸アミドとエチ
レンビスオレイン酸アミドの併用系がより好ましい。
【0024】本発明に用いるスリップ剤の量は特に限定
されず、製膜直後のフィルムのスリップ性、シーラント
材としてのヒートシール特性を阻害しない範囲で自由に
使用することができ、ポリエチレン系樹脂100重量部
に対して、通常0.01〜0.5重量部、好ましくは
0.02〜0.35重量部である。本発明のポリエチレ
ン系無延伸フィルムが、積層されてなる場合、それぞれ
の層に配合されるスリップ剤の好適な量は次に示す通り
である。一方の外層においては、ポリエチレン系樹脂1
00重量部に対して0.01〜0.05重量部が好まし
く、0.02〜0.35重量部がより好ましい。他方の
外層においては、スリップ剤を配合しないことが好まし
い。中間層においては、ポリエチレン系樹脂100重量
部に対して0.01〜0.05重量部が好ましく、0.
02〜0.3重量部がより好ましい。
【0025】本発明のポリエチレン系無延伸フィルムへ
のスリップ剤の配合方法は、マスターバッチ方式でも、
製膜直前のペレットブレンド方式でも可能で、特に限定
するものではない。
【0026】本発明のポリエチレン系無延伸フィルムの
成形方法は、特に限定するものではなく、例えばインフ
レーション多層押出成形法、Tダイ多層押出成形法等の
利用が可能である。
【0027】本発明のポリエチレン系無延伸フィルムの
厚みは特に限定されないが、10〜150μmが好まし
く、20〜100μmがより好ましい。本発明のポリエ
チレン系無延伸フィルムが、積層されてなる場合、それ
ぞれの好適な厚みは次に示す通りである。一方の外層の
厚みは1〜40μmが好ましく、2〜30μmがより好
ましい。他方の外層の厚みは1〜40μmが好ましく、
2〜30μmがより好ましい。中間層の総厚みは10〜
80μmが好ましく、20〜70μmがより好ましい。
【0028】本発明のポリエチレン系無延伸フィルムが
積層されてなる場合の各層の厚み比は、他方の外層の厚
み1に対して、一方の外層の厚みは0.2〜5が好まし
く、0.5〜3がより好ましい。また、他方の外層の厚
み1に対して、中間層の総厚みは1.5〜25が好まし
く、2〜20がより好ましい。特に、積層フィルムが3
層構成である場合の厚み比は、製膜性、フィルム物性及
びフィルム機能性面を考慮すると、他方の外層/中間層
/一方の外層=1/2/1〜1/20/1程度が好まし
い。
【0029】本発明のポリエチレン系無延伸フィルムに
は、必要に応じて帯電防止剤、耐候剤、酸化防止剤、熱
安定剤、着色剤等の公知の添加剤が配合されていてもよ
い。
【0030】当該ポリエチレン系無延伸フィルムは、他
のプラスチックフィルムとのラミネートフィルムとして
使用することができる。他のプラスチックフィルムとし
ては特に限定されないが、二軸延伸したプラスチックフ
ィルムが好ましく、破断強伸度、ヤング率、インパクト
強度、ヒートシール強度等の点から、二軸延伸のナイロ
ンフィルム、ポリエステルフィルム及びポリプロピレン
フィルム等がより好ましい。他のプラスチックフィルム
の厚みは、目的によって異なるが、通常5〜30μm、
好ましくは10〜25μmである。積層方法は、自体既
知の方法で行えばよく、例えばドライラミネーションや
押出しラミネーション等が挙げられる。
【0031】又本発明の袋は、上記ポリエチレン系無延
伸フィルムを含んでなり、好適には、ポリエチレン系樹
脂を主体とし、ブロッキング強度が10g/70mm以
下、ヘイズが15%以下であるポリエチレン系無延伸フ
ィルムを含んでなる。当該ポリエチレン系無延伸フィル
ムを含んでなることにより、開口性に優れた袋を得るこ
とができる。当該袋は、使用するポリエチレン系無延伸
フィルムが各層間に密度勾配を有する積層フィルムであ
る場合は、一方の外層面合わせで製袋されてなる。又本
発明の袋は、ポリエチレン系無延伸フィルムを、前記の
ような二軸延伸のナイロンフィルム、ポリエステルフィ
ルム及びポリプロピレンフィルム等と積層して得られた
ラミネートフィルムを用いて製造されることが好まし
い。製袋方法は、自体既知の方法で行えばよく、例えば
簡単な手動式シーラーによる製袋方法や三方シールや溶
断シール製袋機による自動製袋方式等が挙げられる。
【0032】
【実施例】次に実施例により本発明を更に詳細に説明す
るが、本発明はこれらの実施例によって限定されるもの
ではない。又、実施例及び比較例における特性値の測定
方法を説明する。
【0033】(1)密度 JIS−K6760に規定された方法に準じて測定し
た。
【0034】(2)ブロッキング強度 8cm×12cmのフィルムのシーラント面同志を重ね
合わせ、50℃×30分間余熱処理後、5cm×5cm
部分をホットプレスで40kgの荷重をかけて50℃×
15分間加圧し、これを23℃×65%RHの条件下
で、ASTM D−1893に準拠して、引張試験機に
より剥離強度(g/70mm)として測定した。この値
が小さい程、耐ブロッキング性は良好である。
【0035】(3)スリップ性 (株)東洋精機製、摩擦角測定機を使用し、フィルムの
シーラント面同志について傾斜上昇速度3.3°/秒で
滑り角度θを測定(摩擦面積62cm2 、荷重1kg)
し、tanθで表した。この値が小さい程、スリップ性
は良好である。
【0036】(4)ヘイズ JIS−K7105に準じて測定した。この値が小さい
程、透明性は良好である。
【0037】(5)外観 フィルムの表面状態を肉眼で判定した。 ○:凹凸が極めて少なく、平滑性が高い。 △:凹凸がかなり有り、平滑性に欠ける。 ×:凹凸が極めて多く、平滑性が極端に悪い。
【0038】尚、実施例及び比較例で用いた原材料を以
下に示す。 (1)ポリエチレン系樹脂(R) R1:MI=2、密度=0.935g/cm3 R2:MI=2、密度=0.920g/cm3 R3:MI=2、密度=0.910g/cm3 R4:MI=2、密度=0.908g/cm3
【0039】(2)アンチブロッキング剤(ABA) ABA1:平均粒径10μm、有機微粒子(架橋型ポリ
メチルメタクリレート) ABA2:平均粒径 2μm、有機微粒子(架橋型ポリ
メチルメタクリレート) ABA4:平均粒径 6μm、無機微粒子(ゼオライ
ト)
【0040】(3)スリップ剤(SA) EA :エルカ酸アミド OA :オレイン酸アミド EBA:エチレンビスオレイン酸アミド HBA:ヘキサメチレンビスオレイン酸アミド
【0041】実施例1 各層〔A層(ラミネート面層)、B層(中間層)、C層
(シーラント面層)〕の樹脂組成物を次に示す内容とし
た。 A層:ポリエチレン系樹脂(R1) B層:ポリエチレン系樹脂(R2)100重量部に対し
て、ABA1を0.05重量部、EAを0.03重量
部、EBAを0.09重量部 C層:ポリエチレン系樹脂(R3)100重量部に対し
て、ABA1を1.00重量部、EAを0.02重量
部、EBAを0.10重量部 これら樹脂組成物を、A層及びC層は65mmφ、B層
は90mmφの押出機を用いて220℃で溶融後、マル
チマニホールド方式3層TダイにてA層、B層及びC層
の厚み比が1/6/1となる様に製膜し、60μmのポ
リエチレン系無延伸フィルムを得た。得られたフィルム
は、外観的にも、スリップ性面も問題はなかった。
【0042】実施例2〜3 表1に示した内容の樹脂組成物を、実施例1と同様の方
法で製膜し、各々60μmのポリエチレン系無延伸フィ
ルムを得た。得られたフィルムは、実施例1で得られた
フィルムと同様に外観、スリップ性共に問題はなかっ
た。
【0043】比較例1〜4 表1に示した内容の樹脂組成物を、実施例1と同様の方
法で製膜し、各々60μmのポリエチレン系無延伸フィ
ルムを得た。比較例1〜2で得られたフィルムはいずれ
もスリップ性が不良で、ブロッキングし易い状態のもの
であった。一方、比較例3から得られたフィルムは表面
の凹凸が目立ち、外観的に問題があった。又比較例3〜
4から得られたフィルムの透明性はいずれも悪いもので
あった。
【0044】
【表1】
【0045】実施例1〜3、比較例1〜4から得られた
ポリエチレン系無延伸フィルム(単膜)のブロッキング
強度、ヘイズ及びスリップ性を表2に示す。
【0046】実施例4 実施例1〜3、比較例1〜4で得られたフィルムを、3
0℃で48時間エージングした後、二軸延伸ナイロンフ
ィルム(15μm)とコロナ放電処理面を貼合わせ面と
してドライラミネート加工を行った(接着剤:ポリエー
テル系、粉振りなし)。得られたラミネートフィルムを
エージング(50℃×96時間)した後、ブロッキング
強度、ヘイズ及びスリップ性等を評価した。それらの結
果を表2に示す。
【0047】
【表2】
【0048】表2の結果から明らかな如く、実施例1〜
3で得られたフィルムは外観的に問題はなく、良好なス
リップ性と共に、極めて優れた耐ブロッキング性を付与
できるものであった。一方、比較例1〜2によるもの
は、スリップ性が不良でブロッキングし易いものであっ
た。比較例3〜4で得られたフィルムは、透明性が悪
く、又スリップ性及び耐ブロッキング性が悪いものであ
った。特に、比較例3のラミネート後のフィルムは、表
面の凸凹が目立ち、好ましくない外観を有していた。こ
れはA層に入れたアンチブロッキング剤が影響している
ものと思われる。尚、表2中に記載されているブロッキ
ング強度が「0」とは、フィルムが完全に剥離し、ブロ
ッキングしないことを示すものである。
【0049】実施例5 実施例4で得られたラミネートフィルムを用い、製袋機
にて製袋(サイズ:150mm×210mm、速度:2
1m/分、シール幅:10mm、シール温度:150
℃、粉振りなし)し、製袋適性を評価した。その結果を
表3に示す。
【0050】
【表3】
【0051】表3に示した開口性とは、製袋直後、並び
に50℃×80%RH及び10℃×20%RHの雰囲気
下に製袋品1000枚(100袋×10束)を30日間
積重ねた後、手で袋の口開き性を評価した結果である。
評価は次の通りである。 ○:袋内面のブロッキングがなく、容易に口開きする。 ×:袋内面がブロッキングし、容易に口開きしない。
【0052】又そりとは、製袋品を100袋づつ束ねた
時のそり具合を評価した目視結果である。評価は次の通
りである。 ○:束ねたフィルムがすべてフラット(そりなし)であ
る。 ×:端部及び袋の一部がそり、束ねたフィルムがガサガ
サの状態になる。
【0053】実施例1〜3で得られたフィルムを用いた
製袋品は、粉振りなしでも優れた開口性を有し、製袋品
のそり等の変化も全くなかった。一方、比較例1〜4で
得られたフィルムを用いた製袋品は、いずれもスリップ
性が不良で、開口性が非常に悪いものであった。又、い
ずれの製袋品もそりを有するものであった。特に比較例
3で得られたフィルムを用いた製袋品は、表面の凸凹が
目立ち、外観を著しく損なうものであった。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、製膜品はもとより、ラ
ミネートフィルムや製袋品等、又その加工工程、更には
長期保存時のスリップ性、耐ブロッキング性及び開口性
を大幅に改善し、従来問題となっていた粉振りが不必要
で、加工工程での汚染問題を解消すると共に、外観を著
しく改善するポリエチレン系無延伸フィルム、そのラミ
ネートフィルム及びこれらを用いた袋を提供できる。本
発明のポリエチレン系無延伸フィルムは、食品包装フィ
ルム等として大幅な展開が可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C08L 23:00 (72)発明者 井坂 勤 大阪府大阪市北区堂島浜2丁目2番8号 東洋紡績株式会社本社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエチレン系樹脂を主体とし、ブロッ
    キング強度が10g/70mm以下であるポリエチレン
    系無延伸フィルム。
  2. 【請求項2】 ヘイズが15%以下、スリップ性(ta
    nθ)が0.6以下である請求項1記載のポリエチレン
    系無延伸フィルム。
  3. 【請求項3】 ポリエチレン系無延伸フィルムよりなる
    積層フイルムであって、少なくとも一方の外層がアンチ
    ブロッキング剤及びスリップ剤を含有し、該層から他方
    の外層に至る各層間は密度勾配を有し、該他方の外層が
    最も高密度のポリエチレン系樹脂からなり、該高密度が
    0.900〜0.945g/cm3 である請求項1又は
    2記載のポリエチレン系無延伸フィルム。
  4. 【請求項4】 少なくとも上記他方の外層がアンチブロ
    ッキング剤及び/又はスリップ剤を含有しない請求項3
    記載のポリエチレン系無延伸フィルム。
  5. 【請求項5】 アンチブロッキング剤が無機及び/又は
    有機の微粒子である請求項3または4記載のポリエチレ
    ン系無延伸フィルム。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のポリエ
    チレン系無延伸フィルムと他のプラスチックフィルムか
    らなるラミネートフィルム。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5のいずれかに記載のポリエ
    チレン系無延伸フィルムまたは請求項6記載のラミネー
    トフィルムを含んでなる袋。
  8. 【請求項8】 ポリエチレン系樹脂を主体とし、ブロッ
    キング強度が10g/70mm以下、ヘイズが15%以
    下であるポリエチレン系無延伸フィルムを含んでなる請
    求項7記載の袋。
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