JPH0354226B2 - - Google Patents
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- JPH0354226B2 JPH0354226B2 JP237684A JP237684A JPH0354226B2 JP H0354226 B2 JPH0354226 B2 JP H0354226B2 JP 237684 A JP237684 A JP 237684A JP 237684 A JP237684 A JP 237684A JP H0354226 B2 JPH0354226 B2 JP H0354226B2
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Landscapes
- Finished Plywoods (AREA)
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は建物や住宅の、例えば壁面材、天井
材、扉面材などの内装材、特に増改築用の内装材
として開発された銘木化粧板に関する。その他、
本発明の銘木化粧板は、家具、キヤビネツト等の
表面化粧材、化粧小箱などにも利用することがで
きる。
材、扉面材などの内装材、特に増改築用の内装材
として開発された銘木化粧板に関する。その他、
本発明の銘木化粧板は、家具、キヤビネツト等の
表面化粧材、化粧小箱などにも利用することがで
きる。
近年、壁面材や天井材などには、ベニヤ板を基
材とする化粧板が多く使用されているが、この種
の化粧壁面や化粧天井の改装に当つては、従来の
多くは、化粧板を壁等より剥離して新品の化粧板
を貼着する方法により行なわれている。しかし、
この方法では、剥離の際ベニヤ板基材が割れ裂け
て壁材等に残ることが多く、この残存基材を取り
除く必要があるなど、改装作業が面倒であつた。
また、化粧板全体を取り替える方法であるため、
改装費用が高く尽き、経済的でないなどの種々の
欠点を有していた。そこで、簡便かつ経済的な改
装方法として、使用中の化粧板表面(あるいは表
面層の化粧単板を剥した化粧板表面)に直接薄手
の化粧プラスチツクシートや化粧壁紙を貼付する
方法も従来より行なわれている。しかし、この方
法では、桧、欅等の銘木特有の木目が内装材表面
に表われないだけでなく、貼着後撚れ、縮み、カ
ールなどを生じ易く、広い面積を凹凸なく貼着す
ることが困難であつた。
材とする化粧板が多く使用されているが、この種
の化粧壁面や化粧天井の改装に当つては、従来の
多くは、化粧板を壁等より剥離して新品の化粧板
を貼着する方法により行なわれている。しかし、
この方法では、剥離の際ベニヤ板基材が割れ裂け
て壁材等に残ることが多く、この残存基材を取り
除く必要があるなど、改装作業が面倒であつた。
また、化粧板全体を取り替える方法であるため、
改装費用が高く尽き、経済的でないなどの種々の
欠点を有していた。そこで、簡便かつ経済的な改
装方法として、使用中の化粧板表面(あるいは表
面層の化粧単板を剥した化粧板表面)に直接薄手
の化粧プラスチツクシートや化粧壁紙を貼付する
方法も従来より行なわれている。しかし、この方
法では、桧、欅等の銘木特有の木目が内装材表面
に表われないだけでなく、貼着後撚れ、縮み、カ
ールなどを生じ易く、広い面積を凹凸なく貼着す
ることが困難であつた。
本発明は、前記の事情を考慮してなされたもの
で、その主たる目的は、改装を簡便かつ経済的に
行ない得、その上仕上り具合が良好な銘木化粧板
を提供することにある。
で、その主たる目的は、改装を簡便かつ経済的に
行ない得、その上仕上り具合が良好な銘木化粧板
を提供することにある。
本発明の他の目的は、曲げが可能で加工性に富
み、湾曲部や曲面部の内装材などに有用な銘木化
粧板を提供することにある。
み、湾曲部や曲面部の内装材などに有用な銘木化
粧板を提供することにある。
本発明の銘木化粧板は、化粧板基材を、その表
面部および裏面部に外側よりクラフト紙、ポリエ
チレン層またはポリプロピレン層を配しかつ基材
内部にアルミニウム、鉄等の金属箔、ポリエチレ
ン層またはポリプロピレン層、および板紙を配し
て積層した積層物とし、この積層基材の表面上
に、化粧単板を熱硬化性、または熱可塑性樹脂接
着剤を介して貼着し、この化粧単板−基材積層体
を熱圧締、または熱圧および冷圧締して成ること
を特徴とするものである。すなわち、基材材料等
の工夫により、適度の剛性および可撓性を有する
ようにして、寸法が安定でかつ曲げ可能とした極
薄化粧板である。
面部および裏面部に外側よりクラフト紙、ポリエ
チレン層またはポリプロピレン層を配しかつ基材
内部にアルミニウム、鉄等の金属箔、ポリエチレ
ン層またはポリプロピレン層、および板紙を配し
て積層した積層物とし、この積層基材の表面上
に、化粧単板を熱硬化性、または熱可塑性樹脂接
着剤を介して貼着し、この化粧単板−基材積層体
を熱圧締、または熱圧および冷圧締して成ること
を特徴とするものである。すなわち、基材材料等
の工夫により、適度の剛性および可撓性を有する
ようにして、寸法が安定でかつ曲げ可能とした極
薄化粧板である。
さらに、本発明の銘木化粧板を第1図に基づき
詳しく述べるに、本発明の銘木化粧板1は、化粧
単板2、接着剤3、および基材4の積層体を後述
の圧締処理したものである。化粧単板2は、各種
の銘木、例えば、桧、楢、欅、桜、楡等の国産
材、チーク、ローズウツド、ウオールナツト、マ
ホガニー、セブラウツド等の輸入材を薄く切削し
た〓板である。単板2は、、柾目、追柾、板目又
は杢などの木理を有し、通常0.2−1.0mm程度の厚
さのものが使用される。また、接着剤3は、熱硬
化性または熱可塑性接着剤であつて、化粧単板貼
着用として圧締処理によつて接着剤自体が単体表
面より滲み出さない様に配合されたものであれば
良い。例えば、水溶性メラミン樹脂、スチレン−
ブタジエン樹脂などを挙げることができる。
詳しく述べるに、本発明の銘木化粧板1は、化粧
単板2、接着剤3、および基材4の積層体を後述
の圧締処理したものである。化粧単板2は、各種
の銘木、例えば、桧、楢、欅、桜、楡等の国産
材、チーク、ローズウツド、ウオールナツト、マ
ホガニー、セブラウツド等の輸入材を薄く切削し
た〓板である。単板2は、、柾目、追柾、板目又
は杢などの木理を有し、通常0.2−1.0mm程度の厚
さのものが使用される。また、接着剤3は、熱硬
化性または熱可塑性接着剤であつて、化粧単板貼
着用として圧締処理によつて接着剤自体が単体表
面より滲み出さない様に配合されたものであれば
良い。例えば、水溶性メラミン樹脂、スチレン−
ブタジエン樹脂などを挙げることができる。
基材4は、第1図に示すように多層積層構造で
あり、その表面部5、内部6、および裏面部7に
おいて夫々特徴的な構成をなす。表面部5は、外
側よりクラフト紙8、ポリエチレンまたはポリプ
ロピレン層9を配して成る。クラフト紙8は、接
着剤3中の水分を吸収し、一方ポリエチレンまた
はポリプロピレン層9は該接着剤水分が基材内部
に浸透するのを阻止する。したがつて、基材4全
体が膨潤し剛性が低下するのが防止されている。
このことから、クラフト紙8は、坪量20〜80g/
m2、好ましくは約50g/m2であるとよく、またポ
リエチレンまたはポリプロピレン層9の内側に水
分浸透防止用の他の樹脂層を設けてもよい。
あり、その表面部5、内部6、および裏面部7に
おいて夫々特徴的な構成をなす。表面部5は、外
側よりクラフト紙8、ポリエチレンまたはポリプ
ロピレン層9を配して成る。クラフト紙8は、接
着剤3中の水分を吸収し、一方ポリエチレンまた
はポリプロピレン層9は該接着剤水分が基材内部
に浸透するのを阻止する。したがつて、基材4全
体が膨潤し剛性が低下するのが防止されている。
このことから、クラフト紙8は、坪量20〜80g/
m2、好ましくは約50g/m2であるとよく、またポ
リエチレンまたはポリプロピレン層9の内側に水
分浸透防止用の他の樹脂層を設けてもよい。
基材内部6は、アルミニウム、鉄等の金属箔1
0、ポリエチレンまたはポリプロピレン層11、
および板紙12などより構成される。金属箔10
は、AlやFe等の強い剛性により伸縮に乏しく、
基材平面(ひいては化粧板平面)の寸法を一定に
保つのに寄与する。また箔10は、AlやFe等の
展性に基づき可撓性を有している。他の基材材料
も柔軟であり、このため化粧板1は屈曲可能とな
つている。さらに、金属箔10は、水分の拡散を
制限するため、化粧板1の防水、防湿性の向上に
貢献する。これらのことから、金属箔10は、厚
さ15〜50μm、好ましくは約30μmであるとよい。
0、ポリエチレンまたはポリプロピレン層11、
および板紙12などより構成される。金属箔10
は、AlやFe等の強い剛性により伸縮に乏しく、
基材平面(ひいては化粧板平面)の寸法を一定に
保つのに寄与する。また箔10は、AlやFe等の
展性に基づき可撓性を有している。他の基材材料
も柔軟であり、このため化粧板1は屈曲可能とな
つている。さらに、金属箔10は、水分の拡散を
制限するため、化粧板1の防水、防湿性の向上に
貢献する。これらのことから、金属箔10は、厚
さ15〜50μm、好ましくは約30μmであるとよい。
また、ポリエチレンまたはポリプロピレン層1
1を設けて、基材中に複数層のポリエチレンまた
はポリプロピレン層を備えたことにより、アルカ
リ分が基材表面から化粧単板へ浸透するのを阻止
している。壁材等がモルタルなどのアルカリ性材
料よりなる場合に特に有効である。したがつて、
ポリエチレンまたはポリプロピレン層はさらに層
の数を増してもよい。またポリエチレンまたはポ
リプロピレン層11の層厚は、表面部のポリエチ
レンまたはポリプロピレン層9と同程度としても
よい。
1を設けて、基材中に複数層のポリエチレンまた
はポリプロピレン層を備えたことにより、アルカ
リ分が基材表面から化粧単板へ浸透するのを阻止
している。壁材等がモルタルなどのアルカリ性材
料よりなる場合に特に有効である。したがつて、
ポリエチレンまたはポリプロピレン層はさらに層
の数を増してもよい。またポリエチレンまたはポ
リプロピレン層11の層厚は、表面部のポリエチ
レンまたはポリプロピレン層9と同程度としても
よい。
さらに板紙12は、基材4の主たる厚み部分を
なし、化粧板1に剛性と柔軟性を兼ね備えさせ
る。通常、坪量100〜400g/m2、好ましくは約
300g/m2、でよい。
なし、化粧板1に剛性と柔軟性を兼ね備えさせ
る。通常、坪量100〜400g/m2、好ましくは約
300g/m2、でよい。
基材裏面部7は、表面部5と同様に外側よりク
ラフト紙13、ポリエチレンまたはポリプロピレ
ン層14を配してなる。クラフト紙13は、化粧
板1の貼着に用いる接着剤中の水分を吸収し、一
方ポリエチレンまたはポリプロピレン層14は該
接着剤の水分が基剤内部に浸透するのを阻止す
る。クラフト紙とポリエチレンまたはポリプロピ
レン層の二重構造としたことにより、化粧板1
は、仮に当該接着剤を裏面全体に塗布しても、膨
潤の後カールしないように制限されている。この
ことから、クラフト紙13の坪量は、20〜80g/
m2、好ましくは約50g/m2でよい。
ラフト紙13、ポリエチレンまたはポリプロピレ
ン層14を配してなる。クラフト紙13は、化粧
板1の貼着に用いる接着剤中の水分を吸収し、一
方ポリエチレンまたはポリプロピレン層14は該
接着剤の水分が基剤内部に浸透するのを阻止す
る。クラフト紙とポリエチレンまたはポリプロピ
レン層の二重構造としたことにより、化粧板1
は、仮に当該接着剤を裏面全体に塗布しても、膨
潤の後カールしないように制限されている。この
ことから、クラフト紙13の坪量は、20〜80g/
m2、好ましくは約50g/m2でよい。
そして、以上の層構造をなす基材4は、例え
ば、クラフト紙8、金属箔10、板紙12、およ
びクラフト紙13を順次積層すると共に、夫々の
材料層の間に溶融ポリエチレンまたはポリプロピ
レンを適量流し込む方法などのラミネート加工に
より製造され、所定の寸法や形状に裁断される。
そして、この積層基材の表面上に、予め調合、撹
拌しておいた接着剤3を、スプレツタ、リバース
コーター等を用いて適量塗布し、さらにその上に
乾燥した化粧単板2(予め所定の寸法等に裁断し
てある)を貼着し、その後この化粧単板−基材積
層体を数多く重ね合わせて所定時間(例えば、10
〜20分間)堆積せしめる。しかる後、接着剤3が
熱硬化性樹脂である場合には、前記積層体を熱圧
締することにより、接着剤3を硬化せしめると共
に、該積層体を薄肉に圧縮せしめる。この場合の
熱圧締の条件は例えば温度約105℃、圧力約7
Kg/cm2、時間約90秒の条件で行なうとよい。ま
た、接着剤3が熱可塑性樹脂である場合には、前
記積層体を熱圧締で接着した後冷圧締することに
より、該積層体を薄肉に圧縮せしめる。この場合
の熱圧締の条件は、例えば温度約105℃、圧力7
Kg/cm2、時間120秒の条件で行なつた後、冷圧締
を圧力7Kg/cm2の同圧で常温まで冷却して行な
う。
ば、クラフト紙8、金属箔10、板紙12、およ
びクラフト紙13を順次積層すると共に、夫々の
材料層の間に溶融ポリエチレンまたはポリプロピ
レンを適量流し込む方法などのラミネート加工に
より製造され、所定の寸法や形状に裁断される。
そして、この積層基材の表面上に、予め調合、撹
拌しておいた接着剤3を、スプレツタ、リバース
コーター等を用いて適量塗布し、さらにその上に
乾燥した化粧単板2(予め所定の寸法等に裁断し
てある)を貼着し、その後この化粧単板−基材積
層体を数多く重ね合わせて所定時間(例えば、10
〜20分間)堆積せしめる。しかる後、接着剤3が
熱硬化性樹脂である場合には、前記積層体を熱圧
締することにより、接着剤3を硬化せしめると共
に、該積層体を薄肉に圧縮せしめる。この場合の
熱圧締の条件は例えば温度約105℃、圧力約7
Kg/cm2、時間約90秒の条件で行なうとよい。ま
た、接着剤3が熱可塑性樹脂である場合には、前
記積層体を熱圧締で接着した後冷圧締することに
より、該積層体を薄肉に圧縮せしめる。この場合
の熱圧締の条件は、例えば温度約105℃、圧力7
Kg/cm2、時間120秒の条件で行なつた後、冷圧締
を圧力7Kg/cm2の同圧で常温まで冷却して行な
う。
かくして得られる銘木化粧板1は、基板を前記
の紙、レンジ、および金属箔の積層物としたこと
により、ベニヤ板基材の化粧板と比較して格段に
薄くかつ柔軟で適度の可撓性を有している。一
方、従来使用の化粧プラスチツクシートや化粧壁
紙と比較すれば、格段に強固で高い剛性を有して
いる。また、金属箔の層を備えると共に、基材中
に水分浸透を防止したことなどにより、伸縮に乏
しく、かつ水分の影響によつて歪んだり変形した
りすることが少なく、寸法安定性に優れている。
さらに、極薄かつ柔軟であるため、容易に屈曲、
かつナイフ等で切断できる。
の紙、レンジ、および金属箔の積層物としたこと
により、ベニヤ板基材の化粧板と比較して格段に
薄くかつ柔軟で適度の可撓性を有している。一
方、従来使用の化粧プラスチツクシートや化粧壁
紙と比較すれば、格段に強固で高い剛性を有して
いる。また、金属箔の層を備えると共に、基材中
に水分浸透を防止したことなどにより、伸縮に乏
しく、かつ水分の影響によつて歪んだり変形した
りすることが少なく、寸法安定性に優れている。
さらに、極薄かつ柔軟であるため、容易に屈曲、
かつナイフ等で切断できる。
以下、本発明の実施例を説明する。
表面より、クラフト紙(坪量50g/m2)、ポリ
エチレンまたはポリプロピレン、アルミニウム箔
(坪量80g/m2)、ポリエチレンまたはポリプロピ
レン、クラフト厚紙(坪量300g/m2)、ポリエチ
レンまたはポリプロピレン、およびクラフト紙
(坪量50g/m2)を所定のラミネート加工により
積層し、次いで裁断して所定の寸法形状の基材を
製造した。そして、基材の表面上に熱硬化性樹脂
接着剤を約130g/m2塗布し、さらにその上に所
望の化粧単板を貼着し、その後10〜20分間堆積せ
しめた。しかる後、この化粧単板−基材積層体を
温度105℃、圧力7Kg/cm2、時間90秒の条件で熱
圧締して、実施例の銘木化粧板を製造した。この
結果得られた実施例の化粧板は、表面より厚さ
0.05mmのクラフト紙、厚さ20μmのポリエチレン
またはポリプロピレン層、厚さ30μmのアルミニ
ウム箔、厚さ20μmのポリエチレンまたはポリプ
ロピレン層、厚さ0.4mmのクラフト厚紙、厚さ20μ
mのポリエチレンまたはポリプロピレン層、およ
び厚さ0.05mmのクラフト紙よりなる基材を形成し
ていた。
エチレンまたはポリプロピレン、アルミニウム箔
(坪量80g/m2)、ポリエチレンまたはポリプロピ
レン、クラフト厚紙(坪量300g/m2)、ポリエチ
レンまたはポリプロピレン、およびクラフト紙
(坪量50g/m2)を所定のラミネート加工により
積層し、次いで裁断して所定の寸法形状の基材を
製造した。そして、基材の表面上に熱硬化性樹脂
接着剤を約130g/m2塗布し、さらにその上に所
望の化粧単板を貼着し、その後10〜20分間堆積せ
しめた。しかる後、この化粧単板−基材積層体を
温度105℃、圧力7Kg/cm2、時間90秒の条件で熱
圧締して、実施例の銘木化粧板を製造した。この
結果得られた実施例の化粧板は、表面より厚さ
0.05mmのクラフト紙、厚さ20μmのポリエチレン
またはポリプロピレン層、厚さ30μmのアルミニ
ウム箔、厚さ20μmのポリエチレンまたはポリプ
ロピレン層、厚さ0.4mmのクラフト厚紙、厚さ20μ
mのポリエチレンまたはポリプロピレン層、およ
び厚さ0.05mmのクラフト紙よりなる基材を形成し
ていた。
実施例の銘木化粧板は、極薄かつ柔軟で、容易
に屈曲でき、さらにカツターナイフでたやすく切
断できた。また、相当な剛性を有すると共に、優
れた寸法安定性を備えていることが種々の試験に
よ確認された。
に屈曲でき、さらにカツターナイフでたやすく切
断できた。また、相当な剛性を有すると共に、優
れた寸法安定性を備えていることが種々の試験に
よ確認された。
以上説明したように、本発明の銘木化粧板は、
化粧単板、接着剤、および基材各材料を前記の層
構造に積層し圧締処理を行なつたものとしたこと
により、極薄で、適度の可撓性を有しており、使
用中の内装材の表面上に直接、あるいは表面材を
剥離した内装材の上に容易に貼着することがで
き、内装材の改装を簡便に行なうことができる。
また、適度の剛性をも兼ね備えており、貼着面に
多少の凹凸があつても、広い面積を平坦に貼着す
ることができ、その上水分の影響を受け難く寸法
安定性に優れており、貼着後撚れ、縮みなどが生
じずカールも殆ど起きず、仕上り具合が極めて良
好となる。さらに、基材材料がベニヤ板と比して
相対的に安価であるため、内装材の改装を経済的
に行なうことができる。したがつて、本発明の銘
木化粧板は、増改築用の内装材として有用であ
る。
化粧単板、接着剤、および基材各材料を前記の層
構造に積層し圧締処理を行なつたものとしたこと
により、極薄で、適度の可撓性を有しており、使
用中の内装材の表面上に直接、あるいは表面材を
剥離した内装材の上に容易に貼着することがで
き、内装材の改装を簡便に行なうことができる。
また、適度の剛性をも兼ね備えており、貼着面に
多少の凹凸があつても、広い面積を平坦に貼着す
ることができ、その上水分の影響を受け難く寸法
安定性に優れており、貼着後撚れ、縮みなどが生
じずカールも殆ど起きず、仕上り具合が極めて良
好となる。さらに、基材材料がベニヤ板と比して
相対的に安価であるため、内装材の改装を経済的
に行なうことができる。したがつて、本発明の銘
木化粧板は、増改築用の内装材として有用であ
る。
また、本発明の銘木化粧板は、適度の柔軟性を
有し、屈曲させることができ、湾曲部や曲面部、
例えば円柱物などへの貼着も可能である。また、
ナイフ切断が可能であり、任意の形状に容易に切
断加工できる。このように、本発明の銘木化粧板
は、加工性に富み、家具、キヤビネツト等の表面
化粧材、化粧小箱などにも利用できる。さらに、
アルカリ分等の遮断も考慮されており、耐アルカ
リ性などに優れている。
有し、屈曲させることができ、湾曲部や曲面部、
例えば円柱物などへの貼着も可能である。また、
ナイフ切断が可能であり、任意の形状に容易に切
断加工できる。このように、本発明の銘木化粧板
は、加工性に富み、家具、キヤビネツト等の表面
化粧材、化粧小箱などにも利用できる。さらに、
アルカリ分等の遮断も考慮されており、耐アルカ
リ性などに優れている。
第1図は本発明の銘木化粧板の典型例を示す断
面図である。 図中、1……銘木化粧板、2……化粧単板、3
……接着剤、4……基材、5……基材表面部、6
……基材内部、7……基材裏面部、8……クラフ
ト紙、9……ポリエチレンまたはポリプロピレン
層、10……金属箔、11……ポリエチレンまた
はポリプロピレン層、12……板紙、13……ク
ラフト紙、14……ポリエチレンまたはポリプロ
ピレン層。
面図である。 図中、1……銘木化粧板、2……化粧単板、3
……接着剤、4……基材、5……基材表面部、6
……基材内部、7……基材裏面部、8……クラフ
ト紙、9……ポリエチレンまたはポリプロピレン
層、10……金属箔、11……ポリエチレンまた
はポリプロピレン層、12……板紙、13……ク
ラフト紙、14……ポリエチレンまたはポリプロ
ピレン層。
Claims (1)
- 1 基材表面部および裏面部に外側よりクラフト
紙、ポリエチレン層またはポリプロピレン層を、
かつ基材内部にアルミニウム、鉄等の金属箔、ポ
ルエチレン層またはポリプロピレン層、および板
紙を配して積層してなる基材の表面上に、化粧単
板を熱硬化性、または熱可塑性樹脂接着剤を介し
て貼着し、この化粧単板−基材積層体を熱圧締、
または熱圧および冷圧締して成ることを特徴とす
る銘木化粧板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP237684A JPS60148945A (ja) | 1984-01-10 | 1984-01-10 | 銘木化粧板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP237684A JPS60148945A (ja) | 1984-01-10 | 1984-01-10 | 銘木化粧板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60148945A JPS60148945A (ja) | 1985-08-06 |
JPH0354226B2 true JPH0354226B2 (ja) | 1991-08-19 |
Family
ID=11527525
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP237684A Granted JPS60148945A (ja) | 1984-01-10 | 1984-01-10 | 銘木化粧板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60148945A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH084243Y2 (ja) * | 1989-08-10 | 1996-02-07 | ファンシープロダクツ株式会社 | 表面仕上げ用積層テープ |
-
1984
- 1984-01-10 JP JP237684A patent/JPS60148945A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60148945A (ja) | 1985-08-06 |
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