JPH0354018Y2 - - Google Patents

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JPH0354018Y2
JPH0354018Y2 JP16532782U JP16532782U JPH0354018Y2 JP H0354018 Y2 JPH0354018 Y2 JP H0354018Y2 JP 16532782 U JP16532782 U JP 16532782U JP 16532782 U JP16532782 U JP 16532782U JP H0354018 Y2 JPH0354018 Y2 JP H0354018Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
resin
plate
pieces
box body
flat plate
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JP16532782U
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JPS5969143U (ja
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  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 この考案はシステムキツチン等における収納庫
に使用する箱体に関するものである。
〔背景技術〕
従来より、第1図に示すような箱体1を組み立
てるには、第2図に示すように天板2および底板
3の端面とこの端面に当接する側板4の上下内面
にそれぞれだぼ穴5を穿設し、これらのだぼ穴5
にだぼ6を打ち込み、ついで背面に背板7を取付
けて組み立てるのが通常であつた。
しかしながら、だぼ穴5の加工には高い精度が
要求され、だぼ穴5の位置が少しでもずれると箱
体1の組立ができないという問題があり、さらに
寸法誤差等により側板4と天板2や底板3との間
に隙間ができやすく、この隙間からゴキブリ等が
侵入するおそれがあつた。
このため、従来のだぼ接合に代えて樹脂接着剤
を用いて側板と天板や底板を接合することが提案
されていた。かかる樹脂接合では隙間の発生が防
止されゴキブリ等の侵入を阻止でき、しかも組立
に高い精度が要求されないという利点があるが、
接合強度が充分でないために実用化に到つていな
いのが実情であつた。
〔考案の目的〕
この考案の目的は、高い精度が要求されず、簡
単に組み立てることができ、しかも高い接合強度
を有する箱体を提供することである。
〔考案の開示〕
この考案の箱体は、平板の縁部に傾斜片を設け
てなる断面皿形の側板、天板および底板を前記傾
斜片同士を当接させて組み合わせた箱本体と、前
記平板の外面に配置され前記傾斜片との間に溝部
を形成した画材と、互いに当接した各傾斜片の対
応する部位にそれぞれ設けられ傾斜片を挟んで隣
接した前記溝部同士を連通する貫通孔と、各溝部
内に充填され前記貫通孔を経て互いに連続し各板
を一体に接合した樹脂とを備えたものである。
すなわち、この考案によれば、従来のだぼ接合
のように、だぼ穴同士を正確に一致させるといつ
た加工が必要でなく、単に平板の傾斜片同士が当
接しさえすれば簡単に組み立てることができる。
しかも、接合部には樹脂が充填されているため、
隙間ができることがなく、それゆえゴキブリ等の
侵入を完全に防止することができる。
また、この考案は単に樹脂接着剤で板同士を接
合するのではなく、当接した傾斜片の両側にある
溝内に樹脂を充填し、傾斜片に設けた貫通孔を経
て両溝内の樹脂を連続させたため、高い接合強度
を有する。
実施例 この考案の一実施例を第3図〜第6図に基づい
て説明する。すなわち、この箱体は、第3図に示
すように、縁部に傾斜片11を設けた断面が皿形
の平板12を用いて、第4図に示すように互いに
当接する傾斜片11の相互に対応する部位に貫通
孔16を設け、第5図に示すように各傾斜片11
を相互に当接させて側板8、天板9および底板1
0からなる箱体13を形成するとともに、第6図
に示すように各平板12の外面に画材14を配置
し、この画材14と傾斜片11との間に溝部15
を形成し、傾斜片11を挟んで隣接する溝部1
5,15同士を前記傾斜片11の貫通孔16を挟
んで連通させ、各溝部15,15内に樹脂17を
充填し前記貫通孔16を経て互いに連続させ各板
8,9,10を一体に接合したものである。
前記傾斜片11を有する平板12はプラスチツ
ク注型品または真空成形品形等で構成される。ま
た、画材14は木、プラスチツク等の板材で構成
され、平板12の外面に接着等によつて固定され
る。
各平板12の縁部に設けた傾斜片11の片面を
互いに当接させて箱本体13を形成したのち、そ
の出隅部で当接した2枚の傾斜片11,11を挟
んで隣接する溝部15,15内に樹脂17を注入
充填する。注入された樹脂17は前記貫通孔16
内に流れ込み、硬化して2枚の傾斜片11,11
をしつかりと接合する。
前記樹脂17は溝部15内への注入可能な粘度
を有し、かつ硬化性に富み各板との接着性にすぐ
れ、しかも硬化してそれ自体で構造体となりうる
ものであればよい。かかる樹脂としては、たとえ
がウレタン樹脂、エポキシ樹脂等の2液混合型の
樹脂やポリエステル等の熱硬化性樹脂、さらにア
クリル樹脂等の熱可塑性樹脂が使用可能である。
このように、この実施例では、箱体を構成する
板同士の接合が強固になり、補強されて強度的に
すぐれた箱体を得ることができる。しかも得られ
た箱体は樹脂17の充填によつて隙間ができるこ
とがないため、ゴキブリ等の侵入を完全に防止す
ることができ、システムキツチン等の台所で使用
する収納庫に好適に使用可能である。
また、溝部15に充填する樹脂17として、速
硬化性の樹脂(硬化時間が5秒〜10分間程度のウ
レタン樹脂等)を使用すれば、きわめて短時間で
箱体を製造することが可能である。
〔考案の効果〕
この考案によれば、従来のだぼ接合のような高
い加工精度が必要でなく、単に平板の傾斜片同士
が当接しさえすれば簡単に組み立てることができ
る。しかも、板同士の接合部にはすべて樹脂が充
填されているため、隙間ができることがなく、そ
れゆえゴキブリ等の侵入を完全に防止することが
できる。
また、この考案は単に樹脂接着剤で板同士を接
合するのではなく、当接した傾斜片の両側にある
溝内に樹脂を充填し、傾斜片に設けた貫通孔を経
て両溝内の樹脂を連続させたため、高い接合強度
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の箱体の斜視図、第2図はその接
合方法を示す分解斜視図、第3図はこの考案の一
実施例における平板の斜視図、第4図は傾斜片に
貫通孔を設けた平板の斜視図、第5図は箱本体の
斜視図、第6図は得られた箱体の部分断面図であ
る。 8……側板、9……天板、10……底板、11
……傾斜片、12……平板、13……箱本体、1
4……画材、15……溝部、16……貫通孔、1
7……樹脂。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 平板の縁部に傾斜片を設けてなる断面皿形の側
    板、天板および底板を前記傾斜片同士を当接させ
    て組み合わせた箱本体と、前記平板の外面に配置
    され前記傾斜片との間に溝部を形成した画材と、
    互いに当接した各傾斜片の対応する部位にそれぞ
    れ設けられ傾斜片を挟んで隣接した前記溝部同士
    を連通する貫通孔と、各溝部内に充填され前記貫
    通孔を経て互いに連続し各板を一体に接合した樹
    脂とを備えた箱体。
JP16532782U 1982-10-29 1982-10-29 箱体 Granted JPS5969143U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16532782U JPS5969143U (ja) 1982-10-29 1982-10-29 箱体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16532782U JPS5969143U (ja) 1982-10-29 1982-10-29 箱体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5969143U JPS5969143U (ja) 1984-05-10
JPH0354018Y2 true JPH0354018Y2 (ja) 1991-11-27

Family

ID=30362237

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JP16532782U Granted JPS5969143U (ja) 1982-10-29 1982-10-29 箱体

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JP (1) JPS5969143U (ja)

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Publication number Publication date
JPS5969143U (ja) 1984-05-10

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