JPH0353966Y2 - - Google Patents

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JPH0353966Y2
JPH0353966Y2 JP1984157169U JP15716984U JPH0353966Y2 JP H0353966 Y2 JPH0353966 Y2 JP H0353966Y2 JP 1984157169 U JP1984157169 U JP 1984157169U JP 15716984 U JP15716984 U JP 15716984U JP H0353966 Y2 JPH0353966 Y2 JP H0353966Y2
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caster
casters
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attached
wheels
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、車体前部にキヤスターを備え、路面
に埋設した誘導線に沿つて誘導走行する誘導走行
車に関する。
(ロ) 従来の技術 一般にこの種の誘導走行車として、例えば実公
昭55−8005号広報などに見られるように、路面に
埋設した誘導線に信号電流を流す一方、車体前部
に設けられるキヤスターの先端に誘導線検出用の
検出器を取付け、この検出器出力に基づきキヤス
ターの向きを制御して誘導線に沿つて誘導走行さ
せるものが知られている。
しかし、この誘導走行車においては、車体をバ
ツクさせると、キヤスターが180°反転して誘導線
検出器とキヤスター車輪の前後位置が入れ替わ
る。このキヤスターの前後位置が入れ替わつたま
まの状態で誘導走行をスタートさせると、キヤス
ター自体の走行が不安定になる上、検出器が誘導
線を外れる時点では、既にキヤスター車輪が誘導
線を大きく外れ、これを元に戻そうとして修正動
作が働くことから誘導走行性能が極端に低下する
欠点があつた。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 本考案は上記従来技術の欠点を除き、キヤスタ
ーが後退位置のまま誘導走行を開始することのな
い誘導走行車を提供することを目的とする。
(ニ) 問題点を解決するための手段 このため、本考案はキヤスターの固定部と回転
部を利用してキヤスターが前進位置にあるか後退
位置にあるかを検出するキヤスター位置検出器を
設けらると共に、後退位置にある場合はそのこと
を報知する報知器を設ける。更に、スタート指令
により後退位置にあるキヤスターを前進位置まで
回転させ、その後、脱輪状態になければスタート
させるようにしたものである。
(ホ) 作用 誘導走行車のスイツチを入れると、キヤスター
位置検出器がキヤスターの前進、後退位置を検出
し、後退位置にある場合は、報知器を作動させ
る。次いで、スタート指令により後退位置にある
場合はキヤスターを前進位置まで回転させ、脱輪
していなければスタートさせる。
(ヘ) 実施例 以下、本考案をゴルフカートに適用した場合を
例にとり、その実施例を図面を参照して説明す
る。
第1図はゴルフカートの斜視図である。この図
において、1はカート本体にして、パイプからな
る本体フレーム2を支持主体として、後方両側に
は駆動車輪(後輪)3が設けられ、この車輪間の
カバー4内には、この車輪をデイフアレンシャル
ギアを介して駆動する駆動モータおよびその電源
としての鉛蓄電池等が搭載されている。本体フレ
ーム2はゴルフバツク載置部5およびパター入れ
ケース6等を有し、カート本体1の前方にはキヤ
スター7の取付ステー8が設けられ、このステー
の下面にはキヤスター7のカート本体1に対する
角度制御用モータ10が取付けられ、そのモータ
軸には第1プーリ11が、また取付ステー8に取
付けられるキヤスターフレーム12の軸には第2
プーリ13がそれぞれ取付ステー上面に設けら
れ、両プーリ間はタイミングベルト14にて連結
されている。
更に、第2図の部分拡大図を参照して明らかな
ように、キヤスター7は取付ステー8即ちカート
本体1に対し回動自在に取付けられ、キヤスター
フレーム12およびキヤスター車輪9を主要素と
して構成される。キヤスターフレーム12には取
付ステー8の前端より前方に突出するT字型支持
板15が取付けられ、この支持板の先端左右に
は、その中心かに等距離離間した一対の検出コイ
ル16,17が取付けられている。この一対の検
出コイルは、路面に埋設された誘導線18から放
射される交番磁界を検出するものであり、その検
出出力の偏差によりカート本体1に対するキヤス
ター7の角度制御用モータ10を制御するもので
ある。
また、キヤスターフレーム12には反射板19
が取付けられ、キヤスター7が前進位置にある図
示状態で、その反射板19に対向する位置に反射
型ホトセンサー20が取付ステー8に接続される
ホトセンサー取付用ステー21に取付けられてい
る。
尚、第1図における22はスイツチボツクスに
して、誘導走行車を自動走行と手押し走行とに切
換える切換スイツチ23を、発進スイツチ24と
を有する。25は手動式ブレーキ兼停止スイツチ
である。
第3図はそのキヤスターフレーム12の軸26
を回転自在に支持する軸受ボツクス27の拡大断
面図を示したものである。軸受ボツクス27は上
下ケース28,29から成り、キヤスターフレー
ム12に取付けられる下ケース29内には、各検
出コイル16,17の各リード30,31の両端
を個別に接続する4個のスリツプリング32〜3
5が同心円状に絶縁板36を介して固定台37に
取付けられている。これに対し上ケース28内に
は各スリツプリング32〜35に個別に摺接する
刷子38〜41が絶縁板42を介して固定台43
に取付けられている。各刷子はそれぞれリード4
4,45を介して第4図に示すように各検出コイ
ル16,17に対応した増幅器46,47に接続
され、この増幅器出力は制御回路内の比較器48
内にて比較され、その比較偏差出力にて角度制御
用モータ10が制御される。これら46,47お
よび48は一枚の制御基板に取付けられてカバー
4内に収納固定されている。なお、第3図中49
はスラスト軸受ボールである。
かかる構成で、先ず、切換スイツチ23を自動
走行で切換えると、カバー4内に収納される制御
回路に電源が入る。続いて、発進スイツチ24を
入れると、第5図のフローチヤートに示す如く、
マイコン使用の制御回路にスタート信号が入力す
る(100)。次いで、キヤスター7の前進、後退位
置を判断する(101)。これは、反射型ホトセンサ
ー20からの信号によつて、反射型ホトセンサー
20が反射板19を検出しているか否かによつて
判断することができる。即ち、キヤスター7が第
6図の実線で示す前進位置にあれば、反射型ホト
センサー20が反射板19を検出してON信号が
制御回路に入力することにより、制御回路はキヤ
スター7が前進位置にあると判断する。それ以外
は後退位置にあると判断する。例えば、カート本
体1を手動操作で後退させるなどして、キヤスタ
ー7が第6図の一点鎖線で示す後退位置にある場
合は、制御回路より図示せぬブザーにON信号を
出力してブザーを鳴らす(102)。また、角度制御
用モータ10に駆動信号を出力してキヤスター7
が前進位置をとるまで即ち反射板19が反射型ホ
トセンサー20の下にくまで回転する(103)。次
に制御回路は検出コイル16,17から増幅器4
6,47を経て入力する信号を比較器48で比較
し、キヤスター7が誘導線18上に有るか否か判
断することにより、脱輪しているか否か判断する
(104)。この結果、キヤスター7が誘導線18上
に無く、脱輪と制御回路が判断すれば、先のキヤ
スター後退位置ブザー音とは異なるブザー音で、
例えば音色を変えるとか間欠音にするとかして、
ブザーを鳴らし(105)、スタートを禁止する。こ
れにより、脱輪を直した場合あるいは最初からキ
ヤスター7が誘導線18上にあれば、制御回路は
駆動モータに駆動信号を出力し、カート本体1を
前進駆動する(106)。
このようにして、カート本体1が前進駆動して
いる間、キヤスター車輪9が誘導線18上を走行
しているときには、検出コイル16,17の誘起
起電力が等しく、モータ10は回転しないが、キ
ヤスター車輪9が誘導線18上を走行しないとき
には、一方の検出コイルの誘起起電力が大きいた
め、モータ10はこの一方の検出コイルの誘起起
電力が他方の検出コイルのそれと同じになる方向
にキヤスター車輪9の向きを修正するようにモー
タ10が回転する。これにより、カート本体1は
脱輪することなく、誘導線18に沿つて誘導走行
する。
以上のように、カート本体1が誘導走行を開始
する場合は、たとえそれ以前にカート本体1を手
操作でバツクさせるなどしてキヤスター7が後退
位置にあつても、常にキヤスター7を前進位置に
セツトした上で誘導走行に入ることができ、安定
走行させることができる。
尚、以上の実施例では、カート本体1に取付け
られる制御基板と検出コイル16,17との間を
電気接続する回転式電気連結手段として、スリツ
プリングおよび刷子を用いた例について説明した
が、この回転式電気連結手段として回転トランス
を用いるようにしてもよい。
この回転トランスを使用した本考案の他の実施
例を第7図および第8図に基づいて説明する。な
お、これらの図において、第1図乃至第4図に用
いた符号と同一符号は同一物を示し、その説明を
省略する。
第7図は第3図と同様の軸受ボツクス27の拡
大断面図であり、各検出コイル16,17は各リ
ード30,31を介して下ケース29側に取付け
られる第1および第2の1次コイル50,51に
接続され、この第1および第2の1次コイルはリ
ングコア52,53を介して同心円状に固定台3
7に取付けられる。また、この各1次コイル5
0,51と軸方向空隙を介して磁気結合する各2
次コイル54,55はリングコア56,57を介
して固定台40に取付けられ、この各2次コイル
出力はそれぞれ第8図に示す如くそれぞれ増幅器
46,47に印加される。この回転トランスを用
いるときの作用も、スリツプリングおよび刷子を
用いたときと同様である。
(ト) 考案の効果 以上のように本考案によれば、キヤスター位置
検出器を設けてスタート前にキヤスター位置を検
出し、その結果、キヤスターが前進位置に無けれ
ばキヤスターを前進位置まで回転し、その後、キ
ヤスターが脱輪してないことを確認してスタート
するので、キヤスターが後退位置または脱輪した
状態でスタートさせることが無くなり、誘導走行
車を常に安定した状態で誘導走行させることがで
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るゴルフカート
の全体斜視図、第2図は第1図のゴルフカートの
前方部分側面断面図、第3図は第2図の軸受ボツ
クス部分の部分破断図、第4図は第1図のキヤス
ター方向制御系統図、第5図は第1図のゴルフカ
ートスタート前の制御処理を示すフローチヤー
ト、第6図は第1図のキヤスター位置を説明する
上面概要図、第7図は本考案の他の実施例に係る
ゴルフカートの軸受ボツクス部分破断図、第8図
は第7図のキヤスター方向制御系統図である。 7……キヤスター、19……反射板、20……
反射型ホトセンサー、21……ホトセンサー取付
用ステー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体前部にキヤスターを備え、路面に埋設した
    誘導線に沿つて誘導走行する誘導走行車におい
    て、キヤスターが前進位置にあるか否かを検出す
    るキヤスター位置検出器と、キヤスターが前進位
    置に無いときそのキヤスターを前進位置まで回転
    させる手段およびキヤスターの脱輪が無いことを
    判断してスタートさせる手段とを有する制御回路
    とを備えることを特徴とする誘導走行車。
JP1984157169U 1984-10-19 1984-10-19 Expired JPH0353966Y2 (ja)

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JP1984157169U JPH0353966Y2 (ja) 1984-10-19 1984-10-19

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JP1984157169U JPH0353966Y2 (ja) 1984-10-19 1984-10-19

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JPS6172470U JPS6172470U (ja) 1986-05-16
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JP6445062B2 (ja) * 2017-03-08 2018-12-26 ヤマハモーターパワープロダクツ株式会社 自動運転車両
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JPS5717875B2 (ja) * 1974-02-19 1982-04-13

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JPS6172470U (ja) 1986-05-16

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