JPH0353694B2 - - Google Patents
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- JPH0353694B2 JPH0353694B2 JP57043989A JP4398982A JPH0353694B2 JP H0353694 B2 JPH0353694 B2 JP H0353694B2 JP 57043989 A JP57043989 A JP 57043989A JP 4398982 A JP4398982 A JP 4398982A JP H0353694 B2 JPH0353694 B2 JP H0353694B2
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 11
- 239000008186 active pharmaceutical agent Substances 0.000 description 9
- 238000000034 method Methods 0.000 description 8
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 6
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 5
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 5
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 4
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 3
- 230000005415 magnetization Effects 0.000 description 3
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
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-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/86—Re-recording, i.e. transcribing information from one magnetisable record carrier on to one or more similar or dissimilar record carriers
- G11B5/865—Re-recording, i.e. transcribing information from one magnetisable record carrier on to one or more similar or dissimilar record carriers by contact "printing"
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、回転ドラム周面に少なくとも2本の
磁気テープを互いに密着させながら巻き付けて走
行駆動するような磁気転写装置のテープ走行駆動
装置に関し、特に、マザーテープに磁気記録され
た信号を、上記回転ドラム周面で該マザーテープ
と未記録状態のコピーテープとが密着させられる
ことにより、コピーテープ上に転写するような磁
気転写装置に用いて有用なテープ走行駆動装置に
関する。
磁気テープを互いに密着させながら巻き付けて走
行駆動するような磁気転写装置のテープ走行駆動
装置に関し、特に、マザーテープに磁気記録され
た信号を、上記回転ドラム周面で該マザーテープ
と未記録状態のコピーテープとが密着させられる
ことにより、コピーテープ上に転写するような磁
気転写装置に用いて有用なテープ走行駆動装置に
関する。
近年において、ビデオテープレコーダやオーデ
イオテープレコーダ等の磁気記録再生装置の普及
に伴なつて、各種ソフトテープの需要が高まつて
おり、既に磁気記録のなされたマスターテープ
(あるいはマザーテープともいう。)から多量のコ
ピーテープを作成することが必要とされている。
イオテープレコーダ等の磁気記録再生装置の普及
に伴なつて、各種ソフトテープの需要が高まつて
おり、既に磁気記録のなされたマスターテープ
(あるいはマザーテープともいう。)から多量のコ
ピーテープを作成することが必要とされている。
このようなコピーテープの作成方法としては、
上記マスターテープを再生して得られる信号を未
記録テープに再記録するようないわゆるダビング
方法と、上記マスターテープの残留磁化パターン
を未記録テープに対して磁気的に転写するような
磁気転写方法とが考えられている。従来において
は、上記ダビング方法が主流であり、たとえば、
マスターテープ再生用のマスター再生機からの信
号を、複数台のコピーテープ記録機に送つて再記
録している。
上記マスターテープを再生して得られる信号を未
記録テープに再記録するようないわゆるダビング
方法と、上記マスターテープの残留磁化パターン
を未記録テープに対して磁気的に転写するような
磁気転写方法とが考えられている。従来において
は、上記ダビング方法が主流であり、たとえば、
マスターテープ再生用のマスター再生機からの信
号を、複数台のコピーテープ記録機に送つて再記
録している。
ところが、このようなダビング方法において
は、少なくともマスターテープ再生機とコピーテ
ープ記録機とが必要であり、設備が高価となり、
信号の再去記録過程を介すことによる信号劣化の
問題ががあるのみならず、特にビデオテープレコ
ーダの場合のように、テープ走行方向に対して斜
めの記録トラツクを形成するものにあつては、コ
ピーテープ記録機の回転ヘツド装置の機械的なば
らつき等により、記録トラツクパターンにばらつ
きが生じ、互換性の劣化等の問題が発生する。
は、少なくともマスターテープ再生機とコピーテ
ープ記録機とが必要であり、設備が高価となり、
信号の再去記録過程を介すことによる信号劣化の
問題ががあるのみならず、特にビデオテープレコ
ーダの場合のように、テープ走行方向に対して斜
めの記録トラツクを形成するものにあつては、コ
ピーテープ記録機の回転ヘツド装置の機械的なば
らつき等により、記録トラツクパターンにばらつ
きが生じ、互換性の劣化等の問題が発生する。
ところで、上記磁気転写方法は、転写される信
号強度の問題等のため、従来においてはあまり用
いられていなかつたが、マスター用の高残留磁化
テープの開発や磁気転写技術の進歩等により、実
用可能な程度にまで達している。この磁気転写方
法によれば、1台の機械によりコピーテープ作成
が行なえ、再生、記録が不要であるため、回転磁
気ヘツド装置等の再生、記録ヘツド装置や、再
生、記録用回路部等が不要となつて構成が極めて
簡略化され、また、信号の再生、記録に伴なう劣
化が無い。さらに、ビデオテープレコーダの場合
のように、テープ走行方向に対して斜めの記録ト
ラツクが形成される場合でも、マスターテープと
コピーテープとが密着されて磁化パターンが直接
的に転写されるため、コピーテープ上の記録トラ
ツクパターンの精度はマスターテープのパターン
精度に等しくなり、ばらつきが無く、互換性の高
いソフトテープが得られる。
号強度の問題等のため、従来においてはあまり用
いられていなかつたが、マスター用の高残留磁化
テープの開発や磁気転写技術の進歩等により、実
用可能な程度にまで達している。この磁気転写方
法によれば、1台の機械によりコピーテープ作成
が行なえ、再生、記録が不要であるため、回転磁
気ヘツド装置等の再生、記録ヘツド装置や、再
生、記録用回路部等が不要となつて構成が極めて
簡略化され、また、信号の再生、記録に伴なう劣
化が無い。さらに、ビデオテープレコーダの場合
のように、テープ走行方向に対して斜めの記録ト
ラツクが形成される場合でも、マスターテープと
コピーテープとが密着されて磁化パターンが直接
的に転写されるため、コピーテープ上の記録トラ
ツクパターンの精度はマスターテープのパターン
精度に等しくなり、ばらつきが無く、互換性の高
いソフトテープが得られる。
このような磁気転写によるコピーテープ作成用
の磁気転写装置は、たとえば転写ドラムとなる回
転ドラムの外周面に、上記マスターテープ(マザ
ーテープ)とコピーテープとの少なくとも2本の
磁気テープを互いに密着させて巻き付け、これら
のテープを同時走行駆動するテープ走行駆動装置
を備えている。この少なくとも2本の磁気テープ
が同時走行駆動されているとき、テープ停止を急
速に停止させようとすると、各テープの供給、巻
取用のリールの回転慣性の違いにより、リールの
回転停止が同時に行なわれず、各テープ間に異常
張力等が発生する。なお、各リールに対して緩慢
にブレーキをかけることにより、上記異常張力の
発生をある程度防止できるが、このブレーキ作動
時間中は有効な磁気転写が行なえないため、磁気
転写装置の利用効率の低下を招き好ましくない。
たとえば、高速転写により1本分のプログラムソ
フトを数十秒程度で転写可能でも、上記テープ走
行停止に数十秒近くもかかつていたのでは、全体
としての転写効率は極めて低いものとなつてしま
う。
の磁気転写装置は、たとえば転写ドラムとなる回
転ドラムの外周面に、上記マスターテープ(マザ
ーテープ)とコピーテープとの少なくとも2本の
磁気テープを互いに密着させて巻き付け、これら
のテープを同時走行駆動するテープ走行駆動装置
を備えている。この少なくとも2本の磁気テープ
が同時走行駆動されているとき、テープ停止を急
速に停止させようとすると、各テープの供給、巻
取用のリールの回転慣性の違いにより、リールの
回転停止が同時に行なわれず、各テープ間に異常
張力等が発生する。なお、各リールに対して緩慢
にブレーキをかけることにより、上記異常張力の
発生をある程度防止できるが、このブレーキ作動
時間中は有効な磁気転写が行なえないため、磁気
転写装置の利用効率の低下を招き好ましくない。
たとえば、高速転写により1本分のプログラムソ
フトを数十秒程度で転写可能でも、上記テープ走
行停止に数十秒近くもかかつていたのでは、全体
としての転写効率は極めて低いものとなつてしま
う。
本発明は、このような従来の実情に鑑み、複数
本のテープが回転ドラム周面にて互いに密着され
るように同時走行駆動されている場合のテープ走
行停止動作を、各テープに異常張力を発生させる
ことなく急速に(速い応答時間にて)行なえるよ
うな磁気転写装置のテープ走行駆動装置の提供を
目的とする。
本のテープが回転ドラム周面にて互いに密着され
るように同時走行駆動されている場合のテープ走
行停止動作を、各テープに異常張力を発生させる
ことなく急速に(速い応答時間にて)行なえるよ
うな磁気転写装置のテープ走行駆動装置の提供を
目的とする。
すなわち、本発明に係る磁気転写装置のテープ
走行駆動装置の特徴は、予めプログラムソフトが
磁気記録されたマザーテープと、このマザーテー
プのプログラムソフトが磁気的に転写されるコピ
ーテープとの少なくとも2本のテープを回転ドラ
ムの外周面上で互いに密着させて巻き付け、これ
らのテープを同時走行駆動させながら磁気転写を
行なう磁気転写装置のテープ走行駆動装置におい
て、上記各テープのそれぞれ供給リール近傍およ
び巻取リール近傍にそれぞれテープテンシヨン検
出手段を配設し、テープ走行停止時には、上記各
テープの供給リール、巻取リールのうちの回転慣
性の大きいものに対して回転制動をかけるととも
に、他のリールについては、それぞれのリール近
傍に配設されたテープテンシヨン検出手段により
検出されるテープテンシヨンを一定値に制御しな
がら上記各テープのすべてを同時に走行停止させ
るように各リールモータの回転を制御することで
ある。
走行駆動装置の特徴は、予めプログラムソフトが
磁気記録されたマザーテープと、このマザーテー
プのプログラムソフトが磁気的に転写されるコピ
ーテープとの少なくとも2本のテープを回転ドラ
ムの外周面上で互いに密着させて巻き付け、これ
らのテープを同時走行駆動させながら磁気転写を
行なう磁気転写装置のテープ走行駆動装置におい
て、上記各テープのそれぞれ供給リール近傍およ
び巻取リール近傍にそれぞれテープテンシヨン検
出手段を配設し、テープ走行停止時には、上記各
テープの供給リール、巻取リールのうちの回転慣
性の大きいものに対して回転制動をかけるととも
に、他のリールについては、それぞれのリール近
傍に配設されたテープテンシヨン検出手段により
検出されるテープテンシヨンを一定値に制御しな
がら上記各テープのすべてを同時に走行停止させ
るように各リールモータの回転を制御することで
ある。
以下、本発明に係る好ましい実施例について、
図面を参照しながら説明する。
図面を参照しながら説明する。
第1図は、磁気転写装置のテープ走行駆動装置
の全体を概略的に示す正面図である。この第1図
において、転写しようとするプログラムソフトが
磁気記録されたマザーテープ(マスターテープ)
1とコピーテープ2とは、転写ドラムとしての回
転ドラム3の外周面のたとえば120゜程度の角度範
囲に、重ね合わされて互いに密着するように巻き
付けられた状態で案内走行される。この回転ドラ
ム3は、たとえば回転慣性を極めて小さくし、自
由に回転し得るように構成されており、上記2本
のテープ1,2を走行駆動するためには、ドライ
ビングテープ4が用いられている。このドライビ
ングテープ4は、回転ドラム3に巻き付けられた
テープ1,2に対して外側から接触し、圧着ロー
ラ5a,5bによりこのドライビングテープ4お
よびテープ1,2を回転ドラム3の外周面に圧接
させることによつて、これらの3本のテープ1,
2,4はテープ走行方向の互いの相対位置が固定
されてずれることなく走行駆動される。このドラ
イビングテープ4自体は、キヤプスタン6とピン
チローラ7とにより挾み付けられて矢印方向に走
行駆動される。また、転写ドラムである回転ドラ
ム3の外周面の、圧着ローラ5aと5bとの間の
位置には、転写ヘツド8が配設されている。
の全体を概略的に示す正面図である。この第1図
において、転写しようとするプログラムソフトが
磁気記録されたマザーテープ(マスターテープ)
1とコピーテープ2とは、転写ドラムとしての回
転ドラム3の外周面のたとえば120゜程度の角度範
囲に、重ね合わされて互いに密着するように巻き
付けられた状態で案内走行される。この回転ドラ
ム3は、たとえば回転慣性を極めて小さくし、自
由に回転し得るように構成されており、上記2本
のテープ1,2を走行駆動するためには、ドライ
ビングテープ4が用いられている。このドライビ
ングテープ4は、回転ドラム3に巻き付けられた
テープ1,2に対して外側から接触し、圧着ロー
ラ5a,5bによりこのドライビングテープ4お
よびテープ1,2を回転ドラム3の外周面に圧接
させることによつて、これらの3本のテープ1,
2,4はテープ走行方向の互いの相対位置が固定
されてずれることなく走行駆動される。このドラ
イビングテープ4自体は、キヤプスタン6とピン
チローラ7とにより挾み付けられて矢印方向に走
行駆動される。また、転写ドラムである回転ドラ
ム3の外周面の、圧着ローラ5aと5bとの間の
位置には、転写ヘツド8が配設されている。
ところで、ドライビングテープ4用の供給リー
ルDS、巻取リールDT、およびマザーテープ1用
の供給リールMS、巻取リールMTは、通常、1
本のプログラムソフトに対応するテープ長のテー
プを巻回できれば十分であり、リール径や回転慣
性等の比較的小さいものが用いられるのに対し、
コピーテープ2用の供給リールCS、巻取リール
CTは、テープ掛け換え作業の手間を省くために、
プログラムソフトを複数本連続して記録可能な長
尺のテープを巻回できるように、リール径が大き
く、回転慣性も大きなものが使用されることが多
い。この場合、1本分のプログラムソフトの磁気
転写が終了した時点では、テープ走行を停止させ
た後に、転写ドラム3を矢印Aと逆方向に後退さ
せ、ドライビングテープ4およびマザーテープ1
を巻き戻して初期状態に復帰させ、コピーテープ
2の前回のプログラムソフト記録の終端位置から
連続的にプログラムソフト転写を開始することに
よつて、コピーテープ2のリール交換作業を行な
わずに連続して自動的に複数本のプログラムコピ
ーを行なう。
ルDS、巻取リールDT、およびマザーテープ1用
の供給リールMS、巻取リールMTは、通常、1
本のプログラムソフトに対応するテープ長のテー
プを巻回できれば十分であり、リール径や回転慣
性等の比較的小さいものが用いられるのに対し、
コピーテープ2用の供給リールCS、巻取リール
CTは、テープ掛け換え作業の手間を省くために、
プログラムソフトを複数本連続して記録可能な長
尺のテープを巻回できるように、リール径が大き
く、回転慣性も大きなものが使用されることが多
い。この場合、1本分のプログラムソフトの磁気
転写が終了した時点では、テープ走行を停止させ
た後に、転写ドラム3を矢印Aと逆方向に後退さ
せ、ドライビングテープ4およびマザーテープ1
を巻き戻して初期状態に復帰させ、コピーテープ
2の前回のプログラムソフト記録の終端位置から
連続的にプログラムソフト転写を開始することに
よつて、コピーテープ2のリール交換作業を行な
わずに連続して自動的に複数本のプログラムコピ
ーを行なう。
ところが、走行中の各テープ1,2,4を一斉
に停止させようとする場合には、各リールDS〜
CTの回転慣性の違いにより同時に回転停止させ
ることが困難であり、回転ドラム3周面にて3本
のテープ1,2,4の走行方向位置が互いに固定
されていることから、上記回転停止時刻のずれに
よつてテープに異常張力が発生するという欠点が
ある。
に停止させようとする場合には、各リールDS〜
CTの回転慣性の違いにより同時に回転停止させ
ることが困難であり、回転ドラム3周面にて3本
のテープ1,2,4の走行方向位置が互いに固定
されていることから、上記回転停止時刻のずれに
よつてテープに異常張力が発生するという欠点が
ある。
そこで、本発明においては、テープ走行停止時
に、先ず、回転慣性の大きなリールCS,CTに対
してブレーキ(制動)をかけ、他のリールDS,
DT,MTについては、これらのリール近傍での
テープテンシヨンの変化に応じてブレーキをかけ
るように制御することによつて、テープに対する
異常張力の発生を防止している。
に、先ず、回転慣性の大きなリールCS,CTに対
してブレーキ(制動)をかけ、他のリールDS,
DT,MTについては、これらのリール近傍での
テープテンシヨンの変化に応じてブレーキをかけ
るように制御することによつて、テープに対する
異常張力の発生を防止している。
すなわち、第1図のドライビングテープ4用の
供給リールDSおよび巻取リールDTの近傍には、
それぞれ一対のガイドローラ11a,11bおよ
び12a,12bが配設され、マザーテープ1用
の供給リールMSおよび巻取リールMTの近傍に
は、それぞれ一対のガイドローラ13a,13b
および14a,14bが配設されている。そし
て、ガイドローラ11a,11bの間、および1
2a,12bの間に、それぞれテープテンシヨン
検出手段としてのテンシヨンアーム15、および
16が設けられ、また、ガイドローラ13a,1
3b間、および14a,14b間に、テンシヨン
アーム17、および18がそれぞれ設けられてい
る。さらに、コピーテープ2用の供給リールCS
近傍の一対のガイドローラ21a,21b間にテ
ンシヨンアーム22を設け、巻取リールCT近傍
の一対のガイドローラ23a,23b間にテンシ
ヨンアーム24を設けている。
供給リールDSおよび巻取リールDTの近傍には、
それぞれ一対のガイドローラ11a,11bおよ
び12a,12bが配設され、マザーテープ1用
の供給リールMSおよび巻取リールMTの近傍に
は、それぞれ一対のガイドローラ13a,13b
および14a,14bが配設されている。そし
て、ガイドローラ11a,11bの間、および1
2a,12bの間に、それぞれテープテンシヨン
検出手段としてのテンシヨンアーム15、および
16が設けられ、また、ガイドローラ13a,1
3b間、および14a,14b間に、テンシヨン
アーム17、および18がそれぞれ設けられてい
る。さらに、コピーテープ2用の供給リールCS
近傍の一対のガイドローラ21a,21b間にテ
ンシヨンアーム22を設け、巻取リールCT近傍
の一対のガイドローラ23a,23b間にテンシ
ヨンアーム24を設けている。
この他、テープテンシヨン検出手段としては、
たとえば第2図に示すようないわゆるエアコラム
装置30を用いても良い。この第2図のエアコラ
ム装置30は、箱体32の一面を開口してこの面
に沿つてテープ31を案内し、上記一面と対向す
る面に孔33を穿設してこの孔33を介して空気
を吸引することにより、テープ31が箱体32内
に導入されるように構成したものであり、上記空
気吸引力が一定の場合には、テープ31の上記導
入量dがテープ張力に応じて変化するため、この
導入量dを検出することによつてテープテンシヨ
ン検出が行なえる。
たとえば第2図に示すようないわゆるエアコラム
装置30を用いても良い。この第2図のエアコラ
ム装置30は、箱体32の一面を開口してこの面
に沿つてテープ31を案内し、上記一面と対向す
る面に孔33を穿設してこの孔33を介して空気
を吸引することにより、テープ31が箱体32内
に導入されるように構成したものであり、上記空
気吸引力が一定の場合には、テープ31の上記導
入量dがテープ張力に応じて変化するため、この
導入量dを検出することによつてテープテンシヨ
ン検出が行なえる。
このようなテープテンシヨン検出手段を用い
て、テープ走行時には、各リール近傍におけるテ
ープテンシヨンを一定に保つように各リール駆動
用のモータをそれぞれ回転制御している。これ
は、たとえば第3図に示すようなサーボ回路系を
各リールDS,DT,MS,MT,CS,CTの回転
駆動用モータMに関してそれぞれ設けることによ
つて行なえる。このサーボ回路系において、上記
テンシヨンアームやエアコラム等のテープテンシ
ヨン検出手段41からのテンシヨン検出信号をア
ンプ42で増幅し、比較回路43において目標値
となるテンシヨン基準信号と比較して誤差信号を
得、この誤差信号を必要に応じてアンプ44で増
幅して、切換選択スイツチ45の選択端子aに送
つている。そして、この切換選択スイツチ45か
らの出力をモータ駆動回路46を介してモータM
に供給することによつて、該モータの回転速度や
回転方向を制御し、テープテンシヨンを一定に保
つようなサーボ制御動作を行なつている。なお、
切換選択スイツチ45の他の切換選択端子bに
は、逆電圧印加用の電源47が接続され、さらに
他の選択端子cは接地されている。
て、テープ走行時には、各リール近傍におけるテ
ープテンシヨンを一定に保つように各リール駆動
用のモータをそれぞれ回転制御している。これ
は、たとえば第3図に示すようなサーボ回路系を
各リールDS,DT,MS,MT,CS,CTの回転
駆動用モータMに関してそれぞれ設けることによ
つて行なえる。このサーボ回路系において、上記
テンシヨンアームやエアコラム等のテープテンシ
ヨン検出手段41からのテンシヨン検出信号をア
ンプ42で増幅し、比較回路43において目標値
となるテンシヨン基準信号と比較して誤差信号を
得、この誤差信号を必要に応じてアンプ44で増
幅して、切換選択スイツチ45の選択端子aに送
つている。そして、この切換選択スイツチ45か
らの出力をモータ駆動回路46を介してモータM
に供給することによつて、該モータの回転速度や
回転方向を制御し、テープテンシヨンを一定に保
つようなサーボ制御動作を行なつている。なお、
切換選択スイツチ45の他の切換選択端子bに
は、逆電圧印加用の電源47が接続され、さらに
他の選択端子cは接地されている。
ところで、テープテンシヨンに応じた各リール
モータの回転制御については、供給側と巻取側と
で制御方向が逆となる。すなわち、供給側におい
ては、テープテンシヨンが増大するほどモータ回
転速度を高くしてテープ供給を多くすることによ
りテープテンシヨンを低下させるような制御が行
なわれるのに対し、巻取側では、テープテンシヨ
ンが増大したときにはモータ回転速度を低下させ
あるいは逆転させることによつてテープテンシヨ
ンを低下させる制御が行なわれる。また、供給側
のテープテンシヨンが減少した場合には、供給リ
ールモータの回転を低下させあるいは逆転させる
のに対し、巻取側のテープテンシヨン減少時に
は、巻取リールモータの回転速度を増大させる。
モータの回転制御については、供給側と巻取側と
で制御方向が逆となる。すなわち、供給側におい
ては、テープテンシヨンが増大するほどモータ回
転速度を高くしてテープ供給を多くすることによ
りテープテンシヨンを低下させるような制御が行
なわれるのに対し、巻取側では、テープテンシヨ
ンが増大したときにはモータ回転速度を低下させ
あるいは逆転させることによつてテープテンシヨ
ンを低下させる制御が行なわれる。また、供給側
のテープテンシヨンが減少した場合には、供給リ
ールモータの回転を低下させあるいは逆転させる
のに対し、巻取側のテープテンシヨン減少時に
は、巻取リールモータの回転速度を増大させる。
次に、前述したように、マザーテープ1に記録
された1本分のプログラムソフトの転写が終了
し、各テープ1,2,4の走行をすべて停止させ
る場合には、先ず、上述した回転慣性の大きなコ
ピーテープ2用のリールCS,CTの回転駆動用モ
ータの少なくとも一方に対して、たとえば上記切
換スイツチ45を端子bに切換えて、上記転写時
とは逆方向に回転駆動させるような逆電圧を電源
47より印加する。このとき、コピーテープ2用
のリールCS,CTの駆動系に対して最初に急速に
制動(ブレーキ)がかけられ、大きな回転慣性に
抗してテープ走行速度が低減される。ここで、回
転ドラム3の周面においては、圧着ローラ5a,
5bにより、コピーテープ2、マザーテープ1、
およびドライビングテープ4が互いに密着されて
同時走行しているため、コピーテープ2の走行速
度低下に応じて、各テープ1,4の供給側ではテ
ンシヨンが減少し、巻取側ではテンシヨンが増大
する。したがつて、各リールDS,DT,MS,
MTのモータのすべてについて、回転速度を低下
させるように、あるいは逆回転させるように制御
され、これらのリールDS,DT,MS,MTの回
転慣性は小さいから、比較的速い応答速度でテー
プ走行停止制御がなされる。
された1本分のプログラムソフトの転写が終了
し、各テープ1,2,4の走行をすべて停止させ
る場合には、先ず、上述した回転慣性の大きなコ
ピーテープ2用のリールCS,CTの回転駆動用モ
ータの少なくとも一方に対して、たとえば上記切
換スイツチ45を端子bに切換えて、上記転写時
とは逆方向に回転駆動させるような逆電圧を電源
47より印加する。このとき、コピーテープ2用
のリールCS,CTの駆動系に対して最初に急速に
制動(ブレーキ)がかけられ、大きな回転慣性に
抗してテープ走行速度が低減される。ここで、回
転ドラム3の周面においては、圧着ローラ5a,
5bにより、コピーテープ2、マザーテープ1、
およびドライビングテープ4が互いに密着されて
同時走行しているため、コピーテープ2の走行速
度低下に応じて、各テープ1,4の供給側ではテ
ンシヨンが減少し、巻取側ではテンシヨンが増大
する。したがつて、各リールDS,DT,MS,
MTのモータのすべてについて、回転速度を低下
させるように、あるいは逆回転させるように制御
され、これらのリールDS,DT,MS,MTの回
転慣性は小さいから、比較的速い応答速度でテー
プ走行停止制御がなされる。
以上の説明からも明らかなように、本発明に係
る磁気転写装置のテープ走行駆動装置によれば、
テープ走行停止時には、先ず、回転慣性の大きな
コピーテープ用リールCS,CTの回転駆動用モー
タの少なくとも一方に対して、たとえば逆電圧印
加により急激な制動(ブレーキ)をかけて急速に
停止させるとともに、他の回転慣性の小さなリー
ルMS,MT,DS,DTについては、テンシヨン
サーボを行なつてテープテンシヨンを一定に制御
しながらコピーテープ2の走行停止動作に一致す
るようにマザーテープ1およびドライビングテー
プ4の走行を停止させているため、各テープ1,
2,4はそれぞれ異常テンシヨンの発生なく急速
に停止する。したがつて、磁気転写が終了して上
述のテープ停止動作を行なわせた後に、転写ドラ
ム3を後退させてマザーテープ1およびドライビ
ングテープ4を巻き戻し、初期状態に戻した後に
再び転写ドラム3を前進(第1図矢印A方向へ移
動)させて磁気転写を繰り返すような転写サイク
ルの時間を短縮でき、転写効率が向上し、コピー
テープ(ソフトテープ)をより安価に供給するこ
とが可能となる。
る磁気転写装置のテープ走行駆動装置によれば、
テープ走行停止時には、先ず、回転慣性の大きな
コピーテープ用リールCS,CTの回転駆動用モー
タの少なくとも一方に対して、たとえば逆電圧印
加により急激な制動(ブレーキ)をかけて急速に
停止させるとともに、他の回転慣性の小さなリー
ルMS,MT,DS,DTについては、テンシヨン
サーボを行なつてテープテンシヨンを一定に制御
しながらコピーテープ2の走行停止動作に一致す
るようにマザーテープ1およびドライビングテー
プ4の走行を停止させているため、各テープ1,
2,4はそれぞれ異常テンシヨンの発生なく急速
に停止する。したがつて、磁気転写が終了して上
述のテープ停止動作を行なわせた後に、転写ドラ
ム3を後退させてマザーテープ1およびドライビ
ングテープ4を巻き戻し、初期状態に戻した後に
再び転写ドラム3を前進(第1図矢印A方向へ移
動)させて磁気転写を繰り返すような転写サイク
ルの時間を短縮でき、転写効率が向上し、コピー
テープ(ソフトテープ)をより安価に供給するこ
とが可能となる。
第1図は本発明の一実施例としての磁気転写装
置のテープ走行駆動装置の全体を概略的に示す正
面図、第2図はテープテンシヨン検出手段として
のエアコラム装置の原理を説明するための概略断
面図、第3図はリール回転駆動用モータのサーボ
回路系の一例を示すブロツク図である。 1…マザーテープ、2…コピーテープ、3…回
転ドラム(転写ドラム)、4…ドライビングテー
プ、5a,5b…圧着ローラ、8…転写ヘツド、
DS…ドライビングテープ供給リール、DT…ドラ
イビングテープ巻取リール、MS…マザーテープ
供給リール、MT…マザーテープ巻取リール、
CS…コピーテープ供給リール、CT…コピーテー
プ巻取リール、15,16,17,18,22,
24…テンシヨンアーム、30…エアコラム装
置、31…テープ、41…テープテンシヨン検出
手段、43…比較回路、45…切換選択スイツ
チ、46…モータ駆動回路、M…リール回転駆動
用モータ、47…逆電圧供給用電源。
置のテープ走行駆動装置の全体を概略的に示す正
面図、第2図はテープテンシヨン検出手段として
のエアコラム装置の原理を説明するための概略断
面図、第3図はリール回転駆動用モータのサーボ
回路系の一例を示すブロツク図である。 1…マザーテープ、2…コピーテープ、3…回
転ドラム(転写ドラム)、4…ドライビングテー
プ、5a,5b…圧着ローラ、8…転写ヘツド、
DS…ドライビングテープ供給リール、DT…ドラ
イビングテープ巻取リール、MS…マザーテープ
供給リール、MT…マザーテープ巻取リール、
CS…コピーテープ供給リール、CT…コピーテー
プ巻取リール、15,16,17,18,22,
24…テンシヨンアーム、30…エアコラム装
置、31…テープ、41…テープテンシヨン検出
手段、43…比較回路、45…切換選択スイツ
チ、46…モータ駆動回路、M…リール回転駆動
用モータ、47…逆電圧供給用電源。
Claims (1)
- 1 予めプログラムソフトが磁気記録されたマザ
ーテープと、このマザーテープのプログラムソフ
トが磁気的に転写されるコピーテープとの少なく
とも2本のテープを回転ドラムの外周面上で互い
に密着させて巻き付け、これらのテープを同時走
行駆動させながら磁気転写を行なう磁気転写装置
のテープ走行駆動装置において、上記各テープの
それぞれ供給リール近傍および巻取リール近傍に
それぞれテープテンシヨン検出手段を配設し、テ
ープ走行停止時には、上記各テープの供給リー
ル、巻取リールのうちの回転慣性の大きいものに
対して回転制動をかけるとともに、他のリールに
ついては、それぞれのリール近傍に配設されたテ
ープテンシヨン検出手段により検出されるテープ
テンシヨンを一定値に制御しながら上記各テープ
のすべてを同時に走行停止させるように各リール
モータの回転を制御することを特徴とする磁気転
写装置のテープ走行駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57043989A JPS58161141A (ja) | 1982-03-19 | 1982-03-19 | 磁気転写装置のテ−プ走行駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57043989A JPS58161141A (ja) | 1982-03-19 | 1982-03-19 | 磁気転写装置のテ−プ走行駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58161141A JPS58161141A (ja) | 1983-09-24 |
JPH0353694B2 true JPH0353694B2 (ja) | 1991-08-15 |
Family
ID=12679120
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57043989A Granted JPS58161141A (ja) | 1982-03-19 | 1982-03-19 | 磁気転写装置のテ−プ走行駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58161141A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59140633A (ja) * | 1983-01-31 | 1984-08-13 | Sony Corp | 磁気転写装置のドライビングテープ使用方法 |
JPS60253023A (ja) * | 1984-05-29 | 1985-12-13 | Sony Corp | 磁気転写装置 |
JPS63104253A (ja) * | 1986-10-22 | 1988-05-09 | Otani Denki Kk | テ−プ走行装置 |
-
1982
- 1982-03-19 JP JP57043989A patent/JPS58161141A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58161141A (ja) | 1983-09-24 |
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