JPH0353527A - Icチップのエージング方法及びicチップ用容器 - Google Patents

Icチップのエージング方法及びicチップ用容器

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JPH0353527A
JPH0353527A JP1189354A JP18935489A JPH0353527A JP H0353527 A JPH0353527 A JP H0353527A JP 1189354 A JP1189354 A JP 1189354A JP 18935489 A JP18935489 A JP 18935489A JP H0353527 A JPH0353527 A JP H0353527A
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JP
Japan
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chip
container
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synthetic resin
parts
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JP1189354A
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Yoshinori Yamamoto
山本 義憲
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YAMAMOTO HOSO SHOJI KK
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YAMAMOTO HOSO SHOJI KK
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、ICチップをトレイ上に又はチューブ内に載
置してエージングする方法、及び主としてこのエージン
グの際に用いるのに適したICチップ用トレイ又はIC
チップ用チューブ等のICチップ用容器に関するもので
ある。
【従来の技術】
!Cチップは、半導体材料に写真製版技術等により回路
パターンが形威されたものである。ICチップを製造す
る場合、種々の工程を経なければならず、その工程に適
した各種の合成樹脂製容器、特に合成樹脂製トレイに半
導体材料を載置して行っている. ICチップは、水分を含有していると作動不良になる場
合があり、従ってICチップの製造工程の一つとしてエ
ージング工程が存在する。しかるに、従来用いられてい
る合成樹脂製トレイではエージング工程に耐えられない
ということがあった。 即ち、エージング工程で高温下に置かれると、トレイが
収縮又は変形したりして、ICチップが取り出せなくな
ったり又はICチップが損傷して作動不良になったりす
るということがあった。 このため、従来はエージング工程において、合戒樹脂製
トレイから金属製トレイに!Cチップを移し替え、更に
出荷時に再び金属製トレイから合成樹脂製トレイに移し
替えるということが行われている。しかし、この方法は
煩雑で製造工程が不合理であるという欠点があった。ま
た、ピンセットでICチップを挟んで移し替える際、I
Cチップの周縁が損傷して不良品が発生するということ
もあった。このような欠点は、合成樹脂製トレイに代え
て、合成樹脂製チューブを用いた場合も同様に生じるも
のである.
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明者は上記の欠点を解決するためには、エ
ージング工程においても出荷時においても好適に使用し
うる合戒樹脂製容器を開発することが基本的課題である
と認識し、鋭意研究の結果、本発明に到達したのである
【課題を解決するための手段及び作用】即ち、本発明は
、150℃の温度条件下で20時間放置した後における
変形率が0.002未満である耐熱性合成樹脂と導電性
粉末との混合物よりなる容器にICチップを載置して、
高温下でICチップを乾燥することを特徴とするICチ
ップのエージング方法、及びこの耐熱性合成樹脂と導電
性粉末との混合物を、所定形状に成型してなるICチッ
プ用容器に関するものである。 本発明に用いる耐熱性合戒樹脂は、150゜Cの温度条
件下で20時間放置した後における変形率が0.002
未満であることが必要である。この変形率の測定方法は
、以下のとおりである.まず、合成樹脂を所定の形状に
戒型する。具体的には、箱状に成型する.そして、この
成型物の縦(χ,).幅(v1),高さ(Zl).厚み
(t,)を各々測定しておく.この後、この成型物を1
50’Cの温度条件下で20時間放置する。次いで、室
温に徐冷した後、tc型物ノN (xt) .幅(Yz
) .高さ(Zt) ,厚み(t8)を各々測定する。 そして、これらの測定値が各々次の条件を満たすことが
必要なのである。 即ち、I X.−X, I /X,<0.002、l 
Y!−Yl l /yt<0.002、I Z!−Zl
 l /Z.<0.002、lt,−tt/tl<0.
002の各条件を満たすことが必要なのである. このような耐熱性合戒樹脂の具体例としては、スチレン
系単量体30〜80重量部と、アクリロニトリル系単量
体及び/又はアクリル酸エステル系単量体5〜70重量
部と、N−フェニルマレインイξド系単量体2〜25重
量部とよりなる共重合体が挙げられる。特に、スチレン
系単量体50〜80重量部と、アクリロニトリル系単量
体及び/又はアクリル酸エステル系単量体10〜50重
量部と、N−フェニルマレインイξド系単量体2〜10
重量部とよりなる共重合体であって、N−フェニルマレ
インイξド系単量体100重量部に対して、アクリロニ
トリル系単量体及び/又はアクリル酸エステル系単量体
が30重量部以上であり、且つ共重合体の重量平均分子
量軸と数平均分子量Mnの比Mw7QInが1.8〜3
.0の共重合体を用いるのが好ましい.また、スチレン
系単量体としては、スチレン,α−メチルスチレン.O
−メチルスチレン.m−メチルスチレン.p−メチルス
チレン.α又はβ一置換プロムスチレン.t−プチルス
チレン,クロルスチレン等が用いられ、特にスチレン又
はα−メチルスチレンを用いるのが好ましい.これらは
、単独で又は混合して使用することができる.アルリロ
ニトリル系単量体としては、アクリロニトリル又はメタ
アクリロニトリルが単独で又は混合して用いられる。 アクリル酸エステル系単量体としては、アクリル酸メチ
ル.アクリル酸エチル,メタアクリル酸エチル,シクロ
ヘキシルメタクリレート等が用いられる.N−フェニル
マレインイ果ド系単量体としては、N−フユニルマレイ
ンイξド,トオルトメチルフェニルマレインイミド,N
−オルトクロルフェニルマレインイξド,N−オルトメ
トキシフェニルマレインイ
【ド等が用いられる.また、
上記した共重合体以外にも、所定の変形率を持つもので
あれば使用することができる. 本発明に用いる導電性粉末は、得られたトレイやチュー
ブ等の容器に導電性を付与するものであり、容器の帯電
防止のために用いられるものである.導電性粉末の具体
例としては、カーボンブラックや金属粉末等が用いられ
る。特に、カーボンブラックは比重が小さく、得られた
.容器の重量が軽くなるため好ましいものである。 上記の耐熱性合成樹脂と導電性粉末とが混合されて、所
定の形状に戒型されて容器が得られる。 導電性粉末の量は、耐熱性合成樹脂100重量部に対し
て、10〜300重量部程度配合されるのが好ましい。 導電性粉末の量が10重量部未満になると、得られた容
器の帯電防止能が不十分となる傾向が生じる。また、導
電性粉末の量が300重量部を超えると、相対的に耐熱
性合成樹脂の量が少なくなり、容器を所定の形状に成型
しにくくなる傾向が生じる。更に、容器の表面から導電
性粉末が脱落してICチップに付着し、ICチップの作
動が不良となる恐れを生じる傾向となる.なお、本発明
において、耐熱性合成樹脂と導電性粉末とを混合する際
、若干量のガラス繊維やガラスビーズ等の無機充填材を
添加してもよい. 本発明においては、このようにして得られた容器、即ち
ICチップ用トレイの場合にはICチップを載置して、
またICチップ用チューブの場合にはチューブ内にIC
チップを載置して、高温下の雰囲気中で乾燥する.この
乾燥は、一般的に少なくとも130″Cの温度で20時
間以上ICチップを放置し、これをlO回以上を繰り返
して行う。これにより、ICチップに含有されている水
分が除去され、ICの作動不良を防止しうるのである。 本発明におけるICチップ用容器は、ICチップのエー
ジングの際は勿論、ICチップの洗浄等の工程において
も、またICチップの出荷時における包装容器としても
用いうるものである。 【実施例】 実施例1 スチレン65重量部、N−フェニルマレインイξド5重
量部、メチルメタクリレート30重量部を仕込んで、重
合開始剤ターシャリープチルパーオキシ2−エチルヘキ
サノエートを0.03重量部添加し、塊状重合して共重
合体を得た.この共重合体の重量平均分子量軸と数平均
分子量Mnとの比(Mw/Mn)は、2.4であった.
この共重合体の重量平均分子量M一と数平均分子量Mn
とは、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(溶媒
はテトラヒドロフラン)で測定し、標準ポリスチレンに
換算して求めたものである。 この共重合体100重量部にカーボンブラック25重量
部を添加混合して、シリンダー温度260℃で射出戒型
して、箱状のICチップ用トレイを得た.なお、このト
レイは、縦10cm,幅5CII,高さICI1,肉厚
lIlmであった. このトレイ上にICチップを載置して、150゜Cで2
0時間乾燥し、これを10回繰り返して、エージングし
た.エージング後トレイの変形率を前述した方法により
、縦,幅,高さ,厚みについて各々測定したところ、最
大の変形率は0.0012であった.なお、この変形率
は、カーボンブラックを添加せずに、耐熱性合成樹脂の
みで測定したときも同一であった. 実施例2 スチレン78重量部、N−フェニルマレインイミド7重
量部、メチルメタクリレ一目5重量部を仕込んで、重合
開始剤ターシャリープチルパーオキシ2−エチルヘキサ
ノエートを0.03重量部添加し、塊状重合して共重合
体を得た。この共重合体の重量平均分子量M一と数平均
分子量Mnとの比(Mw/Mn)は、実施例lと同様の
方法で測定した結果2.6であった. この共重合体l00重量部にカーボンブラック15重量
部を添加混合して、実施例1と同様のトレイを得た.そ
して、実施例1と同様ドしてトレイの変形率を測定した
ところ、最大の変形率は0.0014であった. 実施例3 スチレン72it1部、N−オルトクロルフェニルマレ
インイξド4重量部、アクリロニトリル24重量部を用
いて、共重合体を得た。この共重合体の重量平均分子量
M一と数平均分子量Mnとの比(Mw/Mn)は、実施
例1と同様の測定方法で、3.3であった。 この共重合体100重量部にカーボンブラック85重量
部を添加混合して、実施例lと同様のトレイを得た。そ
して、実施例lと同様にしてトレイの変形率を測定した
ところ、最大の変形率は0.0015であった. 比較例 2.2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)一プロパンに
ホスゲンを作用して得られた粘度平均分子量約2300
の芳香族ボリカーボネー}100重量部と、ガラス繊維
(旭ファイバーグラス■製、商品名「グラスロンチョッ
プドストランド」40重量部と、アルミナ5重量部と、
カーボンブラック25重量部とを混合した混合物を用い
て、実施例lと同様にして箱状のトレイを得た。 このトレイ上にICチップを載置して、実施例lと同様
にしてエージングし、トレイの変形率を測定したところ
、最大の変形率は0.0058であった.なお、以上は
主としてトレイに関する実施例であるが、チューブに関
しても実施例1〜3と同様の変形率を示した。
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るIcチップ用容器は
耐熱性に優れているので、この容器にICチップを載置
してエージングした場合に、容器が変形してICチップ
が取り出せなくなったり又はICチップが損傷したりす
ることを防止しうるという効果を奏する.

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)150℃の温度条件下で20時間放置した後にお
    ける変形率が0.002未満である耐熱性合成樹脂と導
    電性粉末との混合物よりなる容器にICチップを載置し
    て、高温下でICチップを乾燥することを特徴とするI
    Cチップのエージング方法。
  2. (2)150℃の温度条件下で20時間放置した後にお
    ける変形率が0.002未満である耐熱性合成樹脂と導
    電性粉末との混合物を、所定形状に成型してなるICチ
    ップ用容器。
JP1189354A 1989-07-21 1989-07-21 Icチップのエ―ジング方法及びicチップ用容器 Expired - Lifetime JP2540367B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007095371A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 I-Pex Co Ltd 電気コネクタ

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6112099A (ja) * 1984-06-26 1986-01-20 倉敷紡績株式会社 半導体製造用治具
JPS6354729A (ja) * 1986-08-25 1988-03-09 Denki Kagaku Kogyo Kk 半導体電子部品載置台

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