JPH03530A - トラクタの走行伝動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、トラクタの走行伝動装置に関する。

従来の技術、および発明が解決しようとする課題 いわゆる四輪駆動式のトラクタにおいて、例えば−側の
後輪を制動して急旋回させる場合、他側の後輪の対地走
行速度は、後輪用デフ機構の作用でほぼ２倍速になるが
、前輪も駆動されていて後輪の速度に追従しえないため
、この前輪抵抗によって前輪が駆動されていないときよ
りも旋回半径が大きくなり、そこで前輪を増速させうる
増速機構、或いは前輪の駆動を中止させうる切替機構を
有した形態のトラクタにあっても、これら機構の切替操
作を旋回の開始時と旋回後とに行うのでは手数を要し、
かつ容易ではない。

課題を解決するための手段 この発明は、左右一対の前、後輪＋１１　（１）　＋２
１　＋２１間に位置して、これら前、後輪（１）（１）
（２）　（２）の変速伝動機構＋３）を内装した変速伝
動ケース（４）の前側に、該変速伝動機構（３）から伝
動されて、前記左右の前輪（１）（１）間に位置した前
輪用デフ機構（５）に伝動する前後方向の前輪伝動軸（
６）を設けたトラクタの走行伝動装置において、前記変
速伝動機構（３）と前輪伝動軸（６）との間には、前記
前輪（１）　（１１の対地走行速度に対して前、後進何
れの場合にも、前記後輪＋２）　（２１の対地走行速度
が一定範囲以上になることによって該前輪伝動軸（６）
への伝動を自動的に切側にすると共に、該後輪（２）　
１２１の対地走行速度が一定範囲以下になることによっ
て、該前輪伝動軸（６）への伝動を自動的に入側にしう
る自動切替機構（７，）を設けたことを特徴とするトラ
クタの走行伝動装置の構成とする。

発明の作用 変速伝動ケース（４）内の変速伝動機構（３）は、左右
の後輪（２）　＋２１に伝動すると共に、自動切替機構
（７）。

前輪伝動軸（６）及び前輪用デフ機構（５）を介して左
右の前輪＋１）（１）に伝動する。

例えば−側の後輪（２）を制動して急旋回させる場合、
他側後輪（２）の対地走行速度が後輪用デフ機構の作用
でほぼ２倍速になると、自動切替機構（７）によって自
動的に前輪伝動軸（６）への伝動が断たれ、つまり前輪
（１）　（１１は駆動されないで後輪（２）（２）によ
る二輪駆動状態になるため、四輪駆動の場合よりも旋回
半径が小さくなる。又旋回後、後輪（２１１２１の対地
走行速度が通常速に復元すると、自動切替機構（７）に
よって自動的に前輪伝動軸（６）が伝動され、つまり四
輪駆動状態になる。

発明の効果 このような作用によって、前記課題のように旋回の再に
、四輪駆動と二輪駆動との切替操作をする必要がなく、
自動切替機構（７）で自動的に切替られるため、従って
旋回を容易にするものである。

又、自動切替機構（７）を変速伝動ケース（４）に内装
するのではなくて、変速伝動ケース（４）の前側に設け
たため、自動切替機構（７）を組付る場合、取外す場合
共に、これらの切替操作を容易にする効果を併せて有す
るものである。

実施例 なお、回倒において、車体の前部を形成するフレームθ
υ上に、後方に向けて突出する出力軸０２５を有した原
動機（ｌｊを搭載し、この原動機０１と該フレーム０υ
との後端部とには、該出力軸（２）から伝動されるクラ
ッチＱ４と、このクラッチＱ４１から伝動される伝動機
構Ｔｌ５Ｉとを内装した前部伝動ケースＯｅを結合し、
この前部伝動ケース０ｅの後端部には、該伝動機構（１
ｇから伝動される変速伝動機構（３）を内装した変速伝
動ケース（４）を結合し、さらにこの変速伝動ケース（
４）の後端部には、該変速伝動機構（３）から伝動され
る後輪用デフ機構（■を内装した後部伝動ケース（ＩＥ
）を結合し、又、この後部伝動ケース０８の上側には、
後方に向けて突出する左右一対のリフトアーム（１９）
　＋１９を有して、これらのリフトアーム（１り（掴に
伝動する油圧シリンダーを内装したシリンダーケース（
至）を設ける。

前記フレーム０υの下側には、前後方向のピン（２１１
を有する支持体■を設け、この支持体ａ３のビンの）に
は、後方に向けて突出する前輸入力軸（至）を有して、
この入力軸（至）に伝動される前輪用デフ機構（５）と
、とのデフ機構（５）に伝動される左右一対の伝動軸＋
２４　＋２４とを内装した軸ケース四を揺動自在に支承
させ、この軸ケース四の左右両端部には、操舵伝動機構
（２ｅ１２Ｇに介装された前輪＋１１　ｔｌ＋を各々設
け、又、前記後部伝動ケース（Ｉ８の左右両側には、前
記後輪用デフ機構（資）に伝動される伝動機構内装の伝
動ケース（５）（５）に介装された後輪＋２）　（２）
を各々設ける。

前記変速伝動ケース（４）の前壁下部に設けられた軸受
（イ）には、前記変速伝動機構（３）の終端伝動軸Ｇ！
鴫前部を支承させ、この伝動軸３Φの前端部には、内周
面前部にスプライン（至）を有する円筒部０υと、この
円筒部０υ後端の壁部（至）と、この壁部（至）から後
方に向けて突出するボス部（３３とからなる自動切替機
構（７）外装体の該ボス部（至）をスプライン結合する
。

又、前記伝動軸（２１の前端部に設けられた軸方向の軸
承部（ロ）には、従動軸（至）後端部の小径部を支承さ
せ、この従動軸叩上の後部には、フランジ状部の前面に
放射状に梯形状のクラッチ爪Ｏｅ（至）・・・を有した
従動体（ロ）のボス部をスプライン結合し、この従動体
■前側の該従動軸Ｇ９上には、この従動軸（５）に対し
て摺動及び回転自在の軸受（至）を設け、この軸受（至
）の外周面には、フランジ状部の後面に前記クラッチ爪
ａ［９０Ｇ・・・に噛合するクラッチ爪ａｓ　ａｓ・・
・及び該フランジ状部の前面に該クラッチ爪ｏｅ　ｏｅ
・・・よりも大きい梯形状の摺動カム＠（至）・・・を
有した摺動体（ト）のボス部を固着し、又、前記円筒部
口υのスプライン（至）には、後面部に該摺動カム＠（
至）・・・に噛合する摺動カム＠（至）・・・を有した
リング状の駆動体終りを固着し、又、前記外装体壁部（
支）と摺動体（イ）のフランジ状部との間には、この摺
動体ｔ４ｎを前方に向けて弾発付勢するスプリング（転
）を設ける。

又、前記前部伝動ケース（１Ｇ＋後壁のフランジ部（４
３には、前記外装体ボス部（１３の外周面を支持する軸
受■を設け、該フランジ部Ｃ３の前面には、前壁部に前
記摺動体（イ）の挿通孔を有して該外装体の外周を覆う
自動切替機構（７）のケース１１３を結合し、このケー
ス■の挿通孔には、該摺動体間の回転に対して一定の抵
抗を付与するシール体に）を設ける。

前記ケース（ト）の前壁部には、前記従動軸Ｃ３Ｓの前
部を支承する軸受（６）を有したケースに）を結合し、
前記摺動体（ト）前側の該従動軸Ｃ３ｅに設けられたス
プリング（ト）上には、外周面にボール図を嵌入させる
ＦＩＫｆｌ）を有した係止倣夕２ノをスプライン摺動自
在に設け、この係止体（１２）の外周には、該ボール（
資）を該従動軸０９に対して直交する方向に移動可能に
支持した孔を有するリング体Ｃｔ））を前後移動不能に
設け、このリング倣９ノの外周には、当該リング倣３ノ
に対する摺動によって、該ボール図を係止＠ｔＺａ　灘
♂／ノに対し嵌脱させうる規制本ジノを設け、又、前記
従動軸国の前端部と入力軸（至）の突出部とは、前後両
端部に自在軸継手が）すを有した前輪伝動軸（６）で連
結する。

次に作用について説明する。原動機（１濁の出方軸（１
２１に伝動されるクラッチ（ＩＩＯは、伝動機構ｆｌｓ
ｌ、変速伝動機構（３）、後輪用デフ機構（■及び伝動
ケース（５）鰭内の伝動機構を介して左右の後輪Ｔ２）
　（２１に伝動する。

一方変速伝動機構（３）の終端伝動軸２（支）からは、
外装体のスプラインＯ１、駆動体６υの摺動カムＣ３！
ｌ（至）・・・摺動体（イ）の摺動カム＠（至）・・・
及び両クラッチ爪０Ｑｏｉｐ・・・を介して従動体（５
）に伝動し、さらに従動体（資）がら従動軸−、自在軸
継毛埒、前輪伝動軸（６）及び自在軸継手〃）を介して
前輸入力軸（至）に伝動し、入力軸（至）から前輪用デ
フ機構（５）、伝動軸１２４）　１２４及び操舵伝動機
構ｅｅ　１２ｓを介して左右の前輪［）（１）に伝動す
る。

前記のように前輪（１）　（１）駆動時の状態は、一方
向に回転する駆動体ｆ４＋）摺動カム＠（５）・・・の
駆動面に対して、シール体に）で抵抗を受ける摺動体（
ト）摺動カム＠（至）・・・の従動面が当接して、カム
斜面の推力によってスプリング（転）に抗し摺動体（ト
）を後方に摺動させているため、摺動体間のクラッチ爪
ｓｏ　ｏｅ・・・と従動体罰のクラッチ爪＜３９（至）
・・・との噛合が維持されて摺動体＠Ｏから従動体（資
）に伝動される。

例えばトラクタの旋回時に、−側後輪（２）の制動操作
によって後輪用デフ機構（ｍの作用で他側後輪（２）の
対地走行速度が倍速になると、前輪（１）（１）が後輪
（２）に押し進められるため、前輪（１）（１１からの
逆伝動によって、摺動体（社）摺動カム（至）（至）・
・・の従動面と駆動体６υ摺動カム＠（至）・・・の駆
動面との間に間隙が生じてカム斜面による推力がなくな
るため、スプリング＠乃で摺動体（イ）が前方に摺動し
て従動体罰のクラッチ爪ｏｅ　ＯＱ・・・から摺動体（
ト）のクラッチ爪ｏｅ　ｏｅ・・・が離脱することにな
り、従って前輪（１）（１）は伝動されないフリーの状
態になる。又、旋回後、後輪（２）　！２）の対地走行
速度が通常速に復元すると、前輪ｉｌｌ　（１１からの
逆伝動がなくなるため、前記と同じ作用によって両クラ
ッチ爪０００Ｇ・・・が噛合し、前輪（１）（１）は伝
動状態になる。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の一実施例を示すもので、第１図は側断面
図、第２図及び第３図は一部の側断面図。 第４図は全体の側面図である。 図中、符号（１）は前輪、（２）は後輪、（３）は変速
伝動機構、（４）は変速伝動ケース、（５）は前輪用デ
フ機構、（６）は前輪伝動軸、（７）は自動切替機構を
示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　左右一対の前、後輪（１）（１）（２）（２）間に位
   置して、これら前、後輪（１）（１）（２）（２）の変
   速伝動機構（３）を内装した変速伝動ケース（４）の前
   側に、該変速伝動機構（３）から伝動されて、前記左右
   の前輪（１）（１）間に位置した前輪用デフ機構（５）
   に伝動する前後方向の前輪伝動軸（６）を設けたトラク
   タの走行伝動装置において、前記変速伝動機構（３）と
   前輪伝動軸（６）との間には、前記前輪（１）（１）の
   対地走行速度に対して前、後進何れの場合にも、前記後
   輪（２）（２）の対地走行速度が一定範囲以上になるこ
   とによって該前輪伝動軸（６）への伝動を自動的に切側
   にすると共に、該後輪（２）（２）の対地走行速度が一
   定範囲以下になることによって該前輪伝動軸（６）への
   伝動を自動的に入側にしうる自動切替機構（７）を設け
   たことを特徴とするトラクタの走行伝動装置。