JPH0321522A - トラクターの走行伝動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は，トラクターの走行伝動装置に関する． 従来の技術，および発明が解決しようとする課題 いわゆる四輪駆動式のトラクターにおいて、例えば一側
の後輪を制動して急旋回させる場合、他側の後輪の対地
走行速度は、後軸用デフ機構の作用でほぼ２倍速になる
が、前軸も駆動されていて後輪の速度に追従しえないた
め、この前輪抵抗によって前輪が駆動されていないとき
よりも旋回半径が大きくなり、そこで前輪を増速させう
る増速機構，或いは前輪の駆動を中止させうる切替機構
を有した形態のトラクターにあっても、これら機構の切
替操作を旋回の開始時と旋回後とに行うのでは手数を要
し、かつ容易ではない。

課題を解決するための手段 この発明は，左右一対の前、後輪＋１１　１１１　＋２
）　Ｆ２）間に位置して、これら前，後輪ｔｌ）　（１
）　（２］　（２）の変速伝動機構（３）を内装した変
連伝動ケース（４｝の前側に、該変速伝動機構（３）か
ら伝動されて，前記左右の前翰（１》（１）間に位置し
た前輪用デフ機構（５）に伝動する前後方向の前輪伝動
軸（６）を設けたトラクターの走行伝動装置において、
前記変速伝動機構（３）と前輪伝動軸（６）との間には
、前記前輪（１１　（１１の対地走行速度に対して前、
後進何れの場合にも、前記後輪＋２）　＋２）の対地走
行速度が一定範囲以上になることによって該前輪伝動軸
（６）への伝動を自動的に切側にすると共に、該後輪（
２）　（２）の対地走行速度が一定範囲以下になること
によって該前輪伝動軸（６）への伝動を自動的に入側に
しうる自動切替機構（７）を設けたことを特徴とするト
ラクターの走行伝動装置の構或とする。

発明の作用 変速伝動ケース（４）内の変速伝動機構（３）は、左右
の後輪（２）　ｔ２）に伝動すると共に，自動切替機構
（７），前輪伝動軸（６）及び前輪用デフ機構（５）を
介して左右の前輪（１１　（１３に伝動する． 例えば一側の後輪（２）を制動して急旋回させる場合、
他側後輪（２）の対地走行速度が後輪用デフ機構の作用
でほぼ２倍速になると、自動切替機構（７）によって自
動的に前輪伝動軸（６）への伝動が断たれ、つまり前輸
ＴＩＨＩＩは駆動されないで後輪（２）　（２）による
二輪駆動状態になるため、四輪駆動の場合よりも旋回半
径が小さくなる。又旋回後、後輪（２）　（２）の対地
走行速度が通常速に復元すると、自動切替機構（７）に
よって自動的に前輪伝動軸（６）が伝動され、つまり四
輪駆動状態になる。

発明の効果 このような作用によって、前記課題のように旋回の再に
、四輪駆動と二輪駆動との切替操作をする必要がなく、
自動切替機構（７）で自動的に切替られるため、従って
旋回を容易にするものである。

実施例 なお、図例において、車体の前部を形成するフレーム（
ｌＤ上に、後方に向けて突出する出カ軸（１カを有した
原動機［＋３）を搭載し、この原動機（１３と該フレー
ム（１Ｉ１との後端部とには，該出カ軸ｏ乃がら伝動さ
れるクラッチ０４と、このクラッチｏ４から伝動される
伝動機構（１９とを内装した前部伝動ケース＋ＩＧ）を
結合し、この前部伝動ケース０ωの後端部には，該伝動
機構０９から伝動される変速伝動機構（３）を内装した
変速伝動ケース｛４）を結合し，さらにこの変速伝動ケ
ース（４》の後端部には．該変速伝動機構（３）から伝
動される後輪用デフ機構＋１７）を内装した後部伝動ケ
ース［Ｉ［）を結合し、又，この後部伝動ケース（Ｉｌ
ｌの上側には、後方に向けて突出する左右一対のリフト
アーム１１９　０’ｆｌを有して、これらのリフトアー
ム（ＩＩ（１つに伝動する油圧シリンダーを内装したシ
リンダーケース＋２［１を設ける。

前記フレーム（ｌ】》の下側には，前後方向のピン＋２
）１を有する支持体Ｉ２Ｂを設け，この支持体（社）の
ピンＱＯには、後方に向けて突出する前輪入力軸（至）
を有して、この入力軸固に伝動される前輪用デフ機構（
５）と、このデフ機構｛５｝に伝動される左右一対の伝
動軸２Φ圓とを内装した軸ケース四を揺動自在に支承さ
せ、この軸ケースレ９の左右両端部には，操舵伝動機構
ｒ２０Ｃ２ｅに介装された前輪ｆｌ）　ｆｌｌを各々設
け，又，前記後部伝動ケース＋Ｉｌｌの左右両側には、
前記後輪用デフ機構ｆｌ力に伝動される伝動機構内装の
伝動ケース（５）（５）に介装された後輪（２）　（２
）を各々設ける。

前記変速伝動ケース（４）の前壁下部に設けられた軸受
ｌ２Ｉには、前記変速伝動機構（３）の終端伝動軸Ｑ！
前部を支承させ、この伝動軸＋２）の前端部には、内周
面前部にスプライン備を有する円筒部０１１と，この円
筒部ＯＤ後端の壁部（至）と、この壁部（至）から後方
に向けて突出するボス部０３とからなる自動切替機構（
７）外装体の該ボス部０１をスプライン結合する。

又、前記伝動軸（至）の前端部に設けられた軸方向の軸
承孔（ロ）には、後部にスプラインＯｅを有した従動軸
０９後端部の小径部を支承させ、この従動軸Ｃ３９上の
該スプラインＯＱ前側には，この従動軸Ｃ３９に対して
摺動及び回転自在の軸受（至）を設け、この軸受（至）
の外周面には、後端部にフランジ状部（至）を有した摺
動体０勺のボス部を支持させ、該フランジ状部（至）の
後面部には、駆動側摩擦板■Ｏｌの外径部を摺動可能に
して回転不能に支持した円筒状支持部１４１）を設け、
さらに該フランジ状部（至）の前面には、側面視梯形状
の摺動力ム０乃匝を設ける。

前記円筒部０υのスプライン０１には、該摺動力ムｌ４
乃ｌ４２ｌ・・・に噛合する摺動力ムｔ４ａ　ｔｅａ・
・・を有したリング状の駆動体０３を固着し，又前記従
動軸０９のスプラインＯＱ上には、このスプラインＯＱ
に内径部を係合させて、前記駆動側摩擦板Ｍ（１　１４
Ｇ・・・と共に前記外装体の壁部（至）と摺動体１ＩＩ
●のフランジ状部（至）とで加圧される従動側摩擦板（
ト）（ト）・・・を設け、又該外装体壁部（至）と該フ
ランジ状部（至）との間には、摺動体＠句を前方に向け
て弾発付勢するスプリングＯＱを設ける。

又前記伝動ケース（１ｅ後壁に設けられたフランジ部（
資）には、前記外装体ボス部Ｏｊの外周面を支持する軸
受（ト）を設け、該フランジ部０３の前面には、前端部
に前記従動軸０９の前部を支承する軸受（１）を有して
該外装体の外周を覆う自動切替機構｛７｝のケースーを
結合し、このケース圀内に設けられたボス部６Ｄの後端
部には、前記摺動体（財）の回転に対して一定の抵抗を
付与するシール体閏を設け，又前記従動軸Ｇ９の前端部
と入力軸（至）の突出部とは、前後両端部に自在軸継手
ｖ３ｌを有した前輪伝動軸（６）で連結する． 次に作用について説明する．原動機０３の出力軸（１２
ｌに伝動されるクラッチ（１４１　Ｇよ、伝動機構０９
、変速伝動機構（３）、後軸用デフ機構（１７１及び伝
動ケース（７′Ａ（５）内の伝動機構を介して左右の後
輪＋２）　１２）に伝動する． 一方、変速伝動機構（３）の終端伝動軸（２ｌからは、
外装体のスプライン備，駆動体０３の摺動カムＶ４ａ　
ｅｚ・・・及び摺動体Ｏ●の摺動カムｓ７５ｓａ・・・
を介して摺動体０弔に伝動し、摺動体６重の支持部ＩＩ
）から駆動側摩擦板＋４＊１４ト・・、従動側摩擦板０
ワ（ト）・・・、従動軸０９、自在軸継手６９を介して
伝動軸（６）に伝動し、さらに自在軸継手（至）、前輸
入力軸（至）、前輪用デフ機構（５）及び伝動軸＋２４
　＋２４１．操舵伝動機構ｃｅ　ｃｏを介して左右の前
輪＋１）　＋１）に伝動する． 前記のように前輪＋１）　＋１）Ｍ動時の状態は、一方
向に回転する駆動体一摺動力ムＨａ　＋１８・・・の廂
動面に対して，シール体ωで抵抗を受ける摺動体Ｈ摺動
力ム０卸乃・・・の従動面が当接して、カム斜面の推力
によってスプリング（ト）に抗し摺動体■を後方に摺動
させているため、摺動体（財）のフランジ状部（至）と
外装体壁部（支）とによって両摩擦板ｆ４１）（ト）・
・・が加圧され、従動側摩擦板（ト）ＧＩ１９・・・を
介して従動軸ａ９に伝動される． 例えばトラクターの旋回時に，一側後輪（２）の制動操
作によって後輪用デフ機構（１７１の作用で他側後輪（
２）の対地走行速度がほぼ倍速になると、前輪（１）《
１》が後輪（２）に押し進められるため、前輪＋１１　
＋１１からの逆伝動によって，摺動体０Φ摺動力ム（転
）０乃・・・の従動面と駆動体０３摺動力ム匝６乃・・
・の駆動面との間に間隙が生じてカム斜面による推力が
なくなるため、スプリング（ハ）で摺動体ｌ４＠が前方
に摺動して摺動体■による両摩擦板＋４１（６）への加
圧がなくなって従動軸Ｃ３９への伝動が断たれることに
なり，従って前輪＋１３１１）は伝動されないフリーの
状態になる。又旋回後、後軸（２）　（２）の対地走行
速度が通常速に復元すると、前輪（１１　（１）からの
逆伝動がなくなるため、前記と同じ作用によって両摩擦
板（ト）（ト）・・・が加圧され、前輪（１１　（１１
は伝動状態になる．なお、第３図は別の実施例を示し、
前記スプリング四を支持部００の外周に設けないで、前
記駆動体０３の前面部と、摺動体■のボス部上に設けら
れた係止リング（５６）との間にスプリング（５７）を
設けたものであって，この構成にると、スプリングＯＱ
のスペースを利用し、摩擦板！ＩＩ　Ｏ’ｊ・・・の外
径を大きくして伝動力を増加させることができるとか，
或は外装体円筒部０υやケースωの外径を小さくするこ
とができる，

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の一実施例を示すもので、第Ｊ図は側断面
図、第２図は全体の側面図、第３図は別実施例の側断面
図である。 図中、符号（１）は前輪、（２）は後輪、（３）は変速
伝動機構、（４）は変速伝動ケース，（５）は前輪用デ
フ機構、（６）は前輪伝動軸、（７）は自動切替機構を
示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 左右一対の前、後輪（１）（１）（２）（２）間に位置
   して、これら前、後輪（１）（１）（２）（２）の変速
   伝動機構（３）を内装した変速伝動ケース（４）の前側
   に、該変速伝動機構（３）から伝動されて、前記左右の
   前輪（１）（１）間に位置した前輪用デフ機構（５）に
   伝動する前後方向の前輪伝動軸（６）を設けたトラクタ
   ーの走行伝動装置において、前記変速伝動機構（３）と
   前輪伝動軸（６）との間には、前記前輪（１）（１）の
   対地走行速度に対して前、後進何れの場合にも、前記後
   輪（２）（２）の対地走行速度が一定範囲以上になるこ
   とによって該前輪伝動軸（６）への伝動を自動的に切側
   にすると共に、該後輪（２）（２）の対地走行速度が一
   定範囲以下になることによって該前輪伝動軸（６）への
   伝動を自動的に入側にしうる自動切替機構（７）を設け
   たことを特徴とするトラクターの走行伝動装置。