JPH035266B2 - - Google Patents

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JPH035266B2
JPH035266B2 JP60098058A JP9805885A JPH035266B2 JP H035266 B2 JPH035266 B2 JP H035266B2 JP 60098058 A JP60098058 A JP 60098058A JP 9805885 A JP9805885 A JP 9805885A JP H035266 B2 JPH035266 B2 JP H035266B2
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JP
Japan
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mold clamping
clamping force
mold
link housing
coefficient
Prior art date
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JP60098058A
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English (en)
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JPS61255755A (ja
Inventor
Koji Sugyama
Masashi Uchida
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Ube Industries Ltd filed Critical Ube Industries Ltd
Priority to JP9805885A priority Critical patent/JPS61255755A/ja
Publication of JPS61255755A publication Critical patent/JPS61255755A/ja
Publication of JPH035266B2 publication Critical patent/JPH035266B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/76Measuring, controlling or regulating
    • B29C45/7653Measuring, controlling or regulating mould clamping forces

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ダイカストマシンや射出成形機等の
射出成形装置において、自動的に希望型締力の設
定を可能とする型締力調整装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
一般に、この種の射出成形装置においては、固
定プラテンに固定した固定金型と可動プラテンに
固定した可動金型とを突き合わせ、両者を大きな
力で締め付けて所定の型締力を与えた状態で、金
型キヤビテイ中に金属の溶湯を射出して成形を行
なつている。
このような射出成形装置においては、型締力は
数百トンないし数千トンと極めて大きな値とな
り、直径の大きな複数本のコラムが1.5〜2mm程
度伸びるほどである。このような装置において
は、金型の大きさや成形品の種類によつて、金型
を取付けて型締した際の固定プラテンと可動プラ
テンとの間の間隔、すなわち、ダイハイトを金型
の厚みに応じて調整するとともに、型締力を微妙
に調節する必要がある。
通常、ダイカストマシン等においては、リンク
ハウジングに取付けた4本のコラムナツトを1本
のチエーン等を介して回転させ、リンクハウジン
グと可動プラテン等の位置を移動し、ダイハイト
を調整するとともに、型締力の調整を行なつてい
る。一般に、この型締力の調整は、装置に装着さ
れた型締力検出器(以下、ロードメータと称す)
の検出する実際の型締力に基づいて行なわれてお
り、希望の型締力に対する過不足を作業者が判断
し、適宜コラムナツトを正転あるいは逆転するよ
うになし、型締力を希望値に設定している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような型締力の調整方法に
よると、型締力を希望値に設定するために、一々
作業者の労力を必要とし、非常に煩わしいもので
あつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明はこのような点に鑑みてなされたもの
で、予想型締係数C′と希望型締力Fとから予想型
締力を算出し、この予想型締力でまず型締を行な
うようになし、実際の型締力F′と希望型締力Fと
からF′のFに対する誤差λ′を求め、このλ′と許容
誤差λと比較し、λ′≧λと判定された前記C′,F
およびF′より実際の型締係数C′を求めるようにな
し、このC′を基に補正型締力を算出し、この補正
型締力と前記予想型締力とを合計した型締力で再
び型締を行なうようにしたものである。
〔作用〕
したがつて、この発明による装置によれば、希
望型締力Fの例えば95%をねらつて、一度型締を
行なつた後、発生する型締力F′に基づいて、実際
の型締力を希望型締力Fに合致する如く、自動的
に型締力を調整することができる。
〔実施例〕
以下、本発明に係る型締力調整装置を詳細に説
明する。第2図はこの型締力調整装置を装着する
射出成形装置の一例を示す正面図であり、第3図
は第2図の図示左方から見た側面図である。同図
において、1は固定プラテン、2は可動プラテ
ン、3はリンクハウジンジを示し、固定プラテン
1には固定金型1a、可動プラテン2には可動金
型2aが夫々クランプ装置18,18を用いて取
り付けられている。4は互いに平行に配設された
複数本(通常4本)のコラムで、コラム4の両端
は固定プラテン1およびリンクハウジング3の外
側においてコラムナツト5によつて固定されてい
る。6は型締シリンダで、7はトツグル機構、8
はマシンベースを示し、リンクハウジング3側の
コラムナツト5を回すことによつてこのリンクハ
ウジング3をコラム4に沿つて摺動移動させるこ
とができるようになつている。リンクハウジング
3に回転自在に取り付けたコラムナツト5の周面
には、チエーンホイル5aが形成されており、こ
れらチエーンホイル5aと、ダイハイトモータ9
の出力軸に固定されたチエーンホイル9aとの間
には、エンドレスのチエーン10が巻掛けられて
おり、ダイハイトモータ9を正転あるいは逆転さ
せることによりコラムナツト5を回転させ、リン
クハウジング3を第2図において右方向に前進あ
るいは左方向に後退させることができるようにな
つている。すなわち、コラム4の自然長lを適宜
調節し得る様になつている。
型締シリンダ6はリンクハウジング3に固定さ
れており、この型締シリンダ6に内装されるピス
トンロツド6aを介してトツグル機構7を伸縮さ
せて、コラム4に嵌合された可動プラテン2を固
定プラテン1に対して接近させたり後退させたり
することができるようになつている。図示状態は
トツグル機構7を一杯に張つて、即ち型締シリン
ダ6のピストンロツド6aを一杯に伸ばして、可
動金型2aと固定金型1aとを密着させた状態を
示している。通常、このような状態において、可
動金型2aと固定金型1aとは所定圧力(型締
力)で圧接(型締)された状態にあるが、ここで
は以降の説明を容易とするために、可動金型2a
と固定金型1aとはこのような状態において、ソ
フトタツチ状態(型締力零)にあるものとして説
明を進める。すなわち、可動金型2aと固定金型
1aとを合わせた金型厚T1と、金型2aおよび
1aを装着していない状態においてトツグル機構
7を一杯に張つた時の可動プラテン2と固定プラ
テン1との間隔(ダイハイト)LMとが略等しく
設定されており、したがつて可動金型2aと固定
金型1aとに型締力が作用していない状態、即ち
ソフトタツチ状態となつているものとする。
一方、マシンベース8には前記ダイハイトLM
を検出するためのダイハイト検出器11が取り付
けられており、このダイハイト検出器11は、リ
ンクハウジング3に固定されたダイハイト検出バ
ー11aを介してダイハイトLMを1ミクロンの
精度で検出することができるようになつている。
すなわち、この射出成形装置において、金型2a
および1aを装着せず、トツグル機構7を一杯に
張つた状態で、リンクハウジング3を移動させ、
可動プラテン2を固定プラテン1側に最大限近接
させた後の可動プラテン2と固定プラテン1との
間隔(最小ダイハイト)Lsは機械仕様によつて
決定される固定値であり、この時の(トツグル機
構7を一杯に張つた状態)リンクハウジング3と
可動プラテン2との間隔l1も機械仕様によつて決
定される固定値である。金型2aおよび1aを装
着した時のダイハイトLMはLs(最小ダイハイト)
+ΔLで表わされ、したがつて、リンクハウジン
グ3と固定プラテン1との間隔lは、l=l1+Ls
+ΔLとなる。l1+Lsは前述の如く機械仕様によ
つて決定される固定値であり、このl1+Lsを零基
準位置としてΔLを検出すれば、即ちリンクハウ
ジング3の移動量ΔLを検出すれば、ダイハイト
LMを算出することができる。つまり、ダイハイ
ト検出器11はダイハイト検出バー11aを介し
てこのΔLを検出することができるようになつて
おり、このΔLに応じたパルス信号を発生するパ
ルス発生器で構成されている。
また、リンクハウジング3にはトツグル機構7
による可動プラテン2のストローク位置(l1を最
大ストローク位置とする)を検出する型開閉スト
ローク位置検出器12が取り付けられており、可
動プラテン2に固定されたストローク検出バー1
2aを介して可動プラテン2のストローク位置
l′を検出し、このストロク位置に応じたパルス信
号を発生するパルス発生器で構成されている。そ
して、コラム4に、このコラム4の伸び量に基づ
いて実際の型締力に応じた信号を送出する型締力
検出器(ロードメータ)19が装着されている。
しかして、このように構成された射出成形装置
13に第4図に示す様な型締力調整装置14が接
続されている。この型締力調整装置14は、マイ
クロコンピユータを内装してなるコントロールユ
ニツト15を有しており、このコントロールユニ
ツトの入力端子15aにダイハイト検出器11の
送出するΔLに応じた信号が、入力端子15bに
型開閉ストローク位置検出器12の送出するl′に
応じた信号が入力されるようになつている。ま
た、入力端子15cに、ロードメータ19の送出
する実際の型締力F′に応じた信号が入力されるよ
うになつており、入力端子15dに、型締力設定
器16に設定される希望型締力Fが入力されるよ
うになつている。この希望型締力Fは、金型の種
類や成形条件等を考慮した最適の型締力であり、
この型締力調整装置14を作動させる前に予め外
部より設定可能となつている。また、入力端子1
5eには、後述する予想型締係数C1に応じた信
号が型締係数設定器17を介して入力されるよう
になつている。これらの入力情報に基づいて、コ
ントロールユニツト15に内装されるマイクロコ
ンピユータが演算処理を行ない、出力端子15f
〜15jより適宜出力信号を送出するようになつ
ている。すなわち、出力端子15fの送出する信
号によつて、ダイハイトモータ9を正転させ、第
2図においてリンクハウジング3を固定プラテン
1側に前進させるようになし、出力端子15gの
送出する信号によりダイハイトモータ9を逆転さ
せ、リンクハウジング3を後退させるようになつ
ており、出力端子15hの送出する信号でダイハ
イトモータ9を停止し、リンクハウジング3の移
動を止めるようになつている。また、出力端子1
5iの送出する信号によつて、型締シリンダ6が
トツグル機構7を張つて可動プラテン2を固定プ
ラテン1側に前進させ、出力端子15jの送出す
る信号によつてトツグル機構7を縮めて可動プラ
テン2を後退させるようになつている。
次に、前述の予想型締係数C1について説明す
る。すなわち、第2図における射出成形装置13
において(型締力零のソフトタツチ状態)、コラ
ムナツト5を回転し、リンクハウジング3を前進
させると、可動プラテン2が金型1aおよび2a
を押圧し、この押圧力によつてコラム4が伸び、
このコラム4が復元しようとする力が型締力とな
る。そして、この型締力F′がロードメータ19を
用いて検出される。ところで、この型締力F′を希
望型締力Fに合致させるためには、リンクハウジ
ング3をさらにΔδ0だけ移動させる必要がある
が、このΔδ0は、 Δδ0=C・(F−F′) …(1) と表わされる。すなわち、この式におけるCが真
の型締係数であり、コラム4、リンクハウジング
3、可動プラテン2、固定プラテン1等の剛性に
より決まる比例定数である。このようにして求め
られるΔδ0が正の場合、リンクハウジング3を
Δδ0だけ前進させ、負の場合Δδ0だけ後退させる
ようにすれば、型締力F′を希望型締力Fに合致さ
せることができる。
しかし、この真の型締係数Cを予め決定するこ
とは極めて困難である。すなわち、コラム4の伸
び代Δl1は、コラム4の張力のかかる長さをl2
すると(第2図)、 Δl1=F′・l2/A・E …(2) 但し、A:コラムの断面積、E:ヤング率で求
めることができる。この式において、F′はその時
の型締力であり、コラム4の剛性のみでF′を希望
型締力Fに合致させるためには、Δδ1だけリンク
ハウジング3を移動させればよい。ここで、Δδ1
は次式で表わされる。
Δδ1=F・l2/A・E−F′・l2/A・E =l2/A・E・(F−F′) ……(3) コラム4の長さl2は、第2図により明らかな様
に l2=la+l1+LM+lb …(4) で表わされる。この式において、la,l1,lbは機
械仕様によつて決定される固定値であり、LM
金型の厚みT1に略等しい値である。したがつて、
金型厚T1のみを与えれば、コラム4の剛性によ
る移動量Δδ1は割と簡単に求まる。
ところが、実際のΔδ0は上記Δδ01と金型および
プラテン類等の剛性による歪Δδ2とを含んだもの
であり、この金型およびプラテン類等の歪Δδ2
そう簡単には求められない。例えば、プラテンの
場合、金型の寸法、W,Hと金型の剛性の影響を
大きく受ける(第5図)。プラテンに対する荷重
条件も第6図a〜cにあるように、金型の剛性で
等分布荷重に近いか、部分的な荷重か、又は上下
2点の集中荷重に近いか等によつて変わつてく
る。すなわち、プラテンの歪は金型によつて大き
く変動し、この歪を予め求めることは困難であ
る。
つまり、真の型締係数Cを多種類の金型に応じ
て予め決定することは極めて困難であり、この様
なことから取り敢えず真の型締係数Cの95%をね
らつて予想型締係数C1を定め、第4図に示す型
締係数設定器17に設定する。この型締係数C1
は前記(1)式に基づいて容易に決定することができ
る。
一方、このような構成された型締力調整装置1
4のコントロールユニツト15に内装されたマイ
クロコンピユータには、装着される金型に応じた
希望型締力の調整を自動的に可能とする型締力調
整プログラムがストアされている。第7図はこの
型締力調整プログラムの一実施例を示すフローチ
ヤートであり、この型締力調整プログラムは、型
締力設定器16に希望型締力Fを、型締係数設定
器17に前述の予想型締係数C1を設定した後、
第8図に示す様な、トツグル機構7を第2図に示
した様な状態からβだけ縮退させた状態でスター
トされるようになつている。すなわち、可動金型
2aと固定金型1aとの間に間隙βを設けた状態
で、第4図に示すコントロールユニツト15のセ
ツト端子15kにスタート信号を入力することに
より、この型締力調整プログラムがスタートする
ようになつている。尚、本実施例においてはβを
5mmとしている。
以下、この型締力調整プログラムの動作を第4
図および第8図を参照しながら説明する。すなわ
ち、この型締力調整プログラムがスタートすると
(ステツプ100)、ステツプ101によつてリン
クハウジング3が前進し始める。そして、ステツ
プ102にて予想型締係数C1と希望型締力Fと
からコラムの予想伸び量Δlが算出され(Δl=C1
×F)、リンクハウジング3の前進量Δl′と比較さ
れる。そして、Δl′がΔlに等しくなると、リンク
ハウジング3の前進を停止する(ステツプ10
3)。すなわち、可動金型2aはΔlだけ前進し
て、第8図に示す点線の位置で停止する。そし
て、このような状態から、トツグル機構7を一杯
に張つて型締を行なう(ステツプ104)。そし
て、この時の型締力F′と希望型締力Fとから、|
F−F′|/Fを算出し、許容誤差率λ(本実施例
においては0.05)と比較する(ステツプ105)。
すなわち、実際の型締力F′の希望型締力Fに対す
る誤差λ′=|F−F′|/Fを算出し、この誤差
λ′が0.05(5%)以下であれば、F′がFに合致し
たものとして、トツグル機構7を一杯に縮退し、
(ステツプ107〜109)、主プログラムにリタ
ーンする(ステツプ110)。尚、ステツプ10
5を実行した後、この時のΔl′をステツプ106
にて記憶しておく。
一方、ステツプ105にて、|F−F′|/F≧λ という判定が下されると、ステツプ111におい
て実際の型締係数C′が算出され、記憶された後、
トツグル機構7が縮退する(ステツプ112)。
このステツプ111におけるC′の演算式は以下の
如く表わされる。
C′=C1/2F−F′×F …(5) すなわち、リンクハウジング3の修正すべき移
動量Δδは、 Δδ=Δl′−Δl=(C′−C1)・F =C′・(F−F′) …(6) で表わされ、故にC′はC1/2F−F′×Fにより求ま る。しかして、ステツプ112にてトツグル機構
7が縮退し、可動プラテン2のストローク位置
l1′がl1′≦l1−βとなると、(ステツプ113)、ト
ツグル機構7の縮退動作が停止し、(ステツプ1
14)、この時のダイハイト検出値L′をL1に記憶
すると共に(ステツプ115)、ステツプ116
にてΔδを算出し、(Δδ=C′・(F−F′))、ステ

プ117にてこのΔδの正負の判定を行なう。そ
して、このステツプ117においてΔδが正(Δδ
>0)と判定されると、リンクハウジング3を前
進し(ステツプ118)、前記L1と検出されつつ
あるL′とから実際のΔδ′を求め(ステツプ12
0)、Δδ′=Δδとなつた時点でステツプ103に
戻り、リンクハウジング3を停止させ、以下ステ
ツプ104以降を再び実行する。一方、ステツプ
117にてΔδ≦0と判定された場合は、リンク
ハウジング3を後退し(ステツプ119)、同様
にしてステツプ120にてΔδ′=Δδとなつた時点
でステツプ103に戻り、リンクハウジング3を
停止し、ステツプ104以降を再び実行する。す
なわち、ステツプ104において、リンクハウジ
ング3をΔlよりもさらにΔδだけ移動させた状態
で型締が再び行なわれる。この動作は、ステツプ
105においてλ′<λとなるまで自動的に繰り返
される。
このようにして、希望型締力Fに対して5%の
誤差で型締力の調整が自動的に行なわれる。尚、
許容誤差λは必ずしも5%とせずともよく、さら
に小さく設定してもよいことは言うまでもなく、
ステツプ106およびステツプ111において記
憶されるΔl′およびC′は、次回、同一金型の型締
力調整の際、ΔlおよびC1として使用することが
できる。すなわち、装着金型に対応してΔl′およ
びC′を記憶させておけばよく、このようにするこ
とによつてこのプログラムにおける処理時間を短
縮させることができる。
ところで、第1図はこのような型締力調整プロ
グラムのストアされたマイクロコンピユータの主
要動作部の概略機能ブロツク図である。同図にお
いて、20は、型締係数設定器17の送出する予
想型締係数C1に応じた信号と、型締力設定器1
6の送出する希望型締力Fに応じた信号とを入力
とし、コラムの予想伸び量Δlを算出し、このΔl
に応じた信号をダイハイトモータ9に送出し、第
8図においてリンクハウジング3を前進させる
Δl演算回路ある。また、21は、ロードメータ
19の送出する実際の型締力F′に応じた信号と、
型締力設定器16の送出する型締力Fに応じた信
号とを入力とし、F′のFに対する誤差λ′を求め、
このλ′と許容誤差λとを比較する誤差比較回路で
ある。この誤差比較回路21は、λ′<λの時、出
力端子21aよりダイハイトモータ9にダイハイ
トモータ停止信号を送出するようになし、λ′≧λ
の時出力端子21bよりC′演算回路22にセツト
信号を送出するようになつている。また、C′演算
回路22はこのセツト信号により作動し、前記(5)
式を演算し、Δδ演算回路23にC′に応じた信号
を送出するようになし、Δδ演算回路23は、こ
のC′に応じた信号とFおよびF′に応じた信号とか
らΔδを算出(Δδ=C′・(F−F′))するようにな
つている。そして、このΔδ演算回路23におい
て、Δδ>0であれば出力端子23aより、リン
クハウジングをΔδに応じた量だけ前進させる信
号をダイハイトモータ9に出力するようになし、
Δδ≦0であれば出力端子23bより、リンクハ
ウジングをΔδに応じた量だけ後退させる信号を
ダイハイトモータ9に出力するようになつてい
る。このような機能ブロツク図において、Δl演
算回路20が予想型締力で型締を行なう第1の型
締手段を、誤差比較回路21が誤差比較手段を、
C′演算回路22およびΔδ演算回路23が補正型
締力と予想型締力とを合計した型締力で型締を行
なう第2の型締手段を構成している。
尚、第7図に示したフローチヤートにおけるス
テツプ109以降に、第9図にそのフローチヤー
トを示す様な型締力チエツクプログラムを付加さ
せてもよい。すなわち、ステツプ121にて、ト
ツグル機構を張つて型締を行ない、この型締動作
を5回繰り返す(ステツプ125)と共に、その
都度の型締力F1′〜F5′を記憶する(ステツプ12
2,123)。そして、この型締力F1′〜F5′の中
より最大値および最小値を削除して(ステツプ1
26)、残つた型締力の平均値を算出する(ステ
ツプ127)。そして、ステツプ128において、
平均型締力Fn′と希望型締力Fとの誤差λn′=|F
−Fn′|/Fを求め、許容誤差ε(本実施例にお
いては、0.05)と比較し、λn′<εであれば、型
締力が許容誤差内にあるものとして、ステツプ1
21以降が再び繰り返される。もし、このステツ
プ128においてλn′≧εと判定されると、第7
図におけるステツプ111以降が実行され、適切
な型締力に修正された後、再びステツプ121以
下の動作が実行される。すなわち、このようなプ
ログラムを備えた射出成形装置は、自動的に型締
力の最適調整を行なうと共に、成形加工時、5シ
ヨツトに1回の割合で型締力を自動的にチエツク
し、その型締力の誤差が許容値を越えた場合にあ
つては、適宜型締力を修正して適切な値とし、成
形加工動作を支障なく継続する。
また、第10図に示す様にステツプ111にお
けるC′演算の前に、型締力最大許容値Fmaxと型
締力検出値L′とを比較するステツプ129を設
け、このステツプ129においてF′≧Fmaxと判
定された時は型を開き、C′=C1×0.5として(ス
テツプ134)、Δδを演算し、リンクハウジング
を後退させて型締力を設定し直す様にしてもよ
い。すなわち、この様にすることによつて、過大
な型締力による装置の破損等の事故を防止するこ
とができる。尚、ステツプ134における係数は
0.5に限るものではなく、型締力を小さく設定し
直すことができれば他の値であつてもよい。ま
た、本実施例においては、予想型締係数C1を真
の型締係数Cに95%をねらつて定めるようにした
が、95%に限ることはなく、100%に近いほどよ
いことは言うまでもない。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明による型締力調整装
置によると、予想型締係数C′と希望型締力Fとか
ら予想型締力を算出し、この予想型締力でまず型
締を行なうようになし、実際の型締力F′と希望型
締力FとからF′のFに対する誤差λ′を求め、この
λ′と許容誤差λとを比較し、λ≧λと判定された
とき、前記C1,FおよびF′より実際の型締係数
C′を求めるようになし、このC′を基に補正型締力
を算出し、この補正型締力と前記予想型締力とを
合計した型締力で再び型締を行なうようにしたの
で、実際の型締力を希望型締力に合致する如く自
動調整が可能となり、速やかに且つ正確に型締力
を調整することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る型締力調整装置の一実施
例を示す概略機能ブロツク図、第2図はこの型締
力調整装置を装着する射出成形装置の一例を示す
正面図、第3図はこの射出成形装置の第2図にお
ける左側面図、第4図はこの射出成形装置に装着
する型締力調整装置の概略構成図、第5図はプラ
テンに装着された金型の状態を示す外観斜視図、
第6図a,b,cはこのプラテンに作用する荷重
の例を示す側面図、第7図はこの型締力調整装置
のマイクロコンピユータにストアされた型締力調
整プログラムを示すフローチヤート、第8図はこ
の型締力調整プログラムをスタートする前の射出
成形装置の状態を示す概略側面図、第9図はこの
型締力調整プログラムに付加して型締力の自動チ
エツクを行なう型締力チエツクプログラムを示す
フローチヤート、第10図はこの型締力調整プロ
グラムの他の実施例を示すフローチヤートであ
る。 14……型締力調整装置、15……コントロー
ルユニツト、16……型締力設定器、17……型
締係数設定器、19……ロードメータ、20……
Δl演算回路、21……誤差比較回路、22……
C′演算回路、23……Δδ演算回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 予想型締係数C′と希望型締力Fとから予想型
    締力を算出しこの予想型締力で型締を行なう第1
    の型締手段と、実際の型締力F′と前記希望型締力
    FとからF′のFに対する誤差λ′を求め許容誤差λ
    と比較する比較手段と、この比較手段において
    λ′≧λと判定されたとき前記C′,FおよびF′より
    実際の型締係数C′を求めこのC′を基に補正型締力
    を算出しこの補正型締力と前記予想型締力とを合
    計した型締力で再び型締を行なう第2の型締手段
    とを備えた事を特徴とする型締力調整装置。
JP9805885A 1985-05-10 1985-05-10 型締力調整装置 Granted JPS61255755A (ja)

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