JPH035261B2 - - Google Patents

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JPH035261B2
JPH035261B2 JP60072768A JP7276885A JPH035261B2 JP H035261 B2 JPH035261 B2 JP H035261B2 JP 60072768 A JP60072768 A JP 60072768A JP 7276885 A JP7276885 A JP 7276885A JP H035261 B2 JPH035261 B2 JP H035261B2
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JP
Japan
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mold
closing unit
mold opening
rotary table
opening
Prior art date
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Application number
JP60072768A
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English (en)
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JPS61195769A (ja
Inventor
Toyoaki Ueno
Takashi Mihara
Koji Kawabata
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Ube Industries Ltd filed Critical Ube Industries Ltd
Priority to JP7276885A priority Critical patent/JPS61195769A/ja
Publication of JPS61195769A publication Critical patent/JPS61195769A/ja
Publication of JPH035261B2 publication Critical patent/JPH035261B2/ja
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は金型を保持した複数個の型開閉ユニツ
トを回転テーブルで周回させ、その周回軌跡上に
配設された複数個の作業ステーシヨンで工程順に
鋳込作業を行なわせるロータリダイカストマシン
に関するものである。
〔従来の技術〕
ダイカストマシンは型締方向より堅形締型と横
型締型とに分類され、また金型への溶湯の鋳込方
向により竪鋳込型と横鋳込型とに分類されるが、
いずれもその基本的な構成が同じである。例えば
堅形締堅鋳込型ダイカストマシンは4本のタイバ
ーで上下に連結されたシリンダプラテンとベース
プラテンおよびタイバーに沿つて昇降するムービ
ングプラテンを備えており、ベースプラテンとム
ービングプラテンとには固定金型と可動金型とが
対向して装着されている。そして、シリンダプラ
テン側に設けた型締シリンダでムービングプラテ
ンを下降させて型締した金型のキヤビテイ内へ、
ベースプラテン下方の射出装置で溶湯を射出し、
この溶湯の固化、冷却を待つて型開したのち製品
を取出すことによつて1回の鋳込サイクルが完了
する。そして、次の鋳込サイクル開始までの間
に、金型の清掃や、離型剤のスプレー、必要に応
じてインサートの挿入等が行なわれる。
しかしながら、以上のような従来のダイカスト
マシンにおいては、金型の準備等を含めた1回の
鋳込サイクルに長時間を要し、ことに型締、射
出、型開などの直接鋳込工程以外の工程に全体の
7割以上を要するので無駄な待時間が多くて生産
性が良好でなかつた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
そこで本出願人は、生産性を大幅に向上させる
目的をもつてロータリダイカストマシンを開発し
た。これは、回転テーブルの外周部を円周方向に
複数分割する位置に、金型を保持する型開閉ユニ
ツトをそれぞれ装着し、この回転テーブルを回転
させてその回転軌跡上に配設した複数個の各作業
ステーシヨンで停止させながら各作業を工程順に
行なわせるものである。
しかしながら、このようなロータリダイカスト
マシンにおける回転テーブルは、テーブル外から
供給された複数個の型開閉ユニツトを保持して回
転するために型開閉ユニツトを非回転側であるベ
ースプラテンの上面に接させないように保持しな
ければならないし、また一方、回転テーブルが停
止して1個の型開閉ユニツトが型締、射出ステー
シヨンで停止したときには、型締シリンダによる
大きな型締力が型開閉ユニツトを介して回転テー
ブルに作用するので、回転テーブルをこれに耐え
るように大形化しなければならない。さらに金型
を交換したり保守したりする場合には、金型を保
持した型開閉ユニツトを回転テーブルやベースプ
ラテンと摺動させることなく機外へ取出したり別
の型開閉ユニツトを回転テーブル上へ円滑に供給
してやる必要がある。ところが従来、このような
条件をすべて具備した回転テーブルおよび型開閉
ユニツトが提案されておらず、これがロータリダ
イカストマシン実用化の障害となつていた。
〔問題点を解決するための手段〕
このような問題点を解決するために本発明で
は、回転テーブルの型開閉ユニツト保持部に、型
締、射出ステーシヨンにおいて型開閉ユニツトが
固定盤側に対し選択的に着座、浮上できるように
上下へ貫通しかつ金型供給ステーシヨンにおいて
型開閉ユニツトを前記回転テーブルの半径方向へ
出し入れ可能であるように回転テーブルの外周へ
開口する開口部を設けた。
〔作用〕
このように構成することにより、金型段取装置
の搬送終端部上方に開口部を対応させて停止させ
ると、型開閉ユニツトが回転テーブルの保持部に
対して容易に着脱される。また、回転テーブルの
回転中は型開閉ユニツトが浮上するので固定盤と
干渉することがなく、型締中は型開閉ユニツトが
固定盤側に着座し、大きな型締力な強固な固定盤
で支持される。さらに、回転テーブルに対する型
開閉ユニツトの出し入れに際しては、型開閉ユニ
ツトを上下動させることなく容易に出し入れする
ことができる。
〔実施例〕
第1図ないし第7図は本発明に係るロータリダ
イカストマシンの実施例を示し、第1図は回転テ
ーブルの平面図、第2図は同じく正面図、第3図
は同じく型開閉ユニツト保持部の拡大断面図、第
4図は型開閉ユニツトの一部破断正面図、第5図
は同じく平面図、第6図はロータリダイカストマ
シンの平面図、第7図は同じく一部破断正面図で
ある。
先ず第6図と第7図とに基いてロータリダイカ
ストマシン全体の概要を説明する。ロータリダイ
カストマシン1は第6図に符号L1,L2,L3で示
す中心線のなす角度がそれぞれ120゜の第1ステー
シヨン2、第2ステーシヨン3、第3ステーシヨ
ン4を備えており、以下第1ステーシヨン2から
順を追つて説明する。第1ステーシヨン2は、平
面視円形状のテーブル支持部5aと平面視2等辺
3角形状の射出部5bとで一体形成されて床面の
基礎上に固定されたベースプラテン5を備えてい
る。テーブル支持部5aの中心部と、射出部5b
の2等辺3角形底辺両端部との3箇所には、タイ
バー6,7がナツトで固定されて立設されてお
り、タイバー6,7の上端部には2等辺3角形状
に形成されたシリンダプラテン8のタイバー孔が
嵌合されてタイバー6,7はナツト9によつて強
固に固定されている。このように骨組を形成され
た第1ステーシヨン2には、型締装置10と、射
出装置11および自動給湯装置12が設けられて
いるが工程順序の関係上後程説明する。
ベースプラテン5のテーブル支持部5a上面に
は、逆漏斗状に形成されたテーブル回転用の中空
軸13がタイバー6を内包してこれと同心状に直
立して固定されており、全体を符号14で示す回
転テーブルは、この中空軸13に上下のボールベ
アリング15,16を介して回転自在に支持され
ている。この回転テーブル14は、ボールベアリ
ング15,16に嵌合された平面視正3角形箱状
の中心フレーム17と、この三角形の各辺に対応
する箇所にそれぞれ配設されて上下に貫通しかつ
回転テーブル14の外周へ向つて開口する3組の
型開閉ユニツト保持部18A,18B,18C
と、隣接する型開閉ユニツト保持部間に支持され
た扇形状の支持板19A,19B,19Cとで主
要部を構成されている。20はベースプラテン5
側のモータに直結されたピニオン(図示せず)と
噛合うギアであつて、回転テーブル14に固定さ
れており、制御装置からの指令によるモータの回
転により、回転テーブル14が所定のタイミング
で1/3回転ずつ間欠的に回転するように構成され
ている。
第2ステーシヨン3は、前記シリンダプラテン
8に固定されて水平状に架設された平面視2等辺
3角形状の押出フレームを備えており、また、前
記ベースプラテン5のテーブル支持部5aにブラ
ケツト22を介し固定されて水平状に架設され押
出フレーム21との間をタイバー23で連結され
た突出シリンダフレーム24を備えている。この
ように骨組を形成された第2ステーシヨン3は、
金型段取装置25と、製品取出装置26と、突出
シリンダ27および押出シリンダ28を備えてい
る。金型段取装置25は、鋳込作業の開始時と、
金型の交換、保守時等に、全体を符号29で示す
型開閉ユニツトを回転テーブル14の型開閉ユニ
ツト保持部18A,18B,18Cに供給したり
これから取出したりするものであつて第2ステー
シヨン3で停止する型開閉ユニツト保持部18
A,18B,18C下方から中心線L2方向に延
びて底面に固定されたフレーム30を備えてお
り、このフレーム30上にはモータ31によりベ
ルトとチエーンとを介し駆動されて正逆方向へ選
択的に回転する多数のころ32が両側に並設され
ている。型開閉ユニツト29は第4図に示す固定
金型33と可動金型34とを保持してこれを型
締、型開するものであつてその構成ならびに型開
閉ユニツト保持部18A〜18Cに対する着脱に
ついては後程詳述する。また第2ステーシヨン3
のその他の装置についても後述する。
第3ステーシヨン4は、他のステーシヨン2,
3のような骨組を備えておらず、第2ステーシヨ
ン3において回転テーブル14へ新たに供給され
た型開閉ユニツト29や、製品を取出した型開閉
ユニツト29の型開された金型33,34を清掃
したりこれに離型剤をスプレーしたりするスプレ
ー装置35を備えている。このスプレー装置35
はフレーム36に支持されて油圧シリンダ37で
進退するアーム38を備えており、アーム38の
先端部には、スプレーヘツド39が装着されてい
る。そして油圧シリンダ37でスプレーヘツド3
9を両金型33,34間に進入させ、エアの吹出
で清掃を行ない、エアと離型剤との吹出しで離型
剤を塗布するように構成されている。40は必要
に応じて金型33,34内へインサートを挿入す
る従来周知のインサート挿入装置である。そし
て、第3ステーシヨン4における作業後、金型3
3,34を仮型締した型開閉ユニツト29は回転
テーブル14の回転により第1ステーシヨン2へ
周回してきて停止し型締と射出とが行なわれる。
型締装置10は、シリンダフレーム8に一体形
成されたシリンダ41と、このシリンダ41に嵌
合されてポート42から導入される圧油によつて
下降する昇降自在なメーンラム43を備えてお
り、メーンラム43にはムービングプラテン44
が固定されている。またシリンダプラテン8の上
面には一対のプルバツクシリンダ45がシリンダ
41の両側に位置して固定されており、そのピス
トンロツド46は、シリンダプラテン8を貫通し
てその作用端がムービングプラテン44に固定さ
れている。このように構成されていることによ
り、ポート42から圧油を導入してメーンラム4
3を下降させると、仮型締されていた金型33,
34が型開閉ユニツト29を介して加圧されて型
締される。また、メーンラム43上方の圧油を抜
いたのちプルバツクシリンダ45に送油すること
によりムービングプラテン44が上昇し、金型3
3,34の加圧型締が解かれる。
射出装置11は、ベースプラテン5から垂下す
るタイバーやフレーム47に支持された射出シリ
ンダ48を備えており、その油圧で昇降するピス
トンロツド49には、プランジヤ50がカツプリ
ング51で連結されていて、このプランジヤ50
は、ラム52で昇降するブロツク53に支持され
た射出スリーブ54に嵌合されている。そして、
ラム52によつてブロツク53とともに上昇する
射出スリーブ54は、固定金型33側の固定スリ
ーブに嵌合され、射出シリンダ48によるプラン
ジヤ50の上昇で射出スリーブ54内の溶湯が、
型締された金型33,34のキヤビテイ内へ射出
される。
自動給湯装置12はベースプラテン5上に立設
されたフレーム55と、これに4節リンク56を
介して支持された装置本体57とを備えており、
装置本体57の下方には、溶湯が満たされた溶解
炉59が床面上に載置されている。そして、射出
シリンダ48が図示しない傾転装置により図に鎖
L4で示す位置へ傾転すると、サーボモータ58
等の駆動で装置本体57先端部のラドル60が溶
解炉59の溶湯内へ突込んで容湯を汲み上げ、4
節リンク56を介し鎖線L4と同心位置へ移動し
て射出スリーブ54内へ溶湯を供給するように構
成されている。注湯後、溶湯が固化して冷却を始
めるとポート42から圧油を抜くと同時にプルバ
ツクシリンダ45に圧油を導入し、ムービングプ
ラテン41を上昇させて加圧を解く。加圧型締、
射出、加圧解除を終つた金型33,34を仮型締
の状態で保持する型開閉ユニツト29は、回転テ
ーブル14の回転により第2ステーシヨン3へ周
回してきて停止し、型開と製品の取出とが行なわ
れる。
すなわち、前記突出シリンダ27は、後述する
動作により型開が開始される金型33,34のキ
ヤビテイ内へ油圧によつて突出されるピストンロ
ツドを備えており、これによつて製品が可動金型
34側に保持されて型開されるように構成されて
いる。また、前記押出シリンダ28は、油圧によ
つて下降して型開閉ユニツト29を介し可動金型
34のキヤビテイ内へ突出する押出ピンをピスト
ンロツドの先端部に備えており、製品をキヤビテ
イ外へ押出すように構成されている。
前記製品取出装置26は、可動金型34から押
出された製品を受取つて水冷後、床面等へ排出す
るものであつて、油圧シリンダ61に駆動されて
図示位置と金型33,34の中心位置との間で進
退する馬蹄形の受皿62と、油圧シリンダ63で
受皿62と直交方向へ進退するプラー64とを備
えており、金型34から押出された製品を前進位
置で受取つた受皿62が図示の位置へ後退する
と、受皿62を越えた前進限で待期していたプラ
ー64が後退して製品をかご65上へ引き出すよ
うに構成されている。かご65には図示しないリ
ンク機構が付設されており、駆動装置でリンク機
構がリンク運動すると、かご65が製品を保持し
たまゝ図示の位置と冷水槽との間を往復して製品
が冷却され、冷却された製品はシユート上を滑行
して床面等へ排出されるように構成されている。
製品取出後の型開閉ユニツト29は型開のまゝ第
3ステーシヨン4へ移動する。
次に型開閉ユニツト29とその保持部との構
成、動作を説明する。回転テーブル11の各型開
閉ユニツト保持部18A,18B,18Cは全く
同構成であるからその一つである型開閉ユニツト
保持部18Bと各保持部に1組ずつ保持される型
開閉ユニツト29について説明する。回転テーブ
ル11の中心フレーム17の垂直面両端部からは
第3図、第4図に断面を示すように上下の水平部
材66a,66bと垂直部材66cとで断面I字
状に形成されてリブ66dで補強された一対のア
ーム66が、基部の方形支持板66eをボルト止
めされており、これら一対のアーム66と中心フ
レーム17の側端面とで囲まれた箇所は、空間部
となつて上下に開口されている。67は左右の各
アーム66にそれぞれ前後一対ずつ設けられた押
上シリンダであつて下側水平部材66bで支承さ
れてボルト68で固定されており、ポート67a
へ導入される圧油で昇降するラム67bを備えて
いる。そしてこの押上シリンダ67は、ラム67
bの上昇により型開閉ユニツト29を油圧でアー
ム66の上側水平部材66aへ押付けて支承する
ように構成されている。また中心フレーム17上
に固定された円筒体69からはストツパ70が両
アーム66の中間部に位置し円筒体69と中心フ
レーム17とに固定されて突設されており、型開
閉ユニツト29の移動を規制するように構成され
ている。
一方、型開閉ユニツト29は、長方形板状に形
成された取付台71を下端部に備えており、その
中央部には前記射出スリーブ54や突出シリンダ
28のピストンロツドが入り得る貫通孔71aを
備えているとともに取付台71の4隅には角筒状
に形成されたブラケツト72が基板73をボルト
締めすることによつて垂直状に立設されている。
各ブラケツト72の中心部には、ブツシユ74を
介してガイドロツド75がそれぞれ昇降自在に支
持されており、その上方への突出部には、後述す
るトツプフレーム76の軸孔が嵌合固定されてガ
イドロツド75とともに昇降するように構成され
ている。このように枠組された型開閉ユニツト2
9のブラケツト72は、両側面を上下のガイドプ
レート77およびステー78とでそれぞれ連結さ
れており、両側の各ステー78には、ライナ79
がスペーサ80を介してボルト締めされている。
そして、前述したようにストツパ70に当接する
まで両側のアーム66間に挿入された型開閉ユニ
ツト29は、そのライナ79に設けたラム孔81
が前記各ラム67bに対応し、前述したようにラ
ム67bを上昇させると、ラム孔81との嵌合に
より型開閉ユニツト29が上昇するが、このとき
ライナ79がアーム66の水平部材66aに当接
して上昇が規制され、油圧で押し付けられるとと
もに、型開閉ユニツト29はその取付台71をベ
ースプラテン5から離間させるように構成されて
いる。そして、型開閉ユニツト29を前記型締装
置10による型締力で押上シリンダ67の油圧に
抗して押し下げると、型開閉ユニツト29の取付
台71の下面の前後側がベースプラテン5の金型
当接面5cに着座する。左右一対のブラケツト7
2間には、型開閉シリンダ82が垂直状に立設さ
れており、そのピストンロツド83の作用端ねじ
部に螺合されたシリンダ金具84は、トツプフレ
ーム76の両端面に固定された金具85に枢着さ
れており、油圧でピストンロツド83を進退させ
ることにより、トツプフレーム76がガイドロツ
ド75をブツシユ74部で案内させながら昇降す
るように構成されている。そして、取付台71と
トツプフレーム76とには、キヤビテイを有する
前記固定金型33と可動金型34とがボルト等に
より着脱自在に装着されており、トツプフレーム
76を昇降させることにより型開と型合わせとが
行なわれ、型合わせ時には必要最低値の型締力が
保持されるように構成されている。トツプフレー
ム76の円形凹孔76aの底板76bの上面に
は、一対のラム88がボルト締めによつて植立さ
れており、また底板76bの中心部には、ガイド
用の押出板用軸89が植設されていてこれら2個
のラム88と軸89とは、エジエクタプレート9
0の上側において、これと一体になつているシリ
ンダ部90aとボス部90bとそれぞれ摺動自在
に嵌合されている。押出板用軸89は、ボス部9
0bを貫通してガイド部90bより上方に若干突
出している。91は底板76bにボルトで固定さ
れてエジエクタプレート90の昇降を案内しかつ
上昇限を規制する押出板金具である。シリンダ部
90a内には圧油が導入されていて、エジエクタ
プレート90を上昇限まで押し上げている。そし
て前記押出しシリンダ28のピストンロツドに
は、第7図に符号92で示す円筒状のカツプリン
グが固定されていてその下端面はエジエクタプレ
ート90に設けたボス部90bに対向しており、
油圧によるカツプリング92の下降によつてエジ
エクタプレート90がシリンダ部90aの油圧に
抗して下降するように構成されている。エジエク
タプレート90には、複数個のピン90cが、ト
ツプフレーム76に設けたピン孔76cを通つて
下方へ突出するように固定されており、ピン90
cの下端には押出板93が、トツプフレーム76
の下面と平行し可動金型34の凹陥部に係入して
固定されている。さらにこの押出板93の下面に
は、複数個の押出ピン94が突設されており、こ
の押出ピン94は可動金型34に設けたピン孔3
4aに挿入されてキヤビテイ内面まで延びてい
る。このように構成されていることにより、前述
したように型開された状態で押出シリンダ28の
ピストンロツドが下降すると、ボス部90bがカ
ツプリング92で押されてエジエクタプレート9
0が下降し、押出板93を介して押出ピン94が
キヤビテイ内の製品を可動金型34から前記受皿
62上へ押出す。
以上のように構成されたロータリダイカストマ
シンの鋳込動作を1組の型開閉ユニツト29につ
き工程順に追つて説明する。製品取出装置26全
体を金型段取装置25から退避させたのち、型合
せ状態の型開閉ユニツト29を金型段取装置25
のころ32上に載置して準備し、モータ31を始
動することによりころ32を回転させて型開閉ユ
ニツト29を前進させる。このとき回転テーブル
14は型開閉ユニツト保持部18A,18B,1
8Cの中心を中心線L2上に位置させて停止して
おり、押上シリンダ67のラム67bを下降させ
ているので、前進した型開閉ユニツト29は、ア
ーム66側と干渉することなくころ32上をアー
ム66間の空間部内へ進入し、ストツパ70に当
接して金型段取装置25側のリミツトスイツチの
作用で停止する。型開閉ユニツト29の進入に際
しては、型開閉ユニツト保持部18Aが回転テー
ブル14の外周へ開口しているので、型開閉ユニ
ツト29の下面が回転テーブル14の上面より低
くても型開閉ユニツト29を上下動させることな
く進入させることができる。進入した型開閉ユニ
ツト29が停止すると、押出シリンダ67のポー
ト67aに圧油が導入されラム67bが上昇して
ラム孔81と係合したのちさらに上昇することに
より第4図に示すようにライナ79がアーム66
の水平部材66aに油圧で圧接された状態で停止
する。この結果、第4図に示すように型開閉ユニ
ツト29の下端取付台71は、ベースプラテン5
の当接面5cから離間して例えば20mm程度浮上す
る。そこで型開閉シリダ82のピストンロツド8
3を上昇させると、トツプフレーム76が上昇し
て金型33,34が型開状態となる。型開後、回
転テーブル14が120゜回転し、型開された型開閉
ユニツト29が第3ステーシヨン4で停止する。
そこで金型スプレー装置35のスプレーヘツド3
9を金型33,34の中心部まで前進させ、エア
と離型剤とを噴出させて金型33,34に離型剤
を塗布する。スプレーヘツド39を退去させたの
ち、型開閉シリンダ82のピストンロツド83を
後退させてトツプフレーム76を下降させ、金型
33,34の型合わせを行なうが、この場合、金
型33,34には必要最低限の型締力が加えられ
る。
型合わせが終ると、回転テーブル14が120゜回
転し、型合わせされた型開閉ユニツト29が第1
ステーシヨン2で停止する。そこでポート42か
らメーンラム43の上方へ圧油を導入すると、ム
ービングプラテン41が下降し、型開閉シリンダ
82の油圧ならびに押上げシリダ67の油圧に抗
してトツフレーム76を押下げる。この場合、回
転テーブル14の両アーム66間が空間部となつ
て上下に開口していることにより、型開閉ユニツ
ト29全体が押げられて取付台71がベースプラ
テン5の当接面5cに着座し、金型33,34に
大きな型締力が加えられるとともに、この大きな
型締力は、強固なベースプラテン5によつて支持
される。
型締中、傾転した射出シリンダ48の射出スリ
ーブ54には、自動給湯装置12によつて溶解炉
59内の溶湯が注入され、注湯を終つた射出シリ
ンダ48が起立して射出スリーブ54が金型33
側の固定スリーブに接合されたのち、射出シリン
ダ48により金型33,34のキヤビテイ内へ溶
湯が射出される。与湯が固化してその冷却途中に
メーンラム43上方の圧油を抜き、プルバツクシ
リンダ45圧油を導入すると、ムービングプラテ
ン44が上昇し、トツプフレーム76の押圧が解
放されるので、大きな型締力が解かれ、金型3
3,34には、型開閉シリンダ82に設定された
必要最低限の型締力が作用してベースプラテン5
から浮上している。
この冷却途中に回転テーブル14が120゜回転
し、製品冷却途中の開閉ユニツト29が第2ステ
ーシヨン3で停止する。そこで金型33,34の
冷却を待ち、型開閉シリンダ82のピストンロツ
ド83を前進させてトツプフレーム76を上昇さ
せると同時に、突出シリンダ27のピストンロツ
ドを前進させると、固化冷却した製品は固定金型
33から突出され、トツプフレーム76とともに
上昇する可動金型34のキヤビテイに保持されて
上昇する。トツプフレーム76が上昇し終ると、
図示の作業位置に進出させた製品取出装置26の
受皿62を両金型33,34間の中心部に進入さ
せ、押出シリンダ28のピストンロツドを前進さ
せると、エジエクタプレート90が下降してこれ
と一体の押出板93が下降し、押出ピン94でキ
ヤビテイ内の製品を受皿62上へ突出す。製品を
受取つた受皿62が後退すると、待期していたプ
ラー64が製品をかご65上へ引出し、この製品
はかご65に保持されたまゝリンク機構で冷水槽
との間を往復することにより冷却されたのち、シ
ユート上を滑行して床面上等に排出集積される。
このあと型開状態のまゝ第3ステーシヨン4へ向
うことは前述したとおりである。
以上の鋳込動作を1組の型開閉ユニツト29に
つき工程順に追つて説明したが、回転テーブル1
4の他の型開閉ユニツト保持部18B,18Cが
第2ステーシヨン3で停止するたびに型開閉ユニ
ツト29をここへ供給して各ステーシヨン2,
3,4で上記と同じ動作を行なわせることによ
り、通常の鋳込サイクルに入る。また、通常の鋳
込作業中、1組の金型33,34を保守などのた
めに取出したい場合は、対象金型が装着された型
開閉ユニツト29が第2ステーシヨン3に位置し
たときにこれを金型段取装置25上へ取出して回
転テーブル14の1回転後に代りの型開閉ユニツ
ト29を供給すればよく、この間、他の2組の型
開閉ユニツトについては通常の鋳込作業を続行さ
せることができて交換対象金型以外の生産を低下
させることがない。さらに製品の仕様変更により
3組の型開閉ユニツト29をすべて交換する場合
には、回転テーブル14が120゜回転するたびに第
2ステーシヨン3において3回の型開閉ユニツト
29の取出と、3回の型開閉ユニツトの装着とを
行ないこの間に他のステーシヨン2,4における
作業を続行すれば、金型交換のためにさほど生産
を低下することがない。
なお、本実施例では作業ステーシヨンを3個設
けた例を示したが、2個でもよく4個以上でもよ
い。また、本実施例では型開閉ユニツト保持部1
8A,18B,18Cに設けた上下へ貫通する開
口部を左右のアーム66と中心フレーム17端面
とでコ字状に囲まれた空間部とした例を示した
が、型開閉ユニツト29がベースプラテン5に着
座しかつ金型段取装置25の搬送部に着座するこ
とが可能でかつ金型キヤビテイへの射出が可能な
開口部であればいかなる形状の開口部でもよい。
〔発明の効果〕
以上の説明により明らかなように、本発明によ
ればロータリダイカストマシンにおいて、回転テ
ーブルの型開閉ユニツト保持部に、型締、射出ス
テーシヨヨンにおいて型開閉ユニツトが固定盤側
に対して選択的に着座、浮上が可能であるように
上下へ貫通しかつ金型供給ステーシヨンにおいて
型開閉ユニツトを前記回転テーブルの半径方向へ
出し入れ可能であるように回転テーブルの外周へ
開口する開口部を設けたことにより、型開閉ユニ
ツトを浮上させれば回転テーブルが回転しても型
開閉ユニツトが固定盤側と干渉することがなく回
転テーブルの回転が円滑に行なわれるとともに、
型締時には型開閉ユニツトを固定盤側に着座させ
れば大きな型締力を強固な固定盤側に支持させる
ことができ、回転テーブルの小形化を計ることが
できる。また、回転テーブルに対する型開閉ユニ
ツトの着脱に際しては、型開閉ユニツトの下方な
らびに回転テーブルの外周へ向つて開口されてい
ることにより、金型段取装置の搬送部を回転テー
ブルの型開閉ユニツト保持部下方に臨ませれば、
型開閉ユニツトをこの搬送部に着座させることが
でき、かつ、型開閉ユニツトを上昇、前進、下降
させたりする必要がないので、型開閉ユニツトの
着脱が容易になり作業時間が短縮される。さらに
回転テーブル開口部下方の保守等が容易になり作
業性が向上する。以上のように従来困難であつ問
題が解決されロータリダイカストマシンの実用化
が可能となるので、生産性が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図は本発明に係るロータリダ
イカストマシンの実施例を示し、第1図は回転テ
ーブルの平面図、第2図は同じく正面図、第3図
は同じく型開閉ユニツト支持部の拡大断面図、第
4図は型開閉ユニツトの一部破断正面図、第5図
は同じく平面図、第6図はロータリダイカストマ
シンの平面図、第7図は同じく一部破断平面図で
ある。 1……ロータリダイカストマシン、2……第1
ステーシヨン、3……第2ステーシヨン、4……
第3ステーシヨン、5……ベースプラテン、14
……回転テーブル、18A,18B,18C……
型開閉ユニツト保持部、29……型開閉ユニツ
ト、33……固定金型、34……可動金型、66
……アーム。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 回転金型を保持する取付台と、回転金型を保
    持しこれを前記回転金型に対して接離させるよう
    に液体圧で昇降するトツプフレームからなる複数
    の型開閉ユニツトを、回転テーブルの円周方向等
    分位置にそれぞれ装着し、この回転テーブルを間
    欠回転させて停止位置の各作業ステーシヨンで前
    記型開閉ユニツトに対してそれぞれ別工程の作業
    を同時に行わせるように構成したロータリダイカ
    ストマシンにおいて前記回転テーブルの型開閉ユ
    ニツト保持部に、型締射出ステーシヨンにおい
    て、型開閉ユニツトが固定盤側に対し選択的に着
    座、浮上が可能であるように上下に貫通しかつ金
    型供給ステーシヨンにおいて型開閉ユニツトを前
    記回転テーブルの半径方向へ出し入れ可能である
    ように回転テーブルの外周へ開口する開口部を設
    けたことを特徴とするロータリダイカストマシ
    ン。
JP7276885A 1985-04-08 1985-04-08 ロ−タリダイカストマシン Granted JPS61195769A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55153668A (en) * 1979-05-16 1980-11-29 Toshiba Corp Metal mold casting device

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55153668A (en) * 1979-05-16 1980-11-29 Toshiba Corp Metal mold casting device

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