JPH0248119Y2 - - Google Patents

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JPH0248119Y2
JPH0248119Y2 JP1985032856U JP3285685U JPH0248119Y2 JP H0248119 Y2 JPH0248119 Y2 JP H0248119Y2 JP 1985032856 U JP1985032856 U JP 1985032856U JP 3285685 U JP3285685 U JP 3285685U JP H0248119 Y2 JPH0248119 Y2 JP H0248119Y2
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closing unit
cylinder
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はダイカストマシンに関するものであ
る。
〔従来の技術〕
ダイカストマシンは型締方向により竪締型と横
締型とに分類され、また金型への溶湯の鋳込方向
により竪鋳込型と横鋳込型とに分類される。
第14図は、例えば、特公昭58−29182号公報
に記載されているものと類似している従来におけ
る竪型締鋳込型ダイカストマシンの縦断面図であ
つて、これを同図に基いて説明すると、シリンダ
プラテン1とベースプラテン2とは、4本のタイ
バー3によつて上下に連結されており、タイバー
3には、メーンラム4とプルパツクシリンダ5と
の作動によつて昇降するムービングプラテン6が
支持されていて、両プラテン2,6には、固定金
型7と可動金型8とがそれぞれ対向して装着され
ている。全体を符号9で示すものは、ベースプラ
テン2側から垂下するタイバー10下端のプラテ
ン11にピン12で傾動自在に支持された射出シ
リンダであつて、シリンダ13と、その内部にお
いて油圧で昇降するピストンロツド14と、この
ピストンロツド14にカツプリング15で連結さ
れたプランジヤ16と、シリンダ13の上方に昇
降自在に支持されたブロツク18と、シリンダ1
3の上面に植立されていてブロツク18を油圧で
昇降させるラム19と、ブロツク18の上端部に
装着されてプランジヤ16の頭部を嵌合させる射
出スリーブ20とを備えており、射出シリンダ9
全体は、傾転シリンダ21および回動リンク21
aにより図に実線で示す位置と鎖線で示す位置と
の間で傾転するように構成されている。そして、
このダイカストマシンには、図示しない給油装
置、製品取出装置、スプレー装置等が付設されて
いる。
以上のように構成されたダイカストマシンによ
る鋳込動作を説明する。可動金型88を装着した
ムービングプラテン6を、プルバツクシリンダ5
の作動により下降させて型合わせし、メーンラム
4の作動により固定金型7に対し可動金型8を圧
接して型締を行なう。次いで傾転シリンダ21の
作動により射出シリンダ9を図の鎖線位置へ傾転
させ、給油装置により射出スリーブ20内へ溶湯
を注入したのち、射出シリンダ9を実線位置へ起
立させ、ラム19によりブロツク18を上昇させ
て射出スリーブ20を金型7側の固定スリーブ部
22へ嵌合させる。そして、射出シリンダ9を作
動させてプランジヤ16を射出スリーブ20内で
上昇させることにより、溶湯を金型7,8のキヤ
ビテイ内へ射出する。射出後は溶湯が固化して冷
却されるのを待ちメーンラム4の作動により型締
を解くとともに、プルバツクシリンダ5でムービ
ングプラテン6を上昇させて型開きしたのち、固
化した製品を製品取出装置で機外へ取出す。そし
て、金型7,8のキヤビテイ内をスプレ装置で清
掃し、離型剤の塗布を行なうことにより次回の鋳
込準備が終り、1回の鋳込サイクルが完了する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、以上のように構成された従来の
ダイカストマシンのダイカスト方法およびその装
置においては、1回の鋳込サイクルに長時間を要
し、生産性において問題があつた。すなわち、第
15図aは従来における上記ダイカストマシンの
鋳込サイクルを各工程ごとに分けてその所要時間
を示す説明図であつて、図から明らかなように、
射出後、製品の固化冷却のために例えば45秒程度
を要し、製品取出後、金型の冷却,清掃,スプレ
ーのために40秒程度を要するので、1サイクル全
体では例えば114秒という時間が必要であつた。
このように、型締,射出,型開などの直接鋳込工
程以外の工程に全体の7割以上を要し、無駄な待
時間が多くて生産性が良好でなかつた。
そこで、生産性を向上させる方法として回転テ
ーブルを円周方向へ複数等分する位置に金型を保
持させてこの回転テーブルを間欠的に回転させ、
その回転軌跡上に工程順に配設した作業ステーシ
ヨンで停止させて、射出、製品取出、金型スプレ
ー等の作業を行なわせることが考えられるが、こ
の場合、型締、型開や金型の冷却等を回転テーブ
ル上で行なわなければならないので、油圧配管や
水配管、電気配線等がむつかしく従来実用化が困
難であつた。
〔問題点を解決するための手段〕
このような問題点を解決するために本考案では
複数個の各保持部に型開閉ユニツトが着脱自在に
搭載される回転テーブルと、この回転テーブルの
回路径路内にある各作業ステーシヨンに工程順に
配置される鋳込用各装置と、回転テーブルと各型
開閉ユニツトとの間に介装されて作業ステーシヨ
ン側の駆動装置で着脱されるエネルギ配線配管着
脱装置と、回転テーブル上に搭載されてエネルギ
配線配管着脱装置との間を配線と配管で接続され
た電気制御盤、タンク付油圧パワーユニツトおよ
び冷却水用ポンプとを設けた。
〔作用〕
このように構成することにより、回転テーブル
に搭載した複数個の型開閉ユニツトを、型締、射
出装置を備えたステーシヨン等にそれぞれ位置さ
せて各作業を行なわせ、型締、射出ステーシヨン
に位置する型開閉ユニツトの金型内製品の冷却途
中で回転テーブルを1ステーシヨン分だけ回転さ
せると、この回転時には他のステーシヨンにある
型開閉ユニツトに対する金型スプレーと製品取出
が終つているので、次のステーシヨンへ移動した
型開閉ユニツトに対してはそれぞれ次の工程が行
なわれ、この回転を所定のタイミングで間欠的に
行なうことにより鋳込作業が連続的に行なわれ
る。
そして、回転テーブル上の電気制御盤をテーブ
ル外の電源に接続すると、回転テーブル上のタン
ク付油圧パワーユニツトおよび冷却水用ポンプ
と、エネルギ配線配管着脱装置とを介して型開閉
ユニツト上の型開閉シリンダや金型冷却装置等
が、回転テーブルの回転にかゝわらず支障なく駆
動される。
〔実施例〕
第1図ないし第13図は本考案に係るダイカス
トマシンの実施例を示し、第1図はその平面図、
第2図は第1図のAA断面図、第3図は第1ステ
ーシヨンの正面図、第4図は回転テーブルの平面
図、第5図は第4図のB視正面図、第6図は第4
図のCC拡大断面図、第7図は型開閉ユニツトの
縦断面図、第8図はカプラ自動着脱装置の上下1
組を表わす正面図、第9図は同じく上下1組を表
わす側面図、第10図は第8図のD視平面図、第
11図は第10図のE視側面図、第12図は第1
0図のFF断面図、第13図a〜dはカプラ自動
着脱装置の動作説明図である。
まず全体を符号30で示す第1ステーシヨンに
ついて説明する。床面下のピツト31前後の床面
基礎32上と、ピツト31内に固定された前後一
対のベース33上とには、平面視円形状のテーブ
ル支持部34aと、平面視2等辺3角形状の射出
部34bと、射出部34bの前後すなわち回転テ
ーブル51(後述)の前後にある金型当接面部3
4fとで一体形成されたベースプラテン34がア
ンカボルト35,36で固定されており、射出部
34bには、後述する射出装置101を係入させ
る空間部34cが形成されている。テーブル支持
部34aの中心と射出部34bの3角形底辺側両
端部とに設けられたタイバー孔34dには、直立
するタイバー37,38の下端部が鍔部で下降を
規制されて嵌合されており、その下方の突出ねじ
部には、タイバーナツト39が螺合されてタイバ
ー37,38を強固に固定している。40はタイ
バーナツト39の弛みを規制する廻り止めであ
る。各タイバー37,38の上部同高位置に設け
られたねじ部には、割りナツト41が螺合されて
割締め固定されており、2等辺3角形状に形成さ
れたシリンダプラテン42は、この割ナツト41
で下降を規制されていて、3角形頂点部のタイバ
ー孔42aにはタイバー37,38が嵌合されて
いる。タイバー37,38の上方への突出ねじ部
には、下端のものと同じ廻り止め43つきのタイ
バーナツト44が螺合されてシリンダプラテン4
2を割りナツト41との間で強固に固定してい
る。以上、第1ステーシヨンの支持部について説
明したが、型締装置については、以下説明すると
ころの回転テーブルと型開閉ユニツト等のあとで
説明する。
前記ベースプラテン34のテーブル支持部34
a上面には、逆漏斗状に形成されたテーブル回転
用の中空軸50が、タイバー37を内包しこれと
同心状に直立して固定されており、全体を符号5
1で示す回転テーブルは、この中空軸50に上下
のボールベアリング52,53を介して回転自在
に支持されている。この回転テーブル51は、ボ
ールベアリング52,53に嵌合された平面視正
三角形箱状の中心フレーム54と、その三角形の
各辺に対応する箇所に配設された3組の型開閉ユ
ニツト保持部55A,55B,55C(後述)と、
隣接する型開閉ユニツト保持部間に支持され扇形
状の支持板,56A,56B,56Cとで主要部
を構成されている。57はベースプラテン34側
のモータ58に直結されたピニオンであつて回転
テーブル51側に固定されたギア59と噛合つて
おり、制御装置からの指令に基づくモータ58の
回転により回転テーブル51が所定のタイミング
で1/3回転ずつ間欠的に回転するように構成され
ている。なお、ベースプラテン34側と回転テー
ブル51側との間には、油圧シリンダで進退する
ラムと、このラムと係合する凹孔とからなる図示
しない回転テーブル51用位置決め装置が設けら
れている。
前記各型開閉ユニツト保持部55A,55B,
55Cは全く同構成であるからその一つである型
開閉ユニツト保持部55Bと各保持部に1組ずつ
保持される型開閉ユニツト70について説明す
る。中心フレーム54の垂直面両端部からは、第
6図に断面を示すように上下の水平部材64a,
64bと、垂直部材64cとで断面I字状に形成
されてリブ64dで補強された一対のアーム64
が、基部の方形支持板64eをボルト止めされて
突設されている。65は左右の各アーム64にそ
れぞれ前後一対ずつ設けられた押上げシリンダで
あつて、下側水平部材64bで支承されてボルト
66で固定されており、ポート65aへ導入され
る圧油で昇降するラム65bを備えている。そし
てこの押上げシリンダ65はラム65bの上昇に
より後述する型開閉ユニツト70を油圧でアーム
64の上側水平部材64aへ押し付けて支承する
ように構成されている。また、中心フレーム54
上に固定された円筒体67からは、ストツパ68
が両アーム64の中間部に位置し円筒体67と中
心フレーム54に固定されて突設されており、型
開閉ユニツト70の移動を規制するように構成さ
れている。69は金型冷却用の給水室であつて円
筒体67上に固定されている。
全体を符号70で示す型開閉ユニツト70は、
下面に長方形板状の取付台71を備えており、取
付台71の中央部には後述する射出スリーブや突
出シリンダ149のピストンロツドが入り得る貫
通孔71aを備えているとともに、取付台71の
4隅には角筒状に形成されたブラケツト72が基
板73をボルト締めすることによつて垂直状に立
設されている。各ブラケツト72の中心部には、
ブツシユ74を介してガイドロツド75がそれぞ
れ昇降自在に支持されており、その上方への突出
部には、後述するトツプフレーム76の軸孔が嵌
合固定されてガイドロツド75とともに昇降する
ように構成されている。このように枠組された型
開閉ユニツト70のブラケツト72は、両側面を
上下のガイドプレート77およびステー78とで
それぞれ連結されており、両側の各ステー78に
は、ライナ79がスペーサ80を介してボルト締
めされている。そして、前述したようにストツパ
68に当接するまで両側のアーム64間に挿入さ
れた型開閉ユニツト70は、そのライナ79に設
けたラム孔81が前記各ラム65bに対応し、前
述したようにラム65bを上昇させると、ラム孔
81との嵌合により型開閉ユニツト70が上昇す
るが、このときライナ79がアーム64の水平部
材64aに当接して上昇が規制され、油圧で押し
付けられるとともに、型開閉ユニツト70はその
取付台71をベースプラテン34から離間させる
ように構成されている。そして、型開閉ユニツト
70を押上シリンダ65の油圧に抗して後述する
型締力で押し下げると、型開閉ユニツト70の取
付台71の下面の前後側がベースプラテン34の
金型当接面部34fの上面に着座する。左右各一
対のブラケツト72間には、型開閉シリンダ82
が垂直状に立設されており、そのピストンロツド
83の作用端ねじ部に螺合されたシリンダ金具8
4は、トツプフレーム76の両端面に固定された
金具85に枢着されており、油圧でピストンロツ
ド83を進退させることにより、トツプフレーム
76がガイドロツド75をブツシユ74部で案内
させながら昇降するように構成されている。そし
て、取付台71とトツプフレーム76とには、キ
ヤビテイを有する固定金型86と可動金型87と
がボルト等により着脱自在に装着されており、ト
ツプフレーム76を昇降させることにより型開と
型合わせとが行なわれ、型合わせ時には必要最低
値の型締力が保持されるように構成されている。
トツプフレーム76の円形凹孔76aの底部76
bの上面には、一対のラム88がボルト締めによ
つて植立されており、また底板76bの中心部に
は、ガイド用の押出板用軸89が植設されていて
これら2個のラム88と軸89とは、エジエクタ
プレート90の上側において、これと一体になつ
ているシリンダ部90aとボス部90bとにそれ
ぞれ摺動自在に嵌合されている。押出板用軸89
は、ボス部90bを貫通してガイド部90bより
上方に若干突出している。91は底板76bにボ
ルトで固定されてエジエクタプレート90の昇降
を案内しかつ上昇限を規制する押出板金具であ
る。シリンダ90a内には圧油が導入されてい
て、エジエクタプレート90を上昇限まで押し上
げている、エジエクタプレート90等を含む製品
押出装置については後述する。
次に前記第1ステーシヨン30に設けた型締装
置と射出装置とを第2図および第3図に基いて説
明する。第7図に示すように、回転テーブル51
に保持された型開閉ユニツト70は、トツプフレ
ーム76の下降により両金型86,87を所定の
低圧力で型締しており、押上げシリンダ65の油
圧によりベースプラテン34から浮上つている。
この状態で回転テーブル51が回転して型開閉ユ
ニツト70が第2図に示すように第1ステーシヨ
ン30内に位置したときの上下位置は、型締装置
100と射出装置101とが配設されている。こ
のうちの型締装置100は前記シリンダプラテン
42に形成されたラム孔42bに嵌合されてボー
ト102へ導かれる圧油により昇降するメーンラ
ム103を備えており、その下面には、長方形板
状に形成されたムービングプラテン104がボル
ト締めによつて固定されている。105はメーン
ラム103の嵌合部に介挿されたパツキンとこれ
を上下から挾むブツシユとを止める環状のグラン
ドであつてシリンダプラテン42の下面にボルト
締めされている。また、ムービングプラテン10
4の下面には、前記型開閉ユニツト70のトツプ
フレーム16に対応する枠組状のスペーサ106
が中央部にボルト締めされている。全体を符号1
07で示すものは、シリンダプラテン42の上面
に固定された左右一対のプルバツクシリンダであ
つて、シリンダ108にブツシユとパツキンを介
して上下動自在に嵌合された段付きのシリンダロ
ツド109を上下に貫通して備えており、シリン
ダロツド109の下端はムービングプラテン10
4の左右両端部に固定されている。そしてシリン
ダ108内に圧油を導入してシリンダロツド10
9を上昇させることにより、メーンラム103で
下降したムービングプラテン104を型締解放位
置まで若干上昇させるように構成されている。さ
らに一方のプルバツクシリンダ107には安全バ
ルプ110が付設されている。この安全バルブ
は、メーンラム103が不時に下降したときにス
トライカがシリンダロツドを押すことによりメー
ンラム103上方の油を油タンクへ戻しムービン
グプラテン104の下降を停止させて事故を防止
するように構成されている。
このような型締装置100は、回転テーブル5
1によつて型締装置100の真下へ周回してきて
停止している型開閉ユニツト70が金型86,8
7を所定の低圧力で型締して押上げシリンダ65
でベースプラテン34から浮上しているところへ
メーンラム103を下降させ、ムービングプラテ
ン104,スペーサ106,トツプフレーム76
を介して金型86,87を所定の強い型締力で本
型締するとともに、押上げシリンダ65の押上げ
力に抗して型開閉ユニツト70をベースプラテン
34の金型当接面34fに着座押圧するように構
成されている。プルバツクシリンダ107でムー
ビングプラテン104を上昇させると、本型締が
解除されて型開閉シリンダ82だけが作用してい
る仮型締の状態に戻るとともに、型開閉ユニツト
70は押上げシリンダ65により押上げられてベ
ースプラテン34から浮上する。
次に射出装置101は、第14図に示す従来の
射出装置とほゞ同構成であるから第2図にこれと
同符号を付して以下簡単に説明する。ベースプラ
テン34側から垂下するタイバーやフレーム10
等に支持された射出シリンダ9の油圧で昇降する
ピストンロツド14には、プランジヤ16がカツ
プリング15で連結されており、このプランジヤ
16は、ラム19で昇降するブロツク18に支持
された射出スリーブ20に摺動自在に嵌合されて
いる。そして、ラム19でブロツク18とともに
上昇する射出スリーブ20は、前記固定金型86
側の固定スリーブに嵌合され、射出シリンダ9に
よるプランジヤ16の上昇で射出スリーブ20内
の溶湯が、前記型締装置100で型締された両金
型86,87のキヤビテイ内へ射出される。第2
図では図示を省略したが、射出シリンダ9にはこ
れを鎖線で示す給湯位置へ傾転させる第14図に
示す傾転シリンダ21が付設されており、また射
出装置101には、第2図に全体を符号130で
示す自動給湯装置が付設されている。この自動給
湯装置において、ベースプラテン34の端部に立
設されたフレーム131には装置本体132が4
節リンク133によつて支持されており、装置本
体132は4節リンク133の1つの支点を回動
用シリンダ(図示せず)の作用によつて所定のタ
イミングで図示の位置と鎖線で示す傾転シリンダ
対向位置との間で回動するように構成されてい
る。135は床上に設置された溶解炉であつて溶
湯136が満たされており、装置本体132に
は、2個のサーボモータ134などの作用により
図に矢印で示すように溶湯内へ進退したり回動し
たりするラドル137が設けられている。そし
て、溶湯136内へ進退してこれを汲み上げたラ
ドル137は、装置本体132の回動により傾転
シリンダの射出スリーブ20に対向し、その内部
へ溶湯136を供給するように構成されている。
ラドル137の進退,回動や装置本体132の回
動等は制御装置により所定のタイミングで自動的
に行なわれる。
次に第1図および第2図に概要を示す第2ステ
ーシヨン140の構成を、第7図を併せ用いて説
明する。第2ステーシヨン140は前記第1ステ
ーシヨン30のシリンダプラテン42の回転テー
ブル51回転中心側端面に固定されて水平状に架
設された平面視2等辺3角形状の押出フレーム1
42を備えており、その2等辺3角形の底辺中心
と頂点とを結ぶ線と、型締ステーシヨン30の中
心線とは、第1図に符号L,L1で示すように互
に120゜をなすように配置されている。一方、ベー
スプラテン34の回転テーブル51回転中心側端
面には、平面視をY字状に形成された突出シリン
ダフレーム143が、ブラケツト144を介して
突設されており、押出フレーム142の2等辺3
角形底辺両端部と突出シリンダフレーム143の
突出端部とは一対のタイバー146で連結されて
いる。なお、突出シリンダフレーム143は、各
タイバー146の下端箇所を床面の基礎上に支承
されている。このように骨組を形成された第2ス
テーシヨン140には、第1ステーシヨン30に
おいて鋳込を終つた金型86,87を保持する型
開閉ユニツト70が回転テーブル51に保持され
て製品の冷却途中で周回してきており、ここで冷
却を待つて型開きと製品の取出しが行なわれるも
のであつて、先に型開閉ユニツト70の項で説明
を保留した構成を含めて以下説明する。149は
突出シリンダフレーム143の中心ボス部に支持
された突出シリンダであつて、油圧で昇降するピ
ストンロツドを備えており、その上昇時には、型
開閉ユニツト70の取付台71と固定金型86と
に設けた中心孔から金型キヤビテイ内部へ突出す
るように構成されている。そして、ピストンロツ
ドの上昇と同時に、型開閉ユニツト70のトツプ
フレーム76が型開閉シリンダ82により可動金
型87を保持して上昇するいわゆる型開が行なわ
れるので、ピストンロツドでビスケツト部を突き
出された製品は可動金型87のキヤビテイに保持
されて上昇する。この上昇位置にある前記押出フ
レーム142の上面には、押出シリンダ150が
突出シリンダ149と同芯状に固定されており、
そのピストンロツドは、押出フレーム142のロ
ツド孔を貫通して下方に突出されている。このピ
ストンロツドの突出端部に固定されたカツプリン
グ152の下端面は、型開閉ユニツト70のエジ
エクタフレート90に設けたボス部90bに対向
しており、油圧によるピストンロツドの下降によ
りエジエクタフレート90がシリンダ90aの油
圧に抗して下降するように構成されている。エジ
エクタフレート90には、複数個のピン90c
が、トツプフレーム76に設けたピン孔76cを
通つて下方へ突出するように固定されており、ピ
ン90cの下端には押出板96が、トツプフレー
ム76の下面と平行し可動金型87の凹陥部に係
入して固定されている。さらにこの押出板96の
下面には、複数個の押出ピン97が突設されてお
り、この押出ピン97は、可動金型87に設けた
ピン孔87aに挿入されてキヤビテイ内面まで伸
びている。
このように構成されていることにより、前記の
ように型開された状態で押出シリンダ150のピ
ストンロツド151が下降すると、ボス部90b
がカツプリング152で押されてエジエクタフレ
ーム90が下降し、押出板96を介して押出ピン
97がキヤビテイ内の製品を可動金型87から下
方へ押出す。
次に可動金型87から押出された製品を受取つ
て機外へ取出す製品取出装置の概要を第1図に基
いて説明する。第1ステーシヨン30の中心と第
2ステーシヨン140の中心とを結ぶ線にほゞ延
在する箇所からは、平面視長方形状に枠組された
製品取出装置160の基台161が、第2ステー
シヨン140に近接して上記中心線と直交する方
向に延在するように床面に固定されており、装置
全体は基台161上に敷設されたレールに沿つて
図に矢印で示す方向に進退するように構成されて
いる。そして常時は図示の位置へ前進しており、
後述する金型着脱時には待避位置へ後退する。装
置本体には、2m程度の長いストロークを有する
油圧シリンダ173が水平状に固定されており、
そのピストンロツドの作用端には、別のシリンダ
によつて昇降自在な馬蹄形の受皿178が、ブラ
ケツトを介して支持されている。そして、受皿1
78は、油圧シリンダ173のピストンロツドと
ともに図示の位置からガイドロツド181を伴な
つて第2のステーシヨン140の中心まで前進
し、可動金型87から突き出された製品を受取つ
たのち、ピストンロツドの後退により図示の位置
へ復帰するように構成されている。201は油圧
シリンダ173と直交して設けられた油圧シリン
ダであつて、そのピストンロツドの作用端には、
垂直状のプラー207が垂下されており、ピスト
ンロツドの進退により、図示の位置と、受皿17
8を越えた図に鎖線207で示す位置との間で進
退するように構成されている。そして、受皿17
8が前進中、鎖線位置で待期していたプラー20
7は、受皿178が後退して図示の位置を占める
とこれに続いて後退し、受皿178上の製品をか
ご194上へ引き出して停止する。さらにかご1
94には、これを下方の水槽との間で往復させる
リンク機構(図示せず)が付設されており、かご
194上の製品を水槽内で冷却して図示の位置へ
復帰するように構成されている。水冷後の製品は
シユート上を滑行して床面や運搬車上等に排出さ
れる。
次に第3ステーシヨンについて説明する。この
第3ステーシヨン220は、他のステーシヨン3
0,140のようなタイバーで支持された骨組を
備えておらず、回転テーブル51が回転してきて
停止するだけのステーシヨンであつて、第1図に
鎖線L2で示す停止中心線と他のステーシヨン3
0,140の停止中心線L,L1との間はそれぞ
れ120゜となつている。このステーシヨン220へ
は、型開きされた金型86,87が型開閉ユニツ
ト70に保持されて周回してくるので、ここでは
金型86,87内のスプレーによる清掃および離
型剤の塗布と、金型86,87の型合わせとが行
なわれ、さらに必要に応じてインサートの挿入が
行なわれる。第1図に符号221で示すものは従
来周知の金型スプレー装置であつて、その概要を
説明すると、床面上に固定されたブレーム222
上には、型開閉ユニツト70の中心へ向つて中心
線を指向させたアームホルダ223が固定されて
おり、このアームホルダ223に固定されて中心
線上に延在する油圧シリンダ224のピストンロ
ツド225には、前後の連結板226,227
と、アームホルダ223に進退自在に支持された
一対のガイドロツド228とで枠組形成されたア
ーム229が固定されている。前部の連結板22
6からは、水受け230と上下のブロツク231
等からなるスプレーヘツド232が、内部のギア
装置により水平方向へ回転自在に形成されて突設
されている。上下のブロツク231には、離型剤
の配管とエア配管とが導かれており、スプレーヘ
ツド232を油圧シリンダ224により金型中心
まで前進させて回転させながらエアを噴出させる
ことにより金型の清掃が行なわれ、また離型剤と
エアとを混合して噴出させることにより金型への
離型剤の塗布が行なわれる。第1図に符号233
で示すものは従来周知のインサート挿入装置であ
つて、製品にインサートを挿入する必要があると
きには、油圧シリンダ234によりヘツド235
を金型内へ前進させてそのキヤビテイ内へインサ
ートを挿入する。このようにして清掃と離型剤塗
付等が行なわれた金型86,87は、可動金型8
7を保持したトツプフレーム76を、型開閉シリ
ンダ82で下降させることによつて型合わせされ
る。この結果金型86,87には必要最低値の型
締力が保持される。また前述したように型開閉ユ
ニツト70は押上シリンダ65により押上げられ
てベースプラテン34から浮上した状態で回転テ
ーブル51の回転により第1ステーシヨン30へ
送り込まれる。
次に型開閉ユニツト70に対する金型86,8
7の着脱装置について説明する。第1図および第
2図に示すように、第2ステーシヨン140に停
止している回転テーブル51の型開閉ユニツト保
持部55Aの下方には、複数個の脚とその上端部
の枠材とで一体形成されたフレーム240が突出
シリンダ149等と干渉しないように避けて床面
上に立設されており、その上面両側に複数組ずつ
並設された軸受には、ころ241がそれぞれ軸支
されている。さらにフレーム240に続く床面上
には、複数個の脚とその上端部にフレーム240
の枠材に接合されて延びる長尺の枠材とで一体形
成さされたフレーム242が立設されており、そ
の上面両側に複数個ずつ並設された軸受には、こ
ろ243がそれぞれ軸支されている。各ころ24
1,243間と同軸上のスプロケツト間には、チ
エーンが張架されていてその1箇所と減速機14
4の出力軸との間はチエーンで駆動連結されてお
り、またモータ245と減速機244との間もベ
ルトで駆動連結されていて、モータ245の正逆
回転により、すべてのころ241,243がいつ
せいに正逆回転するように構成されている。そし
て、金型86,87を装着するには、あらかじめ
金型86,87を型開閉ユニツト70内に装着し
たものを金型段取装置246のころ243上に載
置し、一方、回転テーブル51の押上げシリンダ
65のラム65bを下降させておいて、モータ2
45を正回転させると、ころ241,243の回
転により型開閉ユニツト70が前進し、回転テー
ブル51のアーム64上に達して前端がストツパ
68に当接したときにころ241下方に設けたリ
ミツトスイツチが、型開閉ユニツト70で押され
るストライカの作用で作動して型開閉ユニツト7
0が所定の位置で停止する。そして、押上シリン
ダ65のラム65bを上昇させることにより金型
の装着が完了する。金型交換などのために金型8
6,87を回転テーブル51から取出す場合に
は、前記の逆動作とモータ245の逆回転とで、
ころ243上に取出すことができる。金型交換の
場合には、新たな金型を装着した型開閉ユニツト
70をホイストなどで吊つておいて前の型開閉ユ
ニツト70が取出されたのち直ちにころ243上
に下ろして前進させればよい。この場合の他のス
テーシヨン30,240との関係については後述
する。
次に、回転テーブル51に対し着脱される型開
閉ユニツト70に対して油圧用のホースや金型水
冷用の配管,電気配線等を着脱する自動着脱装置
を、第8図ないし第12図に基いて説明する。こ
の自動着脱装置は回転テーブル51側にめす型の
カプラを設け、型開閉ユニツト70にこのめす型
のカプラと着脱自在に結合されるおす型のカプラ
を設けてこれらを第2ステーシヨン140側の着
脱機構で着脱させるようにしたものであつて、第
8図,第9図に鎖線64,64aで示すものは、
第6図に示す回転テーブル51のアーム64とそ
の水平部材64aである。片側のアーム64の水
平部材64a基部には、水平部材250aと、一
対の垂直部材250bと、基板250cとで正面
視をU字状に形成され側面視を逆L字状に形成さ
れたフレーム250が、フレーム座251を介し
て固定されており、左右の水平部材250aの先
端部に形成された軸受250dには、水平短冊形
状の取付板253とその両端部の軸孔に貫通固定
された一対のロツド254とでH字状に一体形成
されたアダプタ取付板255が、ロツド254を
嵌合させて昇降自在に支持されている。254a
はロツドキヤツプ257と軸受250dとの間に
介装されてアダプタ取付板255を上昇方向へ付
勢する圧縮コイルばねであつて、図はこれが圧縮
されてアダプタ取付板255が下降したところを
示している。一方、第9図および第11図に鎖線
72,78で示すものは、第7図に示す型開閉ユ
ニツト70のブラケツト72とステー78であつ
て、このステー78上には、全体を符号256で
示すデスプレートが固定されている。このデスプ
レート256は、正面視をU字状に形成されてお
り、また平面視を長方形状に形成されていて、そ
の両端部上面には、ブツシユ256bを有する軸
受部256aが形成されている。そして、前記左
右のロツド254は、この軸受部256aに挿抜
自在に嵌合されている。また、このデスプレート
256と前記アダプタ取付板255との間には、
長方形状の板258aとその両端部の軸受部25
8bとからなる押し板258が、軸受部258b
をロツド254に摺動自在に嵌合させて設けられ
ており、板258aの対角線両端位置は、ロツド
259がナツトで固定されて植立されている。こ
のロツド259は、取付板253に穿設されたロ
ツド孔を貫通して上方へ突設されており、その上
部の鍔と取付板353との間には、ロツド259
を上方へ付勢する圧縮コイルばね260が、介装
されている。なおロツド259を上から押さない
限り、ロツド259と押し板258とは、圧縮コ
イルばね260が伸び切つた状態で支持されてい
る。
一方、第8図,第9図に符号142で示すもの
は、第2ステーシヨン140の押出フレームであ
つて、この押出フレーム142には、全体を符号
261で示す押下げ機構が、上記カプラ着脱機構
262の上方に対応して取付けられている。すな
わち、押出フレーム142には、側面視をL字状
に形成されたフレーム263が取付座263b,
263cを介し固定されて垂下されており、その
下端の支持板263aには、油圧式のメーンシリ
ンダ264が立設されている。このメーンシリン
ダ264のピストンロツド265下端には、長方
形状の押え板266が固定されており、これに下
端を固定された一対のガイドロツド267は、支
持板263aの孔に摺動自在に嵌合されて上方へ
突出されている。さらに、押え板266上には、
一対のロツドガイド268が前記ロツド259と
対向して対角線状に立設されており、各ロツドガ
イド268の上端面には、油圧式の補助シリンダ
269が垂直状に固定されていて、そのピストン
ロツドとしてのプツシユロツド270は、ロツド
ガイド268内に係入されてその下方開口端から
出没するように構成されている。そしてメーンシ
リンダ264と補助シリンダ269との作動によ
り押え板266とプツシユロツド270とを介し
て前記ロツドギヤツプ257とロツド254,お
よびロツド259とがそれぞれ別々に押下げられ
て以下説明するカプラの着脱が行なわれるように
構成されている。
すなわち、取付板253には、大中小3種類の
プラグアダプタ271,272,273が取付板
253を上下から挾むナツト274と角ばね27
5とで弾持されている。また、デスプレート25
6の凹部には、大中小3種類のアダプタ276,
277(小は図示せず)がプラグアダプタ27
1,272,273に対応して固定されており、
各アダプタ276,277等には、カプラ27
8,279(小は図示せず)がそれぞれ螺合支持
されている。第12図においてはカプラ278,
279の構成が省略して図示されており、第13
図の動作説明図においてその構成の詳細が示され
ているので、以下第13図に基いてカプラ278
の構成と動作を説明する。カプラ278はプラグ
アダプタ271の下端ねじ部に螺合されたおす型
カプラ280と、アダプタ276に螺合されため
す型カプラ281とで構成されている。このうち
のおす型カプラ280は、下端部に弁座を有する
円筒状のカプラ本体282と、その内孔にブツシ
ユを介して摺動自在に支持された弁283とで形
成されており、弁283は弁ばね284によつて
弁座を閉じる方向に付勢されている。また、めす
型カプラ281は、内孔中央部に弁座を有する円
筒状のカプラ本体285と、その内孔にブツシユ
を介して摺動自在に支持された弁286とで形成
されており、弁286は弁ばね287によつて弁
座を閉じる方向に付勢されている。カプラ本体2
85の上部開口端近傍に設けた複数個のボール孔
には、ボール288がそれぞれ装填されており、
また、カプラ本体285の外周面上半部には、図
示しないばね部材で上方へ付勢された円筒状のス
リーブ289が突片をカプラ本体285外周面の
溝285aと係合させて摺動自在に嵌合されてい
る。そして、スリーブ289の上端部とおす型側
カプラ本体282の外周面とには、ボール288
が係合する凹孔289aと282aとがそれぞれ
設けられており、両カプラ280,281の結合
に際してボール288と係合するように構成され
ている。そこで両カプラ280,281の結合動
作を説明する。なお、第13図においては第8図
〜第12図におけるフレーム250とロツド25
9およびプラグアダプタ271の図示が省略され
ていてメーンシリンダ264の押え板266でお
す型カプラ280を直接押下げるよう図示されて
おり、また補助シリンダ269のプツシユロツド
270で押し板258を直接押下げるように図示
されている。第13図aにおいて、スリーブ28
9は上昇していてボール288を突片で内方へ押
しており、また上下の弁283,286は閉じら
れている。この状態から第13図bに示すように
メーンシリンダ264のピストンロツド265が
下降しておす型カプラ280を押下げ始めるとと
もに、補助シリンダ269のプツシユシリンダ2
70が大きく下降して押し板258を押すと、ス
リーブ289が下降してその凹孔289aがボー
ル288と対向することにより、ボール288が
凹孔289a内へ係入してカプラ本体285の内
孔から退去する。次いで第13図cに示すように
メーンシリンダ264のピストンロツド265が
下降し続けると、おす型のカプラ本体282がめ
す型カプラ本体285の内孔へ嵌入されて段部へ
着座するので、弁283と弁286とが互に弁ば
ね284,287の弾発力に抗して押し合い、上
下の弁座がともに開く。なおこの場合補助シリン
ダ269のピストンロツド270を上昇させて押
し板258の上昇によりスリーブ289の押圧を
避ける。そして、第13図dに示すように補助シ
リンダ269のピストンロツド270をさらに上
昇させると、スリーブ289が解放されて上昇
し、ボール288を凹孔289aから凹孔282
aへと押しやるので、両カプラ280,281が
抜けることなく結合される。そこでメーンシリン
ダ264のピストンロツド265を第13図aに
示す位置まで上昇させると、カプラ280,28
1の結合が完了する。以上は第10図のプラグア
ダプタ271に対応するカプラ278の結合につ
いて説明したが、これと同時にその他のプラグア
ダプタ272,273に対応するカプラ279と
図示しない小カプラも同時に結合される。さら
に、第8図と第10図に示すようにアダプタ取付
板255とデスプレート256との間には、電気
コネクタ290がスペーサ281とブラケツト2
92とを介して着脱自在に設けられており、この
電気コネクタ290も、上記カプラ278,27
9…の結合と同時に接続される。
そして、第1図に示すように、回転テーブル5
1の支持板56A上には、機外の電源との間を回
転接続式のコネクタで接続された電気制御盤30
0が搭載されており、また、他の支持板56B,
56C上には、電気制御盤300との間を電気接
続された油タンク付きの油圧パワーユニツト30
1と、冷却水用ポンプ302等がそれぞれ搭載さ
れている。さらに電気制御盤300と各型開閉ユ
ニツト保持部55A,55B,55Cのアーム6
4側に設けた前記電気コネクタ290との間もリ
ード線によつて接続されており、前述した電気コ
ネクタ290の自動結合により、型開閉ユニツト
70のリミツトスイツチ等が回転テーブル51の
回動にかゝわらず電気制御盤300を介して電源
と電気接続される。また、前記大中小のカプラ2
78,279…のおす型側は、油圧パワーユニツ
ト301、冷却水用ポンプ302および第5図に
示す給水室69との間をホース等で接続されてい
る。そして、前記大中小のカプラ278,279
…のめす型側が、アダプタ276,277…の内
孔デスプレート256に設けた通路304および
デスプレート256と一体のブロツク305の内
孔306を介して型開閉ユニツト70内の金型冷
却装置および型開閉シリンダ82等にホース等で
接続されていることにより、回転テーブル51の
回転にかゝわらず、各型開閉ユニツト70の金型
冷却と油圧装置の作動とが行なわれるように構成
されている。
そして、カプラ278,279…の結合を解く
場合には、第13図dに示す結合状態から補助シ
リンダ269のピストンロツド270を下降させ
ると、第13図cに示すようにボール288が凹
孔289aに係入するので第13図bに示すよう
にメーンシリンダ264のピストンロツド265
を上昇させる。これにより第8図〜第12図に示
すようにロツド254が押え板266による押下
げから解放された圧縮コイルばね254aの弾発
力により上昇し、プラグアダプタ271,27
2,273を介しておす型カプラ280が上昇す
る。次いで第13図aに示すように補助シリンダ
269のピストンロツド270を上昇させると、
ロツド259が押下げから解放され、圧縮されて
いた圧縮コイルばね260が伸びて取付板253
に対しロツド259をわずかに上昇させるので、
ロツド259と一体の押し板258がカプラ27
8,279から離れるとともに、スリーブ289
もボール288を内側へ押しながら上昇してカプ
ラの結合が完全に解ける。
以上のように構成されたダイカストマシンによ
るダイカスト方法について説明する。先ず金型8
6,87を装着した3組の型開閉ユニツト70を
金型段取装置246のころ243上に並置して準
備し、例えば型開閉ユニツト70保持部55Aを
第2ステーシヨン140に位置させて回転テーブ
ル51を停止させる。型開閉ユニツト保持部55
Aのアーム64に設けた押上げシリンダ65のラ
ム65bを下降させたのち、金型段取装置246
のモータ245を作動させると、型開閉ユニツト
70が前進し、回転テーブル51側のストツパ6
8に当接することによりフレーム240側のリミ
ツトスイツチの作動で型開閉ユニツト70がアー
ム64上の所定位置で停止する。このとき第12
図に示すデスプレート256およびカプラ27
8,279等は、型開閉ユニツト70が低位置で
進入し、かつロツド254,259が上昇してい
ることにより、その進入を妨げられることがな
い。そこで、アーム64側の押上げシリンダ65
のラム65bが上昇し、型開閉ユニツト70側の
ラム孔81と係合して押上げると、ライナ79が
水平部材64aに押圧され、型開閉ユニツト70
は、ベースプラテン34の上面から例えば20mm浮
上する。型開閉ユニツト70の装置と同時に第2
ステーシヨン140の押出しフレーム142側に
設けたカプラ自動着脱用のメーンシリンダ264
と補助シリンダ269とを前述した所定のタイミ
ングで作動させると、押え板266がアダプタ取
付板255を押下げ、また押し板258がスリー
ブ289を昇降させることにより、カプラ27
8,279…のめす型カプラとおす型カプラとが
結合され、電気コネクタ290も接続される。こ
の結果、型開閉ユニツト70上の各装置と回転テ
ーブル52上に搭載された各装置との間は、電気
配線、給水配管、および油圧配管によつて接続さ
れる。そこで、型開閉ユニツト70の型開閉シリ
ンダ82が作動可能となるのでこれを作動させて
可動金型87をわずかに固定金型86に押付け、
必要最低値の型締力を両金型86,87間に加え
る。
そこで、回転テーブル51を第1図の反時計方
向へ120゜回動させると、空の型開閉ユニツト保持
部55Bが第2ステーシヨン140に位置するの
で、上記と同様にして次の型開閉ユニツト70を
保持部55Bに装着し、カプラを結合する。この
装着作業中、第1ステーシヨン30,第3ステー
シヨン220での作業は休止する。2番目の型開
閉ユニツト70を装着したのち回転テーブル51
をさらに反時計方向へ120゜回動させると、次の型
開閉ユニツト保持部55Cが第2ステーシヨン1
40に位置するので、ここへ3番目の型開閉ユニ
ツト70を装着するとともに、1番目の型開閉ユ
ニツト70が第1ステーシヨン30に位置するの
で、これに対して型締と射出を行なう。すなわ
ち、メーンラム103を油圧で下降させると、ス
ペーサ106が型開閉ユニツト70のトツプフレ
ーム76上面に当接し、型開閉シリンダ82およ
び押上げシリンダ65の油圧に抗してトツプフレ
ーム76を押下げるので、先ず型開閉ユニツト7
0がベースプラテン34の金型当接面34fの上
面に着座したのち、両金型86,87には大きな
型締力が作用し、この型締力は強固なベースプラ
テン34によつて耐えられる。このとき射出シリ
ンダ9があらかじめ傾転しているので、自動給湯
装置130により溶解炉135内の溶湯を射出ス
リーブ20内へ供給させたのち、射出シリンダ9
を起立させる。そしてラム19でブロツク18を
上昇させて射出スリーブ20を固定金型86下部
の固定スリーブ部に嵌合させ、射出シリンダ9の
作動によりプランジヤ16を上昇させて射出スリ
ーブ20内の溶湯136を金型86,87のキヤ
ビテイ内へ射出する。キヤビテイ内の溶湯136
が固化して冷却を始めると、メーンラム103上
方の圧油を抜くとともに、プルバツクシリンダ1
07のピストンロツド109を上昇させれば、ム
ービングプラテン104が上昇して型締力が解か
れる。この結果、金型86,87には当初設定し
た型開閉シリンダ82による冷却のみに必要な必
要最低値の型締力が保持され、また型開閉ユニツ
ト70は押上げシリンダ65で押上げられてベー
スプラテン34から浮上する。射出後、下降させ
た射出シリンダ9は注湯位置へ傾転させておく。
そして、金型キヤビテイ内の製品が冷却途中に
あるときに型開閉シリンダ82を作用させている
状態で回転テーブル51を反時計方向へ120゜回動
させると、2番目の型開閉ユニツト70が第1ス
テーシヨン30に位置するので、上記と同様にし
て型締,射出を行なうとともに、製品冷却途中の
型開閉ユニツト70が第2ステーシヨン140に
位置するので、製品の冷却を続けたのち型開きを
行なう。すなわち、型開閉シリンダ82のピスト
ンロツド83を上昇させてトツプフレーム76を
上昇させると同時に、突出しシリンダ149のピ
ストンロツド149cを上昇させると、これが型
開閉ユニツト70の取付台71と固定金型86と
に設けた鋳込孔を通り、鋳込製品のビスケツト部
を押上げるように上昇するので、製品が固定金型
86から突上げられ、可動金型87に保持された
まゝトツプフレーム76とともに上昇する。そこ
で製品取出装置160の受皿178を油圧シリン
ダ173で前進させ、型開された可動金型87の
下方に位置させたのち、押出しシリンダ150の
ピストンロツドを下降させると、カツプリング1
52が型開閉ユニツト70のボス部90bに当
り、エジエクタプレート90を押下げるので、突
出し板96と押出ピン97とを介し製品を可動金
型87から押し出して受皿178で支承させる。
そして、油圧シリンダ173のピストンロツド1
74を後退させて受皿178へ後退させたのち、
油圧シリンダ20のビストンロツドを後退させる
と、あらかじめピストンロツドの前進により第7
図の鎖線位置にあつたプラー207が受皿178
上の製品をかご194上へ引き込むので、図示し
ないリンク機構を作動させて製品をかご194の
まゝ水槽へ漬けて冷却し、再び元の位置へ復帰し
て床面等へ排出、集積させる。この製品取出中、
金型86,87は水ポンプ302と給水室69お
よびカプラ間で循環する冷水によつて冷却され
る。
金型86,87の冷却途中において回転テーブ
ル51を反時計方向へ120°回動させると、2番目
の型開閉ユニツト70が射出を終つて第2ステー
シヨン140に位置し、3番目の型開閉ユニツト
70が第1ステーシヨン30に位置するのでこれ
らの型開閉ユニツト70に対しそれぞれ型開き,
製品取出作業と型締,射出作業とを行なわせると
ともに、1番目の型開閉ユニツト70が第3ステ
ーシヨン220に位置するので、ここで金型の清
掃と離型剤のスプレーおよび型合わせを行なう。
すなわち第3ステーシヨン220へ型開き状態で
周回してきた型開閉ユニツト70の可動金型87
と固定金型86との間へは、金型スプレ装置22
1のスプレヘツド232が油圧シリンダ224に
よつて挿入され、上下のブロツク231からのエ
アのみの噴出によつて上下の金型87,86の清
掃が行なわれる。次いでそのまゝの状態でエアと
離型剤とを噴出させると、離型剤が上下の金型8
7,86のキヤビテイにスプレされて塗布され
る。そして必要に応じ、インサート挿入装置23
3でインサートをキヤビテイ内へ挿入したのち、
型合わせを行なう。すなわち、型開閉シリンダ8
2のピストンロツド83を下降させると、トツプ
フレーム76が下降して金型86,87が型合わ
せされ、金型86,87間には所定の必要最低値
の型締力が加えられる。
このあと、回転テーブル51が120゜ずつ2回回
動すると、3番目の型開閉ユニツト70による鋳
込が1回終るので、そのあとは通常のサイクルに
入り、回転テーブル51を120゜回動するたびに1
個の製品の鋳込みが行なわれる。すなわち回転テ
ーブル51が1回転すると3個の製品が鋳込まれ
て取出される。第15図bはそのダイカストマシ
ンによる鋳込サイクルを各工程ごとに分けてその
所要時間を示す説明図であつて、1番目の金型に
対する型締,射出を始め製品の冷却途中で回転テ
ーブルを回転させた場合、回転はほゞ6秒で可能
であるから、これを含めて型締開始後ほゞ40秒で
2番目の金型の型締を開始することができる。同
様にして3番目の金型に対する型締,射出がさら
に40秒遅れて開始される。そして、第1ステーシ
ヨン30における型締,射出と回転との合計時間
である40秒間には、第2,第3ステーシヨンにお
ける作業がいずれも回転を含めて可能であるか
ら、1組の金型に対する型締開始から次回の型締
開始までの1サイクルに要する時間は120秒とな
る。したがつて3個の製品の鋳込に要する時間
は、120+40+40=200秒となつて1個当りは67秒
となり、第15図aに示す従来の114秒と比較し
て生産性が大幅に向上する。
そして、製品の寸法が変つて金型の交換を要す
る場合には、次のような方法によつて行なう。ま
ず、新たな金型を装着した3組の型開閉ユニツト
70を金型段取装置246のころ243上に並置
して準備する。そして現在使用中の金型による製
品の鋳込数量を例えば100個とすると、98番の製
品を取出した型開閉ユニツト70が製品取出し後
第3ステーシヨンに位置した場合、これに対して
はスプレー作業等を休止する。次いで回転テーブ
ル51を120゜回動して98番目の金型が第1ステー
シヨンに位置し、99番目の金型が第3ステーシヨ
ンに位置した場合、これらの金型に対しては型
締,射出作業とスプレー作業等をいずれも休止す
る。さらに回転テーブル51を120゜回動させて99
番目の金型が第1ステーシヨンに位置し、100番
目の金型が第3ステーシヨンに位置した場合に
は、これらの金型に対する型締,射出作業とスプ
レー作業等を休止するとともに、97番目の金型が
第2ステーシヨンに達するので、ここで現在の金
型を装着した型開閉ユニツト70を取出す。すな
わち、押上げシリンダ65のラム65bを下降さ
せて型開閉ユニツト70をころ241上に着座さ
せると同時に、カプラ自動着脱装置のメーンシリ
ンダ264と補助シリンダ269とを第13図d
−c−b−aの順序で作動させると、圧縮コイル
ばね256,260とスリーブ289,ボール2
88との作用でカプラ278,279…と電気コ
ネクタ290とが結合を解けれる。そこで金型段
取装置246のモータ245を逆回転させると、
ころ241,243が逆回転し、型開閉ユニツト
70はころ243上へ取り出される。このあと回
転テーブル51を120゜ずつ回動するたびに99番目
の金型を装着した型開閉ユニツト70と100番目
の金型を装着した型開閉ユニツト70とを順次機
外へ取り出し、この間、第1,第3ステーシヨン
における作業を休止する。そして、100番目の型
開閉ユニツト70を取り出したのち、回転テーブ
ル51を120゜回動させて98番目の型開閉ユニツト
70が取り出された空の保持部が第2ステーシヨ
ンに位置すると、あらかじめ金型段取装置246
のころ243上に用意した新たな型開閉ユニツト
70を前述した装着方法によつて回転テーブル5
1の保持部に装着するとともにカプラを結合す
る。そして回転テーブルを120゜回動させて99番目
の型開閉ユニツト70が取り出された空の保持部
に新たな型開閉ユニツト70を装着してカプラを
結合するとともに、第3ステーシヨンには新たな
型開閉ユニツト70が位置するので、これを型開
きして離型剤のスプレーを行なつたのち型合わせ
する。そして、回転テーブル51を120°回動させ
ると、型合わせされた金型が第1ステーシヨンに
位置するので、新たな金型に対する型締と射出を
開始するとともに、第2,第3ステーシヨンで
は、新たな型開閉ユニツト70の装着と、装着を
終つた金型に対する型開き,スプレー,型合わせ
とが実施される。このあと回転テーブル51を
120゜ずつ2回回動させると、3番目の新たな金型
が第1ステーシヨンに位置するので、このあとは
前述した通常の鋳込サイクルに入る。
このように金型の交換作業を、型開閉ユニツト
の取出し作業と装着作業とに分けて行なうことに
より、回転テーブル51の回動を停止させること
なく、また、交換作業の初期と終期においては交
換対象金型以外の金型に対して鋳込作業を続行さ
せたり新たな金型に対する鋳込作業を開始させた
りすることができるので、生産が大幅に低下する
ことがない。
以上のようなダイカストマシンにおいては、金
型86,87を装着する型開閉ユニツト70を回
転テーブル51に対して着脱自在に設け、この型
開閉ユニツト70に型開閉シリンダ82を設けた
ことにより、型締装置100のメーンラム103
による本型締の前後において金型86,87を必
要最低値の型締力で仮型締しておくことができる
ので、次のような効果がある。すなわち、ダイカ
ストにおいて射出開始から溶湯の凝固完了までは
大きな型締力が必要であるが、凝固完了後は時間
の経過とともに型締の必要性が次第に少なくなる
ものであつて、この間に大きな型締力を持続させ
ることはエネルギの損失となるが、本装置では凝
固後、型締力をその必要性の函数にしたがつて低
下させ、型開まで、キヤビテイ内に鋳込んだ溶湯
が凝固する冷却時のみに必要な必要最低値の型締
力を保持させることができるので、エネルギの消
耗を大幅に減少させることができる。また、本装
置のような回転テーブル式のダイカストマシンに
おいては、製品の冷却途中に回転テーブルの回動
が可能となるので、成形サイクルが短縮され生産
性が大幅に向上する。
なお、本実施例では、作業ステーシヨンを3箇
所設けた例を示したが2箇所でもよいし4箇所以
上でもよい。
〔考案の効果〕
以上の説明により明らかなように、本考案によ
ればダイカストマシンにおいて、固定金型を保持
する取付台とこの取付台に上下動自在に支持され
て可動金型を保持する可動盤とからなり機台の放
射方向へ進退自在に支持された複数個の型開閉ユ
ニツトと、これら各型開閉ユニツトを着脱自在に
保持する保持部を円周方向の複数等分位置に備え
た回転テーブルとを設けたことにより、従来の金
型静止式のダイカストマシンと比較して製品1個
当りの鋳込サイクルが大幅に短縮されて生産性が
著しく向上する。そして回転テーブルと各型開閉
ユニツトとの間に、作業ステーシヨン側の駆動装
置で着脱されるエネルギ配線配管着脱装置を介装
し、また回転テーブル上に機外の電源との間を回
転接続式コネクタで接続された電気制御盤とタン
ク付油圧パワーユニツトおよび冷却水用ポンプを
搭載してエネルギ配線配管着脱装置との間を配
線、配管で接続したことにより、型開閉ユニツト
が回転テーブルとともに回転しても、金型の開閉
や冷却等の動作を支障なく容易に駆動することが
でき、上記回転テーブル式ダイカストマシンとし
ての機能が充分発揮される。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第13図は本考案に係るダイカス
トマシンの実施例を示し、第1図はその平面図、
第2図は第1図のAA断面図、第3図は第1ステ
ーシヨンの正面図、第4図は回転テーブルの平面
図、第5図は第4図のB視正面図、第6図は第4
図のCC拡大断面図、第7図は型開閉ユニツトの
縦断面図、第8図はカプラ自動着脱装置の上下1
組を表わす正面図、第9図は同じく上下1組を表
わす側面図、第10図は第8図のD視平面図、第
11図は第10図のE視側面図、第12図は第1
0図のFF断面図、第13図a〜dはカプラ自動
着脱装置の動作説明図、第14図は従来の竪型締
竪鋳込型ダイカストマシンの縦断面図、第15図
aは第14図に示す従来のダイカストマシンの鋳
込サイクルを各工程ごとに分けてその所要時間を
示す説明図、第15図bは実施例に示す本発明に
係るダイカストマシンの鋳込サイクルを各工程ご
とに分けてその所要時間を示す説明図である。 30……第1ステーシヨン、51……回転テー
ブル、55A,55B,55C……型開閉ユニツ
ト保持部、70……型開閉ユニツト、86……固
定金型、87……可動金型、100……型締装
置、101……射出装置、140……第2ステー
シヨン、160……製品取出装置、220……第
3ステーシヨン、221……金型スプレー装置、
246……金型段取装置、253……取付板、2
56……デスプレート、264……メーンシリン
ダ、269……補助シリンダ、271,272,
273……プラグアダプタ、276,277……
アダプタ、278,279……カプラ、280…
…おす型カプラ、281……めす型カプラ、29
0……電気コネクタ、300……電気制御盤、3
01……油圧パワーユニツト、302……冷却水
用ポンプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定金型を保持する取付台とこの取付台に上下
    動自在に支持されて可動金型を保持する可動盤と
    からなり機台の放射方向へ進退自在に支持された
    複数個の型開閉ユニツトと、これら各型開閉ユニ
    ツトを着脱自在に保持する保持部を円周方向の複
    数等分位置に備えた回転テーブルと、この回転テ
    ーブルに保持された前記型開閉ユニツトの周回軌
    跡上に位置する複数個の作業ステーシヨン内に工
    程順に配置された型締射出装置,製品取出装置,
    金型スプレー装置と、前記型開閉ユニツト・回転
    テーブル間に介装され作業ステーシヨン側の駆動
    装置で着脱されるエネルギ配線配管着脱装置と、
    前記型回転テーブル上に搭載されて機外の電源と
    の間を回転接続式コネクタで接続され前記エネル
    ギ配線配管着脱装置との間を配線と配管とで接続
    された電気制御盤と、前記型回転テーブル上に搭
    載され前記エネルギ配線配管着脱装置との間を配
    線と配管とで接続されたタンク付油圧パワーユニ
    ツトおよび冷却水用ポンプとを設けたことを特徴
    とするダイカストマシン。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52134813A (en) * 1976-05-07 1977-11-11 Hitachi Metals Ltd Casting machine setting method on rotary type table
JPS55153668A (en) * 1979-05-16 1980-11-29 Toshiba Corp Metal mold casting device

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52134813A (en) * 1976-05-07 1977-11-11 Hitachi Metals Ltd Casting machine setting method on rotary type table
JPS55153668A (en) * 1979-05-16 1980-11-29 Toshiba Corp Metal mold casting device

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