JPH0352341Y2 - - Google Patents

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JPH0352341Y2
JPH0352341Y2 JP1832686U JP1832686U JPH0352341Y2 JP H0352341 Y2 JPH0352341 Y2 JP H0352341Y2 JP 1832686 U JP1832686 U JP 1832686U JP 1832686 U JP1832686 U JP 1832686U JP H0352341 Y2 JPH0352341 Y2 JP H0352341Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、家屋等の軒先に樋金具を介して軒樋
を取付施工する際に好ましく採用される軒樋と樋
金具の取付構造に関する。
従来の技術及びその問題点 従来の一般的な吊下げ式の樋金具は、第6図に
示すように樋金具本体100の両端をコ字状に折
曲して耳受け部101を形成した構造とされ(但
し図では一端の耳受け部のみが示されている)、
このコ字状耳受け部101に軒樋102の耳部1
03を嵌着することによつて、軒樋と樋金具の取
付けを行つていた。しかしながら、このような取
付構造では、樋金具のコ字状耳受け部101が外
部から見えるため、体裁が悪いという問題があつ
た。
そこで、第7図に示すように樋金具本体100
の両端を上向き折曲してL字状耳受け部104を
形成し、このL字状耳受け部104を内側の開口
105から軒樋102の中空の耳部103に挿入
して係合支持させるようにした取付構造が案出さ
れた。けれども、かかる取付構造では、軒樋10
2が例えば風圧等で持ち上げられると、耳部10
3と耳受け部104の係合が外れ、軒樋102が
脱落する虞があつた。
このような事情から、最近になつて第8図や第
9図に示すような軒樋と樋金具の取付構造が提案
された(実開昭60−84629号、実開昭60−107236
号)。即ち、第8図に示すものは、樋金具本体1
00の両端に鋭角的に折曲したL字状バネ板10
6を固着し、このL字状バネ板106をより鋭角
的に弾性変形させつつ内側の開口105から軒樋
102の中空耳部103の圧入して係合支持させ
た構造とされており、L字状バネ板106の立上
り片107が開口105の幅よりも大きく立上つ
ているため、多少の外力が作用してもL字状バネ
板106が耳部103から抜け出さないようにな
つている。しかしながら、このようにL字状バネ
板106で軒樋102と耳部を支持させる構造で
は、軒樋102に大きな外力が作用したとき強度
面で不安があり、例えば軒樋102が大型で豪雨
時に多量の雨水が流入して大きな荷重がかかつた
ような場合、L字状バネ板106が折損したり折
れ曲がつて軒樋100が脱落する虞があつた。
一方、第9図に示すものは、樋金具本体100
の両端を一部切り起こして斜めの立上り片108
を形成し、軒樋102の耳部103の開口105
を弾性拡開しつつ該立上り片108を該耳部10
3に圧入して係合支持させた構造とされており、
この立上り片108が開口105の幅より大きく
立上がつているため外力が作用しても抜け出すこ
とはなく、しかも切り起こし加工した樋金具本体
100の端部で耳部103を支持するため充分な
強度が得られるようになつている。しかしながら
かかる構造では、立上り片108の剛性が高く容
易に弾性変形しないため、この立上り片108を
耳部103の開口105から圧入するときに該耳
部103の開口縁109が変形しにくく圧入が困
難で、ひどい場合には破損されて立上り片108
と充分に係合しなくなり、外力が作用した際に抜
け出してしまう虞があつた。
本考案は上記問題を一挙に解決せんとしてなさ
れたもので、体裁が良く、取付作業が簡単で軒樋
の耳部を損傷することがなく、しかも取付強度が
充分で大きい外力が作用しても軒樋が樋金具から
脱落する心配のない、軒樋と樋金具の取付構造を
提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 上記問題を解決するため、本考案は、軒樋の両
側の耳部を樋金具の両側の耳受け部に保持させて
軒樋と樋金具を取付ける構造において、上記樋金
具の少なくとも一方の耳受け部を上方に向かつて
L字状に屈曲するL形耳受け部に構成してこのL
形耳受け部の上端より斜め下方に突き出す板バネ
片を固着すると共に、上記軒樋の少なくともL形
耳受け部と対応する耳部を中空耳部に構成してこ
の中空耳部にL形耳受け部挿入用の内側開口と板
バネ片係止用の突起を設け、この中空耳部の内側
開口よりL形耳受け部を挿入して中空耳部を係合
支持させると共に板バネ片の先端を中空耳部の突
起の上面側に係止させたことを要旨とするもので
ある。
考案の作用 かかる構成とすれば、軒樋の中空耳部がその内
側開口から挿入された樋金具の剛性の高いL形耳
受け部によつて係合支持されるので、充分な支持
強度が得られる。しかも、風圧等によつて軒樋が
持ち上げられようとしても、L形耳受け部の上端
より斜め下方に突き出す板バネ片の先端が中空耳
部の突起の上面側に係止されているので、軒樋は
持ち上げられることがない。従つて、大きい荷重
がかかることによつてL形耳受け部が折損した
り、風圧等で軒樋が持ち上げられることによつて
L形耳受け部と耳部との係合が外れたりするこが
ないので、樋金具から軒樋が脱落する心配は皆無
に等しくなる。
また、樋金具のL形耳受け部を中空耳部に挿入
して係合支持させる際、板バネ片が容易に弾性変
形し、中空耳部の突起を損傷させることもない。
従つて、軒樋と樋金具の取付作業を簡単に行うこ
とができ、且つ板バネ片の突起への係止も確実と
なるので上記軒樋の持ち上げ阻止作用を充分に発
揮することができる。
更に、樋金具のL形耳受け部を軒樋の中空耳部
に内側開口より挿入して係合支持させ、外部から
L形耳受け部が見えないようにしているので、体
裁も良好となる。
実施例 以下、実施例を挙げて本考案を詳述する。
第1図は軒樋を一部拡大して示した本考案の一
実施例の断面図であつて、1は樋金具、2は軒樋
を示している。
この樋金具1は、帯状金属板よりなる樋金具本
体11の中央に取付用のボルト12を挿通して締
付けナツト13で締付け固定すると共に、樋金具
本体11の両端を上方に向かつてL字状に屈曲さ
せてL形耳受け部14,14を形成したものであ
つて、双方のL形耳受け部14,14の上端に
は、内側斜め下方に突出する板バネ片15,15
をそれぞれ固着してある。この板バネ片15は、
後述のように軒樋2の中空耳部25が持ち上げら
れるのを阻止するためのもので、第2図に示すご
とく、L形耳受け部14の上端面から外側面上部
を被覆するように折曲げてあり、この外側面被覆
部分16をスポツト溶接することによつてL形耳
受け部15に固着してある。尚、板バネ片15は
第3図の如くL形耳受け部14の上端面のみを被
覆するように「く」字状に折曲して上端面被覆部
分17をスポツト溶接してもよいが、そうするよ
りも第2図のように外側面被覆部分16をスポツ
ト溶接した方が小電流でスポツト溶接を行うこと
ができるので経済的である。また、第2図のよう
にL形耳受け部14の鋭い上端コーナー部を該板
バネ片15で被覆してあると、中空耳部25の損
傷等も防止されるので望ましい。
一方、軒樋2は、その一部を拡大して示すよう
に、ガラスの長繊維マツト21を上下のポリプロ
ピレン等の合成樹脂層22、22で挟んだサンド
イツチ構造の材料板を熱成形し、フラツトな底壁
23と、その両端より立ち上がる側壁24,24
と、該側壁24,24上端より外側へ脹出する中
空耳部25,25とを備えた角樋状に構成してあ
る。そして、それぞれの中空耳部25には、第2
図に示すように、L形耳受け部14の立上り長さ
より若干広い開口巾のL形耳受け部挿通用の内側
開口26を形成すると共に、この開口26上縁部
に板バネ片係止用の突起27を形成してある。上
記のような材料板で熱成形された軒樋2は、通常
の塩化ビニル樹脂製の軒樋に比べると強度が大き
く、かなり大きい荷重がかかつてても、中空耳部
25が大きく変形したり折損するようなことはな
い。
しかして、上記軒樋2と前記樋金具1との取付
けは、樋金具本体11の両端のL形耳受け部14
に第2図に仮想線で示すように軒樋2の中空耳部
25をその内側開口26から挿入し、突起27に
板バネ片15を当ててその板バネ15を弾性変形
させながら、該中空耳部25を実線で示す位置ま
で下降させてL形耳受け部14に係合させると共
に、突起27の上面側に板バネ片15,15の先
端を係止させることによつて行われる。尚、樋金
具1は、取付用のボルト12を例えば折版屋根等
の軒先に下方から挿通し、締付けナツト等で事前
に締付け固定されることは言うまでもない。
上記のような取付構造であると、軒樋2の中空
耳部25がその内側開口26から挿入する樋金具
本体11の剛性の高いL形耳受け部14によつて
係合支持されるので、充分な支持強度が得られ
る。特に、軒樋2が前記のようなサンドイツチ構
造の原料板を熱成形したものである場合は、中空
耳部25の強度も大きいので、かなりの大荷重が
かかつたとしても、L形耳受け部14や中空耳部
25の折損により軒樋2が脱落することはない。
また、強風時の風圧等によつて軒樋2が持ち上げ
られようとしても、L形耳受け部14の上端より
斜め下方に突き出す板バネ片15の先端が中空耳
部25の突起27の上面側に係止されているの
で、軒樋2は持ち上げられることがない。従つ
て、L形耳受け部14と中空耳部25との係合が
外れて樋金具1から軒樋2が脱落する心配も皆無
に等しい。
更に、中空耳部25をL形耳受け部14に挿入
して係合支持させる際、突起27に板バネ片15
に当たると板バネ片15が容易に弾性変形するの
で、該突起27を損傷させることもない。従つ
て、軒樋2と樋金具1の取付作業を簡単に行うこ
とができ、また板バネ片15の突起27への係止
も確実となるので上記軒樋2の持ち上げ阻止作用
を充分に発揮することができる。
その上、中空耳部25にL形耳受け部14を内
側開口26より挿入して係合支持させ、外部から
L形耳受け部14が見えないようにしているので
体裁も良好となる。
以上の実施例では、板バネ片15をL形耳受け
部14の上端から内側斜め下方に突出させて設け
ているが、第4図に示すように板バネ片15をL
形耳受け部14の上端から外側斜め下方に突出さ
せて設け、中空耳部25の奥壁面28に形成した
突起27に上面側に板バネ片15の先端を係止す
るように構成してもよい。また、上記実施例では
樋金具1の双方の耳受け部をいずれもL形耳受け
部14に構成し、軒樋軒2の双方の耳部をいずれ
も中空耳部25に構成しているが、本考案は第5
図に示す実施例のように少なくとも一方の耳受け
部をL形耳受け部に構成し、これと対応する耳部
を中空耳部に構成すれば足りるものである。
即ち、この第5図の実施例によれば、屈曲帯状
金属板よりなる樋金具本体11に、屈曲帯状金属
板よりなる取付用腕18を溶接等により固着して
樋金具1を構成し、該樋金具本体11の前端を上
方にL字状に折曲してL形耳受け部14を形成す
ると共に、該樋金具本体11の後端をコ字状に折
曲してコ形耳受け部19を形成してある。そし
て、前端のL形耳受け部14の上端面より内側斜
め下方に突き出す板バネ片15をスポツト溶接等
で固着すると共に、後端のコ形耳受け部19の近
くまで突き出す板バネ片15′を樋金具本体11
の下面にスポツト溶接等で固着してある。
一方、軒樋2は、その前側壁24を外側斜め上
方に向かつて階段状に延設して飾り壁29を形成
し、該飾り壁29の内側(後面側)に中空耳部2
5を設けてある。そして、該中空耳部25の下端
にL形耳受け部挿入用の内側開口26を形成し、
その開口縁部に板バネ片係止用の突起27を形成
してある。また、後側壁24の上端には内側開口
のない中空耳部25′が形成されている。尚、こ
の軒樋2は、ポリ塩化ビニルその他の熱可塑性合
成樹脂を押出成形することによつて製造されたも
のである。
上記のような樋金具1と軒樋2の取付けは、中
空耳部25に前端のL形耳受け部14を内側開口
26から挿入して係合支持させ、中空耳部25の
突起27の上面側に板バネ片15の先端を係止さ
せると共に、後端のコ形耳受け部19に軒樋2の
後側壁上端の中空耳部25を嵌着保持させること
によつて行われる。しかして、飾り壁29の内側
の中空耳部25はL形耳受け部14により大きい
支持強度をもつて係合支持され、且つ板バネ片1
5の突起27への係止によつて持ち上げが阻止さ
れている。一方、軒樋2の後側壁上端の中空耳部
25′はコ形耳受け部19によつて上下移動不能
に抱持され、且つ板バネ片15′によつて内側へ
の抜け出しが阻止されている。従つて、この実施
例の取付構造でも、軒樋2が樋金具1から容易に
脱落することはなく、また、外部前方からみた場
合に前端のL形耳受け部14及び後端のコ形耳受
け部19が見えないので体裁も良好である。
考案の効果 以上の効果から明らかなように、本考案の軒樋
と樋金具の取付構造によれば、樋金具のL形耳受
け部が隠れて見えないので体裁が良く、また取付
作業も、L形耳受け部を内側開口より軒樋の中空
耳部に挿入して係合支持させると共に板バネ片の
先端を中空耳部の突起の上面側に係止させるだけ
でよいから極めて簡単であり、しかも取付時に板
バネ片によつて軒樋の中空耳部を損傷することが
なく、その上、支持強度が充分で軒樋の持ち上げ
も阻止されるので、大きい荷重や風圧等による持
ち上げ力が作用しても軒樋が樋金具から脱落する
虞が皆無に等しい、等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は軒樋を一部拡大して示した本考案の一
実施例の断面図、第2図は同実施例の要部拡大
図、第3図は板バネ片の他の例を示す部分断面
図、第4図は本考案の他の実施例を示す要部断面
図、第5図は本考案の更に他の実施例を示す断面
図、第6図、第7図、第8図及び第9図はいずれ
も異なる態様の従来例の部分断面図である。 1……樋金具、2……軒樋、14……L形耳受
け部、15……板バネ片、25……中空耳部、2
6……内側開口、27……突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軒樋の両側の耳部を樋金具の両側の耳受け部に
    保持させて軒樋と樋金具を取付ける構造におい
    て、上記樋金具の少なくとも一方の耳受け部を上
    方に向かつてL字状に屈曲するL形耳受け部に構
    成してこのL形耳受け部の上端より斜め下方に突
    き出す板バネ片を固着すると共に、上記軒樋の少
    なくともL形耳受け部と対応する耳部を中空耳部
    に構成してこの中空耳部にL形耳受け部挿入用の
    内側開口と板バネ片係止用の突起を設け、この中
    空耳部の内側開口よりL形耳受け部を挿入して中
    空耳部を係合支持させる共に板バネ片の先端を中
    空耳部の突起の上面側に係止させたことを特徴と
    する軒樋と樋金具の取付構造。
JP1832686U 1986-02-12 1986-02-12 Expired JPH0352341Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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