JPH0352248Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0352248Y2
JPH0352248Y2 JP1985166360U JP16636085U JPH0352248Y2 JP H0352248 Y2 JPH0352248 Y2 JP H0352248Y2 JP 1985166360 U JP1985166360 U JP 1985166360U JP 16636085 U JP16636085 U JP 16636085U JP H0352248 Y2 JPH0352248 Y2 JP H0352248Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
new
rubber layer
old
cushion rubber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985166360U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6277213U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985166360U priority Critical patent/JPH0352248Y2/ja
Publication of JPS6277213U publication Critical patent/JPS6277213U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0352248Y2 publication Critical patent/JPH0352248Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Cleaning Of Streets, Tracks, Or Beaches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、除雪プラウのクツシヨンゴムに関
し、詳しくは、使用後の廃材を有効利用した除雪
プラウのクツシヨンゴムに関する。
〔従来の技術〕
除雪車の除雪プラウには、舗装路面の損傷を防
止すると共に、異物との衝突による除雪プラウ自
体の損傷を防止するため、除雪プラウ下縁にクツ
シヨンゴムを設けることが行われる。
しかし、上記クツシヨンゴムは、常時路面と激
しく摩擦接触するため損耗が著しく、取替え作業
をひんぱんに行う必要があり、損耗後のクツシヨ
ンゴムの無駄が著しいといつた問題があつた。
このような問題を解消するため、例えば第7図
に示すように除雪プラウCの下面に損耗後のクツ
シヨンゴムAを新品のクツシヨンゴムBに継ぎ足
し接続し、もつて損耗したクツシヨンゴムの再利
用を図ることが考えられるが、クツシヨンゴムは
激しく路面と摩擦接触すると同時に、雪の側圧重
量にも耐えねばならないから、継ぎ足し部分の接
着強度をよほど強くしなければならず、例えば、
高速道路など時速50Km〜70Kmで行う除雪作業には
負荷が大きすぎて容易に剥離脱落してしまい、と
うてい実用に向かないといつた問題があつた。
また、このような問題を解消するため、摩耗し
たクツシヨンゴムAを長手方向と直交する方向に
所定長さ毎に切断し、この切断片と新規ゴム材と
を交互に接着することにより、新旧ゴム材の接着
界面に直交する方向への曲げ力が加わらないよう
にし、相互の剥離の危険を回避し旧材の有効利用
を図ることが提案されている(実開昭61−206719
号公報)。
〔従来技術の問題点〕
しかしながら、新旧ゴム層の新ゴム層の旧ゴム
層に対する接着力は接着界面での化学的、物理的
接着力だけであり、路上の石、突起物等と衝突す
れば局部的に加わる力によつて旧ゴム材が部分的
に容易に剥離してしまう問題がある。
〔考案が解決する問題点〕 この考案は、上記問題点に鑑み、損耗後のクツ
シヨンゴムの有効利用が可能であり、かつ、相当
過酷な使用条件でも充分に耐え得る除雪プラウの
クツシヨンゴムを提供することを目的としてなさ
れたものである。
〔問題点を解決する技術〕
即ち、この考案の除雪プラウのクツシヨンゴム
は、除雪プラウの下縁に取付られるクツシヨンゴ
ムにおいて、該クツシヨンゴムが新旧のゴム層を
長さ方向に交互に配置した状態で一体化され、か
つ、新ゴム層に挾まれる旧ゴム層は、該旧ゴム層
の両側面に開口し、かつ、上方へ傾斜する軸線に
沿つて貫通した孔内に、前記新ゴム層成形材料を
浸入させて前記新ゴム層と一体化されて成ること
を特徴とするものである。
〔実施例〕
次に、この考案を実施例により説明する。
第1図はこの考案の実施例の断面図である。
この考案の除雪プラウのクツシヨンゴム1は新
旧のゴム層2A,2Bを長さ方向(矢印P)に交
互に配置した状態で一体化され、かつ、新ゴム層
2Aに挾まれる旧ゴム層2Bは、該旧ゴム層2B
の両側面3,3に開口し、かつ、上方(矢印Q)
に傾斜する軸線4Aに沿つて貫通した孔4……4
内に、前記新ゴム層2Aの成形材料2A′を浸入
させて新ゴム層2Aと一体化されて構成されてい
る。
上記実施例として、旧ゴム層2Bの孔4……4
の貫通方向として、平行状態に設けたものを示し
たが、第2図に示すように、交互に傾斜方法を異
ならせても良い。
また、新ゴム層2Aと旧ゴム層2Bとの接触界
面2Cを第3図に示すように、互いに雌雄関係を
なして嵌合する凹凸面としても良い。
この場合、孔4……4の他に嵌合凹凸面によつ
ても接合強度が得られるので都合がよい。
なお、新ゴム層2Aと旧ゴム層2Bとの間の結
合を図る構成として第4図に示すように孔4……
4の配置を適宜変更しても良い。
次に、この考案の実施例の製法について説明す
る。
まず、第5図に示すように、使用により摩耗し
たクツシヨンゴム20を用意し、このクツシヨン
ゴム20の摩耗面20Aと、その反対側面20B
とにカンナ加工を施し、新しいゴム面(2点鎖線
で示す)を表出させ、さらに、クツシヨンゴム2
0の長さ方向に沿つて適宜間隔d毎に貫通孔4…
…4を穿設する。
この貫通孔4……4の内径は、10〜20φmmと
し、また、長さ200mm当たり、1〜5箇所、望ま
しくは3箇所程度穿設する。
次いで、この加工したクツシヨンゴム20を第
6図に示すように、金型21内に、適宜間隔L毎
に配列し、残つた空間21Aに、新たなゴム成形
材料22を注入する。
この時、貫通孔4……4は傾斜した状態とされ
ているので注入したゴム成形材料22は流入し易
い。そしてこの注入後硬化させ、しかる後、一点
鎖線で示すように成形体を切断すれば、第1図に
示した除雪プラウのクツシヨンゴム1が得られる
のである。
なお、上記においてカンナ加工を施す場合、加
工面に凹凸を付し、第3図に示した嵌合面として
も良い。
また、金型21内にクツシヨンゴム20を配列
する際、加工面、貫通孔4……4内面に接着剤を
塗布し、後に充填される新材料との接着強度を良
くするようにしても良い。
さらに、上記において、貫通孔4……4は傾斜
されているので、新材料注入の際、材料の貫通孔
4……4内への流入がスムースに行われ、それだ
け強力な接合強度が得られる。
〔作 用〕
新旧ゴム層はクツシヨンゴムの長さ方向に交互
に配置されているので、その接着界面2Cが第1
図より明らかなように路面Rに対し直交する関係
となり、従つて、仮に、接着界面に剥離が生じる
ことがあつても、欠損箇所は部分的となり、除雪
作業に支障を来すことはない。
また旧ゴム層2Bに設けた貫通孔4を通じ新ゴ
ム層2Aが相互に一体的に連続され、かつこの貫
通孔4は傾斜状態とされているため新材料が流入
し易いので上記一体化がより確実となり、上述の
ような界面剥離も殆ど生じない。
〔効 果〕
この考案は、使用後の損耗したクツシヨンゴム
を新ゴム層2Aの間に挾んで一体成形して成るか
ら、従来無駄に捨てられていたクツシヨンゴムの
有効利用が図られると共に、旧ゴム層に対する新
ゴム材の流入する貫通孔を傾斜させ新ゴム材が流
入し易くされているので、旧ゴム層を挾む新ゴム
層の一体化が強力に行われ、その接続界面の配置
状態と相俟つて、路面との接触摩擦、雪の側圧に
よる界面剥離が生じにくく、高速除雪作業にも良
く耐え得るなど、種々の実用的効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の断面図、第2図は
他の実施例の断面図、第3図はさらに他の実施例
の要部斜視図、第4図〜第5図は他の実施例の断
面図、第5図第6図は実施例の製造方法を示す説
明図、第7図は従来例の説明図である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 除雪プラウの下縁に取付られるクツシヨンゴ
    ムにおいて、該クツシヨンゴムが新旧のゴム層
    を長さ方向に交互に配置した状態で一体化さ
    れ、かつ、新ゴム層に挾まれる旧ゴム層は、該
    旧ゴム層の両側面に開口し、かつ、上方へ傾斜
    する軸線に沿つて貫通した孔内に、前記新ゴム
    層成形材料を浸入させて前記新ゴム層と一体化
    されて成ることを特徴とする除雪プラウのクツ
    シヨンゴム。 (2) 新ゴム層と旧ゴム層との接続界面が互いに雌
    雄関係をなして嵌合する凹凸面とされている実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の除雪プラウ
    のクツシヨンゴム。
JP1985166360U 1985-10-28 1985-10-28 Expired JPH0352248Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985166360U JPH0352248Y2 (ja) 1985-10-28 1985-10-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985166360U JPH0352248Y2 (ja) 1985-10-28 1985-10-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6277213U JPS6277213U (ja) 1987-05-18
JPH0352248Y2 true JPH0352248Y2 (ja) 1991-11-12

Family

ID=31097254

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985166360U Expired JPH0352248Y2 (ja) 1985-10-28 1985-10-28

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0352248Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0246498Y2 (ja) * 1985-06-13 1990-12-07

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6277213U (ja) 1987-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0805709A4 (ja)
TWI271344B (en) Elastic track shoe
JPH06315916A (ja) パネルの製造法
JPH0352248Y2 (ja)
US5353878A (en) Horseshoes and method for their preparation
JP4180744B2 (ja) 弾性クローラ用芯金及び弾性クローラ
JP4284640B2 (ja) 塩化ビニル樹脂パッド及び塩化ビニル樹脂パッドのリサイクル方法
JP3033599B2 (ja) 履帯用ゴムパッド
JPH10218049A (ja) 弾性パッド
JP3028933U (ja) 鉄履帯用ウレタンパット
WO2003066966A1 (fr) Bloc auquel est attachee une piece ayant une couche de surface
JP3094430B2 (ja) 履帯用ゴムパッド
JPH03227783A (ja) ウレタンゴムクローラ及びその製造方法
JPH0246498Y2 (ja)
JP3368474B2 (ja) 連結リンク式ゴムクローラ
JPS633347Y2 (ja)
JP2546654Y2 (ja) ゴムクローラ
JPH07205856A (ja) ゴム履体
JPS5821042A (ja) コンベヤベルトの接合構造およびその接合方法
JPS5853274Y2 (ja) 履帯
JPS633348Y2 (ja)
JPH10138964A (ja) 弾性履帯
JPH09302604A (ja) 凍結抑制舗装面用部材及びその製造方法
JPS61228944A (ja) 積層構造体
JPH06316281A (ja) ゴムクロ−ラの芯金構造