JP3028933U - 鉄履帯用ウレタンパット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 鉄履に二層のウレタン樹脂を接着する事
により、鉄履とのウレタン樹脂の剥離を防ぎ、路面の傷
防止、製品の安全、製品コストの安価を提供する。 【構成】 鉄履（１）に固いエラストマー樹脂
（５）と柔軟エラストマー樹脂を接着、溶着成形し、接
着強度を増大させた特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は鉄履にエラストマーを接着する時、二層構造 にしたものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来は鉄履に接着材を塗布し一つの硬度の樹脂で射出成 形し接着されていた製品であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

このエラストマー樹脂は道路の路面を傷つけない為、又 滑りにくくする為、エラストマーを使用しているが この構造では走行時の力が直接接着面に伝わりやすく 接着面が剥離し使用出来なくなる事が有った。

【０００４】

【課題を解決する為の手段】

鉄履（１）に接着材（２）を塗布し少し固めのエラスト マー樹脂（５）を成形接着後柔らかいエラストマー樹脂 （３）を熱溶着成形、一体構造としたものである。

【０００５】

【作用】

走行時の路面より伝わる力は柔らかなエラストマー樹脂 （３）により伝わり、更に固めのエラストマー樹脂（５ ）に伝わろうとする時、硬度の違いにより、力は分散さ れ固めのエラストマー樹脂（５）に伝わり、鉄履（１） に伝わる力は更に弱まり、接着面の剥離は大きく低減出 来ることとなる。

【００７】

【実施例】

二層のエラストマー樹脂を接着した鉄履を取付けボルト （４）により、建設・土木機械に取付ける。図３

【００８】

【考案の効果】

本案は以上の様な構造の為、（３）・（５）エラストマ ー樹脂が鉄履（５）より剥離しないため、剥離による道 路の路面を傷付けない、剥離しない為安全である。 又剥離強度が強いため長期に使用でき、コスト安となる

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の斜視図である。

【図２】 本考案の一部を切り欠いた図面である。

【図３】 本考案の実施例の斜視図である。

【符号の説明】

１ 鉄履 ２ 接着材 ３ 柔軟エラストマー
樹脂 ４ 取付けボルト ５ 固いエラストマー
樹脂

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 鉄履帯を利用した土木・建設用機械にお
   いて、鉄履帯に接着されるエラストマーを二層構造にし
   たウレタンパット。