JPH0351957Y2 - - Google Patents

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JPH0351957Y2
JPH0351957Y2 JP14866285U JP14866285U JPH0351957Y2 JP H0351957 Y2 JPH0351957 Y2 JP H0351957Y2 JP 14866285 U JP14866285 U JP 14866285U JP 14866285 U JP14866285 U JP 14866285U JP H0351957 Y2 JPH0351957 Y2 JP H0351957Y2
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lead wires
capacitor
pair
foil
end surface
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JP14866285U
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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は低インダクタンスを要求される箔は
み出し形コンデンサに関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
例えばアルミ箔を電極箔とした箔はみ出し形フ
イルムコンデンサは、通常ターンオフサイリスタ
(以下GTOと称する)などの大電流用として用い
られているが、GTOは逆起電力に対し耐圧が低
いため低インダクタンスが要求される。このよう
なコンデンサは、例えば第3図に示すように2個
の箔はみ出し構造のコンデンサ素子1の一端面の
アルミ箔2をまとめて接続し、該アルミ箔2から
のリード線3を外部端子4に接続していた。一方
他端面のアルミ箔5をまとめて該アルミ箔5にリ
ード線6を接続し、これをさらに外部端子7に接
続していた。なお、8はケース、9は上蓋であ
り、該上蓋9には外部端子4および7が取着され
ている。しかしながら、このような構成からなる
コンデンサではリード線3がケース8の底面から
外部端子4まで引き出されているためにそのイン
ダクタンスは約0.4μHと大きいが、GTOやスナ
バー回路に要求されるインダクタンスは0.2μH以
下と極めて低い値であり、このような要求特性に
対応し得ない欠点があつた。
〔考案の目的〕
この考案はGTOのスナバー回路などの低イン
ダクタンスを要求されるものにも使用できる箔は
み出し形のコンデンサを提供することを目的とす
るものである。
〔考案の概要〕
この考案になるコンデンサは、電極箔を互いに
ずらして巻回した偶数個の箔はみ出し形コンデン
サ素子の一端面に導出した電極箔をまとめて接続
し、他端面に導出した電極箔を上蓋側で前記コン
デンサ素子の半数個ずつまとめて一対のリード線
それぞれに接続し、該一対のリード線の途中を該
一対のリード線同志間を絶縁した状態で束ねた結
束部を設け、該リード線先端を前記上蓋に取着し
た外部端子にそれぞれ接続したことを特徴とする
ものである。
〔考案の実施例〕
第2図に示すように一対の12μm厚のアルミ箔
11と18μm厚のポリプロピレンフイルム123
枚とを重ね合わせ前記アルミ箔11を互いにずら
して巻回し、第1図に示す定格1800VDC 0.2μF
の箔はみ出し形フイルムコンデンサ素子13,1
4を構成する。この2個のコンデンサ素子13,
14の一端面に導出したアルミ箔11をまとめて
素子接続用リード線15で接続し、他端面に導出
したアルミ箔11は一対のリード線16,17に
それぞれ接続し、該リード線16,17はその中
間部を絶縁チユーブ、紙管、樹脂などにより絶縁
した状態で束ねた結束部23を設け、該リード線
16,17をそれぞれ上蓋18に取着した外部端
子19,20に接続する。この構成において外部
端子19,20に接続したアルミ箔11は上蓋1
8側に位置し、したがつて、2個のコンデンサ素
子13,14のアルミ箔11をまとめてリード線
15で接続した一端面側はケース21底面側に位
置することとなる。なお、22は絶縁油である。
この構成になるコンデンサではケース21底面側
からの長いリード線が不要となり、外部端子1
9,20へのリード線16,17が短くでき、か
つ両極のリード線16,17を束ねることによつ
て電流の向きが逆方向となるため相互磁界を相殺
できるので、インダクタンスを0.21μHに低減す
ることができた。なお同定格で第3図に示した構
成からなるコンデンサのインダクタンスは
0.415μHであつた。
なお、実施例ではコンデンサ素子が2個の場合
について述べたが、本考案は偶数個のコンデンサ
素子を用い、該コンデンサ素子の半数個ずつまと
めて一対のリード線に接続し、該リード線を絶縁
した状態で束ねた結束部を設け、上蓋に取着した
外部端子に接続したものでも同様の効果を得るこ
とができる。また実施例では誘電体としてポリプ
ロピレンを使用した場合について述べたが、ポリ
エステル、ポリ弗化ビニリデン、ポリカーボネー
トなどのプラスチツクフイルムやコンデンサ紙ま
たはプラスチツクフイルムとコンデンサ紙との組
合せでも同様の効果を奏する。
〔考案の効果〕
この考案によれば従来のコンデンサに比してイ
ンダクタンスを約1/2に低減することができ、よ
つて低インダクタンスを要求されるGTOのスナ
バー回路にも十分対応できるコンデンサを得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案になるコンデンサの構成を示す
断面図、第2図は本考案になるコンデンサ素子の
電極箔および誘電体の配置を示す構成図、第3図
は従来のコンデンサの構成を示す断面図である。 11……アルミ箔、12……ポリプロピレンフ
イルム、13,14……コンデンサ素子、15…
…素子接続用リード線、16,17……リード
線、18……上蓋、19,20……外部端子、2
1……ケース、22……絶縁油、23……結束
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電極箔を互いにずらして巻回した偶数個の箔は
    み出し形コンデンサ素子の一端面に導出した電極
    箔をまとめて接続し、他端面に導出した電極箔を
    上蓋側で前記コンデンサ素子の半数個ずつまとめ
    て一対のリード線それぞれに接続し、該一対のリ
    ード線の途中を該一対のリード線同志間を絶縁し
    た状態で束ねた結束部を設け、該リード線先端を
    前記上蓋に取着した外部端子にそれぞれ接続した
    ことを特徴とするコンデンサ。
JP14866285U 1985-09-27 1985-09-27 Expired JPH0351957Y2 (ja)

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JP14866285U JPH0351957Y2 (ja) 1985-09-27 1985-09-27

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JP14866285U JPH0351957Y2 (ja) 1985-09-27 1985-09-27

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Publication Number Publication Date
JPS6258029U JPS6258029U (ja) 1987-04-10
JPH0351957Y2 true JPH0351957Y2 (ja) 1991-11-08

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JPS6258029U (ja) 1987-04-10

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