JPH0419776Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0419776Y2
JPH0419776Y2 JP4695686U JP4695686U JPH0419776Y2 JP H0419776 Y2 JPH0419776 Y2 JP H0419776Y2 JP 4695686 U JP4695686 U JP 4695686U JP 4695686 U JP4695686 U JP 4695686U JP H0419776 Y2 JPH0419776 Y2 JP H0419776Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitor
elements
extraction electrode
magnetic metal
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP4695686U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62158819U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP4695686U priority Critical patent/JPH0419776Y2/ja
Publication of JPS62158819U publication Critical patent/JPS62158819U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0419776Y2 publication Critical patent/JPH0419776Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
[考案の技術分野] 本考案はパルス成形用のL.C.ハシゴ形回路に使
用される少容量・高圧のコンデンサに関する。 [考案の技術的背景とその問題点] パルス成形用のコンデンサはパルス幅がμsecオ
ーダーで少容量で高電圧の仕様であり、該コンデ
ンサの内部接続は各素子を全てシリーズ結線とし
各素子に電圧を分担させ所定の容量を得るように
している。しかしてこのようなコンデンサの一般
的構造としては第4図に示すように一対の誘電体
とアルミ箔電極を積層巻回し両端面からはみ出さ
せたアルミ箔電極を引出電極部21とし無誘導構
造とした複数個のコンデンサ素子22とリード線
23を介してシリーズ結線し、該複数個のコンデ
ンサ素子22を例えば亜鉛メツキ鉄板からなる締
付バンド24で締付一体化し、しかる後ブリキか
らなるケース胴体25に収納し、前記コンデンサ
素子22から導出した引出線26をケース上蓋2
7に固着した一対の外部端子28それぞれに接続
し、前記ケース胴体25開口部を前記ケース上蓋
27にて封口したものからなつている。上記構成
になるコンデンサは各コンデンサ素子22に流れ
る電流は矢印のように交互に逆向きとなつている
ものの、素子集合体としての流れは一方向であ
り、締付バンド24およびケース胴体25が磁性
体で構成されているため電磁作用が強くインダク
タンスが大なる構造であつた。また上記のような
シリーズ結線で素子集合体を構成するコンデンサ
素子が奇数の場合1素子の磁界は相殺されず、さ
らに強い電磁作用となりインダクタンスが大幅に
増大される結果となつていた。したがつてインダ
クタンス大により波形がシヤープにならず所定の
波形成形が不可能となるためこのようなコンデン
サを第3図に示すようにLとCを結線したパルス
成形用のL.C.ハシゴ形回路に用いた場合Lを調整
しなければならず互換性もなくユーザでの使用の
障害となつていた。 [考案の目的] 本考案は上記の点に鑑みてなされたもので残留
インダクタンスを大幅に低減し、パルス成形用の
L.C.ハシゴ形回路用として最適な小容量・高電圧
のコンデンサを提供することを目的とするもので
ある。 [考案の概要] 本考案のコンデンサは非磁性体金属からなるケ
ース胴体内に、一対の誘電体と電極箔を積層巻回
し両端面からはみ出した電極箔をまとめ引出電極
部とした無誘導構造のコンデンサ素子一対を単位
素子とし、該単位素子を複数体積み重ね、非磁性
体金属からなる締付バンドで一体化した素子集合
体を前記引出電極部を上下方向にして収納し、前
記単位素子の引出電極部をリード線を介して、前
記単位素子内それぞれのコンデンサ素子一対間に
流れる電流向きが逆向きで各単位素子間で隣接す
るコンデンサ素子の電位が異電位になるよう結線
し、前記引出電極部面で並行し相互に電流向きが
逆向きとなる単位素子間を結線したリード線同志
間を絶縁して結束部とし、前記素子集合体の上部
に位置する引出電極部に接続した引出線を非磁性
体金属からなるケース上蓋に固着した一対の外部
端子に接続したことを特徴とするものである。 [考案の実施例] 以下、本考案の一実施例につき図面を参照して
説明する。すなわち第1図に示すように黄銅、ス
テンレス、銅などの非磁性体金属からなるケース
胴体1内に、一対のプラスチツクフイルムおよ
び/またはコンデンサ紙とアルミニウム電極箔を
積層巻回し両端面それぞれからはみ出した電極箔
をまとめ引出電極部2,3とした無誘導構造のコ
ンデンサ素子4一対を単位素子5とし、該単位素
子5を複数体積み重ね非磁性体金属からなる締付
バンド6で一体化した素子集合体7を前記引出電
極部2が上部に引出電極部3が下部に位置する状
態にして収納する。前記素子集合体7は前記引出
電極部2,3をリード線8,9,10,11,1
2を介して前記単位素子5内それぞれのコンデン
サ素子4一対間に流れる電流向きが逆向きで各単
位素子5間でそれぞれ隣接するコンデンサ素子4
の電位が異電位になるよう結線し、前記引出電極
部2,3それぞれ面で並行し相互に電流向きが逆
向きとなる単位素子5間を結線した前記リード線
8,9、リード線9,10、リード線11,12
同志を絶縁チユーブ、紙管、樹脂などで絶縁して
結束部13としている。しかして、前記素子集合
体7からの引出線14,15を上部に位置する引
出電極部2から引出し、前記引出線14,15を
黄銅、ステンレス、銅などの非磁性体金属からな
るケース上蓋16と固着した一対の外部端子1
7,18に接続し、前記ケース胴体1開口部を前
記ケース上蓋16にて密閉してなるものである。
第1図中の矢印は電流向きを示す。 以上のように構成してなるコンデンサによれば
単位素子5内それぞれのコンデンサ素子4一対間
に流れる電流向きが逆向きで各単位素子5間でそ
れぞれ隣接するコンデンサ素子4の電位が異電位
となるシリーズ結線であり、しかも引出電極部
2,3それぞれ面で並行し相互に電流向きが逆向
きとなる単位素子5を結線したリード線8,9と
リード線9,10とリード線11,12それぞれ
同志間の途中を結束部13としているため磁界は
相殺され、またその磁界と交叉する締付バンド6
が非磁性体であるため自己誘導作用が低減し、さ
らにケース胴体1およびケース上蓋16も非磁性
体からなつているなどの理由により大幅に残留イ
ンダクタンスを低減できる。 つぎに第1図に示す本考案Aと第4図に示す従
来例Bとの残留インダクタンス特性を調べた結
果、表に示すようになつた。なおA,Bともコン
デンサ素子は43mm幅×14μm厚さのコンデンサ紙
2枚と、43mm幅×30μm厚さのポリプロピレンフ
イルムの複合誘電体と60mm幅×12μm厚のアルミ
ニウム箔を用い、電極有効幅23mmに設定しアルミ
ニウム箔を両端にはみ出させ36回巻回したものか
らなり、6個集合しコンデンサとしての定格
0.0083μF−15KVDCとしたもので、ケース胴体、
ケース上蓋および締付バンド材質はAが黄銅、B
はブリキで、リード線および引出線はA,Bとも
0.18φ×70本撚線にスリーブを被覆して絶縁した
ものを用いた。試料はA,Bとも10個である。
【表】 上表から明らかなように本考案Aのものは従来
例Bのものと比較し残留インダクタンスを約60%
以下に低減できることがわかる。 なお、上記実施例では単位素子5を構成する一
対のコンデンサ素子4として単数からなるものを
例示して説明したが、必要に応じ容量と電流強度
を増す場合には第2図に示すように複数のコンデ
ンサ素子4を並列接続したもので構成すれば効果
的である。また上記実施例では単位素子5を三複
数体としコンデンサ素子4として6個用いたもの
を例示して説明したが、本願の要旨を逸脱しない
範囲で複数体の数を増したものに適用できること
は言うまでもない。 [考案の効果] 本考案によれば残留インダクタンスを大幅に低
減できパルス成形用のL.C.ハシゴ形回路に適した
実用的価値の高い少容量・高電圧のコンデンサを
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るコンデンサを
示す断面図、第2図は本考案のコンデンサを構成
する他の実施例に係る単位素子を示す正面図、第
3図はハシゴ形回路の一例を示す回路図、第4図
は従来例に係るコンデンサを示す断面図である。 1……ケース胴体、2,3……引出電極部、4
……コンデンサ素子、5……単位素子、6……締
付バンド、7……素子集合体、8,9,10,1
1,12……リード線、13……結束部、14,
15……引出線、16……ケース上蓋、17,1
8……外部端子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両端面からはみ出した電極箔をまとめ引出電極
    部とした無誘導構造のコンデンサ素子一対を単位
    素子とし、該単位素子を複数体積み重ね非磁性体
    金属からなる締付バンドで一体化した素子集合体
    と、該素子集合体を前記引出電極部が上下に位置
    する状態で収納した非磁性体金属からなるケース
    胴体と、前記単位素子内それぞれのコンデンサ素
    子一対間の電流向きが逆向きでしかも前記各単位
    素子間で隣接するコンデンサ素子の電位が異電位
    になるよう前記引出電極部を結線したリード線
    と、前記引出電極部それぞれ同一面で並行し相互
    に電流向きが逆向きとなる前記単位素子間を結線
    したリード線同志間を絶縁して結束した結束部
    と、前記素子集合体の上部に位置した引出電極部
    に接続した引出線と、前記ケース胴体開口部を密
    封した一対の外部端子を固着した非磁性体金属か
    らなるケース上蓋とを具備し、前記引出線を前記
    外部端子に接続したことを特徴とするコンデン
    サ。
JP4695686U 1986-03-28 1986-03-28 Expired JPH0419776Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4695686U JPH0419776Y2 (ja) 1986-03-28 1986-03-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4695686U JPH0419776Y2 (ja) 1986-03-28 1986-03-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62158819U JPS62158819U (ja) 1987-10-08
JPH0419776Y2 true JPH0419776Y2 (ja) 1992-05-06

Family

ID=30867103

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4695686U Expired JPH0419776Y2 (ja) 1986-03-28 1986-03-28

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0419776Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62158819U (ja) 1987-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3476229B2 (ja) 大電流用箱形ノイズフィルタ
JPH0419776Y2 (ja)
US3231798A (en) Low inductance capacitor
JPH0351958Y2 (ja)
JPS60262414A (ja) フイルムコンデンサ
EP0126446B1 (en) Noise filter and production method
JPH0757971A (ja) 複合セラミックコンデンサ
US4141070A (en) Electrolytic capacitors
JP3357314B2 (ja) 低インダクタンスコンデンサ
JPH0445230Y2 (ja)
JPH0445228Y2 (ja)
JPH0546263Y2 (ja)
JPH0351957Y2 (ja)
JPS605624Y2 (ja) ノイズフイルタ−
JPH0342667Y2 (ja)
JPS6038282Y2 (ja) 電解コンデンサ
JP3037546B2 (ja) パルス成形用高圧コンデンサ
JPS6028124Y2 (ja) 低インピ−ダンス並列電解コンデンサ組立体
JPS6050047B2 (ja) フイルタ
JPH0222965Y2 (ja)
JPS6214663Y2 (ja)
JPS5837903A (ja) テレビジヨン受像機用の水平出力変圧器
JPS61251017A (ja) 複合部品
JPS6015331Y2 (ja) 電解コンデンサ
JPS5938045Y2 (ja) 電解コンデンサ