JPH0351470A - 床材の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野１ 本発明は、主として木質系の床材の製造方法に関し、詳
しくは木質合板層に切溝状の隙間を形戊するのに、鋸歯
等による切溝加工を行わうのを回避しようとする技術に
係るものである。

【従来の技術］ 近年、マンション等のコンクリート系の集合住宅等では
床仕上げ材としてカーペットがら木質系の床材へと移行
しつつある。これは、カーペットではダニが発生する等
して衛生及び健康上問題があり、又、掃除などのメンテ
ナンスも面倒であり、加えて木質に対する憧れ等の埋由
によるものと思われ、木質系の床材の需要が増している
。そして木質系の床材においては反りが生じゃすく、又
、高い剛性にて音が伝導しやすい等の問題があった。

このような問題を解消するのに、特願平１−１３１９６
７号のように、木質合板の底部側に切溝を多数本形成し
、このような切溝にて反りを抑制し、剛性を大巾に軽減
し、撓み性を付与するようにしたものを提案した。

［発明が解決しようとする課題］ ところで、このような構或のものにおいては、木質合板
に切溝を鋸歯等にて形成するのであり、かかる鋸歯等に
よる切削加工を要し、１枚物の本質合板を要するととも
に切削加工に伴う塵あい対策や切溝の巾を変更するのに
切削工兵の交換が必要になる等の問題があった。

本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、
その目的とするところは、木質系のような硬質でありな
がらその反りを抑制し、剛性を大巾に軽減し、撓み性も
付与することができる床材の製造に際して、鋸歯のよう
な切削工兵を用いる切削加工を要することなく、その切
溝状の隙間の巾も容易に変更でき、生産性及びコスト面
で有利な床材の製造方法を提供することにある。

［課題を解決するための手段１ 本発明の床材の製造方法は、木質合板１の表部に木質化
粧板２が積層され、木質合板１の底部に軟質シ一ト４が
積層され、木質合板１にはその底部から表部に向けて切
溝状の隙間３が形成された床材の製造方法であって、木
質合板１を表部側部分１ａと底部側部分１ｂとに分割し
、表部側部分１ａを板状体になし、この表部側部分１ａ
の表面に木質化粧板２を積層し、底部側部分１ｂは細片
ＩＣを隙開３を隔てて表部側部分１ａの下面に取着して
構成され、この底部側部分１ｂの下面に軟質シ一ト４を
積層することを特徴とするものである。

Ｆ作用１ このように、木質合板１を表部側部分１ａと底部側部分
１ｂとに分割し、表部側部分１ａを板状体になし、この
表部側部分１ａの表面に木質化粧板２を積層し、底部側
部分１ｂは細片ＩＣを隙間３を隔てて表部側部分１ａの
下面に取着して構成されることによって、つまり、木質
合板１における切溝状の隙間３は細片１ｃを隙間３を隔
てて配設することで形成でき、切溝状の隙開３の形或に
際して従米のような鋸歯のような切削工兵を要すること
がなく、切削に伴う塵あい対策や１枚物の木質合板１を
要することもなく、生産性を高めコスト面においても有
利になし、しかも細片１ｃの配設で隙間３の中の変更も
できるようにしたものである。

［実施例］ 以下本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。

一３一 床材Ａの芯材となる木質合板１は、表部側部分１ａと底
部側部分１ｂとに分割してある。表部側部分１ａは例え
ば２プライの合板であり、１．５〜２ＩＩｌｍ厚程度の
ものである。そして底部側部分１１〕は合板もしくはむ
く材の細片ＩＣ・・・を適宜の隙間３を形成して構成さ
れる。細片ＩＣの厚さは５〜１０１程度で、巾は１０〜
３０ｌｏＩＩ１程度のものである。

しかして、表部側部分１ａの表面に木質化粧板２を接着
剤にて積層接着し、そして細片ＩＣ・・・を適宜の隙間
３を隔てて表部側部分１ａの下面に接着剤にて積層接着
し、この底部側部分１ｂの下面に軟質シ一ト４を接着剤
にて積層接着するのである。

このように、木質合板１における切溝状の隙間３は細片
１ｃを隙間３を隔てて配設することで形或できるのであ
り、切溝状の隙開３の形或に際して従米のような鋸歯の
ような切削工兵を要することがないのである。そして切
削に伴う塵あい対策も不要になり、１枚物の木質合板１
を要することもない。しかも細片１ｃの配設で隙間３の
巾の変更ができるのである。

−４ 切溝状の隙間３は１．６１〜３　．２　＋＋ｕｎ中程度
のもので、隙間３間の間隔は５．０ＩＩＩＩＩ１〜３０
ｎ＋ｍ程度になされている。そして１．６１〜２　，　
Ｏ　ａｕａ程度が最も好ましい。

軟質シ一ト４は遮音機能が高くて、ゴム硬度で１０゛〜
９０゜程度のもののむくシート及び低発泡シートが良い
。そして２０゜〜９５゜程度のゴム硬度のものが好まし
く、又、軟質シ一ト４はできる限り軟質であり、引張り
に対して伸びの少ないものがよく、軟質シ一ト４にて細
片ＩＣ間の隙間３が広がるのを抑制するものである。

しかして、このようにｖｔ威された床材Ａの反りを多数
本の切溝状の隙間３によって阻止するのであり、木質合
板１の剛性をなくし、床材Ａの腰をなくし、むしろ木質
合板１に撓み性を付与するのであり、そして振動の伝播
を大巾に抑制するのである。このように木質系でありな
がら使用感を高め、しかも木質合板１の底面に遮音機能
の高い軟質シ一ト４を積層することで、木質合板１に充
分な撓み性を付与しながら遮音性を高め、切溝状の隙間
３を多数本並設することによる床材Ａの変形を抑制する
のである。

ところで、軟質シー｝４は高比重物質、例えば硫酸バリ
ューム、重炭酸力ルシュウム、鉛粉末、銅粉末等が、例
えばポリエチレン、ＥＶＡ、ウレタン、天然ゴム等の母
材に混入された混入シートであり、比重が１．０以上の
ものが望ましく、つまり、１．５〜３．０程度の比重の
ものが使用される。そしてシート厚は１ｍｍ〜５ｌＩＩ
ＩＩ１程度であるが、通常は２〜３１ＩＩＩＩ１程度の
ものを使用する。しかしてこのような軟質シ一ト４を使
用することで、コンクリートスラブやコンパネの上うな
床下地に上り馴染んで敷設される。

そして、床材Ａは釘打ちや接着剤によることなくコンク
リートスラブやコンパネ等に直敷されるものである。

又、床材基板１の一側端に嵌合突部を形成し、他側端に
嵌合凹部を形成して、凹凸嵌合にて床材Ａ同士を結合す
るようにして、直敷施工される床材Ａ同士の結合強度を
高めて、施工後の一体化を一７ー 高めるようにするとよく、そしてその結合形態は種々設
計変更可能である。

［発明の効果１ 以上要するに本発明は、木質合板を表部側部分と底部側
部分とに分割し、表部側部分を板状体になし、この表部
側部分の表面に木質化粧板を積層し、底部側部分は細片
を隙間を隔てて表部側部分の下面に取着して構成される
から、木質合板における切溝状の隙間は細片を隙間を隔
てて配設することで形或でき、切溝状の隙間の形或に際
して従来のような鋸歯のような切削工兵を要することが
なく、切削に伴う塵あい対策や１枚物の木質合板を要す
ることもなく、生産性を高めコスト面においても有利に
なし、しかも細片の配設で隙間の巾の変更も容易にでき
るという利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一犬施例の分解斜視図、第２図は同上
の床材の断面図であり、１は木質合板、１ａは表部側部
分、１ｂは底部側部分、１ｃは細片、２は木質化粧板、
３は隙間、４は軟質シートである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）木質合板の表部に木質化粧板が積層され、木質合
   板の底部に軟質シートが積層され、木質合板にはその底
   部から表部に向けて切溝状の隙間が形成された床材の製
   造方法であって、木質合板を表部側部分と底部側部分と
   に分割し、表部側部分を板状体になし、この表部側部分
   の表面に木質化粧板を積層し、底部側部分は細片を隙間
   を隔てて表部側部分の下面に取着して構成され、この底
   部側部分の下面に軟質シートを積層することを特徴とす
   る床材の製造方法。